JP4244563B2 - 包装袋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装袋、特に経管経腸栄養剤や経管経腸流動食などを収納する包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
経管経腸栄養剤(以下栄養剤と略することもある)や経管経腸流動食(以下流動食と略することもある)は、缶、紙容器、パウチ、瓶など種々の包装容器に収容されて使用されるが、中でもパウチタイプは密封性や取り扱い性に優れ、多く使用されている。パウチタイプとしては、一般に注出口を有し、該注出口にチューブを接続して投与を行うが、特に栄養剤の場合は、初期導入時に患者の病態に合わせて希釈して使用し、安定時には、不足する薬剤や水分を補給するのが一般的である。注出口のみを有する場合は、このような操作ができないか、限定的であり、投与を中断して注出口を補給口として兼用するか、パウチの一部を切り取るなどして開封し、そこから補給を行う必要があった。これは、作業が繁雑であり、注出口や開封部が汚染されたり、必要以上に開封するなど衛生管理上の問題もあった。
【0003】
上記問題を解決するため、着脱自在なキャップなどから構成される注入口を有するものもあるが、複雑な構造の注入口を別個に形成して取り付け、また、使用時までの密封性を保つため、注入口内部にフィルムなどからなるインナーシールを施すなど製造工程が煩雑になり、コスト高になるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、薬剤の投与など使用中に外部より水分などの補給が可能であって、取り扱い性や衛生管理性に優れ、製造が容易であり、コスト的に有利な包装袋の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のフィルム片の周辺部をシールしてなる包装袋であって、該包装袋は底面部にガゼット部を有し、該包装袋の上辺の一隅に斜め上方を向く突起部を設け、該突起部を構成するフィルム片間に、1または2以上の半硬質ないし硬質の円筒体を埋設し、前記突起部とは別に注出口部材を装着してなり、該注出口部材が突起部と対抗する側辺に設けられ、さらに前記突起部の近傍の側辺に、包装袋を吊り下げ可能な吊り下げ手段を有することを特徴とする包装袋である。
【0006】
包装袋の1辺に設けられた突起部のフィルム片間に、半硬質ないし硬質の円筒体を埋設し密封しているため、完全殺菌が可能であり、突起部の開封まで注入口が衛生的に保たれ、しかも低コストで、容易に製造することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に図面を用いて、本発明をさらに詳細に説明する。
[実施形態1]
図1〜図4に本発明の実施形態の一例である包装袋を示す。図1は、包装袋の正面図、図2は、図1の包装袋のA−A断面図、図3は図1の包装袋において注出口部材を開封した状態を示す図、図4は注入口を形成する突起部の拡大図である。図1の包装袋において、包装袋1の本体部2は、3枚のフィルム片の周辺部をシールしてシール部7(図中、斜線で示される)とし形成されている。図2に示すように、本体部の主要部分はフィルム片2a,2bを対向させて構成され、底面部9のみフィルム片2cをフィルム片2a,2b間に介在するよう配置してガゼット部としてマチ状に形成されている。ガゼット部を設けることにより、包装袋の自立性が向上し、また収容量も増大する。収容物の充填は、包装袋の上端部8の一部のみを未シール部として他の部分を形成した後、未シール部より収容物を充填し、未シール部をシールして行う。なお、ガゼット部を形成するフィルム片2cの側部には切り欠き部14,14が、包装袋下部の形態安定化のために設けられている。
【0008】
包装袋1の本体部2の1辺は、平面形状が一部内側へ切り欠いた部分へ突起部3が設けられている。突起部3は、図2、図4(a)に示されるように、突起部を構成するフィルム片間(図4(b)中、2a,2b)に、半硬質ないし硬質のパイプ状の円筒体4が埋設されている。円筒体4は、その外側側面部全て突起部の周辺部のシール部(図4(b)中、7a,7a)形成時に、押し型を用いてフィルム片が折れ曲がるシールの箇所においてそれぞれ密着するように押圧されて、フィルム片に密着される。使用時に水、希釈剤、薬剤などの注入が必要である場合は、突起部の円筒体埋設部分より外側の例えば図2、図4(a)中11で示されるような箇所を切断して突起部の先端部を除去し、開封すると、注入口12が形成され、該注入口12より包装袋内部へ注入を行う。包装袋1は、手による開封が容易であるよう突起部3の側部のシール部の片側に開封手段としてノッチ13が設けられている。また、突起部3の下部10は、フィルム片が外側へ膨らんだ形状に形成され、注入口を形成した際に、包装体内部へ外部より補給が容易となる。
【0009】
包装袋1には、突起部3と対抗する位置に注出口部材5が装着されている。注出口部材5は、開封された状態で注出口となり、該注出口にチューブ等を接続して収容物を外部へ注出するためのものである。注出口部材5は、図3に示すように、包装袋本体に取り付けるための両端部が薄い舟形形状である取り付け部5cと、注出口となる中空の管5bとを一体に成形した部材と、それに嵌合するキャップ5aとから構成され、取り付け部5cが包装袋本体に熱接着等により取り付けられる。管5bの先端部はシール材によりシールされて密封され、キャップ5aはシール部分の保護および衛生管理上の点から取り付けられている。注出のための開封は、キャップ5aを取り外し、シール材を剥離することにより行われる。
【0010】
包装袋1には、さらに突起部3の近傍のシール部に、包装袋を吊り下げ可能な吊り下げ手段として、フィルム片を貫通する貫通孔6を有する。貫通孔6に治具を引っかけるなどして包装袋1を懸下することによって、注出口部材5が下方に配置され、注出口部材5からの収容物の注出と、上方に配置された突起部3の開封により形成された注入口12からの補給が容易になる。
【0011】
[実施形態2]
図5に本発明の実施形態の他の例である包装袋の突起部の拡大図を示す。この包装袋は突起部における円筒体の構成以外は上記実施形態1の包装袋と同様の構成を有する。即ち、円筒体として、2つのリング状の円筒体24,24’を用いている。円筒体24,24’を所定の間隔離した状態でフィルム片(図5(b)中、22a,22b)間に配置して、実施形態1と同様に、その外側側面部全て突起部の周辺部のシール部(図5(b)中、17a,17a)形成時に、押し型を用いてフィルム片が折れ曲がるシールの箇所においてそれぞれ密着するように押圧されて、フィルム片に密着させている。円筒体24,24’間は中空に形成される。使用時に水、希釈剤、薬剤などの注入が必要である場合は、突起部の円筒体24埋設部分より外側の例えば図5(a)中31で示されるような箇所を切断して突起部の先端部を除去し、開封すると、注入口32が形成される。突起部の側部のシール部の両側には開封手段としてノッチ33、33’が設けられている。突起部をこのような構成とすることにより、円筒体にフィルム片への密着部分が少なくなり、円筒体のフィルム片への押圧時に、円筒体の存在する部分、特にシール際のフィルム片の損傷が軽減され、損傷が生じた場合でも、収容物の充填時の漏れ発生防止のための空気の漏れの有無による検査時にフィルム片の内側への露出部分が多いため、損傷の発見が容易になる。
【0012】
円筒体が、複数のリング状である場合、リング同士が連結されていてもよい。このような形状として、例えば、図6に示すように、2個のリング44,44’が2本の連結棒45、45’によって一体に連結された形状や、3個のリング54,54’、54’’が連結棒55で一体に連結された形状が挙げられる。
【0013】
本発明において、突起部を構成するフィルム片間に埋設される半硬質ないし硬質の円筒体の構成材料は収容物に影響を及ぼさず、所望の硬度を有すれば特に限定されず、例えば中密度又は高密度のポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂などを使用できるが、収容物を充填後にレトルト処理を行う場合は、耐熱性に優れるポリプロピレン系樹脂を用いるのが好ましい。これらの材料を射出成形法などにより成形して円筒体とする。上記実施形態2のように、円筒体が複数のリング状であり該リング同士が連結されている場合は、連結のための連結部材もリングと同材料からなり、一体に成形されているのが好ましい。
【0014】
円筒体のサイズ(長手方向長さ、外径、内径)も特に限定されず、包装袋に収容する収容物の種類や使用形態に合わせて適宜設定すればよい。本発明の包装袋は、注入口を円筒体とすることにより、開封までの密閉性を保ちながら、注入口の内径を大きくでき、外部から包装袋内に薬缶などを用いて補給を行う場合でも注入しやすくすることができる。また、円筒体の内径を大きくする場合は、円筒体の強度の点から断面形状を楕円形とするのが好ましい。円筒体が複数のリング状である場合、円筒体の長手方向長さとは、上記実施形態2におけるリング24の包装袋外側端部からリング24’の包装袋内側端部までの距離のように、配置後の全リングにおいて包装袋外側端部から包装袋内側端部間での距離を指す。本発明において、円筒体の長手方向長さは好ましくは、10〜30mmであるのがよい。また、円筒体の外径及び内径は、好ましくは、外径10〜20mm、内径8〜18mmであるのがよい。また円筒体の厚さ(外径と内径との差)は0.5〜1.5mmが好ましい。円筒体が複数のリング状である場合、リングの幅(長手方向長さ)は特に限定されないが、0.5〜2.0mmであるのが好ましい。さらに、円筒体が複数のリング状である場合、各リングの内径、外径、幅が異なっていても良い。
【0015】
突起部を構成するフィルム片間に円筒体を埋設し、フィルム片に密着させる方法は、包装袋本体におけるフィルム片の周辺部のシール方法などに合わせて行えば良く、例えば、フィルム片がシーラント層を有して熱接着によりシールを行う場合、突起部を構成するフィルム片間の所定位置に円筒体を配置し、フィルム片を押し型を用いて加熱加圧することにより熱接着して埋設できる。
【0016】
円筒体を埋設する際の円筒体付近のシール状態は、注入口を形成した際に、円筒体が包装袋に固定された状態で、包装体内部の収容物へ外部より補給が可能な通路が形成されるのであれば特に限定されない。即ち、円筒体とフィルム片間および突起部におけるフィルム片の周辺部がシールされていればよい。また、突起部の下部は、注入口を形成した際に、包装体内部の収容物へ外部より補給が容易となるよう、円筒体の固定時に、押し型等を用いて上記実施形態に示すようなフィルム片が外側へ膨らんだ形状に形成しても良い。
【0017】
本発明において、包装袋本体を構成する複数のフィルム片の構成材料は特に限定されず、従来パウチに使用されている材料を使用できる。このような材料としては、例えば、二軸延伸ポリオレフィン系樹脂フィルム、二軸延伸ポリアミド系樹脂フィルム、二軸延伸ポリエステル系樹脂フィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム等の各種フィルムを基材とし、これらの基材に、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等のオレフィン系の熱接着樹脂をシーラント層として積層した複合フィルム等が挙げられる。また、内容物の保護性を高めるため等の点から、上記複合フィルムに、さらに単層フィルムや複合フィルムを複数積層したフィルムや、シリカ、酸化アルミニウム等を積層したフィルムも使用できる。特に、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートや二軸延伸ポリアミドの積層フィルムに酸化アルミニウム層を積層したフィルムを基材として用いると、バリアー性や保香性に優れ、充填後のピンホール試験機又は金属探知機の使用やマイクロ波による加熱も可能になる。充填後の厚みは一般的な30〜150μmのものを使用でき、全体のサイズも収容量に応じて適宜設定できる。包装袋本体の形成は、フィルム片の構成に応じてシーラント層の熱接着等により周辺部をシールして行う。
【0018】
本発明の包装袋の本体形状は、複数のフィルム片の周辺部をシールしてなり、1辺に円筒体を埋設する突起部を設けてあれば特に限定されず、上記実施形態1のように2枚のフィルム片の周辺部をシールし、底面部にガゼット部を設け、マチ状にした形状の他、2枚のフィルム片の周辺部をシールしたのみの形状や、一方あるいは両方の側面部、あるいは天面部にもガゼット部を設け、収容量の増大等を計っても良い。
【0019】
本発明の包装袋の本体形成時に、フィルム片の周辺部のシール形状やシール幅も密封可能であれば特に限定されず、上記実施形態のような吊り下げ用の孔や引っかけ部などを形成可能なように形状や幅を変化させてもよい。
【0020】
本発明の包装袋は、円筒体を埋設する突起部を形成してあればよいが、突起部には、開封を容易にしやすいよう、開封手段を有するのが好ましい。開封手段としては、手による開封が容易なように、上記実施形態のような、円筒体側部のシール部の片側あるいは両側にノッチを設ける方法の他、レーザ光線やミシン目による薄肉部を設ける方法などが挙げられ、これらを組み合わせても良い。また、はさみ等で開封するときの目印として、開封予定線を印刷等により形成しても良い。
【0021】
本発明の包装袋は、経管経腸栄養剤や経管経腸流動食の収容用とする場合、吊り下げて使用するため、包装袋に吊り下げ可能な吊り下げ手段を有するのが好ましい。吊り下げ手段としては、上記実施形態のように、シール部に貫通孔を形成しても良いし、別個に形成されたフックなどの吊り下げ具を取り付ける形態であっても良い。これらの吊り下げ手段は、複数設けられていても良く、その配置も限定されないが、少なくとも使用時の状態から、突起部の近傍に、吊り下げ手段を有し、一方、注出口部材を突起部と対抗する位置に設けるのが好ましい。このような配置とすることによって、注出口部材からの収容物の注出と、突起部の開封により形成された注入口からの補給が容易になる。
【0022】
本発明の包装袋において、注出口部材の形状や構成材料は特に限定されず、一般に使用されているものを使用でき、包装袋本体に取り付ける取り付け部と注出口となる中空の管とを一体に成形したものが好ましい。取り付け部は、包装袋本体に熱接着等により取り付けられるが、両端部が薄い舟形形状であるのが好ましい。また、注出口は端部を熱で封口する、蓋、キャップを嵌合あるいは螺合する、シール材によりシールするなどして密封する。
【0023】
本発明の包装袋は、次のように使用される。包装袋の上端部の一部のみを未シール部として他の部分を融着などにより形成した後、未シール部より収容物を充填し、未融着部をシールする。この後、必要に応じて、レトルト殺菌処理や高温瞬間殺菌処理などを行う。これらの処理を行う必要がある場合は、それに応じて包装袋を構成するフィルム片、円筒体、注出口部材の材質を予め選択する。収容物の注出時は、上記実施形態1のように、吊り下げ手段により懸下し、注出口を開封してチューブ等を接続し、収容物を抽出する。一方、水、希釈剤、薬剤などは、突起部の円筒体埋設部分より外側のフィルム片を切断して開封し、形成された注入口より包装袋内部へ注入される。
【0024】
本発明の包装袋は、収容物の注出の他に外部から液体等を注入する可能性がある場合に使用するが、投与中に薬剤や水分を補給する経管経腸栄養剤用や経管経腸流動食用として特に好適である。
【0025】
【実施例】
厚さ12μmポリエチレンテレフタレートフィルムと、厚さ15μmのポリアミドフィルムと、耐熱性を有する酸化アルミニウム(Al)の薄膜と、ポリプロピレンフィルムとを接着層を介して順次積層した積層フィルムを図1の包装袋におけるフィルム片2a,2bに、シリカ蒸着ポリエステルフィルムと、厚さ15μmのポリアミドフィルムと、ポリプロピレンフィルムとを接着層を介して順次積層した積層フィルムを図1の包装袋におけるガゼット部を構成するフィルム片2cに用いて、ポリプロピレンフィルム側をシーラント層として周辺部を熱融着し、図1と同様の構成の包装袋1を製造した。その際、突起部3には、内径12mm、外径15mmの、断面形状が楕円形のポリプロピレン系樹脂からなるパイプ状の円筒体4を埋設して熱接着し、また、ポリプロピレン系樹脂からなる注出口部材5を取り付け部5cをフィルム片に挟むようにして熱接着した。突起部3には、ノッチ13を打ち抜きにより形成し、また、吊り下げ手段として、シール幅を大きくした1片に貫通孔6を打ち抜きにより形成した。包装袋のサイズは、概ね幅160mm(収容部分の幅は約110mm)、高さ240mm、ガゼット部の最大高さ40mmで、シール幅は5mm、貫通孔形成部分のシール幅は35mmとした。突起部の幅は22mmとし、貫通孔は長径24mm、短径18mmの楕円形とした。包装袋の上部は未シール部とし、収容物を充填後、熱融着により融着して、密封した。貫通孔6に治具を引っかけて包装袋1を懸下し、注出口部材5を開封して収容物を注出する一方、突起部3の先端部をノッチ13から切断して除去し、注入口12を形成して該注入口12より包装袋内部へ補給を行った。
【0026】
【発明の効果】
本発明の包装袋は、1辺に突起部を設け、該突起部を構成するフィルム片間に、1または2以上の半硬質ないし硬質の円筒体を埋設することにより、注入口を形成でき、薬剤の投与など使用中に外部より水分などの補給が可能であって、しかも注入口が円筒体を埋設して形成され密封されているため、完全殺菌が可能であり、突起部の開封まで注入口が衛生的に保たれ、取り扱い性や衛生管理性に優れ、さらに製造が容易であり、コスト的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態の一例である包装袋の正面図である。
【図2】図2は、図1の包装袋のA−A断面図である。
【図3】図3は、図1の包装袋において注出口部材を開封した状態を示す図である。
【図4】図4(a)は、図1の包装袋における突起部の拡大図であり、図4(b)は、図4(a)におけるB−B断面図である。
【図5】図5(a)は、本発明の実施形態の他の例である包装袋における突起部の拡大図であり、図5(b)は、図5(a)におけるC−C断面図である。
【図6】図6は、円筒体の形状の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 包装袋
2 包装袋本体
3 突起部
4 円筒体
5 注出口部材
6 吊り下げ手段
7 シール部
8 包装袋本体上部
9 包装袋本体底面部

Claims (8)

  1. 複数のフィルム片の周辺部をシールしてなる包装袋であって、該包装袋は底面部にガゼット部を有し、該包装袋の上辺の一隅に斜め上方を向く突起部を設け、該突起部を構成するフィルム片間に、1または2以上の半硬質ないし硬質の円筒体を埋設し、前記突起部とは別に注出口部材を装着してなり、該注出口部材が突起部と対抗する側辺に設けられ、さらに前記突起部の近傍の側辺に、包装袋を吊り下げ可能な吊り下げ手段を有することを特徴とする包装袋。
  2. 前記円筒体が、ポリプロピレン系樹脂からなることを特徴とする請求項1記載の包装袋。
  3. 前記円筒体が、パイプ状であることを特徴とする請求項1または2記載の包装袋。
  4. 前記円筒体が、リング状であることを特徴とする請求項1または2記載の包装袋。
  5. 前記円筒体が、複数のリング状であり、リング同士が連結されていることを特徴とする請求項4記載の包装袋。
  6. 前記突起部に、開封手段を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の包装袋。
  7. 経管経腸流動食用であること特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の包装袋。
  8. 経管経腸栄養剤用であること特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の包装袋。
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