JP4239818B2 - 放電灯点灯装置及びプロジェクタ装置 - Google Patents

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    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、放電灯を点灯させる放電灯点灯装置及びプロジェクタ装置に関する。
【0002】
【背景技術】
現在、放電灯は、種々の分野において広く用いられており、例えば、LCDプロジェクタ装置等の光源としても用いられている。このような放電灯においては、従来、放電灯の点灯時の電流制御方法は、ランプ点灯スイッチをONしたときのイグニッション直後に放電灯の定常電流の略1.5倍〜2倍の大きさの電流に固定し、一定時間経過後、すなわち放電灯の放電状態が安定し、放電灯の電圧が所定のレベルまで上昇した時点で電流を絞り、徐々に定常電流に戻すという制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような電流の制御方法では、放電灯を点灯するたびに放電灯に定常電流以上の大電流が流れるため、放電灯に必要以上の大電流が流れる時間が長くなり、放電灯の電極の消耗が早くなり、その結果として放電灯の寿命が短くなるという問題がある。
【0004】
そこで、放電灯の短寿命化を防止するためには、放電灯の電極の消耗を少なくすることが必要であり、これには、イグニッション後に固定する電流の設定値を低くすれば良い。
【0005】
しかしながら、放電灯の放電状態は、放電灯に供給する電流量が多いほど早く安定するため、イグニッション後に固定する電流の設定値を低くした場合、放電灯の電圧の上昇が極端に遅くなり、放電灯が安定するまでに時間がかかるという問題がある。
【0006】
また、イグニッション後の電流を数段階に分けて制御する方法も考えられるが、この場合には、電流制御回路が複雑となるため、放電灯点灯装置のコストが高くなり、また信頼性の面で不安が残る。
【0007】
したがって、安価であり、且つ信頼性に優れ、放電灯の長寿命化が可能な放電灯点灯装置は、未だ実現されていないのが現状である。
【0008】
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて創案されたものであり、安価であり信頼性に優れるとともに、放電灯の長寿命化が可能な放電灯点灯装置及びプロジェクタ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成する本発明は、放電灯を点灯させる放電灯点灯装置であって、始動時に上記放電灯に始動電圧を印加して上記放電灯を点灯させる始動手段と、上記放電灯の電圧を検出する電圧検出手段と、上記放電灯に流れる電流を検出する電流検出手段と、上記電圧検出手段からの検出結果を補正する電圧補正設定手段と、上記電圧補正設定手段により補正された上記電圧検出手段による検出電圧と上記電流検出手段により検出電流の掛け算を行う掛算手段と、上記掛算手段による掛算結果に基づき上記放電灯に供給される電流を制御する電流制御手段とを備え、上記電圧補正設定手段は、上記イグニッション後の検出電圧を所定電圧値から所定の減少率で連続的に減少させるように補正し、上記電流制御手段は、イグニッション後、上記掛算手段による掛算結果に基づき、上記放電灯に供給される電流の制御を開始し、且つ、上記放電灯に供給される電流を、上記放電灯の定常電流より大である所定の電流値まで、所定の増加率で連続的に増加させることを特徴と する。
【0010】
このような構成の放電灯点灯装置では、電圧検出手段からの検出結果を補正する電圧補正設定手段により補正された検出電圧に基づき放電灯に供給される電流を制御するようにし、この電圧補正設定手段は、上記イグニッション後の検出電圧を所定電圧値から所定の減少率で連続的に減少させるように補正することにより、上記放電灯に供給される電流を所定の増加率で連続的に変化させることを実現できる。
【0011】
このように電流量を制御することにより、この放電灯点灯装置では、従来の放電灯点灯装置の場合と比較して、放電灯に定常電流よりも大である大電流が流れる時間が大幅に減少する。
【0012】
また、このように電流量を制御することにより、この放電灯点灯装置では、放電灯に供給される電流は徐々に増加することとなるため、放電灯の電極は、徐々にゆっくりと暖められることとなる。その結果、電極にかかる熱の負担が軽減し、電極の熱疲労が軽減するため、電極の消耗が少なく抑えられる。
【0013】
さらに、上述のような特徴を有する放電灯点灯装置を用いて、放電灯から出射される光を外部に投射するようなプロジェクタ装置を構成することができる。このプロジェクタ装置としては、上記放電灯から出射される光を、入力された映像信号に基づき変調して出射するようなものを使用できる。
【0014】
このプロジェクタ装置の場合も、上記放電灯点灯装置と同様に、放電灯に定常電流よりも大である大電流が流れる時間が大幅に減少し、放電灯に供給される電流は徐々に増加することとなるため、放電灯の電極は、徐々にゆっくりと暖められることとなって、電極にかかる熱の負担が軽減し、電極の熱疲労が軽減するため、電極の消耗が少なく抑えられる。
【0015】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態を詳説する。
【0016】
図1は、本発明を適用した放電灯点灯装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
【0017】
本発明を適用した放電灯点灯装置は、図1に示すように、始動時に放電灯1に始動電圧を印加して放電灯1を点灯させる始動手段であるイグナイタ2と、放電灯1にかかる電圧を検出する電圧検出手段である電圧検出回路3と、放電灯1に流れる電流を検出する電流検出手段である電流検出回路4と、電圧検出手段の検出結果に基づき上記放電灯1に流れる電流を制御(あるいは放電灯1に供給される電力を制御)する電流制御手段である電流制御回路部5とを備えて構成されている。そして、電流制御回路部5は、制御回路6と、PWMコントローラ7 と、ダウンコンバータ8とがこの順に接続されて構成されている。
【0018】
また、ダウンコンバータ8の入力端子には、図1に示すように、DC電源9が接続され、放電灯点灯装置に電流が供給されるようになっている。ここで、DC電源9としては、例えば、アクティブフィルタ出力等で300V〜400V程度の電圧に構成した電源を用いることができる。
【0019】
ダウンコンバータ8の出力端子には、イグナイタ2の入力端子が接続されており、DC電源9から供給された直流電流が、ダウンコンバータ8を介して適当な大きさに制御、変換された後、イグナイタ2に供給される。
【0020】
また、イグナイタ2の出力端子には、放電灯1の入力端子が接続されており、ダウンコンバータ8からイグナイタ2に流れた直流電流がそのまま放電灯1に供給される。
【0021】
ここで、放電灯1は、図2に示すようにコネクタ11と、リフレクタ12と、電極13と、電極13を覆う耐熱ガラス14とを備え、コネクタ11から電極13にイグニッション電圧、ランプ電流等が供給される構成とされている。また、耐熱ガラス14内には、種々のガスが封入されており、電極13が耐熱ガラス14内で放電する構成とされている。
【0022】
なお、本発明に係る放電灯点灯装置が適用可能な放電灯は、特に限定されるものではなく、安定までに電圧の変化する、例えばメタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、キセノンランプ等の放電灯であれば、何れも用いることができる。
【0023】
また、ダウンコンバータ8の出力端子とイグナイタ2の入力端子との間には、電圧検出回路3と電流検出回路4とが分岐して配されており、電圧検出回路3の出力端子及び電流検出回路4の出力端子は、それぞれ、電流制御回路部5における制御回路6の入力端子に接続されている。
【0024】
電流制御回路部5は、イグニッション後に放電灯1に供給される電流を制御するものである。電流制御回路部5は、上述したように、制御回路6と、PWMコントローラ7と、ダウンコンバータ8とがこの順に接続されて構成されている。そして、制御回路6 では、電圧検出手段における検出結果に基づき放電灯1に供給される電流の制御を開始し、且つ、放電灯1に供給される電流を適正な量にすべく、電圧検出回路3の検出結果に基づき電流の制御が行われる。
【0025】
また、この放電灯点灯装置において、放電灯1に供給される電流の制御は、放電灯1にかかる電圧を制御することにより行われる。すなわち、この放電灯点灯装置においては、放電灯1にかかる電圧を変化させ、制御することにより、放電灯1に供給される電流量を制御する。
【0026】
より具体的には、電流制御回路部5は、放電灯1に供給される電力が所定の一定値となるように制御するものであり、電圧検出回路3の検出電圧と電流検出回路4の検出電流との乗算値(検出電力値)が、目標となる所定の電力値(目標電力値)となるように、ダウンコンバータ8の動作が制御される。ただし、イグニッション直後の放電灯1 の抵抗値は非常に低くなって検出電圧値が低下し、一定の電力を供給ための電流値が大きくなり過ぎるため、検出電圧を補正したり、目標電力設定値をコントロールすることで、イグニッション直後の電流を例えば定常電流の略1.5倍〜2倍の大きさに制限している。
【0027】
ここで、従来の放電灯点灯装置は、図3に示すように、放電灯の点灯時において、イグニッション(時点tig)直後に、放電灯に供給される電流(図中実線のランプ電流a)の大きさを放電灯の定常状態における定常電流の略1.5倍〜2倍の大きさに固定し、放電灯に電流を供給し続けるという制御を行うものであった。そして、一定時間経過後、放電灯の放電状態が安定し、放電灯の電圧(図中破線のランプ電圧b)が所定のレベルまで上昇した時点で放電灯に供給される電流を絞り、徐々に定常電流に戻すという制御を行っていた。
【0028】
しかしながら、このような電流の制御方法では、放電灯を点灯するたびに放電灯に定常電流以上の大電流が流れるため、放電灯に必要以上の大電流が流れる時間が長くなり、放電灯の電極の消耗が早くなり、その結果として放電灯の寿命が短くなってしまう。
【0029】
そこで、放電灯の短寿命化を防止するためには、放電灯の電極の消耗を少なくすることが必要であり、これには、イグニッション後に固定する電流の設定値を低くすれば良い。
【0030】
しかしながら、放電灯の放電状態は、放電灯に供給する電力が多いほど早く安定するため、イグニッション後に固定する電流の設定値を低くした場合、放電灯の電圧の上昇が極端に遅くなり、放電灯が安定するまでに時間がかかるという問題がある。
【0031】
また、イグニッション後の電流を数段階に分けて制御する方法も考えられるが、この場合には、電流制御回路が複雑となるため、放電灯点灯装置のコストが高くなり、また信頼性の面で不安が残る。
【0032】
そこで、これらの問題を解決するために、この放電灯点灯装置は、イグニッション後に、従来の放電灯点灯装置と同等の時間で放電灯1を安定させ、且つ放電灯1に大電流が流れる時間を減少させた制御を行うものである。
【0033】
具体的には、この放電灯点灯装置では、電流制御回路部5において、図4 に示すように、イグニッション(時点tig)後に放電灯1に供給される電流量(図中実線のランプ電流a)を所定の増加率で連続的に変化させる。
【0034】
そして、放電灯1に供給される電流量が放電灯1 の定常電流よりも大である所定の値(以下、最大電流値と呼ぶ。)に達した時点で、すなわち、放電灯1の放電状態が安定し、放電灯1の電圧(図中破線のランプ電圧b)が所定のレベルまで上昇した時点で電流量を放電灯1の定常電流まで所定の減少率で減少させ、維持させる。
【0035】
このように電流量を制御することにより、この放電灯点灯装置では、従来の放電灯点灯装置の場合と比較して、放電灯1に定常電流よりも大である大電流が流れる時間を大幅に減少させることができる。
【0036】
また、このように電流量を制御することにより、この放電灯点灯装置では、放電灯1に供給される電流は徐々に増加することとなるため、放電灯1の電極13は、徐々にゆっくりと暖められることとなる。その結果、電極13にかかる熱の負担を軽減させることができるため、電極13の熱疲労を軽減させることができ、電極1 3 の消耗を少なく抑えることができる。その結果、この放電灯点灯装置では、電極13の消耗に起因して放電灯1の寿命が短くなることを防止することが可能となり、放電灯1の長寿命化が可能となる。
【0037】
ここで、最大電流値及び電流の増加率は、特に限定されることはなく、放電灯1の種類等の諸条件により、適宜設定されれば良い。
【0038】
また、イグニッション後に所定の大電流を一定時間流す従来の放電灯点灯装置と比較した場合、放電灯1の放電状態が安定するまでの時間は、放電灯1の種類、最大電流値、電流の増加率等の諸条件により多少の差はあるものの、多くてもほんの数秒程度の差しか生じないため、放電灯1の実用に関しては、全く問題のないレベルである。
【0039】
すなわち、この放電灯点灯装置においては、従来の放電灯点灯装置と同等の時間で放電灯1を安定させることが可能である。
【0040】
また、最大電流値に到達後は、最大電流値において所定の時間だけ維持した後、電流量を減少させても良く、また、最大電流値に達した時点で電流量を減少させても良い。これも、電流の増加率と相関させて、放電灯1の種類等の諸条件により、適宜設定されれば良い。
【0041】
ここで、電流制御回路部5の制御回路6は、例えば、図5に示すような回路を要部とする構成を用いることができる。
【0042】
図5に示す回路は制御回路6の要部を示しており、この図5に示す回路への入力Vは、後述するように電圧検出回路3での検出結果に基づく電圧であり、この入力電圧Vが0からDC電源9の出力電圧Vまで徐々に上昇した場合、図5に示す回路からの出力Vを、抵抗R及びRにより電源電圧Vが分圧された分電圧V(V=V×R/(R+R))とダイオードDの順方向電圧降下分Vとを加えた「V+V」の値に制限することができる。ここで、出力Vは、放電灯1への供給電圧を制御するための、あるいは供給電力を設定するための電圧であり、図5の回路は、より具体的には、図7、図10、図11と共に後述する電力設定コントロール回路60に相当するものである。
【0043】
ここで、抵抗R及びRの値は、自由に設定及び変更することができる。これにより、この図5に示す回路では、図6に示すように、回路への入力V、すなわち電圧検出回路3での検出結果が0からDC電源9の出力電圧Vまで徐々に上昇した場合において、抵抗R及びRの値を、抵抗Rとの間で、R≪R及びR≪Rの条件を満たす所定の値に設定することにより、出力V、すなわち放電灯1への供給電圧に対応する電圧を所望の「V+V」に制御することができる。したがって、出力V、すなわち放電灯1にかかる電圧に対応する電圧の上限値を制御することができる。
【0044】
そして、上述したように、放電灯1にかかる電圧を制御することにより、放電灯1に供給される電流を制御することができるため、放電灯1にかかる電圧の上限値を制御することにより、放電灯1に供給される電流の上限値を制御することができる。
【0045】
また、抵抗R及びコンデンサCの値を変えることにより、制御回路6の図5に示す回路からの出力Vの増加率を所望の増加率に設定することができる。したがって、放電灯1にかかる電圧の増加率を制御することにより、放電灯1に供給される電流の増加率を所望の増加率に制御することができる。
【0046】
また、この放電灯点灯装置では、制御回路6の要部構成を図5に示すような簡略な回路により構成することができるため、信頼性に優れ、また、安価に作製することが可能である。
【0047】
そして、上記のようにして制御回路6において制御された出力Vは、PWMコントローラ7に入力され、PWMコントローラ7の制御信号として用いられている。PWMコントローラ7は、入力された制御回路6の出力Vに応じてPWMコントローラ7内に備えられた半導体スイッチのON/OFFのデューティ比を制御し、この制御された信号をダウンコンバータ8に入力する。
【0048】
そして、ダウンコンバータ8では、PWMコントローラ7から入力された信号に基づいて、DC電源9から供給された直流電流の電流値を所定の値に制御し、出力する。
【0049】
したがって、この放電灯点灯装置では、上述したようなフィードバック制御により所望の増加率で連続的に変化するように制御された電流を放電灯1に供給することが可能となる。
【0050】
なお、図5に示した構成は、制御回路6の要部構成の一具体例であり、制御回路6はこれに限定されることはなく、上述した機能を有するものであれば種々の構成のものを用いることが可能である。
【0051】
以上、詳説したように、この放電灯点灯装置では、安価な構成により、信頼性に優れるとともに、放電灯1の長寿命化が可能な放電灯点灯装置が実現される。
次に、上記の放電灯点灯装置の動作について説明する。
【0052】
まず、イグニッションを行う。すなわち、DC電源9から所定の直流電流をイグナイタ2に供給して、イグナイタ2内のコンデンサを充電する。そして、当該コンデンサの充電電圧が所定電圧に達すると高電圧が発生し、この高電圧が放電灯1に印加される。この高電圧の印加により、放電灯1の電極13間で絶縁破壊が生じ、ブレークダウンが生じる。その結果、イグナイタ2内のコンデンサの充電負荷が放電灯1を介して放電するとともに、引き続き放電灯1に電力が供給され、放電灯1が点灯する。
【0053】
ここで、放電灯1の点灯は、電圧検出回路3における電圧の変化として検出され、この検出結果は、電流制御回路部5の制御回路6に入力される。
【0054】
放電灯1が点灯した後においては、放電灯1に供給される電流は、電流検出回路4によって検出される。そして、この電流検出回路4での検出結果は、電流制御回路部5の制御回路6に入力される。
【0055】
また、放電灯1が点灯した後においては、放電灯1にかかる電圧は、電圧検出回路3によって検出される。そして、この電圧検出回路3での検出結果は、電流制御回路部5の制御回路6に入力される。
【0056】
そして、電流制御回路部5の制御回路6では、電圧検出回路3から入力された検出結果に基づき、イグニッション後に放電灯1に供給される電流の制御を開始し、且つ、放電灯1に供給される電流を所定の増加率で連続的に変化させる。
【0057】
さらに、電流値が最大電流値に達した時点で、すなわち、放電灯1の放電状態が安定し、放電灯1の電圧が所定のレベルまで上昇した時点で電流量を放電灯1の定常電流まで所定の減少率で減少させ、維持させる。
【0058】
そして、上記のようにして制御回路6において制御された制御信号を、PWMコントローラ7に入力し、PWMコントローラ7の制御信号として用いる。PWMコントローラ7は、入力された制御回路6の出力Vに応じてPWMコントローラ7内に備えられた半導体スイッチのON/OFFのデューティ比を制御し、この制御された信号をダウンコンバータ8に入力する。
【0059】
そして、ダウンコンバータ8は、PWMコントローラ7 から入力された制御信号に基づいて、DC電源9から供給された直流電流の電流値を所定の値に制御し、イグナイタ2を介して放電灯1に対して出力する。これにより、放電灯1の点灯が維持される。
【0060】
以上のように構成された放電灯点灯装置は、従来の放電灯点灯装置の場合と比較して、放電灯に定常電流よりも大である大電流が流れる時間を大幅に減少することができる。
【0061】
また、電極にかかる熱の負担を軽減させることができ、電極の熱疲労を軽減することができるため、電極の消耗を少なく抑えることができる。したがって、この放電灯点灯装置では、電極の消耗に起因して放電灯の寿命が短くなることを防止することが可能となる。
【0062】
また、この放電灯点灯装置における電流制御手段は、簡略な構成にて実現できるため、信頼性に優れ、且つ、安価に作製することができる。
【0063】
したがって、本発明によれば、安価であり信頼性に優れるとともに、放電灯の長寿命化が可能な放電灯点灯装置を提供することが可能となる。
【0064】
次に、図7は、上記図1に示した放電灯点灯装置のより具体的な構成例を示すブロック図である。この図7の上記図1の各部と対応する部分には、同じ指示符号を付している。
【0065】
この図7において、アクティブフィルタ等で構成された直流電源(DC電源)9からは、300V〜400V程度の直流電圧、具体的には例えば370Vの直流電圧が出力され、ダウンコンバータ8に送られる。ダウンコンバータ8は、降圧型スイッチング電源であり、入力直流電圧を例えば50kHz〜100kHz程度の周波数でスイッチングした後平滑することによって、ランプ(放電灯)の通常点灯に必要な、例えば50V〜100V程度の直流電圧への電圧変換(降圧)を行っている。このダウンコンバータ8の上記スイッチング動作は、コントロール回路70(上記図1のPWMコントローラ7等に相当)からのパルス幅制御や周波数制御等が行われることにより、一定の出力電力に制御される。
【0066】
このダウンコンバータ8からの出力は、フルブリッジ22を介してイグニッション部のイグナイタ2に送られる。ダウンコンバータ8とフルブリッジ22との間には電圧検出のための分圧抵抗R31、R32と、電流検出のための抵抗41とが設けられている。
【0067】
イグナイタ2は、イグニッション用出力トランス(図示せず)を有し、ランプの点灯時に、パルス電圧が1次巻線に供給され、2次巻線(出力巻線)から5k〜20kV程度のパルス信号を生成して出力するものであり、このイグナイタ2からの出力がランプ(放電灯)1に供給される。なお、図7のイグナイタコントロール回路21は、イグニッションによりランプ点灯されたことがランプON検出回路23で検出されたことに応じてイグニッション動作を止めるためのものである。また、この図7の例は、ACランプ用の回路構成を示し、DCランプ用の回路構成の場合にはフルブリッジ22が不要となる。
【0068】
電圧検出回路3は、分圧抵抗R31、R32からの分圧出力を検出し、検出電圧出力は、掛算器42、電力設定切替回路62、及びランプON検出回路23に送られる。ランプON検出回路23からの検出出力は、電圧補正設定回路30、電力設定コントロール回路60、及びイグナイタコントロール回路21に送られる。
【0069】
電圧補正設定回路30の出力端子は、ダイオードD31を介して、電圧検出回路3の出力端子に接続されており、電圧補正設定回路30の出力電圧+VF(ダイオードD31の順方向電圧降下)と、電圧検出回路3からの検出電圧とのいずれか高い方が、掛算器42及び電力設定切替回路62に送られるようになっている。
電流検出回路4は、抵抗41に生ずる電圧を検出することによりダウンコンバータ8からの出力電流を検出し、掛算器42に送る。掛算器42は、電圧検出回路3からの検出電圧と、電流検出回路4からの検出電圧とを乗算することによりダウンコンバータ8からの出力電力を算出する。
【0070】
電力設定コントロール回路60、電力設定切替回路62、及び掛算器42からの各出力は、電力設定回路61に送られる。電力設定回路61からの出力は、目標電力としてコントロール回路70に送られ、このコントロール回路70がダウンコンバータ8のスイッチング動作(パルス幅等)を制御することによって、最終的にダウンコンバータ8からの出力電力が上記目標電力となるような制御が行われる。
【0071】
ここで、上記図7の電圧補正設定回路30、電力設定コントロール回路60のいずれかにおいて、上記イグニッション後あるいはランプON後の放電灯に供給される電流を、放電灯の定常電流より大である所定の電流値まで、所定の増加率で連続的に増加させるような制御を行わせる。図7では、電圧補正設定回路30及び電力設定コントロール回路60を共に図示しているが、少なくとも一方のみ用いればよく、他方は省略可能である。より具体的には、電圧補正設定回路30及びダイオードD31からなる構成か、あるいは電力設定コントロール回路60及び電力設定切替回路62からなる構成かのいずれかを用いればよい。
【0072】
なお、図7の掛算器42や、電圧補正設定回路30、あるいは電力設定コントロール回路60、電力設定回路61、電力設定切替回路62等は、図1の電流制御回路5内に設けられるものであり、特に、制御回路6に略々対応すると考えることができる。また、図7のコントロール回路70は、図1のPWM回路7に略々対応するが、パルス幅制御のみに限定されず、周波数制御や、パルス幅及び周波数制御によって、ダウンコンバータ8 からの出力電流(あるいは出力電力)を制御するものである。
【0073】
以下、上記図7の構成のより詳細な具体例及び動作例について、図8〜図11を参照しながら説明する。
【0074】
先ず、図8は、上記電圧補正設定回路30において、ランプ点灯スイッチON時あるいは上記イグニッション後の放電灯電流が徐々に増加するような制御を行わせる場合の要部回路構成例を示すブロック図であり、図9は、この図8の動作を説明するための波形図である。ここで、電圧Vは、図7の直流電源(DC電源)9からの出力電圧、電圧V及び電流Iは、図7のダウンコンバータ8からの出力電圧及び出力電流をそれぞれ示している。また、電圧Vは、図8において、上記分圧抵抗R31、R32により電圧検出されて掛算器42に供給される電圧を示し、電圧Vは、電圧補正設定回路30内の時定数回路の積分出力電圧を示している。
【0075】
すなわち、図8において、上記電圧検出用の分圧抵抗R31、R32の接続点は、クランプ用のダイオードDのアノード、及びダイオードD31のカソードに接続されており、ダイオードDのカソードは回路電源の+Vcc端子に接続され、ダイオードD31のアノードは電圧補正設定回路30内の分圧抵抗R、Rの接続点に接続されている。従って、分圧抵抗R、Rの接続点の電圧Vについては、分圧抵抗R31、R32により検出された分圧検出電圧、ダイオードDのアノード電圧、あるいはダイオードD31のカソード電圧の何れかが、最終的な検出電圧として上記掛算器42に供給されることになる。なお、回路電源電圧+Vccは例えば+15Vに設定されているが、これに限定されるものではない。
【0076】
電圧補正設定回路30は、+Vcc電源端子と接地(GND)端子との間に分圧抵抗R、Rが挿入接続され、抵抗Rに並列にコンデンサCが接続されている。このコンデンサCには、PNP型トランジスタTrのエミッタ−コレクタ間が接続され、このトランジスタTrのベースには上記ランプON検出回路23からの出力が供給されている。このランプON検出回路23からの出力は、OFF時に0V、ON時に+Vcc(例えば+15V)となる。従って、ランプOFF時にはトランジスタTrがONされてコンデンサCの両端を短絡(ショート)しており、ランプON後はトランジスタTrがOFFされてコンデンサCに電荷が蓄積されて行く。
【0077】
このような構成において、図7の直流電源(DC電源)9からの出力電圧Vは、例えばランプ点灯スイッチをONする前の状態から直流の所定電圧、例えば370Vが出力されてダウンコンバータ8に供給されている。この状態において、時刻tONにてランプ点灯スイッチをONすると、イグナイタ2が上述したようなイグニッション動作を開始することにより、放電灯1の抵抗値が低下し、放電灯1への供給電圧が低下する。この電圧低下を図7のランプON検出回路23 が検出し、ランプON検出信号、例えば0Vから+Vcc(例えば+15V)に立ち上がる信号を出力する。このランプON検出信号が図1のイグナイタコントロール回路21に送られて、イグナイタ2のイグニッション動作を停止させる。このとき、ダウンコンバータ8からの出力電圧Vは、図9に示すように、上記イグニッション動作により例えば300V程度にまで達した後、通常は例えば100μ秒程度の持続時間Tで10V程度に低下するが、場合によっては1〜3秒程度かかることもある。ダウンコンバータ8からの出力電流Iも同様に、一旦20A程度に上昇し、その後低下する。
【0078】
このときのランプON検出回路23からのランプON検出信号は、図8の電圧補正設定回路30のトランジスタTrにも送られ、トランジスタTrがOFFされ、コンデンサCに電荷が蓄積されることによって、電圧補正設定回路30の抵抗R、Rの接続点の電圧V4が図9のように変化し、これに応じて掛算器42に供給される上記最終的な検出電圧Vは、図9のように変化する。
【0079】
すなわち、上記ランプ点灯スイッチのON時刻tONでは、分圧抵抗R31、R32からの分圧出力電圧が高くなるが、上記最終的な検出電圧Vは、クランプ用のダイオードDにより所定のクランプ電圧V11にクランプされる。このクランプ電圧V11は、上記回路電源電圧+Vcc(例えば+15V)からダイオードDの順方向電圧降下分Vだけ高い電圧、すなわち、
11=+Vcc+V
である。その後、電圧補正設定回路30内のトランジスタTrがOFFされてコンデンサCに電荷が蓄積され始めると、抵抗R、Rの接続点の電圧Vは、抵抗R、Rの抵抗値及びコンデンサCの容量値に応じた時定数に基づいて徐々に低下して行く。
【0080】
すなわち、抵抗R、Rの接続点の電圧Vは、上記ON時刻tONでの上記回路電源電圧+Vcc(例えば+15V)から、上記時定数で決まる所定の時間TAA後に、上記電圧+Vccを抵抗R3、Rで分圧した分電圧V14(=+Vcc×(R32/(R31+R32))になる。また、このときの上記電圧Vは、上記電圧VがダイオードD31を介して表れるから、上記電圧VからダイオードD31の順方向電圧降下分Vだけ低い電圧となり、所定時間TAA経過後の電圧V12は、
12=+Vcc×(R32/(R31+R32))−V
となる。
【0081】
この電圧Vは、最終的な検出電圧として掛算器42に送られ、上記図7の電流検出回路4からの検出電流出力と乗算されることで、電力制御のための目標電力とされる。従って、上記時間TAA間に徐々に低下する検出電圧出力が掛算器42に送られるとき、図7の電力設定回路61からコントロール回路70を介して、ダウンコンバータ8は、出力電流Iが図9に示すように徐々に増加するように制御されることになる。この出力電流Iは、定常電流、例えば+2Aの1.5倍の+3Aまで上記放電灯1に供給される電流を連続的に増加させるように制御される。これらの電流値は一例であって、本発明はこれらの数値に限定されるものではない。
【0082】
ここで、図9において、ランプ点灯スイッチON時(tON)から時刻t11までの区間Tは、ランプの抵抗値が低いランプ電圧一定区間で、例えば20秒〜90秒程度であり、時刻t11から時刻t12まで区間Tは、ランプの抵抗値が上昇するランプ電圧上昇区間であり、これらの区間T、Tの合計が例えば30秒〜2分程度である。本発明はこれらの数値に限定されるものではない。また、時刻t12以降の区間Tは、ランプの放電状態が安定した定常状態の区間である。この定常状態でのダウンコンバータ8からの出力電圧Vは、例えば+70Vであり、出力電流Iは+2Aである。本発明はこれらの数値に限定されないことは勿論である。また、掛算器42への電圧検出出力Vとして、上記定常状態における電圧V13は、上記電圧検出用の分圧抵抗R31、R32で検出した電圧、すなわち、
13=V×(R32/(R31+R32))
となる。
【0083】
これらの図8、図9と共に説明した具体例によれば、放電灯に定常電流よりも大である大電流が流れる時間を低減でき、電極にかかる熱の負担を軽減させることができ、電極の熱疲労を軽減することができるため、電極の消耗を少なく抑えることができ、電極の消耗に起因して放電灯の寿命が短くなることを防止することが可能となる。
【0084】
次に、図10、図11は、上記図7の電力設定コントロール回路60により上記イグニッション後の放電灯電流が徐々に増加するような制御を行わせるための具体例を説明するためのものであり、図10は、上記電力設定コントロール回路60及びその周辺回路の具体例を示すブロック回路図、図11は図10の回路の動作を説明するための波形図である。
【0085】
図10において、上記電圧検出用の分圧抵抗R31、R32の接続点は、クランプ用のダイオードDのアノードに接続され、ダイオードDのカソードは回路電源の+Vcc端子に接続されている。この具体例では、上記電圧補正設定回路30は用いていない。この分圧抵抗R、Rの接続点の電圧Vは、分圧抵抗R31、R32により検出された分圧検出電圧、あるいはダイオードDのアノード電圧の何れかとなり、この電圧Vが、最終的な検出電圧として上記掛算器42、及び電力設定切替回路62に供給されることになる。また、ランプON検出回路23からの出力が、電力設定コントロール回路60に入力電圧Vとして供給される。
【0086】
この図10に示す電力設定コントロール回路60は、上記図5に示す回路構成に相当するものであり、抵抗R、コンデンサC、ダイオードD、及び抵抗R、Rが、図5の抵抗R、コンデンサC、ダイオードD、及び抵抗R、Rにそれぞれ相当する。この電力設定コントロール回路60からの出力電圧V(図5のV)が、電力設定回路61に供給される。
【0087】
ランプ点灯スイッチON時刻tON前後の動作として、図7のダウンコンバータ8からの出力電圧V及び出力電流Iは、上記図9と共に説明したものと略々同様であり、また、ランプON検出回路23からの出力Vは、ランプ点灯スイッチON時刻tON前のOFF時に0V、ランプ点灯スイッチON時刻tON後のON時に+Vcc(例えば+15V)となる。分圧抵抗R、Rの接続点の電圧Vは、図11に示すように、ランプ点灯スイッチのON時刻tONにクランプ用のダイオードDにより所定のクランプ電圧V11(V11=+Vcc+V)にクランプされる。その後、放電灯の抵抗値が低下し、上記図7のダウンコンバータ8からの出力電圧Vが低下するから、図11に示すように、分圧抵抗R31、R32の分電圧V15が最終的な検出電圧Vとして、掛算器42及び電力設定切替回路62に供給される。この分電圧V15は、
15=V×(R32/(R31+R32))
であり、例えば10V程度である。
【0088】
次に、電力設定コントロール回路60の出力電圧V5(図5のV)は、ランプON検出回路23からの出力Vを、抵抗R、コンデンサC及び抵抗R、Rの時定数回路で積分した出力となるから、図11に示すように、ランプ点灯スイッチON時刻tONから所定の時定数で、連続的に電圧V21にまで増加するような電圧波形となる。この電圧V21は、抵抗R及びRにより電源電圧+Vccが分圧された分電圧(+Vcc×R/(R+R))とダイオードDの順方向電圧降下分Vとを加えた電圧(+Vcc×R/(R+R)+V)であり、これは、上記図5と共に説明したように、抵抗R及びRにより電源電圧Vが分圧された分電圧V(V=V×R/(R+R))とダイオードDの順方向電圧降下分Vとを加えた「V+V」に相当するものである。
【0089】
この電力設定コントロール回路60の出力電圧Vが電力設定回路61に送られ、制御目標電力が設定されることにより、掛算器42からの出力(検出電力)がこの目標電力となるように、上記図7のダウンコンバータ8からの出力電力が制御される。すなわち、電力設定回路61内での制御目標電力が電力設定コントロール回路60からの出力電圧Vに応じて設定される。
【0090】
ところで、ランプ(放電灯)の点灯開始時に、上述したようなランプ電圧一定区間T(例えば20秒〜90秒程度)が経過すると、ランプ電圧一定区間Tとなり、上記図7のダウンコンバータ8からの出力電力が上昇して行く。従って、分圧抵抗R31、R32の接続点の電圧Vも図11のように上昇し、電力設定切替回路62に供給される。電力設定切替回路62は、この電圧Vを所定の閾値電圧V16と比較し、時刻t13で比較結果が反転する。この比較結果を電力設定切替出力として電力設定回路61に送ることにより、電力設定回路61の設定目標電力が切り替えられる。例えば、上記図7のダウンコンバータ8からの出力電力の目標電力として、時刻t13前では30Wの立ち上げ時の目標電力であったものが、時刻t13後では140Wの定常目標電力に切替設定される。なお、本発明はこれらの数値に限定されるものではない。
【0091】
これらの図10、図11と共に説明した具体例によれば、上記図1〜図5と共に説明した実施の形態と同様に、放電灯に定常電流よりも大である大電流が流れる時間を低減でき、 電極にかかる熱の負担を軽減させることができ、電極の熱疲労を軽減することができるため、電極の消耗を少なく抑えることができ、電極の消耗に起因して放電灯の寿命が短くなることを防止することが可能となる。
次に、上述したような本発明の実施の形態の放電灯点灯装置を用いて構成される本発明の実施の形態となるプロジェクタ装置について、図12を参照しながら説明する。
【0092】
図12は、上述の放電灯点灯装置を用いたプロジェクタ装置の概略構成を示すブロック図である。この図12に示すプロジェクタ装置は、上述の放電灯点灯装置により点灯駆動されて光を出射するランプ(放電灯)101と、ランプ101から出射された光を均一化して対象物を照明するインテグレータ121と、インテグレータ121から出射され対象物の各場所に向かう主光線を平行になるように集光する集光レンズ122と、集光レンズ122から出射された光により照明される対象物であって、入力された映像信号に基づき入射された光を変調して出力するライトバルブ(123〜125)と、ライトバルブから出力された映像光をスクリーン127に投射する投射レンズ126とを有して構成される。
【0093】
インテグレータ121は、例えば素子レンズが縦横にマトリクス状に配置されたマルチレンズアレイ等により構成され、ランプ101から強度分布を持って出射される光を、対応する各場所の素子レンズがそれぞれライトバルブ全体を照明することにより、ライトバルブに入射される光を均一化する。
【0094】
ライトバルブは、本実施の形態では、入射側偏光板123、液晶パネル124 、及び出射側偏光板125を有して構成され、入射側偏光板123を通過した所定の偏光方向の光について、その偏光方向を液晶パネル124が映像信号に基づき印加される電圧により回転(旋光)させ、偏光方向が回転した光の所定方向の偏光成分が出射側偏光板125を通過することにより、映像信号に基づき入射した光を変調した出力(出射光)を生成する。
【0095】
入射側偏光板123に入射される光の偏光方向を揃えるため、ランプからの出射光を略々所定の偏光方向の光に変換するPSコンバータをインテグレータ121の近傍に設けてもよい。本実施の形態においては、ライトバルブを1つ用いた例を図示しているが、ダイクロイックミラー等で構成される色分離手段、ダイクロイックプリズム等で構成される色合成手段と共に、3原色に対応する3つのライトバルブを用いてプロジェクタ装置を構成するようにしてもよいことは勿論である。
【0096】
液晶パネル124の変調は、入力端子116 に入力された映像信号、例えばビデオ信号をデコードしてRGBの3原色信号とし、A/D変換を行った後に、液晶パネル124の素子配列に合わせた画素数変換等の処理を行う映像信号処理手段117 と、この映像信号処理手段117からの出力により液晶パネル124の各画素に電圧を印加するように駆動するドライバ118との周知の構成により行われる。
【0097】
以上の構成により、ランプ101が点灯して出射された光は、インテグレータ121により均一化され、集光レンズ122により液晶パネル124の各場所に向かう光(光束)の主光線の方向が略々平行にされて、入射側偏光板123を通過して液晶パネル124に入射される。液晶パネル124の像をスクリーン127上に投射する投射レンズ126により、出射側偏光板125を通過した光はスクリーン127上に投射され、これによってプロジェクタ装置は、入力映像信号に基づく映像をスクリーン127上に表示する。
【0098】
次に、ランプ101が点灯されてランプ101から光が出射されるまでのプロジェクタ装置における始動システムについて説明する。この始動システムは、上記図1や図7と共に説明した放電灯点灯装置と略々対応するものであるが、以下、図12の構成に基づいて説明する。
【0099】
図12において、始動システムは、外部の交流電源110から直流電圧に変換された電力を供給する直流電源109により動作する上述の放電灯点灯装置を有しており、この図12中のランプ101、イグナイタ102、電圧検出回路103、電流検出回路104、ダウンコンバータ108、及び直流電源109は、上記図1、図7の放電灯1、イグナイタ2、電圧検出回路3、電流検出回路4、ダウンコンバータ8、及びDC電源9にそれぞれ相当する。また、図12中の電力制御回路106及びPWMコントローラ107は、上記図1の制御回路6及びPWMコントローラ7、あるいは上記図7の掛算器42、電力設定回路61及びコントロール回路70等に対応する。さらに、図12の始動システムは、プロジェクタ装置全体のシステムを制御するシステムマイコンであるCPU113と、ユーザの操作によりCPU113にON指令(又はOFF指令)を与えるパワースイッチ112と、スタンバイ電源111とを有している。
【0100】
この始動システムにおいて、CPU113はシステム全体を制御するものであるが、特に、直流電源109、PWMコントローラ107、及びイグナイタ102の動作を制御する始動制御手段として機能する。すなわち、CPU113 は、図示しないROMから読み出されたシステム制御プログラムにより、パワースイッチ112からのON指令を受け、所定の制御指令を制御対象に出力する。またCPU113は、タイマ機能を有し、制御指令のタイミングをコントロールしている。
【0101】
直流電源109は、CPU113からの指令Sにより、ダウンコンバータ108への電力供給の開始(又は中止)が制御される。具体的には、アクティブフィルタからダウンコンバータ108への出力側に設けられた半導体スイッチがこの指令S1によりON・OFF制御される。
【0102】
放電灯点灯装置のPWMコントローラ107は、CPU113からの指令S2により、ダウンコンバータ108へのパルスの供給の開始(又は中止)が制御される。具体的には、内部発振器が生成する三角波と所定のDCレベルとを比較して論理出力を生成するコンパレータにより所定のデューティ比の矩形波が得られるが、上記三角波の発振出力を上記指令SによりON・OFF制御する。イグナイタ102への点灯指令Sは、前述の放電灯点灯動作の開始を指令ずるものである。
【0103】
以上の構成において、プロジェクタ装置が非動作状態であって、スタンバイ電源により動作開始に必要な最低限の機能が活動状態とされているいわゆるスタンバイ状態において、ユーザがパワースイッチ112をONすると、ON指令S0がCPU113に与えられ、このON指令Sに基づき、CPU113が先ず直流電源109をONにする指令Sを出力し、直流電源109からダウンコンバータ108に電力供給が開始される。一方で、CPU113は、ON指令S0を受けてからの時間をタイマで計測し、所定時間、例えば2〜3秒経過すると、PWMコントローラ107の出力をONにする指令Sを出力し、ダウンコンバータ108がその機能を開始するための矩形波が供給される。このようにランプ101への電力供給の準備が整った後に、CPU113はイグナイタ102に対して点灯指令S3を出力し、ランプ101の点灯動作を開始することで、プロジェクタ装置において、上記実施の形態に述べたような点灯動作が開始される。
【0104】
以上のようにして、直流電源109からの電力供給が開始され、例えば2〜3秒の所定時間が経過してその出力が安定してから、ダウンコンバータ108を機能させるPWMコントローラ107からの矩形波が供給されるので、ダウンコンバータ108を確実に動作させることができる。さらに、ダウンコンバータ108が動作を開始してランプ101に電力が供給されるようになってから、イグナイタ102がランプ101の点灯動作を行うため、電源供給が開始される立ち上がりの過渡的な不安定な状態の影響を確実に防止して点灯装置を動作させることができる。
【0105】
放電灯点灯装置の点灯動作が開始された後は、上記図1や図7の実施の形態と共に説明したように、イグニッション後のランプ101に供給される電流を、連続的に徐々に増加するように制御することによって、放電灯に定常電流よりも大である大電流が流れる時間を大幅に減少することができ、電極にかかる熱の負担を軽減させることができ、電極の熱疲労を軽減することができるため、電極の消耗を少なく抑えることができる。したがって、このプロジェクタ装置では、ランプ101の電極の消耗に起因して寿命が短くなることを防止することが可能となり、放電灯点灯装置の電流制御手段を簡略な構成にて実現でき、信頼性に優れ、且つ、安価に作製することができる。
【0106】
なお、本発明は上述した記載に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した放電灯点灯装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 放電灯の一構成例を示す概略断面図である。
【図3】 従来の放電灯点灯装置における電流及び電圧の状態を示す特性図である。
【図4】 本発明に係る放電灯点灯装置の実施の形態における電流及び電圧の状態を示す特性図である。
【図5】 制御回路の一構成例を示す構成図である。
【図6】 制御回路6への入力V及び制御回路6からの出力Vの変位状態を示す図である。
【図7】 本発明を適用した放電灯点灯装置の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図8】 図7の電圧補正設定回路によりランプ点灯スイッチON後の電流を徐々に増加させる制御を行う場合の要部回路構成例を示すブロック回路図である。
【図9】 図8の回路の動作を説明するための波形図である。
【図10】 図7の電力設定コントロール回路によりランプ点灯スイッチON後の電流を徐々に増加させる制御を行う場合の要部回路構成例を示すブロック回路図である。
【図11】 図10の回路の動作を説明するための波形図である。
【図12】 本発明の実施の形態としての、放電灯を用いたプロジェクタ装置の概略構成を示すブロック図である。

Claims (4)

  1. 放電灯を点灯させる放電灯点灯装置であって、
    始動時に上記放電灯に始動電圧を印加して上記放電灯を点灯させる始動手段と、
    上記放電灯の電圧を検出する電圧検出手段と、
    上記放電灯に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    上記電圧検出手段からの検出結果を補正する電圧補正設定手段と、
    上記電圧補正設定手段により補正された上記電圧検出手段による検出電圧と上記電流検出手段により検出電流の掛け算を行う掛算手段と、
    上記掛算手段による掛算結果に基づき上記放電灯に供給される電流を制御する電流制御手段とを備え、
    上記電圧補正設定手段は、上記イグニッション後の検出電圧を所定電圧値から所定の減少率で連続的に減少させるように補正し、
    上記電流制御手段は、イグニッション後、上記掛算手段による掛算結果に基づき、上記放電灯に供給される電流の制御を開始し、且つ、上記放電灯に供給される電流を、上記放電灯の定常電流より大である所定の電流値まで、所定の増加率で連続的に増加させる
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 上記電流制御手段は、上記放電灯に供給される電流を制御するための電力設定手段の目標電力値を制御する電力設定コントロール手段を有し、
    この電力設定コントロール手段は、上記イグニッション後の上記目標電力値を所定の増加率で連続的に増加させるように制御することにより、上記放電灯に供給される電流を所定の増加率で連続的に変化させる
    ことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 放電灯と、上記放電灯を点灯させる放電灯点灯装置と、上記放電灯から出射される光を外部に投射する光学系とを有するプロジェクタ装置において、
    上記放電灯点灯装置は、
    始動時に上記放電灯に始動電圧を印加して上記放電灯を点灯させる始動手段と、
    上記放電灯の電圧を検出する電圧検出手段と、
    上記放電灯に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    上記電圧検出手段からの検出結果を補正する電圧補正設定手段と、
    上記電圧補正設定手段により補正された上記電圧検出手段による検出電圧と上記電流検出手段により検出電流の掛け算を行う掛算手段と、
    上記掛算手段による掛算結果に基づき上記放電灯に供給される電流を制御する電流制御手段とを備え、
    上記電圧補正設定手段は、上記イグニッション後の検出電圧を所定電圧値から所定の減少率で連続的に減少させるように補正し、
    上記電流制御手段は、イグニッション後、上記掛算手段による掛算結果に基づき、上記放電灯に供給される電流の制御を開始し、且つ、上記放電灯に供給される電流を、上記放電灯の定常電流より大である所定の電流値まで、所定の増加率で連続的に増加させる
    ことを特徴とするプロジェクタ装置。
  4. 上記電流制御手段は、上記放電灯に供給される電流を制御するための電力設定手段の目標電力値を制御する電力設定コントロール手段を有し、
    この電力設定コントロール手段は、上記イグニッション後の上記目標電力値を所定の増加率で連続的に増加させるように制御することにより、上記放電灯に供給される電流を所定の増加率で連続的に変化させる
    ことを特徴とする請求項3記載のプロジェクタ装置。
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