JP4285248B2 - トルクセンサ及び操舵角センサ - Google Patents

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本発明は、例えば自動車の電動パワーステアリング装置等に適用されるトルクセンサ及び操舵角センサに関するものである。
自動車の操舵輪を操作する力を補助するパワーステアリング装置(操舵装置)として電動式のものがある。これは、操舵軸に加えられたトルクを検出し、その検出トルクに応じて操舵機構に設けた電動機を回転させる機構となっている。
このようなトルク検出手段としては、出力軸に固定された第一の筒体と、トーションバーを介して出力軸に連結された入力軸に、第一の筒体に対向させて固定された第二の筒体と、これら第一、第二の筒体と電磁結合する検出コイルとを備えたトルクセンサが知られている(特許文献1等参照)。
各筒体の対向面又は外周面には、周方向に所定ピッチで歯面がそれぞれ設けられている。操舵軸にトルクが作用すると、軸方向に重合する歯面の面積が変化することによって、検出コイルに電気的変化が生じる。トルクセンサは、この電気的変化に基づいて、トルクを検出するものである。
また、トルクセンサとして、操舵軸の操舵角度を検出する操舵角センサとしての機能を合わせて有するものが知られている(特許文献2等参照)。
特開平7−294346号公報 特開2001−91375号公報
ところで、各筒体に設けられる歯面は、NC旋盤等の切削加工により、形成されるのが一般的であった。しかしながら、切削加工によると、加工に時間がかかる、加工時に生じる発熱により金属材料の材料特性(磁気特性等)が変化してしまうなどといった問題点があった。これにより、切削加工後のセンサ特性の調整が非常に困難となり、その調整に時間を要し、製造コスト上昇の要因となっていた。
そこで、本発明の目的は、製造を容易にすることで、安価に製造することができるトルクセンサ及び操舵角センサを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、トーションバーを介して連結された入力軸及び出力軸に装着されるトルクセンサであって、上記出力軸に固定された磁性体からなる第一の筒体と、上記入力軸に上記第一の筒体に対向させて固定された磁性体からなる第二の筒体と、上記入力軸に上記第二の筒体に対向させて固定された磁性体からなる第三の筒体と、各筒体の対向面に夫々装着され周方向に所定間隔を隔てて複数の貫通孔が形成された非磁性体からなる円板と、上記第一、第二の筒体と電磁結合する検出コイルと、上記第二、第三の筒体と電磁結合する温度補償コイルとを備えたことを特徴とするトルクセンサである。
請求項2の発明は、上記貫通孔は、打ち抜き加工により形成された請求項1記載のトルクセンサである。
請求項3の発明は、操舵軸に固定された磁性体からなる主の筒体と、固定側に上記主の筒体に対向させて取り付けられた磁性体からなる副の筒体と、各筒体の対向面に夫々装着され周方向に沿って所定長さの円弧状の貫通孔が形成された非磁性体からなる円板と、上記主、副の筒体と電磁結合する検出コイルとを備えたことを特徴とする操舵角センサである。
請求項4の発明は、上記貫通孔は、打ち抜き加工により形成された請求項3記載の操舵角センサである。
請求項5の発明は、上記貫通孔が、半円状である請求項3又は4いずれか記載の操舵角センサである。
本発明によれば、製造を容易にすることで、トルクセンサ及び操舵角センサを安価に製造することができるという優れた効果を奏する。
以下、本発明の好適な一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るトルクセンサの側面断面図である。
図1に示すように、このトルクセンサは、自動車の操舵軸1に装着されている。この操舵軸1は、図示しない操舵輪に取り付けられた入力軸2と、図示しない操舵機構に取り付けられた出力軸3とを備えている。入力軸2と出力軸3とは、トーションバー4を介して連結されている。詳しくは、入力軸2及び出力軸3の端部には、開口部がそれぞれ設けられており、これら開口部にトーションバー4が収容されている。図示しない車体等の固定側には、環状のケース5が取り付けられている。このケース5は、軸受6を介して入力軸2に軸支されている。
出力軸3の外周面には、導電体且つ磁性体の材料(例えば、低炭素鋼、ステンレス鋼、鋳鉄等、以下同じ)からなる円筒状の第一の筒体7が固定されている。詳しくは、第一の筒体7は、出力軸3に圧入されている。
入力軸2の外周面には、第一の筒体7に軸方向から対向させて導電体且つ磁性体の材料からなる円筒状の第二の筒体8と、第二の筒体8に軸方向から対向させて導電体且つ磁性体の材料からなる円筒状の第三の筒体9とが固定されている。詳しくは、第二の筒体8及び第三の筒体9は、入力軸2に圧入されている。
第一、第二の筒体7、8、及び後述する検出コイル20は、操舵軸1に作用する操舵トルクを検出することを目的として設けられている。第二、第三の筒体8、9、及び後述する温度補償コイル21は、操舵トルク及び操舵角度を検出する際に、温度補償をするために設けられている。
後述する検出コイル22(ヨーク19)の内周面には、第三の筒体9に軸方向から対向させて導電体且つ磁性体の材料からなる円筒状の第四の筒体10が固定されている。詳しくは、第四の筒体10は、検出コイル22(ヨーク19)に圧入されている。第四の筒体10の内周面は、入力軸2の外周面とは、所定間隔を隔てて接することなく設けられている。ここで、第四の筒体10は、不動に設けられていれば良い。例えば、第四の筒体10は、支持具等を介して、ケース5の内周面に固定されていても良い。
ここで、本実施の形態においては、特許請求の範囲における「主の筒体」は、「第三の筒体9」であり、「副の筒体」は、「第四の筒体10」である。また、「主、副の筒体と電磁結合する検出コイル」は、「検出コイル22」である。
第三、第四の筒体9、10、及び検出コイル22は、操舵軸1の操舵角度を検出することを目的として設けられている。つまり、図1に示すトルクセンサは、操舵トルクの検出に加え、操舵角度の検出もすることができる。
各筒体7、8、9、10の対向面には、非磁性体の材料(例えば、アルミ、ステンレス等の低透磁率材料、以下同じ)からなる第一の円板11又は第二の円板12のいずれかがそれぞれ装着されている。詳しくは、第一、第二の筒体7、8及び第二、第三の筒体8、9の対向面には、第一の円板11がそれぞれ装着されている。第三、第四の筒体9、10の対向面には、第二の円板12がそれぞれ装着されている。
図2は、第一の円板11の正面図である。図3は、二つの第一の円板11を軸方向に重ねた正面図である。図4は、第二の円板12の正面図である。図5は、二つの第二の円板12を軸方向に重ねた正面図である。
図2に示すように、第一の円板11の側面には、周方向に所定間隔を隔てて複数の貫通孔13が形成されている。この貫通孔13は、打ち抜き加工により形成される。
図3に示すように、対向する第一の円板11同士は、貫通孔13が、ピッチの半分ずれるように配置されている。これにより、対向する貫通孔13は、軸方向に重なる重合部分14(図中、ハッチングで示す)を形成している。
図1に示すように、入力軸2の出力軸3側外周面には、軸方向に延びて、所定幅で形成されたストッパ15が設けられている。一方、出力軸3の入力軸2側内周面には、軸方向に延びて、所定幅で形成されたストッパ案内溝16が設けられている。
出力軸3のストッパ案内溝16には、入力軸2のストッパ15が挿入されており、入力軸2及び出力軸3が第一の円板11の貫通孔13の周方向の長さの略半分だけ相対回転し得るようになっている。
図4に示すように、第二の円板12の側面には、周方向に沿って、所定長さの円弧状の貫通孔17が形成されている。この貫通孔17は、打ち抜き加工により、半円状(つまり、延出角度が180°の円弧状)に形成される。
図5に示すように、対向する第二の円板12同士は、貫通孔17が、ピッチの半分ずれるように配置されている。これにより、対向する貫通孔17は、軸方向に重なる重合部分18(図中、ハッチングで示す)を形成している。
ここで、図5においては、軸方向に重ねられた二つの第二の円板12のうち、図中手前側に示されているのが第三の筒体9側であり、図中奥側に示されているのが第四の筒体10側であるとする。本実施の形態においては、第四の筒体10が、検出コイル22の内周面に固定されていると共に、入力軸2の外周面に接することのないように設けられているため、第三の筒体9と第四の筒体10とでは、装着される第二の円板12の内径及び外径の大きさが異なる。
図1に示すように、ケース5の内周面には、磁性体の材料からなる三つのリング状のヨーク19が並設して固定されている。各ヨーク19の溝内には、それぞれ検出コイル20、温度補償コイル21、検出コイル22が巻回されている。
検出コイル20は、第一、第二の筒体7、8の外周面(第一、第二の筒体7、8の対向面)を覆うように設けられており、第一、第二の筒体7、8と電磁結合する。温度補償コイル21は、第二、第三の筒体8、9の外周面(第二、第三の筒体8、9の対向面)を覆うように設けられており、第二、第三の筒体8、9と電磁結合する。検出コイル22は、第三、第四の筒体9、10の外周面(第三、第四の筒体9、10の対向面)を覆うように設けられており、第三、第四の筒体9、10と電磁結合する。
図6は、図1のトルクセンサの検出回路を示す概略図である。
図6に示すように、検出コイル20、温度補償コイル21及び検出コイル22は、コンデンサ23と並列回路をそれぞれ構成している。各並列回路は、抵抗器24を介してインピーダンスを検出するための高周波信号を発生する発信器25、差動増幅器26を介して電圧・電流変換器27にそれぞれ接続されている。
図中上側に示された差動増幅器26及び電圧・電流変換器27は、操舵トルクτを検出するためのものであり、検出コイル20及び温度補償コイル21の並列回路と接続されている。一方、図中下側に示された差動増幅器26及び電圧・電流変換器27は、操舵角度θを検出するためのものであり、検出コイル22及び温度補償コイル21の並列回路と接続されている。
次に、本実施の形態のトルクセンサの動作を説明する。
図6に示す発信器25からの高周波信号により、検出コイル20、温度補償コイル21、及び検出コイル22に電流が流されると、図1に示すように、検出コイル20、第一、第二の筒体7、8を循環する磁気回路と、温度補償コイル21、第二、第三の筒体8、9を循環する磁気回路と、検出コイル22、第三、第四の筒体9、10を循環する磁気回路とがそれぞれ形成される。これら磁気回路は、第一の円板11の貫通孔13(重合部分14)、又は第二の円板12の貫通孔17(重合部分18)を通って形成される。
操舵軸1(入力軸2及び出力軸3)が回転されないとき(操舵トルクが0のとき)、検出コイル20及び温度補償コイル21の電圧は等しい。操舵軸1が回転されると、トーションバー4に操舵トルクが作用し、第一の筒体7と第二の筒体8とが相対的に回転される。これにより、第一の円板11の重合部分14の面積が変化(増加又は減少)する。重合部分14の面積が変化すると、検出コイル20のインピーダンスが変化する。そうすると、検出コイル20の端電圧が変化する。これに対して、温度補償コイル21のインピーダンス及び端電圧は、操舵軸1が回転しても変化しない。
これらインピーダンスを、図6に示す検出回路により、検出コイル20及び温度補償コイル21の電圧として検出する。これら電圧の差、つまり、検出コイル20の端電圧の変化量が、操舵トルクに対して比例的に変化するため、電圧変化により操舵トルクを検出できる。また、検出コイル20の端電圧の変化(増加又は減少)は、操舵軸1の操舵方向に対応する。
温度補償コイル21が電磁結合する、第二の筒体8及び第三の筒体9は、同一軸(本実施の形態では、入力軸2)上に固定されている。そのため、温度補償コイル21のインピーダンスは、温度等の影響によって第二、第三の筒体8、9が変形した場合のみ変化する。従って、検出コイル20と温度補償コイル21との電圧差をとることにより、温度変化による電圧変化分を相殺でき、操舵トルクにより変化する検出コイル20の出力値(電圧)を温度補償することができる。
また、操舵軸1(入力軸2及び出力軸3)が回転されると、第四の筒体10に対して、第三の筒体9が相対的に回転される。これにより、第二の円板12の重合部分18の面積が変化(増加又は減少)する。重合部分18の面積が変化すると、検出コイル22のインピーダンスが変化する。このとき、温度補償コイル21のインピーダンスは、変化しない。
これらインピーダンスを、図6に示す検出回路により、検出コイル22及び温度補償コイル21の電圧として検出する。これら電圧の差が、操舵角度に対応した電圧であり、この電圧の変化(増加又は減少)は、操舵軸1の操舵方向に対応する。温度補償コイル21との差をとることにより、操舵トルクのときと同様に、操舵角度により変化する検出コイル22の出力値(電圧)を温度補償することができる。
ここで、第二の円板12の貫通孔17は、半円状に形成されているので、±90度程度の範囲の操舵角度の検出に対応することができる。ここで、主の筒体(本実施例では、第三の筒体9)を、減速機構等を介して操舵軸1に取り付けても良い。このようにすると、主の筒体(第三の筒体9)は、操舵軸1の回転に対して、所定比で減速回転される。これにより、貫通孔17は、±90度以上の範囲の操舵角度の検出に対応することができるようになる。ただし、この場合、第三の筒体9は、操舵軸1(入力軸2又は出力軸3)に対して相対回転するため、温度補償のために、出力軸2の外周面に固定された筒体を別途配置する必要がある。この筒体は、第二の筒体8、温度補償コイル21と電磁結合するものとする。
次に、本実施の形態のトルクセンサを装着した操舵装置(パワーステアリング装置)について説明する。
図7は、図1のトルクセンサが装着された操舵装置の概略図である。
図7に示すように、この操舵装置は、入力軸2に取り付けられた操舵輪(ステアリング)28と、出力軸3に取り付けられたピニオンギア29とを備えている。このピニオンギア29は、自動車の横方向の延びるタイロッド30に設けられたラックギア部31と噛合している。タイロッド30は、ドラッグリンク32及びナックルアーム33等を介して、車輪34に接続されている。
操舵輪28が操作されて、操舵軸1が回転されると、この回転がピニオンギア29及びタイロッド30のラックギア部31によって車両の横方向に沿った直線運動に変換される。これにより、車輪の転舵が達成される。このとき、操舵軸1に負荷された操舵トルク(トルクセンサからの検出信号)を制御部35が検出する。制御部35は、検出信号(操舵トルク)に基づき、電動機(電動モータ)36を駆動する。電動機36は、減速機37を介して操舵軸1を回転させる。これにより、操舵輪28を操舵する力が補助される。
自動車の走行中に運転者が操舵輪28を手放した場合、車輪34が自動車の走行方向に向くように戻す必要がある。このとき、操舵軸1の操舵角度(操舵角センサからの検出信号)を制御部35が検出する。制御部35は、検出信号(操舵角度)に基づき、電動機(電動モータ)36を駆動する。電動機36は、減速機37を介して操舵軸1を回転させる。これにより、車輪34が自動車の走行方向を向くように制御される。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
各円筒7、8、9、10の対向面には、非磁性体の材料からなる第一、第二の円板11、12が装着されている。この第一、第二の円板11、12の側面には、周方向に所定間隔を隔てて形成された貫通孔13、又は周方向に沿って形成された円弧状の貫通孔17が設けられている。この貫通孔13、17は、背景技術の欄で説明した筒体の歯面と同様の役割を果たす。本実施の形態においては、貫通孔13、17の重合部分14、18の変化に応じて、操舵トルク及び操舵角度が検出される。
本実施の形態においては、第一、第二の円板11、12に貫通孔13、17を、打ち抜き加工により形成して、第一、第二の円板11、12を円筒状の各筒体7、8、9、10の対向面に装着している。このような構成とすると、切削加工により筒体7、8、9、10に歯面を形成するのに比べ、大幅に加工時間を削減することができる。また、第一、第二の円板11、12は、非磁性体の材料からなるので、磁気特性を考慮する必要はなく、センサ特性の調整が容易となる。
このような構成にすることにより、各筒体7、8、9、10(各円板11、12)を容易に製造することができ、製造コストを削減して、トルクセンサを安価で製造することができる。
ところで、金属材料は、熱変形により膨張又は収縮するものである。熱変形により、各円筒7、8、9、10間の距離及びコイル20、21、22(ヨーク19)と円筒7、8、9、10との間の距離が変化し、磁束量が変化するため、温度による誤差が生じてしまう虞がある。そのため、本実施の形態では、温度補償コイル21と、温度補償コイル21が電磁結合する、同一軸上(本実施の形態においては、入力軸2)に固定された第二、第三の筒体8、9とを備え、温度補償を行っている。
ここで、第三の筒体9は、出力軸3の外周面に固定されていても良い。この場合、第三の筒体9を、第二の筒体8と反対側から、第一の筒体7に対向させて設け、温度補償コイル21を、第一、第三の筒体7、9の外周面(第一、第三の筒体7、9の対向面)を覆うように設ければ良い。要するに、温度補償を行うには、同軸(入力軸2又は出力軸3)上に設けられた一対の筒体と、一対の筒体と電磁結合する温度補償用のコイルとを備えていれば良い。
本実施の形態においては、温度補償コイル21を、操舵トルク及び操舵角度の検出に共通使用している。このようにすることで、本実施の形態のトルクセンサは、温度変化に影響されることなく、操舵トルク及び操舵角度を高精度で検出することができる。
また、本実施の形態のトルクセンサは、操舵角度を検出するための第三、第四の筒体9、10と、第三、第四の筒体9、10と電磁結合する検出コイル22とを備えている。本実施の形態によれば、トルクセンサと操舵角センサとを一体にすることができると共に、トルクセンサ及び操舵角センサの処理回路部を共通にすることができる。このような構成にすることにより、トルクセンサと操舵角センサとを別々に製造した場合に比べて安価にトルクセンサ(操舵角センサ)を製造することができると共に、トルクセンサ(操舵角センサ)の小型化を図ることができる。
なお、本実施の形態のトルクセンサは、自動車の操舵装置以外にも適用することが可能である。
例えば、本実施の形態のトルクセンサは、自動車の駆動軸、変速機の入力軸、及び変速機の出力軸に装着することができる。本実施の形態のトルクセンサを、これらの軸に取り付けることで、エンジン出力を限界まで削減することができるため、エネルギーを高効率に利用することができ、燃費を向上することができる。
また、自動車の電気ブレーキに装着して、ブレーキパッドの押し付けトルクを検出することで、ブレーキの応答性能の向上と、ブレーキ制御による車体安定性の向上を図ることができる。
本発明の一実施の形態に係るトルクセンサの側面断面図である。 第一の円板の正面図である。 二つの第一の円板を軸方向に重ねた正面図である。 第二の円板の正面図である。 二つの第二の円板を軸方向に重ねた正面図である。 図1のトルクセンサの検出回路を示す概略図である。 図1のトルクセンサが装着された操舵装置の概略図である。
符号の説明
1 操舵軸
2 入力軸
3 出力軸
4 トーションバー
7 第一の筒体
8 第二の筒体
9 第三の筒体(主の筒体)
10 第四の筒体(副の筒体)
11 第一の円板
12 第二の円板
13 貫通孔
17 貫通孔
20 検出コイル(操舵トルク)
21 温度補償コイル
22 検出コイル(操舵角度)

Claims (5)

  1. トーションバーを介して連結された入力軸及び出力軸に装着されるトルクセンサであって、上記出力軸に固定された磁性体からなる第一の筒体と、上記入力軸に上記第一の筒体に対向させて固定された磁性体からなる第二の筒体と、上記入力軸に上記第二の筒体に対向させて固定された磁性体からなる第三の筒体と、各筒体の対向面に夫々装着され周方向に所定間隔を隔てて複数の貫通孔が形成された非磁性体からなる円板と、上記第一、第二の筒体と電磁結合する検出コイルと、上記第二、第三の筒体と電磁結合する温度補償コイルとを備えたことを特徴とするトルクセンサ。
  2. 上記貫通孔は、打ち抜き加工により形成された請求項1記載のトルクセンサ。
  3. 操舵軸に固定された磁性体からなる主の筒体と、固定側に上記主の筒体に対向させて取り付けられた磁性体からなる副の筒体と、各筒体の対向面に夫々装着され周方向に沿って所定長さの円弧状の貫通孔が形成された非磁性体からなる円板と、上記主、副の筒体と電磁結合する検出コイルとを備えたことを特徴とする操舵角センサ。
  4. 上記貫通孔は、打ち抜き加工により形成された請求項3記載の操舵角センサ。
  5. 上記貫通孔が、半円状である請求項3又は4いずれか記載の操舵角センサ。
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