JP3136396U - 配管用キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルを挿通する配管の端部を簡便に閉塞すると共に、簡便にケーブルを引き出すことができる配管用キャップを提供する。
【解決手段】配管用キャップ1は、1又は2以上のケーブル6を挿通する配管2の端部開口を閉塞すると共に、前記ケーブル6を前記配管2の外へ引き出すキャップ本体3を備える。前記キャップ本体3は、前記ケーブル6が外部へ挿通する1又は2以上の挿通穴4と、前記挿通穴4を閉塞する閉塞部を有する小キャップ5とを備え、前記小キャップ5は、着脱自在に設けられており、前記閉塞部に前記ケーブル6の太さに合わせた第2挿通穴25を形成し得る第2挿通穴形成手段を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、配管用キャップに関し、特に、電力線や通信線などのケーブルを挿通する配管に用いられる配管用キャップに関する。
地下に埋設される電力線や通信線などのケーブルは、塩化ビニルなどの配管内に挿通され、公道下を通って隣接する宅地へと電力等を供給する。この配管内を挿通して地下に埋設されたケーブルは、土地の所有区分に応じて資産区分が分かれている。すなわち、公道下においては、電力などの供給会社であり、宅地側では宅地の所有者個人の資産となる。従って、公道下から宅地側へケーブルを供給する場合、資産区分の違いから工事を請け負う業者や、工事時期が異なるので、公道と宅地との境界においてケーブルを一旦区切って、新たに下流側となる宅地側へケーブルを接続する工法が採用されている。
例えば、図18に示すように、配管100内に挿通した電力線や通信線などのケーブル101の下流側に新たなケーブルを接続する場合に、公道と宅地との境界付近にケーブル接続用枡103を設置し、公道側から該ケーブル接続用枡103内に配管を引き込む。下流側となる宅地側へのケーブル接続工事は、上記したとおり工事時期がずれることとなるので、ケーブル接続用枡103内に引き込んだ配管100の端部は、ケーブル101の端部を内部に収容した状態で一旦閉塞し、ケーブル101の端部及び配管100内に雨水などが侵入することを防ぐ必要がある。一方、宅地側へケーブルを接続する際は、配管100の端部からケーブル101の端部を引き出し、新たなケーブルを接続することとなる。この際も、ケーブルの種類によって工事業者が異なり、工事時期がさらにずれる場合がある。
従って、配管100の端部は、宅地側の工事が始まるまで雨水などが浸入しないように一旦、簡便に閉塞しておく必要があると共に、宅地側へケーブルを接続する際には必要なケーブル101を引き出し得るようにする必要がある。このように、配管100から必要なケーブル101のみを引き出すと共に、配管100内に雨水などの浸入を防ぐために、従来、下水管用の止水キャップや、配管用キャップ104が用いられている(例えば特許文献1)。
特開2005−147348号公報
しかしながら、従来の配管用キャップ104は、大型であるので、公道側の工事が終了した後、宅地側の工事が始まるまでの期間、一旦、簡便に配管100の開口端を閉塞するという用途に馴染まない。また、宅地側へケーブルを接続する際に必要なケーブル101を引き出した後は、ウエスやテープなどのシール材によって配管100とケーブル101との間をシールする必要があったので、工事時期をずらしてケーブル101を接続する場合、後にケーブル101を接続する業者が、既に取り付けられているシール材を一端取り外して、ケーブル101を接続後、新たにシール材によってシールする必要があったので、作業負担が増大するという問題があった。
そこで本考案は上記した問題点に鑑み、ケーブルを挿通する配管の端部を簡便に閉塞すると共に、簡便にケーブルを引き出すことができる配管用キャップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る考案は、1又は2以上のケーブルを挿通する配管の端部開口を閉塞すると共に、前記ケーブルを前記配管の外へ引き出すキャップ本体を備える配管用キャップであって、前記キャップ本体は、前記ケーブルが外部へ挿通する1又は2以上の挿通穴と、前記挿通穴を閉塞する閉塞部を有する小キャップとを備え、前記小キャップは、着脱自在に設けられており、前記閉塞部に前記ケーブルの太さに合わせた第2挿通穴を形成し得る第2挿通穴形成手段を有することを特徴とする。
また、請求項2に係る考案は、請求項1において、前記第2挿通穴形成手段は、前記閉塞部を螺旋状に切断して形成した可撓片を備えることを特徴とする。
また、請求項3に係る考案は、請求項1において、前記第2挿通穴形成手段は、前記閉塞部を先端側へ突出してなり、先端へ行くに従って外径を段階的に小さくした切断片を備えることを特徴とする。
また、請求項4に係る考案は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記キャップ本体は、底部と、該底部の外周に端部を接続して一体的に立設され、前記配管の端部に対し外挿される側部とを備え、前記側部は、前記底部が形成されている基端の内径が前記配管の外径より小さく形成され、前記底部が形成されていない先端の内径が前記配管の外径より大きく形成されており、前記基端と前記先端とを緩やかな傾斜面で接続してなることを特徴とする。
また、請求項5に係る考案は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記キャップ本体は、前記配管に内挿される軸部と、前記軸部の一端に一体的に設けられたフランジ部とを備え、前記軸部は、前記フランジ部が形成されている基端の外径が前記配管の内径より大きく形成され、前記フランジ部が形成されていない先端の外径が前記配管の内径より小さく形成されており、前記基端と前記先端とが緩やかな傾斜面で接続してなることを特徴とする。
また、請求項6に係る考案は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記キャップ本体は、配管の外径より外側に突出したリング状に形成された指掛部を備えていることを特徴とする。
本考案の請求項1記載の配管用キャップによれば、ケーブルを挿通する配管の端部を簡便に閉塞すると共に、簡便にケーブルを引き出すことができる。
また、請求項2記載の配管用キャップによれば、キリなどの道具を用いることなく、第2挿通穴を形成することができるので、容易に必要なケーブルを引き出すことができる。
また、請求項3記載の配管用キャップによれば、いずれかの切断片を切断するだけで、所定の大きさの第2の挿通穴を形成することができるので、容易に必要なケーブルを引き出すことができる。
また、請求項4記載の配管用キャップによれば、配管用キャップは、配管に対しキャップ本体を押し込むほどに側部の内壁が配管の外壁に密着するので、配管の端部開口を簡便にシールすることができると共に、簡便に固定することができる。
また、請求項5記載の配管用キャップによれば、配管用キャップは、配管に対しキャップ本体を押し込むほどに軸部の外面が配管の内壁に密着するので、配管の端部開口を簡単にシールすることができると共に、簡便に固定することができる。
また、請求項6記載の配管用キャップによれば、配管用キャップは、ユーザが指掛部に指を掛けることにより、キャップ本体を容易にかつ確実に配管の端部開口に取り付けることができる。
1.第1実施形態
先ず、本考案の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示す配管用キャップ1は、配管2の端部開口を閉塞するキャップ本体3を備え、前記キャップ本体3は、複数(同図においては合計4個)の挿通穴4、及び、前記挿通穴4にそれぞれ設けられた小キャップ5(同図においては合計4個)を備えている。ここで、配管2は、塩化ビニル製の直径が例えば75mmのものが用いられる。この配管用キャップ1は、キャップ本体3により配管2内への雨水などの浸入を防ぐと共に、必要なケーブル6を引き出し得るように構成されている。
キャップ本体3は、図2に示すように、配管2と同様に塩化ビニルで形成された有底筒状の部材からなり、円盤状の底部10と、該底部10の外周に一体的に立設された円筒状の側部11とを備え、配管2の端部に対し外挿される。
底部10には、4個の前記挿通穴4が穿設されている。側部11は、底部10が形成されている基端11aの内径が配管2の外径より小さく形成されており、底部10が形成されていない先端11bの内径が配管2の外径より大きく形成されている。この側部11は、前記基端11aと前記先端11bとを緩やかな傾斜面12で接続されている。また、側部11は、先端11bの外縁にリング状に形成された指掛部13を備えている。この指掛部13は、半径方向の外側に突出してなる。
小キャップ5は、図3に示すように、市販されている公知のキャップを用いることができる。ここで用いている小キャップ5は、半透明の合成樹脂で形成された有底筒状の部材で構成され、円盤状の閉塞部20と、該閉塞部20の外周に一体的に立設された薄肉の円筒状の筒部21とを備え、開口端5aの外縁にストッパ部22が設けられている。この小キャップ5は、キャップ本体3の底部10の外側から挿通穴4に対し、閉塞部20を挿入し、ストッパ部22が底部10に当接するまで押し込み、筒部21を挿通穴4に嵌合させる。このようにして、キャップ本体3に小キャップ5を組み付けることにより、挿通穴4を閉塞することができる。
次に、上記のように構成した配管用キャップ1の作用及び効果について説明する。先ず、上記したように、キャップ本体3に小キャップ5を組み付けた配管用キャップ1は、底部10の内側が配管2の開口端2aに当接するまで、端部開口に外挿して配管2に取り付けられる。
このとき、このキャップ本体3の先端11bの内径は、配管2の外径より、大きく形成されている。これにより、配管用キャップ1は、配管2に対しキャップ本体3を容易に位置決めして外挿させることができる。
また、側部11は、底部10が形成されている基端11aの内径が配管2の外径より小さく形成されており、前記基端11aと前記先端11bとが緩やかな傾斜面12で接続されている。これにより、配管用キャップ1は、配管2に対しキャップ本体3を押し込むほどに側部11の傾斜面12が配管2の外壁に密着するので、配管2の端部開口を簡便にシールすることができると共に、簡便に固定することができる。
さらに、キャップ本体3の側部11は、先端11bの外縁にリング状に形成された指掛部13を備えている。これにより、配管用キャップ1は、ユーザが指掛部13に指を掛けることにより、キャップ本体3を容易にかつ確実に配管2の端部開口に取り付けることができる。
次いで、宅地側へケーブル6を接続する場合、すなわち、必要なケーブル6を配管用キャップ1から引き出す場合について説明する。必要なケーブル6を配管用キャップ1から引き出すには、先ず、キャップ本体3を配管2から取り外して小キャップ5を取り外す。この場合、配管用キャップ1は、接着材を用いずに、配管2の端部開口に外挿して配管2に取り付けられているので、容易にキャップ本体3を配管2から取り外すことができる。
次いで、小キャップ5の閉塞部20にケーブル6を挿通させる第2挿通穴25(図1)をキリなどで穿設する。このように小キャップ5の閉塞部20に形成した第2挿通穴25にケーブル6を挿通させる。これにより、配管用キャップ1は、小キャップ5を取り付けたままの状態で第2挿通穴25からケーブル6を引き出すことにより、第2挿通穴25とケーブル6との間の隙間を小さくすることができる。
因みに、従来の配管用キャップ1では、必要なケーブル6を引き出した後は、ウエスやテープなどのシール材によって配管2とケーブル6との間に形成される大きな隙間をシールする必要があったので、作業が煩雑となっていた。
これに対し本実施形態に係る配管用キャップ1では、小キャップ5に第2挿通穴25を形成し、該第2挿通穴25から必要なケーブル6のみを引き出し、再度キャップ本体3により配管2の端部開口を閉塞することとした。これにより、配管用キャップ1は、第2挿通穴25とケーブル6との間に形成される比較的小さな隙間のみをシール材でシールすればよいので、使用するシール材を削減できると共に、作業を簡略化することができる。
また、配管用キャップ1では、キャップ本体3の底部10の外側から挿通穴4に対し、閉塞部20を挿入して小キャップ5を配管2に取り付けているので、キャップ本体3を配管2に取り付けたまま、小キャップ5を取り外して、該小キャップ5を取り外した挿通穴4から所望のケーブル6を引き出すこともできる。
因みに、従来の配管用キャップ1では、ケーブル6の種類によって工事業者が異なるので、工事時期がずれる場合があり、後にケーブル6を接続する業者が、既に取り付けてあるシール材を一端取り除いて、ケーブル6を引き出した後、新たなシール材によってシールする必要があったので、作業負担がさらに増大すると共に、シール材の無駄が生じるという問題があった。
これに対し本実施形態に係る配管用キャップ1では、挿通穴4を複数個(本実施形態では4個)設け、各挿通穴4に小キャップ5をそれぞれ設けたことにより、異なる工事業者が、異なる工事時期において作業を行ったとしても、既に引き出されたケーブル6のシール材を取り外すことなく、上記した手順により他の挿通穴4から必要なケーブル6のみを引き出し、再び簡配管2の端部開口のシール性を簡便に保持することができるので、従来に比べ格段と容易に作業することができると共に、シール材の無駄を省くことができる。
尚、小キャップ5を取り外して挿通穴4から所望のケーブル6を外部へ引き出し、そのままキャップ本体3を再び配管2の開口端2aに取り付けることとしてもよい。このように小キャップ5を取り外して配管用キャップ1を配管2に取り付けたとしても、従来に比べ、シール材を削減することができると共に、作業性を向上することもできる。この場合、小キャップ5には、開口端5aの外縁にストッパ部22が設けられている。従って、配管用キャップ1では、ユーザが指をストッパ部22に掛けることで、容易に小キャップ5を抜き出すことができる。
2.第2実施形態
次に本考案の第2実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る配管用キャップは、上記第1実施形態に対し小キャップの構成のみが異なる。尚、上記第1実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、簡略のため、説明を省略する。
図4に示す配管用キャップ30は、配管2の端部開口を閉塞するキャップ本体3を備え、前記キャップ本体3は、複数(同図においては合計4個)の挿通穴4、及び、前記挿通穴4にそれぞれ設けられた小キャップ31(同図においては合計4個)を備えている。
小キャップ31は、半透明の硬質樹脂で形成された有底筒状の部材で構成され、円盤状の閉塞部20と、該閉塞部20の外周に一体的に立設された円筒状の筒部21とを備え、開口端の外縁にストッパ部22が設けられている。
閉塞部20は、ケーブル6の太さに合わせて、適宜、第2挿通穴25を形成し得る第2挿通穴形成手段としての可撓片32が設けられている。可撓片32は、閉塞部20の表面を螺旋状に切断して形成されている。可撓片32は、中心がケーブル6の軸方向に沿って突出するように変形して閉塞部20にケーブル6が挿通する第2挿通穴25を形成する。
このように構成された配管用キャップ30は、必要なケーブル6を引き出すには、先ず、キャップ本体3を配管2から取り外して、小キャップ31の一側から閉塞部20の中心付近にケーブル6を突き刺す。そうすると、小キャップ31は、閉塞部20に形成された可撓片32がケーブル6の軸方向に沿って変形することにより、第2挿通穴25が形成される(図5)。このように形成された第2挿通穴25にケーブル6を挿通することにより、配管用キャップ30は必要なケーブル6を引き出し得る。
このように、小キャップ31は閉塞部20に可撓片32を備えていることにより、キリなどの道具を用いることなく、第2挿通穴25を形成することができるので、容易に必要なケーブル6を引き出すことができる。
また、配管用キャップ30は、可撓片32が変形することにより第2挿通穴25を形成することとしたことにより、第2挿通穴25の内径を容易にケーブル6の太さに合わせることができる。従って、第2挿通穴25とケーブル6との間に形成される隙間を一段と小さくすることができるので、使用するシール材をより一層削減することができる。
尚、本実施形態では、上記第1実施形態と同様の構成を備えていることにより、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができることはいうまでもない。
3.第3実施形態
次に本考案の第3実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る配管用キャップは、上記第1実施形態に対し小キャップの構成のみが異なる。尚、上記第1実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、簡略のため、説明を省略する。
図6に示す配管用キャップ40は、配管2の端部開口を閉塞するキャップ本体3を備え、前記キャップ本体3は、複数(同図においては合計4個)の挿通穴4、及び、前記挿通穴4にそれぞれ設けられた小キャップ41(同図においては合計4個)を備えている。
小キャップ41は、半透明の硬質樹脂で形成された有底筒状の部材で構成され、円盤状の閉塞部20と、該閉塞部20の外周に一体的に立設された円筒状の筒部21とを備え、開口端の外縁にストッパ部22が設けられている。
閉塞部20は、ケーブル6の太さに合わせて、適宜、第2挿通穴25を形成し得るように構成されている。この閉塞部20は先端側へ突出してなり、先端へ行くに従って外径を段階的に小さくした切断片42を備える。前記切断片42は、小キャップ41の外径より外径を小さくした第1の筒体43と、前記第1の筒体43の外径より順次外径を小さくした第2の筒体44、第3の筒体45及び第4の筒体46を備え、第1の筒体43に第2の筒体44を固設し、第2の筒体44に第3の筒体45を固設し、第3の筒体45に第4の筒体46を固設してなる。
このように構成された配管用キャップ40は、必要なケーブル6を引き出す際、先ず、キャップ本体3を配管2から取り外す。次いで、キャップ本体3の内側へ突出した第1の筒体43、第2の筒体44、第3の筒体45及び第4の筒体46のうち、必要なケーブル6の外径に合った上記筒体のうちいずれかを小キャップ41からカッターなどを用いて切断する。図7は、第3の筒体45及び第1の筒体43をそれぞれ切断した場合を示す。そうすると、閉塞部20にケーブル6の外径に合った第2挿通穴25を形成することができる。
このように、配管用キャップ40は、小キャップ41の閉塞部20に切断片42を設け、適宜切断片42を切除することにより第2挿通穴25を形成することとした。これにより、いずれかの筒体を切断するだけで、所定の大きさの第2挿通穴25を形成することができるので、容易に必要なケーブル6を引き出すことができる。
尚、本実施形態では、上記第1実施形態と同様の構成を備えていることにより、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができることはいうまでもない。
また、上記した実施形態では、切断片は、4個の筒体を備える場合について説明したが、本発明はこれに限らず、2個、3個、又は5個、6個などとしてもよい。
4.第4実施形態
次に本考案の第4実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る配管用キャップ1は、上記第1実施形態に対しキャップ本体の構成のみが異なる。尚、上記第1実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、簡略のため、説明を省略する。
図8に示す配管用キャップ50は、配管2の端部開口を閉塞するキャップ本体51を備え、前記キャップ本体51は、複数(同図においては合計4個)の挿通穴4、及び、前記挿通穴4にそれぞれ設けられた上記第1実施形態に係る小キャップ5(同図においては合計4個)を備えている。
キャップ本体51は、図9に示すように、配管2と同様に塩化ビニルで形成され、前記配管2に内挿される円柱状の軸部52と、前記軸部52の基端の外縁に一体的に設けられたフランジ部53とを備える。
軸部52は、軸方向に穿設された4個の挿通穴4を備える。また、軸部52は、フランジ部53が形成されている基端の外径が配管2の内径より大きく形成され、フランジ部53が形成されていない先端の外径が配管2の内径より小さく形成されている。この軸部52は、前記基端と前記先端とが緩やかな傾斜面54で接続されている。
また、フランジ部53は、外径が配管2の外径より大きくなるように形成され、リング状の指掛部13が設けられている。
このように構成されたキャップ本体51は、軸部52を配管2の開口端から配管2に内挿し、フランジ部53の一側が配管2の端部に当接している。
次に、上記のように構成した配管用キャップ50の作用及び効果について説明する。先ず、図8に示すように、キャップ本体51に小キャップ5を組み付けた配管用キャップ50は、フランジ部53の一側が配管2の開口端に当接するまで、軸部52を端部開口に内挿して配管2に取り付けられる。
このとき、キャップ本体51の軸部52の先端外径は、配管2の内径より、小さく形成されている。これにより、配管用キャップ50は、配管2に対しキャップ本体51を容易に位置決めして内挿させることができる。
また、軸部52は、フランジ部53が形成されている基端が配管2の内径より大きく形成され、前記基端は、配管2の内径より小さく形成された先端と緩やかな傾斜面54で接続されている。これにより、配管用キャップ50は、配管2に対しキャップ本体51を押し込むほどに軸部52の外面が配管2の内壁に密着するので、配管2の端部開口を簡単にシールすることができると共に、簡便に固定することができる。
さらに、キャップ本体51の基端には、外径が配管2の外径より大きくなるように形成されたフランジ部53を設けた。これにより、配管用キャップ50は、ユーザが指掛部13に指を掛けることにより、キャップ本体51を容易にかつ確実に配管2の端部開口に取り付けることができる。
尚、本実施形態に係る配管用キャップ50は、上記第1実施形態と同様に、小キャップ5を備えることとしたから、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態においては、キャップ本体51に上記第1実施形態に係る小キャップ5を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、図10に示す配管用キャップ60のように、上記第2実施形態に係る小キャップ31や、図11に示す配管用キャップ70のように、上記第3実施形態に係る小キャップ41を用いることもできる。この場合、上記第2実施形態及び第3実施形態に記載したと同様の効果を得ることができることはいうまでもない。
本考案は、上記第1〜第4実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記第1〜第4実施形態では、キャップ本体に形成される挿通穴4が4個である場合について説明したが、本考案はこれに限らず、図12〜図17に示すように3個、2個、若しくは1個としてもよい。尚、図12〜図14に示すキャップ本体81,82,83は、上記第1〜第3実施形態に係る、配管2に外挿するキャップ本体3に対応するものである。また、図15〜図17に係るキャップ本体85,86,87は、上記第4実施形態に係る、配管2に内挿するキャップ本体3に対応するものである。
また、上記した実施形態では、配管2が塩化ビニル製の直径が例えば75mmのものについて、説明したが、ポリエチレン製、ポリプロピレンなどでも適用でき、また直径は500mmや100mmなどとすることもできる。
また、上記した実施形態では、挿通穴4が1〜4個の場合について説明したが、本発明はこれに限らず、配管2に挿通されるケーブル6の本数にあわせて5個、又はそれ以上とすることもできる。
本発明の第1実施形態に係る配管用キャップの使用状態を示す全体斜視図である。 同上、キャップ本体の構成を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 同上、配管用キャップの縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る配管用キャップの構成を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 同上、使用状態を示す全体斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る配管用キャップの構成を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 同上、使用状態を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図である。 本発明の第4実施形態に係る配管用キャップの構成を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 同上、キャップ本体の構成を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 同上、変形例を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 同上、別の変形例を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 本発明の第1〜第3実施形態に係るキャップ本体の変形例を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 本発明の第1〜第3実施形態に係るキャップ本体の別の変形例を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 本発明の第1〜第3実施形態に係るキャップ本体のさらに別の変形例を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 本発明の第4実施形態に係るキャップ本体の変形例を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 本発明の第4実施形態に係るキャップ本体の別変形例を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 本発明の第4実施形態に係るキャップ本体のさらに別の変形例を示す図であり、(A)縦断面図、(B)正面図、(C)側面図、(D)背面図である。 本発明の従来例を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 配管用キャップ
2 配管
3 キャップ本体
4 挿通穴
6 ケーブル
10 底部
11 側部
12 傾斜面
13 指掛部
20 閉塞部
25 第2挿通穴
32 可撓片
42 切断片
52 軸部
53 フランジ部
54 傾斜面

Claims (6)

  1. 1又は2以上のケーブルを挿通する配管の端部開口を閉塞すると共に、前記ケーブルを前記配管の外へ引き出すキャップ本体を備える配管用キャップであって、
    前記キャップ本体は、
    前記ケーブルが外部へ挿通する1又は2以上の挿通穴と、
    前記挿通穴を閉塞する閉塞部を有する小キャップと
    を備え、
    前記小キャップは、着脱自在に設けられており、前記閉塞部に、前記ケーブルの太さに合わせた第2挿通穴を形成し得る第2挿通穴形成手段を有することを特徴とする配管用キャップ。
  2. 前記第2挿通穴形成手段は、前記閉塞部を螺旋状に切断して形成した可撓片を備えることを特徴とする請求項1記載の配管用キャップ。
  3. 前記第2挿通穴形成手段は、前記閉塞部を先端側へ突出してなり、先端へ行くに従って外径を段階的に小さくした切断片を備えることを特徴とする請求項1記載の配管用キャップ。
  4. 前記キャップ本体は、
    底部と、
    前記底部の外周に端部を接続して一体的に立設され、前記配管の端部に対し外挿される側部と
    を備え、
    前記側部は、
    前記底部が形成されている基端の内径が前記配管の外径より小さく形成され、前記底部が形成されていない先端の内径が前記配管の外径より大きく形成されており、前記基端と前記先端とを緩やかな傾斜面で接続してなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の配管用キャップ。
  5. 前記キャップ本体は、
    前記配管に内挿される軸部と、
    前記軸部の一端に一体的に設けられたフランジ部と
    を備え、
    前記軸部は、
    前記フランジ部が形成されている基端の外径が前記配管の内径より大きく形成され、前記フランジ部が形成されていない先端の外径が前記配管の内径より小さく形成されており、前記基端と前記先端とが緩やかな傾斜面で接続してなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の配管用キャップ。
  6. 前記キャップ本体は、配管の外径より外側に突出したリング状に形成された指掛部を備えていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の配管用キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101355913B1 (ko) * 2012-07-13 2014-01-29 케이넷(주) 배선 덕트용 함체 및 함체 덮개
JP2016171665A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 未来工業株式会社 引出口形成装置
JP2020032476A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 リンク・パワー株式会社 非接触保持装置、非接触保持システム、非接触搬送システム、及び非接触保持方法

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