JP4248970B2 - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Description

本発明は、車両用サンバイザに関する。特に、車室天井面に取付けられる取付部材と、その取付部材に支持構造を介して支持されるバイザ本体とを有し、バイザ本体が支持構造によって車室天井面に沿った収納位置とガラス面に沿った遮光位置とに移動可能に支持され、かつ収納位置においての下側面が遮光位置においての乗員側の面になるように移動する車両用サンバイザに関する。
従来、例えば特許文献1に係る車両用サンバイザが知られていた。
特許文献1に係る車両用サンバイザは、バイザ本体を車室天井面に支持する支持構造を有していた。支持構造は、車室天井面に取付けられるレール部材と、そのレール部材に移動可能に取付けられるアームを有していた。そしてアームに対してバイザ本体が角度不能に取付けられていた。そしてレール部材は、バイザ本体をガラス面に沿って張り出させるために前端部分が下方に延出する構造であった。
したがってアームをレール部材に沿って前方側に移動させることで、バイザ本体がガラス面に沿った遮光位置に移動していた。そしてアームをレール部材に沿って後方側へ移動させることで、バイザ本体が車室天井面に沿った収納位置に移動していた。
米国特許第4512605号明細書
しかし上記した従来構造は、アームをレール部材に対して傾動することを防止し、平行移動させる必要があった。したがってアームの上端には、移動方向に並列させた二つの車軸を設ける必要があった。そのため複雑な構造になる傾向にあった。
そこで本発明は、バイザ本体を支持する支持構造が容易に構造され得る車両用サンバイザを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える車両用サンバイザであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、支持構造は、遮光位置におけるバイザ本体の上端縁側を車両前後方向に移動可能に支持するレールと、バイザ本体と取付部材との間に設けられる回動支持部材とを有する。そして回動支持部材は、一端側が取付部材に回動可能に取付けられ、他端側がバイザ本体に対して回動可能に取付けられ、バイザ本体の上端縁を車両後方に移動させた際にバイザ本体を傾倒させる構成になっている。そしてバイザ本体は、付勢構造によって遮光位置または収納位置のいずれか一方に付勢され、ロック装置によって収納位置において拘束される。
すなわち支持構造は、レールと回動支持部材を有する。そしてバイザ本体は、レールによって上端縁側が車両前後方向に移動可能に支持される。そしてバイザ本体は、上端縁が車両後方へ移動されることで、回動支持部材によって傾倒される。したがってバイザ本体は、スライドされながら傾倒し、遮光位置の姿勢から収納位置の姿勢へ変化する。
そして支持構造は、レールによってバイザ本体の上端縁側を移動可能に支持する。そして支持構造は、回動支持部材によってバイザ本体を傾倒可能に支持する。そのためバイザ本体の移動と傾倒は、レールと回動支持部材のそれぞれによってなされる。かくしてレールと回動支持部材は、それぞれが容易な構成になり、支持構造全体が容易な構成になる。
そしてバイザ本体は、付勢構造によって遮光位置または収納位置へ付勢される。そしてロック装置によって収納位置において拘束される。そのためバイザ本体は、収納位置または遮光位置において使用しやすい。
請求項2に記載の発明によると、付勢構造は、取付部材と回動支持部材の間に設けられ、回動支持部材を取付部材に対して一回動方向に付勢することで、バイザ本体を遮光位置または収納位置に付勢する構成になっている。
ところでバイザ本体は、取付部材に対して複雑な姿勢変化をする。これに対して回動支持部材は、取付部材に対して回動のみの簡単な姿勢変化をする。そのため回動支持部材を付勢する付勢構造は、バイザ本体を直接付勢する構造よりも容易な構成になる。したがって本発明によると付勢構造が容易に構成され得る。
請求項3に記載の発明によると、ロック装置は、収納位置におけるバイザ本体の上面と取付部材との間に設けられている。
すなわちロック装置は、サンバイザの構成部材に設けられている。そのためロック装置が例えばバイザ本体と車室天井面との間に設けられる構造等に比べて容易な構成になる。
またロック装置は、バイザ本体を収納位置にすることでバイザ本体に覆われる。したがってロック装置は、乗員側から見えなくなり、サンバイザの美観を損なわない。
請求項4に記載の発明によると、取付部材と回動支持部材の間には、回動支持部材を取付部材に対して回動させるモータが設けられている。そしてモータによってバイザ本体が回動支持部材を介して遮光位置と収納位置との間を移動する。そしてモータの停止によりバイザ本体がその停止位置でロックされる構成になっている。
したがってバイザ本体は、モータを利用することで容易に遮光位置と収納位置との間を移動する。かくしてバイザ本体の使用勝手が良くなる。
ところでバイザ本体は、取付部材に対して複雑な姿勢変化をする。これに対して回動支持部材は、取付部材に対して回動のみの簡単な姿勢変化をする。そのため回動支持部材をモータによって回動させる構造は、バイザ本体を直接回動させる構造よりも容易な構成になる。したがって本発明によるとバイザ本体を回動させる構造が容易に構成され得る。
またバイザ本体は、モータの停止によって回動が停止し、その停止位置においてロックされる。したがってバイザ本体を容易に所望の位置まで移動させることができ、かつその位置においてロックさせることができる。
請求項5に記載の発明によると、取付部材と回動支持部材とを回動可能に取付けるために、取付部材には軸受部が設けられ、回動支持部材には軸受部によって軸周り方向に回動可能に支持される回動軸が設けられている。そして回動支持部材を取付部材に対して一回動方向に付勢するために、軸受部には板バネが設けられ、回動軸には平坦に切欠いた切欠き部が設けられ、付勢構造が切欠き部を有する回動軸と板バネとを備えて形成される。そしてバイザ本体を収納位置にした際に切欠き部が板バネに対して面接してバイザ本体を収納位置に拘束する構成であって、ロック装置も切欠き部を有する回動軸と板バネとを備えて形成される。
したがって付勢構造とロック装置は、どちらも切欠き部を有する回動軸と板バネとを備えて形成され、サンバイザが容易な構成になる。
さらに請求項に記載の発明によると、遮光位置におけるバイザ本体の上端縁の一部には、下端側へ凹設させた退避部が形成されている。そして回動支持部材は、下端辺側がバイザ本体の退避部の凹部底部に回動可能に取付けられ、上端辺側が取付部材に回動可能に取付けられている。そして回動支持部材は、バイザ本体が遮光位置にされた際に退避部によって不足となる遮光面積の少なくとも一部を補って遮光する構成になっている。

すなわちバイザ本体は、上端縁の一部に退避部を有する。そして退避部の少なくとも一部は、バイザ本体が遮光位置にされた際に回動支持部材によって覆われる。そして回動支持部材は、バイザ本体に回動可能に取付けられており、バイザ本体を傾倒させる(請求項1参照)。
したがって回動支持部材は、バイザ本体を傾倒させる機能と、退避部を覆う機能を兼ね備える。そしてバイザ本体は、退避部を有するため、軽量に構成されたり、あるいは安価に構成され得る。
本発明に係る車両用サンバイザによると、バイザ本体を移動可能に支持する支持構造が容易な構造になる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1を図1〜8にしたがって説明する。
実施の形態1に係る車両用サンバイザ1は、図1に示すように車室天井面11に取付けられる取付部材4と、その取付部材4に支持されるバイザ本体2を有する。そして取付部材4には、アクセサリー5が一体に設けられている。
またバイザ本体2と取付部材4の間には、バイザ本体2を移動可能に支持する支持構造が設けられている。支持構造は、取付部材4に設けられるレール41と、取付部材4に回動可能に取付けられる回動支持部材3を有して構成されている。
バイザ本体2は、図1に示すように板状に形成されており、支持構造(レール41,回動支持部材3)を介して取付部材4に取付けられている。そしてバイザ本体2は、支持構造によってフロントガラス12(ガラス面)に沿った遮光位置と、車室天井面11に沿った収納位置とに配置切換え可能に支持される。
そしてバイザ本体2は、図2〜5に示すように遮光位置から収納位置へ移動する際、遮光位置において上端縁となる部分が車室天井面11に沿って除々に車両後方に移動する。そして遮光位置において乗員側となる面が収納位置において下側面になる。
またバイザ本体2は、図1に示すように退避部20を有する。退避部20は、バイザ本体2の上端縁の一部に設けられ、バイザ本体2の上端縁中央部から下端側に向けて凹設されている。そして退避部20は、アクセサリー5とほぼ同形状あるいはアクセサリー5よりも大きい形状で構成されている。
したがってバイザ本体2は、収納位置にした際、退避部20によってアクセサリー5を覆わずに露出させる。そしてアクセサリー5は、退避部20内に収められる。
回動支持部材3は、薄板状に構成されている。そして回動支持部材3は、下端辺側がバイザ本体2の退避部20の凹部底辺に回動可能に取付けられている。そして上端辺側が車室天井面11側に回動可能に取付けられている。
すなわち回動支持部材3の下端辺とバイザ本体2の間には、これらを回動可能に連結する回動支持構造30が設けられている。そして回動支持部材3の上端辺と取付部材4の間には、これらを回動可能に連結する回動支持構造40が設けられている。
したがって回動支持部材3は、回動支持構造40を中心に回動することでフロントガラス12に沿った位置と、車室天井面11に沿った位置とに移動する。そして回動支持部材3は、フロントガラス12に沿った位置においてバイザ本体2の退避部20を覆う。かくして回動支持部材3は、退避部20によって不足した遮光面積を補う。
取付部材4は、図1に示すように略板状に形成されており、車室天井面11に取付けられている。そして取付部材4は、左右両端縁に沿ってレール41を有し、前端縁に回動支持構造40を有する。
レール41は、バイザ本体2の上端縁側をスライド可能に支持する構造であって、バイザ本体2の上端縁側に形成されたガイド部21を案内支持する。
ガイド部21は、図6に示すようにバイザ本体2の裏面であって、バイザ本体2の上端縁側に設けられている。そしてガイド部21は、退避部(20)の左隣接位置と右隣接位置に設けられており、レール41に向けて突出している。そしてガイド部21は、レール41内に差込まれ、レール41に沿って移動する。
アクセサリー5は、図1に示すように照明具50と表示部52と複数のスイッチ51を有する。そしてアクセサリー5は、取付部材4の車両後方側に一体に組付けられている。
照明具50は、左右両端側に設けられており、マップランプ等に利用される構成になっている。表示部52は、液晶パネル等であって外部からの信号を受けて文字や映像を表示する。スイッチ51は、照明具50あるいは表示部52への電力供給の入り切りをするためのスイッチである。
取付部材4と回動支持部材3の間には、図6に示すようにバイザ本体2を収納位置から遮光位置に付勢する付勢構造6が設けられている。
付勢構造6は、図8に示すように引張りバネ60を有する。引張りバネ60の一端は、取付部材4の裏面に形成された取付部61に掛止められている。そして他端は、回動支持部材3の回動軸40bに取付けられた取付部62に掛止められている。
回動軸40bは、回動支持部材3を取付部材4に対して回動させる際の回動軸を構成する。そして回動軸40bは、取付部材4の前端に形成された軸受部40aによって軸周り方向に回転可能に支持されている。かくして回動軸40bと軸受部40aは、回動支持構造40を構成する。
そして引張りバネ60は、回動支持部材3をフロントガラス(12)に沿う位置から車室天井面(11)に沿う位置へ移動させることで弾性的に引張られる。したがって引張りバネ60は、回動支持部材3を一回動方向に付勢し、回動支持部材3を介してバイザ本体2を遮光位置へ付勢する。
また取付部材4とバイザ本体2の間には、図6に示すようにバイザ本体2を収納位置で保持するロック装置22が設けられている。
ロック装置22は、プッシュロック装置で構成されており、係止部23と支持部31を有する。係止部23は、バイザ本体2の裏面下端部においてバイザ本体2に対して立設する。支持部31は、取付部材4の前端に設けられており、係止部23が抜き差しされる。そして支持部31に係止部23を押し込むことで支持部31が係止部23を支持する。そして再度支持部31を係止部23に押し込むことで支持部31が係止部23を開放する。かくしてロック装置22は、バイザ本体2を収納位置において脱着可能に保持する。
次に、サンバイザ1を遮光位置と収納位置の間で配置切換えする様子を説明する。
バイザ本体2を遮光位置から収納位置へ配置切換えする場合は、図2〜5に示すようにバイザ本体2の上端を車室天井面11に沿って車両後方へスライドさせる。そしてそれと同時にバイザ本体2は、回動支持部材3によって傾倒される。かくしてバイザ本体2は、遮光位置において乗員側となる面が収納位置において下側面になる。
そしてこの時の回動支持部材3は、上端縁を中心に回動し、図5に示すように車室天井面11に沿った位置に移動する。そして回動支持部材3は、バイザ本体2と厚み方向に重なった状態になり、下側面がバイザ本体2によって覆われる。
また回動支持部材3は、図1に示すように収納位置においてバイザ本体2の退避部20を開放する。かくしてアクセサリー5は、バイザ本体2などによって覆われず、バイザ本体2の位置に影響を受けることなく利用され得る。
バイザ本体2を収納位置から遮光位置に配置切換えする場合は、先ずロック装置22を解除する(図7参照)。そしてバイザ本体2を付勢構造6を利用して遮光位置へ付勢移動させる。
そして図2〜5に示すように回動支持部材3は、バイザ本体2に連動してフロントガラス12に沿う位置へ移動する。すなわち回動支持部材3は、回動支持構造30,40によって構成される連動構造によって、退避部20を覆わない位置から覆う位置へと自動的に移動する。
以上のようにして車両用サンバイザ1が形成される。
すなわち支持構造は、図2〜5に示すようにレール41と回動支持部材3を有する。そしてバイザ本体2は、レール41によって上端縁側が車両前後方向に移動可能に支持される。そしてバイザ本体2は、上端縁が車両後方へ移動されることで、回動支持部材3によって傾倒される。したがってバイザ本体2は、スライドされながら傾倒し、遮光位置の姿勢から収納位置の姿勢へ変化する。
そして支持構造は、レール41によってバイザ本体2の上端縁側を移動可能に支持する。そして回動支持部材3によってバイザ本体2を傾倒可能に支持する。そのためバイザ本体2の移動と傾倒は、レール41と回動支持部材3のそれぞれによってなされる。かくしてレール41と回動支持部材3は、それぞれが容易な構成になり、支持構造全体が容易な構成になる。
そしてバイザ本体2は、図8に示すように付勢構造6によって遮光位置へ付勢され、ロック装置6によって収納位置において拘束される。そのためバイザ本体2は、収納位置または遮光位置において使用しやすい。
またバイザ本体2は、図1に示すように上端縁の一部に退避部20を有する。そして退避部20の少なくとも一部は、バイザ本体2が遮光位置にされた際に回動支持部材3によって覆われる。そして回動支持部材3は、バイザ本体2に回動可能に取付けられており、バイザ本体2を傾倒させる(図2〜5参照)。
したがって回動支持部材3は、バイザ本体2を傾倒させる機能と、退避部20を覆う機能を兼ね備える。そしてバイザ本体2は、図1に示すように退避部20を有するため、軽量に構成されたり、あるいは安価に構成され得る。
また本形態では退避部20が、回動支持部材3によって全領域に渡って覆われる。
また取付部材4と回動支持部材3の間には、図8に示すように回動支持部材3を取付部材4に対して一回動方向に付勢する付勢構造6が設けられている。そして付勢構造6によってバイザ本体2が回動支持部材3を介して遮光位置に付勢される。
ところでバイザ本体2は、図2〜5に示すように取付部材4に対して複雑な姿勢変化をする。これに対して回動支持部材3は、取付部材4に対して回動のみの簡単な姿勢変化をする。そのため回動支持部材3を付勢する付勢構造6は、バイザ本体2を直接付勢する構造よりも容易な構成になる。したがって本形態によると付勢構造6が容易に構成され得る。
またロック装置6は、図6に示すように収納位置におけるバイザ本体2の上面と取付部材4との間に設けられている。すなわちロック装置6は、サンバイザ1の構成部材に設けられている。そのためロック装置6が例えばバイザ本体と車室天井面との間に設けられる構造等に比べて容易な構成になる。また組付けも容易である。
またロック装置6は、バイザ本体2を収納位置にすることでバイザ本体2に覆われる。したがってロック装置6は、乗員側から見えなくなり、サンバイザ1の美観を損なわない。
(実施の形態2)
実施の形態2を図9にしたがって説明する。
実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態2は、図8に示す付勢構造6に代えて図9に示す付勢構造63を備えている点が実施の形態1と異なっている。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
取付部材4と回動支持部材3の間には、これらを回動可能に連結する回動支持構造40が設けられている。回動支持構造40は、回動支持部材3の上端縁に形成された回動軸40dと、取付部材4の前端に形成された軸受部40cを有する。
回動軸40dは、軸受部40cによって軸周り方向に回動可能に支持されている。そして回動軸40dの外周面の一部には、平坦に切欠かれた切欠き部40d1が形成されている。
付勢構造63は、軸受部40c内に設けられた板バネ64を有する。
板バネ64は、両端縁に形成された係止部64a,64b同士を係止させることで筒状に構成されている。そして少なくとも一側面に平面部64cを有する。そして板バネ64の筒内には、回動軸40dが弾性変形されながら差込まれている。そして切欠き部40d1と平面部64cは、バイザ本体2を収納位置にした際に当接する。
したがって付勢構造63は、板バネ64と切欠き部40d1を有する回動軸40dとを備えて形成されている。そして付勢構造63は、バイザ本体2を収納位置へ付勢する。
また切欠き部40d1は、バイザ本体2を収納位置にした際に板バネ64の平面部64cに対して面接する。したがってバイザ本体2は、板バネ64と切欠き部40d1によって収納位置に拘束され、ロック装置が、切欠き部40d1を有する回動軸40dと板バネ64とを備えて形成される。すなわち実施の形態2は、実施の形態1に記載したロック装置22(図6参照)に代えて上記したロック装置を備える。
したがって付勢構造63とロック装置は、どちらも切欠き部40d1を有する回動軸40dと板バネ64とを備えて形成され、サンバイザ1が容易な構成になる。
(実施の形態3)
実施の形態3を図10にしたがって説明する。
実施の形態3は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態3は、図8に示す付勢構造6に代えて図10に示す付勢構造65を備えている点が実施の形態1と異なっている。以下、相違点を中心に実施の形態3について説明する。
取付部材4と回動支持部材3の間には、これらを回動可能に連結する回動支持構造40が設けられている。回動支持構造40は、回動支持部材3の上端縁に形成された回動軸40fと、取付部材4の前端に形成された軸受部40eを有する。そして回動軸40fは、軸受部40eによって軸周り方向に回動可能に支持されている。
付勢構造65は、巻バネ66を有する。
巻バネ66は、軸受部40eに内設されており、一端が軸受部40eの構成内壁面に固定されている。そして他端が回動軸40fに固定されている。したがって巻バネ66は、回動支持部材3を取付部材4に対して回動させることで弾性変形され得る。
例えば、フロントガラスに沿った位置から車室天井面に沿った位置へ(矢印C方向へ)回動させることで巻バネ66が弾性変形され、巻径が変化する。かくして巻バネ66は、回動支持部材3をフロントガラスに沿った方向へ付勢し、回動支持部材3を介してバイザ本体(2)をフロントガラスに沿った遮光位置へ付勢する。
(実施の形態4)
実施の形態4を図11にしたがって説明する。
実施の形態4は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態4は、図8に示す付勢構造6に代えて図11に示すモータ67を備えている点が実施の形態1と異なっている。以下、相違点を中心に実施の形態4について説明する。
取付部材4と回動支持部材3の間には、これらを回動可能に連結する回動支持構造40が設けられている。回動支持構造40は、回動支持部材3の上端縁に形成された回動軸40fと、取付部材4の前端に形成された軸受部40eを有する。そして回動軸40fは、軸受部40eによって軸周り方向に回動可能に支持されている。
モータ67は、軸受部40e内に固定されている。またモータ67は、駆動ピン67aを有し、駆動ピン67aは、回動軸40fに固定されている。そして駆動ピン67aは、車両用バッテリからモータ67に電力が供給されることで軸周り方向に回転する。したがってモータ67は、回動軸40fを取付部材4に対して所定方向に回動させる。そして回動支持部材3を介してバイザ本体(2)を回動させる。
そしてモータ67を停止させると、バイザ本体(2)が停止し、バイザ本体がモータ67によってその停止位置でロックされる。すなわち実施の形態4は、実施の形態1に記載したロック装置22(図6参照)に代えてモータ67を有するロック装置を備えている。
以上のようにしてサンバイザが形成される。
すなわち取付部材4と回動支持部材3の間には、回動支持部材3を取付部材4に対して回動させるモータ67が設けられている。そしてモータ67によってバイザ本体(2)が回動支持部材3を介して遮光位置と収納位置との間を移動する。そしてモータ67の停止によりバイザ本体がその停止位置でロックされる構成になっている。
したがってバイザ本体は、モータ67を利用することで容易に遮光位置と収納位置との間を移動する。かくしてバイザ本体の使用勝手が良くなる。
ところでバイザ本体(2)は、図2〜5に示すように取付部材4に対して複雑な姿勢変化をする。これに対して回動支持部材3は、取付部材4に対して回動のみの簡単な姿勢変化をする。そのため回動支持部材3をモータ67によって回動させる構造は、バイザ本体を直接回動させる構造よりも容易な構成になる。したがって本形態によるとバイザ本体を回動させる構造が容易に構成され得る。
またバイザ本体は、モータ67の停止によって回動が停止し、その停止位置においてロックされる。したがってバイザ本体を容易に所望の位置まで移動させることができ、かつその位置においてロックさせることができる。
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1〜4に限定されず、以下の形態であってもよい。
(1)すなわち実施の形態1〜3に係る付勢構造は、バイザ本体を遮光位置に付勢する形態であった。しかし付勢構造が実施の形態1〜3と逆方向に回動支持部材を付勢することでバイザ本体を収納位置へ付勢する形態であってもよい。
(2)また実施の形態1〜3に係る付勢構造は、引張りバネ、板バネあるいは巻バネなどのバネ材から形成される付勢部材を有していた。しかしこれら付勢部材に代えて弾性変形に富む樹脂材やゴム材などから形成される付勢部材を有する形態であってもよい。
(3)また実施の形態1〜4に係るアクセサリーは、上記の実施の形態に限らず、例えば照明具のみ、表示部のみ、あるいはスイッチのみを有する構造でもよい。またはサングラス等を収納するポケットを有する構造、あるいはこれらを組合わせた構造などであってもよい。
(4)また実施の形態1〜4に係るアクセサリーは、取付部材に取付けられ、取付部材を介して車室天井面に取付られていた。しかしアクセサリーが取付部材とは別に車室天井面に直接取付けられる形態であってもよい。
車室天井面に取付けられたサンバイザの斜視図である。 図1のA−A線断面矢視図である。 図2の状態からバイザ本体を収納位置側に移動させた状態を示す図である。 図3の状態からバイザ本体を収納位置側に移動させた状態を示す図である。 バイザ本体を収納位置に移動させた状態を示す図2に相当する図である。 遮光位置の状態におけるサンバイザの上左側からの斜視図である。 収納位置の状態におけるサンバイザの上左側からの斜視図である。 図6のB−B線断面矢視図である。 実施の形態2に係る図8に相当するサンバイザの斜視図である。 実施の形態3に係る取付部材と回動支持部材の一部拡大斜視図である。 実施の形態4に係る取付部材と回動支持部材の一部拡大斜視図である。
符号の説明
1…サンバイザ
2…バイザ本体
3…回動支持部材
4…取付部材
5…アクセサリー
6,63,65…付勢構造
11…車室天井面
12…フロントガラス(ガラス面)
20…退避部
21…ガイド部
22…ロック装置
30,40…回動支持構造
41…レール
67…モータ

Claims (5)

  1. 車室天井面に取付けられる取付部材と、その取付部材に支持構造を介して支持されるバイザ本体とを有し、前記バイザ本体が前記支持構造によって前記車室天井面に沿った収納位置とガラス面に沿った遮光位置とに移動可能に支持され、かつ前記収納位置においての下側面が前記遮光位置においての乗員側の面になるように移動する車両用サンバイザであって、
    前記支持構造は、前記遮光位置における前記バイザ本体の上端縁側を車両前後方向に移動可能に支持するレールと、前記バイザ本体と前記取付部材との間に設けられる回動支持部材とを有し、
    前記回動支持部材は、一端側が前記取付部材に回動可能に取付けられ、他端側が前記バイザ本体に対して回動可能に取付けられ、前記バイザ本体の上端縁を車両後方に移動させた際に前記バイザ本体を傾倒させる構成になっていて、
    前記バイザ本体は、付勢構造によって遮光位置または収納位置のいずれか一方に付勢され、ロック装置によって収納位置において拘束され
    前記遮光位置における前記バイザ本体の上端縁の一部には、下端側へ凹設させた退避部が形成されており、前記回動支持部材は、下端辺側が前記バイザ本体の前記退避部の凹部底部に回動可能に取付けられ、上端辺側が前記取付部材に回動可能に取付けられ、かつ、前記バイザ本体が前記遮光位置にされた際に前記退避部によって不足となる遮光面積の少なくとも一部を補って遮光する構成になっていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
    付勢構造は、取付部材と回動支持部材の間に設けられ、前記回動支持部材を前記取付部材に対して一回動方向に付勢することで、バイザ本体を遮光位置または収納位置に付勢する構成になっていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  3. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
    ロック装置は、収納位置におけるバイザ本体の上面と取付部材との間に設けられていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  4. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
    取付部材と回動支持部材の間には、前記回動支持部材を前記取付部材に対して回動させるモータが設けられており、前記モータによってバイザ本体が前記回動支持部材を介して遮光位置と収納位置との間を移動し、前記モータの停止により前記バイザ本体がその停止位置でロックされる構成になっていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  5. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
    取付部材と回動支持部材とを回動可能に取付けるために、前記取付部材には軸受部が設けられ、前記回動支持部材には前記軸受部によって軸周り方向に回動可能に支持される回動軸が設けられ、
    前記回動支持部材を前記取付部材に対して一回動方向に付勢するために、前記軸受部には板バネが設けられ、前記回動軸には平坦に切欠いた切欠き部が設けられ、付勢構造が前記切欠き部を有する前記回動軸と前記板バネとを備えて形成され、
    かつ、バイザ本体を収納位置にした際に前記切欠き部が前記板バネに対して面接して前記バイザ本体を収納位置に拘束する構成であって、ロック装置も前記切欠き部を有する前記回動軸と前記板バネとを備えて形成されることを特徴とする車両用サンバイザ。
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