JP4258705B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリントユニットによって画像を形成されたシート状の被記録媒体を加熱定着ユニットによって加熱することにより前記画像を前記被記録媒体に定着させる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この分野における従来の技術の一つとして、金属基材上に形成された防錆層を兼ねる着色下地層の上に光透過性樹脂層としてアクリル系樹脂やポリエステル系樹脂やウレタン系樹脂で成る透明樹脂層を形成し、さらにこの上に形成した多孔質アルミナ等を用いたインクジェット受理層に対してインクジェット印刷により昇華形着色材を塗布した後、この昇華形着色材を加熱炉や、ホットプレスで加熱することにより、インクジェット受理層の昇華形着色材を昇華しさせて透明樹脂層に入り込ませ、その後インクジェット受理層を除去することで着色模様が透明受理層に形成された金属装飾体を作り出すものがある(例えば、特許文献1参照。)。このような画像形成技術は比較的な熱変形の少ない金属を基材としている被記録媒体には適用可能であるが、熱変形の大きな樹脂などを基材としている被記録媒体に適用した場合には基材の加熱時の変形、特にしわの発生を避けることができない。
【0003】
また他の従来技術として、インクジェットプリンタ等で一次画像を形成された熱転写シートを被記録シートに重ね合わせた状態で温度制御された加熱圧着ローラによってできるだけ一様な温度で加熱を施すことにより、熱転写シートに形成されていた画像(インク)を被記録シートのインク定着層に熱昇華転写していくものがある(例えば、特許文献2参照。)。この画像形成技術では、加熱圧着ローラの表面温度の制御は厳密に行われているが、加熱圧着ローラと被記録シートとの接触は実質的に線接触であり、常温(室温)状態の被記録シートの表面を一瞬の内に圧着加熱して再び常温下に放置することになり、樹脂等の熱に敏感な材料を被記録シートの基材に採用した場合、加熱時に生じたしわはそのまま冷却されて残ったままとなってしまう。
【0004】
また、インクリボンからその表面上に昇華性インクを転写された被記録シートを加熱定着するために、加熱ボックスに進入させ、加熱ボックス内で被記録シートをわずかな隙間を形成した対向する加圧・加熱ローラ対の間に通すか、あるいは加熱ローラとその部分周面に沿うように配置された搬送ベルトとの間に通すことにより被記録シートを加熱し、直ちに加熱ボックスから出て、搬送ローラによって排出させるものもある(例えば、特許文献3参照。)。この画像形成技術においても加熱ローラによって加熱された被記録シートはすぐに高温状態の加熱ボックスから常温下に出されるので、樹脂等の熱に敏感な材料を被記録シートの基材に採用した場合、加熱時に生じたしわはそのまま冷却されて残ったままとなる。
【0005】
さらに、布の捺染技術の分野では、しわ延ばしローラで布のしわを伸ばした布にインクジェット方式で染料を塗布した後、染料の染着を強固にするとともに発色性を向上させるためにその布を加熱装置に送り込み、加熱装置を通過した布は直ちに外部に排出されるものがある(例えば、特許文献4参照。)。この技術にも、加熱プロセスの終了段階にはしわ伸ばしローラ等によってしわを取るといった思想はないので、布ではなく樹脂等の熱に敏感な材料を被記録材料として適用した場合、加熱時に生じたしわはそのまま残ってしまうことになる。
【0006】
【特許文献1】
特開平10‐297197号公報(段落番号0010−0013、第4図)
【0007】
【特許文献2】
特開平10−16188号公報(段落番号0008−0012、第1図)
【0008】
【特許文献3】
特開2001−105638号公報(段落番号0039−0058、第1図)
【0009】
【特許文献4】
特開平08−311782号公報(段落番号0041−0043、0061−0070、第2図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記実状に鑑み、本発明の課題は、樹脂等の熱に敏感な材料を基材としている被記録媒体を使用しても、加熱定着ユニットによる加熱の間に被記録媒体に生じたしわなどの変形を被記録媒体が冷却される前に取り除く機能を有する画像形成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、プリントユニットによって画像を形成されたシート状の被記録媒体を加熱定着ユニットによって加熱することにより前記画像を前記被記録媒体に定着させる画像形成装置において、前記加熱定着ユニットの出口領域から前記画像が形成された面を上側に向けて水平方向に送り出される前記被記録媒体の面を押し付ける圧着ローラ機構が備えられ、前記圧着ローラ機構を構成する少なくとも1つのローラが前記被記録媒体の上面に対して押し付けを行うように構成され、この圧着ローラ機構から送り出された前記被記録媒体を下向きに傾斜した徐冷搬送ラインにおいて徐冷する徐冷ユニットを備え、この徐冷ユニットが、前記圧着ローラ機構から送り出された前記被記録媒体の下面側に接触する状態で下方に案内するガイド面を有する湾曲搬送部と、この湾曲搬送部の下側において前記被記録媒体の下面側に接触する状態で徐々に冷却を行いながらガイドする徐冷ガイド体とを備えて構成され、前記徐冷ガイド体は、この徐冷ガイド体の上部部位の被記録媒体進入口領域の温度より、下側部位の被記録媒体排出口領域の温度が低温となる温度勾配を設定している。
【0012】
この構成により、加熱定着ユニットによる加熱過程で被記録媒体の表面に生じたしわなどの変形は加熱過程の最終段階で加熱温度状態の被記録媒体に対する圧着ローラ機構による押し付けにより、アイロン効果で延ばされることになる。その際この圧着ローラ機構の少なくとも1つのローラが被記録媒体の面に対して遠近移動可能に構成されていることから積極的に被記録媒体の表面を押し付けていくことが可能となっている。これにより、加熱定着ユニットによる加熱の間に被記録媒体に生じたしわなどの変形は被記録媒体が冷却される前に延ばされることになるので、そのようなしわが冷却後に得られる最終印刷物の段階にまで持ち越されることはない。また、圧着ローラ機構を構成するローラを被記録媒体の面を押し付けるように構成することで、被記録媒体の厚さの違いにも関係なく確実に被記録媒体に押し付け圧を付与することができる。徐冷ユニットを湾曲搬送部と徐冷ガイド体とで構成することで、被記録媒体が湾曲搬送部を通過する際に引っ張り力が生じ、この力が微細な表面しわを延ばす役割を果たし、被記録媒体が徐冷ガイド体を通過する際には、冷却過程において被記録媒体に生じるしわなどの変形を抑制することができる。
【0013】
本発明の好適な実施形態として、前記徐冷ガイド体に電熱線を備えると共に、この電熱線が、前記被記録媒体の搬送上手側で配設密度が高く、搬送下手側で配設密度が低くなる1本の線で構成することで前記温度勾配を設定するするならば、簡単な構造で温度勾配を設定して被記録媒体の冷却を実現する
【0014】
本発明による好適な実施形態の1つとして、前記徐冷ガイド体に電熱線を備えると共に、この電熱線が、前記被記録媒体の搬送に沿った位置で複数に分割されると共に、この複数の電熱線に対応した徐冷温度センサを備え、これらの徐冷温度センサからのフィードバック信号に基づいて、対応する電熱線を独立して制御することにより前記温度勾配を設定するならば、被記録媒体の種別により定着温度が大きく変わったり、季節により室温が大きく変わったりするケースにおいて特に好都合である。
【0015】
本発明による好適な実施形態の1つとして、前記徐冷ユニットが、前記徐冷搬送ラインが収容される徐冷空間を有した徐冷ケースを備えるならば、徐冷空間の内部では、外部からの影響を排除した状態で徐冷を行える。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
【0016】
【発明の実施の形態】
まず、本発明による画像形成装置で扱われる被記録媒体1の一例を図1を用いて説明する。この被記録媒体1はPET(ポリエチレンテレフタレート)等のフィルムシートからなる基材10の表面にウレタン樹脂等でインクつまりインク色素のための定着層11を形成し、さらにその上にインクを浸透させることができる浸透層としての表面層12を形成している。基材10の表面がインク色素を定着することができる性質を持っている場合、定着層11を省略することができる。この被記録媒体1の表面層12にインクジェットプリンタ等でインク滴を付与することで昇華前プリントドットによるプリント画像が形成された後、適正な温度に加熱されると表面層12に付与されていたインク滴(昇華前プリントドット)は昇華を始め、そのインク滴が表面層12を浸透して定着層11にインク色素が昇華後プリントドットとして昇華定着される。従って、表面層12を引き剥がすことにより、定着層11に昇華後プリントドットによって形成されたプリント画像をもつ非常に光沢感のある鮮やかな画像記録済みシートが最終印刷物100として得られる。つまり、この加熱昇華過程においては、昇華前プリントドットとして表面層12に付与されたインク色素が表面層12を浸透して定着層11に達し、そこで昇華後プリントドットとしてプリント画像を形成する。なお、この被記録媒体1では最終的に表面層12を定着層11又は基材10から引き剥がす必要があるのでそれらの間に易剥離剤を与えておくと好都合である。
【0017】
このような被記録媒体1を用いて最終印刷物100を作製する画像形成システムの一例を図2と図3を用いて説明する。この画像形成システムは、図2に示すようにプリントステーションPSとオペレートステーションOSとから構成されている。
【0018】
プリントステーションPSは、インクジェット式のプリントユニットPUと、このプリントユニットPUによって昇華前プリントドットによるプリント画像が形成された被記録媒体1を一時的に蓄えるループ形成ユニットRUと、このループ形成ユニットRUから送り込まれる被記録媒体1に熱エネルギを付与して昇華後プリントドットによって形成されたプリント画像を作り出す加熱定着ユニットHUと、加熱定着ユニットから出てきた被記録媒体1を常温(室温)レベルまで徐々に冷却する徐冷ユニットCUによって構成されている。その際、プリントユニットPUと加熱定着ユニットHUとの間に配置されたループ形成ユニットRUは、加熱定着ユニットHUにおける被記録媒体1の搬送速度がプリントユニットPUにおいて被記録媒体1の平均搬送速度より低速であるため、この速度差を吸収する目的を果たしている。なお、プリントユニットPUと、ループ形成ユニットRUと、加熱定着ユニットHUは互いに分離自在な連結されるユニットとして構成されている。徐冷ユニットCUは加熱定着ユニットHUに取り付けられている。
【0019】
図4から明らかなように、プリントユニットPUでは、ここでは図示されていないロールシートカートリッジに格納されているロール状に巻かれた被記録媒体1を巻き戻しながらプリント面であるその表面層12がプリントヘッドとしてのインクジェット式プリントヘッド2のインク吐出口側に来るように被記録媒体1がシート搬送機構6によって搬送される。プリントヘッド2は被記録媒体1の搬送方向に対して横断方向につまり主走査方向にヘッド送り機構3によって往復移動可能に支持されており、被記録媒体1の表面層12に吐出口からインクを吐出しながらのプリントヘッド2の主走査方向の移動毎に被記録媒体1が副走査方向に搬送されていくことによって順次プリント画像が形成されていく。カラープリント画像を形成するために異なる主要色を吐出可能な複数の吐出口モジュールがプリントヘッド2に用意されている。例えば、写真画質のカラープリント画像が要求される場合には、通常、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなどのインクに加え同色の濃淡インクが用いられる。プリントヘッド2としては汎用的なインクジェットプリンタに搭載されているものが流用されるので、ここではこれ以上の説明を省略する。プリントヘッド2から吐出されたインク滴2aによって表面層12にプリント画像を形成された被記録媒体1はプリントユニットPUを出て、ループ形成ユニットRUに入る。
【0020】
もともと長尺シートである被記録媒体1は、そこに形成されるプリント画像のサイズに合わせてカットする必要があるので、シートカッター手段5が備えられている。この実施形態では、シートカッター手段5は、プリントヘッド2に対して被記録媒体1の側に突出する位置と、被記録媒体1から離間する方向に退入する位置とに切換自在に備えた刃体51と、この刃体51の位置を、カム送りやネジ送り機構(図示せず)を介して切換える切換モータ52とを備えている。
【0021】
図3に模式的に示されているだけであるが、前記ループ形成ユニットRUは、中央位置に3つの従動ローラ31を有したターンローラ32を備えると共に、このターンローラ32を基準にして搬送上手側の第1ループ形成機構30Aと、ターンローラ32を基準にして搬送下手側の第2ループ形成機構30Bと、これらの下方位置において被記録媒体1を受け止めるケース33とを備えている。
【0022】
前記ターンローラ32は、図示されていないモータで駆動され、このターンローラ32の外周に対して前記3つの従動ローラ31を圧接させることで、被記録媒体1を比較的大きい角度でターンローラ32に巻き付けて被記録媒体1の巻き癖を取り除き得るようにも機能する。前記第1ループ形成機構30Aは、プリントユニットPUの排出口から排出された被記録媒体1を下方に案内する導入ガイド34と、この導入ガイド34によって下方に案内された被記録媒体1を更に下方に案内する第1固定ガイド35と、この第1固定ガイド35に対向配置した第1可動ガイド36とから構成されている。この第1可動ガイド36はその上端部に設けられた揺動軸心周りで揺動自在であり、図示されていないモータによって第1可動ガイド36は実線で示された閉じ姿勢と、仮想線で示された開放姿勢とに揺動切換される。
【0023】
前記第2ループ形成機構30Bは、第1ループ形成機構30Aからターンローラ32を介して送られた被記録媒体1を前記加熱定着ユニットHUに案内する第2固定ガイド37と、この第2固定ガイド37に対向配置した第2可動ガイド38と、被記録媒体1を加熱定着ユニットHUに送る圧着型の供給ローラ39とから構成されている。この第2可動ガイド38はその上端部に設けられた揺動軸心周りで揺動自在であり、図示されていないモータによって第2可動ガイド38は実線で示された閉じ姿勢と、仮想線で示された開放姿勢とに揺動切換される。
【0024】
このループ形成ユニットRUでは、被記録媒体1の搬送経路の各所に対して被記録媒体1の存否を判別するセンサ(図示せず)が配置されており、これらのセンサからの検出信号に基づいて以下に説明する制御が実行される。つまり、プリントユニットPUから被記録媒体1が排出されてきた場合には、第1可動ガイド36を閉じ姿勢に設定すると同時にターンローラ32を低速で回転させることにより、この被記録媒体1の先端を導入ガイド34からターンローラ32まで案内し、このターンローラ32と従動ローラ31とで被記録媒体1の先端部を圧着保持したことが確認されるとターンローラ32を停止させた後に、第1可動ガイド36を開放姿勢に切換えて、この第1ループ形成機構30Aの空間内に被記録媒体1を垂れ下がる形態で蓄える。次に、プリントユニットPUから送り出された被記録媒体1の後端を検出すると、第2可動ガイド38を閉じ姿勢に設定した状態でターンローラ32と、供給ローラ39との駆動を開始して、被記録媒体1の先端を第2ループ形成機構30Bの供給ローラ39まで送り、供給ローラ39で被記録媒体1の先端部を圧着して加熱定着ユニットHUにおける被記録媒体1の搬送速度と等しい速度で加熱定着ユニットHUに送込む作動を行いながら、第2可動ガイド38を開放姿勢に切換えた後に、ターンローラ32を高速回転させて第1ループ形成機構30Aに蓄えられた被記録媒体1を第2ループ形成機構30Bの空間内に被記録媒体1を垂れ下がる形態で蓄える制御が行われる。このように、第1ループ形成機構30Aの被記録媒体1が第2ループ形成機構30Bに送り出されると、プリントユニットPUからの被記録媒体1を前述と同様に第1ループ形成機構30Aに導入する制御が開始されるのである。
【0025】
図3で模式的に示されているとともに図5で詳細に示されている加熱定着ユニットHUは、本体ケース50の内部に、被記録媒体1を加熱する断熱材製の加熱ケース51と、この加熱ケース51に対して加熱空気を供給するよう加熱ケース51の上部位置に配置した断熱材製の送風ケース52と、この本体ケース50を支持する支持脚53とを備えている。前記加熱ケース51の内部には、その入り口側に予備加熱空間PRが形成されるとともに、予備加熱空間PRに続いて加熱空間Rが形成される。予備加熱空間PRと加熱空間Rには被記録媒体1を搬送する加熱搬送機構54がシート搬送機構6の一部として配置されている。この加熱搬送機構54は、加熱定着ユニットHUの入口側に設けられた圧着型の一対の導入ローラ54aと、加熱空間R内において被記録媒体1の表面を2つのローラで被記録媒体1の裏面を1つのローラで接触させながら被記録媒体1を搬送する搬送ローラ機構54bと、被記録媒体1の下面に接触して被記録媒体1に熱を伝えるために予備加熱空間PR内に配置された1つのガイド体54cと加熱空間R内に配置された2つのガイド体54c、ガイド体54cの上方位置に配置されるとともに被記録媒体1の上面に接触して搬送力を作用させる複数の上面接触ローラ54dと、加熱定着ユニットHUの出口側に設けられた圧着ローラ機構58と、この圧着ローラ機構58のすぐ搬送下手側に設けられた湾曲搬送部59とを備えている。
【0026】
圧着ローラ機構58は、図6と図7に示すように、被記録媒体1の裏面に接触する第1ローラ58aと、第1ローラ58aより搬送上手側位置に配置されるともに被記録媒体1の表面に接触する第2ローラ58bと、第1ローラ58aより搬送下手側位置に配置されるともに被記録媒体1の表面に接触する第3ローラ58cと、これらのローラのローラ軸58dを回転可能に支持するブラケット58eから構成されている。第3ローラ58cのローラ軸58dはブラケット58eに設けられた垂直ガイド孔58f内に挿入されており、これにより第3ローラ58cはその自重によって第1ローラ58aとの間で被記録媒体1を押し付けることになる。圧着ローラ機構58の各ローラは被記録媒体1の最大幅より長い寸法を有するとともに金属製ドラムの表面に発泡樹脂が層状化された形態を採用しており、第3ローラ58cの重さは第1ローラ58aとの間で被記録媒体1を押し付けることで加熱定着時に被記録媒体1に生じたしわなどを伸ばすアイロン効果を生み出す程度に設定されている。その自重はローラ長さに応じて実験及び経験的に決定されるが、自重調整は付加的に設けられるおもりによって行われる。もちろん、バネ等によって強制的に被記録媒体1の方に向かう付勢力を第3ローラ58cに与えるように構成してもよい。図7から明らかなように、第3ローラ58cの軸心が搬送方向に関して第1ローラ58aの軸心より下手側にずれていることにより、この圧着領域で被記録媒体1は少し湾曲することになりそのアイロン効果をさらに高めている。
【0027】
なお、加熱搬送機構54を構成する全てのローラは図示されていない伝動ベルトを介して直接的又は間接的に駆動されている。その際、第3ローラ58cはそのローラ軸58dが被記録媒体1に対して遠近移動するように構成されているが、それ自体はよく知られたテンション調整プーリなどを備えた伝動機構によって駆動可能である。
【0028】
また、湾曲搬送部59は、被記録媒体1を画像が形成された側の面が外側を向くようなガイド面をもつガイド体から構成されている。被記録媒体1がこのようなガイド体59の面に接しながら移動する際、表面側には引っ張り力が生じ、この力が微細な表面しわを延ばす役割を果たす。
【0029】
上面接触ローラ54dの下方に配置されているガイド体54cの下面側にはこのガイド体54cを加熱するシートヒータ55と、このシートヒータ55の中央位置に対してガイド体54cの温度を計測する定着温度センサ41が設けられている。必要な場合、湾曲搬送部59を構成するガイド体にもシートヒータと温度センサを設けてフィードバック温度制御を行ってもよい。
【0030】
前記送風ケース52の内部には、複数のロッド状に形成された電気ヒータ56と、加熱空気を送るよう被記録媒体1の幅方向と平行する姿勢の軸芯周りでファンを駆動するクロスフローファン57が設けられている。この送風ケース52の下面側で、クロスフローファン57の直下位置に加熱空気の吐出口Eを形成し、加熱搬送機構54における被記録媒体1の搬送経路の搬送上手位置に吸入口Fが形成されている。前記吐出口Eの開口部にはクロスフローファン57に対応して空気温度センサ42が配置されている。
【0031】
被記録媒体1の加熱時には、電気ヒータ56とクロスフローファン57を駆動することで、送風ケース52の内部で加熱された加熱空気を吐出口Eから加熱ケース51の内部空間における被記録媒体1の搬送方向の下手側位置に対して被記録媒体1の幅方向での全幅を超える幅で送り出し、この加熱空気を加熱空間Rにおいて被記録媒体1の搬送経路に沿って搬送上手側に向けて流動させ、被記録媒体1の搬送方向の上手位置から吸入口Fから送風ケース52の内部に吸引し、電気ヒータ56で加熱した後にクロスフローファン57に供給することで加熱空気を循環させる。
【0032】
加熱定着制御時には、空気温度センサ42で約180℃の温度を計測するよう対応する電気ヒータ56に供給する電力が制御され、予備加熱空間PR内の定着温度センサ41で約100℃の温度を計測し、加熱空間R内の搬送上手側定着温度センサ41で約130℃の温度を計測し、搬送下手側定着温度センサ41で180℃の温度を計測するよう夫々のシートヒータ55に供給する電力が制御される。
【0033】
徐冷ユニット90は、図5と図6に示すように、被記録媒体1の搬送ガイド体としての徐冷ガイド体92、徐冷中間搬送ローラ対94、方向転換ガイド95、排出ローラ対96を備えるとともに、これらによって下向き傾斜した被記録媒体1のための徐冷搬送ラインを作り出している。この徐冷搬送ラインは徐冷ケース91によって実質的に閉じられた徐冷空間内に配置されている。徐冷ガイド体92は被記録媒体1と面接触する傾斜ガイド面を形成するために被記録媒体1の最大幅を越える幅をもって延びており、その傾斜角は鉛直軸に対して20°〜60°の間で決定される。徐冷ガイド体92の裏側にはこの徐冷ガイド体92に熱伝達可能なヒータとしての電熱線93が配設されている。
【0034】
徐冷ガイド体92の被記録媒体進入口領域が加熱定着ユニットHUの出口温度とほぼ等しくなるように、かつ徐冷ガイド体92の被記録媒体排出口領域が室温とほぼ等しくなるように、さらにその間の温度勾配ができるだけなだらか曲線を描くようにこの電熱線93から徐冷ガイド体92に伝達される熱が調整されることで、冷却過程において被記録媒体1に生じるしわなどの変形を抑制することができる。このため、電熱線93は、図8に示すように、徐冷ガイド体92に対して、搬送上手側で配設密度が高く、搬送下手側で配設密度が低くなるように設けられている。できるだけ、温度勾配をなだらか曲線状にするために、図9に示すように連続的に配設ピッチを変化させた蛇行レイアウトを採用してもよい。図8や図9の実施形態では、電熱線93は一本の線で構成されており、電熱線93への給電量を変えることにより、徐冷ガイド体92に生じる温度も上下する。
【0035】
この電熱線93に所定の電流を流していくことにより徐冷ガイド体92に上述したようなしわの発生を抑制する冷却温度勾配、例えば約180℃から20℃への温度勾配が作り出されるが、電熱線93への給電制御は徐冷ガイド体92の中間領域に直接又はガイド面の上方に設けられた徐冷温度センサ43からの検出信号をフィードバックとして用いながらコントローラ7によって正確に行われる。
【0036】
この徐冷ガイド体92における搬送方向での温度勾配を任意に調節できるような実施形態として、例えば図10に示すように、電熱線93を、被記録媒体進入口領域から被記録媒体排出口領域にかけて順に、第1電熱線93a、第2電熱線93b、第3電熱線93c、第4電熱線93d・・・というように分割し、それぞれの電熱線への給電量を独立的に制御できる構成を採用することも可能である。この場合、各電熱線93a、93b、93c、93d・・・に対応する位置に複数の徐冷温度センサ43a、43b、43c、43d・・・が配置され、各電熱線が個別にフィードバック制御されることにより、全体として徐冷ガイド体92に任意の温度勾配を作り出す。この構成は、被記録媒体1の種別により定着温度が大きく変わったり、季節により室温が大きく変わったりするケースにおいて特に好都合である。
【0037】
徐冷ユニットCUから排出された被記録媒体1を受け止めるよう、図2、図3に示すようにストッカーSTが設けられている。このストッカーSTは、処理可能な被記録媒体1の最大幅より広い幅をもつボックス状で構成されており、内部は静電気を除去するよう導電性を有する炭素繊維を織り込んだシートで裏張りされている。徐冷ユニットTUから排出された被記録媒体1はある程度の巻き癖をもっているので、その巻き癖を利用して、ストッカーST内で芯なし巻き取り収納されていく。巻き取り収納された被記録媒体1は、プリント画像を形成しているインク(色素)が定着層11に定着しているので、その表面層12を剥離することによって、きれいに発色した画像を有する最終印刷物100となる。
【0038】
上述したように構成された画像形成システムの制御部として機能するコントローラ7は、オペレートステーションOS側の第1コントローラ7AとプリントステーションPS側の第2コントローラ7Bとから構成され、お互いに通信ケーブルによってデータ交換可能に接続されており、1つのコントローラのごとく機能することができる。
【0039】
図2に示されているように、オペレートステーションOSには、第1コントローラ7Aとしても機能する汎用のコンピュータ80、モニター81、キーボード82、マウス83、及び現像済みの銀塩式のフィルムFの撮影画像をカラー画像データに光電変換するフィルムスキャナ85、さらにはデータ保持メディア(CDやCD−R、あるいは、MO、さらにコンパクトフラッシュやスマートメディア等の半導体でなる媒体だけではなくデータ通信回線からなる通信メディアも含む)からカラー画像データを取り出す画像取得ユニット84(ここではコンピュータ80に内蔵されている)が備えられている。この画像形成システムでは、フィルムスキャナ85や画像取得ユニット84を通じて第1コントローラ7Aに転送された画像データは必要な種々の画像処理が施された後、プリントデータとして第2コントローラ7Bに送られ、プリントステーションPSにおいて被記録媒体1にプリント画像が形成され、加熱定着される。
【0040】
コントローラ7は、CPU、ROM、RAM、I/Oインタフェース回路などからなるマイクロコンピュータシステムを中核部材とした第1コントローラ7Aと第2コントローラ7Bから構成されており、図11に示されるように、第1コントローラ7Aでは、I/Oインタフェース回路を介して、画像データを送り込む画像取得ユニット84やフィルムスキャナ85などの周辺機器が接続されており、第2コントローラ7Bでは、I/Oインタフェース回路を介して、インクジェット式プリントヘッド2、ヘッド送り機構3、電気ヒータ56やクロスフローファン57、被記録媒体搬送機構などのプリントステーションPSに組み込まれている周辺機器が接続されている。さらに、ロールシートカートリッジもしくは被記録媒体1を巻き取り支持している軸体に付与されているIDコードを検出する被記録媒体種別検出センサ44もその検出信号をコントローラ7に送るべく設置されており、コントローラ7はこの検出信号から装填されている被記録媒体1の種類を認識することができる。第1コントローラ7Aと第2コントローラ7Bはそれぞれの通信モジュールを介してデータ伝送が可能であり、例えば、第1コントローラ7Aにおいて画像処理及び補正処理が施された画像データが最終的プリントデータに変換され、通信モジュール74a、74bを介して第2コントローラ7Bに伝送された後は被記録媒体1への昇華性インクの付与などのために利用される。
【0041】
コントローラ7による各機能はハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方により作り出されるが、ここでは特に本発明に関連する機能要素だけをとり挙げるならば、画像取得ユニット84やフィルムスキャナ85から取り込まれた画像データに対してフォーマット変換や解像度変換などの前処理を行う画像データ入力部71、この画像データ入力部71から転送された画像データに対してトリミングや色補正などの画像補正処理を施す画像処理部72、画像処理を施された最終的な画像データから誤差拡散等の2値化の手法を用いてプリントヘッド2のためのプリントデータを作り出すプリントデータ生成部73、転送されてきたプリントデータに基づいてプリントヘッド2を駆動して吐出口からインク滴を放出するプリント制御部75、プリントユニットPU内でのプリントヘッド2の主走査方向移動に同期した被記録媒体1の間欠送りやループ形成ユニットRU内での被記録媒体1のループ搬送や加熱定着ユニットHU内での被記録媒体1の加熱搬送及び徐冷ユニットCU内からの被記録媒体1の搬出(徐冷中間搬送ローラ対94と排出ローラ対96による)を制御する搬送制御部76、加熱定着ユニットHUの電気ヒータ56やクロスフローファン57を駆動制御する加熱制御部77、徐冷ガイド体92のためのヒータとしての電熱線93(93a・・・)への給電を徐冷温度センサ43(43a・・・)の検出温度に基づいて制御する徐冷制御部78、被記録媒体種別検出センサ44によって読み取られたIDコードから装填されている被記録媒体1の種別情報を取得する被記録媒体種別決定部79などが代表的なものである。なお、徐冷制御部78は被記録媒体種別決定部79による使用被記録媒体種別や室内温度などの情報も必要に応じて加味して電熱線93(93a・・・)への給電を制御することができる。
【0042】
このような画像形成システムを利用して最終印刷物を作製する典型的な作業の流れを以下に説明する。
1.プリント画像形成段階
まず、画像取得ユニット84を用いてMOディスクから読み取られたJPEGフォーマットの画像データはこの画像形成装置の画像ソースとして画像データ入力部71に転送される。画像データ入力部71でJPEG画像データは8ビットのRGBカラー画像データに展開され、画像処理部72に送られる。次にオペレータがキーボード82やマウス83を操作して入力したプリント画像サイズやトリミング設定コマンドや色補正コマンドに基づいて画像データを処理する。所定の画像処理が終了すると、画像データはプリントデータ生成部73に送られる。なお、RGBカラー画像データは画像処理部72において他の画像処理の前後の適当な段階でCMYKカラー画像データに変換されているので、プリントデータ生成部73へ送られるカラー画像データはCMYKカラー画像データである。プリントデータ生成部73はCMYKカラー画像データを2値CMYKプリントデータに変換して、プリント制御部75に転送する。前述したように、プリント制御部75は転送されてきた2値CMYKプリントデータからプリントヘッド2のための駆動パルス信号を生成して、それによりプリントヘッド2の駆動素子を制御して被記録媒体1にインクドットによる画像を形成する。
【0043】
2.画像定着形成段階
表面層12に画像を形成された被記録媒体1は、ループ形成ユニットRUで必要な時間調整を受けた後、適切に温度調整された予備加熱空間PRと加熱空間Rを通過することにより熱エネルギを受け、その際生じる加熱昇華により表面層12に形成された画像は定着層11に転写(定着)される。加熱定着処理を受けた被記録媒体1は加熱定着ユニットHUの出口部に配置された圧力付与手段としての圧着ローラ機構58によって加熱工程で生じたしわをそのアイロン効果によって伸ばされ、さらに湾曲搬送部59によって表面を引っ張り整形されながら、徐冷ユニットCUに送り込まれる。
【0044】
3.被記録媒体徐冷段階
徐冷ユニットCUに送り込まれた被記録媒体1は、徐冷ガイド体92の表面に沿って斜め下方に下っていき、徐冷中間搬送ローラ対94に挟持され、その斜め下方に配置された方向転換ガイド95と排出ローラ対96によってほぼ水平に近い姿勢に戻されて外に排出される。排出された被記録媒体1はストッカーST内に収納され、適時にその表面層12を剥離することによって、きれいに発色した画像を有する最終印刷物100が得られることになる。
【0045】
上述した実施の形態では、プリントステーションPSとオペレートステーションOSとから構成され、プリントステーションPSがプリントユニットPU、ループ形成ユニットRU、加熱定着ユニットHU、徐冷ユニットCUを備えている画像形成システムを取り上げて説明されているが、本発明による画像形成装置の最小構成要素は加熱定着ユニットHUと徐冷ユニットCUである。もちろんそれ以外の全てのユニットを含めたものあるいはそれ以外のユニットを部分的に含めたものも画像形成装置として取り扱うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で扱われる被記録媒体の一例を示す断面図
【図2】本発明による画像形成装置の一つの実施形態を示す外観図
【図3】プリントステーションの構成を示す断面模式図
【図4】プリントユニットの構成を示す断面模式図
【図5】加熱定着ユニットと徐冷ユニットの構成を示す断面模式図
【図6】圧着ローラ機構の構成を示す拡大断面模式図
【図7】徐冷ガイド体に備えられた電熱線のレイアウトを示す模式図
【図8】圧着ローラ機構と徐冷ユニットの構成を示す斜視図
【図9】徐冷ガイド体に備えられた電熱線の別なレイアウトを示す模式図
【図10】徐冷ガイド体に備えられた電熱線の別実施形態でのレイアウトを示す模式図
【図11】コントローラの機能を説明する機能ブロック図
【符号の説明】
1 被記録媒体
6 搬送機構
7 コントローラ
7A第1コントローラ
7B第2コントローラ
58 圧着ローラ機構
59 湾曲搬送部
76 搬送制御部
77 加熱制御部
78 徐冷制御部
79 被記録媒体種別決定部
91 徐冷ケース
92 徐冷ガイド体
93 電熱線(ヒータ)
94 徐冷中間搬送ローラ
95 方向転換ガイド
96 排出ローラ
PU プリントユニット
RU ループ形成ユニット
HU 加熱定着ユニット
CU 徐冷ユニット

Claims (4)

  1. プリントユニットによって画像を形成されたシート状の被記録媒体を加熱定着ユニットによって加熱することにより前記画像を前記被記録媒体に定着させる画像形成装置において、
    前記加熱定着ユニットの出口領域から前記画像が形成された面を上側に向けて水平方向に送り出される前記被記録媒体の面を押し付ける圧着ローラ機構が備えられ、前記圧着ローラ機構を構成する少なくとも1つのローラが前記被記録媒体の上面に対して押し付けを行うように構成され
    この圧着ローラ機構から送り出された前記被記録媒体を下向きに傾斜した徐冷搬送ラインにおいて徐冷する徐冷ユニットを備え、
    この徐冷ユニットが、前記圧着ローラ機構から送り出された前記被記録媒体の下面側に接触する状態で下方に案内するガイド面を有する湾曲搬送部と、この湾曲搬送部の下側において前記被記録媒体の下面側に接触する状態で徐々に冷却を行いながらガイドする徐冷ガイド体とを備えて構成され、
    前記徐冷ガイド体は、この徐冷ガイド体の上部部位の被記録媒体進入口領域の温度より、下側部位の被記録媒体排出口領域の温度が低温となる温度勾配を設定していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記徐冷ガイド体に電熱線を備えると共に、この電熱線が、前記被記録媒体の搬送上手側で配設密度が高く、搬送下手側で配設密度が低くなる1本の線で構成することで前記温度勾配を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記徐冷ガイド体に電熱線を備えると共に、この電熱線が、前記被記録媒体の搬送に沿った位置で複数に分割されると共に、この複数の電熱線に対応した徐冷温度センサを備え、これらの徐冷温度センサからのフィードバック信号に基づいて、対応する電熱線を独立して制御することにより前記温度勾配を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記徐冷ユニットが、前記徐冷搬送ラインが収容される徐冷空間を有した徐冷ケースを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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