JP4276058B2 - 自動車の運転状況表示装置およびその制御装置 - Google Patents

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本発明は、二輪車や四輪車など、2以上の車輪を備えた自動車の運転状況表示装置およびその制御装置に関するものである。
この種の自動車は、アクセルの操作量に基づいてエンジンの回転数を制御し、該エンジンの動力を伝動装置を介して所定の車輪に伝達して回転可能としている。前記伝動装置には、車体を前進可能な状態や後進可能な状態に切り替える操作手段が接続されている。しかも、前進可能な状態は複数段階有し、前進速度や馬力などをドライバーが希望に応じて操作(選択)可能としている。また、この自動車は、車輪の回転を減速および停止するためのブレーキを備えている。
前記車体の後部には、前記ブレーキを操作することによって減速している状況を後続車のドライバーに認識させるために、ブレーキランプが取り付けられている。このブレーキランプは、ブレーキペダルを操作した状態では点灯し、ブレーキを操作していない(非操作)状態では消灯する。
しかし、自動車は、アクセルの操作を停止(非操作)すると、エンジンブレーキが作動するため、前記ブレーキランプが点灯することなく減速する。その結果、後続車のドライバーは、その減速状態を先行車との速度感覚でしか確認できないため、追突の可能性を生じる。ここで、前記エンジンブレーキとは、エンジンで動力を生み出す工程(内燃機関では膨張)が行われず、エネルギー損失が生じることにより発生するものである。
そのため、このエンジンブレーキが作動している時に、後続車に対して何らかの表示を行うことが追突による事故発生を抑制する最大の対策であると考えられる。
本発明の自動車の運転状況表示装置に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平10−67276号公報
この特許文献1では、車体の後部に配設した表示手段と、バッテリーと、エンジンのキースイッチと、前記表示ランプに接続する切換スイッチとで回路が構成されている。また、エンジンブレーキが作動すると、インジケータやランプなどからなる前記表示手段を表示させて後続車にその状況を知らせる構成が記載されている。
しかしながら、特許文献1の運転状況表示装置では、エンジンブレーキが作動している状態を検出する方法が具体化されていないため、有効的に実施することはできない。
そこで、本発明では、走行時に生じるエンジンブレーキの作動を確実に検出し、その運転状況を後続車に確実に表示できる自動車の運転状況表示装置およびその制御装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の自動車の運転状況表示装置は、アクセルの操作量に基づいてエンジンの回転数を制御するとともに、該エンジンの動力を伝動装置を介して車輪に伝達して回転させる一方、ブレーキの操作量に基づいて車輪の回転を抑制する自動車の運転状況表示装置であって、前記自動車の車体の後部に、後続車のドライバーが確認可能な表示手段を設けるとともに、前記アクセルの操作状態を検出するアクセル操作検出手段と、前記ブレーキの操作状態を検出するブレーキ操作検出手段と、前記伝動装置を操作する操作手段の前進操作状態を検出する伝動装置操作検出手段とを設け、前記伝動装置操作検出手段によって前進操作状態を検出し、ブレーキ操作検出手段によってブレーキの非操作状態を検出した状態で、前記アクセル操作検出手段によって、アクセルの操作状態を検出すると前記表示手段を非表示させる一方、アクセルの非操作状態を検出すると前記表示手段を表示させて後続車のドライバーにエンジンブレーキの作動状態を表示し、かつ、前記伝動装置操作検出手段によって前進操作状態を検出し、アクセル操作検出手段によってアクセルの非操作状態を検出し、ブレーキ操作検出手段によってブレーキの操作状態を検出した状態から、ブレーキ操作検出手段によってブレーキの非操作状態への変化を検出すると、その後の所定時間、前記表示手段を非表示させる制御手段を設けた構成としている。
この自動車の運転状況表示装置では、前記表示手段は、前記ブレーキを操作することによる減速時に表示するブレーキランプであり、前記エンジンブレーキの作動状態表示は、前記ブレーキランプを点滅させることが好ましい。
または、前記表示手段は、前記ブレーキを操作することによる減速時に表示するブレーキランプとは別に専用に設けられていることが好ましい。
さらに、前記アクセル操作検出手段、ブレーキ操作検出手段および伝動装置操作検出手段はそれぞれスイッチであり、前記ブレーキ操作検出手段、伝動装置操作検出手段、アクセル操作検出手段および表示手段を順次直列に接続することが好ましい。
なお、前記運転状況表示装置の制御装置は、伝動装置を操作する操作手段の前進操作状態を検出する伝動装置操作検出手段により前進操作状態を検出し、ブレーキの操作状態を検出するブレーキ操作検出手段によりブレーキの非操作状態を検出した状態で、アクセルの操作状態を検出するアクセル操作検出手段によりアクセルの操作状態を検出すると表示手段を非表示させる一方、アクセルの非操作状態を検出すると表示手段を表示させて後続車のドライバーにエンジンブレーキの作動状態を表示する自動車の運転状況表示装置に使用されるもので、前記伝動装置操作検出手段により前進操作状態を検出し、アクセル操作検出手段によりアクセルの非操作状態を検出し、ブレーキ操作検出手段によりブレーキの操作状態を検出した状態から、ブレーキ操作検出手段によってブレーキの非操作状態への変化を検出すると、その後の所定時間、前記表示手段を非表示させるものである。
本発明の自動車の運転状況表示装置では、アクセル操作検出手段と、ブレーキ操作検出手段と、伝動装置操作検出手段とを設けているため、自動車の走行時においてエンジンブレーキが作動する状況、即ち、伝動装置によってエンジンと車輪とが接続され、アクセルおよびブレーキのいずれも操作されていない非操作状態を確実に検出することができる。そのため、このエンジンブレーキの作動状態を検出すると、表示手段を表示させることにより、その運転状況を確実に後続車のドライバーに知らせることができ、追突による事故を確実に抑制できる。
また、前記表示手段を、ブレーキを操作することによる減速時に表示する既存のブレーキランプとし、エンジンブレーキが作動している状態では前記ブレーキランプを点滅させるようにしているため、コスト高になることなく、エンジンブレーキの作動状態と通常のブレーキの操作状態との違いを明確にし、後続車のドライバーに知らせることができる。
さらに、ブレーキ操作検出手段によりブレーキの非操作状態を検出した後の所定時間、表示手段を非表示させる制御手段を更に設けているため、例えば自動車の走行開始時にエンジンブレーキが作動している表示がなされるという紛らわしさを防止できる。
さらにまた、前記各手段をスイッチにより構成し、これらを直列に接続することにより構成しているため、既存の自動車でも簡単に取り付けることが可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1から図3は本発明の実施形態の前提となる参考例に係る自動車の運転状況表示装置を示す。この運転状況表示装置は、自動車の図示しないエンジンがエンジンブレーキを作動した状況を後続車のドライバーに知らせるためのものである。ここで、この参考例では、運転状況表示装置を搭載する自動車として、四輪自動車を適用している。この四輪自動車は、アクセルペダル(以下、アクセル1と略する。)の操作量に基づいて図示しないエンジンの回転数を制御するとともに、該エンジンの動力を図示しない伝動装置を介して4個の車輪のうち、所定の車輪(駆動輪)に伝達して回転させる一方、ブレーキペダル(以下、ブレーキ2と略する)の操作量に基づいて車輪の回転を抑制する周知のものである。
また、この四輪自動車は、前記伝動装置を操作して車体4を前進させたり、後進させたり、停止させるための操作手段3を備えている。この操作手段3は、駆動輪の変速を自動的に行うもので、パーキングポジション「P」、バックポジション「R」、ニュートラルポジション「N」、ドライブポジション「D」、セカンドポジション「2」およびローポジション「L」の6つの位置に順次操作可能である。なお、パーキングポジション「P」は、駆動輪を回転不可能とするものである。バックポジション「R」は、車体4が後進するように駆動輪を回転させるものである。ニュートラルポジション「N」は、駆動輪に対してエンジンからの動力は伝わらないが、全ての車輪を回転可能とするものである。ドライブポジション「D」は、車体4が前進するように駆動輪を回転させるもので、最高速ギアまで自動的に変速可能としたものである。セカンドポジション「2」は、同様に車体4が前進するように駆動輪を回転させるが、最高速ギアの1つ手前のギアまで自動的に変速可能としたものである。ローポジション「L」は、同様に車体4が前進するように駆動輪を回転させるが、低速ギアのみ変速可能としたものである。
この参考例の運転状況表示装置は、車体4の後部に表示手段6を設けるとともに、アクセル操作検出手段7と、ブレーキ操作検出手段12と、伝動装置操作検出手段18と、点滅手段20とを設けたものである。そして、この参考例では、車体4に搭載されているバッテリー5に対して、ブレーキ操作検出手段12、伝動装置操作検出手段18、アクセル操作検出手段7、点滅手段20および表示手段6の順番で、電線により順次直列に接続している。
前記表示手段6は、アクセル1やブレーキ2の非操作状態で生じるエンジンブレーキの作動状況を後続車のドライバーに知らせるもので、図2に示すように、ドライバーが前記ブレーキ2を操作することにより点灯し、そのブレーキ2の操作状況を後続車のドライバーが確認可能な既存のブレーキランプを兼用している。この表示手段6は、図1に示すように、後述するブレーキ操作検出手段12および点滅手段20にそれぞれ接続されるとともに、アースされている。
前記アクセル操作検出手段7は、アクセル1の操作状態、即ち、アクセル1を操作しているか否かを検出するものである。このアクセル操作検出手段7は、図3に示すように、一対の接点8と、これら接点8に接触することにより通電可能とする導電板9と、該導電板9を前記接点8から離間するように付勢するスプリング10とからなる常開スイッチにより構成されている。前記導電板9には絶縁性を有する作動軸11が突設されている。前記接点8は、一方が後述する伝動装置操作検出手段18に接続され、他方が後述する点滅手段20に接続されている。そして、アクセル1が操作されている状態では、アクセル1による作動軸11の押圧が解除されることにより、スプリング10の付勢力によって接点8と導電板9とを離間させて接点8,8間を遮断させる一方、アクセル1が操作されていない非操作状態では、該アクセル1が作動軸11を押圧することにより、スプリング10の付勢力に抗して接点8と導電板9とを接触させて接点8,8間を通電可能とするように構成している。
前記ブレーキ操作検出手段12は、ブレーキ2の操作状態、即ち、ブレーキ2を操作しているか否かを検出するものである。このブレーキ操作検出手段12は、図4に示すように、2組の一対の接点13a,13bと、これら接点13a,13b間に配設された導電板14と、該導電板14を前記接点13aに向けて付勢するスプリング15とからなるスイッチにより構成されている。前記導電板14には絶縁性を有する作動軸16が突設されている。接点13aは、一方が前記バッテリー5の正極に接続したヒューズ17に接続され、他方がブレーキランプである表示手段6に接続されている。また、接点13bは、一方がヒューズ17を介してバッテリー5に接続され、他方が後述する伝動装置操作検出手段18に接続されている。そして、ブレーキ2が操作されている状態では、ブレーキ2による作動軸16への押圧が解除されることにより、スプリング15の付勢力によって接点13aと導電板14とを接触させて接点13a,13a間を通電可能とする一方、ブレーキ2が操作されていない非操作状態では、ブレーキ2が作動軸16を押圧することにより、スプリング15の付勢力に抗して接点13bと導電板14とを接触させて接点13b,13b間を通電可能としている。
前記伝動装置操作検出手段18は、操作手段3の前進操作状態、即ち、図示しない操作レバーをドライブポジション「D」、セカンドポジション「2」およびローポジション「L」のいずれかに操作した状態を検出するものである。この伝動装置操作検出手段18は、導電板を接点に対して離間するように付勢した常開スイッチをそれぞれのポジション「D」,「2」,「L」に配設したものである。各スイッチの接点は、一方が前記ブレーキ操作検出手段12の接点13bに接続したヒューズ19にそれぞれ接続され、他方が前記アクセル操作検出手段7の接点8にそれぞれ接続されている。そして、操作手段3をいずれかのポジション「D」,「2」,「L」に操作すると、その対応するスイッチが通電可能となるように構成している。
前記点滅手段20は、電流の通電により所定時間毎にオン、オフを繰り返すリレーからなる。
以下の表1に、前記運転状況表示装置での表示手段6の動作状態を示す。なお、以下の説明では、ブレーキ2を操作することによって接点13aから表示手段6に通電される回路を点灯表示回路と称し、点滅手段20から表示手段6に通電される回路を点滅表示回路と称する。
Figure 0004276058
前記表1に示すように、ドライバーが、アクセル1を非操作状態とするとともに、ブレーキ2を非操作状態とし、操作手段3がポジション「P」,「R」,「N」に操作されている第1状況では、伝動装置操作検出手段18によって点滅表示回路が遮断されるとともに、ブレーキ操作検出手段12によって点灯表示回路が遮断されているため、表示手段6は消灯した状態をなす。ここで、この第1状況は、自動車を停止している状況、および、エンジンのアイドリングによって後進している状況である。
また、ドライバーが、アクセル1を非操作状態とするとともに、ブレーキ2を操作状態としている第2状況では、操作手段3がいずれのポジションに操作されていても、ブレーキ操作検出手段12によって点滅表示回路が遮断されるとともに、点灯表示回路が通電されるため、表示手段6は点灯した状態をなす。ここで、この第2状況は、自動車が停止した「P」,「N」状態で操作手段3を操作する状況、後進「R」状態でブレーキ2を操作している状況、前進「D」,「2」,「L」状態でブレーキ2を操作している状況であり、ブレーキ2を操作することによりブレーキランプが点灯する従来と同一状況である。
また、ドライバーが、アクセル1を操作状態とするとともに、ブレーキ2を非操作状態としている第3状況では、操作手段3がいずれのポジションに操作されていても、アクセル操作検出手段7によって点滅表示回路が遮断されるとともに、ブレーキ操作検出手段12によって点灯表示回路が遮断されているため、表示手段6は消灯(非表示)した状態をなす。ここで、この第3状況は、自動車が停止した「P」,「N」状態での空吹かし状況、後進「R」状態での後進状況、前進「D」,「2」,「L」状態での前進状況である。
また、ドライバーが、アクセル1を非操作状態とするとともに、ブレーキ2を非操作状態とし、操作手段3が「D」,「2」,「L」のポジションに操作されている第4状況では、点滅表示手段が通電されるとともに、ブレーキ操作検出手段12によって点灯表示回路が遮断されるため、表示手段6は点滅(表示)した状態をなす。ここで、この第4状況は、自動車の走行中にアクセル1の操作を停止した状況である。この状況は、自動車の停止状態からエンジンのアイドリングによって前進する場合もあるが、多くは走行中にアクセル1の操作を止めることによるエンジンブレーキの作動状態である。
このように、この参考例の運転状況表示装置では、アクセル操作検出手段7と、ブレーキ操作検出手段12と、伝動装置操作検出手段18とを設け、自動車の走行時においてエンジンブレーキが作動する状況、即ち、伝動装置によってエンジンと車輪とが接続され、アクセル1およびブレーキ2のいずれも操作されていない非操作状態を確実に検出することができる。そして、このエンジンブレーキの作動状態を検出すると、表示手段6を表示させるようにしているため、その運転状況を確実に後続車のドライバーに知らせることができ、追突による事故を確実に抑制できる。
また、前記表示手段6を、ブレーキ2を操作することによる減速時に表示する既存のブレーキランプとし、エンジンブレーキが作動している状態では前記ブレーキランプを点滅させるようにしているため、コスト高になることなく、エンジンブレーキの作動状態と通常のブレーキ2の操作状態との違いを明確にし、後続車のドライバーに知らせることができる。
さらに、参考例では、バッテリー5とそれぞれスイッチからなる検出手段12,18,7とを電線により直列に接続した構成としているため、その各部材の操作状況を直接的に検出でき、エンジンブレーキの作動状態を後続車に対して誤差なく迅速に知らせることができる。さらにまた、既存の自動車でも簡単に取り付けることが可能である。
図5は本発明に係る実施形態の自動車の運転状況表示装置を示す。自動車の停止状態から前進を開始する際、即ち、ブレーキ操作検出手段12によってブレーキ2の非操作状態を検出した後アクセル1の操作をアクセル操作検出手段7で検出するまでに生じる時間、前記表示手段6を非表示させる非表示制御手段21を設け、前記時間内にエンジンブレーキの作動状態を示す表示がなされるのを防止するようにしたものである。
具体的には、前記非表示制御手段21は、電圧が印加されると予め設定された所定時間後に通電を可能とする遅延回路を搭載したタイマースイッチからなり、前記ブレーキ操作検出手段12とアクセル操作検出手段7の間において、前記伝動装置操作検出手段18の下流側に介設されている。この非表示制御手段21としては、例えばオムロン株式会社製のソリッドステート・タイマ(形H3Y−2)が適用可能である。
本実施形態の運転状況表示装置では、前記した参考例と同様に、アクセル1を非操作状態とするとともに、ブレーキ2を非操作状態とし、操作手段3がポジション「P」,「R」,「N」に操作されている第1状況では、表示手段6は消灯した状態をなす。
また、ドライバーが、アクセル1を非操作状態とするとともに、ブレーキ2を操作状態としている第2状況では、操作手段3がいずれのポジションに操作されていても、表示手段6は点灯した状態をなす。
また、ドライバーが、アクセル1を操作状態とするとともに、ブレーキ2を非操作状態としている第3状況では、操作手段3がいずれのポジションに操作されていても、表示手段6は消灯(非表示)した状態をなす。
また、ドライバーが、アクセル1を非操作状態とするとともに、ブレーキ2を非操作状態とし、操作手段3が「D」,「2」,「L」のポジションに操作されている第4状況では、ブレーキ2の非操作状態を検出した後の所定時間内、即ち、ブレーキ操作検出手段12によってブレーキ2の操作状態を検出した状態から、ブレーキ操作検出手段12によってブレーキ2の非操作状態への変化を検出すると、その後の所定時間内は表示手段は消灯した状態をなすが、ブレーキ2の非操作状態を検出した後に更に所定時間経過した後は表示手段6は点滅(表示)した状態をなす。ここで、前者は自動車の停止状態から発進するまでの時間であり、後者は走行中にアクセル1の操作を停止したエンジンブレーキの動作状態である。
このように、本実施形態の運転状況表示装置では、参考例と同様に、アクセル操作検出手段7と、ブレーキ操作検出手段12と、伝動装置操作検出手段18とにより、エンジンブレーキの作動状態を検出すると、表示手段6を表示させるため、その運転状況を確実に後続車のドライバーに知らせることができ、参考例と同様の作用および効果を得ることができる。しかも、本実施形態では、前記ブレーキ操作検出手段12によりブレーキ2の非操作状態を検出した後の所定時間、前記表示手段を非表示させる制御手段21を更に設けているため、例えば自動車の走行開始時にエンジンブレーキの作動状態を示す表示がなされるという紛らわしさを防止できる。
なお、本発明の自動車の運転状況表示装置は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、伝動装置および操作手段3を自動的に変速可能な所謂オートマチック車に搭載した構成を説明したが、手動でギアを変更する所謂マニアルミッション車にも同様に搭載可能である。この場合、伝動装置操作検出手段18は、操作手段3であるシフトの前進ポジション全てに配設するとともに、クラッチペダルの操作を検出するクラッチ操作検出手段を更に設ける。そして、クラッチが操作状態である場合には、エンジンブレーキの作動時に動作させる点滅表示回路を遮断し、クラッチが非操作状態である場合には点滅表示回路を通電可能に構成することが好ましい。
また、前記実施形態では、各検出手段を機械式のスイッチにより構成し、アクセルペダル、ブレーキペダルおよび操作手段3に配設して電線により接続したが、マイコンを搭載した自動車の場合、アクセル操作検出手段7は既存のエンジン回転数検出手段を兼用し、伝動装置操作検出手段はインストルメントパネルに実装するメータに表示するための機構を兼用してもよいうえ、電線をも既存の配線を兼用してもよい。
さらに、前記実施形態では、表示装置として既存のブレーキランプを兼用したが、専用の表示手段6を新たに設けてもよいうえ、点灯、点滅などの表示方法も希望に応じて変更可能である。さらにまた、図6に示すように、既存のブレーキランプとしてリアウインドウの背部(内部)にマウントランプ22が搭載されている自動車の場合、エンジンブレーキの作動状態ではこのマウントランプ22のみを表示させるようにしてもよい。
さらにまた、前記実施形態では、タイマースイッチからなる非表示制御手段21を、ブレーキ操作検出手段12とアクセル操作検出手段7の間において、伝動装置操作検出手段18の下流側に介設したが、ブレーキ操作検出手段12と伝動装置操作検出手段18との間に介設してもよい。そして、マイコンを搭載した自動車の場合、このマイコンを非表示制御手段として利用することができる。
かつ、前記実施形態では、自動車として四輪車に搭載したが、自動二輪車にも同様に適用可能である。即ち、本発明の自動車とは、二輪車や四輪車など、2以上の車輪を備え、エンジンにより走行可能な全ての車を含む。
本発明の実施形態の前提となる参考例の自動車の運転状況表示装置を示すブロック図である。 車体の後部に設ける表示手段を示す背面図である。 アクセル操作検出手段を示す概略図である。 ブレーキ操作検出手段を示す概略図である。 本発明の実施形態の自動車の運転状況表示装置を示すブロック図である。 表示手段の変形例を示す自動車の背面図である。
符号の説明
1…アクセル
2…ブレーキ
3…操作手段
4…車体
5…バッテリー
6…表示手段
7…アクセル操作検出手段
12…ブレーキ操作検出手段
18…伝動装置操作検出手段
20…点滅手段
21…制御手段

Claims (5)

  1. アクセルの操作量に基づいてエンジンの回転数を制御するとともに、該エンジンの動力を伝動装置を介して車輪に伝達して回転させる一方、ブレーキの操作量に基づいて車輪の回転を抑制する自動車の運転状況表示装置であって、
    前記自動車の車体の後部に、後続車のドライバーが確認可能な表示手段を設けるとともに、
    前記アクセルの操作状態を検出するアクセル操作検出手段と、前記ブレーキの操作状態を検出するブレーキ操作検出手段と、前記伝動装置を操作する操作手段の前進操作状態を検出する伝動装置操作検出手段とを設け、
    前記伝動装置操作検出手段によって前進操作状態を検出し、ブレーキ操作検出手段によってブレーキの非操作状態を検出した状態で、
    前記アクセル操作検出手段によって、アクセルの操作状態を検出すると前記表示手段を非表示させる一方、アクセルの非操作状態を検出すると前記表示手段を表示させて後続車のドライバーにエンジンブレーキの作動状態を表示し、かつ、
    前記伝動装置操作検出手段によって前進操作状態を検出し、アクセル操作検出手段によってアクセルの非操作状態を検出し、ブレーキ操作検出手段によってブレーキの操作状態を検出した状態から、ブレーキ操作検出手段によってブレーキの非操作状態への変化を検出すると、その後の所定時間、前記表示手段を非表示させる制御手段を設けたことを特徴とする自動車の運転状況表示装置。
  2. 前記表示手段は、前記ブレーキを操作することによる減速時に表示するブレーキランプであり、前記エンジンブレーキの作動状態表示は、前記ブレーキランプを点滅させるものであることを特徴とする請求項1に記載の自動車の運転状況表示装置。
  3. 前記表示手段は、前記ブレーキを操作することによる減速時に表示するブレーキランプとは別に専用に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動車の運転状況表示装置。
  4. 前記アクセル操作検出手段、ブレーキ操作検出手段および伝動装置操作検出手段はそれぞれスイッチであり、前記ブレーキ操作検出手段、伝動装置操作検出手段、アクセル操作検出手段および表示手段を順次直列に接続したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動車の運転状況表示装置。
  5. 伝動装置を操作する操作手段の前進操作状態を検出する伝動装置操作検出手段により前進操作状態を検出し、ブレーキの操作状態を検出するブレーキ操作検出手段によりブレーキの非操作状態を検出した状態で、
    アクセルの操作状態を検出するアクセル操作検出手段によりアクセルの操作状態を検出すると表示手段を非表示させる一方、アクセルの非操作状態を検出すると表示手段を表示させて後続車のドライバーにエンジンブレーキの作動状態を表示する自動車の運転状況表示装置に使用されるもので、
    前記伝動装置操作検出手段により前進操作状態を検出し、アクセル操作検出手段によりアクセルの非操作状態を検出し、ブレーキ操作検出手段によりブレーキの操作状態を検出した状態から、ブレーキ操作検出手段によってブレーキの非操作状態への変化を検出すると、その後の所定時間、前記表示手段を非表示させるようにしたことを特徴とする自動車の運転状況表示制御装置。
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