JP4239476B2 - 発光ダイオード、ledライトおよび反射鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のテールライトやブレーキライト、または工事用の警報ランプや標識など広範囲の分野における照明装置並びに表示装置として適用される発光ダイオード、LEDライトおよび反射鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の発光ダイオードを用いたLEDライトの発明として、例えば特開2001−93312号公報に記載されている車両用信号灯具がある。この車両用信号灯具は、LED等の光源と、光源の直上に配置されて光源からの上方に向かう出射光を水平光にして反射する第1の反射鏡と、第1の反射鏡を中心にして配置されて第1の反射鏡からの水平光を垂直光にして反射する第2の反射鏡とを備えている。
【0003】
以上の構成において、光源からの出射光が、第1の反射鏡によって水平方向に反射され、この反射光が第2の反射鏡によって垂直方向に反射されることにより、車両用信号灯具から光が照射される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のLEDライトである車両用信号灯具においては、光源と、第1の反射鏡とが別体であるので、光源から出射された光が第1の反射鏡の反射面に適正に水平方向に反射する様に組み立てなければならず、その分、組み立て時の工数が嵩むという問題がある。
【0005】
また、光源の直上に第1の反射鏡が配置されているので、光源から直接出射される光は、第1の反射鏡に妨げられて垂直方向に照射されることは無く、このため中心に暗部が生じるという問題がある。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、組み立て工数を削減し、かつ、全面が均一な明るさを有する発光ダイオード、LEDライトおよび反射鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の発光ダイオードは、光を発光する発光素子と、前記発光素子を実装してその素子に電力を供給するリードフレームと、前記発光素子および前記リードフレームを封止する光透過性樹脂と、前記発光素子で発生した熱が前記リードフレームを介して伝導され前記光透過性樹脂外部に配置される放熱板と、を備え、前記光透過性樹脂は、前記発光素子の実装面上方に位置する空気との境界で、前記発光素子からの出射光を、前記実装面と平行な水平方向へ反射する上面反射面と、前記水平方向へ反射された光を垂直方向へ拡げることなく外部放射する側面放射面と、前記上面反射面の中心部分に形成され、空気との界面となる平坦面と、を有し、前記平坦面の周縁から湾曲させられた前記上面反射面は、前記平坦面を形成せずに湾曲させた上面反射面の厚みより薄いことを特徴としている。
【0008】
また、前記リードフレームは、前記光透光性樹脂内に前記発光素子からの出射光を実装面上方へ反射する部分を有することを特徴としている。
【0009】
また、前記リードフレームを、熱伝導率の高い材料で形成したことを特徴としている。
【0010】
また、前記リードフレームは、前記光透過性樹脂内にあって、前記発光素子の実装位置を含んで凹部を有し、この凹部の側面が前記発光素子からの出射光を、その実装面上方へ反射する角度に形成されていることを特徴としている。
【0011】
また、前記リードフレームは、前記光透過性樹脂内にあって、前記発光素子の実装位置から周囲に向かって下方に傾斜して立ち上がるパターンを繰り返す形状を有し、かつ前記立ち上がりの側面が前記発光素子からの出射光を上方へ反射する角度に形成されていることを特徴としている。
【0012】
また、前記光透過性樹脂は、前記発光素子の実装面上方に位置する空気との境界で、前記発光素子からの出射光を、前記実装面と平行な水平方向へ反射する放物面状の反射面と、前記水平方向へ反射された光を垂直方向へ拡げることなく外部放射する側面放射面とを備えたことを特徴としている。
【0013】
また、前記光透過性樹脂は、前記発光素子の直上方向に、空気との界面となる平坦面を有することを特徴としている。
【0014】
また、前記光透過性樹脂は、前記発光素子および前記リードフレームの一部を封止する第1の光透過性樹脂と、この第1の光透過性樹脂の側面を当接して囲む第2の光透過性樹脂とから形成されたことを特徴としている。
【0015】
また、本発明のLEDライトは、上記発光ダイオードと、前記発光ダイオードから放射される光を反射する反射鏡とを備えたことを特徴としている。
【0016】
また、前記リードフレームの前記光透過性樹脂内から外部へ突き出した部分は、熱を広範囲に伝導して分散する面積を有することを特徴としている。
【0017】
また、前記リードフレームを、熱伝導率の高い材料で形成したことを特徴としている。
【0018】
また、前記リードフレームは、前記光透過性樹脂内にあって、前記発光素子の実装位置を含んで凹部を有し、この凹部の側面が前記発光素子からの出射光を上方へ反射する角度に形成されていることを特徴としている。
【0019】
また、前記リードフレームは、前記光透過性樹脂内にあって、前記発光素子の実装位置から周囲に向かって下方に傾斜して立ち上がるパターンを繰り返す形状を有し、かつ前記立ち上がりの側面が前記発光素子からの出射光を上方へ反射する角度に形成されていることを特徴としている。
【0020】
また、前記光透過性樹脂は、前記発光素子の実装面と対向する面の上方に位置する空気との境界で、前記発光素子からの出射光を、前記実装面と平行な水平方向へ反射する放物面状の反射面と、前記水平方向へ反射された光を外部放射する側面放射面とを備えたことを特徴としている。
【0021】
また、前記光透過性樹脂は、前記発光素子の直上方向に、空気との界面となる平坦面を有することを特徴としている。
【0022】
また、前記光透過性樹脂は、前記発光素子および前記リードフレームの一部を封止する第1の光透過性樹脂と、この第1の光透過性樹脂の側面を当接して囲む第2の光透過性樹脂とから形成されたことを特徴としている。
【0023】
また、前記反射鏡は、前記発光ダイオードの側面放射面から放射される光を上方へ反射することを特徴としている。
【0024】
また、前記反射鏡は、円盤形状を成し、この円盤形状の上面に同心円の階段状の反射面が形成され、この反射面が前記同心円の中心部分に配置される前記発光ダイオードからの出射光を上方へ反射する角度に形成されていることを特徴としている。
【0025】
また、前記反射鏡は、前記反射面複数に分割されていることを特徴としている。
【0026】
また、前記反射鏡は、前記反射面の平面形状が、長方形および正方形の何れかに成形されていることを特徴としている。
【0027】
なお、本発明において、LED(Light Emitting Diode)チップそのものは「発光素子」と呼び、LEDチップを搭載したパッケージ樹脂またはレンズ系等の光学装置を含む発光装置全体を「発光ダイオード」または「LED」と呼ぶこととする。さらに、LEDを光源とする車載用ライト等の照明装置、表示装置等を「LEDライト」と呼ぶこととする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0029】
(実施の形態1)
図1(a)は、本発明の実施の形態1に係るLED(発光ダイオード)を用いたLEDライトの全体構成を示す平面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(b)のP部分の拡大図である。
【0030】
図1に示すように、本実施の形態1のLEDライト1は、円盤形状の本体の中心に、光源である発光素子6を実装したLED2を搭載し、このLED2の周囲に同心円の階段状の反射面3aが形成された反射鏡3で囲んだ構造を成している。ここで、発光素子6の垂直方向の中心軸をZ軸とし、このZ軸と交わる発光素子6の上面を原点とし、この原点において水平方向のX軸とY軸とが直角に交わるように定めてある。また、LED2には、後述で説明するように発光素子6から発光される光を反射する第1の反射鏡が一体に含まれている。上記の反射鏡3は第2の反射鏡3となる。
【0031】
第2の反射鏡3は、透明アクリル樹脂で成形した後、上面にアルミ蒸着を施すことによって反射面3aを形成している。各反射面3aは、図1(c)に示すように、X−Y平面に対して約45度に傾斜している。
【0032】
次に、LED2の構成を、図2および図3を参照して説明する。図2は、図1に示すLED2の構成を示すA−A断面図、図3は、図1に示すLED2の構成を示す平面図である。
【0033】
LED2は、図2および図3に示すように、X−Y平面上に絶縁のための間隙を介して対向する一対のリードフレーム5a,5bのうち、面積の広いリードフレーム5aの上記原点位置に発光素子6を実装し、発光素子6の上面の電極とリードフレーム5bの先端部とを、ワイヤ7でボンディングし、さらに、各リードフレーム5a,5bの円形状部分、発光素子6、ワイヤ7を、平坦な概略円柱形状の透明エポキシ樹脂(光透過性材料)8によって封止することにより形成したものである。即ち、本LED2は、発光素子6を後述の第1の反射鏡となる透明エポキシ樹脂8で封止することにより、発光素子6と第1の反射鏡とを一体型に形成した構造となっている。
【0034】
発光素子6は、その個数を極力少なくしてLED2の発光強度を所定値に維持する目的から、大電流タイプ(高出力タイプ)のものが用いられている。例えば、図4に示すように、N型GaP基板101の上に、N型AlInGaPクラッド層102、多重井戸活性領域103、P型AlInGaPクラッド層104、P型GaPウインドウ105が順次形成され、また、P型GaPウインドウ105の上に、このウインドウ105とオーミック接触するためのAuZnコンタクト106を介してAlボンディングパッド(正電極)107が形成され、さらに、N型GaP基板101の下にAu合金電極(負電極)108が形成された構造となっている。
【0035】
このような構造の発光素子6の負電極108をリードフレーム5aに実装し、前述のように正電極107とリードフレーム5bの先端部とをワイヤ7でボンディングして、両電極107,108間に所定電圧を印加することによって、発光素子6が発光する。この発光は、各クラッド層102,104の各々で、キャリア(電子とホール)を多重井戸活性領域103に閉じ込める作用が行われ、多重井戸活性領域103で、キャリアが再結合されることによって行われる。
【0036】
また、発光素子6は大電流タイプのものであることから発熱量が多くなる。このため仮に、発光素子6が実装されるリードフレーム5aが通常のもののように細いと、発光素子6並びにリードフレーム5aに熱が蓄積されて高熱となり、透明エポキシ樹脂8との境界でクラックが生じることになる。
【0037】
そこで、本実施の形態1では、発光素子6が実装されるリードフレーム5aを、透明エポキシ樹脂8との境界でクラックが生じないように、発光素子6の熱を広範囲に伝導して分散させることが可能な広面積を有すると共に、透明エポキシ樹脂8の中から外側に突き出る部分も、熱を極力外部へ導くことができる広面積を有するものとした。さらに、リードフレーム5a,5bに、熱伝導率の高い銅合金などの材料を用いた。但し、本実施の形態1では、各リードフレーム5a,5bの形状を、一対で円形状となるようにしたが、クラックが生じないように熱を分散できる広面積を有していれば、四角、三角等どの様な形状であっても良い。
【0038】
LED2の形状は、図2および図3に示すように、透明エポキシ樹脂8の形状である平坦な概略円柱形状であり、その上面9bの中心部分(発光素子6の直上部分)が平坦面9aとなっており、この平坦面9aに続いて第1の反射鏡9として、発光素子6の原点を焦点とするX軸方向の放物線の一部を、Z軸の周りに回転させた概略傘状の反射形状を成している(したがって、回転放物面ではない)。以降、第1の反射鏡9における反射面の形状を反射形状と称す。
【0039】
また、第1の反射鏡9の直径は、発光素子6からの出射光を水平方向にほぼ全反射させることが可能なサイズとされている。ここでは、出射光のうちZ軸に対して60度以上の範囲内の光が上面9bに至るサイズとされている。さらに、LED2の側面10は、発光素子6を中心とする球面の一部を成している。このような構成を有するLED2が円形のLEDライト1の中心に固定されている。
【0040】
次に、このような構成のLEDライト1の光り方を、図1および図2を参照して説明する。
【0041】
LED2のリードフレーム5a,5bに電圧をかけて発光素子6を発光させると、発光素子6からの出射光のうち、真上のZ方向に向かった光は、平坦面9aから透明エポキシ樹脂8をそのまま通り抜けて直進し、LEDライト1の上に被せられている図示せぬ透明な前板を通り抜けて外部放射される。また、発光素子6の出射光のうちZ軸に対して60度以上の範囲内の光が、第1の反射鏡9としての上面9bに至り、これらの光は、入射角が大きいため全て全反射されて側面10に向かう。ここで、上面9bは、前述した反射形状を成すので、上面9bで反射された光は、全てX−Y平面に平行に進む。
【0042】
また、側面10は、発光素子6を中心とする球面の一部を成しているため、その平行に進む光は、側面10をほぼそのまま平行に進んでZ軸周り360度の方向に略平面状に放射される。さらに、発光素子6から側面10に直接向かった光は、側面10で屈折することなくそのままの向きで放射される。
【0043】
側面10から放射された光、即ち、上面9bで反射されてX−Y平面に略平行に進んできた光を始めとして、発光素子6から側面10を介して直接放射された光は、第2の反射鏡3の略45度の傾斜を有する反射面3aで反射され、ほぼ垂直に近く上方へ進み、少なくともZ軸から20度の範囲内で、図示せぬ透明な前板を通り抜けて外部へ放射される。なお、上記で「平行」と表現している光も、発光素子6の大きさがあるために完全な平行にはならないが、いずれの光もほぼ平行になり、少なくともX−Y平面から20度以上の範囲内には確実に入るものとなる。
【0044】
このように、実施の形態1のLEDライト1によれば、このLEDライト1に用いるLED2を、光源である発光素子6と第1の反射鏡とを一体構造として形成したので、従来のように、光源と第1の反射鏡とが別体であるため、その組み立て工数が嵩むということが無くなる。つまり、LED2並びにLED2を用いるLEDライト1の組み立て工数を削減することができる。
【0045】
また、LED2の第1の反射鏡9は、発光素子6の直上に平坦面9aを有するので、発光素子6の出射光のうち直上に向かう光(垂直光)を平坦面9aから外部へ放射することができる。従って、LED2の平坦面9aと側面10で構成される照射面全面を照射することができ、このLED2を用いたLEDライト1においても、照射面全面を照射することができる。
【0046】
また、直上に平坦面9aを形成し、平坦面9aの周縁から上面9bのように湾曲させることで第1の反射鏡9を、より薄くすることができる。直上平面を形成せずに湾曲させると、発光素子6とこの直上界面との距離を長くしなければならないので、第1の反射鏡9の厚みが大きくなるが、この点を解消することができる。
【0047】
また、LED2において、発光素子6が実装されるリードフレーム5aの透明エポキシ樹脂8に封止された部分を、発光素子6の熱を広範囲に伝導して分散させる広面積とした。これによって、発光素子6が大電流タイプで発熱量が多いものでも、発光素子6から直接透明エポキシ樹脂8に伝導する熱、並びに発光素子6からリードフレーム5aを介して透明エポキシ樹脂8に伝導する熱を、広面積のリードフレーム5a全体に分散させることができる。従って、透明エポキシ樹脂8に熱が蓄積されて高熱となり、この熱により触発される透明エポキシ樹脂8の残留応力による熱膨張によって、発光素子6並びにリードフレーム5aと透明エポキシ樹脂8との境界でクラックが生じるといったことを防止することができる。また、リードフレーム5aを広面積としたのは、放熱されるまで透明エポキシ樹脂8に残留している熱の影響を分散させつつ、透明エポキシ樹脂8の外部へ早く放熱させるためである。これは、発光素子6で発生した熱が基本的に透明エポキシ樹脂8外部の放熱板によって放熱されるからである。従って、透明エポキシ樹脂8から外部へ突き出るリードフレーム5aの面積は広い方がよい。
【0048】
即ち、同リードフレーム5aにおける透明エポキシ樹脂8の中から外側に突き出る部分を、熱を極力外部へ導くことが可能な面積を有するものとしたので、効率よく熱を樹脂外部へ放出することができ、クラックの発生を防止することができ、さらに放熱を早めることができる。
【0049】
さらには、同リードフレーム5aに、熱伝導率の高い材料を用いたので、より効率よく熱を分散させ、放熱させることができるので、クラックの発生を、より防止することができる。
【0050】
この他、放熱性が大幅に向上することから、発光素子6に大電流を投入しても熱飽和が起きないため大きな光出力が得られるという利点があるので、熱飽和の制限を受けることなく大きな光出力が得られ、明るい放射光を得ることができる。
【0051】
(変形例1)
LEDライト1の第1の変形例として、図5に示すように、LED2aにおいて、一対のリードフレーム12a,12bを発光素子6の周辺のみ凹ませて第3の反射鏡とする。但し、一対のリードフレーム12a,12bの平面形状は、上記リードフレーム5a,5bと同様であるとする。
【0052】
これによって、図2に示すLED2の基本形においては、発光素子6の直上方向にのみ光が放射されていたのに対して、発光素子6の周囲からも上方に光が放射されるようになり、より全体が発光しているように見え、見栄えが向上するという効果が得られる。
【0053】
(変形例2)
LEDライト1の第2の変形例として、図6に示すように、LED2bにおいて、一対のリードフレーム13a,13bにハーフエッチングやスタンピングパターンにより、図示するような鋸歯状のパターンを設けることによって、発光素子6から斜め下方に放射される光を反射して上方に光を放射するようにしても良い。但し、一対のリードフレーム13a,13bの平面形状は、上記リードフレーム5a,5bと同様であるとする。
【0054】
このようにリードフレーム13a,13bに複数の同心円反射鏡を形成することにより、変形例1と同様に、より全体が発光しているように見せることができ、見栄え向上を図ることができる。なお、この場合には、透明エポキシ樹脂8とリードフレーム13a,13bとの接着面積が増し、接着形状を平面形状でなくすることによる剥離不良低減の効果もある。特に、発熱の大きい大電流タイプの場合に有効である。
【0055】
(変形例3)
LEDライト1の第3の変形例として、図7に示すように、LED2cにおいて、透明エポキシ樹脂8による封止部分の側面形状を変更しても良い。基本例の側面10は、発光素子6を中心とする球面形状の一部であり、発光素子6から出た光は側面10に略垂直に入射してそのまま直進するようになっていた。この第3の変形例においては、側面14は発光素子6を一方の焦点とする楕円体表面の一部を成しており、発光素子6から出た光は側面14において直進方向に対してやや下方に屈折する。したがって、LEDの周囲の階段状の第2の反射鏡3をより低い位置にもってきても高い外部放射効率が得られるLEDライトとなる。これによって、LEDライトをより薄型にすることができる。
【0056】
(変形例4)
LEDライト1の第4の変形例として、図8に示すように、LED2dにおいて、第1の反射鏡9の上面9bにおける側方への反射を、透明エポキシ樹脂8と空気の境界面における全反射によらず、上面9bにメッキ、蒸着等を施した金属反射膜15を付着させても良い。この場合には、発光素子6の真上を平坦にしてしまうと真上に放射される光は外部放射されなくなるので、上面9bの中心部分まで全て発光素子6を焦点とする放物線の一部をZ軸周りに回転させた形状とする必要がある。
【0057】
(変形例5)
LEDライト1の第5の変形例として、図9に示すように、LED2eを、基本形の第1の反射鏡9よりも直径を小さくして形成した概略円柱形状の反射鏡9dの外周に、別体の環状反射鏡9eを形成して、第1の反射鏡9fを形成した。この第1の反射鏡9fを形成する場合、例えば第1の樹脂封止用金型に、前述したように発光素子6が実装され、且つワイヤボンディングされた一対のリードフレーム5a,5bをセットし、透明エポキシ樹脂8aを流し込んで硬化する。この硬化によって形成された反射鏡9dを第2の樹脂封止用金型にセットし、透明エポキシ樹脂8bを流し込んで硬化することによって環状反射鏡9eを形成する。なお、予め個々に作製した概略円柱形状の反射鏡9dに、環状反射鏡9eを嵌め込んで形成しても良い。
【0058】
このように形成された第1の反射鏡9fの外形は、基本形9と同様である。従って、環状反射鏡9eの外側面は、基本形9と同様に発光素子6を中心とする球面の一部を成す形状となっている。また、概略円柱形状の反射鏡9dと環状反射鏡9eとの境界は、この例では図示するように垂直としたが、基本形9と同じく発光素子6を中心とする球面の一部を成す形状としても良い。
【0059】
このようなLED2eによれば、発光素子6、ボンディングワイヤ7および一対のリードフレーム5a,5bを封止する透明エポキシ樹脂を、第1と第2の透明エポキシ樹脂8a,8bに分離したので、各々の樹脂8a,8bの体積が基本形の透明エポキシ樹脂8よりも小さくなり、各々の残留応力を小さくすることができる。つまり、発光素子6並びに発光素子6からリードフレーム5aを介して各々の透明エポキシ樹脂8a,8bに熱が伝導しても、各々の残留応力は小さく個別のものなので、熱により触発される残留応力による熱膨張を小さくすることができる。従って、熱膨張によって、発光素子6並びにリードフレーム5aと透明エポキシ樹脂8との境界でクラックが生じるといったことを防止することができる。
【0060】
さらに、図5〜図8に示したLED2a〜2dに、第5の変形例で説明した透明エポキシ樹脂を分割して第1の反射鏡を形成する構成を採用しても、同様にクラックの発生を防止することができる。
【0061】
(変形例6)
LEDライト1の第6の変形例として、図10の(a)〜(d)に示すように、LEDライト1aの第2の反射鏡3aを、上記図1に示した基本例の第2の反射鏡3のように全体を略均一に光らせるのではなく、発光点を点在させることもできる。即ち、図10(a)に示すように、円形の第2の反射鏡3aを扇形に分割して、図10(b),(c),(d)に示すように、LED2(又はLED2a〜2fの何れか)から反射面23aまでの距離を何種類かに分ける。これによって、上方から見たときに反射光の放射される位置が円の中で散らばり、きらきらと光り美しく見えるという効果がある。なお、この第6の変形例においては、各扇形において、それぞれ一段の反射面23aでLED2からの光を全て反射しなければならないので、図10(b)〜(d)に示す各反射面23aの高さは、同図(b)に示すように基本例である円形階段形反射鏡3の全体の高さhと同じ高さにする必要がある。
【0062】
(変形例7)
LEDライト1の第6の変形例として、図11の(a)〜(c)に示すように、LEDライト1bの第2の反射鏡3bを、扇形に分割してそれぞれ長さを変えることによって、第2の反射鏡3bの形状を、多角形の1つとしての正方形に近づけることができる。即ち、図11(b),(c)に示すように、最も短い扇形においては、反射面26aから次の反射面26aまでの長さをLとすると、その扇形から45度ずれた最も長い扇形においては、反射面26aから次の反射面26aまでの長さを√2Lとする。これによって、図11(a)に示すように、概略正方形状の第2の反射鏡3bを形成することができる。
【0063】
例えば、基本形のLEDライト1の応用として、図12に示すように、図1に示した円形のLEDライト1を正方形またはその一部に切断して、断片11a,11b,11c,11d,11e,11fの6個を作製し、これらを図のように組み合わせて所定エリアをカバーする複数の発光素子を有する一体型のLEDライト11とすることができる。このように、複数の正方形のLEDライト11a,…を連結する場合でも、図11に示したLEDライト1bを用いれば、円形のLEDライト1bを正方形にカットする必要がないので、外部放射効率の低下がなく、より明るい連結型ライトとなる。また、概略円柱形状のLED2,2a〜2fの代わりに略正方形のLEDを光源として用いた場合、LEDの各側面から反射鏡26までの距離が全周に亘ってほぼ等しくなるという利点もある。
【0064】
このような利点を有するLEDライト1bを用いて、例えば図13に示すような自動車のテールライトやブレーキライト等に適用できる車両用の灯具110を形成すれば、より明るい灯具を形成することができる。灯具110は、内部が空洞となったカバー111の中に、矢印Y1で指示する方向の正面位置が各々異なる3段2列の階段状の台座112を形成し、この台座112の正面にLEDライト1bを固定し、カバー111の内壁111aと、台座112の上面112aおよび側面112bにアルミメッキを施して形成されている。
【0065】
即ち、カバー111の内面全てが光を効率よく反射するので、LEDライト1bから半球全ての方向に放射される光が効率よく反射され、より明るい灯具を形成することができる。また、LEDライト1bから放射された光は、カバー111の内壁111aの側面や、台座112の側面112bにも反射するので、矢印X1で指示する横方向からも出射される。従って、自動車のテールライトやブレーキライトに適用すれば、自動車の真後ろだけでなく、横方向からの光の視認性も向上させることができる。
【0066】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図14を参照して説明する。図14は、本発明の実施の形態2に係るLEDライトに用いられるLEDの全体構成を示す縦断面図である。
【0067】
図14に示すように、本実施の形態2のLED31は、1対のリードフレーム5a,5bのうちリードフレーム5aの先端に発光素子6がマウントされ、発光素子6の上面の電極とリードフレーム5bの先端とがワイヤ7でボンディングされて電気的接続がなされている。これらの電気系としてのリードフレーム5a,5bの先端、発光素子6、ワイヤ7が光透過性材料としての透明エポキシ樹脂36によって封止されている。この透明エポキシ樹脂36の外形は、発光素子6を中心とする球形の半分の上部を円錐形に抉り取った形状を成している。この場合には、発光素子6から出た光は第1の反射鏡としての上面32で全反射されるが、反射光は上面32に対する発光素子6の鏡映点からの放射光に相当するので、集光された光ではなく、拡がり角をもって側面37から放射される。したがって、これらの光を上方へ反射する第2の反射鏡としての円形階段状反射鏡も、前述した実施の形態1のLED2と比較するとZ方向に長いものが必要とされる。
【0068】
しかし、LEDライトとして比較的広い配光でも良いもの、またLEDライトとして極めて薄いものが要求されない場合などには、このような単純な円錐形の反射面32を用いることもできる。
【0069】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について、図15を参照して説明する。図15は本発明の実施の形態3に係るLEDライトの全体構成を示す縦断面図である。
【0070】
図15に示すように、本発明の実施の形態3のLEDライト40は、1対のリードフレーム5a,5bのうちリードフレーム5aの先端に発光素子6がマウントされ、発光素子6の上面の電極とリードフレーム5bの先端とがワイヤ7でボンディングされて電気的接続がなされている。これらの電気系としてのリードフレーム5a,5bの先端、発光素子6、ワイヤ7が透明エポキシ樹脂36によって封止されている。この透明エポキシ樹脂36の形状は、通常の円柱形であり、したがって透明エポキシ樹脂36の上面は第1の反射鏡の役目を果たし得ない。その代わりに透明アクリル樹脂で成形した傘のような形状の円形の光学体38を、透明エポキシ樹脂36の上面に光透過性材料37を介して取り付けている。この光学体38の上面39は、発光素子34を焦点としX軸方向を対称軸とする放物線の一部をZ軸の周りに回転させた形状を成している。
【0071】
また、光学体38の下面41は、第2の反射鏡としての上記実施の形態1の円形階段状反射鏡3の代わりをすべく、約45度の段のついた円形の階段状となっている。さらに、下面41にはアルミ蒸着42がされて、その上からアルミ蒸着膜の保護のために図示せぬオーバーコートが行なわれる。本実施の形態3においては、蒸着鏡面化の後のオーバーコートの自由度が大きくできる。即ち、オーバーコートを有色のものにしても構わないし、厚さの制限もない。
【0072】
かかる構成を有するLEDライト40は、1対のリードフレーム5a,5bに所定の電圧がかけられると発光素子6が発光して、そのうち真上へ向かった光は遮るものがないのでそのまま直進して、図示せぬ透明な前板を透過して外部放出される。また、斜め上方から側方へかけて放射された光は、光透過性材料37を透過して光学体38内に入り、第1の反射鏡としての上面39に当った光は全反射するが、上面39は発光素子6を焦点とする放物線の一部をZ軸の周りに回転させた形状を成しているので、全て側面方向へX−Y平面に略平行に反射される。そして、第2の反射鏡としての円形階段状反射鏡41で上方へZ軸に略平行に反射されて上面39から前記前板を透過して外部放射される。光学体38内に入り、円形階段状反射鏡41に直接当った光も同様に上方へ放射される。
【0073】
このようにして、LEDの特長である薄型という点を生かしつつ、通常の円筒形のLEDを用いて見栄え良く1個の発光素子で大面積を照射することができ、高い外部放射効率が得られるLEDライトとなる。
【0074】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について、図16を参照して説明する。図16(a)は、本発明の実施の形態4に係るLEDを用いたLEDライトの全体構成を示す平面図、(b)は(a)のG−G断面図である。
【0075】
図16に示すように、本実施の形態4のLEDライト80は、下面83が第2の反射鏡としての階段状の反射面となっており、中心部に円筒形の空間84が設けられた透明アクリル樹脂で成形された光学体81と、中心部の空間84内に固定された前述のLED2との組み合わせで構成されている。即ち、LED2は、発光素子6等を透明エポキシ樹脂で封止するとともに、その上面を第1の反射鏡としての放物面9bにしており、発光素子6から出て上面9bで側面方向へ反射された光は、光学体81の下面83で上方へ反射され、図示せぬ透明な前板を透過して外部放射される。
【0076】
ここで、LED2の側面10の上部から直接(上面9bで反射されずに)放射された光は、前述したLEDライト1においては、二点鎖線で示される経路をたどるため上方へ反射されず、有効利用されずに終わっていたが、本LEDライト80においては、破線で示すように光学体81の水平な上面82で反射され、さらに下面83で上方へ反射されて有効利用される。これによって、薄型でより外部放射効率の高いLEDライトとなる。また、空間84に入射した光はZ軸に対し大きな角度となる方向に屈折されるので、図16(a)で上方から見た場合の周辺部の輝度が向上する。
【0077】
上記本発明の実施の形態1〜4においては、発光素子等を封止する光透過性材料として透明エポキシ樹脂を主に用いているが、その他の光透過性材料でも構わない。また、第2の反射鏡としての、または第1の反射鏡と第2の反射鏡を兼ねる光学体として透明アクリル樹脂を用いているが、その他の透明合成樹脂を始めとして、他の材料を用いることもできる。さらに、LEDライトのその他の部分の構成、形状、数量、材質、大きさ、接続関係等についても、上記実施の形態1〜4に限定されるものではない。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、発光ダイオードを、光を発光する発光素子と、発光素子を実装してその素子に電力を供給するリードフレームと、発光素子および前記リードフレームを封止する光透過性樹脂とを備え、光透過性樹脂が、発光素子の上方に位置する空気との界面である反射面で、発光素子からの出射光を水平方向(光透過性樹脂の側面放射面方向)へ反射し、この反射された光を側面放射面で垂直方向へ拡げることなく外部放射し、さらに、光透過性樹脂が、発光素子の直上方向に空気との界面となる平坦面を有するように構成した。
【0079】
つまり、発光ダイオードは、光源である発光素子と反射鏡とが一体構造として形成されているので、従来のように、光源と反射鏡(反射面)とが別体であるため、その組み立て工数が嵩むということが無くなる。つまり、発光ダイオード並びに発光ダイオードを用いるLEDライトの組み立て工数を削減することができる。
【0080】
また、発光ダイオードの反射鏡は、発光素子の直上に平坦面を有するので、発光素子の出射光のうち直上に向かう光(垂直光)を平坦面から外部へ放射することができる。従って、発光ダイオードの照射面全面を照射することができ、この発光ダイオードを用いたLEDライトにおいても、照射面全面を照射することができる。
【0081】
また、リードフレームの光透過性樹脂で封止された部分が、発光素子の熱を広範囲に伝導して分散する面積を有するように構成した。
【0082】
これによって、発光素子から直接光透過性樹脂に伝導する熱、並びに発光素子からリードフレームを介して光透過性樹脂に伝導する熱を、広面積のリードフレーム全体に分散させることができる。従って、光透過性樹脂に熱が蓄積されて高熱となり、この熱により触発される光透過性樹脂の残留応力による熱膨張によって、発光素子並びにリードフレームと光透過性樹脂との境界でクラックが生じるといったことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態1に係るLED(発光ダイオード)を用いたLEDライトの全体構成を示す平面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(b)のP部分の拡大図である。
【図2】実施の形態1に係るLEDライトの光源であるLEDの縦断面図である。
【図3】実施の形態1に係るLEDの構成を示す平面図である。
【図4】実施の形態1に係るLEDに用いられる発光素子の構成を示す断面図である。
【図5】実施の形態1に係るLEDライトの光源であるLEDの第1の変形例を示す縦断面図である。
【図6】実施の形態1に係るLEDライトの光源であるLEDの第2の変形例を示す縦断面図である。
【図7】実施の形態1に係るLEDライトの光源であるLEDの第3の変形例を示す説明図である。
【図8】実施の形態1に係るLEDライトの第4の変形例を示す部分拡大図である。
【図9】実施の形態1に係るLEDライトの光源であるLEDの第5の変形例を示す縦断面図である。
【図10】(a)実施の形態1に係るLEDライトの第5の変形例を示す平面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(a)のC−C断面図、(d)は(a)のD−D断面図である。
【図11】(a)は実施の形態1に係るLEDライトの第6の変形例を示す平面図、(b)は(a)のE−E断面図、(c)は(a)のF−F断面図である。
【図12】実施の形態1に係るLEDライトの周囲を矩形にカットし、複数個を合わせて一定範囲をカバーするようにした構造を示す平面図である。
【図13】第6の変形例によるLEDライトを複数組み合わせて形成した車両用の灯具の構造を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態2に係るLEDライトに用いられるLEDの全体構成を示す縦断面図である。
【図15】本発明の実施の形態3に係るLEDライトの全体構成を示す縦断面図である。
【図16】(a)は本発明の実施の形態4に係るLEDライトの全体構成を示す平面図、(b)は(a)のG−G断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,21,24,31,40,80 LEDライト
2,2a,2b,2c,2d,2e LED(発光ダイオード)
3,3a,3b,23,26,41,83 第2の反射鏡
5a,5b,7,12a,12b,13a,13b,33a,33b,35 電気系(リードフレームおよびボンディングワイヤ)
6,34,85 発光素子
8,8a,8b,36 透明エポキシ樹脂(光透過性材料)
9,9f,15,32,39 第1の反射鏡
9d 概略円柱形状の反射鏡
9e 環状反射鏡
12a,12b,13a,13b 第3の反射鏡
15 金属面
38,81 光学体
101 N型GaP基板
102 N型AlInGaPクラッド層
103 多重井戸活性領域
104 P型AlInGaPクラッド層
105 P型GaPウインドウ
106 AuZnコンタクト
107 Alボンディングパッド(正電極)
108 Au合金電極(負電極)
110 車両用の灯具
111 カバー
111a カバーの内壁
112 台座
112a 台座の上面
112b 台座の側面

Claims (10)

  1. 光を発光する発光素子(6)と、
    前記発光素子を実装してその素子に電力を供給するリードフレーム(5a,5b,12a,12b,13a,13b)と、
    前記発光素子および前記リードフレームを封止する光透過性樹脂(8,8a,8b,36)
    前記発光素子で発生した熱が前記リードフレームを介して伝導され前記光透過性樹脂外部に配置される放熱板と、を備え、
    前記光透過性樹脂は、
    前記発光素子の実装面上方に位置する空気との境界で、前記発光素子からの出射光を、前記実装面と平行な水平方向へ反射する上面反射面(9b)と、
    前記水平方向へ反射された光を垂直方向へ拡げることなく外部放射する側面放射面(10)と、
    前記上面反射面の中心部分に形成され、空気との界面となる平坦面(9a)と、を有し、
    前記平坦面の周縁から湾曲させられた前記上面反射面は、前記平坦面を形成せずに湾曲させた上面反射面の厚みより薄い発光ダイオード。
  2. 前記リードフレームは、前記光透光性樹脂内に前記発光素子からの出射光を実装面上方へ反射する部分を有する請求項1に記載の発光ダイオード。
  3. 前記リードフレームは、前記光透過性樹脂内にあって、前記発光素子の実装位置を含んで凹部を有し、この凹部の側面が前記発光素子からの出射光を、その実装面上方へ反射する角度に形成されている請求項に記載の発光ダイオード。
  4. 前記リードフレームは、前記光透過性樹脂内にあって、前記発光素子の実装位置から周囲に向かって下方に傾斜して立ち上がるパターンを繰り返す形状を有し、かつ前記立ち上がりの側面が前記発光素子からの出射光を上方へ反射する角度に形成されている請求項に記載の発光ダイオード。
  5. 前記光透過性樹脂は、
    前記発光素子および前記リードフレームの一部を封止する第1の光透過性樹脂と、
    前記第1の光透過性樹脂の側面を当接して囲む第2の光透過性樹脂とから形成された請求項3または4に記載の発光ダイオード。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載された発光ダイオードと、
    前記発光ダイオードから放射される光を反射する反射鏡とを備えたLEDライト。
  7. 前記反射鏡は、前記発光ダイオードの側面放射面から放射される光を上方へ反射する請求項に記載のLEDライト。
  8. 前記反射鏡は、円盤形状を成し、この円盤形状の上面に同心円の階段状の反射面が形成され、この反射面が前記同心円の中心部分に配置される前記発光ダイオードからの出射光を上方へ反射する角度に形成されていることを特徴とする請求項6または7に記載のLEDライト
  9. 前記反射鏡は、前記反射面複数に分割されていることを特徴とする請求項に記載のLEDライト
  10. 前記反射鏡は、前記反射面の平面形状が長方形および正方形の何れかに成形されていることを特徴とする請求項8または9に記載のLEDライト
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