JP4281212B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触温度センサにより検出される車室内の温度に基づいて空調制御を行う車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の非接触温度センサを用いた車両用空調装置として、特開平10−197348号公報や特開平10−230728号公報に記載されたものがある。これらの従来装置では、多数の温度検出素子をマトリックス状に配置した赤外線センサ(非接触温度センサ)にて乗員およびその近傍の温度を検出し、その温度信号に基づいて、日射の方向や日射強度を推定している。そして、特開平10−230728号公報に記載の従来装置では、さらに乗員近傍の雰囲気温度を推定し、この推定雰囲気温度に基づいて空調制御を行うようにしている。
【0003】
また、同様の車両用空調装置として、乗員の温感に密接な関係がある乗員の頬部皮膚温を赤外線センサで検出し、その温度信号に基づいて温感にマッチした制御を行うものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなマトリックス型の赤外線センサにて、乗員近傍(広範囲)温度と頬部(特定部位)皮膚温の両方を検出する場合、頬部皮膚温を正確に検出するためには、温度検出素子1個あたりの温度検出領域の面積を頬部面積に合わせて狭くする必要がある。このため、赤外線センサにて温度を検出する広範囲の面積が一定であれば、温度検出素子1個あたりの温度検出領域の面積を狭くするのに伴って、温度検出素子数が増加してしまう。そして、温度検出素子数が増加すると、回路規模の増加によるコストアップや、温度信号処理時間の増加という問題が生じる。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、多数の温度検出素子よりなる非接触温度センサの温度信号に基づいて空調制御を行う車両用空調装置において、狭範囲の温度を正確に検出しつつ、回路規模の縮小化によるコスト低減や、温度信号処理時間の短縮化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車室(10a)内の所定領域(160)の温度分布を多数の温度検出素子により非接触で検出する非接触温度センサ(70、200、300、500、500A)を備え、非接触温度センサ(70、200、300、500、500A)の温度信号に基づいて空調制御を行う車両用空調装置において、温度検出素子を、乗員(M)の顔部(M3)の温度を検出する第1温度検出素子(70a、310、520)と、サイドガラス(171a)および乗員(M)の上半身(M1)の温度を検出する第2温度検出素子(70b、210、510)とで構成し、第1温度検出素子(70a)の温度信号および第2温度検出素子(70b)の温度信号を用いて目標吹出空気温度を演算するようになっており、第1温度検出素子(70a)を、温度検出素子1個当たりの温度検出領域の面積が狭い素子で構成し、第2温度検出素子(70b)を、温度検出素子1個当たりの温度検出領域の面積が前記第1温度検出素子(70a、310、520)よりも広い素子で構成したことを特徴とする。
【0007】
これによれば、詳細な温度分布情報が必要な領域の温度を第1温度検出素子にて検出し、詳細な温度分布情報が必要でない領域の温度は第2温度検出素子にて検出することにより、詳細な温度分布情報が必要な領域の温度を正確に検出可能にしつつ、非接触温度センサ全体では温度検出素子数を少なくすることができる。従って、温度検出素子数を低減して、回路規模の縮小化によるコスト低減や、温度信号処理時間の短縮化を図ることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、非接触温度センサ(200、300、500、500A)は、第1温度検出素子(310、520)の温度検出方向を調整する調整手段(330、540、550)を有することを特徴とする。
【0011】
これによると、例えば第1温度検出素子により顔部の温度を検出する場合、第1温度検出素子の温度検出方向を調整することにより、乗員の体格や着座姿勢に関わらず、確実に顔部の温度を検出することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、赤外線の量に応じて電気信号を発生する多数の温度検出素子(410)により、車室(10a)内の所定領域(160)の温度分布を非接触で検出する非接触温度センサ(400)を備え、非接触温度センサ(400)の温度信号に基づいて空調制御を行う車両用空調装置において、非接触温度センサ(400)は、赤外線が通過するとともに温度検出素子(410)との相対位置が変更可能なレンズ(423)を備え、温度検出素子(410)と前記レンズ(423)との相対位置を変化させて、サイドガラス(171a)および乗員(M)の上半身(M1)の温度を検出する第1状態と、乗員(M)の顔部(M3)の温度を検出する第2状態とに切り替え、第1状態で検出した温度信号および第2状態で検出した温度信号を用いて目標吹出空気温度を演算するようになっており、第1状態での温度検出領域の面積が第2状態での温度検出領域の面積よりも広く設定されていることを特徴とする。
【0013】
これによると、温度検出素子の各素子1個あたりの温度検出領域の面積は第1状態よりも第2状態の方が小さくなるため、第2状態に設定した際には詳細な温度分布情報が得られる。
【0014】
また、共通の温度検出素子で広範囲の温度と狭範囲の温度とを検出するため、温度検出素子数を少なくすることができる。従って、温度検出素子数の低減に伴う回路規模の縮小化や、温度信号処理時間の短縮化を図ることができる。
【0015】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は本発明に係わる車両用空調装置を示すもので、この空調装置は空気通路を形成するエアダクト10を備えており、このエアダクト10はそのフェイス吹出口11およびフット吹出口12にて車室10a内に開口している。そして、フェイス吹出口11から乗員の上半身に向けて主に冷風が吹き出され、フット吹出口12から乗員の足元に向けて主に温風が吹き出される。エアダクト10内には、その空気導入口側から各吹出口11、12にかけて、内外気切替ドア80、ブロワ20、エバポレータ(冷房用熱交換器)30、エアミックスダンパ40、ヒータコア(暖房用熱交換器)50および吹出口切替ダンパ60が順に配設されている。
【0017】
内外気切替ドア80は、エアダクト10内に外気を導入するか、内気を導入するかを決める。ブロワ20は、そのブロワモータ20aの駆動に応じエアダクト10内にその導入口から空気流を導入し、エバポレータ30、エアミックスダンパ40、ヒータコア50および吹出口切替ダンパ60を介し、フェイス吹出口11またはフット吹出口12から車室10a内に空気を吹き出す。エバポレータ30は、コンプレッサ30aの作動下にて冷凍サイクル中の冷媒を受けてブロワ20からの空気流を冷却する。コンプレッサ30aは、これに付設の電磁クラッチ30bの選択的係合下にて当該車両のエンジンにより駆動される。
【0018】
エアミックスダンパ40は、空気の温度を調節する温度調節手段を構成するもので、その現実の開度θ(図1参照)に応じ、エバポレータ30からヒータ50に流入させるべき冷却空気流の量、およびエバポレータ30からヒータ50を迂回してその後流に流入させるべき冷却空気流の量を調節する。かかる場合、エアミックスダンパ40が図1にて図示破線(または実線)の位置にあるとき現実の開度θは最小開度θmin(または最大開度θmax)になる。ヒータコア50は、エンジン冷却水を受けてその流入冷却空気流を再加熱する。
【0019】
吹出口切替ダンパ60は、図1に実線で示す切替位置(以下、第1切替位置という)にて、ヒータコア50からの加熱空気流およびこのヒータコア50を迂回する冷却空気流の混合空気流をフット吹出口12から吹き出す。また、吹出口切替ダンパ60は、フット吹出口12を閉じる位置(以下、第2切替位置という)に切り替えられて、前記混合空気流をフェイス吹出口11から吹き出す。さらに、吹出口切替ダンパ60は、両吹出口11、12をともに開口する位置(以下、第3切替位置という)に切り替えられて、前記混合空気流を両吹出口11、12から吹き出す。
【0020】
運転者(乗員)Mの前方には、ルームミラー近傍の天井部に、車室10a内の所定領域の表面温度を非接触で検出する非接触温度センサ70が設置されている。この非接触温度センサ70は、運転者Mの身体および周囲後方の表面温度を検出し、被検温体から放射される赤外線量に対応して電気信号(表面温度信号)を発生する赤外線センサであり、より具体的には、被検温体から放射される赤外線量に対応して、赤外線量に比例した起電力を発生するサーモパイル型温度検出素子を用いた赤外線センサである。
【0021】
また、図2に示すように、この非接触温度センサ70は、各素子1個あたりの温度検出領域の面積が狭い複数(本例では24個)の狭範囲温度検出素子(第1温度検出素子)70aと、各素子1個あたりの温度検出領域の面積が広い複数(本例では16個)の広範囲温度検出素子(第2温度検出素子)70bとを有し、狭範囲および広範囲温度検出素子70a、70bが、5行4列のマトリックス状に配置して構成されている。
【0022】
より詳細には、2行b列とc列および3行b列とc列を除くマトリックス要素には、1つのマトリックス要素毎に1個の広範囲温度検出素子70bが配置されている。また、2行b列とc列および3行b列とc列のマトリックス要素には、1つのマトリックス要素毎に6個の狭範囲温度検出素子70aが配置されている。従って、狭範囲温度検出素子70aの1個あたりの温度検出領域の面積をA1、広範囲温度検出素子70bの1個あたりの温度検出領域の面積をA2とすると、面積比(A1/A2)=1/6である。
【0023】
図3は、上記非接触温度センサ70による表面温度の検出領域160を示すもので、検出領域160には、運転者Mの上半身(着衣部)M1、頭部M2、顔部M3、腕部M4、下半身M5、天井170内壁面の一部、前席ドア171のサイドガラス171aの内壁面の一部、リヤガラス172の内壁面の一部が含まれている。なお、非接触温度センサ70の表面温度検出領域として、前席シート173、後席シート174、コンソール175、床176、および側壁171bを含んでもよい。
【0024】
そして、狭範囲温度検出素子70aによって運転者Mの頭部M2および顔部M3付近(狭範囲)の温度を検出し、広範囲温度検出素子70bによって、運転者Mの頭部M2および顔部M3の周囲(広範囲)の温度を検出するようにしている。このように、各素子1個あたりの温度検出領域の面積が狭い狭範囲温度検出素子70aにて、頭部M2および顔部M3付近の温度を検出することにより、頭部M2および顔部M3付近の温度分布を詳細に測定することができ、狭範囲内の特定部位(例えば、頬部)の温度を正確に検出することができる。
【0025】
なお、頬部の温度を正確に検出するためには、狭範囲温度検出素子70aの1個あたりの温度検出領域の面積(A1)を、片側の頬面積の1/4程度にするのが望ましい。一方、広範囲温度検出素子70bの1個あたりの温度検出領域の面積(A2)は種々の条件に応じて適宜決定されるが、面積比(A1/A2)としては0.8以下にするのが望ましい。また、面積比(A1/A2)のより望ましい範囲は、0.1〜0.3である。
【0026】
ここで、検出領域160において、天井(内気温対応部位)170の内壁面(車室内側の表面)は、日射が当たらず、また断熱材によって天井外壁面の熱の影響を受けにくいため、内気温に略対応して表面温度が変化する。また、サイドガラス171aやリヤガラス172のガラス部(外気温対応部位)の内壁面(車室内側の表面)は、ガラス外壁面(車室外側の表面)の熱(外気温や日射による熱)の影響を受けて表面温度が変化しやすい。さらに、乗員Mの特に上半身(日射対応部位)M1は、日射の有無によって表面温度が変化しやすい。
【0027】
そして、サイドガラス171a、リヤガラス172および前席ドア171の側壁171b等の内壁面温度は、内気温と車室内表面温度との差による侵入熱(熱負荷)の推定に利用される。また、実際に日射の影響を受けて温度が変化する部位(例えば、運転者Mの着衣部)の温度は、日射が車室内に入ることによる侵入熱(熱負荷)の推定に利用される。さらに、運転者Mの顔部M3(特に、頬部)の表面温度は、乗員の温感に密接な関係があるため、温感にマッチした制御を行うのに利用される。
【0028】
図1において、空調装置は、内気温センサ71、開度センサ72〜74、さらには図示しない各種センサを備え、内気温センサ71は当該車室10a内の空気温度を検出して内気温信号を発生し、開度センサ72〜74は、エアミックスダンパ40、吹出口切替ダンパ60および内外気切替ドア80の現実の開度を検出して開度信号を発生する。操作パネル150は空調装置への乗員からの入力である各種設定信号(設定温度信号、モード選択信号、オート/マニュアル選択信号等)を生じる。ここで、操作パネル150は、乗員が希望する室内の温度を設定するための温度設定手段を含んでいる。
【0029】
ECU90は、図4に示すフローチャートに従ってプログラムを実行し、この実行中において、ブロワモータ20a、電磁クラッチ30b、3つのモータ120a、130a、140aにそれぞれ接続した各駆動回路100、110、120、130、140の制御に必要な演算処理をする。かかる場合、ECU90は、当該車両のイグニッションスイッチIGによりバッテリBから給電されて作動状態となり、プログラムの実行を開始する。また、上述のプログラムはECU90のROMに予め記憶されている。
【0030】
駆動回路100は、ECU90により制御されてブロワモータ20aの回転速度を制御する。駆動回路110は、ECU90により制御されて電磁クラッチ30aを選択的に係合させる。モータ120aは、ECU90の制御に応じて駆動回路120により駆動されて回転する。このことは、モータ120aが減速機構(図示せず)を介しエアミックスダンパ40の現実の開度を調節することを意味する。モータ130aは、ECU90の制御に応じて駆動回路130により駆動されて回転する。このことは、モータ130aが減速機構(図示せず)を介し吹出口切替ダンパ60を第1〜第3切替位置に選択的に切り替えることを意味する。モータ140aは、ECU90にに応じて駆動回路140により駆動されて回転する。このことは、モータ140aが減速機構(図示せず)を介し内外気切替ドア80の現実の開度を調節することを意味する。
【0031】
また、電磁クラッチ30bが、ECU90からの出力信号に応答して駆動回路110により駆動されて係合し、これに伴いコンプレッサ30aがエンジンにより駆動されて圧縮冷媒をエバポレータ30に供給する。しかして、ブロワ20による導入空気流が、エバポレータ30により冷却され、エアミックスダンパ40の現実の開度θに応じた量でもってヒータコア50に流入して加熱されるとともに、残余の空気流が、直接ヒータコア50の後方へ流入し加熱空気流と混合される。
【0032】
上記構成において、イグニッションスイッチIGの閉成により当該車両のエンジンを始動させるとともにECU90を作動状態におく。次いで、操作パネル150から操作信号を発生させれば、ECU90が、図4のフローチャートに従い、ECU90内のプログラムの実行を開始し、まずステップS100にて、以降の処理の実行に使用するカウンタやフラグを初期設定する初期化の処理を実行した後、ステップS110に移行する。そして、ステップS110、120にてスイッチ信号および非接触温度センサ70を含む各種センサ信号(内気温、エンジン冷却水温、エバポレータ出口温、車速、湿度等)を読み込む。これらのセンサ信号のうち、非接触温度センサ70の信号はステップS130へ入力される。
【0033】
ステップS130では、図5に示すように、個々の温度検出素子70a、70b毎に、システムへの影響度(おもみ)を考慮した係数K1a〜K5dを設定する。すなわち、冷房熱負荷や温感への影響度合が大きい検出領域の表面温度信号出力値に対する係数を大きくする。ここで、K1aは1行a列の係数、K1bは1行b列の係数、……K5dは5行d列の係数である。これらの係数のうち、K2b1〜K2b6は2行b列の6個の狭範囲温度検出素子70aの係数、……K3c1〜K3c6は3行c列の6個の狭範囲温度検出素子70aの係数である。また、a〜tは定数である。
【0034】
次に、ステップS140では、ステップS120で読み込んだ表面温度信号出力値T1a〜T5d、設定温度Tsetおよび内気温Trとに基づき、図6に示す式を用いて目標吹出空気温度TAOが演算される。ここで、図6中のTAO算出式において、T1aは1行a列の表面温度信号出力値、T1bは1行b列の表面温度信号出力値、……T5dは5行d列の表面温度信号出力値である。また、Kset、Krは係数、Cは定数である。
【0035】
次に、ステップS150において、上記目標吹出空気温度TAOに基づいて図7の特性図より目標風量に対応するブロワモータ20aへの印可電圧(第1ブロワ電圧)を算出するとともに、エンジン冷却水温Twに基づいて図8の特性図より第2ブロワ電圧を算出し、そして両ブロワ電圧のうち低い方をブロワ電圧として決定する。
【0036】
次に、ステップS160では、目標吹出空気温度TAOとエンジン冷却水温Tw及びエバポレータ出口温Teとに基づき、下記数式1を用いて、エアミックスダンパ40の目標開度SWを算出する。なお、数式1中のαは定数である。
【0037】
【数1】
SW=〔{TAO−(Te+α)〕/〔Tw−(Te+α)}〕×100(%)
次にステップS170では、目標吹出空気温度TAOに基づき、内気導入にするか、外気導入にするかを決定する。次にステップS180では、目標吹出空気温度TAOに基づいて、図9の特性図より、吹出口モードをフェイスモード(FACE)、バイレベルモード(B/L)、およびフットモード(FOOT)のいずれにするかを決定する。そしてステップS190では、上記ステップS150〜ステップS180による演算結果に応じて、駆動回路100、120、130、140に、ブロワ電圧制御信号、エアミックスダンパ開度制御信号、内外気導入モード制御信号、および吹出口モード制御信号を夫々出力する。そして、ステップS200へ進み、周期時間t秒経過したか否かを判定し、NOの場合はステップS200で待ち、YESの場合はステップS110へ戻る。
【0038】
本実施形態では、各素子1個あたりの温度検出領域の面積が狭い狭範囲温度検出素子70aにて、頭部M2および顔部M3付近(狭範囲)の温度分布を詳細に測定しているため、この狭範囲内の特定部位(例えば、頬部)の温度を正確に検出することができる。従って、温感に密接な関係のある頬部皮膚温に基づいて、乗員の温感にマッチした適切な制御を行うことができ、快適性を向上することができる。
【0039】
また、詳細な温度分布情報が必要な領域(頭部M2および顔部M3付近)の温度を、温度検出領域の面積が狭い狭範囲温度検出素子70aにて検出しているため、この領域については温度検出素子数が増加してしまうものの、詳細な温度分布情報が必要でない領域(頭部M2および顔部M3の周囲)の温度は、各素子1個あたりの温度検出領域の面積が広い広範囲温度検出素子70bにて検出しているため、非接触温度センサ70全体では温度検出素子数を少なくすることができる。
【0040】
従って、例えば頬部のような特定部位の温度を正確に検出しつつ、温度検出素子数の低減に伴う回路規模の縮小化や、温度信号処理時間の短縮化を図ることができる。
【0041】
(第2実施形態)
図10、図11に示す第2実施形態について説明する。第1実施形態では、素子1個あたりの温度検出領域の面積が異なる2種類の温度検出素子70a、70bをマトリックス状に配置した非接触温度センサ70を用いたが、本実施形態では、車室10a内の所定領域の全域(広範囲)の表面温度を非接触で検出する広範囲非接触温度センサ200と、所定領域の一部の領域(狭範囲)の温度を検出する狭範囲非接触温度センサ300とを用いている。
【0042】
また、2つの非接触温度センサ200を用いることに伴い、第1実施形態のステップS120(図4参照)の処理内容を、図11のように変更している。そして、それらの変更点を除いては、第1実施形態と同一である。
【0043】
図10において、広範囲非接触温度センサ200は、多数の広範囲温度検出素子(第2温度検出素子)210がマトリックス状に配置され、被検温体から放射される赤外線をレンズ220で集光して、広範囲の熱画像を広範囲温度検出素子210上に結像させるようになっている。
【0044】
上記狭範囲非接触温度センサ300は、多数の温度検出素子(第1温度検出素子)310がマトリックス状に配置され、被検温体から放射される赤外線をレンズ320で狭範囲温度検出素子310上に集光して、狭範囲の熱画像を狭範囲温度検出素子310上に結像させるようになっている。また、狭範囲温度検出素子310の温度検出方向を調整する駆動装置(検温部位調整手段)330によって向きが変更されるようになっている。
【0045】
そして、両非接触温度センサ200、300は、乗員Mの前方(例えば、計器盤)に設置される。
【0046】
ここで、狭範囲非接触温度センサ300の各素子1個あたりの温度検出領域の面積(A1)は、広範囲非接触温度センサ200の各素子1個あたりの温度検出領域の面積(A2)よりも、小さく設定されており、それらの面積比(A1/A2)は1/3にしている。
【0047】
図11はセンサ信号読込ステップを示し、まずステップS121にて広範囲非接触温度センサ200により図3の検出領域160の全域の温度を検出し、広範囲温度分布情報を取得する。
【0048】
次に、ステップS122では、この広範囲温度分布情報に基づいて顔部M3の位置を判断する。すなわち、夏場のクールダウン時のように内気温が極めて高い場合を除けば、広範囲温度分布は顔部M3付近が最も高温になるため、最も高温部を顔部M3の位置と判断する。
【0049】
次に、ステップS123では、ステップS122で求めた顔部M3の位置の方向に狭範囲非接触温度センサ300が向くように、駆動装置330によって狭範囲非接触温度センサ300の向きを調整し、この調整後、狭範囲非接触温度センサ300によって顔部M3付近の温度分布を詳細に測定し、顔部M3付近の狭範囲温度分布情報を取得する。
【0050】
ここで、図10に示す狭範囲温度分布情報から明らかなように、目や鼻の温度と顔部皮膚温度との相違から、目や鼻の位置を特定することができ、さらに目や鼻の位置から頬部の位置を特定して頬部温度を検出することができる。
【0051】
次に、ステップS124で、両非接触温度センサ200、300を除く、その他のセンサの信号を読み込む。なお、両非接触温度センサ200、300による温度測定は、例えば4秒毎に行われる。
【0052】
本実施形態では、各素子1個あたりの温度検出領域の面積が狭い狭範囲温度検出素子310により、狭範囲内の特定部位(例えば、頬部)の温度を正確に検出することができる。
【0053】
また、詳細な温度分布情報が必要でない領域の温度は、各素子1個あたりの温度検出領域の面積が広い広範囲温度検出素子210にて検出しているため、温度検出素子数を少なくすることができる。従って、温度検出素子数の低減に伴う回路規模の縮小化や、温度信号処理時間の短縮化を図ることができる。
【0054】
さらに、広範囲温度分布情報から顔部M3の位置を求めて、狭範囲非接触温度センサ300の向きを調整することにより、乗員Mの体格や着座姿勢に関わらず、確実に顔部M3付近の温度分布情報を取得することができる。
【0055】
(第3実施形態)
図12、図13に示す第3実施形態について説明する。第2実施形態では、広範囲の温度と狭範囲の温度とを検出するために、2つの非接触温度センサ200、300を用いたが、本実施形態では、1つの非接触温度センサ400を、広範囲の温度を検出する状態と、狭範囲の温度を検出する状態とに、切り替えて用いるようにしている。なお、その他の構成は、第2実施形態と同一である。
【0056】
図12において、非接触温度センサ400は、マトリックス状に配置された多数の温度検出素子410と、赤外線が通過するズームレンズ420とを有する。そして、図13に示すように、ズームレンズ420は、2枚の固定レンズ421、422と、温度検出素子410との相対位置が変更可能な可動レンズ423とから構成され、可動レンズ423の移動によって、非接触温度センサ400の温度検出領域の面積を変更可能になっている。
【0057】
上記構成において、まず可動レンズ423を実線位置に移動させることにより、図3の検出領域160の全域(広範囲)の温度を検出する広範囲状態(第1状態)に設定して、その領域の温度分布情報を取得する。次に、可動レンズ423を破線位置423aに移動させることにより、顔部M3付近(狭範囲)の温度を検出する狭範囲状態(第2状態)に設定して、顔部M3付近の温度分布情報を取得する。
【0058】
本実施形態では、非接触温度センサ400の各素子1個あたりの温度検出領域の面積は、広範囲状態よりも狭範囲状態の方が小さくなるため、狭範囲状態に設定した際に顔部M3付近の詳細な温度分布情報が得られる。
【0059】
また、1つの非接触温度センサ400で広範囲の温度と狭範囲の温度とを検出するため、温度検出素子数を少なくすることができる。従って、温度検出素子数の低減に伴う回路規模の縮小化や、温度信号処理時間の短縮化を図ることができる。
【0060】
(第4実施形態)
図14、図15に示す第4実施形態について説明する。本実施形態の非接触温度センサ500は、マトリックス状に配置された多数の広範囲温度検出素子(第2温度検出素子)510を、レンズ530に対向させて配置し、マトリックス状に配置された多数の狭範囲温度検出素子(第1温度検出素子)520を、広範囲温度検出素子510とレンズ530とを結ぶ線に対して直交する位置に配置し、さらに、軸541を支点に回動自在なミラー(検温部位調整手段)540を、広範囲温度検出素子510とレンズ530との間に配置している。
【0061】
狭範囲温度検出素子520の各素子1個あたりの温度検出領域の面積は、広範囲温度検出素子510の各素子1個あたりの温度検出領域の面積よりも、小さく設定されている。そして、この広範囲温度検出素子510は図3の検出領域160の全域(広範囲)の温度を検出し、一方、狭範囲温度検出素子520は図3の検出領域160内の頭部M2および顔部M3付近(狭範囲)の温度を検出する。
【0062】
上記構成において、まずミラー540を実線位置に回動させることにより、広範囲の熱画像を広範囲温度検出素子510上に結像させて広範囲の温度を検出する広範囲状態(第1状態)に設定し、広範囲の温度分布情報を取得する。
【0063】
次に、ミラー540を破線位置540aに回動させることにより、狭範囲の熱画像を狭範囲温度検出素子520上に結像させて狭範囲の温度を検出する狭範囲状態(第2状態)に設定し、狭範囲の温度分布情報を取得する。ここで、狭範囲状態を設定するにあたっては、広範囲温度分布情報に基づいて顔部M3の位置を判断し、その判断結果に基づいて、顔部M3の熱画像が狭範囲温度検出素子520上に結像するようにミラー540の向きを調整する。従って、ミラー540は狭範囲温度検出素子520の温度検出方向を調整する検温部位調整手段をなす。
【0064】
本実施形態では、第2実施形態と同様に、狭範囲内の特定部位の温度を正確に検出することができるとともに、温度検出素子数の低減に伴う回路規模の縮小化や、温度信号処理時間の短縮化を図ることができる。
【0065】
さらに、広範囲温度分布情報から顔部M3の位置を求めて、ミラー540の向きを調整することにより、乗員Mの体格や着座姿勢に関わらず、確実に顔部M3付近の温度分布情報を取得することができる。
【0066】
(第5実施形態)
図16に示す第5実施形態について説明する。本実施形態の非接触温度センサ500Aは、第4実施形態における非接触温度センサ500のミラー540の代わりに、軸551を支点に回動自在なハーフミラー(検温部位調整手段)550を用いたもので、その他の点は第4実施形態と同一である。
【0067】
ハーフミラー550は、広範囲温度検出素子510とレンズ530との間に配置されていて、レンズ530を通過した後の赤外線の一部を広範囲温度検出素子510側に通過させるとともに、レンズ530を通過した後の赤外線の残部を狭範囲温度検出素子520側に反射させるようになっている。
【0068】
そして、広範囲の熱画像を広範囲温度検出素子510上に結像させて広範囲の温度分布情報を取得し、狭範囲の熱画像を狭範囲温度検出素子520上に結像させて狭範囲の温度分布情報を取得する。
【0069】
ここで、広範囲温度分布情報に基づいて顔部M3の位置を判断し、その判断結果に基づいて、顔部M3の熱画像が狭範囲温度検出素子520上に結像するようにハーフミラー550の向きを調整する。従って、ハーフミラー550は狭範囲温度検出素子520の温度検出方向を調整する検温部位調整手段をなす。
【0070】
本実施形態では、第2実施形態と同様に、狭範囲内の特定部位の温度を正確に検出することができるとともに、温度検出素子数の低減に伴う回路規模の縮小化や、温度信号処理時間の短縮化を図ることができる。
【0071】
さらに、広範囲温度分布情報から顔部M3の位置を求めて、ハーフミラー550の向きを調整することにより、乗員Mの体格や着座姿勢に関わらず、確実に顔部M3付近の温度分布情報を取得することができる。
【0072】
(他の実施形態)
上記実施形態では、非接触温度センサとして、サーモパイル型検出素子を用いた赤外線センサを例示したが、温度係数の大きな抵抗で構成されたボロメータ型検出素子を用いた赤外線センサや、他の形式の赤外線センサを用いることもできる。さらに、赤外線センサに限らず、被検温体の表面温度を非接触で検出する他の形式の非接触温度センサを用いることもできる。
【0073】
また、第1実施形態の非接触温度センサ70および第3実施形態の非接触温度センサ400の温度検出方向を、例えば第2実施形態の駆動装置330のような検温部位調整手段によって調整可能にしてもよい。
【0074】
また、第1実施形態では内気温センサ71を用いたが、非接触温度センサ70の信号に基づいて内気温を推定して空調制御を行うことにより、内気温センサ71を廃止することができる。
【0075】
また、日射センサや外気温センサ等を用いて、日射量や外気温等に応じた空調制御を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の全体構成を表す概略構成図である。
【図2】図1の非接触温度センサの構成を示す模式図である。
【図3】図1の非接触温度センサの検出範囲を示す図である。
【図4】図1のECUにて実行される空調制御処理を表すフローチャートである。
【図5】図4のステップS130における制御処理を表すフローチャートである。
【図6】図4のステップS140における制御処理を表すフローチャートである。
【図7】ブロワの制御特性図である。
【図8】ブロワの制御特性図である。
【図9】吹出口モードの制御特性図である。
【図10】本発明の第2実施形態における非接触温度センサの構成を示す斜視図である。
【図11】第2実施形態における要部の制御処理を表すフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施形態における非接触温度センサを示す斜視図である。
【図13】図12の非接触温度センサの要部の側面図である。
【図14】本発明の第4実施形態における非接触温度センサを示す側面図である。
【図15】図14の非接触温度センサの要部の構成図である。
【図16】本発明の第5実施形態における非接触温度センサを示す側面図である。
【符号の説明】
70、200、300、400、500、500A…非接触温度センサ、
70a、310、520…第1温度検出素子、
70b、210、510…第2温度検出素子、410…温度検出素子。

Claims (4)

  1. 車室(10a)内の所定領域(160)の温度分布を多数の温度検出素子により非接触で検出する非接触温度センサ(70、200、300、500、500A)を備え、前記非接触温度センサ(70、200、300、500、500A)の温度信号に基づいて空調制御を行う車両用空調装置において、
    前記温度検出素子を、乗員(M)の顔部(M3)の温度を検出する第1温度検出素子(70a、310、520)と、サイドガラス(171a)および乗員(M)の上半身(M1)の温度を検出する第2温度検出素子(70b、210、510)とで構成し
    前記第1温度検出素子(70a)の温度信号および前記第2温度検出素子(70b)の温度信号を用いて目標吹出空気温度を演算するようになっており、
    前記第1温度検出素子(70a)を、温度検出素子1個当たりの温度検出領域の面積が狭い素子で構成し、
    前記第2温度検出素子(70b)を、温度検出素子1個当たりの温度検出領域の面積が前記第1温度検出素子(70a、310、520)よりも広い素子で構成したことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記非接触温度センサ(200、300、500、500A)は、前記第1温度検出素子(310、520)の温度検出方向を調整する調整手段(330、540、550)を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 赤外線の量に応じて電気信号を発生する多数の温度検出素子(410)により、車室(10a)内の所定領域(160)の温度分布を非接触で検出する非接触温度センサ(400)を備え、前記非接触温度センサ(400)の温度信号に基づいて空調制御を行う車両用空調装置において、
    前記非接触温度センサ(400)は、前記赤外線が通過するとともに前記温度検出素子(410)との相対位置が変更可能なレンズ(423)を備え、
    前記温度検出素子(410)と前記レンズ(423)との相対位置を変化させて、サイドガラス(171a)および乗員(M)の上半身(M1)の温度を検出する第1状態と、乗員(M)の顔部(M3)の温度を検出する第2状態とに切り替え、
    前記第1状態で検出した温度信号および前記第2状態で検出した温度信号を用いて目標吹出空気温度を演算するようになっており、
    前記第1状態での温度検出領域の面積が前記第2状態での温度検出領域の面積よりも広く設定されていることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 前記多数の温度検出素子は、マトリックス状に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいづれか1つに記載の車両用空調装置。
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