JP4289497B2 - 引き上げ管端部処理用品及びケーブルの布設方法 - Google Patents

引き上げ管端部処理用品及びケーブルの布設方法 Download PDF

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Description

本発明は、ケーブルを挿通するための引き上げ管の端部に装着される引き上げ管端部処理用品及び、地下から地上へケーブルを布設するための方法に関する。
図10に示すように、地下管路51に布設された光ファイバケーブル等の通信用ケーブル50は、地下から地上に引き出されて、建物52内や電柱53等に布設されることがある。その際、地下管路51から地上に引き出された通信用のケーブル50は、その地上への立ち上がり部分が、引き上げ管と呼ばれる管54内に挿通されて保護される。引き上げ管54は、通常、ケーブル50を地上へ引き出す布設作業に先立って施工され、建物52や電柱53の外周面に近接して立設される。
また、引き上げ管54の上端部には、ケーブル50を引き出した状態で引き上げ管54の端部を密閉する引き上げ管端部処理用品55が装着される。引き上げ管端部処理用品55は、1本のケーブルを引き出すためのものや複数のケーブルを引き出すための多条用のものなど、既に様々な形態のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特に、電線ケーブル等の地中化整備に伴い、引き上げ管54内には複数条のケーブルが導入される機会が増えている。従来の多条用の引き上げ管端部処理用品の一例を図11に示す。
図11に示す引き上げ管端部処理用品は、ケーブル保護管挿通用円筒部64と光ファイバケーブル引出用円錐筒部65を備えて引上管端部Aに嵌着される引上管端用キャップ61と、前記円筒部64に挿通したケーブル保護管67の管上端に嵌着するケーブル保護管端用光ファイバケーブル引出円錐筒形キャップ66と、電柱側面固定具68とにより構成され、この引上管端用キャップ61を、通信用ケーブル設備の多条布設における地下に布設された光ファイバケーブル管が電柱に沿って地上に引き出される地下ケーブル引上管の管端部Aの開口に嵌着して、電柱側面固定具68によりケーブル保護管67を電柱Bの側面に固定し、地下ケーブル引上管内の光ファイバケーブルC1を前記円錐筒部65の上端開口から引出し、地下ケーブル引上管内及びケーブル保護管67内に挿通されている光ファイバケーブルC2を前記円錐筒形キャップ66の上端開口から引き出すように構成したものである。
上記の引上管端用キャップ61は、ケーブル保護管挿通用円筒部64と光ファイバケーブル引出用円錐筒部65が一体構造であり、円錐筒部65の頂部が開口している。また、円錐筒形キャップ66は、ケーブル保護管67とは別体構造であって、頂部が閉塞されている。このような構成により、図11に示した引き上げ管端部処理用品は、ケーブルを引き通す順序が一意に決まっている。すなわち、1本目のケーブルは、始めから開口している円錐筒部65から引き出し、さらに2本目のケーブルを引き出す際には円錐筒形キャップ66の頂部付近を切除することで開口させて、そこからケーブルを引き出す。
特許第2990116号公報
通常、引き上げ管はケーブルを地上へ引き出す布設作業に先立って施工される。しかしながら、図11に示した引き上げ管端部処理用品は、最初に通線する円錐筒部65が始めから開口しているため、この引き上げ管端部処理用品のみを予め引き上げ管に設置しておくことができず、1本目のケーブルの布設作業の際に引き上げ管に装着しなければならない。
また、上記の引上管端用キャップ61は、引き上げ管内部への嵌合構造であるため、引き上げ管端部での管内スペースが小さくなりやすく、複数本のケーブルを通線する作業を阻害してしまう状況にあった。
本発明の目的は、引き上げ管に予め単体で装着可能であり、ケーブルの通線作業性の良好な引き上げ管端部処理用品及びケーブルの布設方法を提供することにある。
上記目的を達成することのできる本発明に係る引き上げ管端部処理用品は、ケーブルを挿通するための引き上げ管の端部に装着される引き上げ管端部処理用品であって、前記引き上げ管の端部が導入されることで前記引き上げ管に装着される導入部と、前記引き上げ管の内側から外側にケーブルを挿通させるための複数の筒部及び当該筒部の内孔を塞いだ閉塞部が形成された案内部とを有するとともに、前記引き上げ管に装着時、前記案内部は外径中心が、前記導入部の内径中心に対して偏心して、該引き上げ管の外周面に対して径方向に突出する長さの短い箇所を設けていることを特徴としている。
また、本発明に係る引き上げ管端部処理用品において、前記導入部は、異なる径の引き上げ管に装着可能な、内径の異なる複数段構造をなしていることが好ましい。
また、本発明に係る引き上げ管端部処理用品において、前記導入部と前記案内部とは、別体として構成されていることが好ましい。
また、上記目的を達成することのできる本発明に係るケーブルの布設方法は、上記の本発明に係る引き上げ管端部処理用品を引き上げ管の端部に装着した後、前記閉塞部を除去して前記筒部を開口させ、ケーブルを前記引き上げ管内から引き上げて前記筒部を通して外側へ導出し、前記筒部と前記ケーブルとの間隙を塞ぐシール部材内に前記ケーブルを挿通させ、前記シール部材を前記筒部に装着することを特徴としている。
本発明の引き上げ管端部処理用品によれば、引き上げ管の端部が導入されることで引き上げ管に装着されるため、引き上げ管内の空間を当該引き上げ管端部処理用品で埋めてしまわずに有効に活用でき、通線作業を円滑に行うことができる。また、ケーブルを挿通させるための複数の筒部は、その内孔が閉塞部により閉塞されているため、ケーブルの布設前に当該引き上げ管端部処理用品を単体で引き上げ管に装着しておくことができる。
また、本発明のケーブルの布設方法によれば、引き上げ管端部処理用品を引き上げ管の端部に装着した後、ケーブルの布設要求が発生した際に閉塞部を除去して筒部を開口させることでケーブルの通線を可能とし、適時布設作業を行うことができる。
以下、本発明に係る引き上げ管端部処理用品及びケーブルの布設方法の実施の形態の例を、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態の引き上げ管端部処理用品(以下、端部処理用品と呼ぶ)10の断面図を示す。また、図2は端部処理用品10の上面図であり、図3は端部処理用品10の側面図である。
図1から図3に示すように、端部処理用品10は、ケーブルを地下から地上へ布設するために予め地下管路から地上に立設された引き上げ管D1もしくはD2の上端部に装着されて用いられる。ここで、例えば引き上げ管D1は鋼管の周囲にプラスチックの外被が設けられた外径94.3±0.8mmの鋼管であり、引き上げ管D2は外径96.0±0.5mmのビニル管である。
端部処理用品10は、スペーサ11とケーブルガイド12の2つの部材から構成されている。スペーサ11とケーブルガイド12の材質は、共に弾性体のゴムや樹脂であることが好ましく、例えばエチレンプロピレンゴム(EPDM)である。エチレンプロピレンゴムは、耐候性、耐オゾン性、耐熱性、耐寒性がそれぞれ良好であるため、屋外での使用に適している。
スペーサ11は、2つの引き上げ管D1もしくはD2に装着するための部材である。このスペーサ11は、上下が開口した略円筒形状をなしており、引き上げ管D1もしくはD2の端部を下方から導入可能となっている。また、スペーサ11の内側には、径の異なる引き上げ管D1,D2のどちらに対しても、導入した際に引き上げ管D1,D2に対してスペーサ11が相互の摩擦により嵌合して、その径方向に不必要に移動しないよう、それぞれ引き上げ管D1,D2の外径より僅かに大きく形成された内径を有する2つの導入部13,14が段状に設けられている。例えば、導入部13の直径は95.1mmであり、導入部14の直径は96.5mmである。また、導入部13の上端箇所には、導入部13に導入された引き上げ管D1の上端面に係止して、スペーサ11を引き上げ管D1に対して位置決めする環状の第1係止部15が形成されている。また同様に、導入部14の上端箇所には、導入部14に導入された引き上げ管D2の上端面に係止されて、スペーサ11を引き上げ管D2に対して位置決めする環状の第2係止部16が形成されている。
このように、スペーサ11は引き上げ管D1もしくはD2の端部が導入されることで引き上げ管D1もしくはD2に装着されるため、引き上げ管D1もしくはD2内の空間を端部処理用品10で埋めることがない。そのため、引き上げ管D1,D2内の空間をケーブル布設のために有効に活用でき、通線作業を円滑に行うことができる。
また、スペーサ11は、導入部13,14の上方に、導入部13,14と連通した空間をなす開口部17が設けられている。この開口部17によりスペーサ11の上端が開口されており、地下管路から引き上げ管D1もしくはD2に導入されたケーブルは、導入部13,14及び開口部17を通って上方へ引き出される。開口部17は、上方へ向かってその内径が拡大するように内周面が傾斜しており、これにより上方への開口面積を広くするように図られている。さらに、その傾斜角度は周方向に一様ではなく、開口した上端部分の円の中心線Y1が、導入部13,14の中心線X1に対して偏心している。また、開口部17を形成している部分の外周部18は、端部処理用品10のもう一方の部材をなすケーブルガイド12の内周面と摩擦により嵌合するように、円周面形状をなしている。
ケーブルを外側へ案内する案内部であるケーブルガイド12は、そのほぼ下半分が、薄肉の円筒状に形成されておりスペーサ11の外周部18の外側に摩擦により嵌合する嵌合部19となっている。また、ケーブルガイド12の上半分には、ケーブルを挿通させるための内孔を有する複数の筒部20,21が設けられている。本実施形態のケーブルガイド12には、1つの筒部20と、筒部20より細径の3つの筒部21が設けられている。これらの筒部20,21の上端部には、何れもその内孔に蓋をするように形成された薄肉状の閉塞部22,23が設けられている。筒部20,21の内孔は、スペーサ11の導入部13,14及び開口部17、さらには引き上げ管D1,D2と連続した空間を形成するものであるが、閉塞部22,23が設けられていることにより、引き上げ管D1,D2の内側の空間と屋外の空間とが遮断されている。
このように、ケーブルガイド12の筒部20,21は、その内孔が閉塞部22,23により閉塞されているため、ケーブルの布設前に端部処理用品10を単体で引き上げ管D1,D2に装着しておくことができる。ケーブルを布設する際には、複数の閉塞部22,23のうち何れかを除去して、筒部20,21の何れかを開口させ、そこからケーブルを引き出せば良い。なお、閉塞部22,23の除去は、閉塞部22,23の端部をペンチ等でつまみ、捲り取ることで容易に行うことができる。また、筒部20,21を開口させる順序は問わないため、複数のケーブルをどの筒部20,21からどのような順序で引き通すかを自在に選択することができる。なお、筒部20,21から除去した閉塞部22,23は、ケーブル所有者等を記入するタグとして利用することができる。
また、開口部17の上端円は導入部13,14の内径円に対して偏心しているため、開口部17の上端円にほぼ沿って形成された外周部18に嵌合するケーブルガイド12も、その外径円が開口部17と同様に導入部13,14に対して偏心した位置に取り付けられる。そのため、ケーブルガイド12を引き上げ管D1,D2の断面より大きくしても、引き上げ管D1,D2の外周面に対して径方向に突出する長さの短い箇所(図1中右側)を設けることができ、引き上げ管D1,D2を建物や電柱の外周面に対して近接した位置に立設することができる。
筒部20,21は、それぞれの軸方向の長さ(高さ)は均一であるが、筒部20と筒部21とでは径が異なっている。例えば、筒部20の内径は53.5mmであり、筒部21の内径は28.5mmである。そのため、布設するケーブルの太さや種類によって、用いる筒部20,21を選択することができる。
また、筒部20,21には、ケーブルを引き通した後にケーブルと内孔との隙間を塞ぐシール部材を取り付けることができる。本実施形態では、筒部20に取り付けるシール部材として図4に示すケーブルキャップ30を用いる。筒部21に取り付けるシール部材はケーブルキャップ30より小さいケーブルキャップ31(図1及び図3参照)を用いる。なお、これらのケーブルキャップ30,31は、引き上げ管用のキャップとして既に知られているものを用いることができ、例えば、特開2002−118920号公報に開示されたキャップを使用することができる。
図4に示すように、ケーブルキャップ30は、全体が中空形状であり、その上部が円錐状部32として形成され、円錐状部32の下端にはケーブルガイド12の筒部20の上端に当接可能な鍔部33が形成されている。また、鍔部33の下方には、筒部20の内側に嵌入する胴部34及び傾斜胴部35が形成されている。胴部34は、外径が軸方向(図中縦方向)に一定であるが、傾斜胴部35は、外径が下方に向かって次第に縮径しており、これにより筒部20への嵌入作業を容易にしている。なお、このケーブルキャップ30も、上記端部処理用品10と同様のエチレンプロピレンゴムにより形成されている。また、円錐状部32は、使用前はその頂部が閉塞されているが、ケーブル布設時には引き通すケーブルの太さに合わせてその頂部近傍をカッタ等で切断して取り除き、ケーブルを挿通させるための孔を開口させる。
また、上記の端部処理用品10は、スペーサ11とケーブルガイド12の2つの部材から構成されているが、これらが一体構成となっていても構わない。但し、スペーサ11とケーブルガイド12とが別体であると、上記の引き上げ管D1,D2と径の異なる引き上げ管に端部処理用品を装着しようとする場合、スペーサ11のみを別のものに変更すればよい。
例えば、図5に示す端部処理用品10aは、上記の引き上げ管D1,D2より細径の引き上げ管D3もしくはD4に装着を可能とするものである。例えば引き上げ管D3は鋼管の周囲にプラスチックの外被が設けられた外径65.7±0.5mmの鋼管であり、引き上げ管D4は外径60.0±0.4mmのビニル管である。この端部処理用品10aでは、端部処理用品10におけるスペーサ11の代わりに、細径の2つの導入部13a,14aが段状に形成されたスペーサ11aが用いられている。例えば、導入部13aの直径は60.4mmであり、導入部14aの直径は66.2mmである。
また、導入部13aの上方に形成された開口部17aは、スペーサ11の開口部17より大きな傾斜角度で上方に向かって拡がっており、その上端部はスペーサ11と同じ開口面積となっている。そのため、外周部18aをスペーサ11の外周部18と同じ大きさとなり、ここに嵌合されるケーブルガイド12は、端部処理用品10におけるケーブルガイド12と同じものとすることができる。
また、ケーブルガイド12の外径は導入部13a,14aの内径に比べて格段に大きいが、開口部17aの上端部分の円の中心線Y2が、導入部13a,14aの中心線X2に対して大きく偏心しており、引き上げ管D3,D4に対するケーブルガイド12の径方向への突出長さが短い箇所(図5中右側)が設けられている。
次に、地下管路からの複数本のケーブルを、上述した端部処理用品10を用いて布設する方法について説明する。
まず、図6に示すように、引き上げ管D1の上端部に端部処理用品10を装着する。もしくは、端部処理用品10を引き上げ管D2に装着しても良い。そして、ケーブルを布設しようとする際に、引き上げたケーブルを挿通させる筒部20,21の閉塞部22,23を除去し、筒部20,21を開口させる。図6では、まず筒部20のみを開口させている。なお、閉塞部22,23を除去した後に筒部22,23の内周側にバリが残ったとしても、ケーブルガイド12は弾性体で構成されているため、挿通するケーブルに接触してもケーブルを損傷させることはない。
そして、ケーブルを引き上げるための長尺状の通線体40を、開口させた筒部20を通して上方から引き上げ管D1内に挿入する。なお、この通線体40の先端には孔が形成されている。
通線体40が地下管路まで届いたら、ケーブルに繋がれた紐等を通線体40の孔に通し、ケーブルと通線体40とを繋ぐ。その後、図7に示すように、通線体40を上方に引っ張ってケーブルC1を筒部20から引き出す。その際、ケーブルC1の端部には、ケーブルC1を保護して把持し、通線体40の孔に通す紐を備えた保護部材41が装着される。
ケーブルC1を引き上げて筒部20から外へ導出したら、ケーブルC1の端部から通線体40及び保護部材41を外す。そして、図4に示したケーブルキャップ30の頂部をケーブルC1の外径に合わせて切断して除去する。次に、図8に示すようにケーブルキャップ30の内側にケーブルC1を導入し、さらに頂部の孔に挿通させる。その後、ケーブルキャップ30の鍔部33が筒部20の上端に当接するように、胴部34及び傾斜胴部35を筒部20内に嵌入させる。これにより、ケーブルC1を通したケーブルキャップ30がケーブルガイド12に装着され、筒部20とケーブルC1との間隙が塞がれる。
また、図9に示すように、他のケーブル布設の要求に応じて筒部21も同じように開口させて、ケーブルC2を引き通し、ケーブルキャップ31を装着すれば良い。また、ケーブルC1,C2を挿通させたケーブルキャップ30,31の上部には、シールテープ42を巻いてケーブルC1,C2とケーブルキャップ30,31との間で確実に防水性を確保すると良い。
なお、上記の方法では筒部20に1本目のケーブルC1を通線させたが、他の筒部21を最初に開口させてそこに1本目のケーブルC1を通線させても良い。また、1つの筒部及び1つのケーブルキャップに対して、複数のケーブルを通して布設することもできる。
また、筒部20,21から除去した閉塞部22,23を、ケーブルキャップ30,31の上方へ引き出したケーブルC1,C2に紐等を用いて取り付けて、ケーブル所有者等を記入するタグとして利用すると良い。これにより、端部処理用品10から廃棄物を発生させることなく、資材の有効活用を図ることができる。
このように、本実施形態のケーブルの布設方法によれば、端部処理用品10を引き上げ管D1の端部に装着した後、ケーブルC1,C2の布設要求が発生した際に閉塞部22,23の何れかを除去して筒部20,21の何れかを開口させ、それによりケーブルC1,C2の通線を可能とし、適時布設作業を行うことができる。また、スペーサ11は引き上げ管D1の外側に装着されるため、引き上げ管D1内の空間をケーブル布設のために有効に活用でき、通線作業を円滑に行うことができる。
本発明に係る引き上げ管端部処理用品の一実施形態を示す断面図である。 図1に示した端部処理用品の上面図である。 図1に示した端部処理用品の側面図である。 図1に示したケーブルキャップの部分断面図である。 本発明に係る引き上げ管端部処理用品の他の実施形態を示す断面図である。 図1に示した端部処理用品を引き上げ管に装着して筒部を開口させた状態の断面図である。 図6に示した端部処理用品からケーブルを引き上げる際の断面図である。 図7に示した端部処理用品にケーブルキャップを装着する際の断面図である。 複数のケーブルを布設した状態を示す断面図である。 引き上げ管及びケーブルの布設状態を示す模式図である。 従来の引き上げ管端部処理用品の一例を示す側面図である。
符号の説明
10 端部処理用品(引き上げ管端部処理用品)
11 スペーサ
12 ケーブルガイド(案内部)
13,14 導入部
17 開口部
18 外周部
19 嵌合部
20,21 筒部
22,23 閉塞部
30,31 ケーブルキャップ(シール部材)
C1,C2 ケーブル

Claims (4)

  1. ケーブルを挿通するための引き上げ管の端部に装着される引き上げ管端部処理用品であって、
    前記引き上げ管の端部が導入されることで前記引き上げ管に装着される導入部と、前記引き上げ管の内側から外側にケーブルを挿通させるための複数の筒部及び当該筒部の内孔を塞いだ閉塞部が形成された案内部とを有するとともに、前記引き上げ管に装着時、前記案内部は外径中心が、前記導入部の内径中心に対して偏心して、該引き上げ管の外周面に対して径方向に突出する長さの短い箇所を設けていることを特徴とする引き上げ管端部処理用品。
  2. 請求項1に記載の引き上げ管端部処理用品であって、
    前記導入部は、異なる径の引き上げ管に装着可能な、内径の異なる複数段構造をなしていることを特徴とする引き上げ管端部処理用品。
  3. 請求項1または2に記載の引き上げ管端部処理用品であって、
    前記導入部と前記案内部とは、別体として構成されていることを特徴とする引き上げ管端部処理用品。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の引き上げ管端部処理用品を引き上げ管の端部に装着した後、
    前記閉塞部を除去して前記筒部を開口させ、
    ケーブルを前記引き上げ管内から引き上げて前記筒部を通して外側へ導出し、
    前記筒部と前記ケーブルとの間隙を塞ぐシール部材内に前記ケーブルを挿通させ、
    前記シール部材を前記筒部に装着することを特徴とするケーブルの布設方法。
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