JP4270056B2 - 車両用ブレーキ液圧制御ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、ブレーキ液圧を制御するための油圧回路内が備えられた車両用ブレーキ液圧制御ユニットに関するものである。
従来、例えば、特許文献1において、ブレーキ液圧を制御するための油圧回路が形成されたブロックがシールプレートを介してマスタシリンダに接続されてなる車両用ブレーキ液圧制御ユニットが提案されている。このような車両用ブレーキ液圧制御ユニットにおけるブロックには、油圧回路を構成するための管路が穴空けされることで形成されている。そして、そのブロックに対して、シールプレートを介してマスタシリンダを接続すると共に、各種制御弁やポンプを接続することで、ブレーキ液圧制御用の油圧回路を構成している。
このような車両用ブレーキ液圧制御ユニットを移送する際には、例えば、特許文献2に示されるように、ブロックに穴空けされた管路の開口部を樹脂栓などでシールして行われる。これにより、管路内への水や異物などの侵入を防ぐことが可能となる。
しかしながら、ブロックが軽量化などを考慮して例えばアルミニウムによって形成されることから、移送が長期にわたる場合、例えば海外への輸送が行われるような場合には、単に樹脂栓で異物の侵入を防ぐだけではブロックの腐食を防止できない。このため、この場合には管路内に油を充填した状態で移送を行うようにしている。
また、車両用ブレーキ液圧制御ユニットが最終製品として使用される際には、管路内にエアが残留していると制御の応答性が低下するため、予め管路内を真空にした状態で油を充填することでエア抜きが為される。この際、制御弁などのように、一部エアが抜け難い場所があるため、特殊な設備で管路内に油を充填しなければない。このため、工場などへの移送前に、予め油を充填する必要がある。
特開平8−11697号公報 特開2002−339903号公報
しかしながら、従来のように、管路の開口部をシールテープや樹脂栓などでシールする手法では、管路内に油を充填すると、シールテープの場合はシールテープが剥がれる可能性がある。また、樹脂栓の場合には、樹脂栓を管路の開口部すべてに配置しなければならないため、樹脂栓を取り付けるために数多くの工程が必要になる。特に、ねじ込みタイプの樹脂栓を用いる場合、樹脂栓に雄ネジを管路に雌ネジ孔を形成しなければならないため、それらを形成するための工数も増大し、また、雌ネジ孔を形成しなければならない分、管路の開口部の形状の自由度が無くなるという問題もある。
本発明は上記点に鑑みて、車両用ブレーキ液圧制御ユニットにおいて、管路内に油を充填して移送を行うに際し、油のシール性を確保できる構造を提供することを第1の目的とする。
また、車両用ブレーキ液圧制御ユニットにおいて、管路内に油を充填して移送を行うに際し、シールのために必要な工数を低減できるようにすることを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、正面と裏面を有し、油圧回路を構成するための管路が構成されており、かつ、正面から管路に接続される複数のポート(3a〜3h、3q)が形成されていると共に雌ネジ穴(3i〜3n)が形成されているブロック(3)と、ブロックにおける裏面に配置される電子部品を収容するための電子部品ケース(2)と、ブロック(3)の正面と対向する面を有すると共に、雌ネジ穴(3i〜3n)と対応する部分に穴(5i〜5n)が形成されてなるプレート状蓋部材(5)と、プレート状蓋部材(5)とブロック(3)の正面との間に配置され、複数のポート(3a〜3h、3q)を囲むシール部材(41〜48、49c)と、プレート状蓋部材(5)に形成された穴(5i〜5n)を通じてブロック(3)に形成された雌ネジ穴(3i〜3n)に固定されるボルト(6i〜6n)とを有してなり、ブロック(3)における正面に、マスタシリンダの代わりにプレート状蓋部材(5)を配置し、ボルト(6i〜6n)にて、シール部材(41〜48)を介して、プレート状蓋部材(5)がブロック(3)に固定されることで、ブロック(3)に形成された管路がシール部材(41〜48、49c)およびプレート状蓋部材(5)によってシールされていることを特徴としている。
このように、ブロック(3)における正面に、マスタシリンダの代わりにプレート状蓋部材(5)という1つの部品を配置し、ボルト(6i〜6n)にて、シール部材(41〜48、49c)を介して、プレート状蓋部材(5)がブロック(3)に固定している。そして、ブロック(3)に形成された管路をシール部材(41〜48、49c)およびプレート状蓋部材(5)によってシールしている。
このように、ブロック(3)に設けられた各ポート(3a〜3h、3q)をすべて覆えるブレーキ状蓋部材(5)によってシールを行うようにしている。このため、ブロック(3)の管路内に油を充填した状態で車両用ブレーキ液圧制御ユニット(1)を移送するに際し、油のシール性を確保できる構造とすることができる。また、プレート状蓋部材(5)という1つの部品によってシールできるため、シールのために必要な工数を低減することが可能となる。
請求項2に記載の発明では、プレート状蓋部材(5)をブロック(3)に固定するための雌ネジ穴(3i〜3n)は、マスタシリンダをブロック(3)に固定するためにも用いられるものであり、プレート状蓋部材(5)のうち穴(5i〜5n)が形成された部分の厚みは、マスタシリンダにおけるブロック(3)に固定される部分の厚みと同等であることを特徴としている。
このように、プレート状蓋部材(5)のうち穴(5i〜5n)が形成された部分の厚みが、マスタシリンダにおけるブロック(3)に固定される部分の厚みと同等とすることができる。
この場合、請求項3に示されるように、プレート状蓋部材(5)のうち、穴(5i〜5n)が形成された部分とは異なる部分において、この部分よりも厚みを薄くした部分を設けるようにすることができる。
このようにすれば、プレート状蓋部材(5)を構成するために必要とされる材料を少なくできると共に、プレート状蓋部材(5)の軽量化を図ることができ、引いては車両用ブレーキ液圧制御ユニット(1)の移送の際の重量低減を図ることが可能となる。
さらに、この場合、請求項4に示されるように、ボルト(6i〜6n)を、プレート状蓋部材(5)をブロック(3)に固定するためと、マスタシリンダをブロック(3)に固定するための双方に、兼用することも可能である。
このようにすれば、プレート状蓋部材(5)をブロック(3)に固定するためにのみ部品を作製する必要がないし、各ポート(3a〜3h、3q)に対して、従来のように雌ネジ穴を形成する必要もないため、各ポート(3a〜3h、3q)の形状の自由度を少なくすることもない。
請求項5に記載の発明では、シール部材(41〜48、49c)は、マスタシリンダをブロック(3)に固定する際に、これらマスタシリンダとブロック(3)との間に配置されるシールプレート(4)に備えられたものであることを特徴としている。
このように、シールプレート(4)を用いるようにすれば、プレート状蓋部材(5)とブロック(3)との間をシールするためのみに別途部品が必要とされないという効果もある。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態を適用した車両用ブレーキ液圧制御ユニットについて説明する。図1は、本実施形態における車両用ブレーキ液圧制御ユニット1の斜視図である。
図1に示されるように、本実施形態における車両用ブレーキ液圧制御ユニット1は、電子部品ケース2と、ブロック3と、シールプレート4と、プレート状蓋部材5と複数本のボルト6i〜6nとを備えた構成となっている。このような車両用ブレーキ液圧制御ユニットは、移送用の形態とされたものであり、最終的には、プレート状蓋部材5の部分が図示しないマスタシリンダに置き換わることで、車両用ブレーキ液圧制御ユニットの完成品となる。
電子部品ケース2は、管路構成部品となる各種制御弁に加え、各種制御弁や図示しないモータを駆動するためのECU基盤などを収容するものである。電子部品ケース2には、ブロック3と反対側の面などにおいて、コネクタ2a、2b、2cが備えられており、コネクタ2a、2b、2cを通じて、外部と電気的に接続できるようになっている。
ブロック3は、例えばアルミニウム製の六面体で構成されたものである。本明細書では、ブロック3のうち、最も面積が大きくされた2面を正面および裏面と呼ぶことにする。このブロック3の正面側にシールプレート4が配置され、裏面側に電子部品ケース2が配置される。
ブロック3には、六面体を構成する各面に対して穴空けが為されることで、油圧回路を構成するための管路(図示せず)が形成され、穴空けされたときの開口部に封止栓(図示せず)が挿入されることで、管路の液密が保持されるようになっている。そして、図2および図3に示されるように、管路と接続されるように穴空けされた各種ポート3a〜3hがブロック3の正面に形成されている。本実施形態の場合、具体的には、マスタシリンダに接続されるM/Cポート3a、3bや4つのホイールシリンダそれぞれに接続されるW/Cポート3c〜3f、レギュレータに接続されるRGポート3g、低圧リザーバに接続されるLRポート3h、ポンプに接続されるポート3qが形成されている。
また、ブロック3における正面には、6本のボルト6i〜6nが螺合される雌ネジ穴3i〜3nが形成されている。
シールプレート4は、図2および図4に示されるように、ブロック3の正面と同等の形状(四角形状)の金属薄板に対して複数の穴4a〜4nおよび4o〜4qを設けると共に、その各穴のうちシールする必要があるものの内周にシール部材41〜48、49a〜49cを備えることによって構成されている。
複数の穴4a〜4qのうち、穴4a〜4n、4qに関しては、ブロック3に形成された複数のポート3a〜3h、3qおよび複数の雌ネジ穴3i〜3n、3qそれぞれに対応するものである。これら穴4a〜4n、4qのうち、複数のポート3a〜3h、3qと対応する穴4a〜4h、4qの内壁には、シール部材41〜48、49cが配置されており、シール部材41〜48、49cの内側に複数のポート3a〜3h、3qが収まるように形成されている。
なお、複数の穴4a〜4qのうち、穴4o〜4pに関しては、複数のポート3aおよび複数の雌ネジ穴3i〜3nそれぞれに対応するものではないが、例えば、図示しないマスタシリンダに備えられるピンの頭の収容用などに設けられたものであり、マスタシリンダ側から突き出したピンの頭の段差分を穴4o〜4pで吸収できるようになっている。
図6は、図4のA−A’断面を示したものである。この図に示されるように、各穴4a〜4h、4qの内周から断面円弧状の部分が突き出すようにシール部材41〜48、49a〜49cが備えられている。この断面円弧状の部分の直径は、シールプレート4を構成する金属板の板厚よりも若干大きめに設定されており、この断面円弧状の部分がブロック3およびプレート状蓋部材5の各面に接触するようになっている。
プレート状蓋部材5は、例えばアルミニウム製のもので、図2および図5に示されるように、ブロック3の正面およびシールプレート4と同等の形状(四角形状)の金属板によって構成されたものである。このプレート状蓋部材5には、ブロック3に形成された雌ネジ穴3i〜3nおよびシールプレート4に形成された穴4i〜4nと対応する穴5i〜5nが形成されている。
また、プレート状蓋部材5は、これら各穴5i〜5nが形成される部分、具体的には、紙面上側および下側の辺において肉厚とされ、その内側は薄くされた構成となっている。このプレート状蓋部材5における肉厚とされた部分の厚みは、マスタシリンダにおけるネジ締め固定用部位の厚みと同等に設定されている。
6本のボルト6i〜6nは、図2および図5に示されるように、それぞれ、プレート状蓋部材5に形成された各穴5i〜5nおよびシールプレート4に形成された穴4i〜4nを通じて、ブロック3に形成された雌ネジ穴3i〜3nに螺合されるものである。
これら6本のボルト6i〜6nは、マスタシリンダ固定用に用いられるものと兼用されるものである。つまり、プレート状蓋部材5およびシールプレート4をブロック3に固定する場合と、マスタシリンダおよびシールプレート4をブロック3に固定する場合とで、同様に、6本のボルト6i〜6nが用いられるようになっている。
このとき、上述したように、プレート状蓋部材5における肉厚とされた部分の厚みは、マスタシリンダにおけるネジ締め固定用部位の厚みと同等に設定されている。このため、6本のボルト6i〜6nによって、プレート状蓋部材5およびシールプレート4をブロック3に固定する場合、マスタシリンダおよびシールプレート4をブロック3に固定する場合、共に緩み無く固定することができ、管路内に油を充填したときにも、油が洩れることを防止することが可能となる。
以上説明した本実施形態の車両用ブレーキ液圧制御ユニット1の移送方法について説明する。
本実施形態の車両用ブレーキ液圧制御ユニット1では、車両用ブレーキ液圧制御ユニット1における電子部品ケース2、ブロック3を移送するに際し、上記図1に示したように、プレート状蓋部材5を用いてブロック3に形成される各種ポート3a〜3h、3qを塞ぐようにしている。
このとき、ブロック3の各種ポート3a〜3h、3qとマスタシリンダとの接続部位をシールするために用いるシールプレート4を用い、このシールプレート4をブロック3とプレート状蓋部材5との間に挟み込むことで、ブロック3の各種ポート3a〜3hを確実にシールした状態で塞ぐことが可能となる。
さらに、このときの固定に、マスタシリンダをブロック3に固定するために用いられる6本のボルト6i〜6nを使用し、その6本のボルト6i〜6nおよびシールプレート4と共に、電子部品ケース2およびブロック3を移送するようにする。
このような移送形態とすることで、車両用ブレーキ液圧制御ユニット1におけるマスタシリンダ以外の各部品を、管路内に油を充填した状態で、同時に移送することが可能となる。このため、ブロック3内に形成された管路から腐食が生じることなく、長期間の移送が可能となる。
次に、本実施形態の車両用ブレーキ液圧制御ユニット1による効果について説明する。
(1)本実施形態の車両用ブレーキ液圧制御ユニット1によれば、ブロック3に設けられた各種ポート3a〜3h、3qをすべて覆えるブレーキ状蓋部材5によってシールを行うようにしている。このため、ブロック3の管路内に油を充填した状態で車両用ブレーキ液圧制御ユニット1を移送するに際し、油のシール性を確保できる構造とすることができる。
また、プレート状蓋部材5という1つの部品によってシールできるため、シールのために必要な工数を低減することが可能となる。
(2)また、本実施形態の車両用ブレーキ液圧制御ユニット1では、プレート状蓋部材5をブロック3に固定するために、もともとマスタシリンダをブロック3に固定するために用いているボルト6i〜6nを利用している。このため、プレート状蓋部材5をブロック3に固定するためにのみ部品を作製する必要がないし、各種ポート3a〜3h、3qに対して、従来のように雌ネジ穴を形成する必要もないため、各種ポート3a〜3h、3qの形状の自由度を少なくすることもない。したがって、例えば、各種ポート3a〜3h、3qに直接オリフィス構成部品を挿入したいような場合にも、それが可能となる。
そして、ボルト6i〜6nというマスタシリンダを固定するために用いるような確実にブロック3への固定を行うことができるものを用いていることから、プレート状蓋部材5がブロック3から剥がれてしまうこともない。
(3)本実施形態の車両用ブレーキ液圧制御ユニット1では、プレート状蓋部材5とブロック3との間のシールに、マスタシリンダとブロック3に形成された管路との間のシールに用いられるシールプレート4を用いるようにしている。このため、プレート状蓋部材5とブロック3との間をシールするためのみに別途部品が必要とされないという効果もある。
(4)さらに、本実施形態の車両用ブレーキ液圧制御ユニット1によれば、プレート状蓋部材5のうち、ボルト6i〜6nが挿入される穴5i〜5nが備えられた部分以外の厚みを薄くしている。このため、プレート状蓋部材5を構成するために必要とされる材料を少なくできると共に、プレート状蓋部材5の軽量化を図ることができ、引いては車両用ブレーキ液圧制御ユニット1の移送の際の重量低減を図ることが可能となる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、プレート状蓋部材5のうち、ボルト6i〜6nが挿入される穴5i〜5nが備えられた部分以外の厚みを薄くしている。しかしながら、ブロック3とプレート状蓋部材5とのシールという観点だけでみれば、必ずしも薄くする必要はない。
また、図7に示されるように、プレート状蓋部材5における厚みが厚くされた部分の内部を空洞にしたり、一枚の薄板を折り曲げることでボルト6i〜6nが挿入される穴5i〜5nが備えられた部分のみが実質的に厚くされた構成となるようにしても良い。
また、例えば、プレート状蓋部材5をアルミニウムで構成する例を示したが、必ずしもアルミニウムでなくても良い。例えば、鉄などを用いても良い。
さらに、上記実施形態では、プレート状蓋部材5とブロック3との間のシールをシールプレート4によって行ったが、必ずしもシールプレート4を用いるなければなら無いわけではない。また、シールプレート4のように、薄板とシール部材からなる複合材料からなるものではなく、単一材料からなる物であっても良い。
例えば、各種ポート3a〜3h、3qそれぞれが分離してシールされるようなシール部材、もしくは各種ポート3a〜3h、3qすべてが囲まれるシール部材をプレート状蓋部材5とブロック3との間に配置するようにしても良い。ただし、この場合、シールプレート4を別途移送するか、移送先に用意しておくことが必要になる。
また、上記実施形態では、プレート状蓋部材5とブロック3との固定のために、マスタシリンダをブロック3に固定するために用いられるボルト6i〜6nを用いるようにしている。これらボルト6i〜6nに関しても、プレート状蓋部材5とブロック3との固定のための専用の物を用いるようにしても良い。ただし、この場合にも、ボルト6i〜6nを別途移送するか、移送先に用意しておくことが必要になる。
なお、このように、プレート状蓋部材5とブロック3との固定のための専用の物を用いるのであれば、プレート状蓋部材5の厚みを、マスタシリンダにおける固定部分の厚みと同等にする必要もなくなる。
本発明の第1実施形態における車両用ブレーキ液圧制御ユニットの斜視図である。 図1に示す車両用ブレーキ液圧制御ユニットの分解図である。 図1に示す車両用ブレーキ液圧制御ユニットに備えられるブロックの正面図である。 図1に示す車両用ブレーキ液圧制御ユニットに備えられるシールプレートの正面図である。 図1に示す車両用ブレーキ液圧制御ユニットに備えられるプレート状蓋部材の正面図である。 図4に示すシールプレートの部分断面図である。 他の実施形態で示す車両用ブレーキ液圧制御ユニットに備えられるプレート状蓋部材の斜視図である。
符号の説明
1…車両用ブレーキ液圧制御ユニット、2…電子部品ケース、3…ブロック、3a〜3h、3q…ポート、3i〜3n…雌ネジ穴、4…シールプレート、4a〜4q…穴、41〜48、49a〜49c…シール部材、5…プレート状蓋部材、5i〜5n…穴、6i〜6n…ボルト。

Claims (5)

  1. 正面と裏面を有し、油圧回路を構成するための管路が構成されており、かつ、前記正面から前記管路に接続される複数のポート(3a〜3h)が形成されていると共に雌ネジ穴(3i〜3n)が形成されているブロック(3)と、
    前記ブロックにおける裏面に配置される電子部品を収容するための電子部品ケース(2)と、
    前記ブロック(3)の前記正面と対向する面を有すると共に、前記雌ネジ穴(3i〜3n)と対応する部分に穴(5i〜5n)が形成されてなるプレート状蓋部材(5)と、
    前記プレート状蓋部材(5)と前記ブロック(3)の前記正面との間に配置され、前記複数のポート(3a〜3h、3q)を囲むシール部材(41〜48、49c)と、
    前記プレート状蓋部材(5)に形成された前記穴(5i〜5n)を通じて前記ブロック(3)に形成された前記雌ネジ穴(3i〜3n)に固定されるボルト(6i〜6n)とを有してなり、
    前記ブロック(3)における前記正面に、マスタシリンダの代わりに前記プレート状蓋部材(5)を配置し、前記ボルト(6i〜6n)にて、前記シール部材(41〜48、49c)を介して、前記プレート状蓋部材(5)が前記ブロック(3)に固定されることで、前記ブロック(3)に形成された前記管路が前記シール部材(41〜48、49c)および前記プレート状蓋部材(5)によってシールされていることを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御ユニット。
  2. 前記プレート状蓋部材(5)を前記ブロック(3)に固定するための前記雌ネジ穴(3i〜3n)は、前記マスタシリンダを前記ブロック(3)に固定するためにも用いられるものであり、
    前記プレート状蓋部材(5)のうち前記穴(5i〜5n)が形成された部分の厚みは、前記マスタシリンダにおける前記ブロック(3)に固定される部分の厚みと同等であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧制御ユニット。
  3. 前記プレート状蓋部材(5)には、前記穴(5i〜5n)が形成された部分とは異なる部分において、この部分よりも厚みが薄くされた部分が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用ブレーキ液圧制御ユニット。
  4. 前記ボルト(6i〜6n)は、前記プレート状蓋部材(5)を前記ブロック(3)に固定するためと、前記マスタシリンダを前記ブロック(3)に固定するための双方に用いられていることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用ブレーキ液圧制御ユニット。
  5. 前記シール部材(41〜48、49c)は、前記マスタシリンダを前記ブロック(3)に固定する際に、これらマスタシリンダとブロック(3)との間に配置されるシールプレート(4)に備えられたものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用ブレーキ液圧制御ユニット。
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