JP4256997B2 - 丁合装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類(内容)の用紙を1種類ずつ所定の順番で重ねて1丁合物として排出する丁合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数種類の印刷物等の用紙を所定の順番で重ねて一束の丁合物を多数生成する装置として丁合装置がある。図8は従来の丁合装置の概略構成図である。
【0003】
図8に示すように、従来の丁合装置は、その上下方向に配列された複数の給紙台3a〜3jを有し、この各給紙台3a〜3jに多数積載された用紙1を所定タイミングで1枚ずつ給紙する給紙部Aと、これら給紙された複数の用紙1を上下方向に搬送しつつ丁合して丁合物とする丁合搬送部Bと、この丁合搬送部Bで搬送された丁合物をスタッカー部Dに排出する排出部Cと、この排出部Cから排出された丁合物を積載するスタッカー部Dとを備えている。
【0004】
また、前記各給紙台3a〜3jには、給紙される用紙が複数枚同時に搬送されたこと(重送)を検知する重送検知センサS2a〜S2jがそれぞれ設けられている。この重送検知センサS2a〜S2jとしては、例えば、用紙の搬送経路を挟んで配置された発光部と受光部とから構成され、受光部が受光する光量によって搬送される用紙1が1枚であるか否かを検出するものがある。
【0005】
そして、上記構成の従来の丁合装置では、例えば、給紙台3a〜3j上に種類(内容)毎に積載された多数の用紙1を丁合物とする場合、先ず、給紙台3a〜3j上の各用紙1が、給紙部Aによって上段から所定間隔の遅れをもって順次丁合搬送部Bに給紙される。
【0006】
このとき各給紙台3a〜3jでは、それぞれに設けられた重送検知センサS2a〜S2jによって重送を検知し、重送発生していない場合は、各種の用紙1は、この丁合搬送部Bにおいて搬送されつつ重ねられて丁合され、排出部Cを介してスタッカー部Dの排紙台42上に丁合物として排出される。一方、重送検知センサS2a〜S2jのいずれかが重送を検知した場合には、次の丁合動作は中止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の丁合装置の重送検知センサS2a〜S2jは、用紙が厚い場合など用紙の特性によっては、複数枚が重なっていない場合であっても重送と判断する場合がある。特に、重送検知センサS2a〜S2jが、上述したように透光率により重送を検知するものである場合には、例えば用紙が黒色であったり、重送検知センサの通過部の用紙部分に一面に印刷が施されているなど、用紙が一枚であっても透光率が低いものであるときには、重送でなくても重送であると判断することがある。このような場合には、実際には重送が発生しておらず正常に丁合動作が可能であるときであっても丁合動作が停止され、作業効率が低下する可能性がある。
【0008】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、重送検知センサの誤動作による動作停止を回避することによって丁合作業の効率化を図ることのできる丁合装置を提供することを課題とする。
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、複数の給紙台に多数積載された用紙を所定タイミングで1枚ずつ給紙し、これら給紙された複数の用紙を搬送しつつ丁合して丁合物とする丁合装置において、前記複数の給紙台のそれぞれに設けられ、各給紙台における前記用紙の重送を検知する重送検知センサと、
重送が検知された給紙台の番号を記憶するメモリと、前記複数の重送検知センサのうち重送を検知したものを表示する表示手段と、重送検知を取消すためにユーザーが操作する重送検知取消キーと、前記重送検知取消キーが押されたと判断した場合に、前記メモリに記憶された給紙台の番号を呼び出し、その呼び出された番号に係る重送検知センサの動作を停止させる重送検知取消機能とを備え、次回の丁合動作において、前回の丁合動作で重送を検知した重送検知センサを前記表示手段で表示し、前記重送検知取消機能により、表示された重送検知センサの動作が停止されることを特徴とするものである。
【0010】
この請求項1に係る発明によれば、前回の丁合動作において、重送が発生していないのに重送発生と判断した重送検知センサを入力手段で選択し、次回の丁合動作から動作を停止(動作取消)させることによって、次回の丁合動作において重送検知センサの誤動作による動作停止を回避することができる。
【0011】
特に、本発明では、前回の丁合動作で重送を検知した重送検知センサを表示手段で表示するため、ユーザーは、重送が検知された給紙台を即座に特定することができ、丁合動作の停止が、実際に重送が発生したことによるものなのか、或いは用紙の特性による誤動作によるものなのかを確認する作業を容易に行うことができる。
【0012】
さらに、表示手段に表示された重送を検知した重送検知センサを、入力手段によって選択可能であるため、丁合動作停止から重送検知センサの動作取消処理を迅速に行うことができ、操作性を向上させることができる。
【0013】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る丁合装置において、前記複数の給紙台にそれぞれ設けられた重送検知センサのうちいずれかの動作を停止させるために一又は複数の重送検知センサを選択する入力手段をさらに有することを特徴とするものである。
【0014】
請求項3に係る発明は、請求項1に係る丁合装置において、前記重送検知センサは用紙の透光率によって重送を検知し、前記表示手段は検知された用紙が1枚であるが透光率の低いものである可能性があることを表示する機能を有することを特徴とするものである。この請求項3に係る発明によれば、重送検知センサが、透光率によって検知する方式のものである場合、丁合動作の停止が、用紙の透光率に因るものであることを表示手段によって速やかに知ることができ、その後の確認作業や重送検知センサの動作取消処理をより容易に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0016】
(丁合装置の全体構成)
図1は、本実施形態に係る丁合装置の全体斜視図であり、図2は、丁合装置の下部における内部構造を示す側面図である。図1に示すように、丁合装置は、丁合する複数種類の用紙1を所定のタイミングで各種類1枚ずつ給紙する給紙部Aと、この給紙された複数の用紙1を垂直方向に搬送しつつ丁合し丁合物とする丁合搬送部Bと、この丁合搬送部Bから丁合物をスタッカー部Dに排出する排出部Cと、この排出部Cから排出される丁合物を積載するスタッカー部Dとを備えている。また、これら各部A〜Dの操作は操作パネル部Eによって行う。
【0017】
給紙部Aは、その上下方向に配列された10台の給紙台3a〜3jを有し、この各給紙台3a〜3jは、図2に示すように、丁合する各種用紙を載置する固定給紙台部4と、支軸5を支点として搬送先端側が上下動する可動給紙台部6とを備えている。この可動給紙台部6にはレバー7付きの紙有無検出センサS1が設けられ、この紙有無検出センサS1によって各給紙台3a〜3jに用紙1が載置されているか否かを検出する。可動給紙台部6の搬送先端側の上方位置には、回転軸8に支持された給紙ローラ9が配置されている。この給紙ローラ9には、可動給紙台部6が上方に位置する場合に、これに積載された最上位置の用紙1が圧接される。
【0018】
そして、この給紙ローラ9が回転されると、図示しないサバキ台との相乗効果によって積載された最上位置の用紙1のみが搬送される。給紙ローラ9よりも搬送下流の位置には、搬送される用紙1をガイドする上ガイドプレート10と、下ガイドプレート11とが設けられており、搬送された用紙1はこの上,下ガイドプレート10,11にガイドされて丁合搬送部Bに供給される。
【0019】
また、給紙ローラ9の後方には、搬送される用紙が複数枚重なっていることを検出する重送検知センサS2が設けられている。この重送検知センサS2は、上,下ガイドプレート10,11の搬送経路を挾んで配置された発光部12と受光部13とを有し、受光部13が受光する光量によって搬送される用紙1が1枚であるか否かを検出するものである。なお、この重送検知センサS2は、本実施形態では、給紙ローラ9の回転開始時から所定時間以内にセンサ出力が有るか否かによって空送や紙づまりの有無をも検出する。
【0020】
さらに、各給紙台3a〜3jに対応する給紙ローラ9は、電磁クラッチによって回転タイミングが制御されてその回転が制御され、電磁クラッチによって、上段から下段の各回転ローラ9を所定の間隔をもって回転を開始させることによって、各給紙台3a〜3jからはそれぞれ所定のタイミングで用紙1が、順次丁合搬送部Bに搬送される。
【0021】
丁合搬送部Bは、図2に示すように、各給紙台3a〜3jに対応する上,下ガイドプレート10,11の排出側にそれぞれ設けられた搬送ローラ15と、この各搬送ローラ15に対向してそれぞれ設けられた押さえローラ16とを有する。この上下方向に配列された各押さえローラ16は図示しないバネで搬送ローラ15側に付勢されていると共に、これら押さえローラ16,16,…間には搬送ベルト17が掛けられており、各押さえローラ16は搬送ベルト17を介してそれぞれ搬送ローラ15に圧接されている。
【0022】
また、各搬送ローラ15と各押さえローラ16とに圧接状態である搬送ベルト17部分の両側には垂直ガイドプレート18,19がそれぞれ設けられ、この両側の垂直ガイドプレート18,19間に垂直搬送路20が構成されている。一方の垂直ガイドプレート18は1枚のプレートより構成されているが、他方の垂直ガイドプレート19は、給紙部Aの上,下ガイドプレート10,11と一体に複数プレートより構成されている。
【0023】
そして、各搬送ローラ15が回転すると、搬送ローラ15の摩擦力を受けて押さえローラ16によって回転自在な搬送ベルト17が移動され、給紙部Aから搬送された用紙1は、この回転する搬送ローラ15と移動している搬送ベルト17との間に挾み込まれて垂直搬送路20を下方に搬送される。ここで、上方より搬送される用紙1が下方の搬送ローラ15を通過するタイミングで下方の給紙台側の用紙1が丁合搬送部Bに搬送されることによって、下方の用紙1が上方の用紙1に重なって下方に搬送される。このような用紙1の搬送と用紙1の重ね合わせ動作が繰り返されて所望の丁合物が作成され、この丁合物が更に下方の排出部Cに搬送される。
【0024】
排出部Cは、図2に示すように、搬送路変更ガイドプレート21を有し、この搬送路変更ガイドプレート21は、図2にて実線で示すスタッカー用位置と、図2にて仮想線で示す後処理機用位置との間で回動自在に設けられている。搬送路変更ガイドプレート21は、本実施形態では、スタッカー用位置側に図示しないバネによって付勢されており、電磁ソレノイドによって駆動される。
【0025】
即ち、電磁ソレノイドがオフ状態ではスタッカー用位置に、電磁ソレノイドがオン状態では後処理機用位置に位置される。スタッカー用位置では搬送路変更ガイドプレート21の上端が丁合搬送部Bの一方の垂直ガイドプレート18に沿うように位置され、丁合搬送部Bから搬送されてくる丁合物はスタッカー部D側に導かれる。後処理機用位置では搬送路変更ガイドプレート21の上端が丁合搬送部Bの他方の垂直ガイドプレート19に沿うよう位置され、丁合搬送部Bから搬送されてくる丁合物はスタッカー部D側とは反対側に導かれる。
【0026】
また、搬送路変更ガイドプレート21の下方位置にはスタッカー部側ガイドプレート22と後処理機側ガイドプレート23が設けられ、この各ガイドプレート22,23上を通って丁合物が選択的に搬送される。
【0027】
排出検出センサS3は、スタッカー部側ガイドプレート22を挾んで配置された発光部24と受光部25とを有し、受光部25が受光する光量のレベルによって、丁合物の排出タイミングを検出する。つまり、丁合物の通過が開始すると、発光部24からの光が遮断されて受光部25の出力がLレベルとなり、通過終了で再び発光部24からの光が遮断されなくなり受光部25の出力がHレベルに戻ることから、丁合物の排出タイミングを検出することができる。また、排出検出センサS3は、例えばセンサ出力のHレベルが所定時間以上連続することにより排出部Cでの紙づまりを検出する。
【0028】
スタッカー部D側ガイドプレート22の最下流で、且つ、スタッカー部Dを臨む位置には上下方向に配置された一対の排出ローラ26,27が設けられている。一対の排出ローラ26,27は略圧接状態で配置され、下方の排出ローラ27の上端部が若干スタッカー部側ガイドプレート22より上方に突出している。
【0029】
そして、上方の排出ローラ26が回転すると、これに追従して下方の排出ローラ27が回転されるもので、丁合搬送部Bから搬送されてくる丁合物は一対の排出ローラ26,27間に挿入され、この一対の排出ローラ26,27の回転によってスタッカー部Dに排出される。
【0030】
前記スタッカー部Dは、排出部Cから排出される丁合物の落下位置に設けられた排紙台42と、この排紙台42上に排出される丁合物の両外側に位置し、丁合物の排出方向を、これと直交する方向に規制する一対のサイドフェンス43,44とを有する。この一対のサイドフェンス43,44は、移動自在に設けられ、これらのサイドフェンス43,44間隔を丁合する用紙2の幅に応じて可変できる。また、排紙台42上には丁合物の排出方向の前方を規制するフロントフェンス45が配置されている。
【0031】
また、サイドフェンス43,44の各切欠孔43a,44a内には、一対の排紙ウイング47,48が設けられている。排紙ウイング47,48は、排出部Cから排出される丁合物に干渉しない待機位置と、排出部Cから排出される丁合物に干渉する干渉位置との間で変位するよう回動されて、排出部Cから排出される丁合物の落下位置を規制するものである。本実施形態に係る丁合装置では、この排紙ウィング47,48で丁合物の落下位置を規制することにより、排紙台42における丁合物の積載形態を変化させることができる。
【0032】
例えば、排紙ウイング47,48を駆動せずに丁合物を積載した場合には、図3に示すようないわゆる棒積みとなり、図4(a)及び(b)に示すように、排紙ウイング47,48を交互に待機位置(図中点線で図示)及び干渉位置(図中実線で図示)間で変位させることにより、丁合物2の落下位置をdだけずらして右寄せまたは左寄せに排出するようにした場合には、図4(c)に示すようないわゆる区分積みとなる。また、所定の給紙台に合紙84を積載し、図5(a)及び(b)に示すように、この合紙84の落下位置を排紙ウイング47でずらすようにすることによって、丁合物2の境目の目印となるように合紙84を介在させることができる。
【0033】
前記操作パネル部Eは、図6に示すように、本実施形態では、基本部E1と、動作選択部E2と、状態表示部E3とから構成されている。
【0034】
基本部E1は、丁合セット数や丁合残数等を表示するセグメント50と、丁合セット数等を入力するテンキー51と、丁合動作を開始、停止させるスタートキー52及びストップキー53と、本丁合の前に試し丁合動作を行う試し丁合キー54とを有している。
【0035】
動作選択部E2は、本丁合装置が複数連結して設置されている場合に、連結運転と単独運転とを切り換えるための連結選択キー55と、本丁合装置に対して後処理機等が設置されている場合にこの後処理機の選択・非選択を切り換える後処理選択キー56と、重送検知センサの動作を取り消すための重送検知取消キー57と、丁合速度を切り換える丁合速度キー58と、用紙補給時等に給紙台3a〜3jを上下させるときのトレイ下降キー59と、合紙挿入動作を指示する合紙選択キー60と、10個ある給紙台3a〜3jを上下2グループに分割して稼働させる分割モードと通常モードとを切り換えるモード切替キー61と、前述した棒積み・区分積みを切り換える排紙切り換えキー62とを有している。
【0036】
状態表示部E3は、各部A〜Dに生じたトラブル等を表示するものであり、紙詰まりや重送、空送、満載、セット確認、サービスマンコール等、トラブルの内容を表示するトラブル内容表示部63と、これらのトラブルが発生した箇所を特定するためのトラブル箇所表示部64と、トラブルの処理後に動作を復帰させるためのリセットキー65とを有している。
【0037】
(重送検知取消機能)
以上の構成の本実施形態に係る丁合装置は、特に以下に説明する重送検知取消機能を有している。この重送検知取消機能とは、前回の丁合動作(例えば試し丁合)で重送を検知した重送検知センサを操作パネル部Eの状態表示部E3に表示し、表示された重送検知センサを選択して、次回の丁合動作においてその動作を停止させるものである。
【0038】
詳述すると、本実施形態では、前記重送検知センサS2a〜S2jは、用紙の透光率によって重送を検知するものであることから、用紙が一枚であっても透光率が低いことによって重送と検知されることがある。そのため、本実施形態に係る丁合装置では、重送が検知された場合、状態表示部E3によって「用紙が1枚であるが透光率の低いものである可能性がある」旨の表示、すなわち「お知らせ表示」をする機能が備えられている。
【0039】
具体的にこの「お知らせ表示」は、本実施形態では、トラブル内容表示部63において「重送」を知らせるランプを点灯させるとともに、状態表示部E3のトラブル箇所表示部64において重送が検知された給紙台に該当する1〜10のランプを点灯させることにより行われる。
【0040】
ユーザーは、この表示を受けて実際の丁合物を確認し、重送検知が、実際に重送が発生したことによるものなのか、用紙の特性によるものなのかを判断し、重送検知が用紙の特性によるものであるときには、動作選択部E2の重送検知取消キー57を押すことにより、重送検知と表示された重送検知センサの動作を停止(取消)することができる。
【0041】
特に、本実施形態に係る丁合装置では、重送検知取消キー57を押すだけで、トラブル箇所表示部64に重送発生給紙台として表示された給紙台を、そのまま重送検知取消に係る給紙台として選択することができる。図7は、本実施形態の丁合装置の内部で処理される重送検知取消のフローチャート図である。
【0042】
同図に示すように、前回の丁合動作(ここでは試し丁合)が行われ(S101)、重送が検知されると、上記「お知らせ表示」が行われる(S102)とともに、重送が検知された給紙台の番号がメモリに記憶される。
【0043】
この「お知らせ表示」を受けて重送の原因をユーザーが確認し、重送検知を取り消すか否かの入力を行った後に本丁合動作を開始する(S103)。具体的には、重送検知を取り消す場合には重送検知取消キー57を押した後にスタートキー52を押し、重送検知を取り消さない場合には、重送検知取消キー57を押すことなくスタートキー52を押す。
【0044】
S104において重送検知が取り消されたと判断された場合には、メモリに記憶された給紙台の番号を呼び出しその給紙台(ビン)を選択してこれの重送検知センサの動作を停止させる(S107)。従って、ユーザーは重送検知を取り消す給紙台を改めて入力する必要はない。なお、実際に重送が生じていることによる重送検知と、用紙の特性による重送検知とが混在している場合もあり得ることから、このS107において、メモリに記憶された給紙台の番号のうち、例えばテンキー51を使って、任意の給紙台のみ選択して重送検知取消を行えるようにしてもよい。その後、次回の丁合動作(ここでは本丁合動作)を行う(S105)。
【0045】
一方、S104において重送検知が取り消されていないと判断した場合には、通常通り全ての給紙台について重送検知を行いつつ次回の本丁合動作を行う(S105)。
【0046】
このような重送検知取消機能によれば、ユーザーの判断基づいて重送検知センサの動作を停止させることによって、次回の丁合動作で、用紙の特性による重送検知センサの誤動作が発生するのを防ぐことができ、これによる不要な丁合動作の停止を回避することができる。
【0047】
特に、本実施形態では、前回の丁合動作で重送を検知した重送検知センサを状態表示部E3に表示するため、この表示によってユーザーは重送が検知された給紙台を即座に特定することができ、丁合動作の停止が実際に重送が発生したことによるものなのか、或いは用紙の特性による誤動作によるものなのかを容易に確認することができる。
【0048】
さらに、状態表示部E3に表示された重送検知センサを、重送検知取消キー57を押すだけで重送検知取消選択ができるため、丁合動作停止から重送検知センサの動作取消処理を迅速に行うことができ、操作性を向上させることができる。
【0049】
なお、本実施形態では、「お知らせ表示」を表示している場合に、重送の原因を確認し、重送検知を取り消すか否かの入力を行うものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ユーザーがリセットキー65を押して、「お知らせ表示」等の表示をクリアしたとしても、その後重送検知取消キー57を押すことにより前回丁合動作で重送した「お知らせ表示」を再表示するようにしてもよい。この場合は、前回の丁合動作の際に検知された重送センサに関する情報をメモリ等の記憶手段に記憶しておき、「お知らせ表示」等の表示がクリアされても該情報を保持するようにし、重送検知取消キー57が押されたときには、記憶手段から情報を読み出し、「お知らせ表示」等の表示を再表示する等の方式が考えられる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の丁合装置によれば、重送検知センサの誤動作による動作停止を回避することによって丁合作業の効率化を図ることができる。また、重送が検知された給紙台の取消操作を容易なものとすることによって、操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る丁合装置の全体斜視図である。
【図2】本実施形態に係る丁合装置の給紙部と排出部及びスタッカー部の構成図である。
【図3】本実施形態における丁合物の積載形態の一つである棒積みを示す斜視図である。
【図4】本実施形態における丁合物の積載形態の一つである区分積みを示すものであり、(a)及び(b)は区分積みの際の排紙ウイングの動作を示す説明図であり、(c)は区分積みを示す斜視図である。
【図5】本実施形態における丁合物の積載形態の一つである、合紙を介在させた棒積みを示すものであり、(a)及び(b)は区分積みの際の排紙ウイングの動作を示す説明図である。
【図6】本実施形態に係る丁合装置の操作パネル部の構成図である。
【図7】本実施形態に係る丁合装置における重送検知取消操作のフロー図である。
【図8】従来の丁合装置の概略構成図である。
【符号の説明】
A…給紙部
B…丁合搬送部
C…排出部
D…スタッカー部
E…操作パネル部
S2a〜S2j…重送検知センサ
1…用紙
2…丁合物
3a〜3j…給紙台
42…排紙台
47,48…排紙ウイング

Claims (3)

  1. 複数の給紙台に多数積載された用紙を所定タイミングで1枚ずつ給紙し、これら給紙された複数の用紙を搬送しつつ丁合して丁合物とする丁合装置において、
    前記複数の給紙台のそれぞれに設けられ、各給紙台における前記用紙の重送を検知する重送検知センサと、
    重送が検知された給紙台の番号を記憶するメモリと、
    前記複数の重送検知センサのうち重送を検知したものを表示する表示手段と
    重送検知を取消すためにユーザーが操作する重送検知取消キーと、
    前記重送検知取消キーが押されたと判断した場合に、前記メモリに記憶された給紙台の番号を呼び出し、その呼び出された番号に係る重送検知センサの動作を停止させる重送検知取消機能と
    を備え、
    次回の丁合動作において、前回の丁合動作で重送を検知した重送検知センサを前記表示手段で表示し、前記重送検知取消機能により、表示された重送検知センサの動作が停止されることを特徴とする丁合装置。
  2. 請求項1に係る丁合装置において、
    前記複数の給紙台にそれぞれ設けられた重送検知センサのうちいずれかの動作を停止させるために一又は複数の重送検知センサを選択する入力手段をさらに有することを特徴とする丁合装置。
  3. 請求項1に係る丁合装置において、
    前記重送検知センサは用紙の透光率によって重送を検知し、前記表示手段は検知された用紙が1枚であるが透光率の低いものである可能性があることを表示する機能を有することを特徴とする丁合装置。
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