JP2006082847A - 注出口付きパウチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 主に流動食の密封包装に用いる注出口付きパウチであって、流動食の患者等への投与は元より、流動食の投与後、飲料水を注入して投与する際にも使い勝手がよく衛生的に投与することのできる注出口付きパウチを提供する。
【解決手段】 注出口付きパウチを積層フィルム製のパウチの周縁の一部にプラスチックの成形体による注出口を取り付けて形成すると共に、該注出口を、パウチに熱接着して取り付けられる注出口基部と、該注出口基部に螺合して装着される細口のノズル部と、該ノズル部に装着してノズル部を閉鎖するキャップとで構成し、該注出口基部は、筒部を中心として上部に広口で漏斗機能を有する筒状部を備え、下部に接着基部を備え、筒部の内側には円形の薄肉部で切断可能とした閉鎖板を設けて構成し、該ノズル部には、その下部に螺子締め深さの調節で前記閉鎖板の切断と係止を可能とした切断具を設けて構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、注出口付きパウチに関し、特に経腸栄養剤や流動食などの液状の内容物(以下、流動食という)を安全に密封包装し、保存できると共に、流動食の使用時には、パウチに取り付けられた注出口に供給チューブを連結して安全且つ衛生的に患者等に投与することができ、また、流動食の使用時に希釈液を注入して濃度などの調整を行い、或いは、使用後に飲料水などを注入して患者等に投与する際にも使い勝手がよく衛生的に使用することのできる注出口付きパウチに関する。
従来、病院等の医療機関で患者等に流動食を投与するために用いる流動食用の容器としては、使用の都度、流動食を専用の供給用容器に移し替える必要がなく、また、使用後の容器の洗浄などの手間を省き、使い勝手をよくするため、使い捨てタイプの注出口付きパウチが使用されるようになっている。
このような注出口付きパウチは、通常、流動食を密封した後、加圧加熱殺菌処理が施され、使用時には注出口を開封して、そこに供給チューブを連結して患者等に流動食を投与するものであり、この時、必要に応じて流動食に希釈液を注入して濃度などの調整が行われ、また、流動食の投与後には、この注出口付きパウチに飲料水などを注入して、流動食と同様に飲料水を衛生的に投与することが行われている。
このような流動食用の注出口付きパウチとしては、例えば、(1)パウチ本体が積層フィルムによるガセット形式のパウチ(左右の両側部にガセット部を設けた形状のパウチ)で形成され、その下部に、先端側の開口部が柔軟性材料による注出口シール材で封止され、その外側にキャップが装着されたプラスチックの成形体による注出口が取り付けられると共に、パウチの上部には、中央部が縦長で下方に延長された部分を有するヒートシール部が設けられ、一方のコーナー部に液体注入口部を形成するための開封手段(例えば、開封指示線)を設け、その開封指示線よりも下の位置で前記縦長のヒートシール部の中間部に、開封した液体注入口部を閉じるための横方向の折り曲げ予定線を設け、その折り曲げ予定線の上下の前記縦長のヒートシール部に、パウチの吊り下げ用または再封用の切り目線による穴を設けた構成の注出口付きパウチがある(特許文献1参照)。
また、同様な目的で使用され、使用中に内容物の残量を視認できると共に、パウチのガスバリヤー性、即ち、内容物の保存性を低下させることがなく、コストメリットにも優れた注出口付きパウチとして、(2)パウチ本体が、前後2面の壁面フィルムの両側の側部の間に、側面フィルムを内側に折り返して挿入し、両側の端縁部をヒートシールしてなるガセット部を有する形式で形成され、そのパウチの前後左右の四つの壁面のうち、少なくとも一つの壁面が透明な積層フィルムで形成され、その他の壁面が中間層にアルミニウム箔を積層した積層フィルムで形成されると共に、そのパウチの下部には前記(1)と同様な注出口が取り付けられ、また、パウチの上部をヒートシールする上部シール部が、その内側の少なくとも左右いずれか一方のコーナー部に液体注入口部を形成するための非シールの窪み部が、ガセット部の側面フィルムの折り込み幅よりも広い幅で設けられたシールパターンでヒートシールされ、且つ、前記液体注入口部を開封するための開封手段が、その非シールの窪み部を横切るように設けられ、更に、その上部シール部の領域内に、パウチを吊り下げるための穴を設けた構成の注出口付きパウチがある(特許文献2参照)。
特開2001−199457号公報(第4頁〔0022〕〜第5頁〔0029〕、図1、図2) 特開2002−255199号公報(第4頁〔0019〕〜第5頁〔0029〕、図1〜図3)
前記(1)に記載された注出口付きパウチによれば、流動食を安全に密封包装して長期保存できると共に、パウチに充填された流動食を使用する際には、パウチの下部に取り付けられた注出口のキャップを取り外し、図2に示すように、注出口21の先端部に、供給チューブTが連結され、内側に突き刺し突起29が設けられた連結具Cを押し込んで連結することにより、注出口シール材22が突き破られて開封され、流動食が供給チューブ内に流出し、患者等に投与できるようになる。そして、パウチ上部に設けられた吊り下げ用の穴9a を、患者等のベッドの傍らに設置されたスタンドのフックに掛けてパウチを吊り下げることにより、スムーズに流動食を患者等に投与することができる。
また、流動食の投与の際、希釈液を注入して濃度などの調整が必要な場合、或いは、流動食の投与後、飲料水などを投与したい場合は、パウチ上部の開封指示線5をカットし、パウチ側部の壁面フィルムを外側に引き出すことにより、液体注入口が開口されるので、この部分から希釈液や飲料水などを注入することができる。希釈液や飲料水などの注入後は、引き出した側部の壁面フィルムを内側に押し込んで、パウチ上部を折り曲げ予定線6で一方に折り曲げることにより、液体注入口が完全に閉鎖されると共に、上下の吊り下げ用または再封用の切り目線による穴9a 、9b が重なり合うので、これをスタンドのフックに掛けることにより、落下菌や塵埃などが混入することもなく衛生的に流動食や飲料水などを患者等に投与することができる。
しかし、このような注出口付きパウチでも、前記注出口21の先端部の注出口シール材22を連結具Cの突き刺し突起29を差し込んで開封した際に、注出口シール材22が柔軟性材料であるため、突き破られた注出口シール材22が突き刺し突起29に設けた切り欠き部30の一部を塞ぐことがあり、特に流動食は粘性を有するため、供給チューブTへの流出が妨げられる問題があった。
また、パウチ上部に設けられる液体注入口に関しても、パウチが積層フィルムで柔軟性材料であるため、開口させた液体注入口が安定しにくく、希釈液や飲料水などを注入する際に手で補助する必要があり、液体注入の操作性の点でやや劣るという問題があった。この問題は病院などで多数の注出口付きパウチに液体注入を行う場合に、特に問題になりやすいものである。
また、前記(2)に記載された注出口付きパウチに関しても、パウチの下部に設けた注出口21は、前記(1)に記載された注出口付きパウチの注出口21と同じ構成であるため、上述と同様な問題点を有し、また、パウチ上部に形成する液体注入口についても、開口後の再封のための構成が異なり、パウチ材料の節減によるコストメリットは得られるが、液体注入時の操作性に関しては、前記(1)に記載された注出口付きパウチと同様な問題があり改善の必要があった。
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたものであり、その課題は、主に流動食などに用いる注出口付きパウチの分野において、流動食などの内容物の保存性がよく、且つ、充填された流動食などを患者等に投与する際には、専用の供給容器などに移し替える必要がなく、そのままパウチに取り付けた注出口に供給チューブを連結し、簡単な操作で注出口を確実に開口させることができ、注出口を下にしてスムーズに且つ衛生的に流動食などを患者等に投与できると共に、希釈液や飲料水などをパウチに注入して患者等に投与する際にも、注出口を液体注入口にも使用することができ、その開口が安定しており、注入の操作性がよく、容易に希釈液や飲料水などをパウチに注入して患者等に投与することのできる注出口付きパウチを生産性よく提供することである。
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。
即ち、請求項1に記載した発明は、積層フィルム製のパウチ周縁の一部にプラスチックの成形体による注出口が取り付けられ、液状の内容物が密封包装される注出口付きパウチにおいて、該注出口が、パウチ周縁の一部に熱接着して取り付けられる広口の注出口基部と、該注出口基部に螺合して取り付けられる細口のノズル部と、該ノズル部に装着され該ノズル部を閉鎖するキャップとで構成され、
該注出口基部は、少なくとも上部に広口の円筒形で外周に前記ノズル部を螺合する雄螺子が設けられた漏斗機能を有する筒状部を備え、その下に径を小さくした筒部が連続するように設けられると共に、該筒部の内側には該筒部を閉鎖する閉鎖板が円形の薄肉部を介して切断可能に設けられ、該筒部の外側にはパウチ周縁の内側に挿入して熱接着される横断面が瞼形の接着基部が設けられた形状に形成され、
該ノズル部は、少なくとも上部に細口の円筒状のノズルを有し、その基部外周には前記キャップを螺子嵌合または押し込み嵌合するための雄もしくは雌螺子または環状の凸条もしくは凹溝が設けられると共に、その下部には下端が広口で開口する筒部が連続するように設けられ、その内周面には前記注出口基部外周の雄螺子に螺合する雌螺子が設けられ、更に、該筒部周壁の内側には前記注出口基部の円形の薄肉部に相当する径で下端が斜めにカットされた筒状の切断具が設けられて形成され、
該キャップは、少なくとも天板とその周囲に連続して下方に延設された筒状の周壁とを有し、該天板の内面には前記ノズルの先端に当接してその開口部を閉鎖する閉鎖部が設けられ、該筒状の周壁の内周面には前記ノズルの基部外周に設けられた雄もしくは雌螺子または環状の凸条もしくは凹溝に嵌合する雌もしくは雄螺子または環状の凹溝もしくは凸条が設けられて形成されており、
該注出口付きパウチに内容物を充填、密封し、未開封の状態では、前記注出口基部とノズル部とは、その螺子締め深さが、両者の間に設けられた中間ストッパー構造により途中で停止され、ノズル部に設けられた前記筒状の切断具の先端と、前記注出口基部の筒部の内側に設けられた閉鎖板の周囲の円形の薄肉部とが近接する位置で停止された状態であり、該注出口付きパウチに密封された内容物を使用する際には、前記ノズル部を更に深く螺子締めすることにより、前記中間ストッパー構造が外されると共に、前記筒状の切断具の先端が回動しながら下降して前記薄肉部がその一部を残して切断され、前記閉鎖板が下方に倒された状態で係止され、該閉鎖板部が開口され、次いで、前記キャップを取り外すことにより、ノズルの先端部が開封され、内容物の注出が可能となることを特徴とする注出口付きパウチからなる。
尚、本発明において、パウチ本体は、積層フィルムをヒートシールして製袋されるが、その形状は、特に限定はされず、例えば、三方シール形式や四方シール形式、ピロー形式などの平パウチのほか、スタンディングパウチ、ガセットパウチなどの立体構造を有するパウチなど、いずれも使用することができる。
請求項2に記載した発明は、前記中間ストッパー構造が、前記注出口基部の中間部の外周にフランジ状に設けられたリング状突起と、ノズル部の下部の筒部下端近傍の内周面に設けられた凹状の溝とで形成され、且つ、前記ノズル部を更に深く螺子締めして前記筒状の切断具で前記薄肉部をその一部を残して切断する際のノズル部の回転が1/4〜1回転であることを特徴とする請求項1記載の注出口付きパウチからなる。
請求項3に記載した発明は、前記注出口基部の上部の広口の漏斗機能を有する筒状部の内径が25〜35mmであることを特徴とする請求項1または2に記載の注出口付きパウチからなる。
請求項4に記載した発明は、前記パウチがスタンディングパウチ形式のパウチであって、且つ、前記注出口がパウチの上部に設けられ、更に、パウチの下部のヒートシール部には吊り下げ用の穴が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の注出口付きパウチである。
請求項1に記載した発明によれば、注出口付きパウチを前記のように構成しているので、以下に列挙するような作用効果が得られる。
(1)パウチ本体を積層フィルムをヒートシールして製袋しているので、積層フィルムの選定により、内容物充填後の加圧加熱殺菌処理に耐える耐熱性、耐内容物性、ガスバリヤー性などをパウチに付与することができ、内容物の保存性を向上させることができる。
(2)注出口を、パウチ周縁の一部に熱接着して取り付けられる広口の注出口基部と、該注出口基部に螺合して取り付けられる細口のノズル部と、該ノズル部に装着され該ノズル部を閉鎖するキャップとで構成し、
該注出口基部は、少なくとも上部に広口の円筒形で外周に前記ノズル部を螺合する雄螺子が設けられた漏斗機能を有する筒状部を備え、その下に径を小さくした筒部が連続するように設けられると共に、該筒部の内側には該筒部を閉鎖する閉鎖板が円形の薄肉部を介して切断可能に設けられ、該筒部の外側にはパウチ周縁の内側に挿入して熱接着される横断面が瞼形の接着基部が設けられた形状に形成され、
該ノズル部は、少なくとも上部に細口の円筒状のノズルを有し、その基部外周には前記キャップを螺子嵌合または押し込み嵌合するための雄もしくは雌螺子または環状の凸条もしくは凹溝が設けられると共に、その下部には下端が広口で開口する筒部が連続するように設けられ、その内周面には前記注出口基部外周の雄螺子に螺合する雌螺子が設けられ、更に、該筒部周壁の内側には前記注出口基部の円形の薄肉部に相当する径で下端が斜めにカットされた筒状の切断具が設けられた形状に形成され、
該キャップは、少なくとも天板とその周囲に連続して下方に延設された筒状の周壁とを有し、該天板の内面には前記ノズルの先端に当接してその開口部を閉鎖する閉鎖部が設けられ、該筒状の周壁の内周面には前記ノズルの基部外周に設けられた雄もしくは雌螺子または環状の凸条もしくは凹溝に嵌合する雌もしくは雄螺子または環状の凹溝もしくは凸条が設けられた形状に形成されているので、
いずれもプラスチックの射出成形により容易に製造することができる。また、パウチに内容物を密封包装し、加圧加熱殺菌処理を施す際には、前記注出口のうち、注出口基部のみがパウチに熱接着されていれば、注出口基部はその筒部が前記閉鎖板で閉鎖されているのでパウチを密封することができる。従って、前記ノズル部とキャップとは、加圧加熱殺菌処理後に取り付けられるので、加圧加熱殺菌処理に耐えるような耐熱性を必要とせず、材料選定の範囲を広げることができ製造が容易になる。
(3)また、本発明の注出口付きパウチは、パウチに前記注出口基部とノズル部とキャップからなる注出口が取り付けられ、内容物が密封され、未開封の状態では、前記注出口基部とノズル部とは、その螺子締め深さが、両者の間に設けられた中間ストッパー構造により途中で停止され、ノズル部に設けられた前記筒状の切断具の先端と、前記注出口基部の筒部の内側に設けられた閉鎖板の周囲の円形の薄肉部とが近接する位置で停止された状態であり、この注出口付きパウチに密封された内容物を使用する際には、前記ノズル部を更に深く螺子締めすることにより、前記中間ストッパー構造が外されると共に、前記筒状の切断具の先端が回動しながら下降して前記薄肉部がその一部を残して切断され、前記閉鎖板が下方に倒された状態で係止され、該閉鎖板部が開口され、次いで、前記キャップを取り外すことによりノズルの先端部が開封され、内容物の注出が可能となるように構成されているので、前記閉鎖板が脱落して内容物、例えば、流動食に混入することがなく、また、閉鎖板が流動食などの内容物の注出を妨げることもなく、確実に閉鎖板部を開口させることができる。
また、内容物を注出する際には、通常、ノズル部の先端部の細口のノズルに供給チューブを連結して内容物を注出するが、キャップを取り外すまでは、ノズルの外面はその基部までがキャップでカバーされているので、ノズルの外面が汚染されることがなく、衛生的に供給チューブを連結して内容物を注出することができる。
(4)注出口付きパウチに、内容物として流動食を充填し、それを注出する際に、希釈液などを注入して濃度などの調整を行う場合、或いは、流動食の注出後、飲料水などを注入して流動食と同様に衛生的に注出する場合は、前記注出口の注出口基部からノズル部を取り外すことにより、注出口基部の上部に設けられた広口の円筒形で漏斗機能を有する筒状部が開口するので、この部分を液体注入口に使用して希釈液や飲料水などを容易に注入することができる。
この液体注入口は、従来の流動食用の注出口付きパウチのように、パウチの上部の一部をカットして液体注入口を形成したものではなく、プラスチックの成形体で形成されているので保形性があり、その開口を維持するために手で補助する必要がなく、希釈液や飲料水などの注入操作を一層容易に行うことができる。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1に記載した発明の注出口付きパウチの構成において、前記中間ストッパー構造が、前記注出口基部の中間部の外周にフランジ状に設けられたリング状突起と、ノズル部の下部の筒部下端近傍の内周面に設けられた凹状の溝とで形成され、且つ、前記ノズル部を更に深く螺子締めして前記筒状の切断具で前記薄肉部をその一部を残して切断する際のノズル部の回転が1/4〜1回転で行える構成としているので、請求項1に記載した発明の作用効果に加えて、前記パウチに取り付けられた注出口基部にノズル部を螺子締めして取り付ける際の螺子締め深さの調節、即ち、ノズル部に設けられた筒状の切断具の先端を注出口基部の閉鎖板の周囲の円形の薄肉部に近接した位置に停止させる操作を前記リング状突起と凹状の溝との嵌合で行えるので容易に行うことができる。また、ノズル部を更に深く螺子締めして注出口基部の閉鎖板を、前記筒状の切断具により、その周囲の円形の薄肉部の一部を残して切断し、閉鎖板部を開口させる操作、および前記希釈液や飲料水を注入する際に、ノズル部の螺子締めを戻してノズル部を取り外し、注出口基部の上部の広口の漏斗機能を有する筒状部を開口させる操作も容易に行うことができる。
また、前記ノズル部を更に深く螺子締めして前記筒状の切断具で前記薄肉部をその一部を残して切断する際のノズル部の回転が1/4〜1回転で行えるので、注出口基部の閉鎖板部の開口を一層容易に行えるようになる。
請求項3に記載した発明によれば、請求項1または2に記載した発明の注出口付きパウチの構成において、前記注出口基部の上部の漏斗機能を有する筒状部の内径が25〜35mmの範囲である構成としているので、請求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、この部分から希釈液や飲料水などを注入する際に、これらの液体を外にこぼすことなく容易に注入することができる。
前記内径が25mm未満の場合は、筒状部の口径が小さく、注入する液体を外にこぼしやすくなるため好ましくない。また、前記内径が35mmを超える場合は、注出口基部およびノズル部の寸法が大きくなると共に、使用する樹脂の量も増え、質量も大きくなりすぎるため好ましくない。
請求項4に記載した発明によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載した発明の注出口付きパウチの構成において、前記パウチがスタンディングパウチ形式のパウチであって、且つ、前記注出口がパウチの上部に設けられ、更に、パウチの下部のヒートシール部には吊り下げ用の穴が設けられた構成としているので、請求項1乃至3のいずれかに記載した発明の作用効果に加えて、内容物が充填されたパウチは、底部が前後に大きく広がり、底部に平坦に近い底面が形成されるので優れた自立性を有し、前記希釈液や飲料水などを注入する際にはパウチを立てて置くことができ、パウチの取り扱い性や使い勝手がよくなると共に、容量の割にコンパクトに包装することができる。
そして、注出口付きパウチに充填された内容物、例えば、流動食を患者等に投与する際には、前記注出口基部の閉鎖板部を開口させると共に、ノズル部に装着されたキャップを取り外して細口の円筒状のノズルを開口させ、そのノズルを供給チューブに差し込んで連結した後、パウチの下部のヒートシール部に設けられた吊り下げ用の穴を、患者等のベッドの傍らに配置されたスタンドのフックなどに掛けて吊り下げるだけで、パウチの上下が逆向きになって、パウチの上部に設けられた注出口が下向きになり、パウチに充填された流動食が供給チューブに自然に流出し、患者等に流動食をスムーズに且つ衛生的に投与することができる。
また、流動食の投与後、患者等に飲料水などを投与する場合は、前記注出口基部に螺子締めして取り付けられたノズル部を取り外すことにより、注出口基部の上部に設けられた広口の円筒形で漏斗機能を有する筒状部が開口するので、この部分から飲料水などを注入し、注入後、再度ノズル部を元の位置まで螺子締めして注出口基部に取り付けることにより、流動食と同様に、飲料水などを患者等にスムーズに且つ衛生的に投与することができる。上記飲料水などの注入の際にも、パウチを立てて置くことができるので、注入の操作を一層容易に行うことができる。
本発明において、パウチ本体の形状は、先にも説明したように特に限定はされず、例えば、三方シール形式、四方シール形式、ピロー形式などの平パウチのほか、スタンディングパウチ形式やガセットパウチ形式などの自立性、或いは、立体構造を有するパウチなど、いずれも使用することができる。
これらの中でも、スタンディングパウチ形式のパウチは、前述したように、優れた自立性を有しているので、パウチの取り扱い性、および注出口の開封、供給チューブの連結、希釈液や飲料水などの注入など、使用時の各種の操作性、即ち、使い勝手に格段に優れており、特に好適に使用することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の注出口付きパウチの一実施例の構成を示す正面図である。
図2は、本発明の注出口付きパウチに用いる注出口の一例の構成を示す拡大分解図であり、(イ)はキャップの正面図、(ロ)はノズル部の正面図、(ハ)は注出口基部の正面図である。
図3は、図2の拡大分解図に示した注出口の断面図であり、(イ)はキャップの断面図、(ロ)はノズル部の断面図、(ハ)は注出口基部の断面図である。
図4は、図3の(ハ)のA−A線断面図である。
図5は、図2、図3に示した注出口を組み付けた時の形状を示す断面図である。
図6は、図5に示した注出口のノズル部を更に深く螺子締めして、その円筒状の切断具で注出口基部の閉鎖板を、その周囲の薄肉部を一部を残して切断し、開封した時の状態を説明する断面図である。
但し、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの図面に限定されるものではない。
図1に示した注出口付きパウチ100は、その本体部をスタンディングパウチ形式のパウチに製袋したものであり、底部が常法に従って、前後の壁面の積層フィルム1、1′の下部の間に、底面フィルムを内側に折り返して底面フィルム折り返し部2まで挿入してなるガセット部4を有する形式で形成され、内側に折り込まれた底面フィルムの両側下端近傍には、この場合、半円形の底面フィルム切り欠き部3a 、3b が設けられ、ガセット部4が、内側が両側から中央部にかけて湾曲線状に凹状となる船底形の底部シール部5でヒートシールされて形成されている。また、パウチ100の胴部は、前後の壁面の積層フィルム1、1′の両側端縁部を側部シール部6a 、6b でヒートシールされて形成されている。
そして、パウチ100の上部は、両側のコーナー部が角部をなくすように斜めにトリミングされ、上部の端縁部が上部シール部7でヒートシールされるが、この時、一方のコーナー部(図において左側のコーナー部)には、プラスチックの成形体による注出口50が、その接着基部を積層フィルム1、1′の間に挿入して熱接着する方法で取り付けられ、また、パウチ100の下部の底部シール部5の両側のコーナー部のうち、前記パウチ上部の注出口50を取り付けた側と反対側のコーナー部(図において右側のコーナー部)には、パウチの吊り下げ用の穴8を設けて構成したものである。
尚、前記注出口50には、以下の図2〜図6に示す構成の注出口50を用いたものである。
このような注出口付きパウチ100に内容物を充填する方法は、大別して二通りの方法に分けられ、一つは予め注出口付きパウチを製袋しておいて、給袋式の充填シール装置を用いて内容物の充填シールを行う方法であり、もう一つは製袋とインラインで内容物の充填シールを行う方法である。
給袋式の充填シール装置を用いる場合は、内容物の充填口が必要であるため、例えば、上部シール部7のうち、注出口50を熱接着した部分を除く他の部分に未シールの開口部を設け、そこから内容物の充填シールを行う方法、またはパウチの両側の側部シール部6a 、6b のうち、いずれか一方を未シールの開口部とし、そこから内容物の充填シールを行う方法があり、いずれの方法も可能である。
また、製袋とインラインで内容物の充填シールを行う場合は、専用の製袋充填シール装置が必要となるが、スタンディングパウチは、通常、横並びにパウチが連続する形態で製袋が行われるため、先にパウチの底部の製袋と、上部への注出口の取り付けおよび上部のシールを行った後、連続するパウチを縦型の充填セクションに導入し、下側に位置する側部シール部のヒートシール、内容物の充填、上側に位置する側部シール部のヒートシールを順に行った後、個々のパウチに切り離す方法で製袋と内容物の充填シールをインラインで行うことができる。この方法を採った場合は、注出口付きパウチの製造と内容物の充填シールを一工程で行えるため製造工程が簡略化され、製造コストの削減に大きく寄与することができる。
図2は、本発明の注出口付きパウチに用いる注出口の一例の構成を示す拡大分解図であり、(イ)はキャップの正面図、(ロ)はノズル部の正面図、(ハ)は注出口基部の正面図である。
また、図3は、図2の拡大分解図に示した注出口の断面図であり、(イ)は図2の(イ)に示したキャップの断面図、(ロ)は図2の(ロ)に示したノズル部の断面図、(ハ)は図2の(ハ)に示した注出口基部の断面図である。
図2、図3に示した注出口50は、それぞれパウチ周縁の一部に熱接着して取り付けられる(ハ)に示した注出口基部20と、それに螺合して取り付けられる(ロ)に示したノズル部30と、ノズル部30に装着される(イ)に示したキャップ40とで構成されるものである。
図2、図3の(ハ)に示した注出口基部20は、上部に広口の円筒形で外周に前記ノズル部30を螺合する雄螺子28が設けられた漏斗機能を有する筒状部27を備え、その下に径を小さくした筒部21が連続するように設けられると共に、筒部21の内側には、筒部21を閉鎖する閉鎖板24が円形の薄肉部23を介して切断可能に設けられ、筒部21の外側には、パウチ周縁の内側に挿入して熱接着される横断面が瞼形の接着基部22(図4も参照)が設けられ、更に、漏斗機能を有する筒状部27の内側には、図2、図3の(ロ)に示したノズル部30を螺子締めして取り付ける際に、その内側下部に設けられた筒状の切断具36を中央部に案内するための板状のガイドリブ26が中心部に向かって複数枚(4〜8枚程度)設けられ、また、前記筒状部27の下部外周には、フランジ状にリング状突起29が設けられ、そのリング状突起29と接着基部22の間の筒部21の外面には板状の補強板25が複数枚(4〜8枚程度)放射状に設けられて構成されている。
尚、前記リング状突起29は、注出口基部20にノズル部30を螺子締めして取り付ける際、ノズル部30の下部の筒部34の下端近傍の内周面に設けられた凹状の溝38と嵌合し、中間ストッパーとして作用するものである。
また、図4は、図3の(ハ)のA−A線断面図であり、接着基部22の瞼形の横断面形状を示すものである。
図2、図3の(ロ)に示したノズル部30は、上部に細口の円筒状のノズル31を有し、このノズル31は、異なる径の供給チューブ(図示せず)に適応するように、先端側が細い径で基部側をやや太くした径の2段階の径を有する形状に形成され、それぞれの径のノズルの外周面には、外側に差し込まれた供給チューブの抜け落ちを防止する滑り防止用突起33a または滑り防止用突起33b が設けられ、更に、ノズル31の基部外周面には、この場合、キャップ40を螺子嵌合するための雄螺子32が設けられると共に、その下部には下端が広口で開口する筒部34が連続するように設けられ、筒部34の外周面には、このノズル部30を注出口基部20に螺子締めして取り付ける際の滑りを防止するための縦方向の凹凸条37b が設けられ、また、筒部34の内周面には前記注出口基部20の筒状部27の外周の雄螺子28に螺合する雌螺子35が設けられ、更に、筒部34の周壁の内側には、筒部34の上面から下方に向けてインナーリング39と、前記注出口基部の円形の薄肉部23に相当する径で下端が斜めにカットされた筒状の切断具36が設けられ、また、筒部34の下端近傍の内周面には、前記注出口基部20の筒状部27の下部外周にフランジ状に設けられたリング状突起29と嵌合して中間ストッパー構造を形成する凹状の溝38が設けられて構成されている。
図2、図3の(イ)に示したキャップ40は、天板41とその周囲に連続して下方に延設された筒状の周壁42とを有し、天板41の内面には前記ノズル31の先端に当接してその開口部を閉鎖する閉鎖部43が設けられ、筒状の周壁42の下端近傍の内周面には、前記ノズル31の基部外周面に設けられた雄螺子32に螺子嵌合する雌螺子44が設けられ、また、筒状の周壁42の外周面には、キャップ40をノズル31に螺子締めする際の滑り防止用の縦方向の凹凸条37a が設けられて構成されている。
以上のような注出口基部20、ノズル部30、キャップ40は、いずれもプラスチックの射出成形により容易に製造することができる。
上記のうち、少なくとも注出口基部20は、パウチを製袋し内容物を充填シールする際に予めパウチに熱接着して取り付けておく必要があり、流動食などの内容物を密封した後、通常は加圧加熱殺菌処理が施されるため、パウチの積層フィルムと共に、注出口基部20に用いる樹脂は、例えば、110〜135℃程度の加圧加熱殺菌処理に耐えるだけの耐熱性が必要である。
従って、注出口基部20に用いる樹脂としては、前記耐熱性と共に食品衛生面の問題を考慮して、例えば、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、またはこれらとα−オレフィンとの共重合体、或いは、高密度ポリエチレン(HDPE)と低密度ポリエチレン(LDPE)とのブレンド樹脂などを好適に使用することができる。
また、ノズル部30とキャップ40については、耐熱性に関する制約はないが、樹脂の硬さおよび食品衛生面の問題を考慮して、前記注出口基部20に挙げた樹脂のほか、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)などを加えた樹脂の中から適宜選択して使用することができる。
次に、図5は、図2、図3に示した注出口を組み付けた時の形状を示す断面図である。 また、図6は、図5に示した注出口のノズル部を更に深く螺子締めして、その円筒状の切断具で注出口基部の閉鎖板を、その周囲の薄肉部を一部を残して切断し、開封した時の状態を説明する断面図である。
図5に示した注出口50は、パウチに最初に取り付けられた時の形状を示すものであり、最下部に、パウチ周縁の一部(図示せず)にその接着基部22を挿入し熱接着して取り付けられた注出口基部20が配置され、その上にノズル部30が、注出口基部20の上部の広口の漏斗機能を有する筒状部の外周面に設けられた雄螺子に、ノズル部30の下部の筒部の内周面に設けられた雌螺子が螺子締めされ、注出口基部20に設けられたリング状突起29とノズル部30の下部の筒部の下端近傍の内周面に設けられた凹状の溝38とが、中間ストッパー構造として、嵌合した状態に取り付けられており、この時、ノズル部30の下部の筒部周壁の内側に設けられた筒状の切断具36の先端は、注出口基部20の円筒状の筒部21の内側に設けられた閉鎖板24の周囲の円形の薄肉部23に近接した位置で停止されている。そして、ノズル部30の上部の細口のノズルには、キャップ40が、細口のノズルの基部外周面に設けられた雄螺子32と、キャップ40の筒状の周壁の下端近傍の内周面に設けられた雌螺子44との螺子嵌合により取り付けられて構成されている。
そして、このような形状に注出口50が取り付けられた注出口付きパウチに密封された流動食などの内容物を使用する際には、例えば、注出口50のノズル部30を、更に深く螺子締めすることにより、図6に示した注出口50に示されるように、前記中間ストッパー構造のリング状突起29と凹状の溝38との嵌合が外されると共に、ノズル部30に設けられた筒状の切断具36の先端が回動しながら下降して、注出口基部20に設けられた閉鎖板24の周囲の円形の薄肉部23がその一部を残して切断され、閉鎖板24が下方に倒された状態で、円筒状の筒部21の内面に下降した筒状の切断具36で押し付けられて係止され、閉鎖板部が開口される。
尚、前記ノズル部30の螺子締めの終点は、注出口基部20の上部の広口の漏斗機能を有する筒状部の上端と、ノズル部30の下部の筒部の周壁とインナーリング39と間の上面との当接により規定される。
次いで、ノズル部30の上部の細口のノズルに螺子嵌合されたキャップ40を取り外し、別に用意された供給チューブに細口のノズルを差し込んで連結し、注出口付きパウチをその注出口50が下向きになるように吊り下げることにより、自然に流動食などの内容物が供給チューブ内にに流出し、患者等に投与できるようになる。
次に、本発明の注出口付きパウチに用いる積層フィルムについて説明する。
本発明の注出口付きパウチは、主に流動食などの液状の内容物を密封包装するものであり、内容物を密封包装した後、通常は加圧加熱殺菌処理が施されることから、前述したように、少なくとも注出口基部と共に、パウチの積層フィルムは、それに耐える耐熱性が必要である。
また、流動食などの患者等への投与中、残量が視認できることも要望されるため、パウチの両側の壁面の積層フィルムのうち、両側または片側の壁面の積層フィルムは透明性を有することも必要である。
更に、密封された内容物の保存性を高めるためには、パウチの積層フィルムはガスバリヤー性に優れることが好ましい。
このような性能を備えた積層フィルムとしては、強度を付与する基材フィルム層とガスバリヤー層とを含み、パウチに製袋した時、最内層となる層にシーラント層を積層した積層フィルムを使用することができる。
上記基材フィルム層、ガスバリヤー層、シーラント層は、それぞれを単独の層で形成してもよいが、複数の層を積層して形成してもよい。
前記基材フィルム層には、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ポリエチレンナフタレートフィルムなどの二軸延伸ポリエステルフィルムのほか、ナイロン6、ナイロン66、MXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)などの二軸延伸ポリアミドフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸高密度ポリエチレンフィルムなどを好適に使用することができる。
これらは単独で使用してもよく、また、複数を組み合わせて積層して使用することもできる。
前記ガスバリヤー層としては、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアクリロニトリル(PAN)などのフィルムのほか、アルミニウムなどの金属箔、或いは、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどの無機酸化物の蒸着層やアルミニウムなどの金属の蒸着層、更にはPVDCの塗膜層などを設けた二軸延伸ナイロンフィルム(以下、ONフィルムと記載することがある)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PETフィルムと記載することがある)、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、OPPフィルムと記載することがある)などを使用することができる。
これらのうち、アルミニウム箔またはアルミニウムなどの金属の蒸着層を設けたフィルムは、不透明であるためパウチに充填された内容物の視認性を得るためには片側の壁面の積層フィルムに用いることが好ましい。
前記シーラント層としては、本発明の注出口付きパウチにおいては、自己同士の熱接着性のほか、前記注出口基部の接着基部との熱接着性および加圧加熱殺菌処理に耐える耐熱性などが必要となるため、前記注出口基部に使用可能な樹脂として挙げた樹脂の中から、実際に注出口基部に使用した樹脂に合わせて、それと同一または同系統の樹脂を使用することができる。具体的には、ポリプロピレン、ポリプロピレン共重合体、高密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンのブレンド樹脂、中密度ポリエチレンのほか、直鎖状低密度ポリエチレンやシングルサイト系触媒を用いて重合したエチレン・α−オレフィン共重合体などを使用することができ、これらはいずれも無延伸の樹脂層として使用することができる。
前記基材フィルム層、ガスバリヤー層、シーラント層などの積層には、それぞれがフィルム状で供給される場合は、公知のドライラミネーション法または押し出しラミネーション法(サンドイッチラミネーション法)を用いることができる。
シーラント層の積層に関しては、上記ドライラミネーション法または押し出しラミネーション法(サンドイッチラミネーション法)のほか、前記の樹脂を押し出しコートして積層する方法を採ることもできる。
以上のような積層フィルムの代表的な構成例として、以下のような構成が挙げられる。(1)PETフィルム・無機酸化物の蒸着層/接着剤/ONフィルム/接着剤/HDPEまたはHDPEとLDPEのブレンド樹脂の無延伸フィルム(シーラント層)
(2)PETフィルム・無機酸化物の蒸着層/接着剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(3)PETフィルム/接着剤/無機酸化物の蒸着層・ONフィルム/接着剤/HDPEまたはHDPEとLDPEのブレンド樹脂の無延伸フィルム(シーラント層)
(4)PETフィルム/接着剤/無機酸化物の蒸着層・ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(5)PETフィルム・無機酸化物の蒸着層/接着剤/ONフィルム/接着剤/OPPフィルム/接着剤/HDPEまたはHDPEとLDPEのブレンド樹脂の無延伸フィルム(シーラント層)
(6)PETフィルム・無機酸化物の蒸着層/接着剤/ONフィルム/接着剤/OPPフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(7)PETフィルム/接着剤/無機酸化物の蒸着層・ONフィルム/接着剤/HDPEまたはHDPEとLDPEのブレンド樹脂の無延伸フィルム(シーラント層)
(8)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着剤/OPPフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/HDPEまたはHDPEとLDPEのブレンド樹脂の無延伸フィルム(シーラント層)
(9)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着剤/OPPフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく、様々な構成の積層フィルムを使用することができる。
尚、上記構成において、シーラント層のCPPフィルムは無延伸ポリプロピレンフィルムを示すものであり、無機酸化物の蒸着層は、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどの無機酸化物を、PETフィルムやONフィルムなどの耐熱性基材フィルムの上に200〜1000Åの厚みに蒸着して使用するものである。
また、各フィルムの積層はドライラミネーション法で貼り合わせたものであり、各フィルムの間の接着剤は、ドライラミネート用の二液硬化型ポリウレタン系接着剤を用いたものである。
以下に、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
図1に示した構成の注出口付きパウチを作製することとし、以下の材料と寸法で注出口付きパウチを作製して実施例1の注出口付きパウチとした。
(1)パウチの壁面用と底面用の積層フィルムには、下記の構成の積層フィルムを使用した。
(壁面用積層フィルムの構成)
PETフィルム(厚み16μm)・シリカ蒸着層(厚み400Å)/接着剤/ONフィルム(厚み25μm)/接着剤/HDPEとLDPEのブレンド樹脂の無延伸フィルム(厚み120μm)
(底面用積層フィルムの構成)
PETフィルム(厚み12μm)・シリカ蒸着層(厚み400Å)/接着剤/ONフィルム(厚み15μm)/接着剤/HDPEとLDPEのブレンド樹脂の無延伸フィルム(厚み100μm)
(2)注出口50は、図2、図3、図4に示した構成で、注出口基部20にはHDPEを用い、ノズル部30とキャップ40にはPPを用いて、それぞれを射出成形で成形して作製した。尚、注出口基部20の漏斗機能を有する筒状部27の内径は26mmとし、接着基部22は、高さが10mmで横幅が52mmとした。
(3)パウチの寸法
パウチ100の本体部の寸法は、全幅が180mmで、全長が240mm、底部のガセット部4の底面フィルムの折り込み長さは40mmとし、折り込まれた底面フィルムの両側下端近傍に半円形の底面フィルム切り欠き部3a 、3b を設けると共に、このガセット部4を、内側が両側から中央部にかけて湾曲線状に凹状となる船底形の底部シール部5でヒートシールした。また、底部シール部5の右下角部寄りの位置にはパウチの吊り下げ用の穴8を直径12mmで設けた。
パウチ上部の左側のコーナー部は、パウチの上辺左端から中央に向かって70mmの位置から、左下方に向けて40°の傾斜を付けてカットし、その傾斜辺の中央部に注出口50を、この場合、その注出口基部20のみを斜め外側上方を向くように、接着基部22を挿入し熱接着して取り付けた。
また、パウチ上部の右側のコーナー部は、パウチに充填された内容物を注出する際、この部分に内容物が滞留しないように、上辺右端から中央に向かって25mmの位置から、右下方に向けて50°の傾斜を付けてカットした。
尚、パウチの両側の端縁部は側部シール部6a 、6b でヒートシールされ、パウチ上部の端縁部は上部シール部7でヒートシールされるが、このうち注出口基部20を取り付けた左側のコーナー部を除く部分は、この場合、内容物の充填口に使用するため、内容物の充填前は未シールの開口部として実施例1の注出口付きパウチとした。
(試験およびその結果)
以上のように作製した実施例1の注出口付きパウチを評価するため、前記未シールの開口部から流動食400mlを充填し、脱気シールにより開口部をヒートシールして密封した後、蒸気式レトルト殺菌釜を用いて、130℃、30分間の条件で加圧加熱殺菌処理を施したところ、パウチのシール漏れや注出口基部20の変形などの不良の発生はなく良好に加圧加熱殺菌処理を施すことができた。また、この注出口付きパウチは、安定した自立性を有していた。
次いで、このパウチの注出口基部20にノズル部30とキャップ40をそれぞれ螺子締めして取り付けて流動食を密封した注出口付きパウチ100を完成させた後、この注出口付きパウチ100を用いて、患者等に流動食を投与する模擬試験を以下のように行った。
先ず、注出口付きパウチ100の注出口50のノズル部30を、図5、図6で説明したように更に深く螺子締めして、注出口基部20の閉鎖板24の周囲の薄肉部23を切断して閉鎖板部を開口させ、次いで、キャップ40を取り外してノズル部30の先端側の細口のノズル31を開口させた後、ノズル31に別に用意した供給チューブを連結して、パウチ100の吊り下げ用の穴8をスタンドのフックに通して、注出口50が下になるようにパウチ100を吊り下げたところ、パウチ100に充填された流動食は注出口50から徐々に供給チューブ内に流下し、最後までスムーズに流動食を注出投与することができた。
流動食の注出を終了した後、注出口付きパウチ100をスタンドのフックから外して、ノズル部30の螺子締めを外して、注出口基部20からノズル部30取り外すことにより、注出口基部20の上部の広口で漏斗機能を有する筒状部27〔図3の(ハ)参照〕が開口されるので、この部分からぬるま湯などの飲料水を、例えば、200ml程度注入し、再度ノズル部30を注出口基部20に螺子締めして取り付け、注出口付きパウチ100を、流動食の投与の時と同様に、その吊り下げ用の穴8をスタンドのフックに通して、注出口50が下になるようにパウチ100を吊り下げることにより、注入された飲料水を流動食と同様に最後までスムーズに且つ衛生的に注出投与することができた。
尚、前記注出口基部20の上部の広口で漏斗機能を有する筒状部27からの飲料水の注入は、筒状部27が保形性を有し、その開口が安定しているため容易に行うことができた。
本発明の注出口付きパウチは、特に経腸栄養剤や流動食などの内容物を密封包装し、それを専用の容器などに移し替えることなく、患者等に投与する際に好適に使用できるものであるが、ディスペンサー容器など同様な機能を必要とされる用途にも好適に使用できるものであり、充填される内容物や注出口付きパウチの用途に関しては特に制限はない。
本発明の注出口付きパウチの一実施例の構成を示す正面図である。 本発明の注出口付きパウチに用いる注出口の一例の構成を示す拡大分解図であり、(イ)はキャップの正面図、(ロ)はノズル部の正面図、(ハ)は注出口基部の正面図である。 図2の拡大分解図に示した注出口の断面図であり、(イ)はキャップの断面図、(ロ)はノズル部の断面図、(ハ)は注出口基部の断面図である。 図3の(ハ)のA−A線断面図である。 図2、図3に示した注出口を組み付けた時の形状を示す断面図である。 図5に示した注出口のノズル部を更に深く螺子締めして、その円筒状の切断具で注出口基部の閉鎖板を、その周囲の薄肉部を一部を残して切断し、開封した時の状態を説明する断面図である。
符号の説明
1、1′ 積層フィルム
2 底面フィルム折り返し部
3a 、3b 底面フィルム切り欠き部
4 ガセット部
5 底部シール部
6a 、6b 側部シール部
7 上部シール部
8 吊り下げ用の穴
20 注出口基部
21 円筒状の筒部
22 接着基部
23 薄肉部
24 閉鎖板
25 補強板
26 ガイドリブ
27 漏斗機能を有する筒状部
28 雄螺子
29 リング状突起
30 ノズル部
31 ノズル
32 雄螺子
33a 、33b 滑り防止用突起
34 筒部
35 雌螺子 36 筒状の切断具
37a 、37b 縦方向の凹凸条
38 凹状の溝
39 インナーリング
40 キャップ
41 天板
42 筒状の周壁
43 閉鎖部
44 雌螺子
50 注出口
100 注出口付きパウチ

Claims (4)

  1. 積層フィルム製のパウチ周縁の一部にプラスチックの成形体による注出口が取り付けられ、液状の内容物が密封包装される注出口付きパウチにおいて、該注出口が、パウチ周縁の一部に熱接着して取り付けられる広口の注出口基部と、該注出口基部に螺合して取り付けられる細口のノズル部と、該ノズル部に装着され該ノズル部を閉鎖するキャップとで構成され、
    該注出口基部は、少なくとも上部に広口の円筒形で外周に前記ノズル部を螺合する雄螺子が設けられた漏斗機能を有する筒状部を備え、その下に径を小さくした筒部が連続するように設けられると共に、該筒部の内側には該筒部を閉鎖する閉鎖板が円形の薄肉部を介して切断可能に設けられ、該筒部の外側にはパウチ周縁の内側に挿入して熱接着される横断面が瞼形の接着基部が設けられた形状に形成され、
    該ノズル部は、少なくとも上部に細口の円筒状のノズルを有し、その基部外周には前記キャップを螺子嵌合または押し込み嵌合するための雄もしくは雌螺子または環状の凸条もしくは凹溝が設けられると共に、その下部には下端が広口で開口する筒部が連続するように設けられ、その内周面には前記注出口基部外周の雄螺子に螺合する雌螺子が設けられ、更に、該筒部周壁の内側には前記注出口基部の円形の薄肉部に相当する径で下端が斜めにカットされた筒状の切断具が設けられて形成され、
    該キャップは、少なくとも天板とその周囲に連続して下方に延設された筒状の周壁とを有し、該天板の内面には前記ノズルの先端に当接してその開口部を閉鎖する閉鎖部が設けられ、該筒状の周壁の内周面には前記ノズルの基部外周に設けられた雄もしくは雌螺子または環状の凸条もしくは凹溝に嵌合する雌もしくは雄螺子または環状の凹溝もしくは凸条が設けられて形成されており、
    該注出口付きパウチに内容物を充填、密封し、未開封の状態では、前記注出口基部とノズル部とは、その螺子締め深さが、両者の間に設けられた中間ストッパー構造により途中で停止され、ノズル部に設けられた前記筒状の切断具の先端と、前記注出口基部の筒部の内側に設けられた閉鎖板の周囲の円形の薄肉部とが近接する位置で停止された状態であり、該注出口付きパウチに密封された内容物を使用する際には、前記ノズル部を更に深く螺子締めすることにより、前記中間ストッパー構造が外されると共に、前記筒状の切断具の先端が回動しながら下降して前記薄肉部がその一部を残して切断され、前記閉鎖板が下方に倒された状態で係止され、該閉鎖板部が開口され、次いで、前記キャップを取り外すことにより、ノズルの先端部が開封され、内容物の注出が可能となることを特徴とする注出口付きパウチ。
  2. 前記中間ストッパー構造が、前記注出口基部の中間部の外周にフランジ状に設けられたリング状突起と、ノズル部の下部の筒部下端近傍の内周面に設けられた凹状の溝とで形成され、且つ、前記ノズル部を更に深く螺子締めして前記筒状の切断具で前記薄肉部をその一部を残して切断する際のノズル部の回転が1/4〜1回転であることを特徴とする請求項1記載の注出口付きパウチ。
  3. 前記注出口基部の上部の広口の漏斗機能を有する筒状部の内径が25〜35mmであることを特徴とする請求項1または2に記載の注出口付きパウチ。
  4. 前記パウチがスタンディングパウチ形式のパウチであって、且つ、前記注出口がパウチの上部に設けられ、更に、パウチの下部のヒートシール部には吊り下げ用の穴が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の注出口付きパウチ。
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