JP4287719B2 - 染毛剤およびそれを用いた染毛方法 - Google Patents

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Description

本発明は、藍の「すくも」、「沈殿藍」、「藍乾燥葉」などを利用した染毛剤およびそれを用いた染毛方法に関するものである。
従来、髪を染める成分と方法は幾通りかあり、例えば、染毛効果とその持続性の高い酸化染料を用いた合成染毛剤、欧米で多用されている「ヘナ」を主成分とする植物性の染毛料、酸性染料を配合した染毛料(いわゆるヘアマニキュア)などがある。
しかし、酸化染料は人体にアレルギーを引き起こすことが知られており、一方「ヘナ」は色調が限られ、日本人の黒髪にはなじまず、またアレルギーを起こすとの報告もあり、酸性染料は毛髪に染込ませるだけであるために堅牢性が悪く、また従来の染毛剤の中には肌に付くと肌が染まってしまう問題があるなど、それぞれ一長一短がある。
一方、粉末状の植物染料と、液体シリコーン、パラフィン類、植物性あるいは動物性の油などを界面活性剤などで乳化あるいは懸濁させた染毛剤が提案されている(特許文献1など参照)。しかし、この染毛剤は剤の安定性や染毛操作上の機能性の向上は認められるものの、染毛剤として最も優先されるべき染毛効果については充分といえず問題の解決には至っていない。
特開平10−53720号公報
藍は古くから栽培の歴史があり、繊維に対する染料として、あるいは、食品の着色剤や、解毒剤や解熱剤として医薬品に用いられてきた長い歴史を持つものである。この藍の染料成分を髪の染毛に使用することにより、これまで染毛できなかった過敏な体質者が染毛できるようになったり、頭皮や髪に対する刺激や損傷をなくし、しかも新しい髪の質感が得られ、日本人の髪色に応しい色調の染毛効果が期待できる。
本発明の第1の目的は、肌に付いても肌が染まらないような天然の藍を利用した染毛剤であって、例えば白髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛でき白髪を隠すことができ、色落ちせず堅牢性の高く、しかもパーマが同時にできる染毛剤を提供することであり、そして本発明の第2の目的は、この染毛剤を用いて髪を染毛すると同時にパーマができる染毛方法を提供することである。
上記課題を解決するため請求項1の発明は、(イ)藍の「すくも」、「沈殿藍」、「藍乾燥葉」およびこれらの2種以上の混合物から選ばれる少なくとも1つの成分、(ロ)還元剤、(ハ)アルカリ剤を必須成分として含み、染毛剤全体に対し前記(ロ)還元剤を0.1〜20重量%、前記(ハ)アルカリ剤を0.01〜10重量%含む染毛剤であって、前記(ロ)還元剤と(ハ)アルカリ剤として、これらを組み合わせた剤である、チオグリコール酸やシステインを主成分とするパーマ剤あるいはパーマ剤の内の1剤、あるいは亜硫酸塩を主成分とするカーリング剤を用いることを特徴とするものである。
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本発明の請求項の発明は、請求項1記載の染毛剤において、毛髪への付着性や染毛時の操作性を高めるため、グアガム、海藻抽出精製エキスから選ばれる植物由来の増粘成分、シルクプロテインからなる動物由来の増粘成分を含むことを特徴とするものである。
本発明の請求項の発明は、請求項1あるいは請求項2記載の染毛剤において、髪の質感を高めるため、油剤、コンディショニング剤、界面活性剤、湿潤剤から選ばれる天然物または化学的添加成分を含むことを特徴とするものである。
本発明の請求項の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに載の染毛剤において、経時安定性を高めるためパラベン類、安息香酸塩から選ばれる防腐剤および/または酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤から選ばれる添加剤を含むことを特徴とするものである。
本発明の請求項の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の染毛剤中のインジゴを還元してロイコインジゴ(白藍)にした後、あるいは適量の水と混合して毛髪に均一に塗布し、その後塗布しながら巻きパーマ操作および染毛後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げることを特徴とする染毛方法に関するものである。
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本発明の請求項1記載の染毛剤は、医薬品として、あるいは繊維に対する染料として長い歴史を持つ藍の染料成分を髪の染毛に使用するものであり、肌に付いても肌が染まらず、色落ちせず、堅牢性が高く、これまで染毛できなかった過敏な体質者が染毛できるようになったり、頭皮や髪に対する刺激や損傷をなくし、しかも白髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛できるなど新しい髪の質感が得られ、日本人の髪色に応しい色調の染毛効果が持続して期待できる。染毛時直前に藍の「すくも」、「沈殿藍」、「藍乾燥葉」およびこれらの2種以上の混合物から選ばれる少なくとも1つの成分に、前記(ロ)還元剤と(ハ)アルカリ剤として、これらを組み合わせた剤である、チオグリコール酸やシステインを主成分とするパーマ剤あるいはパーマ剤の内の1剤、あるいは亜硫酸塩を主成分とするカーリング剤を特定範囲の量添加して染毛剤を調製して毛髪に塗布して容易に染毛できるとともにパーマをかけることができる。
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本発明の請求項の染毛剤は、毛髪への付着性や染毛時の操作性を高めるため、グアガム、海藻抽出精製エキスから選ばれる植物由来の増粘成分、シルクプロテインからなる動物由来の増粘成分を含むので、毛髪に塗布した際に染毛剤がよく付着し垂れ落ちないように調整できる。
本発明の請求項の染毛剤は油剤、コンディショニング剤、界面活性剤、湿潤剤から選ばれる天然物または化学的添加成分を含むことにより、髪の質感を高めることができる。
本発明の請求項記載の染毛剤は、パラベン類、安息香酸塩から選ばれるの防腐剤および/または酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤から選ばれる添加剤を含むことにより、経時安定性、耐酸化性、耐紫外線性などを高めることができる。
本発明の請求項記載の染毛方法により、より堅固な染毛を行うことができるとともにパーマをかけることができる。
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以下、本発明を詳細に説明する。
図1に、藍を用いて染毛する場合の発色の原理を示す。
図1において、藍の主として葉に含まれている配糖体の(1)インジカン(水溶性)は、同一植物内に共存して含まれる酵素(β−グルコシダーゼ)による加水分解作用を受け(2)インドキシル(水溶性)を生成する。空気中でこの(2)インドキシルが酸化的に2分子会合して、(3)インジゴ(水不溶性)となり発色する。
この反応以外に、(4)イサチンを経て(5)インジルビンを生成する反応がある。(5)インジルビンは赤味のある紫色をしているので、染毛条件によっては(5)インジルビンの生成量が多くなり、藍本来の青〜紺色がでなくなり赤味のある紫色が強くなる。
本発明の染毛剤は、(イ)藍の「すくも」、「沈殿藍」、「藍乾燥葉」およびこれらの2種以上の混合物から選ばれる少なくとも1つの成分、(ロ)還元剤、(ハ)アルカリ剤を必須成分として含み、染毛剤全体に対し前記(ロ)還元剤を0.1〜20重量%、前記(ハ)アルカリ剤を0.01〜10重量%含む染毛剤であって、前記(ロ)還元剤と(ハ)アルカリ剤として、これらを組み合わせた剤である、チオグリコール酸やシステインを主成分とするパーマ剤あるいはパーマ剤の内の1剤、あるいは亜硫酸塩を主成分とするカーリング剤を用いることを特徴とするものである。
本発明で用いる(イ)藍の「すくも」は藍の生葉を積み重ね時々水をまき発酵させたものであり、「沈殿藍」は藍の生葉を水に漬け放置した時に生成する沈殿物であり、「藍乾燥葉」は藍の生葉を天日などで乾燥したものであって、いずれも水の存在下で(1)インジカンは酵素(β−グルコシダーゼ)による加水分解作用を受け(2)インドキシルを生成し、生成した(2)インドキシルが空気に触れて(3)インジゴとなっている。したがって、(イ)藍の「すくも」も「沈殿藍」も「藍乾燥葉」ともに(3)インジゴを主として含む。
(イ)藍の「すくも」、「沈殿藍」、「藍乾燥葉」およびこれらの2種以上の混合物から選ばれる少なくとも1つの成分を用いて染毛する際は、(イ)藍の「すくも」、「沈殿藍」、「藍乾燥葉」およびこれらの2種以上の混合物から選ばれる少なくとも1つの成分に(ロ)還元剤と(ハ)アルカリ剤を添加して、(3)インジゴを「ロイコインジゴ(白藍)」に還元して行う。「ロイコインジゴ(白藍)」にした本発明の染毛剤を均一に髪に塗布する。「ロイコインジゴ(白藍)」が髪に浸透し、そしてその状態で空気に触れると「ロイコインジゴ(白藍)」が酸化されて(3)インジゴとなって希望の濃い色に染毛でき、かつ堅牢性の高い染毛を行うことができる。染毛後は毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げる。
本発明で使用する(ロ)還元剤としては、具体的には、例えば、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウムのような亜硫酸塩化合物、および、チオール系化合物、アミノ酸系チオール化合物としてメルカプト基を分子内に有する化合物である、チオグリコール酸、チオ乳酸、3−メルカプトプロピオン酸、チオ酒石酸、チオリンゴ酸、ジメルカプトアジピン酸、システイン、N−アセチルシステイン、ホモシステインなどのメルカプトカルボン酸類;システアミン、N−アシルシステアミンなどのシステアミン誘導体;2−メルカプトエタノール、チオグリセロール、3−アルコキシ−1−メルカプト−2−プロパノールなどのメルカプトアルコール類;メチルチオグリコレート、エチルチオグリコレート、グリコールモノチオグリコレート、1,2−プロピレングリコールモノチオグリコレート、グリセロールモノチオグリコレート、グリコールモノチオラクテート、グリセロールモノチオラクテート、グリセロールモノ−3−メルカプトプロピオネート、システインメチルエステル、システインエチルエステル、ホモシステインメチルエステル、ホモシステインエチルエステルなどのメルカプトカルボンエステル類;チオグリコールアミド、N−ヒドロキシエチルチオグリコールアミド、3−メルカプトプロピオンアミド、N−ヒドロキシエチル−3−メルカプトプロピオンアミド、システインアミドなどのメルカプトカルボン酸アミド類、およびトコフェロールなどの単独あるいはこれらから選ばれる2種以上の混合物などが挙げられる。
(ロ)還元剤の濃度は特に限定されないが、通常0.1〜20重量%、好ましくは1.0〜11.0重量%であり、濃度が0.1重量%未満では効果がなく、20重量%を超えると染色性を悪くする。
本発明で使用する(ハ)アルカリ剤としては、具体的には例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属の無機アルカリ、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミンなどの有機アルカリ、さらにはアルカリ性の塩例えばクエン酸ナトリウム、リン酸3ナトリウムなどを挙げることができる。
これ以外のアルカリ剤として、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭酸グアニジンなどのグアニジン塩、リジン、アルギニン及び2−アミノ−2−メチルプロパノールなども使用できる。
上記アルカリ剤の濃度は特に限定されないが、通常0.01〜10重量%、好ましくは1.0〜7重量%である。0.01重量%未満ではその効果がなく、10%重量%を超えると染色性を悪くする。
(イ)藍の「すくも」、「沈殿藍」、「藍乾燥葉」およびこれらの2種以上の混合物から選ばれる少なくとも1つの成分により染毛する場合は、前記(ロ)還元剤と(ハ)アルカリ剤を組み合わせた剤である、チオグリコール酸やシステインを主成分とするパーマ剤あるいはパーマ剤の内の1剤、あるいは亜硫酸塩を主成分とするカーリング剤と併用あるいは混合して使用してもよい。
本発明で用いる藍の原料植物は特に限定されるものではなく、藍の種類は、具体的には、例えば、蓼藍、琉球藍、インド藍、大青を始めとするIndigofera属の植物を挙げることができる。
蓼藍(タデアイ)は、タデ科(Polygonaceae)のアイ(Polygonum tinctorium LOUR)でインドネシア、中国、日本で産生する1年草である。
琉球藍[キツネノマゴ科(Acanthaceae)のリュウキュウアイ(Strobilanthes cusia(NEES)]は、中国、沖縄に産生する多年草である。 インド藍は、豆科(Leguminosae)の多年草でインド、ジャワなどに産生する(Indigofera tinctoria.)。
大青(タイセイ)はアブラナ科(Curciferae)のタイセイ(Isatis indigotica FORTUNE)で、中部ヨーロッパ、中国などに産生する1年草である。
藍は根や茎を含む全草でもよいが、とくに葉がよい。また、藍の葉は一番刈りでも三番刈りでもよいが、生育期の頂部の葉がとくに使用に適している。
本発明の染毛剤は、単独で使用することができるが、他の染毛材料を適量加えて、色の変化を出すことができる。
他の染毛材料としては、具体的に、例えば、茜、アラカシ、アンズ、インド茜、うこん、ウメ、エンジュ、オヒルギ、カキ、カシワ、カリヤス、カリン、ガンビール、キハダ、キンモクセイ、クサギ、クスノキ、クチナシ、クヌギ、栗、クロチク、クワ、ケヤキ、月桂樹、ゲンノショウコ、紅茶、コーヒー、コチニール、コナラ、ゴバイシ、コバノガマズミ、コブナグサ、サクラ、ザクロ、シュンギク、シラカシ、すおう、ズミ、セイヨウ茜、ソヨゴ、タブノキ、たまねぎ、チョウジ、ドクダミ、ニッケイ、ハナミズキ、ハルジオン、ピーナツ、ビワ、ビンロウジュ、ペグノキ、ベニバナ、マリーゴールド、ミズキ、ミロバラン、ムクノキ、ムラサキ、ヤシャブシ、ヤブマオ、ヤマボウシ、ヤマモモ、ヨモギ、ラック、緑茶、ロッグウッド、およびこれらの2種以上の混合物などを挙げることができる。
これらの中でも茜、うこん、すおう、コチニール、ロッグウッド、ヘナなどの天然草木染成分、食材である栗、たまねぎ、コーヒーなどは好ましく使用できる。
また、本発明の染毛剤に対して、アロエ、カミツレ、甘草、クロレラ、コンフリー、シナモン、しいたけ、ジャスミン、セージ、ニンジン、ニンニク、茶、ペパーミント、マリーゴールド、ラベンダー、ローズマリー、海藻などの植物成分を増量剤および/または賦型剤として適量加えることができる。
これらの中でも茶葉、コンフリー、カミツレ、クロレラ、ローズマリー、海藻などは好ましく使用できる。
また、本発明の染毛剤に対して、むくろじ科のムクロジ(SapindusMukurossi Gaertn.)、まめ科のサイカチ(Gleditschia Japonica Mig.)、バラ科のキラヤ皮(Quillaia Saponaria Molina)、朝鮮ニンジン、トチバニンジン、キキョウ(桔梗)、タラの木、エンジュ、セネガ、ダイズ(大豆)、甘草、ヤツデなどを始めとしたサポニン含有植物を染毛調整剤として加えることができる。
図1に示したように、(1)インジカンが、酵素(β−グルコシダーゼ)による加水分解作用を受け(2)インドキシル(水溶性)を生成し、空気中でこの(2)インドキシルが酸化的に2分子会合して、(3)インジゴとなる以外に、(4)イサチンを経て(5)インジルビンを生成する反応がある。(5)インジルビンは赤味のある紫色をしているので、染毛条件によっては(5)インジルビンの生成量が多くなり、藍本来の青〜紺色がでなくなり赤味のある紫色が強くなる。
しかし、本発明の染毛剤に対して、ムクロジ、サイカチ、キラヤ皮を始めとしたサポニン含有植物を加えると、(5)インジルビンの生成が抑制され、(3)インジゴの生成量が多くなるので、藍本来の色をだすことができる。
したがって、藍本来の色に染毛する場合は、本発明の染毛剤に対して、ムクロジ、サイカチ、キラヤ皮を始めとしたサポニン含有植物を加えるが、これらのサポニン含有植物の種類や配合量により藍本来の色をやや赤味のある紫色にするなど色の広がり、色の変化を求めることもできる。
上記サポニン含有植物の添加量は特に限定されないが、通常染毛剤全体に対して0.1〜20.0重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲で加えることが望ましい。0.1重量%未満では、(5)インジルビン生成の抑制効果が低く、20.0重量%を超えても効果が向上することなく、逆に染毛効果を減少させることになる。
また、本発明の染毛剤に対して、毛髪への付着性や染毛時の操作性を高めるため、増粘成分を適量配合できる。
増粘成分としては、a.天然品、半合成品、合成品などの水溶性高分子物質、b.塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムなどの電解質、c.非イオン性界面活性剤、d.油分などが使用できる。
本発明においては、グアガム、海藻抽出精製エキスなどの植物成分、またシルクプロテインを始めとする動物由来の増粘成分を好ましく使用できる。
本発明で使用できる他の増粘成分としては、セルロース類、アルギネート及び多糖類の群からなる増粘成分、特に、メチルセルロース類、エチルセルロース類、ヒドロキシエチルセルロール類、メチルヒドロキシエチルセルロース類、メチルヒドロキシプロピルセルロース類、カルボキシメチルセルロース類、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カルシウム、アラビアゴム、キサンタンガム、カラギーナン、並びにそれらのカチオン性の誘導体からなる群から選ばれる増粘成分の単独であるいは2種以上の混合物をげることができる。増粘成分の添加量は、総量に対して0.1〜15重量%程度、特に0.2〜10重量%程度になるのが好ましい。
また、本発明の染毛剤に対して、髪の質感を高めるため、油剤、コンディショニング剤、界面活性剤、湿潤剤などの天然由来および化学的添加成分を適量の範囲で加えることができる。
本発明で使用できる添加成分としては、具体的には、例えば、ラノリン、ミンク油、馬油、アーモンド油、ヒマシ油、ホホバ油、メドフォード油、オリーブ油などの動・植物油脂類;コレステリン、ラノリンアルコール、フィトステロールなどの動・植物由来のステロール類、及びそれらの誘導体;固形パラフィン、セレシン、鯨ロウ、ミツロウ、カルナウバロウなどの鉱物、動・植物由来のワックス類;流動パラフィン、スクアランなどの炭化水素油;ラウリルアルコール、セタノール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコールなどの高級アルコール類;ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの高級脂肪酸類;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソオクタン酸セトステアリル、イソステアリン酸アルキルエステルなどの合成油;ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸塩などの界面活性剤類、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などの界面活性剤類;グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコール類;エタノールなどの低級アルコール類;ヒアルロン酸塩、ピロリドンカルボン酸塩、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、加水分解シルク、トレハロースなどの保湿剤;塩化アルキルトリメチルアンモニウム、カチオン化デキストランなどのカチオン化製剤類;などを挙げることができ、
また、コンディショニング剤は(1) 櫛通りが良く髪の毛がパサつかない、(2)毛髪が常にしっとりしなやかでまとまり易く、カール保持性が良い、(3) 毛髪の外観につやがあり、ボディ感がある、(4) 毛髪を強化するなどの効果を賦与するために添加するものである。
また、本発明の染毛剤に対して、経時安定性を高めるためパラベン類、安息香酸塩などの殺菌剤、防腐剤および/または酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤から選ばれる添加剤を本発明の染毛剤の所期の効果を損なわない範囲で適量加えることができる。これらの添加剤の添加量は特に限定されないが、通常染毛剤全体に対して0.01〜1.0重量%の範囲である。0.01重量%未満では経時安定性が得られない恐れがあり、1.0重量%を超えて添加してもそれ以上の経時安定性が得られず不経済となる。
本発明で用いる殺菌剤、防腐剤としては、具体的には、例えば、安息香酸、サリチル酸、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などの酸類およびそれらの塩類、安息香酸ナトリウム、オキシ安息香酸アルキルエステル類、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、フェノキシエタノール、トリクロサン、トリクロロカルバニリド、ジンクピリチオン、エタノール、およびこれらの2種以上の混合物などが挙げられる。一般的には2種以上の殺菌剤、防腐剤の使用が効果的である。
本発明で用いるキレート剤(金属封鎖剤)としては、具体的には、例えば、エチレンジアミン四酢酸誘導体、トリポリリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、ジヒドロキシエチルグリシン、クエン酸、酒石酸、グルコン酸、糖酸などを挙げることができる。これらは微量の重金属イオンと水溶性の錯塩を形成することによって効果を発揮する。
本発明で用いる紫外線吸収剤としては、具体的には、例えば、オキシベンゾンなどのベンゾフェノン誘導体、ベンザトリアゾール誘導体などを挙げることができる。
本発明で用いる酸化防止剤は、本発明の染毛剤および染毛剤組成物の酸化を防止するものであり、具体的には、例えば、トコフェノール、ノルジヒドログアヤレチン酸、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、亜硫酸水素ナトリウム、エルソビン酸、パラヒドロキシアニソール、茶エキス、リンゴエキスなど、公知の酸化防止剤を使用できる。
本発明の染毛剤に香料を適量添加することができる。香料は色素と同様に製品を魅力的にし、商品価値を高めるうえにも、また他成分の悪臭をマスキングするうえにも重要な成分である。
本発明の染毛剤を用いて染毛する1つの方法は、アルミニウム、鉄、亜鉛、ニッケル、カルシウム、マグネシウムなどの金属単体、あるいはそれらの金属塩を用いて媒染した後、染毛剤をそのまま、あるいは適量の水と混合して均一に塗布する。染毛条件は特に限定されないが、例えば、約40〜45℃、数分〜30程度放置して染毛する。染毛した後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げる。先媒染しない場合でも充分な染毛結果は得られるが、先媒染をすることにより、より堅固な染毛結果を得ることができる。
本発明の染毛剤を用いて染毛する他の方法は、毛髪に、染毛剤をそのまま、あるいは適量の水と混合して均一に塗布する。染毛条件は特に限定されないが、例えば、約40〜45℃、数分〜30程度放置して染毛する。染毛した後、アルミニウム、鉄、亜鉛、ニッケル、カルシウム、マグネシウムなどの金属単体、あるいはそれらの金属塩を用いて媒染する。そして、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げる。後媒染しない場合でも充分な染毛結果は得られるが、後媒染をすることにより、より堅固な染毛結果を得ることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
参考例1)
下記の処方で藍の「すくも」、亜硫酸ソーダ、アンモニア水と水を含む参考用の染毛剤を作った。
すくも 5.0g
亜硫酸ソーダ(Na2 SO3 ) 0.7g
アンモニア水 0.1g
精製水 100ml
上記混合液からなる参考例1の染毛剤を40〜45℃、30分放置後、上層液(ロイコインジゴ)を毛髪に塗布した。その後ラップし、加温(40〜45℃)して30分放置後水洗し乾燥し、仕上げた。還元剤とアルカリ剤を加えることにより淡い青色を出せた。
参考例1の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がなく、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪の質感が得られた。
(実施例1
下記の処方で藍の「すくも」、パーマ液第1液を含む本発明の染毛剤を作った。
すくも 5.0g
パーマ液第1液 100g
上記混合液からなる本発明の染毛剤を40〜45℃、30分放置後、上層液(ロイコインジゴ)を毛髪に塗布した。その後塗布しながらロッドに巻きパーマ操作及び染毛を同時に行った。パーマ液第1液とすくもの混合により染毛とパーマが同時にできた。
本発明の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷が少なく、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪の質感が得られると同時に、美しいウエーブが得られた。
参考例2
下記の処方で「沈殿藍」、亜硫酸ソーダ、アンモニア水と水を含む参考用の染毛剤を作った。
沈殿藍 5.0g
亜硫酸ソーダ(Na2 SO3 ) 0.7g
アンモニア水 0.1g
精製水 100ml
上記混合液からなる参考例2の染毛剤を40〜45℃、30分放置後、上層液(ロイコインジゴ)を毛髪に塗布した。その後ラップし、加温(40〜45℃)して30分放置後水洗し乾燥し、仕上げた。還元剤とアルカリ剤を加えることにより淡い青色を出せた。
参考例2の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がなく、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪の質感が得られた。
参考例3
下記の処方で藍の「藍乾燥葉」、亜硫酸ソーダ、アンモニア水と水を含む参考用の染毛剤を作った。
すくも 5.0g
亜硫酸ソーダ(Na2 SO3 ) 0.7g
アンモニア水 0.1g
精製水 100ml
上記混合液からなる参考例3の染毛剤を40〜45℃、30分放置後、上層液(ロイコインジゴ)を毛髪に塗布した。その後ラップし、加温(40〜45℃)して30分放置後水洗し乾燥し、仕上げた。還元剤とアルカリ剤を加えることにより淡い青色を出せた。
参考例3の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がなく、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪の質感が得られた。
本発明の染毛剤は、染毛時直前に藍の「すくも」、「沈殿藍」、「藍乾燥葉」およびこれらの2種以上の混合物から選ばれる少なくとも1つの成分に、前記(ロ)還元剤と(ハ)アルカリ剤として、これらを組み合わせた剤である、チオグリコール酸やシステインを主成分とするパーマ剤あるいはパーマ剤の内の1剤、あるいは亜硫酸塩を主成分とするカーリング剤を特定範囲の量添加して染毛剤を調製して毛髪に塗布して容易に染毛できるとともにパーマをかけることができる。本発明の染毛剤は、医薬品として、あるいは繊維に対する染料として長い歴史を持つ藍の染料成分を髪の染毛に使用するものであり、肌に付いても肌が染まらず、色落ちせず、堅牢性が高く、これまで染毛できなかった過敏な体質者が染毛できるようになったり、頭皮や髪に対する刺激や損傷をなくし、しかも白髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛できるなど新しい髪の質感が得られ、日本人の髪色に応しい色調の染毛効果が持続して期待できるので、産業上の利用価値が高い。
藍を用いて染毛する場合の発色の原理を示す説明図である。
1 インジカン
2 インドキシル
3 インジゴ
4 イサチン
5 インジルビン

Claims (5)

  1. (イ)藍の「すくも」、「沈殿藍」、「藍乾燥葉」およびこれらの2種以上の混合物から選ばれる少なくとも1つの成分、(ロ)還元剤、(ハ)アルカリ剤を必須成分として含み、染毛剤全体に対し前記(ロ)還元剤を0.1〜20重量%、前記(ハ)アルカリ剤を0.01〜10重量%含む染毛剤であって、前記(ロ)還元剤と(ハ)アルカリ剤として、これらを組み合わせた剤である、チオグリコール酸やシステインを主成分とするパーマ剤あるいはパーマ剤の内の1剤、あるいは亜硫酸塩を主成分とするカーリング剤を用いることを特徴とする染毛剤。
  2. 毛髪への付着性や染毛時の操作性を高めるため、グアガム、海藻抽出精製エキスから選ばれる植物由来の増粘成分、シルクプロテインからなる動物由来の増粘成分を含むことを特徴とする請求項1載の染毛剤。
  3. 髪の質感を高めるため、油剤、コンディショニング剤、界面活性剤、湿潤剤から選ばれる天然物または化学的添加成分を含むことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の染毛剤。
  4. 経時安定性を高めるためパラベン類、安息香酸塩から選ばれる防腐剤および/または酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤から選ばれる添加剤を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の染毛剤。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の染毛剤中のインジゴを還元してロイコインジゴ(白藍)にした後、あるいは適量の水と混合して毛髪に均一に塗布し、その後塗布しながら巻きパーマ操作および染毛後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げることを特徴とする染毛方法。
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