JP4238034B2 - 進行波増幅器の改良 - Google Patents

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Description

本発明は、進行波増幅器(TWA)の改良に関し、特定的にはミリメートル波進行波増幅器に関する。
進行波は、伝送ラインに沿って進行し、伝送ラインによって案内される電磁波である。もし進行波の増幅が必要であれば、伝送ラインとして動作する増幅器を使用することが望ましい。このような進行波増幅器(もしくは、分布増幅器)は公知である。これらは、一般に、互いに接続された2つまたはそれ以上の増幅モジュールからなっている。各増幅モジュールの入力及び出力は、いわゆる人工伝送ラインを形成している。各人工伝送ラインは、直列インダクタンス成分と、並列キャパシタンスとを含む。インダクタンス成分は、高インピーダンス伝送ラインを使用して実現することができる。キャパシタンスは、各増幅モジュールに関連付けられた寄生キャパシタンスであることができる。従って、人工伝送ラインの特性インピーダンスは、Z0=(L/C)1/2によって与えられる。即ち、周波数依存性ではなく、これがTWAの望ましい特性である。更に、インダクタンス及びキャパシタンスの値を注意深く選択することによって、特性インピーダンスをほぼ50Ωに設定することができる。この値は、TWAアプリケーションにおける工業標準である。増幅モジュールは、各モジュールのインダクタンス成分を互いに接続することによって、互いに接続される。使用されるインダクタンス成分は100Ωの領域の高い特性インピーダンスを有している。
TWAの各増幅モジュールの遮断周波数は、その入力及び出力人工伝送ラインのインダクタンス及びキャパシタンスに関係している。遮断周波数は、インダクタンスとキャパシタンスとの積の平方根に逆比例する。遮断周波数を高くするために、インダクタンス及びキャパシタンスを小さくすることができる。インダクタンスを小さくするために、各人工伝送ラインのインダクタンス成分の長さを短縮することができる。しかしながら、これは多くの問題をもたらし得る。例えば、各増幅モジュールは有限のサイズを有している。もしインダクタンス成分の長さを短くすれば、それらはモジュールを互いに接続するのに十分なサイズではなくなる。これは、増幅モジュールを互いに接続するために使用されるインダクタンス成分の所要の長さよりも、増幅モジュール間の最小分離が長いことがあり得るようなミリメートル波アプリケーション(即ち、高周波数アプリケーション(適用))において特に然りであり得る。
多くのTWAに伴う別の問題は、各増幅モジュールの入力及び出力人工伝送ライン内の相速度の差が原因で発生する。各モジュールからの増幅された信号を混合することを望む場合、これらの等しくない相速度が総合出力信号にキャンセルをもたらす恐れがある。この問題は、各モジュールの出力人工伝送ライン内のインダクタンス成分の電気的長さを、入力人工伝送ライン内のインダクタンス成分の電気的長さに等しくすることによって解消することができる。しかしながら、出力人工伝送ライン内のインダクタンス成分の長さを増加させることは、所望の遮断周波数及びリターン損失に悪影響をもたらし得る。
本発明によれば、2つまたはそれ以上の増幅モジュールからなる進行波増幅器が提供される。隣接する増幅モジュールの入力は、第1の特性インピーダンスの第1のインダクタンス成分と、第2の特性インピーダンスの第2のインダクタンス成分と、実質的に第1の特性インピーダンスの第3のインダクタンス成分とによって互いに接続される。第1の特性インピーダンスは、第2の特性インピーダンスよりも大きい。
隣接する増幅モジュールの出力は、第1の特性インピーダンスの第1のインダクタンス成分と、第2の特性インピーダンスの第2のインダクタンス成分と、実質的に第1の特性インピーダンスの第3のインダクタンス成分とによって互いに接続することができる。第1の特性インピーダンスは、第2の特性インピーダンスよりも大きい。
各増幅モジュールの出力には、出力インダクタンス成分を設けることができる。これによってモジュールを、第1、第2、及び第3のインダクタンス成分に接続することができる。出力インダクタンス成分の特性インピーダンスは、第1及び第3のインダクタンス成分の特性インピーダンスと実質的に等しくすることができる。
隣接する増幅モジュールの入力または出力の何れかを接続する第2のインダクタンス成分の特性インピーダンスは、好ましくは、使用のためにTWAが接続される入力及び出力回路の特性インピーダンスと実質的に等しくする。好ましくは、1つまたは複数の第2のインダクタンス成分の特性インピーダンスは、実質的に50Ωである。これは進行波アプリケーションのための工業標準であり、TWAのような回路及びそれらが接続される回路は一般に、それらが実質的に50Ωの特性インピーダンスを有するように構成される。勿論、1つまたは複数の第2のインダクタンス成分の特性インピーダンスは、例えば40Ωまたは30Ωのように50Ω以外であることができる。第1及び第3のインダクタンス成分は、実質的に80Ω、または100Ω、または120Ω、またはそれより高い特性インピーダンスを有することができる。
第2のインダクタンス成分を付加することによって、高周波数アプリケーションにおいてでも、隣接する増幅モジュールの入力または出力の何れかの間の接続を、モジュール間に届かせるのに十分な長さにすることができる。隣接する増幅モジュールの入力または出力の何れかの間の接続内に第2の、より低い特性インピーダンスのインダクタンス成分を使用しても、TWAの性能に重大な悪影響を与えないことが分かった。
隣接する増幅モジュールの入力または出力の何れかを接続する第2のインダクタンス成分は、好ましくは伝送ラインからなる。伝送ラインは、マイクロストリップ伝送ラインであることができる。マイクロストリップ伝送ラインは、例えば金合金のような金属トラックで形成することができる。
隣接する増幅モジュールの入力または出力の何れかを接続する第1及び第3のインダクタンス成分は各々、インダクタまたは伝送ラインであることができる。伝送ラインは、マイクロストリップ伝送ラインであることができる。マイクロストリップ伝送ラインは、例えば金合金のような金属トラックで形成することができる。
増幅モジュールの入力を接続する各インダクタンス成分は、共通入力ラインの一部を構成することができる。共通入力ラインは、TWAの単一の入力ポートに接続することができる。従って、TWAへの信号入力の一部が各増幅モジュールへ印加され、そこで増幅される。増幅モジュールの出力を接続する各インダクタンス成分は、共通出力ラインの一部を構成することができる。共通出力ラインは、TWAの単一の出力ポートに接続することができる。従って、TWAからの出力信号を混合してTWA出力信号(共通出力ポートを通して、共通出力ラインを介する出力)を得ることができる。
各増幅モジュールからの出力信号を混合してTWA出力信号を得ることを望む場合には、明らかに、モジュールからの信号が実質的に同一の位相を有していることが望ましい。さもなければ、信号を混合する時に、幾らかがキャンセルされ、従ってTWA信号の損失が発生してしまう。1対の隣接する増幅モジュールの出力を接続する第2のインダクタンス成分の長さは、1対の隣接する増幅モジュールの入力を接続する第2のインダクタンス成分の長さよりも大きくすることができる。これは、多くの型のTWAに発生し得る入力ラインと出力ラインとの間の相速度の何等かの差を解消するために使用することができる。隣接する増幅モジュールの出力間の接続内により長い第2のインダクタンス成分を使用しても、TWAの性能に重大な悪影響を与えないことが分かった。
TWAの共通入力ラインには、1つまたはそれ以上の抵抗のような終端素子を設けることができる。好ましくは、ライン内の最後の増幅モジュールに接する共通入力ライン内に抵抗を配置する。TWAの共通出力ラインには、1つまたはそれ以上の抵抗のような終端素子を設けることができる。好ましくは、ライン内の最初の増幅モジュールに接する共通出力ライン内に抵抗を配置する。TWAの動作周波数を高めることが望まれるので、共通入力ライン及び出力ラインを構成するインダクタンス成分の長さはより短くする。従って、終端抵抗はラインに接続されている増幅モジュールに益々近付けて配置されるが、これはそれらの間に不要な結合をもたらしかねない。TWAの共通入力ラインは、ラインに接続されている増幅モジュールから抵抗を離間させるために配置される1つまたはそれ以上のインダクタンス成分からなることができる。例えば、インダクタンス成分を、ラインに接続される最後の増幅モジュールと抵抗との間に配置することができる。TWAの共通出力ラインは、ラインに接続されている増幅モジュールから抵抗を離間させるために配置される1つまたはそれ以上のインダクタンス成分からなることができる。例えば、インダクタンス成分を、ラインに接続される最初の増幅モジュールと抵抗との間に配置することができる。従って、抵抗は増幅モジュールから遠去けられ、結合の可能性は低下する。インダクタンス成分は、好ましくは、使用のためにTWAが接続される入力及び出力回路の特性インピーダンスと実質的に等しくする。好ましくは、各インダクタンス成分の特性インピーダンスは実質的に50Ωである。これらのインダクタンス成分を付加しても、TWAの性能に重大な悪影響を与えないことが分かった。
各増幅モジュールは、好ましくは、使用のためにTWAが接続される入力及び出力回路の特性インピーダンスと実質的に等しくする。好ましくは、各モジュールの特性インピーダンスは実質的に50Ωである。上述したように、これは進行波アプリケーションにおける工業標準である。
各増幅モジュール及びその入力及び/または出力間に接続される少なくとも幾つかのインダクタンス成分は、好ましくは、TWAへの信号入力のための、及びTWAからの信号出力のための伝送ラインを構成する。詳述すれば、各増幅モジュールは、その入力において2つのインダクタンス成分に接続することができる。一方のインダクタンス成分は、第1の増幅モジュールを第2の増幅モジュールに接続する第3のインダクタンス成分からなることができ、他方のインダクタンス成分は、第2の増幅モジュールを第3の増幅モジュールに接続する第1のインダクタンス成分からなることができる。同様に、各増幅モジュールは、その出力において2つのインダクタンス成分に接続することができる。この場合も、一方のインダクタンス成分は、第1の増幅モジュールを第2の増幅モジュールに接続する第3のインダクタンス成分からなることができ、他方のインダクタは、第2の増幅モジュールを第3の増幅モジュールに接続する第1のインダクタからなることができる。各増幅モジュールは、1つまたはそれ以上のキャパシタンスを提供し得る。各増幅モジュールは、好ましくは、その入力に1つのキャパシタンスと、その出力に1つのキャパシタンスとを提供する。各増幅モジュールの入力キャパシタンスは、好ましくは並列キャパシタンスであり、増幅モジュールの入力に接続されている2つのインダクタンス成分に接続される。これらのインダクタンス成分は、好ましくは互いに直列である。直列インダクタンス成分及び並列キャパシタンスは、増幅モジュールへの信号入力の伝送ラインとなるように動作させることができる。同様に、各増幅モジュールの出力キャパシタンスは、好ましくは並列キャパシタンスであり、増幅モジュールの出力に接続されている2つのインダクタンス成分に接続される。これらのインダクタンス成分は、好ましくは互いに直列である。直列インダクタンス成分及び並列キャパシタンスは、増幅モジュールからの信号出力の伝送ラインとなるように動作させることができる。
各増幅モジュールは、1つまたはそれ以上のトランジスタからなることができる。これらは、例えば電界効果トランジスタ(FET)、またはバイポーラトランジスタ、またはそれらの組合わせであることができる。増幅モジュールが1つまたはそれ以上のFETからなる場合には、FETを接地に接続するために、これらの各々に1つまたはそれ以上のバイア(via)を設けることができる。FET間の接続は、バイアの周りに届くことができる長さを有していなければならないであろう。第2の、より低い特性インピーダンスのインダクタンス成分を入力及び出力ライン内に付加することによって、このような接続が可能になる。
増幅モジュールが1つのFETからなる場合には、モジュールの入力キャパシタンスはFETのゲートとソースとの間の寄生キャパシタンスを利用することができ、モジュールの出力キャパシタンスはFETのドレインとソースとの間の寄生キャパシタンスを利用することができる。
TWAは、マイクロ波モノリシック集積回路(MMIC)TWAであることができる。TWAは、好ましくは、ミリメートル範囲内の波長を有する信号を増幅することができる。TWAは、好ましくは、少なくとも実質的に100kHz乃至実質的に50GHzまでの、またはそれより高い、またはそれより低い範囲内の波長を有する信号を増幅することができる。従って、本発明のTWAは、一般的なTWAの上限動作周波数を拡張する。TWAの利得は、好ましくはTWAが動作する周波数範囲にわたって、好ましくはほぼ10dB、またはそれ以上、またはそれ以下である。
以下に、本発明によるTWAの回路図を示している添付図面を参照して、本発明の特定の実施例を詳細に説明する。
進行波増幅器1は、MMIC TWAであり、4つの増幅モジュール2、3、4、及び5からなる。明瞭化のために、バイアス回路は省略してある。モジュール2と3、モジュール3と4、及びモジュール4と5の入力は、第1のインダクタンス成分6、第2のインダクタンス成分7、及び第3のインダクタンス成分8によって互いに接続されている。増幅モジュール2と3、モジュール3と4、及びモジュール4と5の出力は、第1のインダクタンス成分9、第2のインダクタンス成分10、及び第3のインダクタンス成分11によって互いに接続されている。各モジュールの出力には、それらをインダクタンス成分9、10、及び11に接続するインダクタンス成分12が設けられている。
インダクタンス成分6乃至12は、各々、マイクロストリップ伝送ラインからなる。これらは、金合金トラックで形成されている。伝送ライン7及び10の特性インピーダンスは、使用のためにTWAが接続される入力及び出力回路の特性インピーダンスと実質的に等しい。この場合、この特性インピーダンスは実質的に50Ωであり、これはTWA及びそれらに接続されている回路のための工業標準である。伝送ライン6、8、9、11、及び12の特性インピーダンスは、実質的に100Ωである。
増幅モジュールの入力を接続している各伝送ライン6、7、及び8は、共通入力ライン13の一部を構成している。これは、50Ωの伝送ライン15及び100Ωの伝送ライン16を介してTWAの単一の入力ポート14に接続されている。従って、TWAへの信号入力の一部が各増幅モジュールへ印加され、そこで増幅される。
増幅モジュールの出力を接続している各伝送ライン9、10、11、及び12は、共通出力ライン17の一部を構成している。これは、50Ωの伝送ライン19及び100Ωの伝送ライン20を介してTWAの単一の出力ポート18に接続されている。従って、TWAからの出力信号は混合され、共通出力ポート18を介して出力される。
インダクタンス成分15、16、19、及び20は、マイクロストリップ伝送ラインからなる。これらも、金合金トラックで形成されている。
各増幅モジュールは、使用のためにTWAが接続される入力及び出力回路の特性インピーダンス(この場合、実質的に50Ω)と実質的に等しい特性インピーダンスを有している。以上から、各増幅モジュールはその入力を2つの伝送ラインに接続されており、それらと共に50Ωの伝送ラインを形成していることが理解されよう。同様に、各増幅モジュールはその出力を2つの伝送ラインに接続されており、それらと共に50Ωの伝送ラインを形成している。
各増幅モジュールはFET 21からなり、FETを接地に接続するための2つのバイア22が設けられている。FETのゲートとソースとの間の寄生キャパシタンスが、各モジュールの入力におけるキャパシタンスになっている。同様に、FETのドレインとソースとの間の寄生キャパシタンスが、各モジュールの出力におけるキャパシタンスになっている。各モジュールの入力キャパシタンスは並列キャパシタンスであり、増幅モジュールの入力に接続されている2つの伝送ラインに接続されている。これらの伝送ラインは、互いに直列である。直列伝送ライン及び並列キャパシタンスは、増幅モジュールへの信号入力のための50Ω伝送ラインが得られるように動作する。同様に、各モジュールの出力キャパシタンスは並列キャパシタンスであり、増幅モジュールの出力に接続されている2つの伝送ラインに伝送ライン12を介して接続されている。これら2つの伝送ラインは、互いに直列である。直列伝送ライン及び並列キャパシタンスは、増幅モジュールからの信号出力のための50Ω伝送ラインが得られるように動作する。
TWA1は、ミリメートル範囲の波長を有する信号を増幅することができる。このTWAは、実質的に100kHz乃至実質的に50GHzまでの範囲内の波長を有する信号を増幅することができる。TWAの利得は、TWAが動作する全周波数範囲にわたってほぼ10dBである。
より低い特性インピーダンスの伝送ライン7及び10を付加することによって、隣接する増幅モジュールの入力と出力との間の接続を、モジュール間に届かせる、特にバイア22の周りに届かせるのに十分な長さにすることができる。隣接する増幅モジュールの入力間の、または出力間の接続内に伝送ライン7、10を使用しても、TWAの性能に重大な悪影響を与えないことが分かった。
各増幅モジュールからの出力信号を混合してTWA出力信号を得る場合、モジュールからの信号は実質的に同一の位相を有していることが望ましいのは明白である。そうでなければ、信号を混合した時にあるキャンセルを生じ、従ってTWA信号の損失が発生するようになる。1対の隣接する増幅モジュールの出力を接続している伝送ライン10の長さは、1対の隣接する増幅モジュールの入力を接続している伝送ライン7の長さよりも大きくされる。これにより、各モジュールのFETのゲートとソースとの間の寄生キャパシタンスが、ドレインとソースとの間の寄生キャパシタンスよりも大きいために生ずる入力ラインと出力ラインとの間の相速度の差を解消することができる。隣接する増幅モジュールの出力間の接続内にこのような長い伝送ラインを使用しても、TWAの性能に重大な悪影響を与えないことが分かった。
TWAの共通入力ライン13には、ライン内の最後の増幅モジュール5に接して配置され且つ50Ω伝送ライン24及び100Ω伝送ライン25によってそれに接続されている抵抗23が設けられている。同様に、TWAの共通出力ライン17には、ライン内の最初の増幅モジュール2に接して配置され且つ50Ω伝送ライン27及び100Ω伝送ライン28(それぞれ、金合金で作られている)によってそれに接続されている抵抗26が設けられている。抵抗23、26は、これらのラインを終端するように機能する。伝送ライン24及び27は、抵抗23、26を増幅モジュールから遠去けるために、従って増幅モジュールと抵抗との間の結合の可能性を低下させるために使用される。これらの伝送ラインを付加しても、TWAの性能に重大な悪影響を与えないことが分かった。
本発明によるTWAの回路図である。

Claims (17)

  1. 2つまたはそれ以上の増幅モジュール(2、3、4、5)を含む進行波増幅器(TWA)であって、隣接する前記増幅モジュール(2と3、3と4、4と5)の入力は、第1(6)、第2(7)、第3(8)の伝送ラインによって互いに接続され、前記第1、第3の伝送ラインは、単位長さ当たり第1のインダクタンスを有し、前記第2の伝送ラインは、単位長さ当たり第1のインダクタンスと異なる単位長さ当たり第2のインダクタンスを有し、前記伝送ラインは、前記第2の伝送ラインが前記第1と第3の伝送ラインの間に配列されて直列に配置され、TWAの共通入力ライン(13)の一部を構成し
    隣接する前記増幅モジュール(2と3、3と4、4と5)の出力は、第1(9)、第2(10)、第3(11)の伝送ラインによって互いに接続され、前記第1、第3の伝送ラインは、単位長さ当たり第1のインダクタンスを有し、前記第2の伝送ラインは、単位長さ当たり第1のインダクタンスと異なる単位長さ当たり第2のインダクタンスを有し、前記伝送ラインは、前記第2の伝送ラインが前記第1と第3の伝送ラインの間に配列されて直列に配置され、TWAの共通出力ライン(17)の一部を構成し、
    1対の前記増幅モジュールの出力を接続している第2の伝送ライン(10)の長さは、1対の前記増幅モジュールの入力を接続している第2の伝送ライン(7)の長さより大きいことを特徴とするTWA。
  2. 前記各増幅モジュールの出力には、出力インダクタンス成分(12)が設けられていることを特徴とする請求項に記載のTWA。
  3. 前記出力インダクタンス成分(12)は、前記増幅モジュールを前記第1、及び第3の伝送ラインに接続していることを特徴とする請求項に記載のTWA。
  4. 前記各出力インダクタンス成分(12)の特性インピーダンスは、前記第1及び第3の伝送ライン(9、11)の特性インピーダンスと実質的に等しいことを特徴とする請求項に記載のTWA。
  5. 隣接する前記増幅モジュールの入力または出力の何れかを接続している前記第2の伝送ライン(7、10)の特性インピーダンスは、使用のためにTWAが接続される入力及び出力回路の特性インピーダンスと実質的に等しいことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載のTWA。
  6. 前記第2の伝送ライン(7、10)の特性インピーダンスは、実質的に50Ωであることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載のTWA。
  7. 前記第1(6、9)及び第3の伝送ライン(8、11)は、実質的に100Ωの特性インピーダンスを有していることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載のTWA。
  8. 隣接する前記増幅モジュールの入力または出力の何れかを接続している前記第2の伝送ライン(7、10)は、マイクロストリップ伝送ラインからなることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載のTWA。
  9. 隣接する前記増幅モジュールの入力または出力の何れかを接続している前記第1及び第3の伝送ライン(6、8、9、11)は各々、マイクロストリップ伝送ラインからなることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載のTWA。
  10. 前記共通入力ラインは、前記TWAの単一の入力ポート(14)に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のTWA。
  11. 前記共通出力ラインは、前記TWAの単一の出力ポート(18)に接続されていることを特徴とする請求項に記載のTWA。
  12. 前記TWAの共通入力ライン(13)には、1つまたはそれ以上の抵抗(23)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のTWA。
  13. 前記TWAの共通入力ラインは、前記抵抗(23)を、前記ラインに接続されている増幅モジュールから離間させるために配置されている1つまたはそれ以上のインダクタンス成分(24、25)を含むことを特徴とする請求項12に記載のTWA。
  14. 前記入力ラインに接続されている最後の増幅モジュールと抵抗との間に、インダクタンス成分が配置されていることを特徴とする請求項13に記載のTWA。
  15. 前記TWAの共通出力ライン(17)には、1つまたはそれ以上の抵抗(26)が設けられていることを特徴とする請求項に記載のTWA。
  16. 前記TWAの共通出力ラインは、前記抵抗(26)を、前記ラインに接続されている増幅モジュールから離間させるために配置されている1つまたはそれ以上のインダクタンス成分(27、28)を含むことを特徴とする請求項15に記載のTWA。
  17. 前記出力ラインに接続されている最初の増幅モジュールと抵抗との間に、インダクタンス成分が配置されていることを特徴とする請求項16に記載のTWA。
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