JP4282638B2 - 基板接合部材およびこれを使用した三次元接続構造体 - Google Patents

基板接合部材およびこれを使用した三次元接続構造体 Download PDF

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Description

本発明は、半導体素子(以下、ICチップとよぶ)等の電子部品を搭載した複数の基板間を接続する基板接合部材、およびこれを用いて接合した三次元接続構造体に関する。
従来、ICチップやチップ部品等の電子部品を搭載したモジュール基板等の基板間を接続する基板接合部材としては、プラグ側とソケット側からなる多極接続タイプコネクタか、あるいは樹脂製スペーサに複数個の接続ピンを固定したピンコネクタを使用している。
図11は、従来の方式であるピンコネクタ100によりモジュール基板110,120間を接続した構成を示す断面図である。ピンコネクタ100は、樹脂スペーサ102と、この樹脂スペーサ102に貫通固定された複数の金属製接続ピン104とからなる。また、モジュール基板110は、配線基板112の一方の表面に回路パターン114が形成され、この回路パターン114の所定の箇所にチップ部品または半導体チップ等からなる電子部品116が搭載され構成されている。さらに、モジュール基板120も同様に、配線基板122の一方の表面に回路パターン124が形成され、この回路パターン124の所定の箇所にチップ部品または半導体チップ等からなる電子部品126が搭載され構成されている。
ピンコネクタ100を用いたモジュール基板110,120間の接続は、以下のように行う。最初に、ピンコネクタ100の金属製接続ピン104とモジュール基板110,120のそれぞれの回路パターン114,124とを位置合わせする。つぎに、金属製接続ピン104の上端部と下端部とをそれぞれの回路パターン114,124に貫通させる。この後、回路パターン114と接続ピン104の下端部および回路パターン124と接続ピン104の上端部とをそれぞれハンダ付け部128によりハンダ付けする。以上により、ピンコネクタ100を用いたモジュール基板110,120との接続ができる。
ところで、モバイル機器等の小型軽量化や高機能化の進展につれて、モジュール基板間の接続端子数が増加する傾向にある。このため、基板接合部材としてのコネクタは、一つの接続端子当りの面積を小さくすることが必要となっている。このため、ピンコネクタの接続端子ピッチを小さくする努力が行われている。
しかし、このような接続方式においては、ピンコネクタの接合部が、この接合部を構成する部材間の温度変化時の寸法変動の差や外部から衝撃力を受けたときに大きな力を受けやすい。このため、このような外力を緩和するための構造の検討が行われている。
例えば、図12に示すようなピンコネクタ130を用いて、図13に示すようにモジュール基板110,120同士を接続することで、樹脂スペーサ132等の熱膨脹による応力の影響を緩和する接続構造が示されている(例えば、特許文献1)。図12(a)はその平面図で、図12(b)は長手方向に沿った断面図である。また、図13は、このピンコネクタ130を用いてモジュール基板110,120同士を接続した構成を示す断面図である。このピンコネクタ130の樹脂スペーサ132には、上下に貫通する複数個の金属製接続ピン134がインサート成形し固定されている。さらに、図12(b)に示すように、ピンコネクタ130の下面の左右両端部に可撓弾性片136が斜め下方に突設されている。
図13に示すように、このピンコネクタ130を使用して、2枚のモジュール基板110,120を接続する。具体的には、金属製接続ピン134の上端部と下端部とをそれぞれの回路パターン114,124に貫通させた後、接続ピン134の上端部と回路パターン124および接続ピン134の下端部と回路パターン114とを、それぞれハンダ付け部128によりハンダ付けして接続する。このとき、下側のモジュール基板110は樹脂スペーサ132の下面の可撓弾性片136に当接するように固定される。
これによって、モジュール基板110,120に搭載した電子部品116,126の発熱や周囲温度の変化によってピンコネクタ130の樹脂スペーサ132が熱膨脹した場合、それにより生じる応力は可撓弾性片136によって吸収できる。この結果、発熱が生じてもハンダ付け部に応力が生じることがなくなり、安定したハンダ付け状態が保持される。なお、可撓弾性片136は樹脂スペーサ132の下面だけでなく、上面にも設けてもよい。
特開平6−310195号公報
しかし、近年のモバイル機器の高機能化は著しく、コネクタの接続端子数がますます多くなるとともに、落下衝撃等に対してより強い機器が要求されるようになっている。これに対して、上記の例に示されたようなピンコネクタによる接続構造では、モジュール基板に貫通孔を設け、この貫通孔に接続ピンを貫通させて回路パターンと接続するとともに可撓弾性片により熱応力を吸収している。
図11におけるピンコネクタ100などでは、樹脂スペーサ102の樹脂成形時における成形圧によって複数の金属製接続ピン104の位置ぶれが発生し、これは特に、ファインピッチの接続の場合に重大な問題となる。
また、従来の構造では、モジュール基板の両面を有効に利用できず、貫通孔を設けるために高密度の回路パターン形成が困難であるという課題があった。
本発明はファインピッチの接続が可能な安定した構造の基板接合部材を提供することを目的とする。
かつ、落下衝撃等の応力が加わっても接続部の信頼性の高い基板接合部材とそれを用いた三次元接続構造体を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の基板接合部材は、第1の回路基板と第2の回路基板との間に介装されて電気接続を中継する基板接合部材であって、絶縁性のハウジングと、前記ハウジングによって連結された複数の複数のリード端子とを有し、リード端子は、基端部が前記ハウジング中に埋設され前記基端部の一方から前記ハウジングの外部に延出して露出してその端部が前記第1の回路基板と第2の回路基板のうちの一方の回路基板との接合個所となる第1の接合部と、前記基端部の他方から前記ハウジングの外部に延出して他方の回路基板との接合個所となる第2の接合部とを有し、前記ハウジングの形状が多角形の額縁形状で、かつハウジングの外周または内周にシールド部材を有することを特徴とする。
本発明の請求項2記載の基板接合部材は、請求項1において、リード端子の第1の接合部は、前記基端部の一方から前記ハウジングの長さ方向に延長された露出部の他端に前記ハウジングの長さ方向と交差する方向に折り曲げて形成され、リード端子の第2の接合部は、前記基端部の他方から前記ハウジングの側方の外部に延出して前記ハウジングの長さ方向で前記露出部とは反対側に前記ハウジングの側面と接触しない状態で延長され前記ハウジングの端面と接触しない状態で前記ハウジングの長さ方向と交差する方向に折り曲げて形成したことを特徴とする。
本発明の請求項3記載の基板接合部材は、請求項1において、リード端子の第1の接合部は、前記基端部の一方から前記ハウジングの長さ方向に延長された露出部の他端に前記ハウジングの長さ方向と交差する方向に折り曲げて形成され、リード端子の第2の接合部は、前記基端部の他方から前記ハウジングの長さ方向で前記露出部とは反対側に延設されて前記第1の接合部とは反対側の前記ハウジングの端面に延長して前記ハウジングの端面と接触した状態で前記ハウジングの長さ方向と交差する方向に折り曲げて形成したことを特徴とする。
本発明の請求項4記載の基板接合部材は、請求項1〜請求項3の何れか1項において、前記シールド部材は、折曲げた金属薄板をハウジングと一体成形、または、シールド部材はハウジング表面に導電性材料をコーティングして構成したことを特徴とする。
本発明の請求項5記載の三次元接続構造体は、
請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の基板接合部材によって第1の回路基板と第2の回路基板を積み上げて電気接続したことを特徴とする。
本発明の基板接合部材は、リード端子をハウジングの側面から露出させる構造にすることにより、樹脂成形時における成形圧によるリード端子のぶれも抑制でき、より安定な構造を得ることもできる。
また、この基板接合部材によって接合された三次元接続構造体に対して、落下衝撃等の大きな衝撃力が加わっても、この先端部で衝撃力を吸収して耐衝撃性を大きく向上できる。この結果、ファインピッチでの接続でありながら、耐衝撃性に優れた三次元接続構造体を実現できるという大きな効果を奏する。
以下、本発明の各実施の形態を図1〜図10に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1と図2は本発明の(実施の形態1)を示す。
図1は上側のモジュール基板72aと下側のモジュール基板72bとを、図2に示した基板接合部材10を使用して接続した三次元接続構造を示している。
上側のモジュール基板72aは、両面に配線層が形成された多層配線基板65上にICチップやチップ部品等の電子部品70,71を搭載した構成である。多層配線基板65は、樹脂基材66の両面に形成された回路パターン67,68およびこれらを接続する貫通導体69から構成されている。下側のモジュール基板72bも上側のモジュール基板72aと基本的な構造は同様であり、ICチップやチップ部品等の電子部品62,63を搭載した構成である。
基板接合部材10は、四角形で角部が面取りされた額縁形状のハウジング12と、ハウジング12に所定のピッチで設けられたリード端子14とで構成されている。ハウジング12は液晶ポリマーやポリフェニレンサルファイド、ポリブチレンテレフタレート等の樹脂からなり、ばね弾性に優れた金属薄板からなるリード端子14の一部がハウジング12中に埋設して保持されている。
さらに詳しくは、リード端子14は図1からわかるように、ハウジング12の中に埋め込まれている基端部15と、ハウジング12の下端面12Aの側に設けられた第1の接合部16と、ハウジング12の内壁12Cの中央部付近から内壁12Cに沿って立ち上がりハウジング12の上端面12Bに沿って折曲げられた先端部17とから構成されている。なお、先端部17において、ハウジング12の上端面12Bに沿って折曲げられた領域は第2の接合部17Aとなる。基端部15は略クランク形状でハウジング12の内部に埋設されている。この基端部15の一方の端部はハウジング12の下端面12Aから露出し、下端面12Aの幅方向(矢印K方向)に向かって折曲げられ、かつ下端面12Aに密着して形成されており、この部分が第1の接合部16を構成している。第1の接合部16はハウジング12の外壁側よりも突出している。ハウジング12の内壁12Cからリード端子14の一部が露出しており、これを露出部13とする。
先端部17はハウジング12の内壁12Cおよび上端面12Bとは離間した状態に保持されており、外力を受けたときに容易に弾性変形が可能である。
本実施の形態による基板接合部材10は上述した構成からなり、複数個のリード端子14の第2の接合部17Aと第1の接合部16とは、それぞれ略平行な平面上にあり、これらによりそれぞれの基板の回路パターンとの電気的および機械的な接続を行う。具体的には、下側のモジュール基板72bに形成されている回路パターンと上側のモジュール基板72aに形成されている回路パターン68のうち、基板接合部材10のリード端子14の第2の接合部17Aおよび第1の接合部16と対向する箇所と、第2の接合部17Aおよび第1の接合部16とをハンダ付け18により接合する。
なお、このリード端子14の材料としては、ばね弾性に優れたリン青銅、黄銅、洋白、ベリリウム銅、ニッケル合金、ステンレス鋼、ばね鋼等を用いることが望ましいが、銅、ニッケル等も用いることができる。また、リード端子14の形状としては、図1に示すような平板形状だけでなく、断面が円形状であってもよい。さらに、全体としては平板形状としながら、第2の接合部17Aを除く先端部17の幅を第2の接合部17Aの幅より小さくして、先端部17での弾性的な変形がより生じやすくなるようにしてもよい。また、リード端子の幅や厚み等については、用いる材料と配列ピッチに応じて適宜設定する。
この接合により、上側のモジュール基板72aと下側のモジュール基板72bとが電気的および機械的に接続された三次元接続構造体が得られる。
この構成によると、三次元接続構造体に対して落下衝撃等の大きな衝撃力が作用しても、その衝撃力はリード端子14の先端部17が弾性的に変形することで吸収することができ、リード端子14の破損や下側のモジュール基板72bの回路パターンまたは上側のモジュール基板72aの回路パターン68とリード端子14との接合部の不良発生も防ぐことができる。
リード端子14の第1の接合部16は、必ずしもハウジング12の下端面12Aから幅方向に突出させる必要はない。また、図1では、第2の接合部17Aはハウジング12の上端面12Bの幅より短く形成したが、上端面12Bの幅方向に突出するように形成してもよい。
また、この露出部13を設ける構造にすることにより、樹脂成形時に成形圧で露出部13は金型に押し付けられるため、リードぶれなどが抑制でき、より安定な構造を得ることもできる。
さらに、それぞれの基板の回路パターンとの接続をハンダ付けにより行う場合には、少なくともリード端子14の第2の接合部17Aと第1の接合部16の表面にハンダメッキや金メッキ等のハンダ付け性をよくする処理をしておくことが望ましい。また、回路パターンとの接続は導電性接着剤を用いて行ってもよいが、この場合には表面に金メッキ等の処理をしておくと接続抵抗を小さくできるので好ましい。
(実施の形態2)
図3と図4は本発明の(実施の形態2)を示す。
図3は本発明の(実施の形態2)の基板接合部材10を示し、ハウジング12の上端面12Bと外壁12Dとの表面にシールド部材52を設けた点だけが図1に示した基板接合部材10とは異なっている。
図4は本実施の形態の基板接合部材10を用いた三次元接続構造体の断面図であり、基板接合部材10を基準として図3に示すA−A線に沿って切断した断面図である。
このシールド部材52は、ハウジング12の外壁12Dを覆うとともに、上端面12B上にも形成されている。シールド部材52には銅箔等の金属箔を用い、ハウジング12に一体的に成形している。すなわち、シールド部材52は、ハウジング12の外壁12Dから上端面12Bも一体に覆うように折曲げた形状であり、これをハウジング12に一体的に成形している。これにより、シールド部材52とハウジング12とは一体的に接合され、かつ電磁シールド機能も向上できる。
なお、シールド部材52は、ハウジング12の下端面12Aにおいて、リード端子14を設けた領域の両端部に形成されているアースリード端子55と電気的に接続している。このアースリード端子55は、ハウジング12の下端面12Aにそれぞれ2個設けてあるが、すべてのアースリード端子55とシールド部材52とを電気的に接続する必要はなく、下側のモジュール基板72bの回路パターンのうち、アース接続端子とシールド部材52に接続されているアースリード端子55の少なくとも1個をハンダ付けにより接合する。
このように構成したため、基板接合部材10の外壁12Dと上端面12Bとに設けられたシールド部材52により基板接合部材10の内壁12Cで囲まれる領域部での電磁シールド機能も得られる。なお、リード端子14についても、ほとんどがシールド部材52でカバーされているので、このリード端子14に対する電磁シールド機能も有する。
したがって、上側のモジュール基板72aと下側のモジュール基板72bのそれぞれの表面上で、基板接合部材10の内壁12C側の領域に、外部ノイズに影響されやすい電子部品を選択して搭載すれば、耐ノイズ特性に優れた三次元接続構造体を実現することもできる。
なお、基板接合部材10のシールド部材52はリード端子14を設けた領域の両端部にアースリード端子55を配設し、このアースリード端子55と接続したが、本発明はこれに限定されない。リード端子14の1本をアース用のリード端子として、シールド部材52をハウジング12の下端面12Aまで延在させて、このアース用のリード端子に接続するようにしてもよい。
なお、モジュール基板72a,72bを多層配線基板としたが、これに限定されない。すなわち、両方ともに両面配線基板でもよいし、片方が両面配線基板、もう片方が多層配線基板としてもよい。また、一方のモジュール基板をフレキシブル配線基板としてもよい。さらに、モジュール基板は樹脂基材上に回路パターンを形成したが、本発明は樹脂基材に限定されることはない。例えば、ホウロウ基板や絶縁膜が形成された金属基材であってもよい。
(実施の形態3)
図5〜図8はそれぞれ本発明の(実施の形態3)を示す。
先ず図5を説明する。
図5では、上側のモジュール基板72aと下側のモジュール基板72bとを接続して三次元接続構造を構成している基板接合部材10Aが図1の場合とは異なり、リード端子14の第2の接合部17Aもハウジング12に埋没した状態で、リード端子14が成形時に一体成形されている。先端をさらにハウジング12の外側に沿わせるように屈曲させて成形されている。その他は図1と同じである。
第1の接合部16は、基端部15の一方から前記ハウジングの長さ方向に延長された露出部13の他端に前記ハウジングの長さ方向と交差する方向に折り曲げて形成されている。
第2の接合部17Aは、基端部15の他方からハウジングの長さ方向(矢印J方向)で露出部13とは反対側に延設されて第1の接合部16とは反対側のハウジング12の端面に延長して、ハウジング12の端面と接触した状態で前記ハウジングの長さ方向と交差する方向に折り曲げて形成されている。
次に図6では、図5の構成にシールド部52を備えた場合で、シールド部52はハウジング12に圧入して形成されている。ただ、製造方法はこれに限ることはない。シールド部52は一体成形でハウジング12に埋設して形成することも可能である。
さらに、図7は図5の変形例、図8は図6の変形例であり、露出部13をモジュール基板72aに近い方にした場合を示している。
(実施の形態4)
図9と図10はそれぞれ本発明の(実施の形態4)を示す。
図9に示す三次元接続構造体に使用されている基板接合部材10Bは、シールド部52が成形時に一体成形で形成されたハウジング12に、リード端子14がハウジング12の成形後に圧入されている。シールド電極52はなくてもよい。
このように、リード端子14Aが圧入されていることで、リード電極の固定にあそびが生じ、落下試験などにおける衝撃を緩和することができる。
図10では、リード電極14Aとシールド部52の両方が、ハウジング12の成形後に圧入されている。シールド電極52はなくてもよい。
上記の各実施の形態において、基板接合部材10,10A,10Bのハウジングの形状を略四角形の額縁形状としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、円環形状で、円環部に所定のピッチでリード端子が配列されるようにしてもよい。あるいは、五角形や長方形の額縁形状としてもよいし、単に直方体のハウジングとして、直線状にリード端子を配列する構造であってもよい。
また、基板接合部材のリード先端部とモジュール基板の回路パターンはハンダ付け接続するとしたが、導電性を有する接着剤で接続する場合であっても同様に実施できる。
また、第1の接合部16はハウジング12の下端面に密着して形成されていたが、密着していなくても良い。
また、ハウジング12には、複数のリード端子の先端部の間の壁面に隔壁が設けられていてもよい。または、ハウジング12に凹部を設け、この凹部に先端部が配設されていてもよい。このように隔壁または凹部を設けることで、リード端子の配列方向に大きな衝撃力が加わっても、先端部は隔壁または凹部により変形が規制される。したがって、リード端子同士の接触によるショートを防止できる。
また、シールド部材の表面が絶縁性皮膜で覆われている構成としてもよい。これにより、シールド部材に電子部品等が誤って接触しても電気的に特性が変化することがなくなる。
また、シールド部材は折曲げた金属薄板をハウジングと一体成形した構成としてもよい。または、シールド部材はハウジング表面に導電性材料をコーティングした構成としてもよい。このような構成により、シールド部材の形成を容易に行うことが可能となる。
本発明の基板接合部材ならびにそれを用いた三次元接続構造体は、電子部品が実装された基板間をファインピッチで接続でき、耐衝撃性を大きく改善できる。また、基板接合部材にシールド機能を付加することもでき、電磁ノイズに影響されやすい電子部品を電磁シールドすることも可能となり、モバイル機器等の携帯用電子機器の分野において特に有用である。
本発明の(実施の形態1)にかかる基板接合部材を用いて作製した三次元接続構造体の断面図 同実施の形態にかかる基板接合部材の斜視図 本発明の(実施の形態2)にかかる基板接合部材の斜視図 同実施の形態にかかる基板接合部材を用いて作製した三次元接続構造体の断面図 本発明の(実施の形態3)にかかる基板接合部材を用いて作製した三次元接続構造体の断面図 同実施の形態の別の例の基板接合部材を用いて作製した三次元接続構造体の断面図 同実施の形態の別の例の基板接合部材を用いて作製した三次元接続構造体の断面図 同実施の形態の別の例の基板接合部材を用いて作製した三次元接続構造体の断面図 本発明の(実施の形態4)にかかる基板接合部材を用いて作製した三次元接続構造体の断面図 同実施の形態の別の例の基板接合部材を用いて作製した三次元接続構造体の断面図 従来の三次元接続構造体の断面図 他の従来のピンコネクタの平面図と長手方向に沿った断面図 図12に示すピンコネクタを用いた三次元接続構造体の断面図
符号の説明
10,10A,10B 基板接合部材
12 ハウジング
12A ハウジング12の下端面
12B ハウジング12の上端面
12C ハウジング12の内壁
13 露出部
14,14A リード電極
15 基端部
16 第1の接合部
17 先端部
17A 第2の接合部
18 ハンダ付け
52 シールド部材
55 アースリード端子
72a,72b モジュール基板

Claims (6)

  1. 第1の回路基板と第2の回路基板との間に介装されて電気接続を中継する基板接合部材であって、
    絶縁性のハウジングと、
    前記ハウジングによって連結された複数の複数のリード端子とを有し、
    リード端子は、
    基端部が前記ハウジング中に埋設され前記基端部の一方から前記ハウジングの外部に延出して露出してその端部が前記第1の回路基板と第2の回路基板のうちの一方の回路基板との接合個所となる第1の接合部と、
    前記基端部の他方から前記ハウジングの外部に延出して他方の回路基板との接合個所となる第2の接合部と
    を有し、前記ハウジングの形状が多角形の額縁形状で、かつハウジングの外周または内周にシールド部材を有する
    基板接合部材。
  2. リード端子の第1の接合部は、前記基端部の一方から前記ハウジングの長さ方向に延長された露出部の他端に前記ハウジングの長さ方向と交差する方向に折り曲げて形成され、
    リード端子の第2の接合部は、前記基端部の他方から前記ハウジングの側方の外部に延出して前記ハウジングの長さ方向で前記露出部とは反対側に前記ハウジングの側面と接触しない状態で延長され前記ハウジングの端面と接触しない状態で前記ハウジングの長さ方向と交差する方向に折り曲げて形成した
    請求項1記載の基板接合部材。
  3. リード端子の第1の接合部は、前記基端部の一方から前記ハウジングの長さ方向に延長された露出部の他端に前記ハウジングの長さ方向と交差する方向に折り曲げて形成され、
    リード端子の第2の接合部は、前記基端部の他方から前記ハウジングの長さ方向で前記露出部とは反対側に延設されて前記第1の接合部とは反対側の前記ハウジングの端面に延長して前記ハウジングの端面と接触した状態で前記ハウジングの長さ方向と交差する方向に折り曲げて形成した
    請求項1記載の基板接合部材。
  4. 前記シールド部材は、折曲げた金属薄板をハウジングと一体成形、または、シールド部材はハウジング表面に導電性材料をコーティングして構成した
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の基板接合部材。
  5. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の基板接合部材によって第1の回路基板と第2の回路基板を積み上げて電気接続した
    三次元接続構造体。
  6. 第1の回路基板と第2の回路基板との間に、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の基板接合部材を介装して接続した三次元接続構造体によって電気回路基板が実装された
    携帯用電子機器。
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