JP4262463B2 - 円筒状ドラムの有孔面領域の大きさを調整する方法および装置 - Google Patents

円筒状ドラムの有孔面領域の大きさを調整する方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気入りタイヤの組立に使われる材料の準備に用いられる方法と装置に関する。本発明は、特に、エラストマシート材を、タイヤ組立ドラムへの移送に先立って切断されるあいだ保持する「一時保持ドラム(False Drum)」式給送装置の、穴の開いた円筒状ドラム部に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車などの乗物のタイヤを作る場合に、最初に、いくつかの異なる構成部品を次々に組み込むことによって、いわゆるカーカスを製造することが知られている。言い換えれば、製品群に含まれている、タイプの異なるカーカスは、さまざまな付属構成部品の有無および/または付属構成部品自体の型式に応じて互いに区別され得る。一例として、チューブレスタイヤ、すなわち使用時にインナーチューブが存在する必要のないタイヤのカーカスを製造するときの、主な構成部品は、エラストマの不通気性材料の層であるいわゆるインナーライナと、カーカスプライと、一般にビードコアと呼ばれる1対の環状の金属部材を含むと考えられ、1対の環状の金属部材は、カーカスプライの両端部と、エラストマ材料で作られカーカスプライを越えて両側方位置に延びている1対のサイドウォールとに包み込まれている。付属構成部品は、1つまたは2つ以上の付加的なカーカスプライと、1つまたは複数のカーカスプライの上の、ビードコアを中心として折り返されている領域に覆い被さる1つまたは2つ以上の補強バンド(チェーファ・ストリップ)等が、順番に組み込まれていてもよい。
【0003】
あるタイヤ組立ラインでは、さまざまな種類の給送装置が、タイヤのインナーライナなどの平らな材料を所定のサイズに切断するときに確実に保持することを目的として用いられる。給送装置は、一般に、英国特許第1,010,597号(ダンロップ・ラバー・カンパニー)に示されているもの、または、連続する平らなシート材を平形コンベヤ上で切断刃まで搬送し、それから材料を取り出して、組み立てられるタイヤ上に配置する、米国特許第4,722,255号(チョート他)に示されている運搬および切断システムなどの、平形コンベヤタイプである。材料をコンベヤシステムに給送する「移送ドラム」部材を組み込んだ、さらに別のコンベヤシステムが、米国特許第5,820,726号(ヨシダ他)に教示されている。
【0004】
ドラム式給送装置、すなわち、いわゆる「一時保持ドラム」式給送装置は、切断されるあいだしっかり保持されていなくてはならない、平らな、すなわちシート状のタイヤ材料のための、別のコンベヤシステムである。シート材は、切断された後に、組立ドラムで組立中のタイヤまで移動される。一般に、そのような一時保持ドラム式給送装置は、円筒の軸線を中心として回転できる、水平に配置されたドラム、すなわち円筒体からなる。ある特定の一時保持ドラム式給送装置は、中空の円筒状のドラムから構成されている。ドラムの表面は、その外周のほとんどに穴が開けられており、十分な量の空気がドラムからポンプで排出されて、ドラム内を低圧にすることによって、給送装置に保持されながら切断される、平らな、すなわちシート状の材料を確実に保持できる吸着面が設けられる。タイヤのインナーライナなどの平らなシート材が給送装置の穴の開いた円筒部に置かれると、材料が切断処理されている間、ドラムの内側と外側の間の圧力差によって、平らな材料はドラム表面に付着させられる。
【0005】
同様に平らな材料を円筒表面に保持する別のドラム式給送装置が、米国特許第4,504,337号(アスカム他)に教示されており、これには、切断のために保持される平らな材料を磁性面によって確実に保持する方法のドラム式給送装置が記載されている。しかしながら、そのような装置は、当然のことながら、ワイヤ、コード、または金属クロスなどの、鉄鋼すなわち強磁性部材を含んでいる、平らな、すなわちシート状のタイヤ材料のための使用に限定される。
【0006】
切断される材料を確実に保持する方法として、穴の開いた円筒表面を通して空気を吸い込む、前述したタイプの一時保持ドラム式給送装置は、磁性を持たない平らなシート材と一緒に使用するのに適している。また、主として前述の一時保持ドラム式給送装置と同じ目的を満たす、「移送ロール」の外周縁の周りを囲んで「周方向に間隔をおいて配置された真空カップの組」を記載した米国特許第4,891,082号(ブロイレスとポータルピー)に教示されている真空カップ法も適している。真空カップは圧縮空気モータによって個別にポンプで吸気される。
【0007】
穴の開いたドラムを有するタイプの一時保持ドラム式給送装置の吸着部は、その穴の開いた円筒状のドラムの表面である。一時保持ドラム式給送装置は組立ドラムより実質的に大きい直径を有している。シート状ゴムが、一時保持ドラム式給送装置で必要な長さを測定され、それから組立ドラムに移送される前に切断される。穴の開いた円筒表面の内外の圧力差によって円筒表面が吸着面になるので、一時保持ドラム上に配置されたエラストマシートすなわち平らな材料は、一時保持ドラム式給送装置に保持される。
【0008】
【特許文献1】
英国特許第1,010,597号明細書
【0009】
【特許文献2】
米国特許第4,722,255号明細書
【0010】
【特許文献3】
米国特許第5,820,726号明細書
【0011】
【特許文献4】
米国特許第4,504,337号明細書
【0012】
【特許文献5】
米国特許第4,891,082号明細書
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
一時保持ドラム式給送装置は、一般に、平らなシート材を切断する速度を速くできるという点で、従来のコンベヤ、すなわちベルトタイプの(平らな)給送装置またはローラコンベヤよりも高速であるという利点を有している。しかしながら、一時保持ドラム式給送装置の欠点は、インナーライナおよびプライなどの平らな構成部品の場合には、穴の開いた円筒表面の、切断される平らな材料で覆われていない部分が、空気がドラム内へ自由に流入するように開放されていることである。このような空気の自由な流れは、シート材をドラムに保持する圧力差を弱める(覆われていない穴は「漏れ口」となる)。この漏れの問題に対処する方策の1つは、単に、接着テープまたは他の材料を用いて、有孔面の、平らなシート材で覆われていない部分を通る空気の流れを遮断することである(言い換えれば穴を塞ぐことである)。しかし、切断されるさまざまな材料片は互いに異なる大きさであることが多いので、大きなタイヤ構成部品からより小さい構成部品に変更する場合に典型的に生じることであるが、ドラム内側の低圧を維持できるようにテープまたは空気流を遮断する他の材料を取り外して交換しなくてはならない(材料を保持するために真空吸着を望む場合には、穴を塞ぐのは望ましくない)。しかしながら、有孔面領域の不使用部分の上にテープを配置したり、後からテープを取り外したりするのに要する時間が好ましくない。テープによって穴を塞ぐ方法は、その他に、緩んで、それ自体が、粘着性の未硬化のエラストマ材料に付着する接着テープ片によって、タイヤ構成部品が汚れるおそれがある。
【0014】
テープ使用の代替案は、一時保持ドラムの内部から空気を取り除くために、過剰な寸法の大型の空気ポンプを使用することである。十分に容量の大きい空気(真空)ポンプを使用すれば、穴(漏れ口)は問題にならなくなる。しかしながら、必要以上に大きいポンプは、エネルギーの消費と環境への配慮ならびに総合的な元手費用および運転費用の点で好ましくない。別の解決策が、前述の米国特許第4,891,082号(ブロイレスとポータルピー)に提案されており、それには、シート材を円筒表面上に保持するために用いられる各真空カップ毎に、個別に制御できる真空ポンプを使用することが開示されている。しかしながら、この方法では、経済的な運転と、吸引力によって円筒表面上に保持される特定の平らなシート材の表面積の大きさが異なる場合に速やかに対応できる大きさの吸着面を形成できる能力の両方を達成するように、個々の真空ポンプを制御するために、複雑な制御機構を使用する必要がある。
【0015】
必要なのは、必要以上に大きいポンプを要することなく、および/または複数のポンプを要することなく、一時保持ドラム式給送装置の表面にある穴に対する真空吸引を調整する技術である。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、以下の1つまたは2つ以上の付随的な目的を達成する可能性を有するような、添付されている1つまたは複数のクレームに記載されている方法と装置を提供することである。
【0017】
本発明によれば、円筒状ドラムの外表面を貫通している複数の穴を通る(横断する圧力差による)空気流(吸気)を調整する方法と装置が提供される。
【0018】
本発明の一実施態様によれば、軸線方向に移動可能な円板状の2つのバッフルプレートがドラム内に設けられ、両バッフルプレート間に容積部が形成される。バッフルプレートは軸線方向に移動可能で、ドラムの内表面に対し密封するように係合する。バッフルプレートの位置により、ドラム表面の、ドラムの表面に置かれたシート材に吸気を作用させる領域の(軸線方向に沿った)有効幅が決まる。
【0019】
本発明の別の実施態様によれば、穴の開いた円筒状ドラムの内表面に一致する曲面状の、周方向に移動可能な円筒分割部が設けられ、穴の開いている中空の円筒状ドラムの内表面の部分に隣接する、曲面状の円筒分割部を周方向に位置決めすることによって、空気が通過して中空の円筒状ドラム内に空気を吸い込むことができる有孔面領域の大きさをさらに調整できる。
【0020】
こうして、複数の穴のうち、ドラムの外表面上にエラストマのシート材を保持するために用いられる、所望の表面領域の大きさに対応するように選択された穴だけに吸引力を付与することができる。
【0021】
本発明の利点は、一時保持ドラム式給送装置の、穴の開いた中空の円筒状ドラム部において、処理されるシート材によって有孔面領域全体が覆われていないときに、有孔面領域全体のうちの、空気が通過して一時保持ドラムの円筒状ドラム部内に空気を吸い込むことができる部分を調整、すなわち変更する、簡単な方法と装置を提供することである。
【0022】
本発明の別の利点は、一時保持ドラム式給送装置の、穴の開いたドラム部において、空気が通過して穴の開いたドラム内に空気を吸い込むことができる有孔面領域の周方向の寸法を調整、すなわち変更する、簡単な方法と装置を提供することである。
【0023】
本発明のさらに別の利点は、一時保持ドラム式給送装置の、穴の開いたドラム部において、空気が通過して穴の開いたドラム内に空気を吸い込むことができる有孔面領域の軸線方向の寸法を調整、すなわち変更する、簡単な方法と装置を提供することである。
【0024】
本発明のさらに別の利点は、中空の円筒状ドラムの内側に配置された、ドラム外側からの空気流を遮断するさまざまな装置を移動したり位置決めしたりする、簡単な方法と装置を提供することである。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施形態について、添付の図面に示されている例を参照して詳細に説明する。図面は、実例を示すためのものであり、発明を限定するものではない。これらの好適な実施形態に関連して本発明について広く説明するが、本発明の思想および範囲を、これらの特定の実施形態に限定しようとするものではないことを理解すべきである。
【0026】
選択された図面中の特定の要素は、分かりやすく図示するために、縮尺を変えて記載されている場合がある。ここに示されている断面図では、分かりやすく図示するために、実際の断面図では見えるはずの背後側の線を省いた、「薄くスライスした断面図」または「近接する部分だけ見た断面図」の形で表している。
【0027】
本発明の好適な実施形態の構造、作用、および利点は、添付された図面に関連してなされる以下の説明に鑑みてより明らかになるであろう。
【0028】
一時保持ドラム式給送装置は、主として、タイヤ組立ドラムより実質的に大きな直径を有する、中空で穴の開いた円筒体(ドラム)から構成されている。このドラムは、その軸線を中心として回転できる。ドラムの円筒部分は、その円筒表面の50〜80%、好ましくは約66%にわたって穴が開いて(穴を有して)おり、ドラムの両端部は、ドラムから空気を取り除く空気ポンプによってドラムの内側から空気が流れる時を除いては、空気が流れないように密封されている。外側の空気圧に対して内部圧力が小さくなっているため、空気は有孔面を通ってドラム内に移動する。本願明細書では、「ドラム」という用語が一時保持ドラム式給送装置の要素すなわち構成部品であると特に言及されている場合を除き、「ドラム」という用語と「測定ドラム」という用語と「一時保持ドラム」式給送装置という用語は同義であるとみなされる。
【0029】
図1(A)は、一時保持ドラム式給送装置100の円筒状のドラム102の有孔部104の概略斜視図である。円筒状のドラム102全体の有孔部104に穴が開いている。有孔部104の穴は、ドラム102の外側からその内側に通じている。有孔部104は、一般に、矩形を円筒状ドラム102の外周の約2/3に巻き付けたような形状に形成される。有孔領域は、この機械で組み立てられることが予想される最大のタイヤに応じたサイズに作られる。有孔部104は、それ自体が、円筒状ドラム102と同心の円筒体であるが、円筒状ドラム102より丈が短く、円筒状ドラム102の表面の周りに部分的にのみ広がっている。図1(A)には、円筒状ドラム102の軸線106と、円筒の一端部を覆って密封する一方のエンドプレート110も示されている。円筒体内部の低圧力領域を維持するために、円筒状ドラム102の他端部もエンドプレート(この図では見えない)で密封されており、すなわち、円筒状ドラム102の両端部は気密状態に密封されている。円筒状ドラム102は、軸線106を中心として回転できる。
【0030】
図1(A)には、さらに、軸線106に対して角度cで幅Wの円弧を有する非有孔領域108が示されている。一時保持ドラム式給送装置100のこの円筒分割部は、移動可能な刃ガイドプレートを収容している。
【0031】
一時保持ドラム式給送装置の使用中に、タイヤのインナーライナなど、長い、平らなエラストマまたはその他のシート材をドラム上に配置(給送)し、切断するあいだドラム上に保持することができる。供給された各シート材は、所定のサイズに切断された後、タイヤ組立ドラム(図示せず)に移送される。図1(B)に、1片の平らな材料(シート材)119が円筒状ドラム102の内側と外側の間の圧力差によってその表面に保持されている状態の、図1(A)のドラム102が示されている。
【0032】
当業者には、ドラム102内への空気の流れを遮断するために、有孔面104の、平らな材料119で覆われてない部分を何らかの別の方法で覆うと、平らな材料119を確実に保持する有孔吸着面(有孔部)104を備えたこのような装置の効率を向上できることが分かるであろう。不要な空気流(漏れ)は、切断処理のあいだシート材119を所定の位置に確実に保持することを可能にする圧力差を減少させる、好ましくない作用を有する。標準的な運転の実施では、一般に、有孔部104の、表面に保持されている材料で覆われていない部分は、覆われていない穴103を通ってドラム102内に入る望ましくない空気の流れを遮断するために、マスキングテープまたは他の適切なテープ(図示せず)が貼られる。
【0033】
本発明は、有孔部104の周辺領域の有効寸法の調整を容易にする。すなわち、本発明は、有孔部104の有効面積を、その端縁に沿って制御されるやり方で変更し、それによって、シート材119の小片が給送装置に配置されたときに、シート材119の置かれた領域外の穴が「漏れ口」にならない。有孔部104のこれらの部分はシート材119で覆われていないので本発明を採用していなければ空気が自由に流通するが、前記した本発明の構成では、これらの部分を覆わなくてもよいので時間を節約できる。言い換えれば、本発明は、有孔部104の、ドラム102の中へ空気を吸い込むことができるこの部分の大きさを速やかに調節する方法と装置を提供する。
【0034】
さまざまな大きさの吸着面を備えた、米国特許第4,891,082号(ブロイレスとポータルピー)に記載されている装置は、さまざまな面積の吸引面を含み、多数のポンプを必要とする。本発明は、ただ1台の空気ポンプを使用して吸着面の領域を設け、それによって構造が簡単になるという利点を有する。さらに本発明は、一様な円筒表面を備える既存の装置および方法をそのまま用いる。また、本発明は、吸着面の形態自体ではなく、有孔吸着面の、互いに異なる寸法を有する個々の平らなシート材に対する吸着力を生じる部分、すなわち領域を、制御可能なやり方で変更する装置および方法に関するものであることに注意すべきである。ある意味では、本発明は、既存の(従来の)ドラム表面自体を変更せずに、このドラム表面と一緒に使用できる。
【0035】
本発明は、2つの主な装置構成部品を含んでいる。それらのうちの一つは、有孔部104の、所定の位置に保持されているシート材119によって覆われていない(軸線方向の)側方部分を通ってドラム内に入る空気の動きを、制御可能なやり方で変更または制限するように作用する。ここで、側方部分すなわち側方領域は、有孔部104の、円筒状ドラム102の2つのエンドプレート110に最も近接する、隔たった2つの部分と定義される。図1(B)において、有孔部104の、シート材119の両側に位置する2つの部分を、ここでは側方部分と呼ぶ。第2の装置構成部品は、有孔部104の、所定の位置に保持されているシート材119によって覆われていない円筒の一部をなす部分すなわち円筒の一部をなす領域を通ってドラム102内に入る空気の動きを、制御可能なやり方で変更または制限するように作用する。ここでは、一般に、円筒の一部をなす部分すなわち円筒の一部をなす領域は、有孔部104の、円筒状ドラム102の周りに少なくとも部分的に広がっている部分すなわち領域と定義される。ここでは、例えば図1(A)において符号A、B、C、およびDで境界を定められている領域内に入っている有孔部104が、円筒状ドラム102の有孔部104の周りに部分的に広がっている円筒分割部の形状に湾曲しているので、円筒の一部をなす領域と定義される。
【0036】
図2は、有孔部104の、吸着力が1片のシート材119に作用可能な部分のサイズに応じた、前述した2つの構成部品の作用を示す一時保持ドラム102の概略斜視図である。有孔部104の2つの側方領域114a,114bは、後で詳述する、ドラム102の内側の2つの円形の障壁112a,112bが存在しているために空気が通過できない、有孔部104全体のうちの両側方部分である。円形の障壁112a,112bは、本来、軸線方向に離れている2つの円板の間の空間だけが真空となるように、ドラム102内の異なる位置に移動させることができる円板、すなわちバッフルプレートである。円形のプレート112a,112bは、穴の開いた円筒状ドラム102の内表面107の曲率半径(ri)より小さい曲率半径(re)を有している。
【0037】
両方向を指す矢印113は円形の2つの障壁(バッフルプレート)112a,112bと、障壁112a,112bが存在するために空気がドラム102内に吸い込まれない、穴の開いた、然るべき側方領域114a,114bの移動方向を示す。また、図2には、やはり一時保持ドラム102の内側に配置され、後で詳述される、金属プレート120が存在するために空気流が遮断される、穴の開いた、円筒の一部をなす部分123も示されている。
【0038】
図3は、表面の有孔部104全体にわたって穴103を備えた外側の円筒状ドラム102を有する一時保持ドラム100の斜視図である。ドラムの軸線106に沿って互いに位置調節可能な2つの円形の障壁(バッフルプレート)112a,112bは、ドラム102の内側にある。円形の障壁112a,112bは対称に、すなわち互いに相手に向かったり離れたりするように移動することができる。障壁(バッフルプレート)112a,112bの相対的な移動は、左ねじまたは右ねじ(図示せず)によって一時保持ドラム式給送装置100の外部から制御される。各バッフルプレート112a,112bの周囲には、移動可能な各バッフルプレート112a,112bが円筒状ドラム102の内表面に対して実質的に気密な封止を行うようなシール材(図示せず)が設けられており、それによって、バッフルプレート112a,112bが、軸線方向の移動中には、低摩擦で円筒体102の内部を軸線方向に移動できる。バッフルプレート112a,112bの動きは、大きさが等しいが、逆方向の、すなわち互いに相手に向かう、または離れる動きであることが好ましく、そのバッフルプレート112a,112bは、円筒状ドラム102の有孔部104全体の側方部分すなわち側方領域114a,114bからドラム102の内側への空気の流れを遮断するために、対称に進行する。これは、ドラム102の外表面上の材料保持領域が好ましい対称形であることを前提としている。そうでないとしても、バッフルプレート112a,112bを、適切な機構によって個別に非対称に確実に操作することが可能である。
【0039】
空気は、2つのバッフルプレート112a,112bの間の円筒状の容積部Vから抜き取られる。容積部Vから排出される空気は、軸受け台105に取り付けられた軸109と同心でその内側にある中空軸などによりドラム102の最も内側の部分および容積部Vに連通しているポンプまたは他の装置(図示せず)によって取り除かれる。それによって、吸着面が、2つのバッフルプレート112a,112bの間に収容された円筒状の容積部Vの部分における、有孔部104の内外の空気圧の差によって形成でき、吸着面の側方部分は調節可能である。図3の、円筒状ドラム102の円周内の開放空間111に注意されたい。図4は、円筒分割部116に切断刃ガイド117が取り付けられた状態の、図3の開放空間111を示している。容積部Vが1つしか存在しないので、容積部Vから空気を取り除き、円筒内の容積部Vと円筒の外表面の間に所望の圧力差を形成するポンプは1台しか必要ない。
【0040】
ドラム102の内側の障壁112a,112bの軸線方向の位置を調節することによって、一時保持ドラム102の有孔部104の、空気を吸引可能な部分の幅を、ドラム102に保持される個々のシート材119に必要な幅に適合するように(例えば一致するように)変更できる。すなわち、有孔部104の、シート材119のための吸着面を設けられる部分の幅方向の寸法は、内部のバッフルプレート112a,112bを軸線方向に位置調整することにより変更できる。
【0041】
言い換えれば、軸線方向にスライド可能な2つのバッフルプレート112a,112bがドラム102の内部に配置されている。バッフルプレート112a,112bの外径は、ドラム102の内径に実質的に等しい。バッフルプレート112a,112bの間の空間は、部屋(この場合は真空室)を形成する。バッフルプレート112a,112bは、真空室の軸線方向の大きさを変化させ、それによって、有孔部104の、空気を中空の円筒状ドラム102に吸い込める領域の大きさを制御するために、中空の円筒状ドラム102の軸線106に沿って位置決めできる。軸線方向に移動可能な両バッフルプレート112a,112bは、それぞれが、中空で穴の開いた円筒状ドラム102の内表面107に対してスライド可能に密封されている。バッフルプレート112a,112bを互いに相手に向かうようにまたは離れるように移動させる機構が設けられている。例えば、バッフルプレート112a,112bは、移動可能な2つの円形の障壁すなわちバッフルプレート112a,112bのそれぞれの外周の周りの空気の移動を遮断する、フェルトまたは他の適切な材料から作られた外周シール材をそれぞれ有している。中空で穴の開いた円筒状ドラム102の両端部のそれぞれの内側に配置されている、軸線方向に移動可能なバッフルプレート112a,112bは、互いに相手に向かうように、または離れるように動くことができ、それによって、有孔部104の、空気を吸い込むことができる中央領域の幅を変化させ、中空で穴の開いた円筒状ドラム102の外側の吸着面104を形成できる。
【0042】
図4に、図3に示されているものと基本的に同じであるが、エンドプレート110が外され、円筒分割部116の所定の位置に切断刃ガイド117が固定された状態の一時保持ドラム式給送装置100が示されている。図4には、円筒を分割した形状を有する金属プレート120と、支柱124によって金属プレート120に連結されている中心軸109とからなる装置121も示されている。
【0043】
図5に、装置121をドラム102の外側に出して(ドラム102から分離して)単独で示している。装置121は、中心軸122を中心として曲率半径Rを有する、円筒を分割した形状を有する金属プレート120からなる。曲率半径Rは、穴の開いたドラム102の内側の曲率半径よりわずかに小さい。金属プレート120は支柱124によって中心軸122に取り付けられている。装置121の、両支柱124の最も離れている個所の間の部分の全長は、円筒状ドラム102の長さより短い。
【0044】
図4には、穴103を備えた有孔部104を有するドラム102の内側に取り付けられた装置121が示されている。図4には、ドラム102の内側の一方の障壁112aも示されている。円形の障壁112a(および図示されていない障壁112b)は、ドラム102の内側で軸線106に沿って軸線方向に動くように構成されていることに注意されたい。2つの障壁112a,112bのそれぞれの周囲から外側に広がっている前述のシール材は、両障壁112a,112bの周囲と、円筒ドラム102の有孔部104の内表面107との間を、容認できない程度の空気が流れるのを防ぐように密封することができる。2つの障壁112a,112bの周囲のシール材は、装置121の薄い金属プレート120に支えられて動くことも可能である。
【0045】
図5は、軸線方向に動く2つの円形の障壁112a,112bと同様に、一時保持ドラム102の内部に配置された、前述した円筒の一部をなす形状のプレート支持・移動装置121の斜視図である。金属プレート120は、穴の開いたドラム102の内表面107の曲率半径よりわずかに小さい、中心軸122を通る軸線106からの曲率半径Rを有する、円筒を分割した形状を有している。金属プレート120は、支柱124によって中心軸122に取り付けられている。装置121の、両支柱124の最も離れている箇所の間の部分の全長Lは、ドラム102の内側の長さより短い。
【0046】
金属プレート120がドラム102の内側に配置され、金属プレート120がドラム102の有孔部104の内側に隣接しているとき、その部分において外側からドラム102内への空気の移動は妨げられる。すなわち、金属プレート120は、有孔部104の、硬質の薄いシート材で作られている金属プレート120によって覆われている部分を通ってドラム102内へ入る空気流を遮断する。
【0047】
金属プレート120は、ドラム102の中心に向かって内側に撓むことなくドラム102の内側と外側の間の圧力差に耐えるために、薄い硬質の材料で作られていることに注目することが重要である。機械設計技術の知識を有する者であれば、金属プレート120の、円筒を分割した形状が、圧力差に耐える際の薄い金属プレート120の剛性に寄与することが判るであろう。
【0048】
図5を参照すると、手動クランク128、またはモータに制御される軸が、金属プレート120を支持する装置121に、角度運動とドラム102の内側の所定の角度位置とを伝達することを可能にする機構126が設けられているのが示されている。
【0049】
一時保持ドラム102内への開口部分103の、横方向のサイズおよび円筒の一部をなす形状のサイズをともに制御することによって、ドラム102の有孔部104の、空気をドラム102内に吸い込むことができる部分の寸法を、制限、調整、または変更することは、本発明の範囲内である。円形の2つの障壁(バッフルプレート)112a,112b(図3と4参照)は、金属プレート120の両支柱124間の部分内で軸線方向に動くようになっている。金属プレート120の薄さは、障壁(バッフルプレート)112a,112bの外周シール材がプレート120を受け入れ、外周シール材がプレート120に当接して上に乗ってスライドする部分に接する部分で、障壁112a,112bの周囲の望ましくない空気流を十分に封止できるような薄さである。
【0050】
中空の円筒状ドラム102の内側に配置されている、周方向に移動可能な、円筒状に湾曲している金属プレートすなわち構成部品120は、中空の円筒状ドラム102の軸線と連続する回転軸109を有し、中空の円筒状ドラム102の内側の円筒状の容積部Vの長さより短い長さを有し、その最も外側の曲率半径は、中空で穴の開いた円筒状ドラム102の内表面107の曲率半径とほぼ等しい。周方向に移動可能な、円筒状に湾曲している構成部品(金属プレート)120は、その構成部品(金属プレート)120の回転軸109に関して約60度〜約120度、好ましくは約80度〜90度の範囲内の幅の円弧を有している。
【0051】
言い換えれば、穴の開いた円筒状ドラムの内表面107に一致する曲面状の、周方向に移動可能な円筒分割部が、中空のドラムの内側にある。中空の円筒状ドラムに空気を吸い込むことができる有孔部の大きさは、曲面状の円筒分割部を、中空で穴の開いた円筒状ドラムの内表面107の部分に接するようにして周方向に位置決めすることによって変更される。
【0052】
(前述したように)本質的には、円筒状ドラム102の周囲の約50%〜80%、好ましくは約60%〜70%に巻き付けられる矩形であるような有孔部104を想定することが有効である。有孔部は、機械で組み立てられることが予期される最大のタイヤに基づいたサイズに形成される。この矩形は、円筒状ドラム102の周りに周方向に部分的に延びている長さと、水平に配置された円筒状ドラム102すなわち一時保持ドラム式給送装置100の軸線方向の長さのほとんどにわたって延びる幅を有する。本発明の作用により、材料を測って取り出し、所定の長さに切断し、タイヤに組み込まれるまで材料を保持する間、製造されるタイヤのサイズに必要な、一時保持ドラム式給送装置100の表面に保持されることが望まれる平らなシート材片119の大きさに基づいて、矩形の有孔部104の「有効な」幅および/または長さを増減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は穴の開いた円筒状ドラムの概略斜視図、(B)は図1(A)のドラムの、平らなシート材が有孔部に保持されている状態を示す図である。
【図2】有孔部の、空気流が遮断されている、または遮断されていない部分を示す、中空で穴の開いた円筒状ドラムの概略斜視図である。
【図3】切断刃ガイドが取り外されて、軸線方向に移動可能な円形プレートが現れている、中空で穴の開いた円筒状ドラムの斜視図である。
【図4】切断刃ガイドは所定の位置にあるが、一方のエンドプレートが取り外されて、軸線方向に移動可能な円形プレートと、周方向に動く、円筒の一部をなす形状のプレートが現れている、中空で穴の開いた円筒状ドラムの斜視図である。
【図5】穴の開いたドラムの内側に嵌め込まれる、円筒の一部をなす形状のプレートとその支持構造の斜視図である。
【符号の説明】
100 一時保持ドラム式給送装置
102 円筒状ドラム(一時保持ドラム)
103 穴
104 有孔部
105 軸受け台
106 軸線
107 内表面
108 非有孔領域
109 中心軸
110 エンドプレート
111 開放空間
112a,112b バッフルプレート(円形の障壁)
113 矢印
114a,114b 側方領域
116 円筒分割部
117 切断刃ガイド
119 シート材(平らな材料)
120 金属プレート(円筒分割部)
121 プレート支持・移動装置
123 円筒の一部をなす部分
124 支柱
126 伝達機構
V 円筒状の容積部

Claims (3)

  1. 両端部から内部への空気流を妨げるために前記両端部がエンドプレートによって遮断された中空の円筒状ドラム(102)の、穴の開いた円筒状の外表面上にあり、空気通過させることにより、内表面と直径と軸線を有する前記円筒状ドラム内に空気を吸い込むことができ、シート材(119)を保持する吸着面を前記円筒状ドラムの前記外表面上に形成する有孔面領域(104)の大きさを調整する方法において、
    各々が前記円筒状ドラムの前記直径と実質的に等しい直径を有する、前記軸線方向に移動可能な円板状の2つのバッフルプレート(112a,112b)を前記円筒状ドラム内に設けるステップと、
    穴の開いた前記円筒状ドラムの前記内表面と一致する曲面状の、前記円筒状ドラムの周方向に移動可能な円筒状部材(120)を、前記円筒状ドラム内に設けるステップと、
    前記有孔面領域の、空気が通過することにより前記円筒状ドラム内に空気を吸い込むことができる前記2つのバッフルプレートの間の部分の幅を調整するために、前記バッフルプレートの前記軸線方向の位置を変更するステップと、
    前記円筒状ドラムの前記内表面の一部分に隣接する曲面状の前記円筒状部材が前記有孔面領域に形成された穴の一部を前記内表面側から遮断するように、前記円筒状部材を前記周方向に位置決めすることによって、前記有孔面領域の、空気を通過させることにより前記円筒状ドラム内に空気を吸い込むことができる部分の大きさを調整するステップと、
    を含むことを特徴とする、有孔面領域の大きさを調整する方法。
  2. 両端部から内部への空気流を妨げるために前記両端部がエンドプレートによって遮断され、内表面と外周と軸線とを有する中空の円筒状ドラム(102)の表面を貫通している穴を介して空気を吸い込むことができる有孔面領域(104)の大きさを調整する装置において、
    前記円筒状ドラムの内側に配置され、前記円筒状ドラムの前記軸線と一致している回転軸を有し、前記円筒状ドラムの内側の円筒状の容積部の長さ(L 1 )より短い長さ(L)を有し、最も外側の曲率半径(R 2 )が、前記円筒状ドラムの前記内表面の曲率半径(R 1 )とほぼ等しく、前記円筒状ドラムの前記内表面と一致し、前記円筒状ドラムの周方向に移動可能であり、前記有孔面領域に形成された穴の一部を前記内表面側から遮断するように前記周方向に位置決めされることによって、前記有孔面領域の、空気を通過させて前記円筒状ドラム内に空気を吸い込むことができる部分の大きさを調整可能な曲面状の円筒状部材(120)と、
    前記円筒状ドラムの内側に複数配置され、各々が前記円筒状ドラムの前記内表面の曲率半径(r i )より小さい曲率半径(r e )を有し、前記有孔面領域の、空気を通過させることにより前記円筒状ドラム内に空気を吸い込むことができる互いの間の部分の幅を、前記軸線方向に移動することにより調整可能なバッフルプレート(112a,112b)とを有することを特徴とする、有孔面領域の大きさを調整する装置。
  3. 内表面と外周と軸線とを有する中空の円筒状ドラム(102)の表面を貫通している複数の穴を介しての吸引力を調整する装置において、
    記円筒状ドラムの内側に配置され、前記円筒状ドラムの前記軸線と一致している回転軸を有し、前記円筒状ドラムの内側の円筒状の容積部の長さ(L1)より短い長さ(L)を有し、最も外側の曲率半径(R2)が、前記円筒状ドラムの前記内表面の曲率半径(R1)とほぼ等しく、前記円筒状ドラムの前記内表面と一致し、前記円筒状ドラムの周方向に移動可能であり、前記複数の穴の一部を前記内表面側から遮断するように前記周方向に位置決めされることによって、空気を通過させて前記円筒状ドラム内に空気を吸い込むことができる部分の大きさを調整可能な曲面状の円筒状部材(120)と、
    前記円筒状ドラムの内側に複数配置され、各々が前記円筒状ドラムの前記内表面の曲率半径(ri)より小さい曲率半径(re)を有空気を通過させることにより前記円筒状 ドラム内に空気を吸い込むことができる互いの間の部分の幅を、前記軸線方向に移動することにより調整可能なバッフルプレート(112a,112b)とを有することを特徴とする、吸引力を調整する装置。
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