JP4252267B2 - 与信額算出方法および銀行システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、与信額算出方法および銀行システムに関し、より詳細には、預金口座に入金される給与に基づいて、預金口座の貸し越しを行うための利用限度額を算出する与信額算出方法および銀行システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、総合口座を利用している顧客に対して、定期預金口座の残高に応じた限度額内で、普通預金口座の貸し越しが行われている。定期預金の残高を担保とした、有利子の資金の貸し出しに相当する。例えば、給与振り込み日前に、公共料金の引き落としがある場合等、普通預金口座の残高が貸し越しになることがある。このような場合にも、引き落としが可能であり、引落者、預金者の双方に取って利便性が高い。
【0003】
また、一定期間の間、無利子で資金を貸し出すことも行われている。例えば、給与支払い予定日前の一定期間であれば、給与の支払いにより確実に返済が行われることから、資金の貸し借りを容易にして、有利子の貸し出しに対する販売促進の方法として用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、給与振込が行われる普通預金口座であっても、定期預金口座が開設されていなければ、上述した貸し越しは行われない。また、有利子の貸し出しに相当するので、預金者にとっては、利子を支払うか、引落者に延滞金を支払うかの相違であって、メリットが少ないという問題があった。
【0005】
一方、一定期間の無利子の貸し出しであっても、利用者の申告をもとに与信の判断を行うことが必要であることから、利用者の便宜と貸出者の業務効率とが、ともに低いという問題があった。また、有利子の貸し出しの利用者が増えなければ、経営効率も悪化するという問題もあった。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、入金の実積から与信の判断を行うことにより、資金の貸し出しを行うことができる与信額算出方法および銀行システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、為替システム、公共料金自動振替システムおよび勘定システムに接続され、各々のシステムと預金口座との間の入出金データを集約する預金システムと、前記預金口座に入金される給与に基づいて、前記預金口座の貸し越しを行うための利用限度額を算出する資金管理システムとを含む銀行システムにおける与信額算出方法において、前記預金システムに集約された入出金データの中から、前記為替システムから前記預金口座に入金された過去Nヶ月分(Nは整数)の入出金データを抽出して、該入出金データに含まれる入金の日付、入金人および入金額を参照して、前記資金管理システムが、申込人が指定した毎月特定の日付またはその前後に、特定の入金人から、所定の金額以上の入金があるか否かを判定する判定ステップと、該判定ステップで入金があると判定した場合には、前記所定の金額以上の金を給与額とし、前記特定の日付を給与入金日として前記資金管理システムの記憶部に格納する第1格納ステップと、前記資金管理システムが、前記記憶部に格納された前記預金口座のMヶ月分(Mは整数)の前記給与額を抽出し、その平均値を算出して可処分給与額として前記記憶部に格納する第2格納ステップと、前記記憶部に格納された乗率テーブルを参照して、前記資金管理システムが、前記可処分給与額に応じて設定された所定の乗率を、前記可処分給与額に乗算して利用限度額を算出する算出ステップとを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の与信額算出方法において、前記判定ステップは、前記預金システムに集約された入出金データの中から、前記為替システムから前記預金口座に振り込まれた過去Nヶ月分(Nは整数)の給与に関する給与振込データを抽出して、該給与振込データに含まれる給与額および給与入金日を参照して、前記資金管理システムが、特定の入金人から、所定の金額以上の入金があるか否かを判定し、前記第1格納ステップは、前記判定ステップで入金があると判定した場合には、前記給与額と前記給与入金日とを記憶部に格納することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の与信額算出方法において、前記預金システムに集約された入出金データの中から、前記公共料金自動振替システムにより前記預金口座から自動振替された公共料金にかかる公共料金引落データを抽出して、前記資金管理システムが、Mヶ月分(Mは整数)の前記公共料金引落額の平均値を算出するステップを備え、前記第2格納ステップは、前記給与額の平均値から前記公共料金引落額の平均値を差し引いて可処分給与額とすることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1、2または3に記載の与信額算出方法において、ローンシステムにより前記預金口座から自動振替されたローン返済額にかかるローン返済データを抽出して、前記資金管理システムが、Mヶ月分(Mは整数)の前記ローン返済額の平均値を算出するステップを備え、前記第2格納ステップは、前記給与額の平均値から前記ローン返済額の平均値を差し引いて可処分給与額とすることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、為替システム、公共料金自動振替システムおよび勘定システムに接続され、各々のシステムと預金口座との間の入出金データを集約する預金システムと、前記預金口座に入金される給与に基づいて、前記預金口座の貸し越しを行うための利用限度額を算出する資金管理システムとを含む銀行システムにおいて、前記資金管理システムは、前記預金システムに集約された入出金データの中から、前記為替システムから前記預金口座に入金された過去Nヶ月分(Nは整数)の入出金データを抽出して、該入出金データに含まれる入金の日付、入金人および入金額を参照して、申込人が指定した毎月特定の日付またはその前後に、特定の入金人から、所定の金額以上の入金があるか否かを判定する判定手段と、該判定手段で入金があると判定した場合には、前記所定の金額以上の金を給与額とし、前記特定の日付を給与入金日として記憶手段に格納し、および、前記記憶手段に格納された前記預金口座のMヶ月分(Mは整数)の前記給与額を抽出し、その平均値を算出して可処分給与額として前記記憶手段に格納する格納手段と、前記記憶手段に格納された乗率テーブルを参照して、前記可処分給与額に応じて設定された所定の乗率を、前記可処分給与額に乗算して利用限度額を算出する算出手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の前記判定手段は、前記預金システムに集約された入出金データの中から、前記為替システムから前記預金口座に振り込まれた過去Nヶ月分(Nは整数)の給与に関する給与振込データを抽出して、該給与振込データに含まれる給与額および給与入金日を参照して、特定の入金人から、所定の金額以上の入金があるか否かを判定し、前記格納手段は、前記判定ステップで入金があると判定した場合には、前記給与額と前記給与入金日とを記憶手段に格納することを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の銀行システムにおいて、前記預金システムに集約された入出金データの中から、前記公共料金自動振替システムにより前記預金口座から自動振替された公共料金にかかる公共料金引落データを抽出して、Mヶ月分(Mは整数)の前記公共料金引落額の平均値を算出する手段を備え、前記格納手段は、前記給与額の平均値から前記公共料金引落額の平均値を差し引いて可処分給与額とすることを特徴とする。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項5、6または7に記載の銀行システムにおいて、ローンシステムにより前記預金口座から自動振替されたローン返済額にかかるローン返済データを抽出して、Mヶ月分(Mは整数)の前記ローン返済額の平均値を算出する手段を備え、前記格納手段は、前記給与額の平均値から前記ローン返済額の平均値を差し引いて可処分給与額とすることを特徴とする。
【0015】
請求項9に記載の発明は、コンピュータに、請求項1ないし4のいずれかに記載の各ステップを実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0016】
請求項10に記載の発明は、コンピュータに、請求項1ないし4のいずれかに記載の各ステップを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。本発明は、為替システムによる給与振込が行われる普通預金口座を開設している顧客に対して、給与支払い予定日前の一定期間のみ、給与振込額に応じて無利子で資金を貸し出す、もしくは普通預金口座の貸し越しを行う資金管理サービスを一例として説明する。本発明は、資金管理サービスにおける利用限度額、すなわち与信額を算出する方法および装置に関する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態にかかる銀行システムを示した概略図である。銀行システム100は、ネットワーク101を介して、EB(Electronic Banking)を行うことのできる汎用コンピュータ102と、銀行の窓口端末103と、ATM(Automatic Teller’s Machine)104と、テレフォン・バンキングを行う電話端末105とに接続されている。銀行システム100は、ネットワーク101に接続され、通信処理などを行うFEP(Front-End Processor)111と、顧客情報を格納するデータベース112と、預金口座の管理を行う預金システム113とを有している。
【0019】
預金システム113は、為替システム114、公共料金自動振替システム115、および本発明にかかる資金管理システム117のそれぞれと接続され、預金口座の入出金を管理している。為替システム114は、一般の為替取引にかかる入出金のほかに、企業等との契約により、従業員の給与振込も扱うことができる。為替システム114は、毎月所定の給与入金日に給与振込データを預金システム113に送信する。公共料金自動振替システム115は、企業等との契約により、公共料金の自動振替を行うためのシステムであり、毎月所定の引落日に公共料金引落データを預金システム113に送信する。
【0020】
資金管理システム117は、貸し出しの利用限度額を算出する認定枠算出システム121と、算出の根拠である乗率テーブルなどが格納された記憶部122と、資金管理サービスを提供するために必要なファイルを作成する勘定システム123とを有している。
【0021】
図2は、本発明の一実施形態にかかる資金管理サービスにおける利用限度額の算出方法を示したフローチャートである。汎用コンピュータ102などを介して、申込人から資金管理サービスの申込を受け付けると(S21)、FEP111は、データベース112の顧客情報を更新する(S22)。資金管理システム117は、顧客情報に基づいて、為替システム114から振り込まれた給与に関する給与振込データ、および公共料金自動振替システム115に振り替えられた公共料金引落データを、預金システム113から取得する。
【0022】
資金管理システム117は、加えて、ローンシステム118からローン返済データを取得する。給与振込データから算出した平均給与額から、公共料金引落データから算出した公共料金引落額とローン返済データから算出したローン平均返済額とを差し引いて可処分給与額を算出する(S23)。可処分給与額と記憶部122の乗率テーブルとに基づいて、利用限度額を算出する(S24)。
【0023】
資金管理サービスは、毎月の給与振込を返済原資として、資金を貸し出す、もしくは預金口座の貸し越しを行うので、上述したように、利用限度額、すなわち与信額を算出することができる。無利子で資金を貸し出すのであれば、預金者にとっては、給与振込を前提とした前借りまたは立替とみなすことができる。なお、給与支払い予定日前の期間を変えて、給与振込額に応じて有利子で資金を貸し出すサービスも考えられる。
【0024】
図3は、為替システムからの給与振込データに基づいて可処分給与額を算出する方法を示したフローチャートである。図2に示したステップS23の詳細を示す。資金管理システム117は、給与振込データと公共料金引落データとローン返済データとを取得する(S31)。取得した給与振込データが、Nヶ月分連続して揃っているか否かを判定し、揃っていなかった場合には(S32)、資金管理サービスの利用を不可とする。
【0025】
Nヶ月分連続して揃っている場合には(S32)、申込人の指定した給与入金日、またはその前後に、Nヶ月連続して給与振込があることを確認する。このようにして、Nヶ月分の給与振込データから、振り込まれた給与の金額である給与額と、給与入金日が休日の場合の取扱も含めて給与入金日とを記憶部122に設定する(S33)。
【0026】
さらに、取得した給与振込データがMヶ月分揃っており、給与振込がなされていたか否かを確認する(S34)。Mヶ月以上確認がなされたら、Mヶ月分の給与額の平均を平均給与額として記憶部122に設定する(S35)。Mヶ月未満しか確認できなかった場合には、当該期間の最低給与額を平均給与額として記憶部122に設定する(S36)。設定された平均給与額から、公共料金引落額とローン平均返済額とを差し引いて可処分給与額を求める(S37)。
【0027】
なお、本実施形態では、為替システム114からの給与振込データに基づいて、可処分給与額を算出したが、例えば、預金システム113の入出金データから、毎月特定の日付に、特定の入金人から、所定の金額以上の入金がある場合に、入金された金額を給与額とみなして、特定の日付を給与入金日として可処分給与額を算出してもよい。毎月特定の日付に振込入金があれば、振込人を入金人として特定する。現金入金の場合には、例えば、資金管理サービスのサービスコード、顧客IDなどを提示して入金することで、入金人を特定する。
【0028】
また、給与振込を行う企業の経理部門等を通じて、申込を受けた場合には、ステップS31,S32を省略し、申込の書面等の内容で給与入金日を設定し、ステップS34,S35,S37の処理を行うようにしてもよい。
【0029】
さらに、平均給与額から公共料金引落額、ローン返済額を差し引いたが、その他、預金口座から毎月一定の金額が出金する勘定項目も、平均給与額から差し引いてもよい。
【0030】
図4は、為替システムからの給与振込データに基づいて利用限度額を算出する方法を示したフローチャートである。図2に示したステップS24の詳細を示す。資金管理システム117は、図3に示した方法により求めた可処分給与額から、記憶部122に格納された乗率テーブルに基づいて、利用限度額A1を算出する(S41)。申込人が指定した利用限度額A2を取得して(S42)、双方を比較する(S43)。A1≧A2であればA2を利用限度額として設定し(S44)、A1<A2であればA1を利用限度額として設定する(S45)。A1≧A2であれば、申込人に問い合わせて、A1以下の金額の範囲で再度申込を受け付けてもよい。
【0031】
図5は、利用限度額を更新する方法を示したフローチャートである。最初に、現在の利用限度額B1を取得する(S51)。資金管理システム117は、図3に示した方法により求めた直近のMヶ月の可処分給与額から、記憶部122に格納された乗率テーブルに基づいて、利用限度額B2を算出する(S52)。双方を比較し(S53)、B2≧B1であればB1を利用限度額として設定し(S54)、B2<B1であればB2を利用限度額として設定する(S55)。B2≧B1であれば、申込人に問い合わせて、B2以下の金額の範囲で再度利用限度額の指定を受け付けてもよい。
【0032】
このようにして、資金管理システム117の認定枠算出システム121は、給与入金日、可処分給与額、利用限度額などの必要なパラメータを算出して、記憶部122に設定する。勘定システム123は、記憶部122に設定されたパラメータに基づいて、預金システム113が資金管理サービスを提供するために必要なファイルを作成し、預金システム113に追加する。
【0033】
図6に、乗率テーブルの一例を示す。記憶部122に格納された乗率テーブルは、例えば、可処分給与額の金額と資金管理サービスの利用期間とに応じて、乗率が定められている。資金管理システム117は、利用限度額=可処分給与額×乗率を計算する。乗率テーブルは、例えば、普通預金口座の利用期間、定期預金口座の有無などを加味して、乗率を設定してもよい。
【0034】
図7は、本発明の一実施形態にかかる資金管理サービスの利用方法を示したフローチャートである。資金管理サービスの申込人が、普通預金口座から資金を引き出す場合、預金システム113は、引出額と口座残高とをチェックする(S71)。口座残高≧引出額であれば、資金管理サービスは利用されずに、通常の出金が行われる(S72)。口座残高<引出額であれば、資金管理システム117の勘定システム123から取得したファイルを参照して、利用限度額を含めてチェックする(S73)。
【0035】
口座残高+利用限度額<引出額であれば、資金の引出しは行われず、その旨が申込人に通知される(S74)。口座残高+利用限度額≧引出額であれば、資金管理サービスの利用の要否を申込人に問い合わせ(S75)、利用する場合には、資金が引き出される(S76)。利用しない場合には、資金の引出しは行われず(S77)、処理を終了する。
【0036】
本実施形態によれば、給与振込が行われる普通預金口座を開設している顧客に対して、給与振込データから利用限度額を算出することにより、資金の貸し出しを行う。従って、預金者にとっては、給与振込の実積から容易に与信を得ることができ、従来、与信業務に必要であった年収証明、印鑑証明などの書類の提出が不要となる。また、毎月特定の日付に、特定の入金人から、所定の金額以上の入金がある場合にも、入金された金額を給与額とみなして、利用限度額を算出することにより、資金の貸し出しを行うことができる。
【0037】
一方、銀行にとっては、上述した書類の審査が不要となり、与信業務の効率化を図ることができる。また、給与支払い予定日前の資金の引出しが促進されれば、月末に集中する窓口業務を分散することができる。また、資金の貸し借りを容易にして、新たな顧客層を開拓することもできる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、預金口座の過去Nヶ月分の給与振込データに基づいて、給与額と給与入金日とを設定し、Mヶ月分の給与額の平均値を算出して可処分給与額とし、可処分給与額に所定の乗率を乗算して利用限度額を算出するので、給与振込の実積から与信の判断を行うことにより、資金の貸し出しを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる銀行システムを示した概略図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる資金管理サービスにおける利用限度額の算出方法を示したフローチャートである。
【図3】為替システムからの給与振込データに基づいて可処分給与額を算出する方法を示したフローチャートである。
【図4】為替システムからの給与振込データに基づいて利用限度額を算出する方法を示したフローチャートである。
【図5】利用限度額を更新する方法を示したフローチャートである。
【図6】乗率テーブルの一例を示した図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる資金管理サービスの利用方法を示したフローチャートである。
【符号の説明】
100 銀行システム
101 ネットワーク
102 汎用コンピュータ
103 窓口端末
104 ATM
105 電話端末
111 FEP
112 データベース
113 預金システム
114 為替システム
115 公共料金自動振替システム
117 資金管理システム
118 ローンシステム
121 認定枠算出システム
122 記憶部
123 勘定システム

Claims (10)

  1. 為替システム、公共料金自動振替システムおよび勘定システムに接続され、各々のシステムと預金口座との間の入出金データを集約する預金システムと、前記預金口座に入金される給与に基づいて、前記預金口座の貸し越しを行うための利用限度額を算出する資金管理システムとを含む銀行システムにおける与信額算出方法において、
    前記預金システムに集約された入出金データの中から、前記為替システムから前記預金口座に入金された過去Nヶ月分(Nは整数)の入出金データを抽出して、該入出金データに含まれる入金の日付、入金人および入金額を参照して、前記資金管理システムが、申込人が指定した毎月特定の日付またはその前後に、特定の入金人から、所定の金額以上の入金があるか否かを判定する判定ステップと、
    該判定ステップで入金があると判定した場合には、前記所定の金額以上の金を給与額とし、前記特定の日付を給与入金日として前記資金管理システムの記憶部に格納する第1格納ステップと、
    前記資金管理システムが、前記記憶部に格納された前記預金口座のMヶ月分(Mは整数)の前記給与額を抽出し、その平均値を算出して可処分給与額として前記記憶部に格納する第2格納ステップと、
    前記記憶部に格納された乗率テーブルを参照して、前記資金管理システムが、前記可処分給与額に応じて設定された所定の乗率を、前記可処分給与額に乗算して利用限度額を算出する算出ステップと
    を備えたことを特徴とする与信額算出方法。
  2. 前記判定ステップは、前記預金システムに集約された入出金データの中から、前記為替システムから前記預金口座に振り込まれた過去Nヶ月分(Nは整数)の給与に関する給与振込データを抽出して、該給与振込データに含まれる給与額および給与入金日を参照して、前記資金管理システムが、特定の入金人から、所定の金額以上の入金があるか否かを判定し、
    前記第1格納ステップは、前記判定ステップで入金があると判定した場合には、前記給与額と前記給与入金日とを記憶部に格納することを特徴とする請求項1に記載の与信額算出方法。
  3. 前記預金システムに集約された入出金データの中から、前記公共料金自動振替システムにより前記預金口座から自動振替された公共料金にかかる公共料金引落データを抽出して、前記資金管理システムが、Mヶ月分(Mは整数)の前記公共料金引落額の平均値を算出するステップを備え、
    前記第2格納ステップは、前記給与額の平均値から前記公共料金引落額の平均値を差し引いて可処分給与額とすることを特徴とする請求項1または2に記載の与信額算出方法。
  4. ローンシステムにより前記預金口座から自動振替されたローン返済額にかかるローン返済データを抽出して、前記資金管理システムが、Mヶ月分(Mは整数)の前記ローン返済額の平均値を算出するステップを備え、
    前記第2格納ステップは、前記給与額の平均値から前記ローン返済額の平均値を差し引いて可処分給与額とすることを特徴とする請求項1、2または3に記載の与信額算出方法。
  5. 為替システム、公共料金自動振替システムおよび勘定システムに接続され、各々のシステムと預金口座との間の入出金データを集約する預金システムと、前記預金口座に入金される給与に基づいて、前記預金口座の貸し越しを行うための利用限度額を算出する資金管理システムとを含む銀行システムにおいて、前記資金管理システムは、
    前記預金システムに集約された入出金データの中から、前記為替システムから前記預金口座に入金された過去Nヶ月分(Nは整数)の入出金データを抽出して、該入出金データに含まれる入金の日付、入金人および入金額を参照して、申込人が指定した毎月特定の日付またはその前後に、特定の入金人から、所定の金額以上の入金があるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段で入金があると判定した場合には、前記所定の金額以上の金を給与額とし、前記特定の日付を給与入金日として記憶手段に格納し、および、前記記憶手段に格納された前記預金口座のMヶ月分(Mは整数)の前記給与額を抽出し、その平均値を算出して可処分給与額として前記記憶手段に格納する格納手段と、
    前記記憶手段に格納された乗率テーブルを参照して、前記可処分給与額に応じて設定された所定の乗率を、前記可処分給与額に乗算して利用限度額を算出する算出手段と
    を備えたことを特徴とする銀行システム
  6. 前記判定手段は、前記預金システムに集約された入出金データの中から、前記為替システムから前記預金口座に振り込まれた過去Nヶ月分(Nは整数)の給与に関する給与振込データを抽出して、該給与振込データに含まれる給与額および給与入金日を参照して、特定の入金人から、所定の金額以上の入金があるか否かを判定し、
    前記格納手段は、前記判定ステップで入金があると判定した場合には、前記給与額と前記給与入金日とを記憶手段に格納することを特徴とする請求項5に記載の銀行システム
  7. 前記預金システムに集約された入出金データの中から、前記公共料金自動振替システムにより前記預金口座から自動振替された公共料金にかかる公共料金引落データを抽出して、Mヶ月分(Mは整数)の前記公共料金引落額の平均値を算出する手段を備え、
    前記格納手段は、前記給与額の平均値から前記公共料金引落額の平均値を差し引いて可処分給与額とすることを特徴とする請求項5または6に記載の銀行システム
  8. ローンシステムにより前記預金口座から自動振替されたローン返済額にかかるローン返済データを抽出して、Mヶ月分(Mは整数)の前記ローン返済額の平均値を算出する手段を備え、
    前記格納手段は、前記給与額の平均値から前記ローン返済額の平均値を差し引いて可処分給与額とすることを特徴とする請求項5、6または7に記載の銀行システム
  9. コンピュータに、請求項1ないし4のいずれかに記載の各ステップを実行させるためのプログラム。
  10. コンピュータに、請求項1ないし4のいずれかに記載の各ステップを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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