JP4244540B2 - 移動局、サービス提供装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、待ち合わせ通知サービス、相互接近通知サービス、集団移動支援サービスに供される移動局及びサービス提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動機が、登録した特定のエリアに移動した場合に、それを検出して、所定の所定の電話機とPHS移動機とを接続する技術が知られている(特開平10−51857号公報参照)。
【0003】
又、カーナビゲーション端末を自動車に搭載し、GPS機能により検出した位置情報に基づいて地図上に現在の場所を表示することが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術にあっては、待ち合わせをする際に、その待ち合わせ場所の位置コードを知っていなければならず、不便である。また、エリアを基準としているので、基地局の設置ポイントを中心とする半径内への入圏を検出することとなるが、待ち合わせ場所と基地局の設置ポイントが一致することはまれであるから、待ち合わせ場所への接近を検出するのが遅れる可能性が高い。
【0005】
又、待ち合わせを行う際に目印となるような情報を送信するような機能がなく、不便である。
【0006】
又、自己の位置情報を地図上に表示する機能はあるが、ドライブ等をするにあたり、自分の運転する自動車と相手の運転する自動車の間の距離が離れてしまったことを検出して、知らせるような機能はない。
【0007】
又、はぐれてしまった移動局の居場所を特定するのに役立つような目印を通知するような機能はない。
【0008】
又、移動局の目的地までの到達具合を順序関係として通知するような機能はない。
【0009】
本発明は、かかる機能を実現する技術を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明においては、送信された位置情報によって特定される位置又はその近傍に対象移動局を検出した場合に、該送信を行った移動局に対して通知を行う通信システムで使用される移動局において、自局の位置を検出する位置検出手段と、該検出した位置及び前記対象移動局を特定する識別情報を前記通信システムに対して送信する送信手段と、前記通知に応じて出力を行う出力手段と、を備えたことを特徴とする移動局を用いる。
【0011】
従って、移動局は、検出した位置情報を送信し、通信システムは、その位置情報を元に、通知を行うことができる。
(2)又、本発明においては、位置情報に対応させて、位置シンボル情報を記憶する記憶手段と、移動局から、位置情報、他の移動局の識別情報を受信する受信手段と、該受信手段により、受信した位置情報に対応する位置シンボル情報を前記記憶手段から取得し、前記識別情報に対応する移動局に対して送信する送信手段と、を備えたことを特徴とするサービス提供装置を用いる。
【0012】
従って、サービス提供装置は、受信した位置に対応する位置シンボル情報を送信することができる。
(3)又、本発明においては、第1の移動局、第2の移動局の各々から、その移動局で測定した位置情報を受信する受信手段と、該受信した位置情報から該第1の移動局、該第2の移動局が所定距離以上離れていることを検出し、その旨少なくとも一方の移動局に対して通知する通知手段と、を備えたことを特徴とするサービス提供装置を用いる。
【0013】
従って、サービス提供装置は、移動局間の距離が離れた場合に移動局に対して通知することができる。
(4)又、本発明においては、位置情報に対応させて位置シンボル情報を記憶する記憶手段と、特定の移動局を含む複数の移動局の各々から、その移動局で測定した位置情報を受信する受信手段と、該受信した位置情報を用いて、該特定の移動局から所定距離以上離れた離間移動局を前記複数の移動局の内から検出し、前記特定の移動局又は該離間移動局に対して、該離間移動局の位置情報に対応する前記位置シンボル情報を通知する通知手段と、を備えたことを特徴とするサービス提供装置を用いる。
【0014】
従って、サービス提供装置は、特定の移動局から所定距離以上離間した移動局の位置の目印となるシンボル情報を通知することができる。
(5)又、本発明においては、第1の移動局、第2の移動局の各々から、その移動局で測定した位置情報を受信する受信手段と、該位置情報及び目的地の位置情報を記憶する記憶手段と、該位置情報及び該目的地の位置情報を用いて、該第1の移動局、該第2の移動局の該目的地からの距離の順位関係を算出し、該順位関係に関する情報を少なくとも一方の移動局に対して通知する通知手段と、を備えたことを特徴とするサービス提供装置を用いる。
【0015】
従って、サービス提供装置は、目的地への到達具合の順序関係を検出し、移動局に通知することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる種種の実施の形態について説明する。
【0017】
図1は、本発明における移動通信システムの構成を示す。図1において、1、2は移動局、3、4、5は基地局、6は基地局制御装置、7は交換装置を示す。
【0018】
基地局3〜5は、移動局1、2と無線通信を行う機能を有し、無線チャネルの繰り替えし利用等による無線回線の効率的な使用を図るべく、それぞれセルA、B、Cを構成し、各セル内に在圏する移動局と通信を行う。従って、移動局は、最寄の基地局にアクセスし、無線信号を送受信することにより、基地局経由で他の移動局等との通信を行う。尚、基地局と移動局との間の無線チャネルの割り当て制御等は、基地局制御装置6が行う。
【0019】
交換装置7は、移動通信システム内におけるルーティング処理を行い、移動局が公衆網内の固定電話との間で通信を行う際には、移動局が在圏するセルの基地局と公衆網に接続したり、移動局が移動通信システム内の他の移動局と通信する際には、通信を行う移動局が在圏するセルの基地局間を接続するように制御する。
【0020】
次に、移動局1、2、及び、交換装置7の構成について更に詳しく説明する。
【0021】
図2は移動局1、2の構成を示す。図のように移動局は、第1アンテナ11、第2アンテナ12、第1無線送受信部13、第2無線送受信部14、制御部15、表示部16、操作部17、記憶部18を有する。
【0022】
第1アンテナ11は人工衛星からの無線信号を受信するためのアンテナで、第1無線送受信部13は、アンテナ1で受信した人工衛星からの無線信号を受信処理、演算処理することにより自局の位置(例えば、緯度、経度で表される座標情報)を検出し、制御部15に与える所謂GPS(Global Positiong System)対応の受信装置である。
【0023】
一方、第2アンテナ12は、前述移動通信システムにおける基地局3〜5等との間で無線信号を送受信するためのアンテナで、第2無線送受信部14は、第2アンテナ12で受信した無線信号の受信処理を行い、復調データを制御部15に与える。又、第2無線送受信部14は、制御部15からのデータに基づいて変調を行い、アンテナ12から基地局へと無線信号を送信させる機能を有する。
【0024】
制御部15は、各部材の制御を行う。
【0025】
表示部16は、制御部15からの表示データに基づき文字、画像等を表示する。例えば、TFT液晶ディスプレイ等を採用することができる。操作部17は、0〜9のダイヤル釦、発呼開始釦、メール送信釦等、移動局を外部から制御するための部材である。
【0026】
記憶部18は、自局に割り当てられている電話番号、端末番号等の識別情報(ID1)に加え、他局の電話番号及び他局のユーザの名前、メールアドレス等を含む各種情報を記憶するためのメモリである。
【0027】
次に交換装置7について説明する。図3は交換装置7の構成を示す。図において、71は、ルーティング処理を実現するためのスイッチング部であり、制御部72の制御に基づいてルーティングを行う。
【0028】
73は、データベースであり、サービス対象の移動局の識別情報を記憶したり、移動局からの位置登録要求によって、受信した移動局の在圏エリア情報を記憶したりするデータベース(いわゆるホームロケーションレジスタ)であり、この発明では特に、移動局で測定されその移動局の位置情報を記憶する記憶領域を有する。
【0029】
以上が、本発明にかかる移動通信システム及び主要装置の構成の説明である。
【0030】
尚、移動通信システムとしては、PDC、W−CDMA、CDMA2000等の移動通信システムのいずれも採用可能であり、基地局、基地局制御装置、交換装置等は、地上固定局に限定されず、例えばそれぞれの機能を人工衛星に搭載し、相互間を無線接続する等の変更も可能である。
【0031】
以下、この移動通信システムを用いた複数のサービスを実現するための通信方法について詳述する。
(1)待ち合わせ通知サービス
移動局1をユーザAが携帯し、移動局2をユーザBが携帯している際に、ユーザAとユーザBが待ち合わせをする場合の例を説明する。
【0032】
図4は、待ち合わせ通知サービス実施時における通信シーケンスを示す図である。
【0033】
ユーザAは、待ち合わせ場所において、自己の移動局1の操作部17の操作釦を操作する。すると、制御部15は記憶部18に記憶しているユーザBの移動局2の識別情報ID2(電話番号、メールアドレス等)を読み出し、表示部16に表示させる。この状況で、ユーザが操作部17の所定の釦を押す(所定の操作をする)と、制御部15は、表示されている識別情報ID2を一時的に保持し、第1無線送受信部13を制御して自局の位置情報を算出させ、算出結果である自局の位置情報P1(例えば、緯度X、経度Y)を第1無線送受信部から取得する。
【0034】
そして、制御部15は、記憶部18から自局の識別情報ID1(電話番号、メールアドレス等)を読み出し、取得した位置情報P1、保持していた相手移動局の識別情報ID2を含むサービス登録メッセージを生成し、第2無線送受信部14に対し、このサービス登録メッセージを無線信号にて基地局3に送信するように制御を行う。第2無線送受信部14は制御部17の制御により、サービス登録メッセージをアンテナ12から無線信号にて送信する。
【0035】
尚、好ましくは前述操作において、ユーザAが操作部17を操作して、待ち合わせ時刻情報を入力し、制御部17は、サービス登録メッセージに、入力された待ち合わせ時刻情報を含めることが望ましい。
【0036】
さて、基地局3は、不図示のアンテナにより移動局1からの無線信号を受信し、サービス登録メッセージを基地局制御装置を介して交換装置7に送信する。
【0037】
交換装置7は、サービス登録メッセージを受信すると、制御部72の制御により、そのメッセージ内容ID1、ID2、P1、T等の情報をデータベース73のサービス管理テーブルに登録(記憶)する。
【0038】
ここで、サービス登録テーブルについて簡単に説明する。サービス登録テーブルは、具体的には図5に示すものを用いることが好ましい。
【0039】
サービス登録テーブルは、依頼元移動局識別情報、依頼元移動局位置情報、相手移動局識別情報、相手移動局位置情報、待ち合わせ時刻等を管理するためのテーブルである。この実施例においては、テーブルに、順に、「ID1」、「P1」、「ID2」、「T」が記憶されることとなる。
【0040】
さて、交換装置7は、サービス登録テーブルへの登録が完了すると、又は登録処理と並列して位置情報P1に基づいて位置シンボル(S)の検索を行う。
【0041】
この位置シンボル(S)の検索について簡単に説明する。
【0042】
交換装置7の制御部72は、データベース73に、座標位置情報に対応させて位置シンボル情報(その座標位置に存在する待ち合わせ場所の目印となる建造物の名称、画像、又はその場所の名称、画像等)を記憶している。即ち図6に示す位置シンボル管理テーブルにより、座標位置(緯度、経度)に対応させて、位置シンボル情報を記憶している。
【0043】
従って、制御部72は、P1に最も近い位置の位置シンボルSを特定する。尚、各位置シンボル周辺の見晴らし、込み具合は異なるので、位置シンボル毎に識別範囲(L)を更に記憶して、位置P1と位置シンボルの位置の間の距離が識別範囲内であって、最も位置P1に近い位置シンボルを特定すると更に好ましい。即ち、前述検索において、P1と位置シンボルの位置との距離が所定(L(m))以上離れている場合はそのシンボルは採用しない。ユーザBがその位置シンボルを目指して来たとしても出会えない可能性が高いからである。
【0044】
さて、位置シンボルを検索した交換装置7の制御部72は、サービス依頼元の移動局1の識別情報ID1、位置情報P1、検索して得られた位置シンボルS、待ち合わせ時刻Tを含むサービス通知メッセージを生成し、基地局5を介して移動局2に対して送信する。
【0045】
基地局5からの無線信号を受信することにより、サービス通知メッセージを受信した移動局2の制御部15は、表示部16に、ID1、S、P1、Tの情報を表示させ、かつ、待ち合わせサービス開始を承認するか否かの選択を促すメッセージを表示する。
【0046】
ここで、ユーザBが、操作部17を操作することにより、サービス開始を承認すると、制御部15はその操作を検出して、承認メッセージを交換装置7に送信する。
【0047】
交換装置7は、承認メッセージを受信すると、移動局1に承認メッセージを送信し、移動局1は承認メッセージを受信すると、制御部15の制御により、表示部16にサービス開始の旨の表示が行われる。
【0048】
さて、承認操作が行われた移動局2においては、その後制御部15は第1無線送受信部13を制御して、定期的に自局の位置情報P2を取得し、位置メッセージを交換装置7に送信する。位置メッセージには第1無線送受信部13で検出した位置情報P2に加え、識別情報ID1、ID2等の情報を含めることが望ましい。
【0049】
交換装置7の制御部72は、受信した位置メッセージに含まれるID1、ID2により、対象となるサービス登録テーブルを特定し、相手移動局位置情報に、同じく位置メッセージに含まれる移動局P2の情報を登録(記憶)する。尚、P1は待ち合わせ場所であり、移動局1のユーザA等により変更されない限りは変化しないが、P2は移動局2の移動により、時々刻々と変化するので、交換装置7の制御部72は、相手移動局位置情報を受信する毎に更新を行う。
【0050】
又、交換装置7の制御部72は、受信したP2が次の所定の条件を満たすことを検出すると、移動局1に検出通知メッセージを送信する。
【0051】
所定の条件の例
条件1:P1とP2が一致
条件2:P1とP2間の距離が所定距離内
条件3:P2が位置シンボルの位置から識別範囲(L)内
上記いずれかの条件に基づいて、検出を行うことが好ましい。
【0052】
さて、検出通知メッセージを受信した移動局1の制御部15は、移動局2が待ち合わせ場所に接近した旨表示部16に表示させる。
【0053】
これにより、移動局1のユーザAと移動局BのユーザBとが待ち合わせを行うことができる。
【0054】
又、条件2、3によれば、待ち合わせ相手が待ち合わせ場所の近傍に近づいたことが分かるので、本サービスの依頼を行ったユーザAは、待ち合わせ場所の近くの喫茶店等で待機していても、本サービスによる通知により、待ち合わせ相手を待たせてしまうことが防止される。
【0055】
尚、交換装置7は、待ち合わせ時刻を過ぎても条件を満たしたことを検出しない場合は、その待ち合わせに関するサービス登録テーブルの内容をクリアし、移動局1にサービス終了の旨通知する。好ましくは、移動局1、2にいずれか又は双方に対して待ち合わせ時刻超過の旨通知するメッセージを送信する。
【0056】
次にこの実施例の変形例について説明する。
▲1▼以上の実施例においては、交換装置7は、位置シンボルの検索を行うが、検索した位置シンボルSを含む位置シンボル承認メッセージを移動局1に対して基地局3経由で送信することができる。そして、移動局1の制御部15は、受信した位置シンボルS(好ましくは位置シンボルの画像もあわせて)を表示部16に表示させる。そして、表示部16に位置シンボルを承認するか否かを選択すべき旨のメッセージを表示させる。
【0057】
ここでユーザAが操作部17を操作して、承認するを選択すると、制御部15はその選択を検出して、位置シンボル承認メッセージを交換装置7に送信する。交換装置7の制御部72は、このメッセージの受信を条件に移動局2に対する前述サービス通知メッセージ(位置シンボルの画像も含む)の送信を行う。
【0058】
一方、移動局1において、承認否が選択操作されると、移動局1の制御部15は、位置シンボル承認否メッセージを交換装置7に送信する。交換装置7の制御部72は、このメッセージの受信を条件に移動局2に対して位置シンボルSを含まない前述サービス通知メッセージの送信を行う。
【0059】
この後の処理は図4を用いた説明した処理シーケンスと同様の処理が行われる。
▲2▼他の変形例は、前述実施例、変形例▲1▼において、移動局1に撮影用小型カメラを装着させておき、ユーザAは操作部16を操作してこの小型カメラで待ち合わせ場所の風景を撮影する。その際、制御部15は、第1無線送受信部13を制御して、撮影時の移動局1の位置を取得する。そして、制御部15は、撮影して得られた画像データFと取得した位置を対応付けて記憶部18に記憶させる。
【0060】
そして、図4におけるサービス登録メッセージに撮影した画像データGを含めて送信する。そして、サービス通知メッセージにも画像データGが含まれて送信され、制御部15の制御により、移動局2の表示部16に撮影された待ち合わせ場所の画像が表示される。
【0061】
これにより、よりユーザBにとって待ち合わせ場所の特定が容易となる。
【0062】
尚、移動局1は、画像データGとその撮影場所の位置の情報を対応させて記憶する。従って、次回の待ち合わせにおいて、ユーザAは、操作部17を操作することで、制御部15の制御により記憶している画像データG、位置を表示部16に表示させ、サービス登録メッセージとして送信する(複数の画像データGを記憶している場合には、ユーザAの操作部16を用いた選択操作に応じて、選択された画像データG及びその位置を表示し、送信する)ことができる。そして、交換装置7も、サービス通知メッセージとして選択された画像データGを含めて送信する。
【0063】
これにより、ユーザA自身も待ち合わせ場所に行かずとも、過去のデータを用いて待ち合わせ場所を選択して、待ち合わせを行うことができる。
▲3▼また、他の変形例では、サービス通知メッセージにその内容P1、S、T等を含めず、アクセス先(ここでは例えば交換装置7)情報を含めることとし、移動局2のユーザAは通知されたアクセス先にアクセスするように操作部16を操作する。すると、交換装置7はデータベース73からP1、T等の情報を移動局2に対して照会することとしてもよい。
(2)相互接近通知サービス
移動局1をユーザAが乗車する自動車Aに、移動局2をユーザBが乗車する自動車Bに搭載している際に、自動車A、Bを用いてドライブをする場合の例を説明する。 図7は、相互接近通知サービス実施時における通信シーケンスを示す図である。
【0064】
ユーザAは、待ち合わせ場所において、自己の移動局1の操作部17の操作釦を操作する。すると、制御部15は記憶部18に記憶しているユーザBの移動局2の識別情報ID2(電話番号、メールアドレス等)を読み出し、表示部16に表示させる。そして、ユーザAは更に、目的地の位置N(緯度、経度情報)を操作部16の操作により特定する。この状況で、ユーザが操作部17の所定の釦を押す(所定の操作をする)と、制御部15はそれを検出して、記憶部18から自局の識別情報ID1(電話番号、メールアドレス等)を読み出し、識別情報ID1、目的地の位置N、相手移動局の識別情報ID2を含むサービス登録メッセージを生成し、第2無線送受信部14に対し、このサービス登録メッセージを無線信号にて基地局3に送信するように制御を行う。
【0065】
第2無線送受信部14はこの制御により、サービス登録メッセージをアンテナ12から無線信号にて送信する。
【0066】
基地局3は、アンテナによりこの無線信号を受信し、サービス登録メッセージを基地局制御装置を介して交換装置7に送信する。
【0067】
交換装置7は、サービス登録メッセージを受信すると、制御部72の制御により、そのメッセージ内容ID1、ID2、N等の情報をデータベース73のサービス管理テーブルに登録(記憶)する。
【0068】
サービス登録テーブルについて簡単に説明する。図5は、サービス登録テーブルの内容を示す。
【0069】
サービス登録テーブルは、依頼元移動局識別情報、目的位置情報、相手移動局識別情報、待ち合わせ時刻等の記憶用の領域が設けられており、更に、依頼元移動局識別情報、相手移動局識別情報に対応づけて通知された位置情報を記憶する領域も設けられている。
【0070】
この実施例においては、サービス登録メッセージの受信により、図のように「ID1」、「N」、「ID2」が記憶されることとなる。
【0071】
さて、サービス管理テーブルの登録を行った交換装置7の制御部72は、サービス依頼元の移動局1の識別情報ID1、目的地の位置N、相手移動局識別情報ID2を含むサービス通知メッセージを生成し、基地局5を介して移動局2に対して送信する。
【0072】
基地局5からの無線信号を受信することにより、サービス通知メッセージを受信した移動局2の制御部15は、表示部16に、ID1、Nの情報を表示させ、かつ、待ち合わせサービス開始を承認するか否かの選択を促すメッセージを表示する。
【0073】
ここで、ユーザBが、操作部17を操作することにより、サービス開始を承認すると、制御部15はその操作を検出して、承認メッセージを交換装置7に送信する。
【0074】
交換装置7は、承認メッセージを受信すると、移動局1に承認メッセージを送信する。移動局1では承認メッセージを受信すると、制御部15の制御により、表示部16にサービス開始の旨の表示が行われる。これにより、ユーザAは、正常に登録が完了し、相手も同意したことを認識できる。
【0075】
さて、承認操作を行うと、移動局2は、定期的に、制御部15が第1無線送受信部13を制御して、自局の位置P2を取得し、第2無線送受信部14を制御することにより、位置P2、自局の識別情報ID2を含む位置メッセージを無線信号にて送信する。基地局5がこれを受信し、位置メッセージを交換装置7に与える。
【0076】
交換装置7は位置メッセージを受信すると、先に説明したデータベース73で管理しているサービス登録テーブルのID2に対応する位置情報としてP2(緯度X2、経度Y2)を記憶する。好ましくは、位置情報の記憶にあわせて受信(又は記憶)時刻も記憶する。
【0077】
同様に移動局1においても承認メッセージ受信後、定期的に、制御部15が第1無線送受信部13を制御して、その時の自局の位置P1を取得し、第2無線送受信部14を制御することにより、位置P1、自局の識別情報ID1を含む位置メッセージを無線信号にて送信する。基地局3がこれを受信し、位置メッセージを交換装置7に与える
交換装置7は位置メッセージを受信すると、先に説明したデータベース73で管理しているサービス登録テーブルのID1に対応する位置情報としてP1(緯度X2、経度Y2)を記憶する。好ましくは、位置情報の記憶にあわせて記憶時刻も記憶する。
【0078】
従って、交換装置7は、順次データベース73の位置情報P1、P2を更新することとなる。
【0079】
また、交換装置7はこのように位置情報の記憶を行うが、別に、記憶した位置情報P1、P2の間の距離を求める演算を制御部72が行う。
【0080】
そして、演算の結果により制御部72は、所定距離(L)以上離れたことを検出すると、離間通知メッセージを移動局1、2に対してそれぞれ送信する。
【0081】
移動局1、2は離間通知メッセージを受信すると、それぞれの制御部15は、表示部16に離間アラームを表示する。又は、図示しない、発光部、スピーカから所定の光、音を発生させる。
【0082】
これにより、ユーザA、Bはそれぞれ自動車A,Bのスピードの調整が必要であることを認識することができる。
【0083】
尚、交換装置の制御部72は、所定距離(L)以内であることを検出した場合には、離間通知メッセージでなく、圏内通知メッセージを移動局1、2に対してそれぞれ送信することが望ましい。移動局1、2は圏内通知メッセージを受信すると、それぞれの制御部15は、それを検出し、相手移動局と自局とが所定距離内である旨表示部16、発光部、スピーカ等に出力、表示させる。
【0084】
上述実施例において、好ましくは、前述演算は、サービス登録テーブルに記憶した位置情報P1、P2が記憶された時間を参照し、時間差が所定時間以上ある場合には、離間通知メッセージは送信しない。又は、時間が古い方の位置情報に対応する移動局に対して位置未更新メッセージを送信する。もちろんこの位置未更新メッセージは、現在時刻と位置情報を受信した受信時刻(記憶時刻)との差が所定時間以上となった場合にその移動局に対して送信してもよい。
【0085】
次のこの実施例の変形例について説明する。
▲1▼交換装置7は、前述離間通知メッセージを送信する際に、目的地の位置Nを参照して、移動局1の位置P1と移動局の位置P2を用いて、目的地からの距離の順位関係(例えば、移動局2の方が近ければ先:移動局1、後:移動局2等)を算出し、順位関係に関する情報(例えば、先:移動局1、後:移動局2等)を少なくとも一方の移動局に対して通知する。例えば、移動局1の方が目的地に近ければ、「ID1先」という情報を送信する。
【0086】
移動局1、2においては、この情報を用いて、自局の方が目的地に近ければ(例えば自局が先に該当する場合)「先に行き過ぎです」、自局の方が目的地から遠ければ(例えば自局が後に該当する場合)「遅れてます」等とスピードを上げるべきか下げるべきかの指標となるメッセージを表示する。もちろん、図示しない、発光部、スピーカを用いて、スピードを上げるべきか下げるべきかの別に応じて異なる発光、音出力を行っても良い。
【0087】
尚、移動局1、2又は交換装置7は、P1、P2、Nを用いて、自局が目的地に到達したと判定すると、位置メッセージの送信を行わないようにすることが望ましい。例えば移動局1、2で検出すると、到達の旨交換装置7に到達メッセージを送信し、以後位置メッセージの送信は行わない。又、交換装置7で判定すると、位置メッセージの送信終了メッセージを、到達した移動局に対して送信する。送信終了メッセージを受信した移動局は、以後位置メッセージの送信を停止する。未到達側の移動局に対しては、到達を検出した移動局又は交換装置7から到達の通知を自動的に行うことが望ましい。この通知により、未到達側の移動局側で相手移動局の到達を検出することができる。
(3)集団移動支援サービス
各自移動局を持った複数人(ここでは、ユーザA、B、Cの3人とする)が、連れ立って移動をする(例えば遠足に行く)場合を例に説明する。
【0088】
ユーザAは、移動に際して誰かがはぐれてしまわないように管理する役目を負った者で、ユーザB、Cは逆に管理される者である。
【0089】
図9は、かかる場合の集団移動支援サービス実施時における通信シーケンスを示す図である。
【0090】
まず、移動局1のユーザであるユーザAは、自己の移動局1の操作部17の操作釦を操作する。すると、制御部15は記憶部18に記憶しているユーザBの移動局2の識別情報ID2(電話番号、メールアドレス等)、ユーザCの移動局3の識別情報ID3(電話番号、メールアドレス等)を読み出させ、表示部16に表示させる。この状況で、ユーザAが操作部17の所定の釦を押す(所定の操作をする)と、制御部15はそれを検出して、記憶部18から自局の識別情報ID1(電話番号、メールアドレス等)を更に読み出し、識別情報ID1、ID2、ID3を含むサービス登録メッセージを生成し、第2無線送受信部14に対し、このサービス登録メッセージを無線信号にて基地局3に送信するように制御を行う。
【0091】
尚、更に、管理したい距離範囲Lの選択をユーザAが操作部17を操作することにより実行した場合は、選択された距離範囲L1の情報がサービス登録メッセージに含まれることとなる。
【0092】
ここに、管理したい距離範囲Lとは、管理移動局である移動局1から他の移動局がどれほど離れた場合に離間通知を行うかの設定距離であり、ユーザAは、例えば、ワイド(50m)、ナロー(10m)等のいずれかを選択したり直接距離を選択する操作を行うことで特定を行う。
【0093】
第2無線送受信部14はこの制御により、サービス登録メッセージをアンテナ12から無線信号にて送信する。
【0094】
基地局3は、アンテナによりこの無線信号を受信し、サービス登録メッセージを基地局制御装置を介して交換装置7に送信する。
【0095】
交換装置7は、サービス登録メッセージを受信すると、制御部72の制御により、そのメッセージ内容「ID1」、「ID2」、「ID3」、「L1」等の情報をデータベース73のサービス管理テーブルに登録(記憶)する。
【0096】
サービス登録テーブルについて簡単に説明する。サービス登録テーブルの例を図10に示す。
【0097】
サービス登録テーブルは、管理移動局識別情報(ここでは、移動局1だけであれば必要であれば複数でもよい)、被管理移動局識別情報(ここでは、移動局2、3でありそれ以上でもよい)、距離範囲、及び管理移動局識別情報、被管理移動局識別情報のそれぞれに対応させて位置情報を記憶するテーブルでる。
【0098】
この実施例においては、順に、「ID1」、「ID2」、「ID3」、「L1」が記憶される。
【0099】
尚、管理移動局と被管理移動局とは、サービス登録メッセージのメッセージ内容から特定することができる。例えば、管理移動局を1つしか認めない場合は、サービス登録メッセージの先頭を管理移動局の識別情報ID1とし、後続する他の移動局の識別情報ID2、ID3等を被管理移動局と制御部72は判定し、データベース73に記憶する。管理移動局を複数認める場合は、例えば、サービス登録メッセージの先頭を管理移動局数Nとし、続いて、管理移動局の識別情報をN個含め更に後続させて被管理移動局の識別情報を含めるとよい。これにより制御部72は、識別情報のうち先頭からN個は管理移動局と判定し、他を被管理移動局として判定する。
【0100】
さて、交換装置7の制御部72は、サービス登録テーブルへの登録を完了すると、被管理移動局である移動局2、3にサービス通知メッセージを送信する。
【0101】
このサービス通知メッセージには、管理移動局の識別情報ID1が含まれ、好ましくは更に、距離範囲L1が含まれる。
【0102】
移動局2、3は基地局(この場合は、ともに基地局2)からの無線信号を受信することにより、交換装置7からのサービス通知メッセージを受信する。
【0103】
即ち、第2アンテナで受信した無線信号を第2無線送受信部14で受信処理し、復調データを制御部15に入力する。
【0104】
制御部15は、復調データからサービス通知メッセージを検出し、ID1、L1等を情報を記憶部18に記憶させる。
【0105】
そして、その後移動局2、3の制御部15は、定期的に第1無線送受信部13を制御して、それぞれ自局の位置(P2、P3)を取得し、第2無線送受信部14を制御して、基地局を介して交換装置7に対して自局の識別情報及び自局の位置情報((X2、Y2)、(X3、Y3))を含む位置メッセージを送信する。又、移動局1についても同様に自局の識別情報、自局の位置情報(X1、Y1)を含む位置メッセージを交換装置7に対して送信する。
【0106】
交換装置7の制御部72は、移動局1、2、3からそれぞれ受信した位置メッセージに含まれる位置情報をサービス登録テーブルの位置情報の領域に記憶させる。尚、位置メッセージは定期的に送信されてくるので、位置情報を順次更新される。
【0107】
さて、交換装置7の制御部72は、位置情報の更新に加えて、その位置情報を用いて管理移動局から所定距離(距離範囲をデータベース73に記憶している場合にはその距離範囲L1)以上離れた被管理移動局が存在するか判定する。離れた被管理移動局が存在する場合には、管理移動局(この場合は移動局1)に所定距離離れた離間被管理移動局の識別情報を含む離間通知メッセージを送信する。
【0108】
これを受信した移動局1の制御部15は、表示部16に通知された、離れてしまった移動局の識別情報を表示する。
【0109】
好ましくは、交換装置7は、データベース73に対応させて、前述図6のごとく位置シンボルを記憶しておき、管理移動局から離間した被管理移動局の位置情報に対応する位置シンボルを選択し、その位置シンボル情報を離間通知メッセージに含めて送信することが望ましい。これにより、管理移動局の制御部15の制御により表示部16に離間した移動局の識別情報に合わせて居場所を特定するのに役立つ位置シンボルが表示され、管理移動局から被管理移動局に対して発呼を行い、表示された位置シンボルの前で待つように等の指示を出すことができる。
【0110】
一方、離間した被管理移動局対しても交換装置7の制御部72は、離間通知メッセージを送信する。
【0111】
これを受信した被管理移動局の制御部15も同様にして表示部16にはぐれてしまった旨表示する。
【0112】
以上が集団移動支援サービスの説明であるが、好ましくは、交換装置7は、管理移動局に対しては定期的に被管理移動局の位置情報をデータベース73から読み出して送信することが望ましい。
【0113】
又、管理移動局が複数の場合の演算・離間検出については、複数存在する管理移動局のいずれからも所定距離(距離範囲をデータベース73に記憶している場合にはその距離範囲L1)以上離れた被管理移動局を検出することが望ましい。
【0114】
その他、上述実施例において距離を演算するには、距離を演算する2つの位置情報(緯度、経度)の緯度差、経度差をそれぞれメートル換算し、2乗和の√をとることにより距離を求めればよい。
【0115】
又、実施例においては、サービス提供装置として、交換装置7を用いたが、移動網内に制御部72、データベース73を備えた他の装置を設けることにより実現してもよいし、移動通信網と接続された他の網(例えばIP網)内のサーバ等に制御部72、データベース73を備えることとしてもよい。
(付記1) 送信された位置情報によって特定される位置又はその近傍に対象移動局を検出した場合に、該送信を行った移動局に対して通知を行う通信システムで使用される移動局において、
自局の位置を検出する位置検出手段と、
該検出した位置及び前記対象移動局を特定する識別情報を前記通信システムに対して送信する送信手段と、
前記通知に応じて出力を行う出力手段と、
を備えたことを特徴とする移動局。(1)
(付記2) 移動局から位置に関する情報、相手移動局を特定する識別情報を含む情報を受信し、該相手移動局に対して該位置に関する情報を送信する機能、受信した位置に関する情報から位置を特定し、該特定した位置又はその近傍に前記相手移動局を検出した場合に、前記位置に関する情報の送信元移動局に対して通知を行う通信システムで使用される移動局において、
撮影を行う撮影手段と、
該撮影にあわせて、自局の位置を検出する位置検出手段と、
前記位置に関する情報としての該検出した位置、撮影手段によって撮影して得られたデータと、前記相手移動局を特定する識別情報を前記通信システムに対して送信する送信手段と、
前記通知に応じて出力を行う出力手段と、
を備えたことを特徴とする移動局。
(付記3) 位置情報に対応させて、位置シンボル情報を記憶する記憶手段と、
移動局から、位置情報、他の移動局の識別情報を受信する受信手段と、
該受信手段により、受信した位置情報に対応する位置シンボル情報を前記記憶手段から取得し、前記識別情報に対応する移動局に対して送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする移動通信網内又は移動通信網と接続された他網に設けられたサービス提供装置。(2)
(付記4) 第1の移動局、第2の移動局の各々から、その移動局で測定した位置情報を受信する受信手段と、
該受信した位置情報から該第1の移動局、該第2の移動局が所定距離以上離れていることを検出し、その旨少なくとも一方の移動局に対して通知する通知手段と、
を備えたことを特徴とする移動通信網内又は移動通信網と接続された他網に設けられたサービス提供装置。(3)
(付記5) 前記付記4記載のサービス提供装置において、
前記検出は、受信時刻が現在時刻から所定時間内の位置情報に基づいて行う、ことを特徴とするサービス提供装置。
(付記6) 第1の移動局、第2の移動局の各々から、その移動局で測定した位置情報を受信する受信手段と、
該位置情報及び目的地の位置情報を記憶する記憶手段と、
該位置情報及び目的地の位置情報を用いて、該第1の移動局、該第2の移動局の目的地からの距離の順位関係を算出し、該順位関係に関する情報を少なくとも一方の移動局に対して通知する通知手段と、
を備えたことを特徴とする移動通信網内又は移動通信網と接続された他網に設けられたサービス提供装置。(5)
(付記7) 特定の移動局を含む複数の移動局の各々から、その移動局で測定した位置情報を受信する受信手段と、
該受信した位置情報を用いて、該特定の移動局から所定距離以上離れている移動局を検出し、その旨前記特定の移動局に対して通知する通知手段と、
を備えたことを特徴とする移動通信網内又は移動通信網と接続された他網に設けられたサービス提供装置。
(付記8) 位置情報に対応させて位置シンボル情報を記憶する記憶手段と、
特定の移動局を含む複数の移動局の各々から、その移動局で測定した位置情報を受信する受信手段と、
該受信した位置情報を用いて、該特定の移動局から所定距離以上離れた離間移動局を前記複数の移動局の内から検出し、前記特定の移動局又は該離間移動局に対して、該離間移動局の位置情報に対応する前記位置シンボル情報を通知する通知手段と、
を備えたことを特徴とする移動通信網内又は移動通信網と接続された他網に設けられたサービス提供装置。(4)
(付記9) 複数の特定の移動局を含む複数の移動局の各々から、その移動局で測定した位置情報を受信する受信手段と、
該受信した位置情報を用いて、該複数の特定の移動局のいずれもから所定距離以上離れた離間移動局を前記複数の移動局の内から検出し、その旨前記複数の特定の移動局のいずれかに通知する通知手段と、
を備えたことを特徴とする移動通信網内又は移動通信網と接続された他網に設けられたサービス提供装置。
【0116】
【発明の効果】
本発明によれば、移動局で検出した位置情報をもって、待ち合わせ場所として送信、登録することができるので、便利である。
【0117】
又、待ち合わせ場所の目印となるシンボル情報が送られるので、待ち合わせ場所の特定が容易となる。
【0118】
又、連れ立って移動を行う場合に、相互間の距離が離れてしまったことを検出して、移動速度を調整すべきことを認識することができる。
【0119】
又、移動する間にはぐれてしまった者の位置の目印となるシンボル情報を受信することができるので、捜索が容易となる。
【0120】
又、複数の移動局の目的地までの到達具合を順序関係として知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における移動通信システムの構成を示す。
【図2】移動局1、2の構成を示す。
【図3】交換装置7の構成を示す。
【図4】待ち合わせ通知サービスにおける通信シーケンスを示す。
【図5】サービス登録テーブルを示す。
【図6】位置シンボル管理テーブルを示す。
【図7】相互接近通知サービス実施時における通信シーケンスを示す。
【図8】サービス登録テーブルを示す。
【図9】集団移動支援サービス実施時における通信サービスを示す。
【図10】サービス登録テーブルを示す。
【符号の説明】
1、2 移動局
3、4、5 基地局
6 基地局制御装置
7 交換装置
11 第1アンテナ
12 第2アンテナ
13 第1 無線送受信部
14 第2無線送受信部
15 制御部
16 表示部
17 操作部
18 記憶部
71 スイッチング部
72 制御部
73 データベース
Claims (6)
- 送信された基準位置情報によって特定される位置又はその近傍に対象移動局を検出した場合に、該送信を行った移動局に対して通知を行う通信システムで使用される移動局において、
画像の撮影が行われた際の自局の位置を検出する位置検出手段と、
前記対象移動局を特定する識別情報と、撮影された複数の画像のうち、後に、選択された画像の撮影の際において前記位置検出手段が検出した位置情報を前記基準位置情報として、前記通信システムに対して送信する送信手段と、
該送信手段により前記基準位置情報が送信された後に、前記対象移動局から送信が開始される位置情報に基づいて、前記対象移動局の検出が行われ、該検出により行われる前記通知に応じて出力を行う出力手段と、
を備え、
前記対象移動局の検出に用いられる前記基準位置情報は、前記送信手段による前記送信後における該移動局の移動による更新の対象外とした、
ことを特徴とする移動局。 - 第1の移動局から受信した基準位置情報によって特定される位置又はその近傍に第2の移動局を検出した場合に、該第1の移動局に対して通知を行うサービス提供装置において、
前記基準位置情報は、前記第1の移動局において画像され、記憶された複数の画像のうち、後に選択された画像に対応する位置情報であり、
前記第2の移動局からの位置情報の送信が、該第1の移動局からの基準位置情報の送信がなされた後に開始されるように該第2の移動局へメッセージを送信する送信手段、
を備え、
前記第2の移動局の検出に用いられる前記基準位置情報は、前記第1の移動局からの前記送信後における該第1の移動局の移動による更新の対象外とした、
ことを特徴とするサービス提供装置。 - 第1の移動局、第2の移動局の各々から、位置情報を受信する受信手段と、
該第1の移動局において撮影され、記憶された複数の画像のうち、後に選択された画像に対応する位置情報である、該第1の移動局から送信された基準位置情報によって特定される位置又はその近傍に該第2の移動局を検出した場合に、該第1の移動局に対して通知を行う通知手段と、
前記検出に用いられる前記基準位置情報を、前記第2の移動局が取得可能とする提供手段と、
を備え、
前記第2の移動局の検出に用いられる前記基準位置情報は、前記第1の移動局からの前記送信後における該第1の移動局の移動による更新の対象外とした、
たことを特徴とするサービス提供装置。 - 前記提供手段は、前記第2移動局に対して前記基準位置情報のアクセス先を通知する通知手段、又は、前記第1の移動局からの基準位置情報を該第2の移動局に対して送信する送信手段である、
ことを特徴とする請求項3記載のサービス提供装置。 - 前記提供手段は、さらに、前記第1の移動局において撮影された前記画像を前記第2の移動局に取得可能とする、
ことを特徴とする請求項3記載のサービス提供装置。 - 送信された基準位置情報によって特定される位置又はその近傍に対象移動局を検出した場合に、該送信を行った送信元移動局に対して通知を行う通信システムで使用される移動局において、
前記基準位置情報は、該基準位置情報の送信元の移動局において撮影され、記憶された複数の画像のうち、後に選択された画像が撮影された際に記憶された撮影位置情報であり、
該移動局が前記対象移動局である場合に、前記検出に用いられる前記基準位置情報を受信する受信手段と、
該基準位置情報の出力手段と、
を備え、
前記対象移動局の検出に用いられる前記基準位置情報は、前記送信元移動局からの前記送信後における該送信元移動局の移動による更新の対象外とした、
たことを特徴とする移動局。
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