JP4289258B2 - 速結端子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、速結端子装置に関するものである。
従来、スイッチやコンセントのような配線器具においては、器体に設けた電線挿入孔を通して器体内に導入された電線を接続するために速結端子装置が広く用いられている。この種の速結端子装置は従来周知であって、スイッチにおける接点やコンセントにおける刃受などと電気的に接続された端子板と、端子板との間で電線(導体)を保持して電線と端子板を電気的に接続すると同時に電線を鎖錠して抜け止めする鎖錠ばねと、器体に設けた操作孔を通してドライバような工具で操作されて鎖錠ばねによる鎖錠を解除する解除釦とで構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−185905号公報(段落0014、図1)
ところが上記従来の速結端子装置は、電線が確実に接続されているのか否かが外部から分からないため、施工者に対して不安感を与えるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、電線が端子板に確実に接続されたことを表示して施工者に安心感を与えることができる速結端子装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、配線器具の器体に貫設した電線挿入孔を通して器体に導入される電線に接触する端子板と、ばね力を利用して該端子板との間で前記電線を保持するとともに鎖錠部が該電線に接触して抜け止めする接続手段と、該接続手段による抜け止め状態を解除する解除手段とを備え、端子板は、短冊状の主片と、主片の長手方向に沿った一方の端縁から下方へ延長された接触片を有し、接続手段は、主片の長手方向に沿った他方の端縁から下方へ延長された略J字形に形成されて前記接触片との間で電線を保持する鎖錠片と、鎖錠片の先端に設けられる前記鎖錠部とを有し、端子板と接続手段とは、弾性を有する帯状の金属板を加工して接触片の先端部と鎖錠片の先端部が交差するように折り曲げて一体に形成されてなり該解除手段は、前記器体の表面に露出して手動操作される操作部と、器体内に枢支されて該操作部を回動自在とする軸部と、該軸部を支点に前記操作部が手動操作によって回動したときにばね力に抗して前記電線に接触した前記鎖錠部を該電線から引き離す向きに前記鎖錠片を押し動かす押動部とを具備した解除レバーからなり、該解除レバーを反操作方向に弾性付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して前記操作部が電線の接続完了時と異なる回動位置にて前記解除レバーをラッチするとともに前記電線挿入孔を通して器体に導入された電線が前記接続手段により前記端子板と接続されたときに当該電線によってラッチ状態が解除されるラッチ手段とを備え、前記ラッチ手段は、器体内に設けられた被係止部と、前記解除レバーに設けられて前記被係止部に係止するとともに器体に導入された電線の先端部で押されて被係止部との係止が外れる係止部とを有し、前記解除レバーの軸部は、前記ラッチ手段のラッチ状態が解除されて付勢手段の付勢力で軸部を支点に操作部が回動する際に前記端子板と接触しない形状および寸法に形成されたことを特徴とする。
この発明によれば、電線の接続が完了していない状態では操作部が電線の接続完了時と異なる回動位置で解除レバーの係止部がラッチ手段の被係止部に係止してラッチされているが、接続手段によって端子板と接続される位置まで電線が器体に導入されると当該電線によって係止部と被係止部との係止が外れることでラッチ手段のラッチ状態が解除され、付勢手段によって弾性付勢されている解除レバーが反操作方向に回動して操作部の位置が変化するため、操作部の位置の違いによって電線が端子板に確実に接続されたことが表示できて施工者に安心感を与えることができる。しかも、解除レバーの軸部がラッチ手段のラッチ状態が解除されて付勢手段の付勢力で軸部を支点に操作部が回動する際に端子板と接触しない形状および寸法に形成されているため、端子板との接触によって解除レバーの動きが阻害されることがないから電線の接続完了表示が確実に行える。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記解除レバーが操作されたときに前記押動部が前記鎖錠部を押し動かす距離を規制する規制手段を備え、該規制手段は、解除レバーの軸部と対向する位置に配置されている端子板であって、当該軸部が端子板に当接することで前記押動部が前記鎖錠部を押し動かす距離を規制することを特徴とする。
この発明によれば、押動部が必要以上に鎖錠部を押し動かすのを防ぐことができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、互いに操作方向を揃えて隣り合うように前記器体に収納される複数の前記解除レバーと、前記器体内において隣り合う複数の前記解除レバーの間に設けられて当該解除レバー同士が干渉するのを防ぐ干渉防止リブとを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、隣り合う複数の解除レバー同士が干渉して動かなくなるのを防ぐことができる。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記解除レバーは、前記操作部が回動する際に前記器体に摺接して前記軸部を支持する支持部を具備することを特徴とする。
この発明によれば、解除レバーを安定して回動させることができる。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記ラッチ手段がラッチ状態にあるときに前記押動部の鎖錠部と当たる面に段差を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、ラッチ手段がラッチ状態となるまでの解除レバーの回動量にばらつきがあっても、押動部の鎖錠部と当たる面に設けた段差によって、鎖錠部が必要以上に押し動かされるのを防ぐことができる。
請求項6の発明は、請求項1の発明において、電線の導入方向と交差する方向における前記鎖錠部の幅寸法を電線の直径よりも大きい寸法とし、該幅方向における前記鎖錠部の中央部分を電線に接触させるとともに電線に近付く向きに突出する突部を該鎖錠部の幅方向における両端部に設けたことを特徴とする。
この発明によれば、鎖錠部の幅方向における両端部に設けた突部によって鎖錠部の幅方向における中央部分に電線を案内することができる。
請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記接触片は、略平坦に形成され、電線を挟んで前記鎖錠部と対向するとともに該電線に接触する接触面を有することを特徴とする。
この発明によれば、電線との接触面積を増やすことで接触信頼性が向上する。
請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記解除レバーは、前記ラッチ手段のラッチ状態が解除されて操作部が回動する際に器体に衝突して音を発することを特徴とする。
この発明によれば、ラッチ手段のラッチ状態が解除されて解除レバーが反操作方向に回動すると解除レバーが器体に衝突して音を発するため、この音によって電線の接続完了表示を聴覚的にも確認することができる。
本発明によれば、電線の接続が完了していない状態では操作部が電線の接続完了時と異なる回動位置で解除レバーの係止部がラッチ手段の被係止部に係止してラッチされているが、接続手段によって端子板と接続される位置まで電線が器体に導入されると当該電線によって係止部と被係止部との係止が外れることでラッチ手段のラッチ状態が解除され、付勢手段によって弾性付勢されている解除レバーが反操作方向に回動して操作部の位置が変化するため、操作部の位置の違いによって電線が端子板に確実に接続されたことが表示できて施工者に安心感を与えることができ、しかも、解除レバーの軸部がラッチ手段のラッチ状態が解除されて付勢手段の付勢力で軸部を支点に操作部が回動する際に端子板と接触しない形状および寸法に形成されているため、端子板との接触によって解除レバーの動きが阻害されることがないから電線の接続完了表示が確実に行えるという効果がある。
以下、本発明に係る速結端子装置をコンセントの端子部に適用した実施形態について図面を参照して詳細に説明する。但し、配線器具はコンセントに限定されるものではなく、例えばスイッチなどのコンセント以外の配線器具にも本発明の技術思想が適用可能であることは言うまでもない。
図2に示すように、器体100は耐トラッキング性に優れた熱硬化性合成樹脂を用いて前面が開放された直方体状に形成されたボディ101と、同じく耐トラッキング性に優れた熱硬化性合成樹脂を用いて後面が開放された直方体状に形成されたカバー102とを結合することにより形成される。
図4に示すように、ボディ101は長手方向の中間部に設けた仕切壁103により内部空間が2分されるとともに、長手方向に沿った両側面に平面視矩形の組立突起101aが長手方向の両端部に突設されている。また、図5に示すようにカバー102内にも仕切壁104が形成され、カバー102の長手方向に沿った両端部からは矩形の組立片102aが後方に向かって垂設されている。そして、ボディ101の前面とカバー102の後面を向き合わせて両者を結合すれば、カバー102の4つの組立片102aに貫設されている矩形の組立孔102bにボディ101の4つの組立突起101aが各々嵌合して器体100が組み立てられる。このとき、ボディ101の仕切壁103とカバー102の仕切壁104とによって器体100の内部空間が独立した2室に分割される。カバー102の前面には、プラグの並行平板形の栓刃が差し込まれる一対の差込口102cが貫設され、カバー102内には差込口102cに差し込まれた栓刃を受ける一対の刃受(図示せず)が収納されている。また、ボディ101内において仕切壁103を介して形成された一対の収納室105には、刃受と電線を導通させるための端子部Aがそれぞれ収納される。
本実施形態の速結端子装置たる端子部Aは、端子板1と解除レバー30とで構成される。端子板1は、図1,図2,図6に示すように短冊状の主片2と、主片2の長手方向に沿った一方の端縁から下方へ垂下された一対の接触片3と、主片2の長手方向に沿った他方の端縁から下方へ垂下された略J字形の一対の鎖錠片4とを有し、弾性を有する帯状の金属板を加工して接触片3の先端部と鎖錠片4の先端部がそれぞれ交差するように折り曲げて一体に形成される。接触片3には電線に接触する平坦な接触面3aと、先端を鎖錠片4から離れる向きに曲げ起こしてなる被係止部6とが設けられ、被係止部6と主片2の間には後述する電線挿入孔106と対向し電線が挿通される挿通部5が形成されている。また、接触片3に対して内側に位置する鎖錠片4には、電線を接触片3の方へ押圧するとともに電線の一部に接触して抜け止めする鎖錠部4aが先端に設けられ、鎖錠部4aよりも下方の部位に電線(接触片3)から離れる向きに凸となる曲げ部4bが設けられている。また電線の導入方向と交差する方向(図6(a)の左右方向)における鎖錠部4aの幅寸法を電線の直径よりも大きい寸法とし、幅方向における鎖錠部4aの中央部分を電線に接触させるとともに電線に近付く向きに突出する一対の突部4cが鎖錠部4aの幅方向における両端部に設けてあり、これら一対の突部4cが解除レバー30によって押圧される。なお、鎖錠部4aの中央部分が接触片3に対向するとともに一対の突部4cが接触片3と対向しないように接触片3の幅寸法が鎖錠片4の幅寸法よりも小さく設定されている。
解除レバー30は合成樹脂成型品からなり、図7および図8に示すように棒状の操作部31と、一対の軸部32と、操作部31の両端から突出してそれぞれ軸部32と連結する連結部34と、各軸部32の互いに対向する側面より突出する押動部33と、連結部34の端縁より操作部31と反対向きに突出する一対の腕部35と、これら一対の腕部35の先端を連結する第2の連結部36と、第2の連結部36より連結部34と同じ向きに突出する略四角柱状の係止部37とが一体に形成されている。軸部32は、前面(図7(a)における上面)が平坦であり、且つ後面(図7(a)における下面)の両端部には互いに曲率半径が異なる円弧状の曲面32a,32bが形成されている。そして、図9に示すようにボディ101の収納室105における底面に設けられた軸受け台107に先端側の曲面32aを当接するようにして載置されることで軸部32が回動自在に支持される。
一方、図2および図4に示すように、器体100(ボディ101)の長手方向に対向する両側面には収納室105と通じる3つの縦溝104が設けられており、解除レバー30は縦溝104を通して連結部34並びに操作部31が器体100の外に露出され、押動部33が端子板1の鎖錠片4における突部4cと対向し、収納室105内に設けられた軸受け台107に軸部32を載置することにより、軸部32を支点に器体100の前後方向(図1における上下方向)に沿って回動自在に配設される。尚、図2および図3に示すように、収納室105には互いに鏡像の関係となる2つの解除レバー30が軸部32を隣り合わせるように並べて配設される。
ところで、電線110が接続されていない状態においては、図1(a)に示すように係止部37が端子板1の被係止部6に係止(ラッチ)する回動位置まで解除レバー30が回動させてある(以下、この回動位置を「初期位置」と呼ぶ)。解除レバー30が初期位置にあるときは端子板1の突部4cが押動部33に押動されて鎖錠片4が接触片3から離れる向きに撓んだ状態にある。このとき鎖錠片4のばね力によって解除レバー30が反操作方向(図1における反時計回り)に弾性付勢されるが、係止部37が端子板1の被係止部6に係止しているために解除レバー30は初期位置に保持されることになる。
そして、図1(b)(c)に示すように電線挿入孔106を通して電線110の導体111を接触片3と鎖錠片4との間に導入すると、挿通部5を通して導体111の先端が解除レバー30の係止部37に当接し、係止部37を押し上げて係止部37と被係止部6とのラッチ状態を解除する。すると、図1(d)(e)に示すように鎖錠片4のばね力で弾性付勢されていた解除レバー30が反操作方向に回動し、鎖錠片4の鎖錠部4aが導体111に接触することによって電線110が抜け止めされるとともに鎖錠片4のばね力によって導体111が接触片3に弾接する。さらに導体111は接触片3によって鎖錠片4の方へ押圧され、鎖錠部4aと接触片3の押圧力が均衡して電線110が保持される。また鎖錠片4のばね力で反操作方向に回動した解除レバー30は、やがて第2の連結部36が器体100(具体的には、隣り合う縦溝104間にあって解除レバー30の操作部31、連結部34、腕部35、第2の連結部36で囲まれた開口内に位置する立壁109の内側面)に当たって停止するが、その際に音(衝突音)を発生する(図1(f)参照)。尚、本実施形態では、電線110の導入方向と交差する方向における鎖錠部4aの幅寸法を導体111の直径よりも大きい寸法とし、幅方向における鎖錠部4aの中央部分を導体111に接触させるとともに導体111に近付く向きに突出する突部4cを鎖錠部4aの幅方向における両端部に設けているから、これら2つの突部4cによって鎖錠部4aの幅方向における中央部分に導体111を案内して導体111と端子板1(接触片3および鎖錠片4)との位置がずれるのを防ぐことができ、しかも鎖錠部4aを導体111から引き離す際に必要な解除レバー30の回動量を減らして端子板1との干渉も防ぐことができる。
一方、電線110が接続された状態で操作部31を上方へ押し上げるように操作すれば、軸部32を支点にして解除レバー30が接続時と反対方向(図1における時計回り)に回動し、押動部33が端子板1の突部4cを押圧して導体111に接触している鎖錠部4aを導体111から離すように鎖錠片4を撓ませて電線110の引き抜きが可能となる。尚、操作部31を操作して解除レバー30を回動させた際、軸部32前面の先端部が端子板1の鎖錠片4と当接し、押動部33が鎖錠部4aを押し動かす距離を規制しているため、押動部33が必要以上に鎖錠部4aを押し動かして端子板1の鎖錠片4のへたりが増加したり、あるいは鎖錠片4が塑性変形することを防ぐことができる。
而して本実施形態によれば、端子板1と電線110との接続が完了すると解除レバー30の操作部31が初期位置よりも下方の位置に移動することで電線の接続完了表示を視覚的に確認することができるとともに、解除レバー30の第2の連結部36が器体100(立壁109)に衝突する際に発生する音(衝突音)によって聴覚的にも確認することができ、しかも、電線110の接続を解除するための解除レバー30を電線110の接続完了表示に兼用することで部品点数の増加を抑えることができる。ここで、図10に示すように軸部32の前方に略扇形の支持部38を一体に設け、この支持部38を端子板1の主片2に摺接させることで解除レバー30の回動を安定させることも可能であるが、操作部31を手で操作して解除レバー30を回動する際には特に支障はないものの、電線接続時に鎖錠片4のばね力で解除レバー30が反操作方向に回動する際に支持部38と端子板1との摺接で生じる抵抗によって解除レバー30の回動が阻害され、場合によっては操作部31が器体100の表面に衝突する位置まで回動しないことが考えられる。これに対して本実施形態では、軸部32の前面を平坦とすることにより、電線接続時に鎖錠片4のばね力で反操作方向に回動する際に端子板1と接触しない形状および寸法に解除レバー30が形成されているため、上述の支持部38を設けた構成のように端子板1との接触によって解除レバー30の動きが阻害されることがないから電線の接続完了表示が確実に行える。また本実施形態では、図9に示すように軸受け台107の中央から前方へ向けて干渉防止リブ107aが突設してあり、図11に示すように隣り合わせに器体100に配設された2つの解除レバー30の軸部32の間を干渉防止リブ107aにより隔絶することによって、これら2つの解除レバー30同士が干渉してスムーズに回動しなかったり、或いは全く回動しなくなることがないようにしている。さらに本実施形態では、図9および図11に示すように軸部32の後端側の曲面32bに摺接して軸部32を支持する支持部108をボディ101の収納室105内壁面に形成しているため、解除レバー30に支持部38を設けなくても解除レバー30を安定して回動させることができる。
ところで、解除レバー30の部品公差のばらつきなどが原因で解除レバー30を初期位置まで移動させる際の回動量が異なる場合があり、この回動量が大きくなり過ぎると押動部33が鎖錠部4aを押し動かす距離も増加するため、押動部33が必要以上に鎖錠部4aを押し動かして端子板1の鎖錠片4のへたりが増加したり、あるいは鎖錠片4が塑性変形する虞がある。そこで本実施形態では、解除レバー30が初期位置にあるときに押動部33の鎖錠部4aと当たる面に段差33aを設けている。すなわち、図12に示すように押動部33の鎖錠部4aと当たる面に段差33aを設けずに平坦面とした場合、解除レバー30を初期位置(図12(a)参照)からさらに回動させると押動部33の当接面も移動して鎖錠部4aがさらに動かされることになる(図12(b)参照)。しかしながら、押動部33の鎖錠部4aと当たる面に段差33aを設け、段差33aよりも上側の当接面を鎖錠部4aに近付く向きに傾斜させることによって、図13に示すように解除レバー30を初期位置(図13(a)参照)からさらに回動させた場合においても、図13(b)に示すように鎖錠部4aが段差33aより上側の当接面に沿って段差33aのところまで移動可能となるから、押動部33が移動しても鎖錠部4aが動かされることがないものである。
尚、本実施形態では1個モジュール寸法の器体100に一対の差込口102cを備えた埋込型のコンセントを例示したが、例えば、図14に示すように3個モジュール寸法の器体に接地極用の差込口102dを含む2組の差込口102c,102c,102dを備えた埋込型のコンセントの端子部にも本発明の速結端子装置が適用可能であることは言うまでもない。
本実施形態の要部を示し、(a)は初期位置の断面図、(b)は初期位置で電線を導入し始めた状態の断面図、(c)は初期位置で電線(導体)の先端が係止部に当たった状態の断面図、(d)は電線(導体)の先端に押されて係止部と被係止部との係止が外れた状態の断面図、(e)は解除レバーが回動する途中の断面図、(f)は解除レバーが停止して電線の接続が完了した状態の断面図である。 同上の一部省略した分解斜視図である。 同上を示し、(a)は斜め前方から見た斜視図、(b)は斜め後方から見た斜視図である。 同上におけるボディを示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は背面図、(d)は右側面図である。 同上におけるカバーを示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は背面図、(d)は右側面図である。 同上における端子板を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図、(d)は右側面図、(e)は背面図である。 同上における解除レバーを示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は左側面図、(d)は下面図、(e)は右側面図である。 同上における解除レバーの斜視図である。 同上におけるボディの一部省略した斜視図である。 同上の比較例を示す平面図である。 同上におけるボディと解除レバーを示す一部省略した平面図である。 同上の比較例の動作を説明する説明図である。 同上の動作を説明する説明図である。 本発明の速結端子装置を備えた3個モジュール寸法のコンセントを示す斜視図である。
符号の説明
1 端子板
3 接触片
4 鎖錠片
4a 鎖錠部
4c 受け部
5 挿通部
6 被係止部
30 解除レバー
31 操作部
32 軸部
33 押動部
37 係止部

Claims (8)

  1. 配線器具の器体に貫設した電線挿入孔を通して器体に導入される電線に接触する端子板と、ばね力を利用して該端子板との間で前記電線を保持するとともに鎖錠部が該電線に接触して抜け止めする接続手段と、該接続手段による抜け止め状態を解除する解除手段とを備え、
    端子板は、短冊状の主片と、主片の長手方向に沿った一方の端縁から下方へ延長された接触片を有し、接続手段は、主片の長手方向に沿った他方の端縁から下方へ延長された略J字形に形成されて前記接触片との間で電線を保持する鎖錠片と、鎖錠片の先端に設けられる前記鎖錠部とを有し、
    端子板と接続手段とは、弾性を有する帯状の金属板を加工して接触片の先端部と鎖錠片の先端部が交差するように折り曲げて一体に形成されてなり
    該解除手段は、前記器体の表面に露出して手動操作される操作部と、器体内に枢支されて該操作部を回動自在とする軸部と、該軸部を支点に前記操作部が手動操作によって回動したときにばね力に抗して前記電線に接触した前記鎖錠部を該電線から引き離す向きに前記鎖錠片を押し動かす押動部とを具備した解除レバーからなり、
    該解除レバーを反操作方向に弾性付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して前記操作部が電線の接続完了時と異なる回動位置にて前記解除レバーをラッチするとともに前記電線挿入孔を通して器体に導入された電線が前記接続手段により前記端子板と接続されたときに当該電線によってラッチ状態が解除されるラッチ手段とを備え、
    前記ラッチ手段は、器体内に設けられた被係止部と、前記解除レバーに設けられて前記被係止部に係止するとともに器体に導入された電線の先端部で押されて被係止部との係止が外れる係止部とを有し、
    前記解除レバーの軸部は、前記ラッチ手段のラッチ状態が解除されて付勢手段の付勢力で軸部を支点に操作部が回動する際に前記端子板と接触しない形状および寸法に形成されたことを特徴とする速結端子装置。
  2. 前記解除レバーが操作されたときに前記押動部が前記鎖錠部を押し動かす距離を規制する規制手段を備え、該規制手段は、解除レバーの軸部と対向する位置に配置されている端子板であって、当該軸部が端子板に当接することで前記押動部が前記鎖錠部を押し動かす距離を規制することを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  3. 互いに操作方向を揃えて隣り合うように前記器体に収納される複数の前記解除レバーと、前記器体内において隣り合う複数の前記解除レバーの間に設けられて当該解除レバー同士が干渉するのを防ぐ干渉防止リブとを備えたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  4. 前記解除レバーは、前記操作部が回動する際に前記器体に摺接して前記軸部を支持する支持部を具備することを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  5. 前記ラッチ手段がラッチ状態にあるときに前記押動部の鎖錠部と当たる面に段差を設けたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  6. 電線の導入方向と交差する方向における前記鎖錠部の幅寸法を電線の直径よりも大きい寸法とし、該幅方向における前記鎖錠部の中央部分を電線に接触させるとともに電線に近付く向きに突出する突部を該鎖錠部の幅方向における両端部に設けたことを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  7. 前記接触片は、略平坦に形成され、電線を挟んで前記鎖錠部と対向するとともに該電線に接触する接触面を有することを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
  8. 前記解除レバーは、前記ラッチ手段のラッチ状態が解除されて操作部が回動する際に器体に衝突して音を発することを特徴とする請求項1記載の速結端子装置。
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