JP4275970B2 - 自動二輪車の燃料タンクドレン構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車の燃料タンクドレン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車の燃料タンクドレン構造として、燃料タンクの下方にドレンパイプを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実公平1−30309号公報(第2頁、第3図)
【0004】
特許文献1の第3図を以下の図8で説明する。なお、符号は振り直した。
図8は従来の自動二輪車の燃料タンクドレン構造を示す断面図であり、タンク421の上部に燃料注入用口金422を取付け、この燃料注入用口金422の凹部423からタンク421の底片424へドレンパイプ425を延ばし、このドレンパイプ425の下端に別に設けたドレンパイプ426のカップ状の先端部427を臨ませ、このドレンパイプ426をエアクリーナ431の斜面432に沿って垂らすとともに、ドレンパイプ426の途中に設けた係止突起433,434をエアクリーナ431に開けた孔436,437に挿入することでドレンパイプ426をエアクリーナ431に取付けたことを示す。なお、438は燃料注入用口金422を塞ぐキャップである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のドレンパイプ426は、エアクリーナ431に取付けるために係止突起433,434を一体に設けたものであるから、特注品となり、コストアップを招く。このドレンパイプ426自体を変更せず、且つ周囲の部品を用いて保持できれば、ドレンパイプとして市販品を利用でき、部品数が増加するのを抑えられ、コストアップは抑えられる。
【0006】
また、ドレンパイプ426のカップ状とした先端部427は、単に上側のドレンパイプ425の下端に臨ませただけであるから、タンク421とエアクリーナ431の位置関係によってはドレンパイプ425に対してドレンパイプ426の位置がずれることが考えられる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、自動二輪車の燃料タンクドレン構造を改良することで、コストアップを抑えるとともに、ドレン配管接続部の位置ずれを防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、燃料タンクの底板下部にドレンパイプを露出させ、このドレンパイプの下端に対向させて車体フレーム側にドレンチューブを設けた自動二輪車において、燃料タンク下方の車体フレームに電装品を取付け、この電装品の上方をカバー部材で覆い、このカバー部材に設けたチューブ保持穴でドレンチューブを保持し、ドレンパイプを底板から外部に突出させた突出部を設け、ドレンチューブを、車体フレームを構成するメインパイプの下部及びピボットプレートに沿って下方に延ばし、ドレンチューブを、上方からカバー部材のチューブ保持穴、チューブ保持金具に順に通し、ドレンチューブの端部をドレンパイプの突出部に接続し、ドレンチューブの中央部分の湾曲部を水平に引いて弛みを発生させることを特徴とする。
【0009】
ドレンチューブの保持を電装品を覆うカバー部材で兼用することができ、部品数を削減することができる。また、ドレンチューブをカバー部材のガイド部で保持するため、ドレンチューブを変更せずに済み、ドレンチューブとして市販品を利用することができる。
【0010】
更に、カバー部材でドレンチューブを保持し、且つドレンパイプにドレンチューブを直接に接続するようにすれば、ドレンパイプに対してドレンチューブがずれることがない。
【0011】
請求項2は、カバー部材でハーネスカプラを支持したことを特徴とする。
ハーネスカプラ用の支持部材を特別に設ける必要がなく、部品数を更に削減することができる。
【0012】
請求項3は、電装品を、イグニッションコイルとしたことを特徴とする。
イグニッションコイルをカバー部材で覆うことで、イグニッションコイルが雨水に晒されるのを防止することができる。
【0013】
請求項4は、ドレンチューブを、上方から先端部をカバー部材のチューブ保持穴に挿入し、第1チューブ保持金具,第2チューブ保持金具及び第3チューブ保持金具に順に通し、第1チューブ保持金具と第2チューブ保持金具との間の湾曲部を水平に引いて弛みを発生させることを特徴とする。
【0014】
請求項5は、燃料タンクの底板下部にドレンパイプを露出させ、このドレンパイプの下端に対向させて車体フレーム側にドレンチューブを設けた自動二輪車において、燃料タンク下方の車体フレームに電装品を取付け、この電装品の上方をカバー部材で覆い、このカバー部材に設けたチューブ保持穴でドレンチューブを保持し、ドレンパイプを底板から外部に突出させた突出部を設け、ドレンチューブを、上方からカバー部材のチューブ保持穴、チューブ保持金具に順に通し、燃料タンクを車体フレームに取付ける前に、ドレンチューブの後端部を突出部に接続したときに、接続直後に部分的に伸びた状態となるドレンチューブの中央部分の湾曲部を水平に引いて弛みを発生させ、部分的に伸びた状態を解消することを特徴とする。
【0015】
ドレンチューブの保持を電装品を覆うカバー部材で兼用することができ、部品数を削減することができる。また、ドレンチューブをカバー部材のガイド部で保持するため、ドレンチューブを変更せずに済み、ドレンチューブとして市販品を利用することができる。
【0016】
更に、カバー部材でドレンチューブを保持し、且つドレンパイプにドレンチューブを直接に接続するようにすれば、ドレンパイプに対してドレンチューブがずれることがない。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る燃料タンクドレン構造を採用した自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11を、前端に設けたヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12からほぼ後方そして後方斜め下方に延ばしたメインパイプ13と、このメインパイプ13の下部に取付けたピボットプレート14と、メインパイプ13の後部左右からそれぞれ後方に延ばした一対のシートレール16,16(手前側の符号16のみ示す。)と、これらのシートレール16,16の後部及びピボットプレート14のそれぞれに連結したサブパイプ17,17(手前側の符号17のみ示す。)と、前述のヘッドパイプ12から後方斜め下方に直線状に延ばしたダウンパイプ18とから構成し、ヘッドパイプ12にフロントフォーク21を操舵自在に取付け、このフロントフォーク21の下端に前輪22を取付け、フロントフォーク21の上端部にハンドル23を取付け、更に、ヘッドパイプ12の前部に設けた前部ステー24でヘッドランプ26及びメータ27を支持し、ヘッドランプ26にナンバープレートステー28を介してフロントナンバープレート31を取付け、フロントフォーク21の左右上部を連結するトップブリッジ41に、イグニッションスイッチとステアリングロック装置とを備えたコンビネーションスイッチ42を取付け、このコンビネーションスイッチ42の上部周囲をスイッチカバー43で囲った車両である。
【0018】
また、自動二輪車10は、メインパイプ13に燃料タンク51を取付け、この燃料タンク51の給油口に設けた口金52から底壁53までドレンパイプ54を延ばし、このドレンパイプ54の下端にドレンチューブ56の上端を接続し、このドレンチューブ56をほぼメインパイプ13の下部及びピボットプレート14に沿って下方に垂らし、メインパイプ13、シートレール16,16の前部及びサブパイプ17,17の両側方を、それぞれ上下2分割としたサイドカバー65,65(手前側の符号65のみ示す。)で覆い、これらのサイドカバー65,65の後方であってシートレール16,16の後部の両側方をリヤカウル66,66(手前側の符号66のみ示す。)で覆い、ピボットプレート14にスイング自在に取付けたスイングアーム67の後部とシートレール16,16側とにリヤクッションユニット68,68(手前側の符号68のみ示す。)の端部をそれぞれ連結した車両でもある。
【0019】
ここで、77は前輪22の上方を覆うフロントフェンダ、78,78(手前側の符号78のみ示す。)は燃料タンク51の前部を含め車体前部の側方を覆う左右のフロントカウル、81,83はメインパイプ13とピボットプレート14とダウンパイプ18とに取付けたエンジン及びこのエンジンの後部に一体的に設けた変速機、85はエンジン81に吸気管86を介して取付けたキャブレタ、87はキャブレタ85にコネクティングチューブ88を介して接続したエアクリーナ、91はエンジン81の前部上部から車体後方へ延ばした排気管、92は排気管91の後端に接続した消音器、93はサイドスタンド、94はスイングアーム67の後端に取付けた後輪、96は後輪94の上方を覆うリヤフェンダ、97はリヤフェンダ96に取付けたリヤナンバープレート、98はシートレール16,16の上部に取付けたシート、101はパセンジャ用グリップ、102はテールランプである。
【0020】
図2は本発明に係る燃料タンク及び車体フレームを示す断面図(図中の矢印(front)は車体前方を示す。以下同じ。)であり、燃料タンク51の口金52に環状凹部131を形成し、この環状凹部131と燃料タンク51の底板132とにそれぞれ鋼管製のドレンパイプ54を連結し、このドレンパイプ54を底板132から外部に突出させた突出部54aにゴム製のドレンチューブ56の一端を接続し、このドレンチューブ56をメインパイプ13の下部及びピボットプレート14にほぼ沿って下方に延ばしたことを示す。
【0021】
136はシートレール16,16(奥側の符号16のみ示す。)に取付けたカバー部材であり、電装品としてのイグニッションコイル138の上方を覆うとともに、ドレンチューブ56を保持する部材である。
【0022】
図3は本発明に係る車体中央部を示す平面図であり、左右のシートレール16,16にカバー部材136を取付け、このカバー部材136でイグニッションコイル138(図2参照)を覆うとともに、カバー部材136の前部に開けたガイド部としてのチューブ保持穴281でドレンチューブ56を保持し、且つハーネスカプラ282を支持したことを示す。
【0023】
チューブ保持穴281は、カバー部材136をプレス成形するときに成形する部分であるから、チューブ保持穴281を設けたことによるコストアップは小さく、例えば、ドレンチューブ56を保持するためにカバー部材に特別に保持部材を取付けるのに比べて、コストアップを抑えることができる。
【0024】
図4は本発明に係るカバー部材及びその周囲を示す要部平面図であり、一方のシートレール16の下部にほぼH字状ブラケット284を取付け、このH字状ブラケット284にボルト285,285でコ字状ステー286を取付け、このコ字状ステー286にイグニッションコイル138に設けた腕部287,287をボルト288,288で取付けたことを示す。
ハーネスカプラ282は、おす形カプラ291と、このおす形カプラ291に連結しためす形カプラ292とからなる。
【0025】
図5は本発明に係るカバー部材の断面図であり、カバー部材136をプレス成形して、窪み部294と、この窪み部294に近接させた爪部295とを形成し、これらの窪み部294及び爪部295でハーネスカプラ282を保持したことを示す。なお、297,298はカバー部材136の後部をシートレール16,16に取付けるための脚部である。
【0026】
図6は本発明に係るドレンチューブの保持を示す要部斜視図であり、メインパイプ13の下部側面に第1チューブ保持金具311を取付け、ピボットプレート14の後部上部に第2チューブ保持金具312を取付け、ピボットプレート14の後部下部に第3チューブ保持金具313を取付けることで、カバー部材136のチューブ保持穴281、第1チューブ保持金具311、第2チューブ保持穴312及び第3チューブ保持金具313でドレンチューブ56を保持したことを示す。
【0027】
図7(a),(b)は本発明に係るドレンチューブの作用を示す作用図である。
(a)は燃料タンク51にドレンチューブ56を取付けた直後の状態を示す。
ドレンチューブ56は、上方から先端部56aをカバー部材136のチューブ保持穴281に挿入し、第1チューブ保持金具311,第2チューブ保持金具312及び第3チューブ保持金具313に順に通し、燃料タンク51を車体フレームに取付ける前に、ドレンチューブ56の後端部56bをドレンパイプ54の突出部54aに接続する。従って、燃料タンク51にドレンチューブ56を取付けた直後には、ドレンチューブ56は部分的に伸びた状態となる。
【0028】
(b)において、ドレンチューブ56のほぼ中央部分、詳しくは、第1チューブ保持金具311と第2チューブ保持金具312との間の湾曲部56cを矢印で示すように水平に引いて弛みを発生させ、部分的に伸びた状態を解消する。これにより、ドレンチューブ56が潰れず内部の通路が塞がれるのを防止することができる。
【0029】
以上の図2及び図3で説明したように、本発明は第1に、燃料タンク51の底板132の下部にドレンパイプ54を露出させ、このドレンパイプ54の下端に対向させて車体フレーム11(図1参照)側にドレンチューブ56を設けた自動二輪車10(図1参照)において、燃料タンク51の下方の車体フレーム11、詳しくはシートレール16,16にイグニッションコイル138を取付け、このイグニッションコイル138の上方をカバー部材136で覆い、このカバー部材136に設けたチューブ保持穴281でドレンチューブ56を保持したことを特徴とする。
【0030】
ドレンチューブ56の保持をイグニッションコイル138を覆うカバー部材136で兼用することができ、部品数を削減することができる。また、ドレンチューブ56をカバー部材136のチューブ保持穴281で保持するため、ドレンチューブ56を変更せずに済み、ドレンチューブ56として市販品を利用することができる。従って、自動二輪車10のコストアップを抑えることができる。
【0031】
更に、カバー部材136でドレンチューブ56を保持し、且つドレンパイプ54にドレンチューブ56を直接に接続するようにすれば、ドレンパイプ54に対してドレンチューブ56がずれることがなく、ドレンパイプ54にドレンチューブ56を確実に接続することができる。
【0032】
本発明は第2に、カバー部材136でハーネスカプラ282を支持したことを特徴とする。
ハーネスカプラ282用の支持部材を特別に設ける必要がなく、部品数を更に削減することができる。
【0033】
本発明は第3に、電装品を、イグニッションコイル138としたことを特徴とする。
イグニッションコイル138をカバー部材136で覆うことで、イグニッションコイル138が雨水に晒されるのを防止することができる。従って、自動二輪車10の信頼性を高めることができる。
【0034】
尚、本発明では、イグニッションコイルの上方を覆うカバー部材にドレンチューブの保持部を設けたが、これに限らず、他の電装品(例えば、エンジンコントロールユニット、バッテリ)を覆うカバー部材に設けてもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の自動二輪車の燃料タンクドレン構造は、燃料タンク下方の車体フレームに電装品を取付け、この電装品の上方をカバー部材で覆い、このカバー部材に設けたチューブ保持穴でドレンチューブを保持し、ドレンパイプを底板から外部に突出させた突出部を設け、ドレンチューブを、車体フレームを構成するメインパイプの下部及びピボットプレートに沿って下方に延ばし、ドレンチューブを、上方からカバー部材のチューブ保持穴、チューブ保持金具に順に通し、ドレンチューブの端部をドレンパイプの突出部に接続し、ドレンチューブの中央部分の湾曲部を水平に引いて弛みを発生させるので、ドレンチューブの保持を電装品を覆うカバー部材で兼用することができ、部品数を削減することができる。また、ドレンチューブをカバー部材のガイド部で保持するため、ドレンチューブを変更せずに済み、ドレンチューブとして市販品を利用することができる。従って、自動二輪車のコストアップを抑えることができる。
【0036】
更に、カバー部材でドレンチューブを保持し、且つドレンパイプにドレンチューブを直接に接続するようにすれば、ドレンパイプに対してドレンチューブがずれることがなく、ドレンパイプにドレンチューブを確実に接続することができる。
【0037】
請求項2の自動二輪車の燃料タンクドレン構造は、カバー部材でハーネスカプラを支持したので、ハーネスカプラ用の支持部材を特別に設ける必要がなく、部品数を更に削減することができる。
【0038】
請求項3の自動二輪車の燃料タンクドレン構造は、電装品を、イグニッションコイルとしたので、イグニッションコイルをカバー部材で覆うことで、イグニッションコイルが雨水に晒されるのを防止することができる。従って、自動二輪車の信頼性を高めることができる。
【0039】
請求項4の自動二輪車の燃料タンクドレン構造は、ドレンチューブを、上方から先端部をカバー部材のチューブ保持穴に挿入し、第1チューブ保持金具,第2チューブ保持金具及び第3チューブ保持金具に順に通し、第1チューブ保持金具と第2チューブ保持金具との間の湾曲部を水平に引いて弛みを発生させる。
【0040】
請求項5の自動二輪車の燃料タンクドレン構造は、燃料タンク下方の車体フレームに電装品を取付け、この電装品の上方をカバー部材で覆い、このカバー部材に設けたチューブ保持穴でドレンチューブを保持し、ドレンパイプを底板から外部に突出させた突出部を設け、ドレンチューブを、上方からカバー部材のチューブ保持穴、チューブ保持金具に順に通し、燃料タンクを車体フレームに取付ける前に、ドレンチューブの後端部を突出部に接続したときに、接続直後に部分的に伸びた状態となるドレンチューブの中央部分の湾曲部を水平に引いて弛みを発生させ、部分的に伸びた状態を解消するので、ドレンチューブの保持を電装品を覆うカバー部材で兼用することができ、部品数を削減することができる。また、ドレンチューブをカバー部材のガイド部で保持するため、ドレンチューブを変更せずに済み、ドレンチューブとして市販品を利用することができる。従って、自動二輪車のコストアップを抑えることができる。
【0041】
更に、カバー部材でドレンチューブを保持し、且つドレンパイプにドレンチューブを直接に接続するようにすれば、ドレンパイプに対してドレンチューブがずれることがなく、ドレンパイプにドレンチューブを確実に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る燃料タンクドレン構造を採用した自動二輪車の側面図
【図2】 本発明に係る燃料タンク及び車体フレームを示す断面図
【図3】 本発明に係る車体中央部を示す平面図
【図4】 本発明に係るカバー部材及びその周囲を示す要部平面図
【図5】 本発明に係るカバー部材の断面図
【図6】 本発明に係るドレンチューブの保持を示す要部斜視図
【図7】 本発明に係るドレンチューブの作用を示す作用図
【図8】 従来の自動二輪車の燃料タンクドレン構造を示す断面図
【符号の説明】
10…自動二輪車、11…車体フレーム、13…メインパイプ、14…ピボットプレート、16…シートレール、51…燃料タンク、54…ドレンパイプ、54a…突出部、56…ドレンチューブ、56c…ドレンチューブの湾曲部、132…燃料タンクの底板、136…カバー部材、138…電装品(イグニッションコイル)、281…チューブ保持穴、282…ハーネスカプラ、311,312,313…チューブ保持金具(第1チューブ保持金具、第2チューブ保持金具、第3チューブ保持金具)

Claims (5)

  1. 燃料タンクの底板下部にドレンパイプを露出させ、このドレンパイプの下端に対向させて車体フレーム側にドレンチューブを設けた自動二輪車において、
    前記燃料タンク下方の車体フレームに電装品を取付け、この電装品の上方をカバー部材で覆い、このカバー部材に設けたチューブ保持穴で前記ドレンチューブを保持し
    前記ドレンパイプを前記底板から外部に突出させた突出部を設け、
    前記ドレンチューブを、前記車体フレームを構成するメインパイプの下部及びピボットプレートに沿って下方に延ばし、
    ドレンチューブは、上方から前記カバー部材の前記チューブ保持穴、チューブ保持金具に順に通し、
    ドレンチューブの端部をドレンパイプの前記突出部に接続し
    ドレンチューブの中央部分の湾曲部を水平に引いて弛みを発生させることを特徴とする自動二輪車の燃料タンクドレン構造。
  2. 前記カバー部材でハーネスカプラを支持したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の燃料タンクドレン構造。
  3. 前記電装品は、イグニッションコイルであることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の燃料タンクドレン構造。
  4. 前記ドレンチューブは、上方から先端部をカバー部材のチューブ保持穴に挿入し、第1チューブ保持金具,第2チューブ保持金具及び第3チューブ保持金具に順に通し、前記第1チューブ保持金具と前記第2チューブ保持金具との間の湾曲部を水平に引いて弛みを発生させることを特徴とする請求項1記載の燃料タンクドレン構造。
  5. 燃料タンクの底板下部にドレンパイプを露出させ、このドレンパイプの下端に対向させて車体フレーム側にドレンチューブを設けた自動二輪車において、
    前記燃料タンク下方の車体フレームに電装品を取付け、この電装品の上方をカバー部材で覆い、このカバー部材に設けたチューブ保持穴で前記ドレンチューブを保持し、
    前記ドレンパイプを前記底板から外部に突出させた突出部を設け、
    前記ドレンチューブは、上方から前記カバー部材のチューブ保持穴、チューブ保持金具に順に通し、
    前記燃料タンクを前記車体フレームに取付ける前に、ドレンチューブの後端部を前記突出部に接続したときに、接続直後に部分的に伸びた状態となる前記ドレンチューブの中央部分の湾曲部を水平に引いて弛みを発生させ、部分的に伸びた状態を解消することを特徴とする燃料タンクドレン構造。
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