JP4251063B2 - 樹脂部材の締結構造及びそれを用いたエンジン - Google Patents

樹脂部材の締結構造及びそれを用いたエンジン Download PDF

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Description

本発明は、2つの部材間に配置された樹脂部材をそれらの部材にそれぞれ締結する樹脂部材の締結構造、及びその締結構造を用いたエンジンに関するものである。
シリンダの周囲にウォータジャケットを有するシリンダブロックとして、そのウォータジャケットとする部位を外側壁によって囲んだものが知られている。こうしたシリンダブロックでは、軽量化の観点から、そのシリンダブロックの一部を樹脂材料によって形成することが望ましい。そこで、シリンダブロックをシリンダブロック本体と外側壁とに分割し、シリンダブロック本体を金属材料によって形成し、外側壁を樹脂材料によって形成することが考えられる。この場合、例えばシリンダブロック本体は、載置面を有するスカート部と、少なくとも一部がそのスカート部の載置面から突出するシリンダ部とによって構成される。このシリンダブロック本体のシリンダ部上にはガスケットを介してシリンダヘッドが配置される。外側壁は、スカート部及びシリンダヘッド間に配置されて、ウォータジャケットとなる部位を囲む。こうした構成では、外側壁をスカート部及びシリンダヘッドに締結するために、例えば次の締結構造を採ることが考えられる。外側壁及びシリンダヘッドにおいて、シリンダ部の周囲の複数箇所には、ボルト挿通孔がそれぞれシリンダ部の中心軸に平行に設けられる。また、シリンダブロック本体においてボルト挿通孔に対応する箇所にはねじ穴が設けられる。そして、ボルト挿通孔を通じてシリンダヘッド及び外側壁に挿通されたヘッドボルトがねじ穴に螺入される。ヘッドボルトが締付けられることにより、外側壁がスカート部及びシリンダヘッドの両方に締結される。
なお、関連する技術として、例えば特許文献1には、樹脂材料からなる一対のコネクタをボルトによって相互に嵌合させるようにしたボルト締付型コネクタが記載されている。この技術では、嵌合相手側のコネクタに袋ナットからなる金属インサートが埋設される。そして、嵌合側のコネクタに挿通されたボルトが金属インサートに螺入される。このボルトが締付けられることにより嵌合側コネクタが嵌合相手側のコネクタに嵌合される。
特開平9−180812号公報
ところが、前述したエンジンでは、樹脂材料からなる外側壁の強度は、金属からなるシリンダブロック本体やシリンダヘッドの強度に比べて低い。このため、ヘッドボルトを締付けてゆくと、外側壁が圧縮変形され、これに伴いシリンダヘッドにおけるシリンダの周辺部分が低くなるように撓み、シリンダ部とシリンダヘッドとの間の面圧が低下する。そして、この面圧が燃焼ガスをシールするために必要な値よりも低くなると、シールを確実に行うことが困難となる。
こうした面圧の低下という不具合は、前述したエンジンに限らず、金属等の強度の高い材料からなる一対の部材間に樹脂部材を配置し、この樹脂部材を両部材に締結する構造を採った以下の場合にも同様にして起こり得る。すなわち、基部上に突部を有する第1部材と、突部の先端面に当接される第2部材と、基部及び第2部材間に配置される樹脂部材とを備え、その樹脂部材を第1及び第2部材に締結する場合である。
なお、特許文献1で袋ナットを金属インサートとして用いているのは、仮に嵌合相手側のコネクタにねじ穴を直接設けると、ボルトの締付けによりねじ穴が破壊されるおそれがあることから、専らこれを防ぐためである。特許文献1では、上述した一対の部材間に配置された樹脂部材を締結する場面に適用することまで想定されていない。従って、こうした想定外の場面に適用されると、樹脂部材のねじ穴の破壊を防ぐことはできるものの、ボルトの締付けに伴う圧縮により樹脂部材が変形して面圧が低下するのを抑制する効果は得られない。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、樹脂部材の変形に起因する2部材間での面圧低下を抑制することのできる樹脂部材の締結構造及びそれを用いたエンジンを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明では、基部上に突部を有する第1部材と、前記突部の先端面に直接又は間接的に当接される第2部材と、前記基部及び前記第2部材間に配置され、かつそれらの第1及び第2部材よりも強度の低い樹脂材料又は樹脂複合材料にて形成された樹脂部材とを備え、その樹脂部材を前記基部及び前記第2部材に締結する締結構造であって、内周面の少なくとも両端部に雌ねじを有し、その両端部を前記樹脂部材の前記基部及び前記第2部材との当接面にそれぞれ開放させた状態で同樹脂部材内に埋設される金属インサートと、前記基部に対し前記樹脂部材とは反対側から挿通されて、前記金属インサートの一端部から螺入される第1ねじ部材と、前記第2部材に対し前記樹脂部材とは反対側から挿通されて、前記金属インサートの他端部から螺入される第2ねじ部材とを備えるものであるとする。
ここで、第1部材及び第2部材としては、例えば請求項2に記載の発明によるように、金属材料により形成したものを用いることができる。
上記請求項1及び2に記載の発明の構成によると、樹脂部材を第1及び第2部材に締結する際には、基部及び第2部材間に樹脂部材を配置する。この樹脂部材では、金属インサートが埋設されていて、その金属インサートの両端部が、樹脂部材の基部及び第2部材との当接面において開放されている。次に、基部に対し樹脂部材とは反対側から第1ねじ部材を挿通し、その第1ねじ部材を金属インサートの一端部から螺入させる。この第1ねじ部材を締付けると、金属インサート及び基部が相互に圧接されて、金属インサート及び樹脂部材には基部側に引張られる力が作用する一方で、その反作用として基部には金属インサート及び樹脂部材側に引張られる力が作用する。
また、第2部材に対し樹脂部材とは反対側から第2ねじ部材を挿通し、その第2ねじ部材を金属インサートの他端部から螺入させる。この第2ねじ部材を締付けると、金属インサート及び第2部材が相互に圧接されて、金属インサート及び樹脂部材には第2部材側に引張られる力が作用する一方で、その反作用として第2部材には金属インサート及び樹脂部材側に引張られる力が作用する。
ところで、第1及び第2ねじ部材の螺入の対象となる雌ねじは、樹脂部材ではなく金属インサートに設けられている。この金属インサートは金属製の管からなり樹脂部材よりも高い強度を有している。このため、第1及び第2ねじ部材の締付けによる引張り力が作用した場合には、樹脂部材に直接雌ねじが形成されている場合に比べ、雌ねじを含めて金属インサートが変形しにくい。これに伴い、第2部材の樹脂部材側への撓み量が少なくなり、その撓みに起因する突部及び第2部材間の面圧低下が抑制される。
特に、第1ねじ部材の締付けにより金属インサート及び樹脂部材に加わる引張り力の向きは、第2ねじ部材の締付けにより金属インサート及び樹脂部材に加わる引張り力の向きとは逆である。従って、これらの引張り力は互いに打消すように作用し、結果として金属インサート及び樹脂部材の内部で発生する応力は小さくなる。このため、両ねじ部材の締付けによる金属インサート及び樹脂部材の変形はより一層起こりにくくなる。
このように、請求項1及び2に記載の発明によれば、樹脂部材の変形に起因する面圧の低下を抑制することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、前記金属インサートは貫通孔を有する金属製の管により形成されており、前記雌ねじは前記金属インサートの内周面に同金属インサートの全長にわたって形成されているとする。
上記の構成によると、金属インサートは貫通孔を有する管により構成されていて、内部で仕切られていない。このため、雌ねじ形成のために金属インサートの内周面を切削する際には切粉が発生するが、金属インサートの一端部から圧縮空気を吹付ける等することで他端部から簡単に排出させることができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明において、前記樹脂部材の前記第1部材に対する第1位置決め部、及び前記樹脂部材の前記第2部材に対する第2位置決め部の少なくとも一方をさらに備えるものであるとする。
上記の構成によると、樹脂部材の第1及び第2部材への締結に先立ち、第1位置決め部により樹脂部材の第1部材に対する位置決めを行い、同樹脂部材を第1部材に迅速にかつ正確に組合わせることができる。また、第2位置決め部により樹脂部材の第2部材に対する位置決めを行い、同樹脂部材を第2部材に迅速かつ正確に組合わせることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、前記第1位置決め部は、前記基部の前記樹脂部材側の面に設けられた第1凹部と、前記樹脂部材の前記基部側の面に設けられて前記第1凹部に嵌合される第1突部とを備えるものであるとする。
また、請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の発明において、前記基部には、前記第1ねじ部材が挿通される第1ねじ挿通孔が設けられており、前記第1凹部は前記第1ねじ挿通孔の前記樹脂部材側端部に設けられ、前記第1突部は管状をなし、かつ前記金属インサートの前記基部側端部に設けられているとする。
上記請求項5に記載の発明の構成によると、樹脂部材の第1部材に対する位置決めを行う場合には、樹脂部材の基部側の面に設けられた第1突部を、基部の樹脂部材側の面に設けられた第1凹部に嵌合させる。特に、請求項6に記載の発明では、金属インサートの基部側端部に設けられた管状の第1突部を、第1ねじ挿通孔の樹脂部材側端部に設けられた第1凹部に嵌合させる。こうした簡単な作業を行うだけで、樹脂部材を第1部材に迅速かつ正確に組合わせることができる。
請求項7に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、前記第2位置決め部は、前記第2部材の前記樹脂部材側の面に設けられた第2凹部と、前記樹脂部材の前記第2部材側の面に設けられて前記第2凹部に嵌合される第2突部とを備えるものであるとする。
また、請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の発明において、前記第2部材には、前記第2ねじ部材が挿通される第2ねじ挿通孔が設けられており、前記第2凹部は前記第2ねじ挿通孔の前記樹脂部材側端部に設けられ、前記第2突部は管状をなし、かつ前記金属インサートの前記第2部材側端部に設けられているとする。
上記請求項7に記載の発明の構成によると、樹脂部材の第2部材に対する位置決めを行う場合には、樹脂部材の第2部材側の面に設けられた第2突部を、第2部材の樹脂部材側の面に設けられた第2凹部に嵌合させる。特に、請求項8に記載の発明では、金属インサートの第2部材側端部に設けられた管状の第2突部を、第2ねじ挿通孔の樹脂部材側端部に設けられた第2凹部に嵌合させる。こうした簡単な作業を行うだけで、樹脂部材を第2部材に迅速かつ正確に組合わせることができる。
請求項9に記載の発明では、載置面を有するスカート部、及び少なくとも一部が前記スカート部の載置面から突出するシリンダ部を有するシリンダブロック本体と、前記シリンダ部の先端面に直接又は間接的に当接した状態で配置されるシリンダヘッドと、前記スカート部及び前記シリンダヘッド間に配置されて、ウォータジャケットとする部位を囲む外側壁とを備えるエンジンであり、前記スカート部を前記基部とし、前記シリンダ部を前記突部とし、前記シリンダブロック本体を前記第1部材とするとともに、前記シリンダヘッドを前記第2部材とし、さらに前記外側壁を前記樹脂部材とし、請求項1〜8のいずれか1つに記載の樹脂部材の締結構造を用いて前記外側壁を前記シリンダブロック本体及び前記シリンダヘッドに締結するものであるとする。
上記構成によると、外側壁をスカート部及びシリンダヘッドに締結する際には、スカート部及びシリンダヘッド間であって、シリンダ部の回りに外側壁を配置する。次に、スカート部に対し外側壁とは反対側から第1ねじ部材を挿通し、その第1ねじ部材を金属インサートの一端部から螺入させる。この第1ねじ部材を締付けると、金属インサート及びスカート部が相互に圧接されて、金属インサート及び外側壁にはスカート部側に引張られる力が作用する一方で、その反作用としてスカート部には金属インサート及び外側壁側に引張られる力が作用する。
また、シリンダヘッドに対し外側壁とは反対側から第2ねじ部材を挿通し、その第2ねじ部材を金属インサートの他端部から螺入させる。この第2ねじ部材を締付けると、金属インサート及びシリンダヘッドが相互に圧接されて、金属インサート及び外側壁にはシリンダヘッド側に引張られる力が作用する一方で、その反作用としてシリンダヘッドには金属インサート及び外側壁側に引張られる力が作用する。
ところで、第1及び第2ねじ部材の螺入の対象となる雌ねじは、外側壁よりも強度の高い金属製の管からなる金属インサートに設けられている。このため、第1及び第2ねじ部材の締付けによる引張り力が作用しても金属インサートは変形しにくい。従って、シリンダヘッドにおいてシリンダ部の周辺部分は外側壁側へ撓みにくく、シリンダ部及びシリンダヘッド間の面圧が抑制される。
特に、第1ねじ部材の締付けにより金属インサート及び外側壁に加わる引張り力の向きは、第2ねじ部材の締付けにより金属インサート及び外側壁に加わる引張り力の向きとは逆である。従って、これらの引張り力は互いに打消すように作用し、結果として金属インサート及び外側壁の内部で発生する応力は小さくなる。このため、第1及び第2ねじ部材の締付けによる金属インサート及び外側壁の変形はより一層起こりにくくなる。
このように、請求項9に記載の発明によれば、外側壁の変形に起因するシリンダヘッド及びシリンダ部間の面圧の低下を抑制することができる。
以下、本発明の樹脂部材の締結構造を、複数のシリンダの周囲にウォータジャケットを有するエンジンに具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、エンジンはシリンダブロック11と、その上にガスケット12を介して配置されるシリンダヘッド13とを備えている。図2に示すように、シリンダブロック11は、シリンダブロック本体14及び外側壁15を備えて構成されている。
シリンダブロック本体14はシリンダブロック11の多くの部分を占めるものであり、下部に位置するスカート部16と、列をなすように配置され、かつ各々の少なくとも一部(上部)がスカート部16から上方へ突出する複数のシリンダ部17とを備えている。これらのスカート部16及びシリンダ部17の大部分は、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の比重が小さく、強度の高い金属材料を用い、ダイカスト、中圧鋳造、低圧鋳造等の鋳造法によって一体に形成されている。ここで、シリンダブロック本体14は第1部材に相当し、シリンダヘッド13は第2部材に相当する。また、外側壁15は樹脂部材に相当し、スカート部16は基部に相当し、シリンダ部17は突部に相当する。
図6に示すように、シリンダブロック本体14には、エンジンの出力軸であり、かつ複数のクランクジャーナル18を有するクランクシャフト19が配置されている。クランクシャフト19の下側であって、クランクジャーナル18に対応する箇所にはそれぞれクランクキャップ21が配置されている。そして、シリンダブロック本体14の下端部及びクランクキャップ21にそれぞれ取付けられた滑り軸受22,23を通じてクランクジャーナル18がシリンダブロック本体14及びクランクキャップ21に回転自在に支持されている。
図4に示すように、各シリンダ部17には、上下両端が開放された円筒状のシリンダライナ24が鋳込まれている。各シリンダライナ24は、鋳鉄等の耐摩耗性に優れた金属材料によって形成されている。各シリンダライナ24がシリンダ部17内に鋳込まれた状態では、各シリンダライナ24の内部空間は、ピストンリングの装着されたピストン(図示略)を往復動可能に収容するためのシリンダボア25を構成する。各シリンダボア25においてピストンよりも上側の空間は、燃料及び空気の混合気を燃焼するための燃焼室(図示略)の一部を構成する。
スカート部16の上面であって全てのシリンダ部17を囲む箇所には、各シリンダ部17の中心軸Lに直交する載置面26が形成されている。
図2に示すように、外側壁15はウォータジャケットとする部位27を囲むものであり(図6〜図8参照)、シリンダ部17の配列方向に細長い略四角環状をなしている。外側壁15の下面15a及び上面15bは、いずれも各シリンダ部17の中心軸Lに直交するように形成されている。こうした外側壁15は、その全体が樹脂材料又は樹脂複合材料によって形成されている。樹脂複合材料としては、例えばガラス繊維、カーボン繊維等による繊維強化樹脂が挙げられる。そして、載置面26に当接した状態で外側壁15がスカート部16上に載置されている。
さらに、外側壁15上及びシリンダ部17上にはガスケット12を介してシリンダヘッド13が配置される。従って、シリンダブロック本体14、外側壁15、ガスケット12及びシリンダヘッド13を上記のように配置した状態では、外側壁15がスカート部16及びシリンダヘッド13(ガスケット12)によって挟み込まれる。
この外側壁15をシリンダブロック本体14及びシリンダヘッド13に締結するために次の構造が採用されている。外側壁15において、各シリンダ部17の周囲の複数箇所(図2及び図3では1つのシリンダ部17に対し4箇所)には、金属製の管からなる金属インサート28がそれぞれシリンダ部17の中心軸Lに平行に埋設されている。図5に示すように、各金属インサート28の内部は貫通孔となっており、途中で仕切られていない。各金属インサート28の上下両端部は、外側壁15の上面15b及び下面15aにおいてそれぞれ開放されている。ここで、上面15bは外側壁15のシリンダヘッド13(ガスケット12)との当接面に相当し、下面15aは外側壁15のスカート部16との当接面に相当する。各金属インサート28の内周面には、その金属インサート28の略全長にわたって雌ねじ29が形成されている。
図6〜図8に示すように、シリンダブロック本体14及びクランクキャップ21において金属インサート28に対応する箇所には、第1ねじ部材としての第1ボルト31が下方から挿通される第1ねじ挿通孔32がそれぞれ設けられている。また、シリンダヘッド13及びガスケット12において各金属インサート28に対応する箇所には、第2ねじ部材としての第2ボルト33が上方から挿通される第2ねじ挿通孔34がそれぞれ設けられている(ガスケット12の第2ねじ挿通孔34については図2参照)。
さらに、図8及び図9に示すように、外側壁15のシリンダブロック本体14に対する第1位置決め部P1、及び外側壁15のシリンダヘッド13に対する第2位置決め部P2がそれぞれ2箇所以上設けられている。各第1位置決め部P1は、スカート部16の外側壁15側の面(載置面26)に設けられた第1凹部35と、外側壁15のスカート部16側の面(下面15a)に設けられて第1凹部35に嵌合される第1突部36とを備える。本実施形態では、第1凹部35は、第1ねじ挿通孔32の外側壁15側端部(上端部)に設けられている。第1凹部35は第1ねじ挿通孔32と同軸上に設けられ、かつその第1ねじ挿通孔32よりも大径状をなす凹所により構成されている。また、第1突部36は金属インサート28のスカート部16側端部(下端部)に対し圧入等の方法により取付けられた円管材により構成されている。
一方、各第2位置決め部P2は、シリンダヘッド13の外側壁15側の面(下面)に設けられた第2凹部37と、外側壁15のガスケット12及びシリンダヘッド13側の面(上面15b)に設けられてガスケット12を通じて第2凹部37に嵌合される第2突部38とを備える。本実施形態では、第2凹部37は第2ねじ挿通孔34の外側壁15側端部(下端部)に設けられている。第2凹部37は第2ねじ挿通孔34と同軸上に設けられ、かつその第2ねじ挿通孔34よりも大径状をなす凹所により構成されている。また、第2突部38は金属インサート28のシリンダヘッド13側端部(上端部)に圧入等の方法により取付けられた円管材により構成されている。
上記の締結構造を用いて外側壁15をシリンダブロック本体14及びシリンダヘッド13に締結する際には、まず、図3に示すようにシリンダブロック本体14の載置面26上に外側壁15を載置する。この際、各第1位置決め部P1における第1突部36を対応する第1凹部35に嵌合させる(図8参照)。全ての第1位置決め部P1についてこの作業を行い、外側壁15をスカート部16の載置面26に当接させると、外側壁15がスカート部16の所定位置に正確に配置される。この状態では、第1ねじ挿通孔32が金属インサート28と同一直線上に位置する。また、図3に示すように外側壁15がシリンダ部17を取り囲み、シリンダ部17及び外側壁15間に、ウォータジャケットとする部位(空間)27が形成される。
次に、全てのシリンダ部17及び外側壁15上に図2に示すガスケット12及びシリンダブロック11を順に載置する。この際、ガスケット12及びシリンダヘッド13の外側壁15に対する位置決めを行う場合には、図8に示すように各第2位置決め部P2における第2突部38を対応するガスケット12の第2ねじ挿通孔34を通じて第2凹部37に嵌合させる。全ての第2位置決め部P2についてこの作業を行い、ガスケット12を介してシリンダヘッド13を全てのシリンダ部17及び外側壁15に間接的に当接させると、ガスケット12及びシリンダヘッド13が外側壁15の所定箇所に正確に配置される。この状態では、第2ねじ挿通孔34が金属インサート28と同一直線上に位置する。また、ウォータジャケットとする部位27がガスケット12及びシリンダヘッド13によって上方から閉鎖される。
続いて、図6に示すようにシリンダブロック11の下方からクランクキャップ21、シリンダブロック本体14等に設けられた第1ねじ挿通孔32を通じて第1ボルト31を挿通し、この第1ボルト31を金属インサート28の下端部から螺入させる。この第1ボルト31を締付けると、金属インサート28及びスカート部16が相互に圧接されて、金属インサート28及び外側壁15にはスカート部16側(下側)に引張られる力が作用する一方で、その反作用としてスカート部16には金属インサート28及び外側壁15側(上側)に引張られる力が作用する。
また、シリンダヘッド13の上方から、そのシリンダヘッド13、ガスケット12等に設けられた第2ねじ挿通孔34に第2ボルト33を挿通し、その第2ボルト33を金属インサート28の上端部から螺入させる。この第2ボルト33を締付けると、金属インサート28及びシリンダヘッド13がガスケット12を介して相互に圧接されて、金属インサート28及び外側壁15にはシリンダヘッド13側(上側)に引張られる力が作用する一方で、その反作用としてシリンダヘッド13には金属インサート28及び外側壁15側(下側)に引張られる力が作用する。
ここで、第1及び第2ボルト31,33の螺入の対象となる雌ねじ29は、外側壁15自体ではなく金属インサート28に設けられている。この金属インサート28は金属製の管からなり樹脂材料又は樹脂複合材料によって形成された外側壁15よりも高い強度を有している。このため、第1及び第2ボルト31,33の締付けによる引張り力が作用した場合、外側壁15に雌ねじ29が直接形成されている場合に比べ、雌ねじ29を含めて金属インサート28は変形しにくい。これに伴い、シリンダヘッド13におけるシリンダ部17の周辺部分の外側壁15側(下側)への撓み量が少なくなり、シリンダ部17及びシリンダヘッド13(ガスケット12)間の面圧低下が抑制される。
特に、第1ボルト31の締付けにより金属インサート28及び外側壁15に加わる引張り力の向き(下向き)は、第2ボルト33の締付けにより金属インサート28及び外側壁15に加わる引張り力の向き(上向き)とは逆である。従って、これらの引張り力は互いに打消すように作用し、結果として金属インサート28及び外側壁15の内部で発生する応力は小さくなる。このため、第1及び第2ボルト31,33の締付けによる金属インサート28及び外側壁15の変形はより一層起こりにくくなる。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)内周面の少なくとも両端部に雌ねじ29を有する金属インサート28を、樹脂材料又は樹脂複合材料からなる外側壁15に埋設し、その金属インサート28の上下両端部を、外側壁15の上面15b及び下面15aにそれぞれ開放させている。そして、シリンダブロック本体14の下方からクランクキャップ21及びスカート部16に挿通させた第1ボルト31を金属インサート28の下端部から螺入させるとともに、シリンダヘッド13の上方からそのシリンダヘッド13及びガスケット12に挿通させた第2ボルト33を金属インサート28の上端部から螺入させるようにしている。
このため、シリンダヘッド及び外側壁に挿通されたヘッドボルトをシリンダブロック本体のねじ穴に螺入させた場合や、シリンダヘッド(又はシリンダブロック本体)に挿通されたボルトを外側壁に埋設された袋ナットに螺入させたりした場合とは異なり、金属インサート28及び外側壁15の変形を起こりにくくすることができる。その結果、外側壁15が圧縮変形してシリンダヘッド13の周辺部が下方へ撓むのを抑制することができる。その結果、シリンダ部17及び外側壁15と、シリンダヘッド13(ガスケット12)との間の面圧の低下を抑制することができる。
(2)金属インサート28を金属製の円管によって形成し、その内周面に金属インサート28の全長にわたって雌ねじ29を形成している。この金属インサート28は貫通孔を有しており、内部で仕切られていない。このため、雌ねじ29の形成のために金属インサート28の内周面を切削する際には切粉が発生するが、金属インサート28の一端部から圧縮空気を吹付ける等して他端部から簡単に排出させることができる。
(3)第1位置決め部P1を、スカート部16の上面(載置面26)に設けられた第1凹部35と、外側壁15の下面15aに設けられた第1突部36とによって構成している。特に、第1凹部35を、第1ねじ挿通孔32の上端部に設けられ、かつ同第1ねじ挿通孔32よりも大径状をなす凹所によって構成し、第1突部36を、金属インサート28の下端部に取付けられた管材により構成している。このため、第1突部36を第1凹部35に嵌合させるという簡単な作業を行うだけで、外側壁15をシリンダブロック本体14に迅速かつ正確に位置決めした状態で組合わせることができる。
(4)第2位置決め部P2を、シリンダヘッド13の下面に設けられた第2凹部37と、外側壁15の上面15bに設けられた第2突部38とによって構成している。特に、第2凹部37を、第2ねじ挿通孔34の下端部に設けられ、かつ同第2ねじ挿通孔34よりも大径状をなす凹所によって構成し、第2突部38を、金属インサート28の上端部に取付けられた管材により構成している。このため、第2突部38を第2凹部37に嵌合させるという簡単な作業を行うだけで、外側壁15をシリンダヘッド13に迅速かつ正確に位置決めした状態で組合わせることができる。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
・金属インサート28の雌ねじ29は、その金属インサート28の内周面の少なくとも両端部に形成されていればよい。従って、雌ねじ29は必ずしも金属インサート28の全長にわたって形成されなくてもよく、例えば長さ方向中間部分に雌ねじのない箇所を設けてもよい。
・前記実施形態では、貫通孔を有する管材の内周面に雌ねじ29を形成することで金属インサート28としたが、内部空間が隔壁により上下2つの空間に仕切られた管材の内周面に雌ねじ29を形成することで金属インサート28としてもよい。この金属インサート28をシリンダブロック11の外側壁15に埋設した場合、次の効果も期待できる。シリンダブロック本体14の下側には通常オイルパンが取付けられ、このオイルパン内のオイルがエンジンの作動に伴い飛散する。そして、この飛散したオイルが表面張力により第1ねじ挿通孔32と第1ボルト31との隙間を通って上昇するおそれがある。しかし、その上昇は金属インサート28の隔壁で遮断される。従って、この上昇するオイルが金属インサート28内を通ってガスケット12やシリンダヘッド13に到達するのを阻止することができる。
・スカート部16の上面(載置面26)及び外側壁15の下面15aであって、金属インサート28が設けられた箇所とは異なる箇所に第1位置決め部P1を設けてもよい。この場合、例えば載置面26及び下面15aの一方にノックピンを突出して設け、他方にノックピンを挿入するための位置決め穴を設けてもよい。
また、シリンダヘッド13の下面及び外側壁15の上面15bであって、金属インサート28が設けられた箇所とは異なる箇所に、前記と同様、ノックピン、位置決め穴等からなる第2位置決め部P2を設けてもよい。
・外側壁15及びスカート部16との間のシール性を確保するために、外側壁15の締結前に、それらの外側壁15の下面15a及びスカート部16の載置面26の一方又は両方に、シリコン系シール材等の液体シール材を予め塗布しておいてもよい。
・前記実施形態とは異なる箇所の金属インサート28に第1突部36及び第2突部38を取付けてもよい。この変更に係る態様の中には、第1及び第2突部36,38の取付け対象となる金属インサート28が互いに異なる場合も含まれる。
・第1突部36を金属インサート28の下端部に代えて、スカート部16における第1ねじ挿通孔32の上端部に設けてもよい。この場合、第1凹部35を金属インサート28の下端部に設ける。
同様に、第2突部38を金属インサート28の上端部に代えて、シリンダヘッド13における第2ねじ挿通孔34の下端部に設けてもよい。この場合、第2凹部37を金属インサート28の上端部に設ける。
・第1突部36及び第2突部38の少なくとも一方を金属インサート28と一体形成してもよい。
・第1位置決め部P1及び第2位置決め部P2の一方又は両方を省略してもよい。
・本発明の締結構造は、ガスケットを介さず、シリンダヘッドをシリンダ部の先端面に直接当接させた状態で配置するようにしたエンジンにも適用可能である。
・本発明は、前述した外側壁15をスカート部16及びシリンダヘッド13に締結する構造以外の締結構造にも適用することができる。適用の対象となるのは、基部上に突部を有する第1部材と、突部の先端面に当接される第2部材と、基部及び第2部材間に配置される樹脂部材とを備え、その樹脂部材を基部及び第2部材に締結する締結構造である。
本発明を具体化した一実施形態について、外側壁をシリンダブロック本体及びシリンダヘッドに締結した状態を示す斜視図。 外側壁をシリンダブロック本体及びシリンダヘッドに締結する前の状態を示す分解斜視図。 シリンダブロック本体のスカート部上に外側壁を配置した状態を示す斜視図。 シリンダブロック本体の部分破断斜視図。 外側壁の部分破断斜視図。 図1を隣接するシリンダ部間で切断した状態を示す部分破断斜視図。 図6におけるA部を拡大して示す部分破断斜視図。 図6におけるB部(ただし、第1及び第2ボルトを除く)を拡大して示す部分破断斜視図。 金属インサートの部分破断斜視図。
符号の説明
13…シリンダヘッド(第2部材)、14…シリンダブロック本体(第1部材)、15…外側壁、15a…下面(第1部材との当接面)、15b…上面(第2部材との当接面)、16…スカート部(基部)、17…シリンダ部(突部)、26…載置面、27…ウォータジャケットとする部位、28…金属インサート、29…雌ねじ、31…第1ボルト(第1ねじ部材)、32…第1ねじ挿通孔、33…第2ボルト(第2ねじ部材)、34…第2ねじ挿通孔、35…第1凹部、36…第1突部、37…第2凹部、38…第2突部、P1…第1位置決め部、P2…第2位置決め部。

Claims (9)

  1. 基部上に突部を有する第1部材と、前記突部の先端面に直接又は間接的に当接される第2部材と、前記基部及び前記第2部材間に配置され、かつそれらの第1及び第2部材よりも強度の低い樹脂材料又は樹脂複合材料にて形成された樹脂部材とを備え、その樹脂部材を前記基部及び前記第2部材に締結する締結構造であって、
    内周面の少なくとも両端部に雌ねじを有し、その両端部を前記樹脂部材の前記基部及び前記第2部材との当接面にそれぞれ開放させた状態で同樹脂部材内に埋設される金属インサートと、
    前記基部に対し前記樹脂部材とは反対側から挿通されて、前記金属インサートの一端部から螺入される第1ねじ部材と、
    前記第2部材に対し前記樹脂部材とは反対側から挿通されて、前記金属インサートの他端部から螺入される第2ねじ部材と
    を備えることを特徴とする樹脂部材の締結構造。
  2. 前記第1及び第2部材は金属材料により形成されている請求項1に記載の樹脂部材の締結構造。
  3. 前記金属インサートは貫通孔を有する金属製の管により形成されており、前記雌ねじは前記金属インサートの内周面に同金属インサートの全長にわたって形成されている請求項1又は2に記載の樹脂部材の締結構造。
  4. 前記樹脂部材の前記第1部材に対する第1位置決め部、及び前記樹脂部材の前記第2部材に対する第2位置決め部の少なくとも一方をさらに備える請求項1〜3のいずれか1つに記載の樹脂部材の締結構造。
  5. 前記第1位置決め部は、前記基部の前記樹脂部材側の面に設けられた第1凹部と、前記樹脂部材の前記基部側の面に設けられて前記第1凹部に嵌合される第1突部とを備える請求項4に記載の樹脂部材の締結構造。
  6. 前記基部には、前記第1ねじ部材が挿通される第1ねじ挿通孔が設けられており、
    前記第1凹部は前記第1ねじ挿通孔の前記樹脂部材側端部に設けられ、前記第1突部は管状をなし、かつ前記金属インサートの前記基部側端部に設けられている請求項5に記載の樹脂部材の締結構造。
  7. 前記第2位置決め部は、前記第2部材の前記樹脂部材側の面に設けられた第2凹部と、前記樹脂部材の前記第2部材側の面に設けられて前記第2凹部に嵌合される第2突部とを備える請求項4に記載の樹脂部材の締結構造。
  8. 前記第2部材には、前記第2ねじ部材が挿通される第2ねじ挿通孔が設けられており、
    前記第2凹部は前記第2ねじ挿通孔の前記樹脂部材側端部に設けられ、前記第2突部は管状をなし、かつ前記金属インサートの前記第2部材側端部に設けられている請求項7に記載の樹脂部材の締結構造。
  9. 載置面を有するスカート部、及び少なくとも一部が前記スカート部の載置面から突出するシリンダ部を有するシリンダブロック本体と、
    前記シリンダ部の先端面に直接又は間接的に当接した状態で配置されるシリンダヘッドと、
    前記スカート部及び前記シリンダヘッド間に配置されて、ウォータジャケットとする部位を囲む外側壁と
    を備えるエンジンであり、
    前記スカート部を前記基部とし、前記シリンダ部を前記突部とし、前記シリンダブロック本体を前記第1部材とするとともに、前記シリンダヘッドを前記第2部材とし、さらに前記外側壁を前記樹脂部材とし、請求項1〜8のいずれか1つに記載の樹脂部材の締結構造を用いて前記外側壁を前記シリンダブロック本体及び前記シリンダヘッドに締結することを特徴とするエンジン。
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