JP4238014B2 - 器具用取付け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は器具を壁面側に取付けるための器具用取付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種器具の取付け装置は、壁面に受け金具をビス止め等により固定し、この受け金具に吊戸棚のような器具の背面に取付けられた吊金具を係合するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−228857号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来装置は、壁面に受け金具をビス止め等により固定するものであるため、壁面がタイル張りのような場合にはビス止めが不可能になる。従って、器具の取付け個所に制限が生じるという問題点がある。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、壁面の状況に制限されることなく簡単な構成で器具を壁面側に取付けるための器具用取付け装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による装置は、扁平状の壁面側取付け部と、扁平状の主プレートと、該主プレートの一方の面に摺動可能に支持された扁平状の摺動プレートとからなる器具側取付け部と、前記主プレートおよび摺動プレートと、前記壁面側取付け部のそれぞれ対応する複数の位置に設けられ、該壁面側取付け部と器具側取付け部とを結合、分離可能にするための結合手段(例えば、切欠き73、74、係止用爪82、係止用片87等から形成される手段)とを備え、前記摺動プレートを摺動することにより前記摺動プレートに設けられた結合手段を作動するようになした器具用取付け装置であることを特徴とする。
【0006】
本発明の請求項2による装置は、一部に厚さの厚い厚手部と厚さの薄い薄手部とが形成された扁平状の壁面側取付け部と、器具の裏側に設けられた扁平状の器具側取付け部と、前記厚手部とこれに対向する前記器具側取付け部とに設けられ、前記壁面側取付け部と前記器具側取付け部とを結合、分離可能にするための結合手段(例えば、切欠き73、74、係止用爪82、係止用片87等から形成される手段)と、前記薄手部内に取付け変更用プレートを着脱自在に収めて固定するためのプレート固定手段(例えば、ガイド用突起77、ねじ孔78、ガイド用長溝15等から形成される手段)とからなる器具用取付け装置であることを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項3による装置は、前記取付けプレート固定手段は、前記薄手部にガイド用突起を設け、前記取付け変更用プレート側に当該ガイド用突起が貫通するガイド溝(例えば、ガイド用長溝15)を設け、前記取付け変更用プレートと前記壁面側取付け部との相対位置関係を変更可能にして固定するようにした器具用取付け装置であることを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項4による装置は、前記取付け変更用プレートは、前記壁面側取付け部から大きく下方に延在する長辺部(例えば、第1の取付け変更用プレート10の長辺部分)を有してなる器具用取付け装置であることを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項5による装置は、前記取付け変更用プレートに着脱自在に付される延長用プレートを備えてなる器具用取付け装置であることを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項6による装置は、前記取付け変更用プレートは、側方から見てL型に折曲されて形成されてなる器具用取付け装置であることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項7による装置は、前記壁面側取付け部の扁平な面と平行に前記薄手部に設けた直線状の薄手部側歯と、前記取付け変更用プレートに設けた前記薄手部側歯と歯合する取付け変更用プレート側歯とを備えた器具用取付け装置であることを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項8による前記取用付け用プレートは、側方から見て階段状に折曲され中間に水平な中間部が形成されてなる器具用取付け装置であることを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項9による器具用取付け装置は、器具の裏側に設けられた扁平状の器具側取付け部を有する器具用取付け装置であって、該器具側取付け部は、
壁面側取付け部に形成された切欠きと対向する位置に設けられた係止爪と、開口とを有する主プレートと、
前記主プレートに摺動可能に支持され、前記開口を通して突出する係止用片を有する摺動プレートとからなり、
前記摺動プレートは偏倚手段(例えば、スプリング85)により常時一方向に偏倚して前記主プレートに支持されたことを特徴とする器具用取付け装置であることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態の一例において適用される器具としての浄水器の正面図である。1はその中にカートリッジが内蔵された浄水器本体、2はカバー、2'は下部ケース、3、4、5は夫々浄水器本体1の下方に設けられた原水用ノズル、浄水用ノズル、エアー抜き用ノズルである。浄水器本体1はシンク周辺に取付けられ、夫々のノズル3、4、5にはホース6が連結されている。原水用ノズル3と浄水用ノズル4に連結されたホース6は蛇口の切り換えコック(図示せず)に連結され、原水をカートリッジに導いて浄化し浄水として蛇口から放出するようになっている。
【0015】
図2は浄水器本体1をシンク周辺の所定位置に取付けるための取付け部材を示し、浄水器本体はカバー2が外された状態で示された斜視図である。7はシンク側取付け部、8は浄水器本体1の裏面に設けられた器具側取付け部である。
壁面側取付け部7は図3の平面図、図3におけるA−A線断面図である図4及び図3におけるB−B線断面図である図5で詳しく示されている。壁面取付け部7は全体的に矩形で扁平状になっている。そして、両側の面上には厚さが若干厚く中空の厚手部71が形成され、中央には幅広く厚さの薄い溝状の薄手部72が形成されている。
【0016】
薄手部72の深さは、後述するプレートが位置されてもプレート表面が厚手部71の表面から突出しない寸法になっている。厚手部71には、上下に切欠き73、74が形成されている。薄手部72内の両側には、壁面側取付け部7の扁平な面と平行に、互いに向きあって壁面側取付け部側歯75が設けられている。更に、薄手部72内には、4個の貫通孔76と2個のガイド用突起77とが設けられている。ガイド用突起77にはねじ孔78が形成され、後述する各種の取付け変更用プレートを着脱自在に固定するための固定手段を構成するものである。
【0017】
器具側取付け部8は図6、図7の斜視図で詳しく示されているが、壁面側取付け部7と密着するように矩形の主プレート81をベースにして構成されている。壁面側取付け部7の下方に形成された切欠き73と対向する主プレート81の位置には、下方に向いた片からなる係止用爪82が設けられている。一方、壁面側取付け部7の上方に形成された切欠き74と対向する主プレート81の表面には、開口83が形成されている。
【0018】
84はプレート81に上下に摺動するように取付けられた摺動プレート、85は摺動プレート84を主プレート81に対して常時上方に偏倚させるためのスプリング、86は摺動プレート84の上部に設けた解除用レバー、87は開口83から突出し上方に折曲された片からなり摺動プレート84に取付けられた係止用片である。この器具側取付け部8は浄水器本体1を納めた下部ケース2'の内側に垂直にビスなどによって取付けられるが、同時に摺動プレート84は主プレート81と浄水器本体1との間で摺動可能に配されている。
【0019】
浄水器本体1にカバー2が付されているときは、解除用レバー84はカバー2内に有り主プレート81が露出されている。このようにして、壁面側取付け部7の切欠き73、74と器具側取付け部8の係止用爪82、係止用片87等から両者を結合、分離するための結合手段が構成されている。
【0020】
10は第1の取付け変更用プレートであり、図8の正面図、図9の平面図及び図8におけるC−C線断面図である図10において詳細に示されている。第1の取付け変更用プレート10は幅広部11をベースにして断面が2回直角に折り曲げられて階段状になっており、中間に水平の中間部12が形成されている。幅広部11からは上方に幅狭部13が延在されており、下方は幅広状のままでプレートが延在している。この幅狭部13の両側に第1の取付け変更用プレート側歯14が形成されている。そして、ガイド用突起77が貫通するガイド用長溝15が形成されている。
【0021】
即ち、幅狭部13は、第1の取付け変更用プレート側歯14が壁面側取付け部側歯75と歯合し、ガイド用長溝15にガイド用突起77が貫通した状態で薄手部72内に全体的に収まるようになっている。そして、第1の取付け変更用プレート10が壁面側取付け部7から大きく下方に延在する長手部を構成するようになっている。16は中間部12にタップを付して形成された一対のねじ孔である。
【0022】
20は第2の取付け変更用プレートであり、図11の正面図、図12の平面図及び図11におけるD−D線断面図である図13において詳細に示されている。第2の取付け変更用プレート20は幅広部21をベースにし断面がL型をなしている。幅広部21からは第1の取付け変更用プレート10の幅狭部13と同一形状の幅狭部22が延在されている。
【0023】
即ち、23は第2の取付け変更用プレート側歯、24はガイド用長溝であって、幅狭部22は、第2の取付け変更用プレート側歯23が薄手部側歯75と歯合し、ガイド用長溝24にガイド用突起77が貫通した状態で薄手部72内に全体的に収まるようになっている。
【0024】
30は第3の取付け変更用プレートであり、図14の正面図、図15の平面図及図16の側面図で詳細に示されている。第3の取付け変更用プレート30は、幅広であって側方から見てL型をなし、短辺31と長辺32からなる。33は短辺31に形成した一対の貫通孔であり第1の取付け変更用プレート10のねじ孔16に対応した位置にある。
【0025】
次に、上記本発明の一実施例における浄水器の取付け用装置を用いた各種の取付け形態について説明する。
取付けタイプAとしては、図17の側面図で示すようにシンク40の前方の壁面41が木製等であってネジ止め可能な場合である。
【0026】
この取付け方法は、まず、壁面側取付け部7を木ねじ42で壁面41に固定する。この状態で図2の矢印で示すように浄水器本体1を壁面41の方に持ってきて器具側取付け部8を壁面側取付け部7に対面させる。そして、浄水器本体1(下部ケース2')を若干手前に傾けて係止用爪82を切欠き73に挿入して係止する。次に、浄水器本体1の上方を強く壁面41方向に押圧し係止用片87を切欠き74に押し込む。すると摺動プレート84がスプリング85の偏倚力に抗して下方に摺動し、押し込まれた係止用片87の遊端は切欠き74の上方内壁にと当接して係止状態となる。従って、浄水器本体1は壁面41に固定される。ここで、切欠き73、74は壁面側取付け部に刻印(図示せず)などで上下を示しているので、壁面側取付け部7と器具側取付け部8との結合に当たり上下を誤ることがない。
【0027】
カートリッジの交換、修理等により浄水器本体1を壁面41から取り外す場合は、解除用レバー86を押し下げて摺動用プレート84をスプリング85の偏倚力に逆らって下方に摺動させながら浄水器本体1を手前に傾ける。この操作によって、係止用片87の遊端は切欠き74の内壁から離れ、係止用片87が切欠き74内から離脱する。その後、浄水器本体1を若干上方に持ち上げれば係止用爪82を切欠き73から離脱させることになり、浄水器本体1を壁面41から取り外すことができる。
【0028】
取付けタイプBとしては、壁面41がタイル張りのようにねじ止めをすることができない場合である。壁面側取付け部7を壁面41に両面テープで固定することが考えられるが、これだけでは浄水器本体1の重量を支えきれないので、図18で示すようにシンク40の水平面43を利用したものである。
【0029】
取付け状態は図18の側面図で示すように壁面側取付け部7を壁面41に両面テープ44で接着して固定すると共に、壁面側取付け部7と水平面43との間に前述した第1の取付け変更用プレート10を介在させる。そして、この介在された第1の取付け変更用プレート10によって浄水器本体1の重量を支持する。この場合、取付け変更用プレート10の下端にゴム、ポリエチレンなどの柔軟材料からなるブーツ状のクッション材17を取付けた後、シンク上の水平面43に当接させると、水平面に傷がつきにくく、また取付け変更用プレート10のシンクに当接している位置がずれなく好ましい。
【0030】
取付けタイプBにおける具体的な取付け方法を図19の説明用斜視図、図20、図21の平面図によって説明する。
【0031】
第1のステップとしては、図19で示すように第1の取付け変更用プレート10を用意し、これを壁面側取付け部7(図3〜図5参照)と一体にする。これは、ガイド用長溝15にガイド用突起77を貫通させると共に、薄手部側歯75と第1の取付け変更用プレート側歯14とを歯合させて幅狭部13を溝部72に収める。そして、ねじ45をガイド用長溝15を通してねじ孔78に螺合させ、第1の取付け変更用プレート10を仮止めする。
【0032】
第2のステップとしては、浄水器本体1の取付け位置が壁面41の高い位置か低い位置かによって第1の取付け変更用プレート10の高さ調整を行う。低くする場合は図20で示すようにガイド用突起76がガイド用長溝15の下方に位置するように幅狭部13を薄手部72内に収める。一方、高くする場合は図21で示すようにガイド用突起77がガイド用長溝15の上方に位置するように幅狭部13を薄手部72に収める。
【0033】
そして、ガイド用長溝15を通してねじ孔78にねじ45を螺合させ、幅狭部13が薄手部72から外れないようにする。幅狭部13が溝部72に収められた状態では、薄手部側歯75と第1の取付け変更用プレート側歯14とが歯合しているので上下方向の過重に対しては変位しない強固な状態で一体化される。
【0034】
第3のステップとしては、浄水器本体1を仮置きして最終的な高さ設定を行う。
第1の取付け変更用プレート10と一体化された壁面側取付け部7に器具側取付け部8を結合させ、浄水器本体1と壁面側取付け部7と第1のプレート10との3者を一体にする。この状態で浄水器本体1をシンク40上の望ましい高さ位置に位置させたときに第1プレート10の下端が水平面43に当接するか否かの確認を行う。
【0035】
もし、まだ微調整の必要がある場合は、浄水器本体1と壁面側取付け変更部7とを分離し、ねじ45をはずして第1の取付け変更用プレート10と壁面側取付け部7の相対位置を変更して再び一体に組み上げて仮置きをして確認する。この微調整は薄手部側歯75、第1の取付け変更用プレート側歯14のピッチ単位で行うことができる。そして、最終的に高さ設定を完了させる。尚、この一体化、分離の手順は前述した取付けタイプAの場合と同じである。
【0036】
第4ステップとしては、浄水器本体1の所定位置への取付けとなる。これは図18で示すように3者一体の状態で壁面側取付け部7を壁面41に両面テープ44で固定する。この状態で第1の取付け変更用プレート10の下端は水平面43に当接しているので浄水器本体1の重量を支えることができる。
【0037】
取付けタイプCとしては、浄水器本体1の取付け壁面41に段状になったバックガード46がある場合である。この場合は図22に示すように、第1の取付け変更用プレート10の中間部12を段状になったバックガード46の水平部分に当てるように配する。この高さ方向の位置調整は前述した取付けタイプBと同様である。
【0038】
取付けタイプDとしては、取付けタイプBに比し浄水器本体1の取付け位置が極めて高い場合である。また、バックガード46があってもこれを利用できない場合である。この場合は第1の取付け変更用プレート10の下端はシンク40に至らない。そこで、この取付けタイプDは、図23の側面図で示すように第1の取付け変更用プレート10に前述した延長用プレート30を連結する方法をとるものである。
【0039】
その具体的な取付け方法を図によって説明する。図24の斜視図で示すように延長用プレート30(図14〜図16参照)の長辺32を第1の取付け変更用プレート10の長手方向に重ねると共に、延長用プレート30の短辺31を第1の取付け変更用プレート10の中間部12に重ねる。そして、ねじ47を貫通孔33を通しタップ孔16に螺合させ、第1の取付け変更用プレート10と延長用プレート30とを一体にする。
【0040】
次に、前述した取付け方法Bタイプで行ったステップと同様にして浄水器本体1を壁面41の所定位置に位置させた状態で延長用プレート30の下端をシンク40の水平面43に当接させる。そして、図23で示すように浄水器本体1、壁面側取付け部7、第1の取付け変更用プレート10及び延長用プレート30の4者を一体化した状態で壁面側取付け部7を両面テープ44で壁面41に固定する。この状態で延長用プレート30の下端はシンク40の水平面43に当接しているので浄水器本体1の重量を支えることができる。
【0041】
取付けタイプEとしては、図25の側面図で示すように壁面41の下方にバックガード46が設けられ壁面41との間に間隙48が形成されている場合である。この場合は、図25、図26で示すように、横方向から見てコ字型になるように、第1の取付け位変更用プレート10の中間部12に延長用プレート30の短辺31を重ねて両者をねじ47により固定する。そして、延長用プレート30の長辺32を間隙48に挿入することによりバックガード46上に浄水器本体1を載置することができる。壁面側取付け部7と壁面41とは特に固定する必要はないが安定性を保つためには両面テープ44で固定してもよい。
【0042】
取付けタイプFとしては、図27の側面図で示すように浄水器本体1をシンク40の水平面43上に配置する場合である。この場合は図28で示すように、前述した第2の取付け変更用プレート20を壁面側取付け部7の下方に延在するように固定する。この固定方法、高さの微調整方法は前述した取付けタイプBと同様な手順で行う。そして、高さ調整が完了したならば、L型の取付け変更用プレート20を基台としてシンク40上に配置する。ここで、壁面41に固定する必要があるときは、両面テープを用いて壁面側取付け部7と壁面とを接着すればよい。
【0043】
取付けタイプGとしては、図29の側面図で示すように浄水器本体1をシンク40前方のカウンター49を利用する場合である。この場合は、図29、図30で示すように、第2の取付け変更用プレート20を取付けタイプFとは逆に反転させて壁面側取付け部7の上方に延在するように固定する。第2の取付け変更用プレート20の壁面側取付け部7への固定方法、高さの微調整は前述した取付けタイプBと同様な手順で行う。そして、第2のプレート20は両面テープ44でカウンター49に固定する。
【0044】
本発明の実施の形態の一例では器具として浄水器を適用したが、本発明においてはこれに限ることなく各種の厨房器具、家電製品、装飾品等を器具として適用してもよい。また、本発明の実施の態様の一例では結合手段として切欠き73、74、係止用爪82、係止用片87、摺動プレート84等から形成したが、ねじ止めによる等、他の構成によって形成してもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の請求項1によれば、扁平状の壁面側取付け部と、扁平状の主プレートと、該主プレートの一方の面に摺動可能に支持された扁平状の摺動プレートとからなる器具側取付け部と、前記主プレートおよび摺動プレートと、前記壁面側取付け部のそれぞれ対応する複数の位置に設けられ、該壁面側取付け部と器具側取付け部とを結合、分離可能にするための結合手段とを備え、前記摺動プレートを摺動することにより前記摺動プレートに設けられた結合手段を作動するようになしたものである。
【0046】
また、本発明の請求項2によれば、一部に厚さの厚い厚手部と厚さの薄い薄手部とが形成された扁平状の壁面側取付け部と、器具の裏側に設けられた扁平状の器具側取付け部と、前記厚手部とこれに対向する前記器具側取付け部とに設けられ、前記壁面側取付け部と前記器具側取付け部とを結合、分離可能にするための結合手段と、前記薄手部内に取付け変更用プレートを着脱自在に収めて固定するためのプレート固定手段とを設けたものである。従って、以下の効果を有する器具用取付け装置を提供できる。
【0047】
第1に、器具は前記壁面側取付け部単独で壁面に取付けることができるだけでなく、選択的に前記取付け変更用プレートを用いて取付けを行うことができる。これは、前記壁面側取付け部だけで取付けができない場合に前記取付け変更用プレートを用いて他の個所で確実に固定することができる。即ち、器具の取付け環境の相違に応じて取付け方法を変更できる。
【0048】
第2に、前記取付け変更用プレートは前記壁面側取付け部の薄手部内に収められて固定されるため、前記結合手段を用いて前記器具側取付け部を前記壁面側取付け部に結合手段で結合する際に邪魔にならない。従って、前記壁面側取付け部と前記器具側取付け部との形状を偏平状のままで維持でき、前記器具を壁面に密接して取付けることができる。
【0049】
第3に、前記取付け変更用プレートは、前記壁面側取付け部での固定部分が共通であるための、他の取付け部分の形状を多種のもので用意できる。即ち、器具の取付け形態を簡単な構成で実質的に制限無く得ることができる。
【0050】
本発明の請求項3によれば、前記プレート固定手段は、前記薄手部にガイド用突起を設け、前記取付け変更用プレート側に当該ガイド用突起が貫通するガイド溝を設け、前記取付け変更用プレートと前記壁面側取付け部との相対位置を変更可能にして固定するようにしたため、簡単な構成で器具の取付け高さを任意に変更できる器具用取付け装置を提供できる。
【0051】
本発明の請求項4によれば、前記取付け変更用プレートは、前記壁面側取付け部から大きく下方に延在する長手部を有しているため、前記取付け変更用プレートの先端を水平個所に当接して支持し、器具を高い個所で固定ができる器具用取付装置を提供できる。
【0052】
本発明の請求項5によれば、前記取付け変更用プレートに着脱自在に付される延長用プレートを備えたため、器具を壁面だけで固定することなく延長用プレートの先端を水平個所に当接して極めて高い位置に固定することができる器具用取付け装置を提供できる。
【0053】
本発明の請求項6によれば、前記取付け変更用プレートは、側方から見てL型に折曲されて形成されてなるため、下記の2種の方法を単一の部品で選択できる器具用取付け装置を提供できる。
【0054】
その1としては、一辺を支持個所の平面に当接して器具の下方で固定する。その2としては、前記変更用プレートの1辺が前記壁面側取付け部の上方に延在させれように反転させて当該変更用プレートを当該壁面側取付け部に固定し、その一辺を階段状の支持個所上面に掛止して器具の上方で固定する。
【0055】
本発明の請求項7によれば、前記壁面側取付け部の扁平な面と平行に前記薄手部に設けた直線状の薄手部側歯と、前記取付け変更用プレートに設けた前記薄手部側歯と歯合する変更用プレート側歯とを備えたため、前記変更用プレートを前記壁面側取付け部に固定した状態は前記変更用プレート側歯を前記薄手部側歯に歯合させた状態となるので器具の重量に対し強固に固定されている器具の取付け装置を提供できる。また、前記変更用プレートと前記壁面側取付け部との相対関係を変更する際は、歯のピッチの単位で微小に変更ができるので確実な取付けを達成できる器具の取付け装置を提供できる。
【0056】
本発明の請求項8によれば、前記取付け用プレートは、側方から見て階段状に折曲され中間に水平な中間部が形成されているため、下記の2種の方法を単一の部品で選択できる器具取付け装置を提供できる。
【0057】
その1としては、前記変更用プレートの先端を水平個所に当接させて器具の下方で固定する。その2としては、前記変更用プレートの折曲された中間部を段状の支持個所の上面に当接させて器具を固定する。
【0058】
本発明の請求項9によれば、器具側に設けられた主プレートと、主プレートに対して常時一方向に偏倚されて該主プレート摺に動可能に支持された摺動プレートとからなる器具用取付け装置が提供できるため、容易に壁面側取付け部に器具側を着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例において適用される器具としての浄水器の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例における器具用取付け装置の全体を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例における壁面側取付け部を示す正面図である。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】図3におけるB−B線断面図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例における器具側取付け部を示す斜視図である。
【図7】図6における摺動プレートを示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例における第1の取付け変更用プレートを示す正面図である。
【図9】本発明の実施の形態の一例のおける第1のプレートの平面図である。
【図10】図8におけるC−C線断面図である。
【図11】本発明の実施の形態の一例における第2の取付け変更用プレートを示す正面図である。
【図12】本発明の実施の形態の一例における第2の取付け変更用プレートを示す平面図である。
【図13】図11のC−C線断面図である。
【図14】本発明の実施の形態の一例における延長用プレートを示す正面図である。
【図15】本発明の実施の形態の一例における延長用プレートを示す平面図である。
【図16】本発明の実施の形態の一例における延長用プレートを示す側面図である。
【図17】本発明の実施の形態の一例における取付けタイプAを示す側面図である。
【図18】本発明の実施の形態の一例における取付けタイプBを示す側面図である。
【図19】図18における器具用取付け装置の全体を示す斜視図である。
【図20】本発明の実施の形態の一例における取付けBタイプでの壁面側取付け部と第1の取付け変更用プレートとの位置調整を示し、最も短い状態の正面図である。
【図21】本発明の実施の形態の一例における取付けタイプBでの壁面側取付け部と第1の取付け変更用プレートとの位置調整を示し、最も長い状態の正面図である。
【図22】本発明の実施の形態の一例における取付けタイプCを示す側面図である。
【図23】本発明の実施の形態の一例における取付けタイプDを示す側面図である。
【図24】本発明の実施の形態の一例における取付けタイプDでの壁面側取付け部と第1の取付け変更用プレートと延長用プレートとを一体にした状態を示す斜視図である。
【図25】本発明の実施の形態の一例における取付けタイプEを示す側面図である。
【図26】本発明の実施の形態の一例における取付けタイプEでの壁面側取付け部と第2の取付け変更用プレートと延長用プレートとを一体にした状態を示す斜視図である。
【図27】本発明の実施の形態の一例における取付けタイプFを示す側面図である。
【図28】本発明の実施の形態の一例における取付けタイプFでの壁面側取付け部と第2の取付け変更用プレートを一体にした状態を示す斜視図である。
【図29】本発明の実施の形態の一例における取付けタイプGを示す側面図である。
【図30】本発明の実施の形態の一例における取付けタイプGを示す第2の取付け変更用プレートを一体にした状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 浄水器本体
2 カバー
2' 下部ケース
7 壁面側取付け部
8 器具側取付け部
10 第1の取付け変更用プレート
12 中間部
13 幅狭部
14 第1の取付け変更用プレート側歯
15 ガイド用長溝
20 第2の取付け変更用プレート
21 幅広部
22 幅狭部
23 第2の取付け変更用プレート側歯
24 ガイド用長溝
30 延長用プレート
40 シンク
41 壁面
43 水平面
44 両面テープ
46 バックガード
49 カウンター
73 切欠き
74 切欠き
82 係止用爪
83 係止用弾性爪

Claims (9)

  1. 扁平状の壁面側取付け部と、
    扁平状の主プレートと、該主プレートの一方の面に摺動可能に支持された扁平状の摺動プレートとからなる器具側取付け部と、
    前記主プレートおよび摺動プレートと、前記壁面側取付け部のそれぞれ対応する複数の位置に設けられ、該壁面側取付け部と器具側取付け部とを結合、分離可能にするための結合手段と、
    を備え、
    前記摺動プレートを摺動することにより前記摺動プレートに設けられた結合手段を作動するようになしたことを特徴とする器具用取付け装置。
  2. 一部に厚さの厚い厚手部と厚さの薄い薄手部とが形成された扁平状の壁面側取付け部と、
    器具の裏側に設けられた扁平状の器具側取付け部と、
    前記厚手部とこれに対向する前記器具側取付け部とに設けられ、前記壁面側取付け部と前記器具側取付け部とを結合、分離可能にするための結合手段と、
    前記薄手部内に取付け変更用プレートを着脱自在に収めて固定するためのプレート固定手段と
    からなることを特徴とする器具用取付け装置。
  3. 前記取付け変更用プレートの固定手段は、前記薄手部にガイド用突起を設け、前記取付け変更用プレート側に当該ガイド用突起が貫通するガイド溝を設け、前記取付け変更用プレートと前記壁面側取付け部との相対位置関係を変更可能にして固定するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の器具用取付け装置。
  4. 前記取付け変更用プレートは、前記壁面側取付け部から大きく下方に延在する長手部を有してなることを特徴とする請求項2に記載の器具用取付け装置。
  5. 前記取付け変更用プレートに着脱自在に付される延長用プレートを備えてなることを特徴とする請求項2に記載の器具用取付け装置。
  6. 前記取付け変更用プレートは、側方から見てL型に折曲されて形成されてなることを特徴とする請求項5に記載の器具用取付け装置。
  7. 前記壁面側取付け部の扁平な面と平行に前記薄手部に設けた直線状の薄手部側歯と、前記取付け変更用プレートに設けた前記薄手部側歯と歯合する取付け変更用プレート側歯とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の器具用取付け装置。
  8. 前記取用付け用プレートは、側方から見て階段状に折曲され中間に水平な中間部が形成されてなることを特徴とする請求項4に記載の器具用取付け装置。
  9. 器具の裏側に設けられた扁平状の器具側取付け部を有する器具用取付け装置であって、該器具側取付け部は、
    壁面側取付け部に形成された切欠きと対向する位置に設けられた係止爪と、開口とを有する主プレートと、
    前記主プレートに摺動可能に支持され、前記開口を通して突出する係止用片を有する摺動プレートとからなり、
    前記摺動プレートは偏倚手段により常時一方向に偏倚して前記主プレートに支持されたことを特徴とする請求項1に記載の器具用取付け装置。
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