JP4287193B2 - 高周波電力増幅用電子部品および無線通信システム - Google Patents

高周波電力増幅用電子部品および無線通信システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機等の無線通信システムに使用され高周波の送信信号を増幅して出力する高周波電力増幅回路およびそれを組み込んだ電子部品に適用して有効な技術に関し、特に通信モードおよび周波数帯が異なる複数の通信機能を有する携帯電話機に使用される高周波電力増幅回路およびそれを組み込んだ電子部品(パワーモジュール)に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機等の無線通信装置(移動体通信装置)の方式の一つに欧州で採用されているGSM(Global System for Mobile Communication)と呼ばれる方式がある。このGSM方式は、変調方式に搬送波の位相を送信データに応じてシフトするGMSK(Gaussian Minimum Shift Keying )と呼ばれる位相変調方式が用いられている。
【0003】
一般に、無線通信装置における送信側出力部には、高周波電力増幅回路が組み込まれており、従来のGSM方式の無線通信装置には、送信出力を検出する検出器からの信号とベースバンドLSIからの送信要求レベルに基づいて送信出力の制御信号を生成するAPC(Automatic Power Control)回路と呼ばれる回路から出力される制御電圧によって通話に必要な出力電力となるように、高周波電力増幅回路のバイアス電圧を制御する構成が採用されている(特許文献1)。この方式では、高周波電力増幅回路の入力信号の振幅は一定にされる。
【0004】
ところで、近年の携帯電話機においては、音声信号の通信はGMSK変調で行ない、データ通信は8−PSK(Phase Shift Keying)変調で行なうデュアルモードの通信機能を有するEDGE(Enhanced Data Rates for GMS Evolution)方式が提案されている。8−PSK変調はGMSK変調における搬送波の位相シフトにさらに振幅シフトを加えたような変調であり、1シンボル当たり1ビットの情報を送るGMSK変調に対し、8−PSK変調では1シンボル当たり3ビットの情報を送ることができるため、EDGE方式はGSM方式に比べて高い伝送レートによる通信を行なうことができる。
【0005】
GSM方式の通信システムでは位相変調された信号を要求出力レベルに応じて増幅して出力すれば良いので高周波電力増幅回路を飽和領域で動作させることができるが、EDGE方式による送受信が可能な無線通信システムでは、振幅制御を行なう必要があるため高周波電力増幅回路を非飽和領域で線形動作させなければならない。
GSM方式とEDGE方式の両方に対応可能な通信システムにおける高周波電力増幅回路の駆動方法としては、GMSK変調を行なうGSMモードでは入力信号の振幅を固定してバイアス回路で出力パワーFETのゲートバイアス電圧を要求出力レベルに応じて制御し、8−PSK変調を行なうEDGEモードでは出力パワーFETのゲートバイアス電圧を固定して入力信号の振幅を変化させて出力電力を制御する方法が提案されている(特許文献2)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−151310号公報
【特許文献2】
特開2002−94331号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、特許文献2に開示されているEDGEモードで出力パワーFETのゲートバイアス電圧を固定して入力信号の振幅を変化させて出力電力を制御する方法にあっては、EDGEモードにおいて入力信号の振幅を変化させるための可変利得アンプとそれを制御する回路が別途必要になって、回路規模が増大してしまう。しかも、小出力時における変調精度および電力付加効率を向上させるには、可変利得アンプと高周波電力増幅回路のバイアス電圧を同時に制御する必要があるため、制御系が複雑になるという課題がある。
【0008】
また、特許文献2に開示されているEDGEモードで出力パワーFETのゲートバイアス電圧を固定して入力信号の振幅を変化させて出力電力を制御する方法にあっては、EDGEモード時に出力信号の歪みを抑えるため高周波電力増幅回路を線形動作させる必要がある。その際、良好な線形特性を得るには、出力パワーFETのバイアス電圧としてGSMモードに比べて相対的に高い利得となるような電圧を設定してアイドル電流を多く流す必要がある。しかし、そのようにすると入力信号のレベルが小さい時のゲインが大きくなりすぎ、ノイズ成分をも増幅してしまうため、送信周波数から約20MHz以上離れた受信周波数帯への信号の漏れ量(受信帯ノイズ)が大きくなるという課題がある。
【0009】
そこで、本発明者等は、GMSK変調を行なうGSMモードにおいても8−PSK変調を行なうEDGEモードにおいても、出力パワーFETのゲートバイアス電圧を固定して入力信号の振幅を変化させて出力電力を制御する方法について検討した。
その結果、以下のような課題があることが明らかになった。すなわち、現在の携帯電話機の多くは充電式のリチウムイオン電池を電源として使用しているが、リチウムイオン電池は、充電直後は4.7Vのような比較的高い電圧値であるがその後徐々にレベルが下がり、必要最小限のパワーが得られるレベルまで消耗した場合には2.9Vのようなかなり低い電圧値まで下がってしまう。本発明者等は電源の電圧値を変えて、出力電力Poutと受信帯ノイズの関係を実測により調べたところ、図7(A),(B)および図8(A),(B)に示すような結果が得られた。
【0010】
図7のうち(A)はGMSモード時の高周波電力増幅回路のゲインGainと受信帯ノイズの関係、(B)はGMSモード時の出力電力Poutと受信帯ノイズの関係を示す。また、図8のうち(A)はEDGEモード時の出力電力Poutと受信帯ノイズの関係、(B)はEDGEモード時の高周波電力増幅回路のゲインGainと受信帯ノイズの関係を示す。なお、実測は、送信信号の周波数を915MHz、受信帯の中心周波数を935MHz、受信帯のレゾリューション帯域幅を100kHzに設定して行なった。
【0011】
図7および図8において、一点鎖線は電池が充電直後の4.7Vのような比較的高い電圧値である場合、破線は電池が消耗して再充電が必要な2.9Vのようなかなり低い電圧値まで下がった場合(いわゆる電池切れ)、実線は電池が充電直後と再充電直前の電圧値の中間の電圧値である場合の出力電力Poutと受信帯ノイズの関係を示す。
GSMの規格によって、高周波電力増幅回路の出力電力Poutに対する受信帯ノイズは−83dBm以下であることが規定されており、また一般に高周波電力増幅回路のゲインGainは少なくとも33dB以上有する方が 前段のVCO出力を大きくする必要がない関係上、非常に望ましい。従って、図8からEDGEモードの場合は問題ないが、図7からGSMモードの場合には電池が充電直後の4.7Vである場合の受信帯ノイズ特性は、出力電力Poutが21dBm以上のところおよびゲインGainが35.5dB以上のところで、規格を満たさないことが分かる(図7の一点鎖線参照)。
【0012】
そこで、電池が充電直後の4.7Vである場合の受信帯ノイズ特性が規格を満たすように、出力パワーアンプのバイアス電圧を下げることが考えられる。しかし、そのようにすると、電池が消耗して再充電が必要な2.9V以下の電圧値まで下がった場合に、出力パワーアンプの出力電力Poutも同様に下がるので、充分な出力電力が得られなくなる。そのため、最低動作補償電圧を高くする必要があり、それには充電開始時機を早くしなくてはならず、一回の充電により動作可能な最大通話時間や最大待受け時間が短くなってしまうという不具合が生じる。
【0013】
この発明の目的は、2以上の変調モードよる送信が可能な無線通信システムにおいて、電力増幅用トランジスタのバイアス電圧を固定して入力信号の振幅を変化させて出力電力を制御するようにしても、電源電圧が高い領域で受信帯ノイズ特性が劣化して規格を満たさなくなるのを回避できるようにすることにある。
この発明の他の目的は、2以上の変調モードよる送信が可能な携帯電話機のような無線通信システムにおいて、一回の充電により動作可能な最大通話時間や最大待受け時間を長くできるようにすることにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、位相変化を行なう変調モード(GSMモード)と位相変化および振幅変化を行なう変調モード(EDGEモード)のような2以上の変調モードよる送信が可能な無線通信システムにおいて、いずれのモードでも電力増幅用トランジスタのバイアス電圧を固定して入力信号の振幅を変化させて出力電力を制御し、このうち位相変化を行なう変調モードでは、電源電圧に応じて電源電圧が高い時は電力増幅用トランジスタに流すアイドル電流を減らし、電源電圧が低い時は電力増幅用トランジスタに流すアイドル電流を増やすようにしたものである。
【0015】
上記した手段によれば、位相変化を行なう変調モードでは、電源電圧が高い時は電力増幅用トランジスタに流すアイドル電流が減少するため、電源電圧が高い領域で受信帯ノイズ特性が劣化して規格を満たさなくなるのを回避することができる。また、電源電圧が低い時は電力増幅用トランジスタに流すアイドル電流が増加するため、電源電圧が低い領域でパワー不足になるのを回避できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した高周波電力増幅回路(パワーモジュール200)の実施例を示したものである。本明細書においては、表面や内部にプリント配線が施されたセラミック基板のような絶縁基板に複数の半導体チップとディスクリート部品が実装されて上記プリント配線やボンディングワイヤで各部品が所定の役割を果たすように結合されることであたかも一つの電子部品として扱えるように構成されたものをモジュールと称する。
【0017】
この実施例のパワーモジュール200は、入力高周波信号Pinを増幅する電力増幅FETを含む高周波電力増幅部210と、前記高周波電力増幅部210の各段の電力増幅FETにバイアス電圧を与えて各FET211,212,213に流すアイドル電流Id1,Id2,Id3を制御するバイアス回路220および230とからなる。
【0018】
特に制限されるものでないが、この実施例の高周波電力増幅部210は、3個の電力増幅用FET211,212、213を備え、このうち後段のFET212,213はそれぞれ前段のFET211,212のドレイン端子にゲート端子が接続され、全体で3段の増幅回路として構成されている。
高周波電力増幅部210を構成する各段のFET211,212,213のドレイン端子には、それぞれインダクタンス素子L1,L2,L3を介して電源電圧Vddが印加されている。初段のFET211のゲート端子と入力端子Inとの間には、インピーダンス整合回路251および直流カットの容量素子C1が設けられ、これらの回路及び素子を介して高周波信号PinがFET211のゲート端子に入力される。
【0019】
また、初段のFET211のドレイン端子と2段目のFET212のゲート端子との間には、インピーダンス整合回路252および直流カットの容量素子C2が接続されている。さらに、2段目のFET212のドレイン端子と最終段のFET213のゲート端子との間には、インピーダンス整合回路253および直流カットの容量素子C3が接続されている。そして、最終段のFET213のドレイン端子がインピーダンス整合回路254および容量素子C4を介して出力端子OUTに接続されており、高周波入力信号Pinの直流成分をカットし交流成分を増幅した信号Poutを出力する。
【0020】
この実施例では、1段目と2段目のFET211,212のゲート端子に、バイアス回路220から供給されるゲートバイアス電圧Vb1,Vb2が、また、3段目のFET213のゲート端子に、バイアス回路230から供給されるゲートバイアス電圧Vb3がそれぞれ印加され、それらの電圧に応じたアイドル電流Id1,Id2,Id3が各FET211,212,213にそれぞれ流されるようにされている。
【0021】
バイアス回路220は、図外のベースバンド回路を含むRF制御ICから供給される制御電流Icont1を受けて1段目と2段目のFET211,212にゲートバイアス電圧Vb1,Vb2を与え、バイアス回路230は、同じくベースバンドICから供給される制御電流Icont2を受けて3段目のFET213にゲートバイアス電圧Vb3を与える。
【0022】
バイアス回路230は、抵抗R0を介して3段目のFET213のゲート端子にドレインが接続されたトランジスタTR1を有しており、トランジスタTR1は、そのゲート端子とドレイン端子とが結合されて3段目のFET213とトランジスタTR1とがカレントミラー回路を構成するようにされており、トランジスタTR1のドレイン電流に比例した電流を3段目のFET213に流すように作用する。
【0023】
一方、1段目と2段目のFET211,212にゲートバイアス電圧Vb1,Vb2を与えるバイアス回路220は、3段目のFET213のバイアス回路230のトランジスタTR1と同様に、FET211,212とカレントミラー接続され制御電流Icont1を電圧に変換するトランジスタにより構成しても良いし、単に制御電流Icont1を電圧に変換する抵抗分圧回路のみからなる回路としても良い。
【0024】
この実施例のバイアス回路230は、3段目のFET213とカレントミラー接続されたトランジスタTR1と、制御電流Icont2を受けて電源電圧Vddのレベルに応じた電流を出力する電源変動補償回路231と、制御電流Icont2をそのままトランジスタTR1に供給するスルーパスTPSと、モード制御信号Vmodeに応じて制御電流Icont2を電源変動補償回路231またはスルーパスTPSへ選択的に供給する切替えスイッチSW1と、電源変動補償回路231の出力電流またはスルーパスTPSからの制御電流Icont2をトランジスタTR1に選択的に供給する切替えスイッチSW2とを備えている。
【0025】
具体的には、モード制御信号Vmodeが8−PSK変調を行なうEDGEモードを示しているときは、スイッチSW1,SW2をスルーパスTPS側に接続して制御電流Icont2をトランジスタTR1へ供給し、モード制御信号VmodeがGMSK変調を行なうGSMモードを示しているときは、スイッチSW1,SW2を電源変動補償回路231側に切り替えて制御電流Icont2を補正した電流をトランジスタTR1へ供給する。電源変動補償回路231は、電源電圧Vddを監視しており、制御電流Icont2が大きくかつVddが高い時はトランジスタTR1へ供給される出力電流Ibiasを減らすように作用する。
【0026】
前述したように、GSMモードにおいては、2.9Vのような電池切れ直前の電源電圧でも充分な出力電力が得られるように制御電流Icont2を設定しておくと、電池充電直後の4.7Vである場合、出力電力Poutが20dBm以上のところで、制御電流Icont2をそのままトランジスタTR1へ供給すると受信帯ノイズ特性が規格を超えてしまうおそれがある。しかるに、本実施例のようにバイアス回路230を構成して、GSMモードでは、電源電圧Vddが高い時にトランジスタTR1へ供給する出力電流Ibiasを減らすようにすることによって、受信帯ノイズ特性が規格内に収まるようにすることができる。
【0027】
また、GSMモードにおいて、4.7Vのような電池充電直後の電圧の時に受信帯ノイズ特性が規格を超えないように制御電流Icont2を設定しておいて、2.9Vのような電池切れ直前の状態で制御電流Icont2をそのままトランジスタTR1へ供給すると、電源電圧が低すぎて充分な出力電力が得られなくなるおそれがある。しかるに、本実施例のようにバイアス回路230を構成して、GSMモードでは、電源電圧Vddが低い時にトランジスタTR1へ供給される出力電流Ibiasを増加させるようにすることによって、電池切れ直前の電源電圧でも充分な出力電力が得られるようにすることができる。
【0028】
なお、この実施例では、GSMモードのときは、一律にスイッチSW1,SW2を電源変動補償回路231側に切り替えて制御電流Icont2を補正した電流をトランジスタTR1へ供給するようにしているが、制御電流Icont2の大小を判定する回路を設けて、GSMモードでかつ制御電流Icont2が大きい場合にのみスイッチSW1,SW2を電源変動補償回路231側に切り替えるように構成しても良い。
【0029】
図2には、上記電源変動補償回路231の具体的な回路の一例が示されている。
この実施例の電源変動補償回路231は、基準電圧Vrefと定電流I0とに基づいて電源電圧依存性のある基準電流I2を発生する電圧−電流変換回路232と、該基準電流I2と前記制御電流Icont2とに基づいて所望の特性を有する電流I3を生成する電流合成回路233と、生成された電流I3に対してオフセット電流を与えるオフセット電流付加回路234とからなる。
【0030】
図2において、TPSは制御電流Icont2を迂回してそのままトランジスタTR1に供給するスルーパス、SW1,SW2はモード制御信号Vmodeに応じてEDGEモードでは制御電流Icont2をスルーパスTPSを通してトランジスタTR1へ供給しGSMモードではIcont2を電源変動補償回路231へ供給して変換した電流をトランジスタTR1に供給する切替えスイッチである。
【0031】
電圧−電流変換回路232は、一対のPチャネルMOSFET Q1,Q2を入力トランジスタとする差動増幅段と、NチャネルMOSFETからなるソースフォロワ型の出力トランジスタQ5,Q6を有する出力段とからなり、一方の入力トランジスタQ1のゲート端子に基準電圧Vrefが印加され、他方の入力トランジスタQ2のゲート端子に出力トランジスタQ5のドレイン電圧がフィードバックされてボルテージフォロワとして動作して、Q5と同一の電圧がゲート端子に印加された出力トランジスタQ6に基準電圧Vrefに応じた電流I1を流す。
【0032】
このトランジスタQ6のドレイン端子側には定電流I0を流す定電流源320が接続されており、I0とI1の差に等しい電流I2が出力される(I0>I1)。ここで、基準電圧Vrefが印加された入力トランジスタQ1はPチャネルMOSFETであるため、電圧−電流変換回路232は電源電圧Vddを基準にして動作し、VddとVrefとの電位差に応じた電圧がQ1のドレインに現われる。
【0033】
従って、電源電圧Vddが変動するとそれに応じてQ1のドレイン電圧が変動し、出力トランジスタQ6に流れる電流I1もVddに応じて変化する。つまり、I1は電源電圧依存性のある電流となる。また、定電流源320として電源電圧依存性のないものを使用すると、I0とI1との差である出力電流I2も電源電圧依存性のある電流となる。ただし、出力トランジスタQ6に流れる電流I1が電源電圧Vddに対して図3(A)のように右上がりの電源電圧依存特性を示すとき、出力電流I2は図3(B)に示すように、右下がりの電源電圧依存特性を示すものとなる。
【0034】
電流合成回路233は、出力電流I2が流されるMOSFET Q11および該Q11とゲート共通接続されたMOSFET Q12とからなる第1カレントミラー回路と、前記スイッチSW1を介して供給される制御電流Icont2が流されるMOSFET Q13および該Q13とゲート共通接続されたMOSFETQ14とからなる第2カレントミラー回路と、第1カレントミラー回路の転写側MOSFET Q12と直列に接続され電流I2と同一の電流が流されるMOSFET Q15および該Q15とゲート共通接続されたMOSFET Q16とからなる第3カレントミラー回路と、Q16のドレイン電流とQ14のドレイン電流の差に等しい電流I3(=I2−Icont2)が流されるMOSFET Q17および該Q17とゲート共通接続されたMOSFET Q18からなる第4カレントミラー回路と、該第4カレントミラー回路の転写側MOSFET Q18と直列に接続されたMOSFET Q19とから構成されている。
【0035】
MOSFET Q19のゲート端子は前記MOSFET Q15とゲート共通接続されてカレントミラー回路を構成しており、Q15とQ19のサイズ比(同一チャネル長の場合にはゲート幅の比)に応じた電流が流される。この実施例では、Q15とQ19のサイズ比は「1」とされている。この実施例の電源変動補償回路231は、ベースバンド回路から供給される制御電流Icont2の大きさ、すなわちIcont2がI2(=I0−I1)よりも大きいか小さいかによって、異なる変化特性の電流Ioutを出力する。
【0036】
具体的には、Icont2がI2の最大値I2maxよりも大きい場合、すなわちIcont2>I2max場合は、ノードN1に着目すると明らかなように、MOSFET Q16のドレイン電流I2は全てMOSFET Q14へ引き抜かれるため、MOSFET Q17,Q18に流れる電流I3は「0」となるので、電流合成回路233から出力される電流Iout(1)はI2となる。従って、Icont2が大きい場合の出力電流Iout1は、図3(B)のI2と同様に、電源電圧Vddの全変動範囲に亘って右下がりつまり電源電圧Vddが高くなるほど電流値が小さくなるように変化する(図3(C)の破線参照)。
【0037】
一方、制御電流Icont2がI2の最大値I2maxよりも小さい場合、すなわちIcont2<I2maxの場合は、ノードN1に着目すると明らかなように、Icont2が電源電圧Vddに応じて変動するI2と等しい電流つまりIcont2=I2となる電圧Vdd1までは、I3=I2−Icont2である。ここで、ノードN2に着目すると、電流IoutはI2−I3であるので、このときの出力電流Iout(2)はIcont2(=一定)となる。そして、電源電圧Vddがさらに高くなるとIcont2>I2となるので、電流I3は「0」となるため、電流合成回路233から出力される電流Iout(2)はI2となる。従って、この場合の出力電流Iout(2)は、図3(C)に実線で示すようにVdd1までは一定で、Vdd1以上ではI2に応じて小さくなるように変化することとなる。
なお、制御電流Icont2が小さくなればなるほど出力バイアス電流Iout(2)が変化する時すなわち図3(C)のIout(2)の折れ線の角度が変化する点の電源電圧Vdd1が高くなるので、その場合の出力バイアス電流Iout(3)は、図3(C)に一点鎖線で示すように電源電圧Vddの全変動範囲に亘って、ほぼIcont2(=一定)となる。
【0038】
図2の電源変動補償回路231を構成するオフセット電流付加回路234は、一対のNチャネルMOSFET Q21,Q22を入力トランジスタとする差動増幅段と、PチャネルMOSFETからなるソースフォロワ型の出力トランジスタQ25,Q26を有する出力段とからなり、一方の入力トランジスタQ21のゲート端子に基準電圧Vrefが印加され、他方の入力トランジスタQ22のゲート端子に出力トランジスタQ25のドレイン電圧がフィードバックされてボルテージフォロワとして動作して、Q25と同一の電圧がゲート端子に印加された出力トランジスタQ26に基準電圧Vrefに応じた電流Ioffを流す。
このトランジスタQ26のドレイン端子は前記電流合成回路233の出力端子に接続されており、電流合成回路233の出力電流Ioutにオフセット電流付加回路234の出力電流Ioffをオフセットとして加えた電流Iout+Ioffがバイアス電流Ibiasとして、スイッチSW2を介してトランジスタTR1に供給される。
【0039】
ここで、基準電圧Vrefが印加された入力トランジスタQ21はNチャネルMOSFETであるため、オフセット電流付加回路234では接地電位を基準にして動作しVrefと接地電位の電位差に応じた電圧がQ21のドレインに現われる。接地電位は電源電圧Vddに比べて安定であるため、電源電圧Vddが変動してもQ21のドレイン電圧は変動せず、出力トランジスタQ26に流れる電流IoffもVddの変動にかかわらず安定した電流となる。
つまり、Ioffは電源電圧依存性のない電流となる。その結果、本実施例の電源変動補償回路231から出力されるバイアス電流源Ibiasは、図3(C)に示されている電流合成回路233の出力電流Iout(1)〜Iout(3)をそれぞれIoffだけ上へシフトしたものとなる。つまり、制御電流Icont2が比較的大きい場合には、バイアス電流Ibiasは、電源電圧Vddに対してほぼ右下がりの電源電圧依存特性を示す電流となる。
【0040】
これによって、電源変動補償回路231を設けない場合には、GSMモードにおいて一定の制御電流Icont2がパワーモジュールに与えられると、図4に波線Bで示すように、電源電圧Vddが高くなるほど高周波電力増幅回路のゲインPGが高くなるものが、電源変動補償回路231を設けた実施例のバイアス回路を適用すると、図4に実線Aで示すように、電源電圧Vddが高い領域における高周波電力増幅回路のゲインPGを押さえることができる。その結果、GSMモードにおいて出力電力Poutに対する受信帯ノイズ特性が規格を満たすようになる。また、電源電圧Vddが低い領域でパワー不足が発生するのを回避することができる。さらに、電源変動補償回路231内の定電流Icont2とオフセット電流Ioffを適当な値に設定することにより、バイアス電流Ibiasの電源電圧Vddに対する特性を、電力増幅用FET213にとって最適になるよう調整することができる。
【0041】
図5は、本発明を適用した無線通信システムの一例として、GSMモードとEDGEモードの2つの変調方式による無線通信が可能なシステムの概略の構成を示す。
図5の無線通信システムは、ベースバンドIC110を有する電子デバイス100と、該電子デバイス110から出力される高周波信号を増幅する高周波電力増幅回路(パワーアンプ)210とバイアス制御回路220,230などが1つのセラミック基板上に実装されてなる前記実施例のパワーモジュール200と、送受信切替えスイッチ(T/R−SW)310などを有するフロントエンド・モジュール300とから構成されている。ANTは信号電波の送受信用アンテナである。
【0042】
電子デバイス100は、GMSK変調と復調およびEDGE変調と復調を行なうことができる変復調回路や送信データ(ベースバンド信号)に基づいてI,Q信号を生成したり受信信号から抽出されたI,Q信号を処理するベースバンドIC110と、送信信号から高調波成分を除去するバンドパスフィルタBPF1、受信信号から不要波を除去するバンドパスフィルタBPF2などが1つのパッケージに実装されてなる(以下、RFデバイスと称する)。
【0043】
この実施例のベースバンドIC110は、高周波信号を処理する図示しないベースバンド回路の他に、変調後の送信信号を増幅する利得制御アンプ(GCA)111や、増幅された送信信号をアップンコンバートするミキサTx‐MIX、受信信号を増幅するロウノイズアンプ(LNA)112、増幅された受信信号をダウンコンバートするミキサRx‐MIXなどが1つの半導体チップ上に形成されてなる。
【0044】
さらに、ベースバンドIC110には、特に制限されるものでないが、制御電流Icont1,Icont2を出力する際に参照されるテーブルデータを格納するEEPROMのような不揮発性メモリ113および該メモリ113から読み出された電流値データをDA変換してアナログ電流として出力するDA変換回路114,115が設けられている。
【0045】
また、フロントエンド・モジュール300は、送受信の切替えスイッチ310の他に、前記パワーモジュール200から出力される送信信号の出力レベルを検出するカプラなどからなる出力検出回路(PDT)320や送信信号に含まれる高調波などのノイズを除去するフィルタ(LPF)340、前記検出回路320の出力検出信号とベースバンドIC110からのパワー制御信号PCSとに基づいてベースバンドIC110内の利得制御アンプGCAに対する出力制御信号Vapcを生成する自動パワー制御回路(APC回路)340などを備える。
【0046】
図5に示されているように、この実施例の無線通信システムでは、パワーモジュール200内のバイアス回路220,230に対する制御電流Icont1,Icont2およびモード制御信号Vmodeは、RFデバイス100のベースバンドIC110から供給される。また、図2に示されているバイアス回路230内の電圧−電流変換回路232およびオフセット電流付加回路234に入力される基準電圧VrefもRFデバイス100のベースバンドIC110から供給される。
【0047】
図5に示されているように、この実施例では、ベースバンドIC110から供給される制御電流Icont1,Icont2によってパワーアンプ210の利得が一定に保持された状態で、出力レベルを制御する自動パワー制御回路340から出力される出力制御信号VapcがベースバンドIC110内の利得制御アンプ111に供給され、利得制御アンプ111のゲインが出力制御信号Vapcによって制御される。
【0048】
これにより、パワーアンプ210の入力電力が変化され、これに応じてパワーアンプ210の出力電力が変化するように制御される。そして、パワーアンプ210にバイアスを与えるバイアス回路230が前述したような電源補償機能を有するため、電池の充電や消耗で電源電圧Vddが変化してもパワーアンプ210の利得をほぼ一定に保つことができ、受信帯ノイズ特性が規格を満たすことができる。この実施例では、基地局から供給される出力要求レベルに応じて自動パワー制御回路340に対して供給されるパワー制御信号PCSを生成する基になるテーブルデータも、不揮発性メモリ120に格納される。
【0049】
なお、この実施例では、バンドパスフィルタBPF1,BPF2はベースバンドIC110に対して外付けされた容量素子や抵抗素子で構成されているが、バンドパスフィルタBPF1,BPF2を構成する素子をベースバンド回路110と同一の半導体チップ上に形成することも可能である。また、図5の実施例では、ベースバンドIC110にロウノイズアンプ112が設けられているが、ロウノイズアンプ112をベースバンドIC110の外付け回路としても良い。さらに、図5には示されていないが、上記デバイスやモジュール以外に、RFデバイス100に対する制御信号やパワー制御信号PCSの基になる出力レベル指示信号を生成してシステム全体を制御するマイクロプロセッサ(CPU)を設けるようにしても良い。
【0050】
ここで、ベースバンドIC110からバイアス回路220,230に供給される制御電流Icont1,Icont2について説明する。
ベースバンドIC110は、基地局から供給される出力要求レベルに応じて制御電流Icont1,Icont2を段階的に制御する。そして、この出力要求レベルに応じた制御電流Icont1,Icont2を生成する際に、EEPROM120内のデータテーブルを参照する。より具体的には、GSMモード(GMSK変調)の際には、表1のように、3段階に設定された出力電力Poutに応じて制御電流Icont1,Icont2の電流値が設定されている。なお、表1の電流値は、電池電圧が充電直後の4.7Vと充電開始直前の2.9Vの中間の3.5Vである場合に最適になるように設定された値である。
【0051】
【表1】
Figure 0004287193
【0052】
また、EDGEモード(8−PSK変調)の際には、表2のように、2段階に設定された出力電力Poutに応じて制御電流Icont1,Icont2の電流値が設定されている。なお、表1および表2の電流値は一例であって、これに限定されるものでなく、高周波電力増幅回路210を構成するFETの性能や特性等に応じて適宜決定してやるようにすればよい。また、EDGEモードにおいては、複数段階の値のうちいずれかではなく、唯一設定された値の制御電流Icont1,Icont2を出力するように構成しても良い。この場合、EDGEモードのためのデータテーブルは不要とみなすことができる。
【0053】
【表2】
Figure 0004287193
【0054】
図6には、本発明の第2の実施例が示されている。この実施例は、ベースバンドIC110からバイアス回路230へモード選択信号Vmodeを供給して図1のスイッチSW1,SW2を切り替えて、GSMモードとEDGEモードに応じてトランジスタTR1に供給するバイアス電流Ibiasを切り替える代わりに、パワーモジュール200側に、ベースバンドIC110から供給されている制御電流Icont2と基準電流Irefとを比較してスイッチSW1,SW2の切替え信号CSを生成する比較回路240を設けたものである。
【0055】
そして、この比較回路240により制御電流Icont2が例えば1mAのような場合には、図2に示されているバイアス回路230内の切替えスイッチSW1,SW2を切り替えて、制御電流Icont2を電源変動補償回路231(電流合成回路233)へ供給して生成したバイアス電流IbiasをトランジスタTR1に供給するように構成したものである。このようにすることによって、ベースバンドIC110からバイアス回路230へモード選択信号Vmodeを供給する必要性をなくし、ベースバンドIC110の負担を軽減するとともに、RFデバイス100およびパワーモジュール200の外部端子数を減らすことができる。
【0056】
なお、この実施例においては、GMSモードの場合にすべて制御電流Icont2を電源変動補償回路231へ供給するのではなく、GMSモードであってかつ要求出力レベルが35dBmのように高い場合(Icont2>Iref)にのみ、制御電流Icont2を電源変動補償回路231へ供給して変換したバイアス電流IbiasをトランジスタTR1に供給するように構成される。比較回路240により比較される基準電流Irefを複数用意することで、GMSモードのすべての要求出力レベルに対して制御電流Icont2を電源変動補償回路231へ供給して生成したバイアス電流IbiasをトランジスタTR1に供給するように構成しても良い。
【0057】
この実施例においては、別途基準電流Irefが必要になるが、この電流はベースバンドIC110からバイアス回路230へ供給される前記基準電圧Vrefに基づいてパワーモジュール200側で生成するように構成することができる。また、基準電圧Vref自身もパワーモジュール200側で生成するように構成することができる。
【0058】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施例では、高周波電力増幅部210の1段目と2段目のEFTのゲートバイアスを与えるバイアス回路220は、ベースバンドIC110から供給される制御電流Icont1に基づいてバイアス電圧Vb1,Vb2を生成しているが、制御電流Icont2に基づいてバイアス電圧Vb1,Vb2を生成するように構成することも可能である。
【0059】
また、前記実施例においては、APC回路340から出力される出力制御信号VapcをベースバンドIC110内の利得制御アンプ111に供給して、利得制御アンプ111のゲインを出力制御信号Vapcによって出力レベルを制御しているが、APC回路340から出力される出力制御信号Vapcをパワーモジュール200のバイアス回路220,230に供給し、バイアス回路220,230が出力制御信号Vapcに応じてパワーアンプ210のバイアス電流を可変制御してパワーアンプ210のゲインを制御するように構成しても良い。
【0060】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるGMSK変調と8−PSK変調の2つの変調方式による送受信が可能な無線通信システムを構成するパワーモジュールに適用した場合を説明したが、本発明はそれに限定されるものでなく、AMPS(Advanced Mobile Phone Service)とCDMA(Code Division Multiple Access)あるいはGSMとW−CDMA(ワイドバンドCDMA)など、2つの方式による送受信が可能な携帯電話機や移動電話機の無線通信システムを構成するパワーモジュールに利用することができる。
【0061】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本発明に従うと、位相シフトを行なう変調モードと位相シフトおよび振幅シフト行なう変調モードのような2以上の変調モードよる送信が可能な無線通信システムにおいて、電力増幅用トランジスタのバイアス電圧を固定して入力信号の振幅を変化させて出力電力を制御するようにしても、電源電圧が高い領域で受信帯ノイズ特性が劣化して規格を満たさなくなるのを回避できるようになる。
【0062】
また、2以上の変調モードよる送信が可能な携帯電話機のような無線通信システムにおいて、高周波電力増幅回路(パワーモジュール)の消費電力を減らすことができ、一回の充電により動作可能な最大通話時間や最大待受け時間を長くできるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した高周波電力増幅回路(パワーモジュール)の実施例を示す回路構成図である。
【図2】電源変動補償回路の具体的な回路例を示す回路図である。
【図3】実施例の電源変動補償回路の電流の特性を示すグラフである。
【図4】実施例の電源変動補償回路を有するバイアス回路を適用した高周波電力増幅回路の電源電圧とゲインと関係を示すグラフである。
【図5】本発明を適用した無線通信システムの一例として、GSMモードとEDGEモードの2つの変調方式による無線通信が可能なシステムの概略の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明を適用した無線通信システムの第2の実施例を示すブロック図である。
【図7】図7(A)はGMSモード時の出力電力Poutと受信帯ノイズの関係を示すグラフ、図7(B)はGMSモード時の高周波電力増幅回路のゲインGainと受信帯ノイズの関係を示すグラフである。
【図8】図8(A)はEDGEモード時の出力電力Poutと受信帯ノイズの関係を示すグラフ、図8(B)はEDGEモード時の高周波電力増幅回路のゲインGainと受信帯ノイズの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
100 RFデバイス
110 ベースバンド回路
200 パワーモジュール
210 高周波電力増幅回路
211,212,213 電力増幅用FET
220,230 バイアス回路
231 電源変動補償回路
232 電圧−電流変換回路
233 電流合成回路
234 オフセット電流付加回路
251〜254 インピーダンス整合回路
300 フロントエンド・モジュール
310 送受信切替えスイッチ
320 出力検出回路
340 自動パワー制御回路(APC回路)

Claims (7)

  1. 電力増幅用トランジスタを具備し、位相変調された高周波信号を前記電力増幅用トランジスタで増幅して出力する第1動作モードまたは位相変調と振幅変調がなされた高周波信号を前記電力増幅用トランジスタで増幅して出力する第2動作モードで動作可能にされた高周波電力増幅回路と、前記第1動作モードにおいて前記電力増幅用トランジスタを流れるアイドル電流と前記第2動作モードにおいて前記電力増幅用トランジスタを流れるアイドル電流とを切り替えるようなバイアスを、前記電力増幅用トランジスタに与えるバイアス回路とを含み、
    前記高周波電力増幅回路は、増幅される高周波信号がゲート端子に入力される複数の電力増幅用FETを有し、
    前記バイアス回路は、供給された制御電流を電圧に変換する電流−電圧変換手段と、前記供給された制御電流を電源電圧のレベルに応じて該レベルが高いほど少なく該レベルが低いほど多くなる電流に変換する電流変換回路と、前記供給された制御電流を動作モードに応じて前記電流変換回路へ伝達するかまたは該電流変換回路を迂回して前記電流−電圧変換手段へ伝達する切替え手段とを備え、
    前記電流−電圧変換手段により変換された前記電圧が前記電力増幅用FETのゲート端子に印加されてアイドル電流が流されるようにされ、前記第1動作モードにおいて、前記供給された制御電流を前記電流変換回路に供給するように前記切替え手段が制御されるように構成されている高周波電力増幅用電子部品。
  2. 前記切替え手段は、動作モードを示す制御信号によって切替えが行なわれるように構成されている請求項に記載の高周波電力増幅用電子部品。
  3. 前記バイアス回路は、前記供給された制御電流の大きさを判定する判定手段を備え、前記切替え手段は、前記判定手段の判定結果に応じて切替えが行なわれるように構成されている請求項に記載の高周波電力増幅用電子部品。
  4. 請求項1〜請求項2のいずれかに記載の高周波電力増幅用電子部品と、送信信号と受信信号の切替えを行なう送受信切替え回路を備えた第2電子部品と、送信する信号を変調して前記高周波電力増幅用電子部品へ入力する第3電子部品と、を備え、
    前記第3電子部品は、前記高周波電力増幅用電子部品へ供給される送信信号の振幅を制御可能な利得制御増幅回路を備え、前記第1動作モードと第2動作モードのいずれのモードにおいても、出力要求レベルに応じて前記利得制御増幅回路の利得を制御して出力要求レベルに応じて振幅を変化させた信号を前記高周波電力増幅用電子部品へ供給するようにされ、
    前記第1動作モードと第2動作モードのいずれのモードであるかを示す信号が、前記第3電子部品から前記高周波電力増幅用電子部品へ供給されるように構成されてなる無線通信システム。
  5. 請求項に記載の高周波電力増幅用電子部品と、送信信号と受信信号の切替えを行なう送受信切替え回路を備えた第2電子部品と、送信する信号を変調して前記高周波電力増幅用電子部品へ入力する第3電子部品と、を備え、
    前記第3電子部品は、前記高周波電力増幅用電子部品へ供給される送信信号の振幅を制御可能な利得制御増幅回路を備え、前記第1動作モードと第2動作モードのいずれのモードにおいても、出力要求レベルに応じて前記利得制御増幅回路の利得を制御して出力要求レベルに応じて振幅を変化させた信号を前記高周波電力増幅用電子部品へ供給するようにされ、
    前記制御電流が前記第3電子部品から前記高周波電力増幅用電子部品へ供給されるように構成されてなる無線通信システム。
  6. 前記第3電子部品は、少なくとも第1動作モードにおいて出力要求レベルに応じて前記制御電流を決定するテーブルデータを格納した記憶手段を備える請求項または請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記高周波電力増幅回路より出力される信号の出力電力を検出する出力電力検出回路と、該出力電力検出回路から出力される検出信号と所定の出力レベル指示信号とを比較して前記利得制御増幅回路に利得を変化させる制御信号を生成する出力レベル制御回路とを備え、前記記憶手段には、出力要求レベルに応じて前記出力レベル指示信号を決定するテーブルデータが格納されている請求項に記載の無線通信システム。
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