JP4287850B2 - 荷電粒子ビーム応用装置 - Google Patents

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本発明は、電子ビームを用いてウエハ等の試料に形成されたパターンを観察および検査、計測する電子ビームパターン検査装置を含む荷電粒子ビーム応用装置に関する。
半導体デバイス(IC、LSI)の微細化、高密度化はさらに進み、その製造工程および完成後のパターン形状やパターン寸法を検査するための検査装置には、より高い解像度が要求される。また、高効率で生産するためには、検査に要する時間の短縮が求められる。
荷電粒子ビーム応用装置の一例として、電子ビームを用いたパターン検査装置がある。通常の電子ビームパターン検査装置は、試料にスポット状のビームを照射するが、これではスループット(単位時間あたりの処理量)に課題が残る。そこで、高スループットパターン検査装置として、試料に面積電子ビームを照射し試料で発生する二次電子ビーム像を拡大投影してパターン形状を観察する二次電子投影型検査装置(例えば、非特許文献1参照)や、同じく面積ビームを照射し試料近傍で反射した電子ビームを投影するミラープロジェクション型検査装置(例えば、特許文献1、特許文献2参照)などが開発されつつある。これら2つのパターン検査装置を総称して「投影型検査装置」と呼ぶ。
一方、透過型や走査型電子顕微鏡の分野においては、収差補正器が実用化され、軸上の色収差、球面収差を補正することで、より高解像度な像観察が可能となりつつある。また軸上の収差のみでなく、軸外の収差を補正する収差補正器も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
Proceedings of SPIE, Vol. 5375 (2004), 1125 特開2004−342341号公報 特開2005−164608号公報 特開2003−187731号公報
しかしながら、前記投影型検査装置では、よりスループットを向上させるためには試料から放出される電子ビームを可能な限り多く検出器に取り込む必要がある。しかし、放出電子ビームを広く取ると、対物レンズおよび投影レンズの収差によりビームのボケが大きくなり、解像度が低下するといった問題が発生する。
また、一度に観察する試料上の領域(「サブフィールド」と呼ぶ)を広く取ることでスループットの向上を図ると、投影レンズにおける軸外の収差により、十分な解像度を得られなくなる。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、解像度を低下させることなく低収差で取り込める電子ビーム量を向上し、また広いサブフィールドを得ることでスループットを向上させる荷電粒子ビーム応用装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、以下に示すような特徴を有する。
(1)本発明の荷電粒子ビーム応用装置は、試料に荷電粒子ビームを照射する照射光学系と、前記試料に照射した荷電粒子ビームにより前記試料から放出される荷電粒子を結像する結像光学系と、前記結像光学系により結像した荷電粒子ビームを検出する検出装置と、前記照射光学系と前記結像光学系とを分離するビーム分離器とを有し、前記ビーム分離器と前記検出装置との間に、球面収差、色収差、コマ収差、歪曲収差、像面湾曲、軸外非点収差のうち少なくとも一つの収差を補正する収差補正器を設けたことを特徴とする。
(2)前記(1)の荷電粒子ビーム応用装置において、前記ビーム分離器と前記検出装置との間に、第1のレンズ、前記収差補正器、第2のレンズの順に並ぶ構造を有することを特徴とする。
(3)前記(1)の荷電粒子ビーム応用装置において、前記ビーム分離器と前記検出装置との間に、レンズダブレットと、前記第1のレンズ、前記収差補正器、前記第2のレンズの順に並ぶ構造とを有することを特徴とする。
(4)前記(1)の荷電粒子ビーム応用装置において、前記収差補正器を電気的にフローティングとし、前記収差補正器のフローティング電位を任意に設定できる構成として、前記試料から放出される荷電粒子のエネルギーに応じて前記フローティング電位を設定することで、前記試料から放出される荷電粒子のエネルギーに関わらず前記収差補正器を通過する荷電粒子ビームのエネルギーを略一定にするよう構成したことを特徴とする。
(5)前記(1)の荷電粒子ビーム応用装置において、前記収差補正器を電気的にフローティングとし、前記収差補正器のフローティング電位を任意に設定できる構成とし、前記収差補正器の前後にあるレンズを静電レンズとして、前記試料から放出される荷電粒子のエネルギーに応じて前記フローティング電位を設定し、前記静電レンズの収差補正器側の電極を前記フローティング電位と略同電位にすることを特徴とする。
(6)前記(1)の荷電粒子ビーム応用装置において、前記試料から放出される荷電粒子のエネルギーに関わらず、前記収差補正器直前のレンズの物面を略不変にし、前記収差補正器直前のレンズからのビーム射出角度を略不変とし、前記収差補正器に入射する荷電粒子ビームの軌道を略一定にすることを特徴とする。
(7)前記(1)の荷電粒子ビーム応用装置において、前記試料の高さに関わらず、前記収差補正器直前のレンズの物面を略不変にする構成とし、前記収差補正器に入射する荷電粒子ビームの軌道を略一定にすることを特徴とする。
(8)前記(1)の荷電粒子ビーム応用装置において、前記試料と前記収差補正器直前のレンズとの間に、磁界レンズと焦点補正器を有することを特徴とする。
(9)前記(1)の荷電粒子ビーム応用装置において、前記収差補正器が複数の多極子レンズで構成され、前記多極子レンズが収差補正器として動作していない場合に動作する少なくとも2枚の補助レンズを有し、前記多極子レンズが収差補正器として動作していない場合に、前記多極子レンズおよび前記補助レンズ以外のレンズ条件を略不変で結像する構成であることを特徴とする。
(10)前記(9)の荷電粒子ビーム応用装置において、前記補助レンズは少なくとも一組のトランスファーダブレットレンズを含むことを特徴とする。
(11)前記(1)乃至(10)の荷電粒子ビーム応用装置において、前記結像光学系に、球面収差、色収差、コマ収差、歪曲収差、像面湾曲、軸外非点収差のうち少なくとも一つの収差を補正する第二の収差補正器を有することを特徴とする。
(12)前記(1)乃至(10)の荷電粒子ビーム応用装置において、前記荷電粒子ビームは、電子ビームであり、前記電子ビームの照射により前記試料から放出される荷電粒子は、二次電子、弾性散乱電子、ミラー電子のうち何れか一つを主に含むことを特徴とする。
本発明によれば、解像度を低下させることなく低収差で取り込める電子ビーム量を向上し、また広いサブフィールドを得ることでスループットを向上させる荷電粒子ビーム応用装置が実現できる。
以下に述べる本発明の実施例では、荷電粒子ビーム応用装置として、電子ビームパターン検査装置を例にとって説明する。なお、本発明は、電子ビームパターン検査装置に限らず、イオンビーム等の荷電粒子ビームを用いた応用装置にも同様に適用できる。
図1は、本発明の第1の実施例に係る電子ビーム検査装置の概略図である。
電子源1から放射された電子ビームは、照射レンズ2で収束ビームになり、ビーム分離器(ウィーンフィルター)4で偏向され、対物レンズ5で略平行ビームとなりステージ7上の試料6に照射される。3はこの照射電子光学系の光路を示しており、電子銃制御回路200により電子銃印加電圧V0、電流量等を制御される。試料6は、例えば、パターンつきウエハであり、マイナス数kV程度の電圧(Vs)が印加されている。Vsは試料電位制御回路201により制御される。ステージ7は、ステージ制御回路202により制御される。電子源1の像は対物レンズ5の前側焦点位置近傍に形成されているため、試料に照射されるビームは略平行で、試料上の広い領域を一度に照射することが可能である。
電子銃印加電圧V0はマイナス数kVからマイナス10kV程度であり、V0とVsの差が試料に照射される電子ビームのエネルギー(ランディングエネルギー)である。ウエハ上に形成されたパターンの検査を行う場合、検査対象に応じてランディングエネルギーを変える。ランディングエネルギーを変えるのは、電子銃印加電圧V0を変える場合もあり、試料電圧Vsを変える場合もある。
電子ビーム照射により試料から放出される荷電粒子種は、二次電子、弾性散乱電子、ミラー電子などが挙げられる。試料にイオンビームが照射される場合には、弾性散乱イオンも放出される。二次電子の放出エネルギーは1〜10eV程度であるが、通常結像させるのは1〜5eV程度である。弾性散乱電子は、試料に照射された電子が弾性散乱したものであるため、放出エネルギーはランディングエネルギーに等しい。弾性散乱電子は、通常反射電子と呼ばれるが、ミラー電子との違いを明確にするために、ここでは弾性散乱電子と呼ぶ。ミラー電子は、ランディングエネルギーをほぼ0にした場合の反射電子で、試料に衝突せず、直上で電位Vrにより引き戻される電子である。そのため、放出エネルギーはほぼ0である。なお、ミラー電子は厳密には試料から放出される電子ではないが、試料(もしくは試料近傍)の作用を受けて照射ビームの反対側に進む電子であるので、本発明中では、試料から放出される荷電粒子として扱う。
対物レンズ5は、3枚の電極5a、5b、5cで構成される静電レンズである。第一電極5aにはプラス数kV程度の電圧(Vr)が印加され、試料から放出された電子を加速させる。第二、第三電極5b、5cはそれぞれマイナス数kV(Vobj)、0V程度の電圧に設定し、加速された電子を収束する。対物レンズ5の各電極電圧は、静電レンズ制御回路203により制御される。対物レンズ5を出射する電子ビームのエネルギーは、放出エネルギーと試料電位Vsと検出装置12の接地電位(通常0V)で決まる。対物レンズ5の像面をウィーンフィルター4の中心近傍にすると、ウィーンフィルター4の収差等の影響を少なくできる。
対物レンズ5に加えて、中間レンズ8、投影レンズ9により、試料上で発生した荷電粒子ビームの像を拡大して検出装置12上に投影する。検出装置12での検出結果は、検出信号処理回路206を経て画像処理部212に入力される。画像処理部212内には入力された検出結果を記憶する記憶機構と、検出結果と設計データもしくは事前の検出結果との比較をし、欠陥および異物の有無等を判定する欠陥判定部を有する。判定結果は、GUI(Graphical User Interface)207上に表示される。
なお、図1において、中間レンズ8、投影レンズ9は磁界レンズを想定しており、磁界レンズ制御回路205により制御されるが、静電レンズでもよい。
放出電子種に応じて放出エネルギーは異なり、ユーザーがGUI207上で検出したい電子種を選択すると、対物レンズ5、中間レンズ8、投影レンズ9のレンズ条件は検出したい電子種に応じて変化され、収差補正器10条件も変化される。検出したい電子種以外は、対物絞り70(後述する図4)やウィーンフィルター4内壁などで遮断し、結像に寄与しないようにする。
収差補正器10は、通常複数の多極子レンズにより構成されており、対物レンズ5、中間レンズ8、投影レンズ9で発生する収差を補正する。13は収差補正器の動作電源であり、電極数分だけ必要になる場合もある。多数の収差補正器電源13は、収差補正器制御回路204により制御される。発生する収差には球面収差、色収差、コマ収差、歪曲収差、像面湾曲、非点収差などがあり、軸上の収差のみでなく、軸外の収差も補正する収差補正器であることが望ましい。収差補正器をウィーンフィルター4と対物レンズ5との間(図中、位置14)に設置すると、照射光学系と結像光学系の両光路3、11が収差補正器の中にあることになる。両光学系とも補正をすることは困難であるため、この位置は望ましくない。したがって、収差補正器の設置位置は、二光学系が重なっていないウィーンフィルター4から検出装置12の間が望ましい。
検出電子量を増やすには、試料からの放出角を大きくとる必要がある。しかし、約20mradより大きい放出角の場合、放出角の増大に伴い解像度は低下し、100nm以下の解像度を得るには、100mrad程度までの放出角しか取れない。20mrad以上での解像度低下の要因は、二次電子は主に色収差であり、反射電子(弾性散乱電子)は主に球面収差である。これらの収差を低減できれば、放出角を大きくすることができ、検出電流量が上がるため、スループットを向上させることが出来る。すなわち、スループット向上には、収差の低減が必須である。従来は試料6と対物レンズ第一電極5a間の電界密度を上げることで収差を低減させているが、高電圧の放電等の問題があり、この方法での改善は次第に困難となる。
図1で述べたように、試料上には面積ビームを照射するため、一度に観察できる試料上の領域が広い。試料上の照射領域から、検出装置で一度に取り込める領域をサブフィールドと呼ぶ。通常は、照射ビームを出来る限り像に寄与させたいため、照射領域とサブフィールドは同程度であり、試料上で現状一辺50〜100μm程度の四角形である。このサブフィールドが広くなれば、ステージ移動の回数が減らせるなどにより、スループットを向上させることが可能となる。
本発明によれば、収差補正器10で収差を補正することで、これら2つの要因(放出角、サブフィールド面積)を向上させスループットを向上させることができる。
図2は、本発明の第2の実施例に係る電子ビーム検査装置の概略図である。収差補正器は、一般的に、補正器前後の軌道が対称である方が調整をしやすい。特に、平行入射・平行出射が望ましいため、図2に示したような両側テレセントリックなレンズ組内に収差補正器を置く構成が望ましい。両側テレセントリックなレンズ組とは、二個一組のレンズで、第一レンズの前側焦点位置に物面があり、第二レンズの後側焦点位置に像面がある構成である。また、両側テレセントリックなレンズ組で、第一レンズと第二レンズの間隔が両焦点距離の和である構成の場合をレンズダブレットと呼ぶ。本実施例では、図2において、第一対物レンズ51と第二対物レンズ52(中間電極電圧Vobj2)はレンズダブレットを構成し、第一投影レンズ91と第二投影レンズ92は両側テレセントリックであるが、必ずしもレンズダブレットではない。
収差補正器の両側のレンズは、磁界レンズで構成することが可能である。また、後述する図3および図4に示すように、静電レンズで構成することも可能である。レンズダブレットは、歪曲収差、コマ収差、倍率色収差を低減する働きがある。なお、磁界レンズでのダブレットはレンズの極性を逆にすることが望ましく、前記の収差のみでなく、磁界レンズでの像回転も低減できる。また、収差補正器10の両側のレンズをレンズダブレットもしくは両側テレセントリックにするのみでなく、他のレンズもレンズダブレットを構成することは、収差補正器10への負荷を低減できる点から望ましい。この構成は、図2ないし図5において当てはまる。
ところで、収差補正器10の動作条件(印加電場、印加磁場)は、収差補正器に入射する荷電粒子のエネルギーおよび軌道により変化する。二次電子、弾性散乱電子、ミラー電子などと検出荷電粒子種を切り替えて検出する場合や、ランディングエネルギー変化や試料移動に伴う高さ変化に対して、収差補正器10の動作条件ができる限り変化しない構成もしくは収差補正器10の軌道ができる限り変化しない構成にしてあれば、検出荷電粒子種を変えても調整が容易である。
結像光学系11における電子のエネルギー、すなわち収差補正器10を通る電子のエネルギーは、試料電位(Vs)と検出装置の接地電位(通常0V)の差分のエネルギーに放出エネルギーを加えたものである。結像光学系11のエネルギーは、以下の要因で変化しうる。
(1)二次電子、弾性散乱電子、ミラー電子と、検出したい放出電子が異なると放出エネルギーが異なるので、結像光学系11での電子エネルギーは異なる。
(2)通常、半導体ウエハ上に形成したパターンを検査する場合、検査する対象に応じて、ランディングエネルギーを変化させる。このとき、試料電位Vsを変えずにV0でランディングエネルギーを制御する場合は、結像光学系11での電子エネルギーは変化しないが、V0を変えずにVs変化でランディングエネルギーを制御する場合、結像光学系のエネルギーは変化する。
また、収差補正器10に入射する電子ビームの軌道は、以下の要因で変化する。
(1)上記二要因による結像光学系のエネルギーの変化。
(2)試料の高さ変化。
そこで、上記の要因により収差補正器10の条件変化が少ないシステムを提案する。
まず、収差補正器10における電子ビームのエネルギーを略不変にする構成を示す。
図3は、本発明の第3の実施例に係る電子ビーム検査装置の概略図である。本実施例では、対物レンズ、中間レンズともレンズダブレットを形成し、投影レンズはレンズダブレットとは限らないが両側テレセントリックになっている。また、中間レンズ81、82は磁界レンズ、投影レンズ91、92は静電レンズを用いている。91a、91b、91cは、それぞれ第一投影レンズ91を構成する第一電極、第二電極(印加電圧Vi)、第三電極を示し、92a、92b、92cは、それぞれ第二投影レンズ92を構成する第一電極、第二電極(印加電圧Vp)、第三電極を示している。
収差補正器10は電気的にフローティングとし、フローティング電位(Ve)を任意に変えられるものとする。収差補正器10のフローティング電位Veを、試料から放出されるエネルギーに相当する電圧値に設定することで、放出エネルギーにかかわらず、収差補正器10を通る電子ビームのエネルギーを一定に保つことが可能となる。また、図3に示したように、第一投影レンズ91と第二投影レンズ92の収差補正器側の電極(91c、92a)をVeと同電位にし、91cから92aまでの鏡体もVeにすると、収差補正器10の入出射エネルギーを一定に保つことができ、より調整がしやすくなる。ただし、収差補正器内の多極子の間隔が密であり、前記第一投影レンズ91と第二投影レンズ92の収差補正器側の電極が収差補正器10に近い場合には、実質的に鏡体までVeにしなくてもよい場合もある。
次に、収差補正器に入射する電子ビームの軌道を略不変にする構成を示す。
図3には、焦点補正器60を有する。焦点補正器60は筒状の電極であり、ここに電圧を印加することで、第一中間レンズ81の磁場の作用が変化し、焦点位置Pを変化させることが出来る。図中Pは、収差補正器10直前レンズの物面を示す。試料6の高さ変化は試料高さ検出器15で検出し、検出結果はZ検出回路209を経て焦点補正器制御回路208や静電レンズ制御回路203、磁界レンズ制御回路205にフィードバックされる。試料の高さ変化に対してもP位置を略一定に保つことで、収差補正器10への入射軌道は略一定に保つことが出来る。各レンズの励磁値・電圧値を変えてもP位置を略一定に保つことは可能であるが、ウエハ検査時の高さ変化のように、高速での応答を要求される場合には、焦点補正器60にフィードバックした方がよい。なお、焦点補正器60はPを不変にするのみでなく、検出装置12でのフォーカスを調整するために用いることも可能である。
また、放出エネルギーが変化した場合でも、収差補正器10直前レンズの物面Pを略不変にし、収差補正器10直前レンズからの射出角度を略不変にすることで、収差補正器10への入射軌道を略一定にすることができ、検査対象(二次電子、弾性散乱電子、ミラー電子)を変えた場合の調整が容易になる。図3のように、収差補正器10が両側テレセントリックなレンズに挟まれている場合、収差補正器10直前レンズ(第一投影レンズ91)は平行射出であるため、調整が容易になる。放出エネルギーが変化した場合は高速でのフィードバックが要求されないので、物面Pを略不変にし、収差補正器10直前レンズからの射出角度を略不変にするためには、磁界レンズや静電レンズの励磁値、電圧値を変化させればよく、補助的に焦点補正器60を用いてもよい。
図4は、本発明の第4の実施例に係る電子ビーム検査装置の概略図であり、収差補正器10を実際に使用する場合に有用な構成を示す。ここでは、照射光学系3の一部を省略してある。収差補正器は、通常複数の多極子レンズで構成される。収差補正器を用いる場合、まずこれら多極子レンズを動作させない状態で多極子レンズ以外のレンズ条件等の設定を行い、その後多極子レンズを動作させて調整し、収差補正器として機能させる。本発明で想定する軸外収差まで補正する収差補正器では、多極子レンズの動作・非動作によって収差補正器以下の結像条件が変化するため、多極子レンズ非動作時に結像できるように補助レンズTL1、TL2を有することが望ましい。
補助レンズTL1、TL2を有する構成を、図4に示す。図4には、第一結像レンズ91と収差補正器10の間、および収差補正器10と第二結像レンズ92との間に、補助レンズTL1およびTL2を設置している。これら補助レンズは補助レンズ制御回路211を経て制御し、収差補正器10を動作させない場合ON、動作時にはOFFにする。補助レンズの焦点距離および設置位置は、第一投影レンズの焦点距離をf1とすると、TL1、TL2とも焦点距離をf1としたダブレットレンズが望ましい。補助レンズの物面(Z1)を第一投影レンズ91の後側焦点位置、像面(Z2)を第二投影レンズ92の前側焦点位置となるように設置する。この補助レンズTL1、TL2のように、二つのレンズの焦点距離が等しく、レンズ間隔が焦点距離の2倍で、第一レンズ(TL1)の物面が前側焦点位置、第二レンズ(TL2)の像面が後側焦点位置にあるレンズ組をトランスファーダブレットと呼び、物面を等倍で像面に写像する機能を有する。このとき収差補正器はZ1からZ2の間に入るため、収差補正器10の大きさを考慮して、f1、f2を設計する。なお補助レンズを用いる場合、Veは所定の値にしてあった方が以後の調整が容易になる。
また、61、62は軸調整用のアライナであり、アライナ制御回路210により制御され、収差補正器10動作時と補助レンズ動作時での光軸の違いを調整する。この軸調整用アライナは、磁場型ではヒステリシスがあるため、再現性のよさから静電型が望ましい。図4に示したように、両側テレセントリックなレンズ組の間に補助レンズを入れる場合、2枚のレンズでよいが、収差補正器の前後が両側テレセントリックでない場合、同様の機能を持たせる場合に2枚以上のレンズが必要になる場合がある。図4中、110、111は軸外の結像光学系である。また、70は絞りである。絞り70では、放出電子の角度を制限したり、結像に寄与する以外の電子ビームを遮断したりする。
図5は、本発明の第5の実施例に係る電子ビーム検査装置の概略図である。照射光学系内にも、球面収差、色収差、コマ収差、歪曲収差、像面湾曲、非点収差などの収差を補正する収差補正器100を搭載した例である。収差補正器100は、収差補正器制御回路204で制御される。このように、照射光学系にも収差補正器を搭載することにより、例えば、照射光学系の球面収差を補正することで平行度のより高いビームを試料に照射することが可能となり、また、色収差を補正することでエネルギーがより一様なビームを試料に照射することが可能となる。
このように、本発明によれば、試料上に形成されたパターンを観察する際に、解像度を低下させずに検出荷電粒子量を向上させ、さらにサブフィールドを広く取り、観察スループットを向上させることが可能となる。また、放出される荷電粒子種(二次電子、弾性散乱電子、ミラー電子など)の変化や試料高さ変動などにより結像光学条件が変化しても、収差補正条件をほぼ一定に保つことが可能となる。また、収差補正器が動作していない場合でも結像が可能なように、補助レンズを設置する。さらに、照射光学系にも収差補正器を搭載することにより、試料に一様なビーム照射が可能となる。
以上詳述したように、本発明の荷電粒子ビーム応用装置によれば、軸上および軸外の収差を補正し、より広い試料放出角のビームを取り込めるのと、より広い領域での観察が可能となり、高解像度、高スループットのパターン検査が可能となる。
本発明の第1の実施例に係る電子ビームパターン検査装置を説明する図。 本発明の第2の実施例に係る電子ビームパターン検査装置を説明する図。 本発明の第3の実施例に係る電子ビームパターン検査装置を説明する図。 本発明の第4の実施例に係る電子ビームパターン検査装置を説明する図。 本発明の第5の実施例に係る電子ビームパターン検査装置を説明する図。
符号の説明
1…電子源、2…照射レンズ、3…照射光学系の光路、4…ビーム分離器(ウィーンフィルター)、5…対物レンズ、5a…対物レンズ第一電極、5b…対物レンズ第二電極、5c…対物レンズ第三電極、6…試料、7…試料ステージ、8…中間レンズ、9…投影レンズ、10…収差補正器、11…結像光学系の光路、12…検出装置、13…収差補正器制御回路、14…収差補正器仮位置、15…試料高さ検出器、51…第一対物レンズ、51a…第一対物レンズ第一電極、51b…第一対物レンズ第二電極、51c…第一対物レンズ第三電極、52…第二対物レンズ、60…焦点補正器、61…収差補正器前アライナ、62…収差補正器後アライナ、70…絞り、81…第一中間レンズ、82…第二中間レンズ、91…第一投影レンズ、91a…第一投影レンズ第一電極、91b…第一投影レンズ第二電極、91c…第一投影レンズ第三電極、92…第二投影レンズ、92a…第二投影レンズ第一電極、92b…第二投影レンズ第二電極、92c…第二投影レンズ第三電極、100…照射光学系収差補正器、110…結像光学系軸外光路1、111…結像光学系軸外光路2、200…電子銃制御回路、201…試料電位制御回路、202…ステージ制御回路、203…静電レンズ制御回路、204…収差補正器制御回路、205…磁界レンズ制御回路、206…検出信号処理回路、207…GUI(Graphical User Interface)、208…焦点補正器制御回路、209…Z検出回路、210…アライナ制御回路、211…補助レンズ制御回路、212…画像処理部、TL1…第一補助レンズ、TL2…第一補助レンズ。

Claims (8)

  1. 試料に荷電粒子からなる照射ビームを照射する照射光学系と、
    当該照射ビームにより前記試料から二次的に放出される荷電粒子を結像する結像光学系と、
    前記結像光学系の後段に配置され、当該結像光学系により結像された荷電粒子を検出する検出装置と、
    前記照射ビームと前記試料から二次的に放出される荷電粒子とを分離するビーム分離器とを備え、
    前記結像光学系は、
    前記ビーム分離器と前記検出装置との間に配置されたレンズブレットと、
    該レンズブレットと前記検出装置との間に配置された第1のレンズと、
    該第1のレンズと前記検出装置との間に配置され、複数の多極子レンズにより構成された、球面収差、色収差、コマ収差、歪曲収差、像面湾曲、軸外非点収差のうち少なくとも一つの収差を補正する収差補正器と、
    該収差補正器と前記検出装置との間に配置された第2のレンズとを有し、
    前記収差補正器を電気的にフローティングとし、前記収差補正器のフローティング電位を任意に設定できる構成として、前記試料から放出される荷電粒子のエネルギーに応じて前記フローティング電位を設定することで、前記試料から放出される荷電粒子のエネルギーに関わらず前記収差補正器を通過する荷電粒子ビームのエネルギーを一定にするよう構成することを特徴とする荷電粒子ビーム応用装置。
  2. 試料に荷電粒子からなる照射ビームを照射する照射光学系と、
    当該照射ビームにより前記試料から二次的に放出される荷電粒子を結像する結像光学系と、
    前記結像光学系の後段に配置され、当該結像光学系により結像された荷電粒子を検出する検出装置と、
    前記照射ビームと前記試料から二次的に放出される荷電粒子とを分離するビーム分離器とを備え、
    前記結像光学系は、
    前記ビーム分離器と前記検出装置との間に配置されたレンズダブレットと、
    該レンズダブレットと前記検出装置との間に配置された第1のレンズと、
    該第1のレンズと前記検出装置との間に配置され、複数の多極子レンズにより構成された、球面収差、色収差、コマ収差、歪曲収差、像面湾曲、軸外非点収差のうち少なくとも一つの収差を補正する収差補正器と、
    該収差補正器と前記検出装置との間に配置された第2のレンズとを有し、
    前記収差補正器を電気的にフローティングとし、前記収差補正器のフローティング電位を任意に設定できる構成とし、前記第1のレンズと前記第2のレンズを静電レンズとして、前記試料から放出される荷電粒子のエネルギーに応じて前記フローティング電位を設定し、前記静電レンズの収差補正器側の電極を前記フローティング電位と同電位にすることを特徴とする荷電粒子ビーム応用装置。
  3. 試料に荷電粒子からなる照射ビームを照射する照射光学系と、
    当該照射ビームにより前記試料から二次的に放出される荷電粒子を結像する結像光学系と、
    前記結像光学系の後段に配置され、当該結像光学系により結像された荷電粒子を検出する検出装置と、
    前記照射ビームと前記試料から二次的に放出される荷電粒子とを分離するビーム分離器とを備え、
    前記結像光学系は、
    前記ビーム分離器と前記検出装置との間に配置されたレンズダブレットと、
    該レンズダブレットと前記検出装置との間に配置された第1のレンズと、
    該第1のレンズと前記検出装置との間に配置され、複数の多極子レンズにより構成された、球面収差、色収差、コマ収差、歪曲収差、像面湾曲、軸外非点収差のうち少なくとも一つの収差を補正する収差補正器と、
    該収差補正器と前記検出装置との間に配置された第2のレンズとを有し、
    前記試料から放出される荷電粒子のエネルギーに関わらず、前記第1のレンズの物面を不変にし、前記第1のレンズからのビーム射出角度を不変とし、前記収差補正器に入射する荷電粒子ビームの軌道を一定にすることを特徴とする荷電粒子ビーム応用装置。
  4. 試料に荷電粒子からなる照射ビームを照射する照射光学系と、
    当該照射ビームにより前記試料から二次的に放出される荷電粒子を結像する結像光学系と、
    前記結像光学系の後段に配置され、当該結像光学系により結像された荷電粒子を検出する検出装置と、
    前記照射ビームと前記試料から二次的に放出される荷電粒子とを分離するビーム分離器とを備え、
    前記結像光学系は、
    前記ビーム分離器と前記検出装置との間に配置されたレンズダブレットと、
    該レンズダブレットと前記検出装置との間に配置された第1のレンズと、
    該第1のレンズと前記検出装置との間に配置され、複数の多極子レンズにより構成された、球面収差、色収差、コマ収差、歪曲収差、像面湾曲、軸外非点収差のうち少なくとも一つの収差を補正する収差補正器と、
    該収差補正器と前記検出装置との間に配置された第2のレンズとを有し、
    前記試料の高さに関わらず、前記第1のレンズの物面を不変にする構成とし、前記収差補正器に入射する荷電粒子ビームの軌道を一定にすることを特徴とする荷電粒子ビーム応用装置。
  5. 試料に荷電粒子からなる照射ビームを照射する照射光学系と、
    当該照射ビームにより前記試料から二次的に放出される荷電粒子を結像する結像光学系と、
    前記結像光学系の後段に配置され、当該結像光学系により結像された荷電粒子を検出する検出装置と、
    前記照射ビームと前記試料から二次的に放出される荷電粒子とを分離するビーム分離器とを備え、
    前記結像光学系は、
    前記ビーム分離器と前記検出装置との間に配置されたレンズダブレットと、
    該レンズダブレットと前記検出装置との間に配置された第1のレンズと、
    該第1のレンズと前記検出装置との間に配置され、複数の多極子レンズにより構成された、球面収差、色収差、コマ収差、歪曲収差、像面湾曲、軸外非点収差のうち少なくとも一つの収差を補正する収差補正器と、
    該収差補正器と前記検出装置との間に配置された第2のレンズとを有し
    前記レンズダブレットの一方は、磁界レンズと焦点補正器により構成されることを特徴とする荷電粒子ビーム応用装置。
  6. 試料に荷電粒子からなる照射ビームを照射する照射光学系と、
    当該照射ビームにより前記試料から二次的に放出される荷電粒子を結像する結像光学系と、
    前記結像光学系の後段に配置され、当該結像光学系により結像された荷電粒子を検出する検出装置と、
    前記照射ビームと前記試料から二次的に放出される荷電粒子とを分離するビーム分離器とを備え、
    前記結像光学系は、
    前記ビーム分離器と前記検出装置との間に配置されたレンズダブレットと、
    該レンズダブレットと前記検出装置との間に配置された第1のレンズと、
    該第1のレンズと前記検出装置との間に配置され、複数の多極子レンズにより構成された、球面収差、色収差、コマ収差、歪曲収差、像面湾曲、軸外非点収差のうち少なくとも一つの収差を補正する収差補正器と、
    該収差補正器と前記検出装置との間に配置された第2のレンズとを有し、
    前記多極子レンズが収差補正器として動作していない場合に動作する少なくとも2枚の補助レンズを有し、前記多極子レンズが収差補正器として動作していない場合に、前記多極子レンズおよび前記補助レンズ以外のレンズ条件を不変で結像する構成であることを特徴とする荷電粒子ビーム応用装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の荷電粒子ビーム応用装置において、前記照射光学系に、球面収差、色収差、コマ収差、歪曲収差、像面湾曲、軸外非点収差のうち少なくとも一つの収差を補正する第二の収差補正器を有することを特徴とする荷電粒子ビーム応用装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の荷電粒子ビーム応用装置において、前記荷電粒子ビームは、電子ビームであり、前記電子ビームの照射により前記試料から放出される荷電粒子は、二次電子、弾性散乱電子、ミラー電子のうち何れか一つを主に含むことを特徴とする荷電粒子ビーム応用装置。
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