JP4244995B2 - 動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法 - Google Patents

動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法に関する。
従来、この種の動力出力装置としては、エンジンの冷却水温が所定温度未満のときに自動変速機の最高速段への変速を禁止し、冷却水温が所定温度以上に至ったときに自動変速機の最高速段への変速の禁止を解除する車載用のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、エンジンの冷却水温が低いときに自動変速機の最高速段への変速を禁止することにより、エンジンの回転数を高くしてエンジンを早期に暖機するものとしている。
特開平11−166615号公報
しかしながら、上述の動力出力装置では、自動変速機の最高速段への変速の禁止が解除されたときに最高速段への変速を行なうと、駆動力の変動によるトルクショックが生じたり、エンジンなどの原動機が過回転する場合が生じる。最高速段への変速が禁止された状態で本来なら最高速段へ変速している駆動状態で禁止が解除されると、エンジンなどの原動機の回転数が急に引き下げられるために駆動力に大きな変動が生じたり、最高速段への変速を一時的なニュートラルを介して行なう変速機では既に高回転で回転しているエンジンなどの原動機が一時的に吹き上がり過回転してしまう。
本発明の動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法は、予期しない駆動力の変動を抑制することを目的の一つとする。また、本発明の動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法は、原動機の過回転を抑制することを目的の一つとする。
本発明の動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の第1の動力出力装置は、
駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
動力を出力する原動機と、
前記原動機から動力が出力される動力軸と前記駆動軸とに接続され、前記動力軸と前記駆動軸との間で変速段の変速を伴って動力を伝達する変速手段と、
前記変速手段を潤滑する潤滑媒体の温度を検出する潤滑媒体温度検出手段と、
前記検出された潤滑媒体の温度が所定温度未満のときに前記変速手段における特定の変速段への変速を禁止し、前記検出された潤滑媒体の温度が前記所定温度以上のときに前記変速手段における前記特定の変速段への変速を許可する変速禁止許可手段と、
前記変速禁止許可手段により前記特定の変速段への変速が禁止された状態から該特定の変速段への変速が許可されたときには、前記特定の変速段への変速の条件が不成立の状態のときに該特定の変速段へ変速の禁止を解除して該特定の変速段への変速を伴って前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が該駆動軸に出力されるよう前記原動機と前記変速手段とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第1の動力出力装置では、原動機から動力が出力される動力軸と駆動軸との間で変速段の変速を伴って動力を伝達する変速手段を潤滑する潤滑媒体の温度が所定温度未満となって変速手段における特定の変速段への変速が禁止された後に潤滑媒体の温度が所定温度以上となって特定の変速段への変速を許可されたときには、特定の変速段への変速の条件が不成立の状態のときに特定の変速段へ変速の禁止を解除して特定の変速段への変速を伴って駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう原動機と変速手段とを制御する。即ち、特定の変速段への変速を許可されても特定の変速段への変速の条件が不成立の状態となるまで特定の変速段へ変速の禁止を解除しないのである。これにより、特定の変速段への変速を通常の変速として行なうことができ、特定の変速段への変速が許可されたときに変速するものが生じ得る駆動力の変動や原動機の過回転を抑制する抑制することができる。
こうした本発明の第1の動力出力装置において、前記制御手段は、前記変速禁止許可手段により前記特定の変速段への変速が禁止されたときには、前記特定の変速段への変速の禁止が解除されるまでは前記駆動軸の回転数が所定回転数未満となるよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、駆動軸の回転数が所定回転数以上となるのを回避することができ、原動機が過回転するのを抑制することができる。
本発明の第2の動力出力装置は、
駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
動力を出力する原動機と、
前記原動機から動力が出力される動力軸と前記駆動軸とに接続され、前記動力軸と前記駆動軸との間で変速段の変速を伴って動力を伝達する変速手段と、
前記変速手段を潤滑する潤滑媒体の温度を検出する潤滑媒体温度検出手段と、
前記検出された潤滑媒体の温度が所定温度未満のときに前記変速手段における特定の変速段への変速を禁止し、該特定の変速段への変速が禁止された状態で前記検出された潤滑媒体の温度が前記所定温度以上に至り且つ前記特定の変速段への変速の条件が不成立のときに該特定の変速段への変速の禁止を解除する変速禁止解除手段と、
前記変速禁止解除手段により前記特定の変速段への変速が禁止されているときには該特定の変速段への変速を行なうことなく前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が該駆動軸に出力されるよう前記原動機と前記変速手段とを制御し、前記変速禁止解除手段により前記特定の変速段への変速の禁止が解除されているときには該特定の変速段への変速を伴って前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記原動機と前記変速手段とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の第2の動力出力装置では、原動機から動力が出力される動力軸と駆動軸との間で変速段の変速を伴って動力を伝達する変速手段を潤滑する潤滑媒体の温度が所定温度未満のときには変速手段の特定の変速段への変速を行なうことなく駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう原動機と変速手段とを制御し、特定の変速段への変速が禁止された状態で潤滑媒体の温度が所定温度以上に至ったときには、変速手段の特定の変速段への変速の条件が不成立のときに特定の変速段への変速の禁止を解除して特定の変速段への変速を伴って要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう原動機と変速手段とを制御する。即ち、潤滑媒体の温度が所定温度以上に至っても特定の変速段への変速の条件が不成立となるまで特定の変速段へ変速の禁止を解除しないのである。これにより、特定の変速段への変速を通常の変速として行なうことができ、特定の変速段への変速が許可されたときに変速するものが生じ得る駆動力の変動や原動機の過回転を抑制する抑制することができる。
こうした本発明の第2の動力出力装置において、前記制御手段は、前記変速禁止解除手段により前記特定の変速段への変速が禁止されているときには、前記駆動軸の回転数が所定回転数未満となるよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、駆動軸の回転数が所定回転数以上となるのを回避することができ、原動機が過回転するのを抑制することができる。
本発明の第1または第2の動力出力装置において、前記変速手段は2段変速の変速機であり、前記特定の変速段は増速側の変速段であるものとすることもできる。また、本発明の第1または第2の動力出力装置において、内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力との入出力を伴って該内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段と、を備え、前記原動機は電動機であり、前記制御手段は、前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関および前記電力動力入出力手段も制御する手段であるものとすることもできる。
本発明の車両は、上述のいずれかの態様の本発明の第1または第2の動力出力装置、即ち、基本的には、駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、動力を出力する原動機と、前記原動機から動力が出力される動力軸と前記駆動軸とに接続され前記動力軸と前記駆動軸との間で変速段の変速を伴って動力を伝達する変速手段と、前記変速手段を潤滑する潤滑媒体の温度を検出する潤滑媒体温度検出手段と、前記検出された潤滑媒体の温度が所定温度未満のときに前記変速手段における特定の変速段への変速を禁止し、前記検出された潤滑媒体の温度が前記所定温度以上のときに前記変速手段における前記特定の変速段への変速を許可する変速禁止許可手段と、前記変速禁止許可手段により前記特定の変速段への変速が禁止された状態から該特定の変速段への変速が許可されたときには、前記特定の変速段への変速の条件が不成立の状態のときに該特定の変速段へ変速の禁止を解除して該特定の変速段への変速を伴って前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が該駆動軸に出力されるよう前記原動機と前記変速手段とを制御する制御手段と、を備える本発明の第1の動力出力装置や、駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、動力を出力する原動機と、前記原動機から動力が出力される動力軸と前記駆動軸とに接続され前記動力軸と前記駆動軸との間で変速段の変速を伴って動力を伝達する変速手段と、前記変速手段を潤滑する潤滑媒体の温度を検出する潤滑媒体温度検出手段と、前記検出された潤滑媒体の温度が所定温度未満のときに前記変速手段における特定の変速段への変速を禁止し、該特定の変速段への変速が禁止された状態で前記検出された潤滑媒体の温度が前記所定温度以上に至り且つ前記特定の変速段への変速の条件が不成立のときに該特定の変速段への変速の禁止を解除する変速禁止解除手段と、前記変速禁止解除手段により前記特定の変速段への変速が禁止されているときには該特定の変速段への変速を行なうことなく前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が該駆動軸に出力されるよう前記原動機と前記変速手段とを制御し、前記変速禁止解除手段により前記特定の変速段への変速の禁止が解除されているときには該特定の変速段への変速を伴って前記要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記原動機と前記変速手段とを制御する制御手段と、を備える本発明の第2の動力出力装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなることを要旨とする。
この本発明の車両では、上述のいずれかの態様の本発明の第1または第2の動力出力装置を搭載するから、本発明の第1または第2の動力出力装置が奏する効果、例えば、特定の変速段への変速を通常の変速として行なうことができる効果や特定の変速段への変速が許可されたときに変速するものが生じ得る駆動力の変動や原動機の過回転を抑制する抑制することができる効果などと同様な効果を奏することができる。
本発明の動力出力装置の制御方法は、
動力を出力する原動機と、前記原動機から動力が出力される動力軸と駆動軸とに接続され前記動力軸と前記駆動軸との間で変速段の変速を伴って動力を伝達する変速手段と、を備える動力出力装置の制御方法であって、
前記変速手段を潤滑する潤滑媒体の温度が所定温度未満のときには前記変速手段における特定の変速段への変速の条件に拘わらず該特定の変速段への変速を伴わない特定変速動作を伴って前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が該駆動軸に出力されるよう前記原動機と前記変速手段とを制御し、前記潤滑媒体の温度が前記所定温度未満から該所定温度以上に至ったときには、前記変速の条件が不成立の状態のときに前記特定変速動作を解除して前記特定の変速段への変速を伴って前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が該駆動軸に出力されるよう前記原動機と前記変速手段とを制御する、
ことを特徴とする。
この本発明の動力出力装置の制御方法では、原動機から動力が出力される動力軸と駆動軸との間で変速段の変速を伴って動力を伝達する変速手段を潤滑する潤滑媒体の温度が所定温度未満のときには変速手段における特定の変速段への変速の条件に拘わらず特定の変速段への変速を伴わない特定変速動作を伴って駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう原動機と変速手段とを制御する。また、潤滑媒体の温度が所定温度未満から所定温度以上に至ったときには、変速の条件が不成立の状態のときに特定変速動作を解除して特定の変速段への変速を伴って駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が駆動軸に出力されるよう原動機と変速手段とを制御する。即ち、潤滑媒体の温度が所定温度以上に至っても特定の変速段への変速の条件が不成立となるまで特定の変速段へ変速の禁止を解除しないのである。これにより、特定の変速段への変速を通常の変速として行なうことができ、特定の変速段への変速が許可されたときに変速するものが生じ得る駆動力の変動や原動機の過回転を抑制する抑制することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、変速機60を介して動力分配統合機構30に接続されたモータMG2と、車両の駆動系全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32には変速機60を介してモータMG2がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32に出力する。リングギヤ32は、ギヤ機構37およびデファレンシャルギヤ38を介して車両前輪の駆動輪39a,39bに機械的に接続されている。したがって、リングギヤ32に出力された動力は、ギヤ機構37およびデファレンシャルギヤ38を介して駆動輪39a,39bに出力されることになる。なお、駆動系として見たときの動力分配統合機構30に接続される3軸は、キャリア34に接続されたエンジン22の出力軸であるクランクシャフト26,サンギヤ31に接続されモータMG1の回転軸となるサンギヤ軸31aおよびリングギヤ32に接続されると共に駆動輪39a,39bに機械的に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aとなる。
モータMG1およびモータMG2は、共に発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の一方で発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。モータMG1,MG2は、共にモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44から入力した信号に基づいて図示しない回転数算出ルーチンによりモータMG1,MG2の回転子の回転数Nm1,Nm2を計算している。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
変速機60は、モータMG2の回転軸48とリングギヤ軸32aとの接続および接続の解除を行なうと共に両軸の接続をモータMG2の回転軸48の回転数を2段に減速してリングギヤ軸32aに伝達するよう構成されている。変速機60の構成の一例を図2に示す。この図2に示す変速機60は、ダブルピニオンの遊星歯車機構60aとシングルピニオンの遊星歯車機構60bと二つのブレーキB1,B2とにより構成されている。ダブルピニオンの遊星歯車機構60aは、外歯歯車のサンギヤ61と、このサンギヤ61と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ62と、サンギヤ61に噛合する複数の第1ピニオンギヤ63aと、この第1ピニオンギヤ63aに噛合すると共にリングギヤ62に噛合する複数の第2ピニオンギヤ63bと、複数の第1ピニオンギヤ63aおよび複数の第2ピニオンギヤ63bを連結して自転かつ公転自在に保持するキャリア64とを備えており、サンギヤ61はブレーキB1のオンオフによりその回転を自由にまたは停止できるようになっている。シングルピニオンの遊星歯車機構60bは、外歯歯車のサンギヤ65と、このサンギヤ65と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ66と、サンギヤ65に噛合すると共にリングギヤ66に噛合する複数のピニオンギヤ67と、複数のピニオンギヤ67を自転かつ公転自在に保持するキャリア68とを備えており、サンギヤ65はモータMG2の回転軸48に、キャリア68はリングギヤ軸32aにそれぞれ連結されていると共にリングギヤ66はブレーキB2のオンオフによりその回転が自由にまたは停止できるようになっている。ダブルピニオンの遊星歯車機構60aとシングルピニオンの遊星歯車機構60bとは、リングギヤ62とリングギヤ66、キャリア64とキャリア68とによりそれぞれ連結されている。変速機60は、ブレーキB1,B2を共にオフとすることによりモータMG2の回転軸48をリングギヤ軸32aから切り離すことができ、ブレーキB1をオフとすると共にブレーキB2をオンとしてモータMG2の回転軸48の回転を比較的大きな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達し(以下、この状態をLoギヤの状態という)、ブレーキB1をオンとすると共にブレーキB2をオフ状態としてモータMG2の回転軸48の回転を比較的小さな減速比で減速してリングギヤ軸32aに伝達する(以下、この状態をHiギヤの状態という)。なお、ブレーキB1,B2を共にオンとする状態は回転軸48やリングギヤ軸32aの回転を禁止するものとなる。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば,バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度などが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量に対応したアクセル開度Adrvを検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Adrv,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキポジションBP,車速センサ88からの車速V,変速機60に取り付けられた温度センサ69からの潤滑オイルの温度Toilなどが入力ポートを介して入力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、変速機60のブレーキB1,B2の図示しないアクチュエータへの駆動信号やなどが出力ポートを介して出力されている。なお、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Adrvと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にモータMG2が負のトルクを出力している状態で変速機60の切り替えを伴う駆動制御の際の動作について説明する。図3は、実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V,モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2,充放電要求パワーPb*,バッテリ50の入出力制限Win,Wout,温度センサ69からの変速機60の潤滑オイルの温度Toil,変速機60の変速状態など制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44により検出されるモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいて計算されたものをモータECU40から通信により入力するものとした。充放電要求パワーPb*は、バッテリ50の残容量(SOC)などに基づいてバッテリECU52によりバッテリ50を充放電すべき電力として設定されるものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbとバッテリ50の残容量(SOC)に基づいて演算されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、変速機60の潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref以上であるか否かを判定する(ステップS110)。ここで、所定温度は、変速機60の変速段の変速をスムーズに行なうことができるか否かを判定するものであり、変速機60の変速段の変速をスムーズに行なうことができる下限温度を用いることができる。この温度は、潤滑オイルの特性によって定めることができ、例えば、−25℃や−30℃などの温度を用いることができる。潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref未満のときには、変速機60の変速段の変速をスムーズに行なうことができないと判断し、変速禁止フラグFに値1を設定すると共に(ステップS120)、変速禁止時要求トルク設定用マップを実行用の要求トルク設定用マップとして設定する(ステップS130)。潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref未満となるのは、システム起動直後であるから、変速禁止フラグFに値1が設定されたときには変速機60はLoギヤの状態であり、変速機60のLoギヤの状態からHiギヤの状態に変速するLo−Hi変速が禁止されることになる。即ち、変速機60はLoギヤの状態で固定されるのである。なお、システム起動直後では、図示しない初期化ルーチンにより変速禁止フラグFには値0がセットされている。変速禁止時要求トルク設定用マップについては後述する。
一方、潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref以上のときには、変速機60の変速段の変速をスムーズに行なうことができると判断し、車速Vを変速機60をLoギヤの状態からHiギヤの状態に変速するLo−Hi変速を判定する車速Vhiと比較し(ステップS140)、車速Vが車速Vhi未満のときに変速禁止フラグFを値0にリセットすると共に(ステップS150)、通常時要求トルク設定用マップを実行用の要求トルク設定用マップとして設定する(ステップS160)。システム起動直後から潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref以上のときには、変速禁止フラグFには値0がセットされているから、車速Vが車速Vhi未満となることによる変速禁止フラグFの値0のリセットは意味をなさない。システム起動直後に潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref未満であることから変速禁止フラグFに値1がセットされたときには、潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref以上となっても車速Vが車速Vhi以上では変速禁止フラグFは値0にリセットされず、車速Vが車速Vhi未満に至ったときに変速禁止フラグFに値0がセットされる。このように車速Vに基づいて変速禁止フラグFを値0にリセットするのは、潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref未満であったことから変速禁止フラグFに値1が設定されていたときに車速Vhi以上の車速Vのときに変速禁止フラグFが値0にリセットされることによって変速機60のLo−Hi変速が行なわれるのを抑止するためである。これにより、変速機60を通常のLo−Hi変速として処理することができ、予期しない駆動力の変動やモータMG2の過回転を抑止することができる。なお、通常時要求トルク設定用マップについては後述する。
次に、入力したアクセル開度Accと車速Vと実行用の要求トルク設定用マップとに基づいて車両に要求されるトルクとして駆動輪63a,63bに連結された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクTr*を設定すると共にエンジン22に要求される要求パワーPe*とを設定する(ステップS170)。通常時要求トルク設定用マップの一例を図4に、変速禁止時要求トルク設定用マップの一例を図5に示す。通常時要求トルク設定用マップは、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め定めたものであり、車両の最高車速まで要求トルクTr*が設定されるものである。変速禁止時要求トルク設定用マップは、車速Vが値Vsetまで要求トルクTr*を設定できるが、それ以上の車速Vでは要求トルクTr*を設定することができない。この値Vsetは、変速機60をLoギヤの状態としたときにモータMG2の上限回転数となる車速Vより小さな車速として設定されている。したがって、変速禁止時要求トルク設定用マップが実行用の要求トルク設定用マップとして用いられて要求トルクTr*が設定される場合は、車速Vは値Vsetで制限され、アクセルペダル83を踏み込んでも車速Vを値Vsetを超えることができないようになっている。要求パワーPe*は、設定した要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものとバッテリ要求電力Pb*とロスLossとの和として計算することができる。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、車速Vに換算係数kを乗じることによって求めたり、モータMG2の回転数Nm2を変速機60のギヤ比Grで割ることによって求めることができる。
要求トルクTr*と要求パワーPe*とを設定すると、エンジン22を効率よく動作させる動作ラインと設定した要求パワーPe*とに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS180)。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図6に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
次に、車速Vと車両に要求される要求トルクTr*とに基づいて変速機60のギヤの状態を切り替えるか否かの変速判定を行なう(ステップS190)。変速機60の変速判定は、車速Vと車両に要求される要求トルクTr*とに基づいて変速機60をLoギヤの状態からHiギヤの状態に変更するLo−Hi変速を行なうか否かの判定や車速Vと要求トルクとに基づいて変速機60をHiギヤの状態からLoギヤの状態に変更するHi−Lo変速を行なうか否かの判定を行なうことにより行なわれる。変速機60の変速判定に用いる変速マップの一例を図7に示す。図7の例では、変速機60がLoギヤの状態で車速VがLo−Hi変速線Vhiを越えて大きくなったときに変速機60をLoギヤの状態からHiギヤの状態に変更し、変速機60がHiギヤの状態で車速VがHi−Lo変速線Vloを越えて小さくなったときに変速機60をHiギヤの状態からLoギヤの状態に変更する。ステップS140で車速Vと比較した車速Vhiは、このLo−Hi変速線Vhiの車速である。
変速機60の変速判定により変速する必要がないと判定されたときには(ステップS200)、設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づいて式(2)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する(ステップS230)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図8に示す。図中、左のS軸はモータMG1の回転数Nm1であるサンギヤ31の回転数を示し、C軸はエンジン22の回転数Neであるキャリア34の回転数を示し、R軸はモータMG2の回転数Nm2に変速機60のギヤ比Grを乗じたリングギヤ32の回転数Nrを示す。式(1)は、この共線図を用いれば容易に導くことができる。なお、R軸上の2つの太線矢印は、エンジン22を目標回転数Ne*および目標トルクTe*の運転ポイントで定常運転したときにエンジン22から出力されるトルクTe*がリングギヤ軸32aに伝達されるトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2*が変速機60を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。また、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ−Nm2/(Gr・ρ) (1)
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*−Nm1)+k2∫(Nm1*−Nm1)dt (2)
続いて、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと計算したモータMG1のトルク指令Tm1*に現在のモータMG1の回転数Nm1を乗じて得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを次式(3)および式(4)により計算すると共に(ステップS240)、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを式(5)により計算し(ステップS250)、計算したトルク制限Tmin,Tmaxで仮モータトルクTm2tmpを制限したものをモータMG2のトルク指令Tm2*に設定する(ステップS260)。このようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定することにより、駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力する要求トルクTr*を、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で制限したトルクとして設定することができる。なお、式(5)は、前述した図8の共線図から容易に導き出すことができる。
Tmin=(Win−Tm1*・Nm1)/Nm2 (3)
Tmax=(Wout−Tm1*・Nm1)/Nm2 (4)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (5)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して(ステップS270)、駆動制御ルーチンを終了する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
一方、ステップS190の変速機60の変速判定で変速する必要があると判定されたときには(ステップS200)、変速禁止フラグFを調べ(ステップS210)、変速禁止フラグFが値0のときには変速機60の変速段を変速する変速処理を開始する指示を出力して(ステップS220)、ステップS230以降の処理を実行し、変速禁止フラグFが値1のときには変速処理を開始する指示を出力することなく、ステップS230以降の処理を実行する。変速禁止フラグFに基づいて変速処理を開始する指示を出力するか否かを判定することにより、前述したように、システム起動直後に潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref未満であることから変速禁止フラグFに値1がセットされたときには、潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref以上となっても車速Vが車速Vhi以上のときには変速禁止フラグFは値0にリセットされないため変速処理は開始されず、車速Vが車速Vhi未満に至ったときに変速禁止フラグFに値0がセットされて変速処理が開始されるようすることができる。
変速処理は、図9に例示する変速処理ルーチンを実行することにより行なわれる。以下に簡単に説明する。まず、変速機60のギヤ状態の切り替え方向を判定する(ステップS300)。Loギヤの状態からHiギヤの状態への変速のときには、現在のモータMG2の回転数Nm2と変速機60のギヤ比Glo,Ghiとにより次式(6)を用いて変速後のモータMG2の回転数Nm2*を計算し(ステップS310)、ブレーキB2をオフとすると共に(ステップS320)、ブレーキB1をフリクション係合させる(ステップS330)。そして、モータMG2の回転数Nm2が変速後の回転数Nm2*近傍に至るのを待って(ステップS340,S350)、ブレーキB1を完全にオンとし(ステップS360)、駆動制御で用いる変速機60のギヤ比GrにHiギヤのギヤ比Ghiを設定して(ステップS370)、変速処理ルーチンを終了する。一方、Hiギヤの状態からLoギヤの状態への変速のときには、現在のモータMG2の回転数Nm2と変速機60のギヤ比Glo,Ghiとにより次式(7)を用いて変速後のモータMG2の回転数Nm2*を計算し(ステップS380)、ブレーキB1をオフとし(ステップS390)、モータMG2の回転数Nm2が変速後の回転数Nm2*近傍に至るのを待って(ステップS400,S410)、ブレーキB2をオンとし(ステップS420)、駆動制御で用いる変速機60のギヤ比GrにLoギヤのギヤ比Gloを設定して(ステップS430)、変速処理ルーチンを終了する。図10に変速機60の共線図の一例を示す。図中、S1軸はダブルピニオンの遊星歯車機構60aのサンギヤ61の回転数を示し、R1,R2軸はダブルピニオンの遊星歯車機構60aおよびシングルピニオンの遊星歯車機構60bのリングギヤ62,66の回転数を示し、C1,C2軸はリングギヤ軸32aの回転数であるダブルピニオンの遊星歯車機構60aおよびシングルピニオンの遊星歯車機構60bのキャリア64,68の回転数を示し、S2軸はモータMG2の回転数であるシングルピニオンの遊星歯車機構60bのサンギヤ65の回転数を示す。図示するように、Loギヤの状態では、ブレーキB2がオンでブレーキB1がオフとされている。この状態からブレーキB2をオフすると、モータMG2はリングギヤ軸32aから切り離された状態となり、電動機として機能するモータMG2から正のトルクが出力されていることから、その回転数は増加しようとする。ここで、ブレーキB1をフリクション係合させると、モータMG2の回転数Nm2は減少する。そして、モータMG2の回転数Nm2がHiギヤの状態の回転数Nm2*近傍になったときにブレーキB1をフリクション係合から完全にオンとすることにより、Hiギヤの状態に切り替えることができる。このようにブレーキB1およびブレーキB2をオンオフ操作することにより、変速ショックを抑制することができる。Hiギヤの状態では、ブレーキB1がオンでブレーキB2がオフとされている。この状態からブレーキB1をオフすると、モータMG2はリングギヤ軸32aから切り離された状態となるから、上述したように、電動機として機能するモータMG2から正のトルクが出力されていることから、その回転数は増加しようとする。そこで、モータMG2の回転数Nm2がLoギヤの状態の回転数Nm2*近傍になるまで待ってブレーキB2をオンとすることにより、Loギヤの状態に切り替えることができる。
Nm2*=Nm2・Ghi/Glo (6)
Nm2*=Nm2・Glo/Ghi (7)
いま、システム起動直後に潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref未満であったことから変速機60のLo−Hi変速が禁止されていた状態で車速Vが車速Vhiより大きいときに潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref以上になり、車速Vが車速Vhiより大きい状態で変速機60をLo−Hi変速する場合を考える。このとき、ブレーキB2がオフされてブレーキB1がフリクション係合されるときに、僅かなタイミングのずれやブレーキB1やブレーキB2の油圧が低いときなどには、モータMG2の回転数Nm2が大きくなり、その上限回転数を超える場合が生じる。一方、実施例のように、システム起動直後に潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref未満であったことから変速機60のLo−Hi変速が禁止されていた状態で潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref以上となっても車速Vが車速Vhi未満にならないと変速禁止フラグFに値0がセットされない場合では、通常に車速Vが車速Vhiを超えるときに変速機60のLo−Hi変速が行なわれるから、僅かなタイミングのずれやブレーキB1やブレーキB2の油圧が低いときでもモータMG2の回転数Nm2がその上限回転数を超えることはない。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、システム起動直後に潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref未満であったことから変速機60のLo−Hi変速が禁止されていた状態で潤滑オイルの温度Toilが所定温度Tref以上となっても車速Vが車速Vhi未満にならないと変速禁止フラグFを値0がリセットしないから、車速Vが車速Vhiより大きい状態で変速機60をLo−Hi変速する場合に生じる不都合、例えば、駆動力の変動に伴うトルクショックを生じたり、モータMG2が過回転するなどの不都合を回避することができる。しかも、変速機60のLo−Hi変速を禁止しているときには車速Vが値Vsetを超えないように要求トルクTr*を設定するから、車速Vが値Vsetを超えることによってモータMG2が過回転するなどの不都合を抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、変速機60のLo−Hi変速を禁止しているときには車速Vが値Vsetを超えないように要求トルクTr*を設定するものとしたが、変速機60のLo−Hi変速を禁止している最中の車速Vの制限は如何なる車速で行なうものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、Hi,Loの2段の変速段をもって変速可能な変速機60を用いるものとしたが、変速機60の変速段は2段に限られるものではなく、3段以上の変速段としてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を変速機60により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図11の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力を変速機60により変速してリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪39a,39bが接続された車軸)とは異なる車軸(図11における車輪39c,39dに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪39a,39bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図12の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪39a,39bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
実施例では、エンジン22や動力分配統合機構30,モータMG1,モータMG2,変速機60とを搭載するハイブリッド自動車として説明したが、図13の変形例の車両320に示すように、変速機60を介してモータMG2が駆動輪39a,39b側に連結されている車両であれば、如何なる構成の車両であってもよい。
実施例では、動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車20として説明したが、自動車以外の車両や船舶、航空機などの移動体に動力出力装置を搭載するものとしてもよいし、建設設備などの移動しない設備に動力出力装置を組み込むものとしてもよい。また、動力出力装置の制御方法の形態としても差し支えない。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、動力出力装置や車両の製造産業に利用可能である。
本発明の一実施例としての動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 変速機60の構成の一例を示す説明図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 通常時要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 変速禁止時要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する様子を示す説明図である。 変速マップの一例を示す説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 変速処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変速機60の共線図の一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。 変形例の車両320の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、31a サンギヤ軸、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、37 ギヤ機構、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、39c,39d 車輪、39e,39f 従動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 変速機、60a ダブルピニオンの遊星歯車機構、60b シングルピニオンの遊星歯車機構、61,65 サンギヤ、62,66 リングギヤ、63a 第1ピニオンギヤ、63b 第2ピニオンギヤ、64,68 キャリア、67 ピニオンギヤ、69 温度センサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ、B1,B2 ブレーキ。

Claims (5)

  1. 駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
    内燃機関と、
    前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力との入出力を伴って該内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段と、
    動力を出力する電動機と、
    前記電動機から動力が出力される動力軸と前記駆動軸とに接続され、前記動力軸と前記駆動軸との間で変速段の変速を伴って動力を伝達する変速手段と、
    前記変速手段を潤滑する潤滑媒体の温度を検出する潤滑媒体温度検出手段と、
    前記検出された潤滑媒体の温度が所定温度未満のときに前記変速手段における特定の変速段への変速を禁止し、前記検出された潤滑媒体の温度が前記所定温度以上のときに前記変速手段における前記特定の変速段への変速を許可する変速禁止許可手段と、
    前記変速禁止許可手段により前記特定の変速段への変速が禁止されているときには、前記特定の変速段への変速を行なうことなく操作者の操作に対して前記駆動軸の回転数が前記電動機の上限回転数に対応する回転数未満の所定回転数以下となる関係を用いて得られる要求駆動力に基づく駆動力が該駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記変速手段とを制御し、前記変速禁止許可手段により前記特定の変速段への変速が禁止された状態から該特定の変速段への変速が許可されたときには、前記特定の変速段への変速の条件が不成立の状態のときに該特定の変速段へ変速の禁止を解除して該特定の変速段への変速を伴って操作者の操作に基づいて得られる要求駆動力に基づく駆動力が該駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記変速手段とを制御する制御手段と、
    を備える動力出力装置。
  2. 駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
    内燃機関と、
    前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸とに接続され、電力と動力との入出力を伴って該内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段と、
    動力を出力する電動機と、
    前記電動機から動力が出力される動力軸と前記駆動軸とに接続され、前記動力軸と前記駆動軸との間で変速段の変速を伴って動力を伝達する変速手段と、
    前記変速手段を潤滑する潤滑媒体の温度を検出する潤滑媒体温度検出手段と、
    前記検出された潤滑媒体の温度が所定温度未満のときに前記変速手段における特定の変速段への変速を禁止し、該特定の変速段への変速が禁止された状態で前記検出された潤滑媒体の温度が前記所定温度以上に至り且つ前記特定の変速段への変速の条件が不成立のときに該特定の変速段への変速の禁止を解除する変速禁止解除手段と、
    前記変速禁止解除手段により前記特定の変速段への変速が禁止されているときには該特定の変速段への変速を行なうことなく操作者の操作に対して前記駆動軸の回転数が前記電動機の上限回転数に対応する回転数未満の所定回転数以下となる関係を用いて得られる要求駆動力に基づく駆動力が該駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記変速手段とを制御し、前記変速禁止解除手段により前記特定の変速段への変速の禁止が解除されているときには該特定の変速段への変速を伴って操作者の操作に基づいて得られる要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記変速手段とを制御する制御手段と、
    を備える動力出力装置。
  3. 請求項1または2記載の動力出力装置であって、
    前記変速手段は、2段変速の変速機であり、
    前記特定の変速段は、増速側の変速段である
    動力出力装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載の動力出力装置を搭載し、車軸が前記駆動軸に連結されてなる車両。
  5. 内燃機関と、前記内燃機関の出力軸と駆動軸とに接続され電力と動力との入出力を伴って該内燃機関からの動力の少なくとも一部を前記駆動軸に出力可能な電力動力入出力手段と、動力を出力する電動機と、前記電動機から動力が出力される動力軸と前記駆動軸とに接続され前記動力軸と前記駆動軸との間で変速段の変速を伴って動力を伝達する変速手段と、を備える動力出力装置の制御方法であって、
    前記変速手段を潤滑する潤滑媒体の温度が所定温度未満のときには前記変速手段における特定の変速段への変速の条件に拘わらず該特定の変速段への変速を伴わない特定変速動作を伴って操作者の操作に対して前記駆動軸の回転数が前記電動機の上限回転数に対応する回転数未満の所定回転数以下となる関係を用いて得られる要求駆動力に基づく駆動力が該駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記変速手段とを制御し、前記潤滑媒体の温度が前記所定温度未満から該所定温度以上に至ったときには前記変速の条件が不成立の状態のときに前記特定変速動作を解除して前記特定の変速段への変速を伴って操作者の操作に基づいて得られる要求駆動力に基づく駆動力が前記駆動軸に出力されるよう前記内燃機関と前記電力動力入出力手段と前記電動機と前記変速手段とを制御する、
    ことを特徴とする動力出力装置の制御方法。


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