JP4242493B2 - ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータを備えポンプに係り、特に、前記ロータが、駆動軸を拘束的に支承するための穴を備えてポンプケーシングの内部に配設され、ポンプケーシングが、カップ形の第1のケーシング部分と貫通孔を有する第2のケーシング部分とからなるポンプに関する。
【0002】
更に、本発明は、穴を備えたロータを具備するポンプ、及びポンプ駆動のための駆動軸を備えた駆動装置を有するポンプ装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
冒頭に挙げた種類のポンプは知られている。それは、例えば、ベーンポンプ又は歯車ポンプとして構成され、ガス状又は液状物質の搬送のために利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ロータの駆動のために、ポンプは軸継手を介して駆動軸、例えばモータ軸と連結されたポンプ軸を有する。ポンプ軸は、軸受によってポンプケーシング内部に回転可能に保持される。必要な軸受は、ポンプケーシング内に場所をとり、従ってポンプケーシングの小型化を妨げる。しかも軸受の取付けのために余計な組立段階が必要である。
【0005】
本発明の目的は、小型に構成され、安価に製造し、かつ組立てることができるポンプ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記本発明の目的は、請求項1の特徴を有するポンプによって解決され、該ポンプは、駆動軸を拘束的に支承するための穴を備えてポンプケーシングの内部に配設されたロータを有し、ポンプケーシングがカップ形の第1のケーシング部分と貫通孔を有する第2のケーシング部分からなり、第2のケーシング部分が組立のときに駆動軸をこのケーシング部分に対して予備心合わせする心合わせ補助部を備えた構造になっている。心合わせ補助部は、駆動装置とポンプの簡単かつ確実な組立を保証するために設けられる。
【0007】
本発明に基づくポンプの実施態様によれば、心合わせ補助部は、スリーブ状に形成され、心合わせ補助部を貫通する貫通孔と同列に整列されており、心合わせ補助部の内径が駆動軸の外径を超えるため、貫通孔と駆動軸の間にギャップが生じるようになっている。それによってポンプの使用中に(即ち、駆動軸が回転するときに)駆動軸の外面とスリーブ状の導入装置の内面との間に不要な摩擦損失が発生しないことが保証される。
【0008】
また、本発明に基づくポンプは、心合わせ補助部が、ロータに隣接して少なくとも1個のパッキンを備えた縦密封区間を有するように構成されている。パッキンをロータの直接かたわらに同心に取りつけることによって、搬送媒質が駆動装置の方向へ駆動軸に沿って流出することができず、逆方向には望ましくない粒子又は物質がポンプの内室に到達しないことが保証される。
【0009】
発明の好適な実施態様においては、心合わせ補助部が、ロータの反対側の心合わせ縦区間を有し、この心合わせ縦区間が駆動軸の拘束的結合のための縦区間の軸方向長さを超える軸方向長さを有するものとする。それによって、駆動軸を挿入したときに、駆動軸の拘束的結合のための縦区間が貫通孔によって予備心合わせされてロータの穴に係合するから、パッキンを損傷又は破壊しないことが保証される。こうしてポンプのロータへの駆動軸の傾きのない挿入とともにポンプ装置の手落ちのない組立が可能である。
【0010】
発明の別の好適な実施態様では、第1のケーシング部分が心合わせピンを具備し、該心合わせピンは、ロータの縦軸線と一線に並び、ロータの穴の内径より小さな外径を有するものとする。心合わせピンは、第1のケーシング部分に固着されているから、ロータと共に回転することはできない。未組立状態(即ち、駆動軸又は駆動装置を取付けてない)のロータは、心合わせピンによって第1のポンプケーシングのほぼ中心に保持されるから、駆動軸は、ポンプに挿入するときにロータに確実に係合することができる。組立てた後に、ロータがロータ外被の丁度中心にあり、心合わせピンの外径は、ロータの穴の内径より小さいから、駆動軸をロータに完全に挿入した後、ロータと心合わせピンの間に不要な摩擦が発生しない。
【0011】
本発明に基づくポンプの別の実施態様によれば、ロータの穴は、内歯を有し、これが駆動軸の外歯と相互作用するように構成されている。駆動軸の外歯は、駆動軸の前述の拘束的縦区間にある。歯は、駆動部からポンプロータへの力の伝達のために役立ち、駆動トルクがスリップなしで伝達されるように設計されている。
【0012】
発明の別の好適な実施態様では、ポンプが1サイクル式ベーンポンプであり、ポンプの休止状態で、ロータは、ポンプ室を形成するポンプケーシング部材に対して偏心に配列されるようになっている。これによってポンプの駆動軸の半径方向片側への動力伝達(ポンプの1サイクル式構造による)が、ロータの心合わせをもたらすという利点がある。こうして1サイクル式ベーンポンプの運転点で駆動軸がたわんでも、ロータが心合わせされて回転するとこが保証される。特にこれによって騒音の減少、摩耗の減少及び効率の改善が生じる。
【0013】
特に、駆動軸の縦軸線がポンプの縦軸線に対して食違いを有し、この食違いの値と方向が、1サイクル式ベーンポンプの運転点での駆動軸のたわみに相当するならば好都合である。これによって駆動軸のたわみを補償することができる。
本発明に基づくポンプのその他の有利な実施態様は、その他の従属請求項で明らかである。
【0014】
また、本発明の目的は、請求項9の特徴を有するポンプ装置によって解決される。このポンプ装置は、駆動軸がロータの穴に拘束的に係合し、ポンプ自体が独自のポンプ軸を持たない構成になっている。このポンプ装置は、所要の部品の数を減少することにより在来のポンプに比してポンプの重量が小さく、よりコンパクトな、又はより小さな寸法が得られるという利点がある。
【0015】
本発明のもう一つの利点は、摩耗を生じやすい組立部品、軸受及び軸継手を廃止したので、特に、ジーゼル油供給ポンプ用のポンプ装置の耐摩耗性が高められることから生じる。ジーゼル油は、粘性が少ないので潤滑には、不適当だからである。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を、図面(図1〜3)を参照して、一実施形態に基づいて詳細に説明する。図1の横断面図は、例えば、自動車で貯蔵タンクから内燃機関の燃焼室へジーゼル油を送給するために必要なポンプ装置1を示している。図1には、ベーンポンプ3及び駆動モータ(以下略してモータ5)として使用される駆動装置43又は付属装置45からなるポンプ装置1が未組立状態で示されている。即ち、以下で略してポンプ3と称するベーンポンプとモータ3は、機械的に連結されていない。駆動装置43という名称は、自動車に関連して生じる駆動装置のすべての変型を表すのものとする。従って、ポンプ装置1は、内燃機関の駆動軸、カム軸から例えばトラックのブレーキ系統に関連して使用されるエアコンプレッサのいわゆるドリフトシャフトを介して駆動することができる。別設の電動機をポンプ装置の駆動のために使用することも可能である。以下では、駆動のためにモータ5が設けられていることを前提とする。
【0017】
一方、ポンプ3は、二つ割りのポンプケーシング13を有し、第1のカップ形のケーシング部分15は、第2のより大きな深皿形ケーシング部分17に外面を一線にして取付けられており、半径方向外側へ変位可能な羽根41を備えたロータ7を有する。
ポンプ3の2つのケーシング部分15及び17は、ボルト49で連結されている。但し、断面図であるため、図には、ボルト49だけが示されている。更に、2つの半割ケーシング15及び17に対してロータ7を含む回転機構を、よく心合わせするために、複数個(断面図では2個)のガイドピン69が設けてあり、これらのガイドピン69は、2つの半割ケーシング15及び17の接触面を垂直に通り、この場合、ケーシング部分17と回転機構に挿入されている。
【0018】
ここで、さらに付言すれば、ポンプ3は、燃料供給ポンプ(予備供給ポンプ)であり、ジーゼル燃料を公知の方式により、一方では貯蔵タンクからベーンポンプ3に吸引し、他方では噴射ポンプに供給するために入口及び出口51を有する。ロータ7への羽根41の支承のより詳細な説明は、この発明に関係がないことであり、他のポンプの原理(例えば、ローラポンプ又はラジアルピストンポンプ)を使用することもできるから、省く。
【0019】
第2のケーシング部分17は、(深皿状体の内側に見て図中央に)回転軸又は縦軸線35の方向に伸張しており、ここでは、スリーブ状の心合わせピン21を備えている。該心合わせピン21は、ここでは、第2のケーシング部分と一体に形成されている。心合わせピン21には、軸方向に走る貫通孔19が穿設されている。
【0020】
ここに示す実施形態においては、心合わせピン21の外径は、「深皿状体の開口部」の方向に細まるから、心合わせ補助部は「深皿状体の底部」の張出し部53で反対側の(即ち、「深皿状体の開口部」の方向の)端部より厚い肉厚を有する。しかし、心合わせ補助部21の肉厚は、その機能にとって副次的意義しかない。張出し部53の区域では、心合わせ補助部21の縦密封区間25の内部に、2個の軸方向に隣接するパッキン27が嵌着されている。しかし、1個だけの又は多数のパッキン27を心合わせ補助部21に挿置することも可能である。張出し部53の反対側の、心合わせ補助部21の別の軸方向縦区間は、以下で、心合わせ縦区間29と称し、駆動装置43の駆動軸11の予備心合わせのために利用される。
【0021】
図1の図示において、駆動軸11は、駆動装置43から突出する自由端のかたわらに逃げ溝55を備えている。駆動軸11の逃げ溝55と端面57の間の区域は、(ロータ7との拘束的結合のために)外歯39を有する。それに対応して、ロータ7に穿設した中心孔9の内面に内歯37が設けられ、ロータ7の内歯37と駆動装置43の外歯39が拘束的結合31に形成できる。
【0022】
心合わせ補助部21は、駆動軸11の外径d2 より僅かに大きな内径d1 を有するから、組立状態で、心合わせ補助部21と駆動軸11の間に、小さなギャップ23が存在し、従って運転中に不要な摩擦損失が現れない。重要なのは、心合わせ補助部21の心合わせ縦区間29(軸方向に見た)の長さl1 が、外歯39の軸方向縦区間+駆動軸11の逃げ溝55の軸方向縦区間からなる、図1の駆動軸11の端部に示唆した軸方向長さl2 より大きいことである。それによって、ポンプ装置1の組立のときに、外歯39及び逃げ溝55と、特に駆動軸11のこれらの区間に続く区域が、心合わせ縦区間29によって確実に案内されることが保証される。
【0023】
また、ポンプケーシング13は、軸方向に縦軸線35に中心を合わせて整列された心合わせピン33を装備する。心合わせピン33は、第1のケーシング部分15の中で、とりわけケーシングの内面59に回転運動可能に固定されており、一部が、ロータ7の穴9に突出する。即ち、心合わせピン33は、穴9の空間を完全にふさぐのではなく、拘束的結合のために、駆動軸11の端部を反対側の穴開口部に挿入できる程度に、穴9に入り込んでいる。心合わせピン33は、ロータの穴9の内径d4 より僅かに小さい外径d3 を有する。心合わせピン33は、ロータ機構のロータ7に係合し、ロータ機構は、心合わせピン33によって第2のケーシング部分17に対して心合わせされているから、心合わせピン33によって、第1のケーシング部分15も第2のケーシング部分17に対して心合わせされる。
【0024】
図2のポンプ装置1の横断面図は、部分組立状態のポンプ装置1を示している。即ち、ポンプ3とモータ5は、単独で見れば完全に組立てられているが、ポンプとモータは、まだ完全に連結されていない。図2では、図1と同じ参照符号を使用し、内径又は外径d1ないしd4と長さl1及びl2は、図示の便宜上、図2には、示さない。
【0025】
図1で明らかなように、駆動軸11は、その端面57が、丁度縦密封区間25に達するまで、心合わせ補助部21の貫通孔19に挿入されている。心合わせ縦区間の軸方向長さl1 は、外歯39の軸方向長さl2 より大きいので、外歯39がパッキン27に到達する前に、駆動軸11が区域61の案内によって中心に正確に整列されることが保証される。また駆動軸11をさらに挿入するときに、パッキン27又はロータ7の引っ掛かりや損傷を確実に回避することができる。心合わせピン33は、駆動軸11をさらに挿入するときに、ロータ7の穴9への駆動軸11の進入が、トラブルないしは損傷なしで行われるように、ロータ7(独自の軸受装置を持たない)が、予備心合わせされることを保証する。
【0026】
図3は、組立状態(ポンプ3とモータ5が連結されている)のポンプ装置1の横断面図を示している。内歯37と外歯39がロータ7の軸方向中央で係合し、拘束的結合31を生じていることが、図3で明らかである。ここに、ロータ7は、駆動軸11によって、正確に心合わせされているから、心合わせピン33がロータ7にもはや接触せず、モータ5でポンプ3の駆動を行うことができる。
【0027】
最後にさらに付言すれば、駆動装置43は、ベーンポンプ3の方に向いたモータ外被65に、縁端が開放した段部63を有する。この段部63は、ポンプ3の第2のケーシング部分17のための、いわば止め体の役割をし、それによって駆動軸11がロータ7の穴9の中にあまりに深く挿入されることを防止する。こうして駆動軸11の端面57と心合わせピン33の間に間隔47が残り、それによって、この場所に摩擦損失が生じないことが保証される。
【0028】
第2のケーシング部分17の深皿状構造は、前述の止め体をさらにモータ5の端面57のための外被67として形成するために利用されるから、コンパクトであると同時に、ポンプ3内の駆動軸11の軸受装置の廃止によって安価に製造できるタイプのポンプ装置1が得られる。このようにして回転機構に独自の軸受を配属しないでよいことが明らかである。
【0029】
また、上述の直径d1 及びd2 を確定することによって、ギャップが保証されるから、連結される部品の簡単な心合わせによって、たやすく組立てることができ、同時に心合わせ縦区間29の摩擦損失を回避することが保証される。
図4は、ポンプ装置1の他の実施態様を示すものである。その場合、図1ないし図3と同じ部品は、同じ参照符号を付し、再度説明はしない。そこで、以下では現にある相違だけを説明する。
【0030】
図1の図示では、1サイクル式ベーンポンプを取り上げることが前提となっている。このような1サイクル式ベーンポンプでは、ベーンポンプの運転点で駆動軸11に半径方向片側に作用する圧力が圧力隔室に形成される。こうして駆動軸11に半径方向力が働き(とりあえず図4に記載し、Fで表す。力Fが組立てた運転中のポンプ3にだけ現れることは明らかである)、その結果、駆動軸11がごく僅かに偏らされるから、ロータ7も僅かに半径方向に変位させられ、ロータ7は、ポンプ3のその他の部品に対して、もはや心合わせされていない。このため騒音発生の増加、摩耗の増加及び効率の損失の恐れがある。これらの欠点を取り除くために、次のように構成さている。
【0031】
図4に示すように(破線71)、ケーシング部分17は、モータ外被65と一線に並ぶように整列されているから、ポンプ3とモータ5の接合を図2及び3の説明に従って行うことができる。同時に、駆動軸11の縦軸線35とポンプ3の縦軸線35’の間に食違い73があることが明らかである。この食違い73によってポンプ3に対する駆動軸11の偏心配列が生じる。
【0032】
この食違い73によって、ポンプ装置1の組立のときに、駆動軸11に強制かつ確実拘束的に配設されたロータ7を、ポンプ3の残余の部品、特にロータ7を支えるケーシング部分、例えばカムリング及び側板に対して食違い73の値だけ偏心に配列することができる。縦軸線35又は縦軸線35’の間の食違い73の形成にかかわらず、ポンプ装置1の組立を保証するために、組立ができるだけの十分に大きな遊びがあるように、直径d1 及びd2 の差(ギャップ23−図3)を選定した。同時に少なくとも一方のパッキン27は、駆動軸11がポンプ3に密封支承されるように形成されている。
【0033】
食違い73を形成することによって、ポンプ装置1の初期状態で、ロータ7を駆動軸11に対して中心に、ポンプ3のその他の部品に対して偏心に配列することができる。1サイクル式ベーンポンプとして構成されたポンプ装置1の運転中に駆動軸11は、圧力隔室に生じる圧力に対応して、半径方向力の作用を受ける。こうして駆動軸11は、半径方向に力Fが働くのでたわむ。そこで、食違い73の値と方向が、1サイクル式ベーンポンプの運転点での駆動軸11の軸たわみに相当するように、縦軸線35と縦軸線35’の間の食違い73の形成を選定した。これによって、駆動軸11のたわみがほとんど補償されるから、1サイクル式ベーンポンプの運転点で、ロータ7は、ポンプ3の残余の部品に対して心合わせされる。こうして駆動軸11のたわみに伴う欠点、特に騒音発生、摩耗、効率の損失等が補償される。食違い73の大きさは、1サイクル式ベーンポンプ(ポンプ3)の規模に応じて、例えば、0,05mmないし0,2mmである。この場合圧力隔室の配列と食違い73の方向との間に、ロータ7の周方向に見て例えば170°ないし190°の角範囲、特に180°が保たれるように、縦軸線35’は縦軸線35に対してずらせてある。
【0034】
【発明の効果】
前記の如く構成された本発明のポンプは、心合わせ補助部を有し、該心合わせ補助部が貫通する貫通孔と同列に整列され、心合わせ補助部の内径が駆動軸の外径を超えように形成されたことで、貫通孔と駆動軸の間にギャップが生じるようになり、それによって、駆動装置とポンプの簡単かつ確実な組立を保証し、ポンプの使用中に(即ち、駆動軸が回転するときに)駆動軸の外面とスリーブ状の導入装置の内面との間に不要な摩擦損失が発生しないこと保証する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくポンプ装置の未組立状態の横断面図である。
【図2】図1に示したポンプ装置の部分組立状態の横断面図である。
【図3】図1に示したポンプ装置の組立状態の横断面図である。
【図4】ポンプ装置の別の実施態様の未組立状態の横断面図である。
【符号の説明】
7 ロータ
9 ロータの穴
11 駆動軸
17 ハウジング部分
21 心合わせ装置

Claims (12)

  1. 駆動軸(11)を拘束的に支承するための(9)を備えるものであってポンプケーシング(13)の内部に配設されたロータ(7)を有し、
    前記ポンプケーシングカップ形の第1のケーシング部分(15)と貫通孔(9)を有する第2のケーシング部分(17)を有し、
    前記第2のケーシング部分が組立のときに前記駆動軸を前記第2のケーシング部分に対して予備的に心合わせするための心合わせ補助部(21)を有し、
    前記心合わせ手段がスリーブ状に形成されると共に前記貫通孔に整列され、
    前記貫通孔と前記駆動軸の間に少なくとも部分的にギャップ(23)が生じるように、前記心合わせ手段の内径(d 1 )が前記駆動軸の外径(d 2 )を超えるポンプ。
  2. 前記心合わせ補助部前記ロータに隣接して少なくとも1個のパッキン(27)を具備する密封縦区間(25)を有することを特徴とする請求項に記載のポンプ。
  3. 前記心合わせ補助部、前記ロータ(7)の反対側の心合わせ縦区間(29)を有し、心合わせ縦区間の軸方向長さ(l 1 )が、拘束的結合(31)のために用いられる前記駆動軸(11)の縦軸端区間の軸方向長さ(l2 )を超えることを特徴とする請求項に記載のポンプ。
  4. 前記第1のケーシング部分(15)が、前記ロータ(7)の縦軸線(35)と一線に並び、かつ、前記ロータ(7)の前記孔(9)の内径(d4 )より小さな外径(d3)を有する心合わせピン(33)をすることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載のポンプ。
  5. 前記ロータ(7)の前記孔(9)が前記駆動軸(11)の外歯(39)と協動する内歯(37)を有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載のポンプ。
  6. ベーンポンプ(3)として構成されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載のポンプ。
  7. 前記ポンプ(3)が1サイクル式ベーンポンプであって、前記駆動軸(11)の縦軸線(35”)が前記心合わせ補助部(21)の縦軸線(35’)に対してオフセット(73)を有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載のポンプ。
  8. 孔(9)を備えたロータ(7)と、ポンプを駆動するための駆動軸(11)を有する駆動装置(43)と、を有し、
    前記駆動軸が、前記孔の中で前記ロータと拘束的に係合する請求項1から7のいずれかの請求項に記載のポンプを備えることを特徴とするポンプ装置。
  9. 前記駆動装置(43)が、モータ(5)により駆動される付属装置(45)であることを特徴とする請求項に記載のポンプ装置。
  10. 第2のケーシング部分(17)が前記駆動装置(43)の外被(67)として利用されることを特徴とする請求項又はに記載のポンプ装置。
  11. 第2のケーシング部分(17)がカップ状に形成され、その隔壁が駆動装置(43)の縦区間を取り囲むことを特徴とする請求項10に記載のポンプ装置。
  12. ポンプ(3)が1サイクル式ベーンポンプとして構成され、前記駆動軸(11)の縦軸線(35”)がポンプケーシング(15、17、21)の縦軸線(35’)に対して食違い(73)を有することを特徴とする請求項ないし10のいずれか一項に記載のポンプ装置。
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