JP4238438B2 - エンジンの自動停止始動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の停止条件下で車両のエンジンを自動的に停止させ、その後、所定の始動条件下でエンジンを自動的に始動させるエンジンの自動停止始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、市街地走行中に交差点等で自動車が停車した場合、所定の停止条件下でエンジンを自動停止させ、その後、所定の始動条件下でエンジンを再始動させることにより、燃料を節約したり、排気エミッションを改善する自動停止始動装置が知られている。
【0003】
このような装置においては、アクセル、ブレーキ、クラッチ、ウインカ等のドライバの操作状態を反映した信号に基づいてエンジンを自動停止及び自動始動させていた。また、バッテリの充電度合い、エンジン冷却水の水温などの車両状態を反映した信号に基づいてエンジンを自動停止及び自動始動させていた。
【0004】
そして、自動停止させる際には、停止条件が成立する状態が予め決められた所定時間継続すれば即座にエンジン停止を実行しているが、このように停止条件が成立した場合に常に同じタイミングでエンジン停止を実行すると、ドライバの意図に沿わない状況も発生する。例えば、狭い路地から広い道路に出ようとする場合、一旦停車した後、微速前進と停車とを繰り返しながら周囲の安全を確認することがよくある。このような状況で停車する度にエンジンが停止してしまうと、再始動条件を成立させるためにドライバは踏み込んでいたブレーキペダルを元に戻さなくてはならず、さらに、その後エンジンが再始動するまで待たなくてはならず、運転フィーリング上好ましくない。また、このような狭い路地から広い道路に出るといった限定的な状況だけでなく、通常の道路を走行している場合であっても、交通状況や道路状況などによっては、同様に微速前進と停車とを繰り返しながら進行せざると得ない状況も想定される。
【0005】
このような問題への対策として、例えば実開昭59−142437号においては、エンジンを再始動させた後に車速が所定値を上回るまでは自動停止を禁止するようにしている。
しかしながら、このようにしてしまうと、長時間の停車にもかかわらずエンジン停止が実行されないことがあり、本来のエンジン自動停止機能を有効に利用できないこととなる。つまり、車速が所定値を上回らない場合であっても、上述したような「停車後、比較的短時間以内に再発進する状況」もあれば、例えば渋滞などのように「比較的長時間停車している状況」もある。したがって、それらを区別することなく一律に「エンジン自動停止機能自体を禁止」してしまうと、上述したように、エンジン自動停止機能を有効に利用できなくなるのである。
【0006】
そこで、本発明は、このような問題を解決して、より適切にエンジンの自動停止始動の制御を行うことができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
前記目的を達成するために請求項1のエンジンの自動停止始動装置は、所定の停止条件が成立した場合には、所定の待ち時間経過後にエンジンを自動的に停止させ、エンジンの自動停止後、所定の始動条件が満たされた場合には、スタータに通電して車両のエンジンを自動的に始動させることができるが、自動停止に際して、待ち時間設定手段がエンジンの自動停止までの待ち時間を変更設定する。
【0008】
従来の自動停止制御にあっては、この「待ち時間の変更」という観点はなく、停止条件が成立した場合には常に同じ待ち時間でエンジン停止をしていた。それに対して、本発明においては、条件成立後のエンジン停止までの「待ち時間の変更」という概念を新たに導入したのである。そして、待ち時間設定手段は、その変更設定は次のように行う。すなわち、走行状況検出手段によって検出したエンジンの自動始動後の走行状況としての車速の平均値、最大値、積分値の少なくともいずれかに基づき、自動停止後に短時間で車両が再発進する可能性を推定し、その短時間再発進の可能性が高いほど待ち時間を長く設定するのである。なお、所定の計算式を用いて待ち時間を算出してもよいし、請求項6に示すように、予め設定された走行状況と待ち時間との対応関係を例えばマップ形式で記憶しておき、その記憶された対応関係に基づいて待ち時間を得るようにしてもよい。
【0009】
なお、請求項1に示すように、車速の平均値、最大値、積分値が小さいほど短時間再発進の可能性が高いと推定することが考えられる。上述した狭い路地から広い道路に出ようとする場合などのように、一旦停車した後、微速前進と停車とを繰り返しながら進行する場合、微速前進中の車速は当然ながら小さいものとなる。そのため、平均車速に着目すれば、短時間再発進の可能性をある程度精度高く推定できると考えられる。また、微速前進の場合には当然ながら車速の最大値も小さくなるため、このような最大値に着目してもよい。さらに、車速の積分値、すなわち走行距離に着目することもできる、微速で相対的に長い距離を走行することは一般的に少なく、逆に走行距離が短い場合にはその間の走行状態も微速前進であったと推定される。したがって、このような車速の積分値に基づくことも適切である。
【0010】
これらについては、それぞれ単独であっても十分な推定ができると考えられるが、例えばこれらの内の2つ、あるいは3つ全てを用いてもよい。車速の平均値及び最大値が小さく、さらに積分値である走行距離も短ければ、微速前進である可能性が極めて高くなる。なお、これらは全て車速関連の物理量であるため、同じ検出データ(例えば車速センサから出力されるデータ)に基づいて得ることができる。
【0011】
このように、本発明によれば、従来は固定であった待ち時間が可変であり、短時間再発進の可能性が高い場合には待ち時間が長く設定されるため、上述した不都合が解消される。例えば狭い路地から広い道路に出ようとする場合などのように、一旦停車した後、微速前進と停車とを繰り返しながら進行する場合であれば、再始動後の走行状況から短時間再発進の可能性が高いと推定でき、待ち時間が長く設定されるので、ドライバの意図に反してエンジンが停止してしまうという不都合を防止できる。逆に、短時間再発進の可能性が低ければ待ち時間が短く設定されるので、例えば待ち時間を0に設定すれば、従来と同様、条件成立後即座にエンジン停止をさせることもできる。
【0012】
そして、上述した実開昭59−142437号における手法においては、長時間の停車にもかかわらずエンジン停止が実行されないことがあるという問題があったが、本発明の場合には自動停止制御自体を禁止するのではなく「待ち時間を変更」するだけである。そのため、「エンジン停止が実行されない」という事態は生じず、本来のエンジン自動停止機能を有効に利用できる。
【0013】
このように、より適切にエンジンの自動停止始動の制御を行うことができる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0021】
図1は、本実施例のエンジンの自動停止始動装置1の電気的構成を示すブロック図である。本自動停止始動装置1は、エンジンアイドルストップ制御を実行するための電子制御ユニット(以下、単にECUと称す。)10を中心に構成されている。このECU10は、図示しないが、各種機器を制御するCPU、予め各種の数値やプログラムが書き込まれたROM、演算過程の数値やフラグが所定の領域に書き込まれるRAM、アナログ入力信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ、各種ディジタル信号が入力され、各種ディジタル信号が出力される入出力インターフェース(I/O)、タイマ及びこれら各機器がそれぞれ接続されるバスラインから構成されている。後述するフローチャートに示す処理は、上記ROMに予め書き込まれている制御プログラムに基づいて実行される。
【0022】
そして、図1に示すように、ECU10には、エンジン回転数(Ne)を検出するエンジン回転数センサ21と、エンジンの各気筒に接続されて空気を取り込むために設けられた吸気管の圧力を検出する吸気管圧力センサ22と、車両の走行速度(車速V)を検出する車速センサ23と、アクセルペダルの踏み込み量を検出するためのアクセル開度センサ24と、ブレーキペダルの踏み込み量を検出するためのブレーキストロークセンサ25とが接続され、これらセンサ等からの出力信号がECU10に入力される。
【0023】
そして、ECU10は、これら各センサ等からの情報をもとに、所定の制御プログラムに従った演算処理を行い、図示しない駆動回路を介して、スタータ31に対するスタータ駆動信号、イグナイタ32に対する点火カット及び点火信号、燃料噴射弁33に対する燃料カット及び燃料噴射信号を出力する。
【0024】
次に、このように構成されたエンジンの自動停止始動装置1のECU10にて実施されるエンジンの自動停止及び自動始動にかかる処理を、図2,3のフローチャート等に基づいて説明する。
図2のステップ(以下、ステップをSと略記する。)10にて、現在の状態がエンジンの再始動後か否かを判断する。再始動後であれば(S10:YES)、車速センサ23からの出力信号に基づいて車速Vを検出し(S20)、続くS30で、その車速Vをデータ処理してパラメータXを算出する。このパラメータXとしては、再始動後における車速Vの平均値や最大値、あるいは積分値などが考えられる。なお、車速Vの積分値は走行距離である。
【0025】
そして、続くS40では、S30で算出したパラメータXに基づいて、エンジン自動停止までの待ち時間Yを設定する。待ち時間Yは、パラメータXが小さいほど長くなるように設定される。この設定に際しては、待ち時間を算出するための所定の計算式を用いてもよいし、あるいは、予め設定されたパラメータXと待ち時間Yとの対応関係を示すマップを用いてもよい。
【0026】
このように、エンジンの再始動後の場合には、再始動後の走行状況を示す車速関連物理量であるパラメータX=f(V)を用いて待ち時間Yを設定しているが、エンジンの再始動後でなければ(S10:NO)、S50へ移行して、待ち時間Yとしてデフォルト値Y0 を設定する。このデフォルト値Y0 は、S40にて設定可能な待ち時間Yの最小値に等しい。
【0027】
このように、S40又はS50にて待ち時間Yが設定された後は、S60へ移行して、タイマTを0にセットした後、S70へ移行する。S70では、エンジンの自動停止条件が成立したか否かを判断する。この停止条件としては、例えば車速が0、且つブレーキストロークが15%よりも大きい、といった条件を採用することが考えられる。もちろん、これ以外の条件を追加してもよい。
【0028】
そして、エンジン自動停止条件が成立しない場合には(S70:NO)、そのまま本処理を終了する。
一方、エンジン自動停止条件が成立した場合には(S70:YES)、タイマTをインクリメントし(S80)、その値Tが待ち時間Y以上となっているか否かを判断する(S90)。タイマ値T<待ち時間Yであれば(S90:NO)、S70へ戻り、S70,S80の処理を繰り返すが、タイマ値T≧待ち時間Yとなった場合には(S90:YES)、エンジンを停止する(S100)。このエンジン停止は、噴射制御を中止することで行う。すなわち、燃料カット信号や点火カット信号によってエンジンの自動停止を実施する。
【0029】
このようにしてエンジンが停止状態となっている場合には、エンジンの自動始動条件が成立したか否かを判断する(S110)。例えばブレーキストロークが5%未満となった場合に始動条件成立と判断することが考えられる。もちろん、これ以外の条件を追加してもよい。そして、始動条件が成立すれば(S110:YES)、S120へ移行してエンジンを始動させる。
【0030】
このS120でのエンジン始動処理について、図3のフローチャートを参照してさらに説明する。
図3に示すように、S121ではスタータ駆動信号を出力してクランキングさせ、続くS122では、燃料噴射信号及び点火信号を出力して、燃料噴射及び点火制御を行う。そして、エンジン回転数Neを検出し(S123)、そのエンジン回転数Neが600rpmを超えたか否かを判定する(S124)。エンジン回転数が600rpmを超えるまでは(S124:NO)、S121〜S123の処理を実行し、エンジン回転数が600rpmを超えたら(S124:YES)、S125へ移行してクランキングを停止する。これによって、エンジンは駆動状態となり、車両は再発進できる状態となる。
【0031】
なお、本実施例においては、車速センサ23及びその車速センサ23からの信号に基づいて図2のS30に示すパラメータXを算出する処理を行うECU10が「走行状況検出手段」に相当する。また、ECU10が「待ち時間設定手段」に相当し、図2のS40に示す待ち時間Yを設定する処理が「待ち時間設定手段」としての処理の実行に相当する。
【0032】
このように、本実施例のエンジンの自動停止始動装置1によれば、停止条件が成立すると待ち時間Y経過後にエンジンを自動的に停止させるのであるが、この待ち時間Yを変更設定することができる。従来の自動停止制御にあっては、この「待ち時間の変更」という観点はなく、停止条件が成立した場合には常に同じタイミングでエンジン停止をしていたが、本実施例においては、エンジン停止までの「待ち時間の変更」という概念を新たに導入したのである。
【0033】
そして、待ち時間Yを、エンジンの自動始動後(再始動後)の車速関連物理量であるパラメータXが小さいほど長くなるように設定した。このパラメータXは車速Vの平均値や最大値、あるいは積分値などであるが、このパラメータXが小さい場合には、自動停止後に短時間で車両が再発進する可能性が高いと考えられる。従来技術の課題の説明でも述べた狭い路地から広い道路に出ようとする場合などにおいては、一旦停車した後、微速前進と停車とを繰り返しながら進行する。この場合、微速前進中の車速は当然ながら小さいものとなるため、平均車速に着目すれば、短時間再発進の可能性をある程度精度高く推定できると考えられる。また、微速前進の場合には当然ながら車速の最大値も小さくなるため、このような最大値に着目し、最大値が小さいほど短時間再発進の可能性が高いと考えられる。さらに、車速の積分値、すなわち走行距離に着目することもできる、微速で相対的に長い距離を走行することは一般的に少なく、逆に走行距離が短い場合にはその間の走行状態も微速前進であったと推定される。したがって、このような車速の積分値に基づき、この値が小さいほど短時間再発進の可能性が高いと考えられる。
【0034】
したがって、上述した狭い路地から広い道路に出ようとする場合などのように、一旦停車した後、微速前進と停車とを繰り返しながら進行する場合であれば、再始動後の走行状況を反映したパラメータXから短時間再発進の可能性が高いと推定でき、待ち時間Yが長く設定されるので、ドライバの意図に反してエンジンが停止してしまうという不都合を防止できる。逆に、パラメータXが大きい場合には、短時間再発進の可能性が低いために待ち時間Yが短く設定されるので、例えば待ち時間を0に設定すれば、従来と同様、条件成立後即座にエンジン停止をさせることもできる。従来技術としての実開昭59−142437号における手法では、長時間の停車にもかかわらずエンジン停止が実行されないことがあるという問題があったが、本実施例の場合には自動停止制御自体を禁止するのではなく「待ち時間を変更」するだけである。そのため、「エンジン停止が実行されない」という事態は生じず、本来のエンジン自動停止機能を有効に利用できる。
【0035】
[参考例1]第1実施例では、パラメータXとして車速関連物理量f(V)を採用したが、この参考例1では、エンジン回転数Neに関連する物理量f(Ne)を採用した。この場合のエンジンの自動停止及び自動始動にかかる処理を、図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0036】
図4は、処理の一部のみを示しており、第1実施例にて説明した図2のフローチャートの内、S20〜S40の処理を、S220〜S240で置き換えた内容となっている。したがって、図2におけるS10及び50〜S120の処理は、この参考例1でも同じであるため、図示及び説明を省略し、S220〜S240の処理のみ説明する。
【0037】
再始動後である場合(S10:YES)に移行するS220では、エンジン回転数センサ21(図1参照)からの出力信号に基づいてエンジン回転数Neを検出し、続くS230で、そのエンジン回転数Neをデータ処理してパラメータXを算出する。このパラメータXとしては、再始動後におけるエンジン回転数Neの平均値が考えられる。
【0038】
そして、続くS240では、S30で算出したパラメータXに基づいて、エンジン自動停止までの待ち時間Yを設定する。待ち時間Yは、パラメータXが小さいほど長くなるように設定される。この設定に際しては、待ち時間を算出するための所定の計算式を用いてもよいし、あるいは、予め設定されたパラメータXと待ち時間Yとの対応関係を示すマップを用いてもよい。
【0039】
このように、S240にて待ち時間Yが設定された後は、S60へ移行する。このS60以降の処理説明は繰り返さない。
S230にて算出したパラメータXはエンジン回転数Neに関連する物理量である。このエンジン回転数Neは、車速Vに比例するわけではなく、エンジン始動直後や車両発進時にはそれなりの回転数Neまで上昇する。したがって、第1実施例の車速関連物理量の場合であれば、パラメータXとして車速Vの最大値を採用してもよいが、それと同様に、エンジン回転数Neの最大値に着目することはあまり適切ではない。但し、それらの過渡状態ではなく車両が巡行している状態では、車速Vが高い場合に比べれば車速Vが低い方が相対的にエンジン回転数Neも小さくなる。したがって、平均値に着目すれば、上述した微速前進を区別することは可能である。そこで、本参考例1の場合には、エンジン回転数Neの平均値のみを採用している。但し、エンジン回転数Neに基づいて算出したパラメータXに短時間再発進の可能性が反映されるのであれば、平均値以外であってもよい。
【0040】
[参考例2]第1実施例では車速関連物理量f(V)、参考例1ではエンジン回転数関連物理量f(Ne)をパラメータXとして採用したが、これらはいずれもパラメータが一つである。それに対して、本参考例2では、2つのパラメータを用いている。この場合のエンジンの自動停止及び自動始動にかかる処理を、図5のフローチャート等に基づいて説明する。
【0041】
図5は、処理の一部のみを示しており、第1実施例にて説明した図2のフローチャートの内、S20〜S40の処理を、S320〜S340で置き換えた内容となっている。したがって、図2におけるS10及び50〜S120の処理は、この参考例1でも同じであるため、図示及び説明を省略し、S320〜S340の処理のみ説明する。
【0042】
再始動後である場合(S10:YES)に移行するS320では、車速センサ23(図1参照)からの出力信号に基づいて車速Vを検出し、続くS330では、その車速Vに基づき、最近S分間の平均車速と停車率を算出する。停車率は、S分間中に占める車速V=0であった時間の割合である。
【0043】
そして、続くS340では、S30で算出した平均車速と停車率の2つのパラメータに基づいて、エンジン自動停止までの待ち時間Yを設定する。この待ち時間Yの設定に際しては、図6(B)に示すようなマップを用いる。このマップの内容を説明する前に、図6(A)を参照して、平均車速・停車率と車両走行状態の関係を説明する。
【0044】
例えば車両の走行状態として1)市街地走行、2)渋滞走行、3)郊外/高速走行の3種類を考える。この場合、平均車速と停車率という点に着目すれば概略的に次のような分析ができる。すなわち、1)市街地走行において微低速前進と停車を繰り返す場合には、平均車速は低いのに停車率も低くなる。したがって、停車しても短時間再発進の可能性が高いと推定できる。また、2)渋滞走行の場合には、当然平均車速も相対的に低くはなるが、停車率は高くなる。したがって、短時間再発進の可能性は1)の場合に比べて低くなる。そして3)郊外/高速走行の場合には、停車率は低いが平均車速が高くなる。このような考察から、平均車速が低く且つ停車率が低いほど短時間再発進の可能性が高いと推定できる。
【0045】
したがって、待ち時間Yは、図6(B)に示すように、平均車速が低く且つ停車率が低いほど待ち時間Yを長くしている。図6(B)においては、10秒、5秒、2秒の3段階に設定している。図5のS340では、この図6(B)のマップを用い、2つのパラメータである平均車速と停車率から待ち時間Yを設定する。なお、マップの代わりに所定の計算式を用いて待ち時間Yを算出することも可能ではある。
【0046】
このように、S340にて待ち時間Yが設定された後は、S60へ移行する。このS60以降の処理については既に図2で説明しているのでここでは繰り返さない。このように、平均車速と停車率という2点から総合的に判断することで、短時間再発進の可能性を精度良く推定することができる。
【0047】
[参考例3]参考例2のように平均車速と停車率という観点から推定する場合には、時間による影響に留意する必要がある。つまり、短期間における平均車速と停車率に基づいた場合には、本来必要とする車両の挙動を反映していない可能性があるからである。例えば短期間であれば停車しないこともあり、その場合は停車率が0%となってしまう。したがって、精度よい推定をするためには相対的に長い期間にわたって得たデータに基づくことが好ましい。図5のS330に示すように、参考例2では最近S分間としたが、このS分間は相対的に長い期間を指す。逆に言えば、そのS分間に満たない期間でしか平均車速と停車率とを取得できない場合には、参考例2のような待ち時間Yの設定手法が必ずしも好ましくはなくなる。
【0048】
そこで、参考例3では、自動始動後の経過時間が相対的に短い所定期間内は、車速関連物理量に基づいて待ち時間Yを設定し、その所定時間経過後は、平均車速と停車率に基づいて待ち時間Yを設定するようにした。
ここでは、以下に示すA,B2つの実施態様を説明する。
【0049】
まず実施態様Aの場合のエンジンの自動停止及び自動始動にかかる処理を、図7のフローチャートに基づいて説明する。
図7は、処理の一部のみを示しており、第1実施例にて説明した図2のフローチャートの内、S20〜S40の処理を、S420,S430,S435,S440,S445で置き換えた内容となっている。したがって、図2におけるS10及び50〜S120の処理は、この実施態様Aでも同じであるため、図示及び説明を省略し、S420〜S445の処理のみ説明する。
【0050】
再始動後である場合(S10:YES)に移行するS420では、車速センサ23(図1参照)からの出力信号に基づいて車速Vを検出し、続くS430では、その車速Vに基づき、最近S分間の平均車速と停車率を算出する。なお、最近S分間のデータが算出できない場合には、算出できる分だけのデータを算出しておく。
【0051】
そして、続くS435では、再始動後の所定期間内かどうかを判断する。この所定期間は、S430でのS分間を基準に設定されたものである。つまり、S分間分のデータが算出できていれば後述するS440の処理へ移行した方がよいので、S分間分のデータが算出できているかどうかを判断できるような「所定期間」に設定されている。
【0052】
再始動後の所定期間内であれば(S435:YES)、S445へ移行し、S445で算出した平均車速に基づいて待ち時間を設定する。一方、再始動後の所定期間を経過していれば(S435:NO)、S440へ移行し、S430で算出した平均車速と停車率の2つのパラメータに基づいて、エンジン自動停止までの待ち時間Yを設定する。このS440の処理は図5のS340に示した参考例2の場合の処理と同じである。
【0053】
このように、S440あるいはS445にて待ち時間Yが設定された後は、S60へ移行する。このS60以降の処理については既に図2で説明しているのでここでは繰り返さない。
次に、実施態様Bの場合のエンジンの自動停止及び自動始動にかかる処理を、図8のフローチャートに基づいて説明する。
【0054】
図8は、処理の一部のみを示しており、第1実施例にて説明した図2のフローチャートの内、S20〜S40の処理を、S520,S530,S535,S537,S540,S545で置き換えた内容となっている。したがって、図2におけるS10及び50〜S120の処理は、この実施態様Bでも同じであるため、図示及び説明を省略し、S520〜S545の処理のみ説明する。
【0055】
再始動後である場合(S10:YES)に移行するS520では、車速センサ23(図1参照)からの出力信号に基づいて車速Vを検出し、続くS530では、再始動後の所定期間内かどうかを判断する。この所定期間は、上述の実施態様Aの場合と同じである。そして、再始動後の所定期間内であれば(S530:YES)、S537へ移行し、S520で検出した車速Vをデータ処理してパラメータXを算出する。続くS545では、S537で算出したパラメータXに基づいて、エンジン自動停止までの待ち時間Yを設定する。このS537でのパラメータXの算出手法及びS545での待ち時間Yの設定手法は、図2のS30及びS40に示す第1実施例の場合と同様である。
【0056】
一方、再始動後の所定期間内でなければ(S530:NO)、S535へ移行し、S520で検出した車速Vに基づき、最近S分間の平均車速と停車率を算出する。なお、この場合には、上述の実施態様Aの場合とは異なり、必ず最近S分間分のデータが算出できることとなる。そして、S540へ移行し、S535で算出した平均車速と停車率の2つのパラメータに基づいて、エンジン自動停止までの待ち時間Yを設定する。このS540の処理は図5のS340に示した参考例2の場合の処理と同じである。
【0057】
このように、S540あるいはS545にて待ち時間Yが設定された後は、S60へ移行する。このS60以降の処理については既に図2で説明しているのでここでは繰り返さない。
これら実施態様A,Bにおいては、最近S分間の平均車速と停車率が算出できている場合、それら2つのパラメータに基づくことで、参考例2でも説明したように短時間再発進の可能性を精度良く推定でき、適切な待ち時間Yを設定することができる。一方、そのS分間分の平均車速と停車率しか算出できない状況でれば、第1実施例でも説明したように、車速関連物理量に基づいて待ち時間Yを設定する。これらによって、全期間にわたって適切な待ち時間Yを設定することができる。
【0058】
この実施態様Aの場合には、S445にて平均車速をパラメータとしているため、S430で算出した値をそのまま用いることができるというメリットがある。一方、実施態様Bの場合には、S537で別個に車速関連物理量f(V)を算出する必要があるが、これによって、平均車速だけでなく、車速の最大値や積分値をパラメータXとして用いることができるというメリットがある。
【0059】
[その他]
(1)上記第1実施例及び参考例2,3において車速関連物理量f(V)をパラメータXとする場合には、車速Vの平均値や最大値、あるいは積分値は、それぞれ単独であっても十分な推定ができると考えられるが、例えばこれらの内の2つ、あるいは3つ全てを用いてもよい。車速Vの平均値及び最大値が小さく、さらに積分値である走行距離も短ければ、微速前進である可能性が極めて高くなる。なお、これらは全て車速関連の物理量であるため、同じ車速センサ23からの検出データに基づいて得ることができる。
【0060】
(2)上記参考例2,3においては、平均車速と停車率の2つのパラメータに基づいて待ち時間Yを設定する際、図6(B)に示すようなマップを用いた。このマップにおいては、待ち時間Yが10秒,5秒,2秒の3段階であったが、2段階でもよいし、4段階以上であってもよい。また、待ち時間Yとしての具体的な数値はあくまでも一例であり、これ以外の秒数を設定しても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のエンジンの自動停止始動装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施例のエンジン自動停止・始動にかかる処理を示すフローチャートである。
【図3】 図2の処理中のエンジン始動にかかる処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】 参考例1のエンジン自動停止・始動にかかる処理の一部を示すフローチャートである。
【図5】 参考例2のエンジン自動停止・始動にかかる処理の一部を示すフローチャートである。
【図6】 参考例2のエンジン自動停止・始動処理中で用いるマップ及び当該マップ設定の前提となる状況説明図である。
【図7】 参考例3・実施態様Aのエンジン自動停止・始動にかかる処理の一部を示すフローチャートである。
【図8】 参考例3・実施態様Bのエンジン自動停止・始動にかかる処理の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…エンジンの自動停止始動装置
10…エンジンアイドルストップECU
21…クランク角センサ 22…吸気管圧力センサ
23…車速センサ 24…アクセル開度センサ
25…ブレーキストロークセンサ 31…スタータ
32…イグナイタ 33…燃料噴射弁
Claims (1)
- 所定の停止条件が成立した場合には、所定の待ち時間経過後にエンジンを自動的に停止させ、前記エンジンの自動停止後、所定の始動条件が満たされた場合には、スタータに通電して車両のエンジンを自動的に始動させるエンジンの自動停止始動装置であって、
前記エンジンの自動始動後の走行状況として、車速の平均値、最大値、積分値の少なくともいずれかを検出する走行状況検出手段と、
その走行状況検出手段によって検出された自動始動後の走行状況に基づき、前記自動停止後に短時間で車両が再発進する可能性を推定し、その短時間再発進の可能性が高いほど前記エンジンの自動停止までの待ち時間を長く設定する待ち時間設定手段とを備え、
前記待ち時間設定手段は、前記走行状況としての車速の平均値、最大値、積分値が小さいほど前記短時間再発進の可能性が高いと推定することを特徴とするエンジンの自動停止始動装置。
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