JP4274092B2 - 車両の制御装置、その制御装置を搭載した車両および制御方法 - Google Patents

車両の制御装置、その制御装置を搭載した車両および制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電気モータにより駆動される車両の制御装置に関し、特に、変圧機構(昇圧および/または降圧)を有する車両の停止時における制御装置、その制御装置を搭載した車両および制御方法に関する。
エンジン(たとえば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの公知の機関を用いることが考えられる。)と電気モータとを組合せたハイブリッドシステムと呼ばれるパワートレインを搭載した車両が開発され、実用化されている。このような車両においては、運転者のアクセル操作量に関係なく、エンジンによる運転と電気モータとによる運転とが自動的に切換えられて、最も効率が良くなるように制御される。たとえば、エンジンが、定常状態で運転されて二次電池(バッテリ)を充電する発電機を回すために運転される場合、あるいは二次電池の充電量などに応じて走行中に間欠的に運転される場合などは、運転者によるアクセルの操作量とは無関係にエンジンの運転および停止を繰返す。つまりエンジンと電気モータとをそれぞれ単独、または協同して動作させることにより、燃料消費向上や排気ガスを大幅に抑制することが可能になる。
このように、ハイブリッド車両のエンジンは、走行中においても間欠駆動が行なわれることになり、頻繁に停止制御が行なわれるようになる。エンジンの停止制御を行なう場合、エンジンの回転エネルギ(運動エネルギ)をジェネレータに与えて、ジェネレータにより電気エネルギに変換して、車両を停止させることがある。このときに発電された電力は二次電池を充電するために用いられる。特開平10−306739号公報(特許文献1)は、原動機と3軸式動力入出力手段と2つの電動機からなる動力出力装置において原動機の運転停止の際に原動機の回転数を素早く値0とする動力出力装置を開示する。この動力出力装置は、駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、出力軸を有する原動機と、回転軸を有し、回転軸に動力を入出力する第1の電動機と、駆動軸に動力を入出力する第2の電動機と、駆動軸と出力軸と回転軸とに各々結合される3軸を有し、3軸のうちいずれか2軸へ動力が入出力されたとき、入出力された動力に基づいて定まる動力を残余の1軸へ入出力する3軸式動力入出力手段と、原動機の運転を停止すべき条件が整った時、原動機への燃料供給を停止するよう指示する燃料停止指示手段と、原動機への燃料供給の停止の指示に伴って、出力軸にトルクを付加し、出力軸の回転減速度を所定範囲に制御して原動機を停止する停止時制御を実行する停止時制御実行手段とを備える。
この動力出力装置によると、原動機の運転を停止すべき条件が整うと、動力出力装置は、原動機への燃料供給を停止するよう指示するとともに、停止時制御を実行する。この停止時制御は、原動機の出力軸に回転方向とは逆向きのトルクを付加し、この出力軸の減速度を所定範囲に制限して原動機を停止するものである。この結果、出力軸の減速度は、所定範囲に制限され、たとえば、ねじり共振領域を素早く通り抜けるといった制御が可能となる。同時に、電動機における無用な電力消費を避けることも可能となる。
特開平10−306739号公報
特許文献1に記載された装置において、第1の電動機により原動機の回転エネルギを用いて発電され電気エネルギとして回収される。この電気エネルギは、通常バッテリを充電するために用いられる。ところが、バッテリの充電状態(SOC(States Of Charge))が満充電状態に近いと、発電された電力を用いて充電すると過充電になりバッテリの寿命を短くする可能性があるので、充電することができない。このような場合には、満充電状態でないようにするためにエンジンをモータリングしてバッテリの充電容量に空容量を作成して、原動機の停止時に発生した電力をバッテリに充電するようにしていた。しかしながら、このようにすると、無駄に電力を消費していることになり、総合的なエネルギ効率が低下することになる。また、バッテリが冷えている場合にも、最大入力電力が制限されるので、発電された電力を用いて充電することができない。このような場合にはモータジェネレータでエネルギを回収しても、そのエネルギを有効的に使用できない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、バッテリやキャパシタ等の蓄電機構に車両の停止時に発生した電力を充電する余裕がない場合であっても、エネルギを有効的に回収できる、車両の制御装置、その制御装置を搭載した車両および制御方法を提供することである。
第1の発明に係る車両の制御装置は、蓄電機構の電力を用いて電気機器を作動させることにより駆動される車両を制御する。この制御装置は、蓄電機構の電力を昇降圧するための昇降圧手段と、昇降圧手段を制御するための制御手段とを含む。昇降圧手段は、昇圧動作の際に昇降圧手段の内部に電力が蓄えられる。制御手段は、電気機器を作動させて発電された電力を蓄電機構へ供給することができない場合に、昇降圧手段の内部に電力を蓄えるように、昇降圧手段を制御するための手段を含む。また、第7の発明に係る車両の制御方法は、蓄電機構の電力を昇降圧する昇降圧機構を制御する制御ステップを含む。昇降圧機構においては、昇圧動作の際に昇降圧機構の内部に電力が蓄えられる。制御ステップは、電気機器を作動させて発電された電力を蓄電機構へ供給することができない場合に、昇降圧機構の内部に電力を蓄えるように、昇降圧機構を制御するステップを含む。
第1または7の発明によると、蓄電機構である二次電池やキャパシタなどの蓄えられた電力の電圧が昇降圧手段であるDC/DCコンバータなどにより昇圧されたり降圧されたりする。このDC/DCコンバータには、平滑コンデンサと呼ばれる昇圧時に電荷を貯めておくコンデンサがある。一方、電気機器であるジェネレータを作動させて発電された電力を蓄電機構に蓄えようとしたときに蓄電機構が満充電状態や満充電状態に近い状態になっていると、蓄えることができなくなる。すなわち、蓄電機構が過充電状態になり蓄電機構を劣化させる可能性があったり瞬時的に電流および電圧の変化が大きくなり許容値を超過することがあったりするため、充電が禁止されることがある。また、低温であるときにも充電が禁止されることがある。このような場合、電気機器であるジェネレータを作動させて電力を発電させても無駄になりかねない。このようなことを回避すべく、制御手段は、ジェネレータにより発電された電力が蓄電機構へ供給することができない場合(すなわち、充電できない場合)に、DC/DCコンバータの平滑コンデンサに電力を蓄えるように制御する。電気機器であるジェネレータを作動させる場合とは、たとえば車両の減速時や車両の駆動源であるエンジンの停止時であって、DC/DCコンバータは昇圧動作を行なっていないので、平滑コンデンサに電荷が蓄えられていない。このようにすると、車両の再発進時にはDC/DCコンバータは昇圧動作を行なうが、平滑コンデンサには電荷が蓄えられているので、蓄電機構から電力を供給して平滑コンデンサに電荷を貯める必要がない。その結果、バッテリやキャパシタ等の蓄電機構に車両の停止時に発生した電力を充電する余裕がない場合であっても、エネルギを有効的に回収できる、車両の制御装置または車両の制御方法を提供することができる。
第2の発明に係る車両の制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、車両には、車両の駆動源としてエンジンが搭載される。電気機器はジェネレータである。制御手段は、エンジンの停止時またはエンジンの回転数の低下時に、電気機器を作動させて発電された電力を蓄電機構へ供給することができない場合に、昇降圧手段の内部に電力を蓄えるように、昇降圧手段を制御するための手段を含む。また、第8の発明に係る車両の制御方法においては、第7の発明の構成に加えて、制御ステップは、エンジンの停止時またはエンジンの回転数の低下時に、電気機器を作動させて発電された電力を蓄電機構へ供給することができない場合に、昇降圧機構の内部に電力を蓄えるように、昇降圧機構を制御するステップを含む。
第2または8の発明によると、エンジンの停止時またはエンジンの回転数の低下時に、モータジェネレータを作動させて発電された電力が、蓄電機構が満充電状態であったり低温であるために充電禁止されていても、たとえば、DC/DCコンバータの内部に設けられた平滑コンデンサに電力を蓄えることができる。
第3の発明に係る車両の制御装置においては、第2の発明の構成に加えて、昇降圧手段は、DC/DCコンバータであって、昇圧動作の際にDC/DCコンバータの平滑コンデンサに電力が蓄えられる。制御手段は、モータジェネレータを作動させて発電された電力を蓄電機構へ供給することができない場合に、平滑コンデンサに電力を蓄えるように、昇降圧手段を制御するための手段を含む。また、第9の発明に係る車両の制御方法においては、第8の発明の構成に加えて、昇降圧機構は、DC/DCコンバータである。昇圧動作の際にDC/DCコンバータの平滑コンデンサに電力が蓄えられる。制御ステップは、モータジェネレータを作動させて発電された電力を蓄電機構へ供給することができない場合に、平滑コンデンサに電力を蓄えるように、昇降圧機構を制御するステップを含む。
第3または9の発明によると、エンジンの停止時またはエンジンの回転数の低下時に、モータジェネレータを作動させて発電された電力が、蓄電機構が満充電状態であったり低温であるために充電禁止されていても、DC/DCコンバータの内部に設けられた平滑コンデンサに電力を蓄えることができる。
第4の発明に係る車両の制御装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、蓄電機構は二次電池である。制御手段は、二次電池が高充電状態であるために、発電された電力を二次電池へ供給することができない場合に、昇降圧手段の内部に電力を蓄えるように、昇降圧手段を制御するための手段を含む。また、第10の発明に係る車両の制御方法においては、第7〜9のいずれかの発明の構成に加えて、制御ステップは、二次電池が高充電状態であるために、発電された電力を二次電池へ供給することができない場合に、昇降圧機構の内部に電力を蓄えるように、昇降圧機構を制御するステップを含む。
第4または10の発明によると、エンジンの停止時またはエンジンの回転数の低下時に、モータジェネレータを作動させて発電された電力が、二次電池が満充電状態であるために充電が禁止されていても、DC/DCコンバータの内部に設けられた平滑コンデンサに電力を蓄えることができる。
第5の発明に係る車両の制御装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、蓄電機構は二次電池である。制御手段は、二次電池が低温状態であるために、発電された電力を二次電池へ供給することができない場合に、昇降圧手段の内部に電力を蓄えるように、昇降圧手段を制御するための手段を含む。また、第11の発明に係る車両の制御方法においては、第7〜9のいずれかの発明の構成に加えて、制御ステップは、二次電池が低温状態であるために、発電された電力を二次電池へ供給することができない場合に、昇降圧機構の内部に電力を蓄えるように、昇降圧機構を制御するステップを含む。
第5または11の発明によると、エンジンの停止時またはエンジンの回転数の低下時に、モータジェネレータを作動させて発電された電力が、二次電池が低温で最大入力電力が制限されていて充電が禁止されていても、DC/DCコンバータの内部に設けられた平滑コンデンサに電力を蓄えることができる。
第6の発明に係る車両は、第1〜5のいずれかに記載の車両の制御装置を搭載した車両である。
第6の発明によると、バッテリやキャパシタ等の蓄電機構に車両の停止時に発生した電力を充電する余裕がない場合であっても、エネルギを有効的に回収できる、車両を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両の制御ブロック図を説明する。なお、本発明は図1に示すハイブリッド車両に限定されない。他の態様を有するハイブリッド車両であってもよい。また、電気自動車であっても、燃料電池車であってもよい。
ハイブリッド車両は、駆動源としての、たとえばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関(以下、単にエンジンという)120と、モータジェネレータ(MG)140を含む。なお、図1においては、説明の便宜上、モータジェネレータ140を、モータ140Aとジェネレータ140B(あるいはモータジェネレータ140B)と表現するが、ハイブリッド車両の走行状態に応じて、モータ140Aがジェネレータとして機能したり、ジェネレータ140Bがモータとして機能したりする。
ハイブリッド車両には、この他に、エンジン120やモータジェネレータ140で発生した動力を駆動輪160に伝達したり、駆動輪160の駆動をエンジン120やモータジェネレータ140に伝達する減速機180と、エンジン120の発生する動力を駆動輪160とジェネレータ140Bとの2経路に分配する動力分割機構(たとえば、遊星歯車機構)200と、モータジェネレータ140を駆動するための電力を充電する走行用バッテリ220と、走行用バッテリ220の直流とモータ140Aおよびジェネレータ140Bの交流とを変換しながら電流制御を行なうインバータ240と、走行用バッテリ220の充放電状態を管理制御するバッテリ制御ユニット(以下、バッテリECU(Electronic Control Unit)という)260と、エンジン120の動作状態を制御するエンジンECU
280と、ハイブリッド車両の状態に応じてモータジェネレータ140およびバッテリECU260、インバータ240等を制御するMG_ECU300と、バッテリECU260、エンジンECU280およびMG_ECU300等を相互に管理制御して、ハイブリッド車両が最も効率よく運行できるようにハイブリッドシステム全体を制御するHV_ECU320等を含む。
本実施の形態においては、走行用バッテリ220とインバータ240との間にはコンバータ242が設けられている。これは、走行用バッテリ220の定格電圧が、モータ140Aやモータジェネレータ140Bの定格電圧よりも低いので、走行用バッテリ220からモータ140Aやモータジェネレータ140Bに電力を供給するときには、コンバータ242で電力を昇圧する。このコンバータ242には平滑コンデンサが内蔵されており、コンバータ242が昇圧動作を行なう際には、この平滑コンデンサに電荷が蓄えられる。
なお、図1においては、各ECUを別構成しているが、2個以上のECUを統合したECUとして構成してもよい(たとえば、図1に、点線で示すように、MG_ECU300とHV_ECU320とを統合したECUとすることがその一例である)。
動力分割機構200は、エンジン120の動力を、駆動輪160とモータジェネレータ140Bとの両方に振り分けるために、遊星歯車機構(プラネタリーギヤ)が使用される。モータジェネレータ140Bの回転数を制御することにより、動力分割機構200は無段変速機としても機能する。エンジン120の回転力はプラネタリーキャリア(C)に入力され、それがサンギヤ(S)によってモータジェネレータ140Bに、リングギヤ(R)によってモータおよび出力軸(駆動輪160側)に伝えられる。回転中のエンジン120を停止させる時には、エンジン120が回転しているので、この回転の運動エネルギをモータジェネレータ140Bで電気エネルギに変換して、エンジン120の回転数を低下させる。
図1に示すようなハイブリッドシステムを搭載するハイブリッド車両においては、発進時や低速走行時等であってエンジン120の効率が悪い場合には、モータジェネレータ140のモータ140Aのみによりハイブリッド車両の走行を行ない、通常走行時には、たとえば動力分割機構200によりエンジン120の動力を2経路に分け、一方で駆動輪160の直接駆動を行ない、他方でジェネレータ140Bを駆動して発電を行なう。この時、発生する電力でモータ140Aを駆動して駆動輪160の駆動補助を行なう。また、高速走行時には、さらに走行用バッテリ220からの電力をモータ140Aに供給してモータ140Aの出力を増大させて駆動輪160に対して駆動力の追加を行なう。一方、減速時には、駆動輪160により従動するモータ140Aがジェネレータとして機能して回生発電を行ない、回収した電力を走行用バッテリ220に蓄える。なお、走行用バッテリ220の充電量が低下し、充電が特に必要な場合には、エンジン120の出力を増加してジェネレータ140Bによる発電量を増やして走行用バッテリ220に対する充電量を増加する。もちろん、低速走行時でも必要に応じてエンジン120の駆動量を増加する制御を行なう。たとえば、上述のように走行用バッテリ220の充電が必要な場合や、エアコン等の補機を駆動する場合や、エンジン120の冷却水の温度を所定温度まで上げる場合等である。
本実施の形態における技術的特徴は、エンジン120に対するエンジン停止要求があった場合に、モータジェネレータ140Bを利用して、エンジン120の運動エネルギを電気エネルギに変換して、発生した電力を用いて走行用バッテリ220を充電する。このときに、走行用バッテリ220のSOCが高い状態で充電すると、過充電となるような場合には、発生した電力を平滑コンデンサに蓄えるようにして、エネルギを効率的に回収するとともに、速やかにエンジン120を停止させる。
図1の中のモータ駆動回路を図2に示す。図2を参照して、モータ駆動回路は、走行用バッテリ220と、システムリレーSR(1),SR(2)と、コンデンサC(1),C(2)と、電圧を昇降圧するコンバータ242と、電圧センサ310と、インバータ240とを備える。
走行用バッテリ220は、直流電圧を出力する。システムリレーSR(1),SR(2)は、HV_ECU320によってオンされると、走行用バッテリ220からの直流電圧をコンデンサC(1)に供給する。コンデンサC(1)は、走行用バッテリ220からシステムリレーSR(1),SR(2)を介して供給された直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をコンバータ242へ供給する。
コンバータ242は、リアクトル311と、NPNトランジスタ312,313と、ダイオード314,315とを含む。リアクトル311の一方端は走行用バッテリ220の電源ラインに接続され、他方端はNPNトランジスタ312とNPNトランジスタ313との中間点、すなわち、NPNトランジスタ312のエミッタとNPNトランジスタ313のコレクタとの間に接続される。NPNトランジスタ312,313は、インバータ240の電源ラインとアースラインとの間に直列に接続される。そして、NPNトランジスタ312のコレクタは電源ラインに接続され、NPNトランジスタ313のエミッタはアースラインに接続される。また、各NPNトランジスタ312,313のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオード314,315が接続されている。
コンバータ242は、HV_ECU320によってNPNトランジスタ312,313がオン/オフされ、コンデンサC(1)から供給された直流電圧を昇圧して出力電圧をコンデンサC(2)に供給する。また、コンバータ242は、モータ駆動回路が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、モータジェネレータ140によって発電され、インバータ240によって変換された直流電圧を降圧してコンデンサC(1)へ供給する。
コンデンサC(2)は、コンバータ242から供給された直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をインバータ240へ供給する。電圧センサ310は、コンデンサC(2)の両側の電圧、すなわち、コンバータ242の出力電圧VHを検出する。
インバータ240は、コンデンサC(2)から直流電圧が供給されるとHV_ECU320からの制御に基づいて直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータ140を駆動する。これにより、モータジェネレータ140は、トルク指令値によって指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータ240は、モータ駆動回路が搭載されたハイブリッド自動車または電気自動車の回生制動時、モータジェネレータ140が発電した交流電圧をHV_ECU320からの制御に基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧をコンデンサC(2)を介してコンバータ242へ供給する。
図3を参照して、MG_ECU300で実行されるエンジン停止処理の制御構造を説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、MG_ECU300は、エンジン120に対してエンジン停止要求があるか否かを判断する。この判断は、HV_ECU320を介してエンジンECU280からMG_ECU300に入力された各種信号に基づいて行なわれる。エンジン120に対してエンジン停止要求があると(S100にてYES)、処理はS110へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
S110にて、MG_ECU300は、エンジン120の停止時における停止時発電電力W(G)を計算する。このとき、たとえば、W(G)は、W(G)=ΔNg×Tg×2π/60/1000(kW)により算出される。このとき、ΔNgは、モータジェネレータ(1)140Bの回転数の差分(エンジン120の作動状態からエンジ120の停止状態までの回転数の差分)である。Tgは、モータジェネレータ(1)140Bのトルクである。
S120にて、MG_ECU300は、充電可能電力W(B)を計算する。このとき、走行用バッテリ220のSOCや温度TBに基づいて予め定められたマップを用いて、充電可能電力W(B)が算出される。
S130にて、MG_ECU300は、停止時発電電力W(G)が充電可能電力W(B)よりも大きいか否かを判断する。停止時発電電力W(G)が充電可能電力W(B)よりも大きいと(S130にてYES)、処理はS140へ移される。もしそうでないと(S130にてNO)、この処理は終了する。
S140にて、MG_ECU300は、コンバータ242に昇圧指令信号を出力する。このような指令を受けたコンバータ242は、平滑用のコンデンサC(2)に電荷を蓄える。このときに、エンジン120の停止時の発電電力W(G)が、走行用バッテリ220ではなく、コンデンサC(2)に供給されることになる。
S150にて、MG_ECU300は、エンジン停止処理を実行する。このときにエンジン120の回転数を0まで引き下げるためにモータジェネレータ(1)140Bにより発電される。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る車両の動作について説明する。
ハイブリッド車両の運転者がイグニッションキーをエンジンスタート位置にして、エンジン120の始動を指示して、エンジン120が運転中となったり、HV_ECU320の指示によりエンジン120が運転中になったりする。エンジン120の運転中に、エンジン停止要求があると(S110にてYES)、エンジン120の停止時に発生するモータジェネレータ(1)140Bによる発電電力W(G)が計算され(S110)、走行用バッテリ220の充電可能電力W(B)が計算される(S120)。
停止時発電電力W(G)と充電可能電力W(B)とが比較され、停止時発電電力W(G)>充電可能電力W(B)であると(S130にてYES)、コンバータ242に昇圧指令信号が出力されて、コンバータ242の平滑用のコンデンサC(2)に電荷が蓄えられるようにされる(S140)。エンジン停止処理(S150)で発生した電力は、走行用バッテリ220の充電のためではなく、コンバータ242の平滑用のコンデンサC(2)に電荷を蓄えるために、用いられる。
以上のようにして、本実施の形態に係る制御装置によると、エンジンに対して停止要求があった場合に、モータジェネレータを利用して、エンジンの運動エネルギを電気エネルギに変換して、発生した電力を用いて走行用バッテリを充電しようとする。このときに、走行用バッテリのSOCが高い状態で充電すると過充電となるような場合や、走行用バッテリの温度が低くて最大入力電力が制限されている場合であって充電できない場合には、発生した電力を平滑コンデンサに蓄えるようにして、エネルギを効率的に回収するとともに、速やかにエンジンを停止させることができる。すなわち、エンジンの回転数を0まで引き下げるためにモータジェネレータによって発電された電力は、走行用バッテリに充電できる電力を超えている場合には、コンバータに昇圧動作を行なわせて、コンバータの平滑コンデンサに電力を蓄えることにより、有効的にエネルギを回収することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両の制御ブロック図である。 図1の部分拡大図である。 MG_ECUで実行されるエンジン停止処理の制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
120 エンジン、140 モータジェネレータ、140A モータ、140B ジェネレータ、160 駆動輪、180 減速機、200 動力分割機構、220 バッテリ、240 インバータ、242 コンバータ、260 バッテリECU、280 エンジンECU、300 MG_ECU、320 HV_ECU。

Claims (7)

  1. 両の制御装置であって、
    記車両は、
    蓄電装置と、
    エンジンと、
    前記エンジンの動力で発電を行なう第1のモータジェネレータと、
    前記エンジンおよび前記第1のモータジェネレータと動力分割機構によって接続され、前記車両を駆動する第2のモータジェネレータと、
    前記蓄電装置の電圧と前記第1、第2のモータジェネレータに共通して設けられるインバータに授受される直流電圧との間で電圧変換するための電圧変換手段と、
    前記直流電圧を平滑化する平滑コンデンサとを含み、
    前記制御装置は、前記エンジンを停止させる要求がある時に、前記第1のモータジェネレータを作動させて発電を実行し、前記蓄電装置が発電された電力を受け入れることができない状態である場合に、前記蓄電装置の電圧と前記直流電圧との差を拡大し前記平滑コンデンサに蓄積された電力が増大するように前記電圧変換手段を制御するための制御手段を含む、車両の制御装置。
  2. 前記蓄電装置は二次電池であって、
    前記制御手段は、前記二次電池が高充電状態であるために、発電された電力を前記二次電池へ供給することができない場合に、前記平滑コンデンサに蓄積された電力が増大するように、前記電圧変換手段を制御する、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記蓄電装置は二次電池であって、
    前記制御手段は、前記二次電池が低温状態であるために、発電された電力を前記二次電池へ供給することができない場合に、前記平滑コンデンサに蓄積された電力が増大するように、前記電圧変換手段を制御する、請求項1に記載の車両の制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の車両の制御装置を搭載した車両。
  5. 両の制御方法であって、
    記車両は、
    蓄電装置と、
    エンジンと、
    前記エンジンの動力で発電を行なう第1のモータジェネレータと、
    前記エンジンおよび前記第1のモータジェネレータと動力分割機構によって接続され、前記車両を駆動する第2のモータジェネレータと、
    前記蓄電装置の電圧と第1、第2のモータジェネレータに共通して設けられるインバータに授受される直流電圧との間で電圧変換するための電圧変換装置と、
    前記直流電圧を平滑化する平滑コンデンサとを含み、
    前記制御方法は、
    記エンジンを停止させる要求がある時に、前記第1のモータジェネレータを作動させて発電を実行し、前記蓄電装置が発電された電力を受け入れることができない状態である場合に、前記蓄電装置の電圧と前記直流電圧との差を拡大し前記平滑コンデンサに蓄積された電力が増大するように、前記電圧変換装置を制御する制御ステップを含む、車両の制御方法。
  6. 前記蓄電装置は二次電池であって、
    前記制御ステップは、前記二次電池が高充電状態であるために、発電された電力を前記二次電池へ供給することができない場合に、前記平滑コンデンサに蓄積された電力が増大するように、前記電圧変換装置を制御する、請求項5に記載の車両の制御方法。
  7. 前記蓄電装置は二次電池であって、
    前記制御ステップは、前記二次電池が低温状態であるために、発電された電力を前記二次電池へ供給することができない場合に、前記平滑コンデンサに蓄積された電力が増大するように、前記電圧変換装置を制御する、請求項5に記載の車両の制御方法。
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