JP4234620B2 - 情報端末 - Google Patents

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Description

本発明は、緊急通報の機能を備えた情報端末に関する。
近年、痴漢、所持金目当ての強盗や引ったくり、待ち伏せや付きまといのストーカー、誘拐や軟禁、悪徳商法等の犯罪が増加しており、それら犯罪の防止器具として防犯ブザーが販売されている。また、少子化にともなう習い物の増加や人口の高年齢化等により、子供や老人の外出する機会が増えて迷子になる事件も増加しており、それら迷子の防止策として機器の所持者の位置を警備会社に通報する位置情報端末が販売されている。
一方、携帯電話は年齢や性別にかかわらず広く普及した通信端末であり、機器の性格から利用者に携行される可能性が高い機器である。その点に着目して、携帯電話に防犯ブザーや位置情報端末の機能を付加して、利用者の利便性を図る次のような技術が注目されている。
例えば、携帯電話に防犯ブザー機能を付加し、非常時に携帯電話の携帯ストラップ抜き取ることで防犯ブザーを鳴らすことができるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、携帯電話に緊急メッセージや位置情報を通報する機能を付加して、緊急時に緊急ボタンを押すまたは携帯ストラップを引き抜くことにより予め登録された緊急通報先に現在位置等の情報の通報を行なうことや、通報と同時に防犯ブザーを鳴らすものがある(例えば、特許文献2,3,4参照)。
上述したように上記特許文献1,2,3,4記載の従来技術では、携帯電話の利用者が犯罪に遭遇した場合は、緊急ボタンや携帯ストラップを引き抜くことにより、防犯ブザーを鳴らして周囲に報知し犯行の継続を断念させることや警察等への現在位置の通報により速やかなる対応を可能とすることができる。
一方、待ち伏せや付きまといのストーカー等の身体に危険が及ばないものの、身体に危険が及ぶ可能性があることを予感させる多様な犯罪が近年増加している。このような場合、危険を予感した場合にはまずは警察等へ事前通報して対応を依頼しておき、直接身体に危険が及んだ場合には警察等へ緊急通報し速やかなる対応をしてもらうというような緊急度に対応して通報先や通報内容を変えることが必要となる。
例えば、ストーカーに付きまとわれた場合、まずは事前通報して犯人に察知されることなく警官の現場周囲への配置を依頼し、それに続いて直接危険が及んだ場合は緊急通報して犯人の現行犯逮捕のために警官の現場への突入を合図したりするようなことが必要である。
このような事前通報及び緊急通報に対応して、腕時計型の通報装置において、複数の釦を備え、通常の時刻表示モードにおいて釦Dが緊急度1の事前通報釦として機能し、釦Eが緊急度2の緊急通報釦として機能し、釦Dが押下されたときには緊急度1の電話番号にダイアルして、記憶させているメッセージ1を通報し、釦Eが押下されたときには緊急度2の電話番号にダイアルして、記憶させているメッセージ2を通報するとともに大音量のアラームを発生する技術がすでに公開されている(例えば、特許文献5参照)。
特開2000−184021号公報
特開2001−110752号公報 特開2003−60752号公報 特開2001−94652号公報 特開2003−218994号公報
上記特許文献5記載の従来技術では、事前通報及び緊急通報の通報機能を有するので、緊急度1の通報で、犯人に察知されることなく警官の現場周囲への配置を依頼したり犯罪を立証する証拠の記録をし、それに続いて緊急度2の通報で、犯人の現行犯逮捕のために警官の現場への突入を合図するとともに大音量のアラームを発生することが可能となった。
しかしながら事前通報釦と緊急通報釦は別々の専用釦なので、押下すべき釦の押下間違いをおこすおそれがある。また上記特許文献5記載の従来技術では、1つの釦を浅く押した場合は緊急度1の事前通報釦、深く押した場合は緊急度2の緊急通報釦として機能するようにしても良いことが開示されているが、1つの釦を浅く押すか深く押すかは釦の押す圧力で決まるため、押し方によって間違いをおこすおそれがある。
また、事前通報釦が押下されずにいきなり緊急通報釦が押下された場合でも緊急通報の通報機能が働くため、誤って緊急通報釦が押下された場合にはいきなり犯人の現行犯逮捕のために警官の現場への突入を合図することとなり、かつこの時大音量のアラームを発生するため、警官の現場への突入前に犯人が逃げてしまうおそれがあるばかりでなく、事前通報がないため犯罪を立証する証拠の保全ができない。
本発明の目的は、情報端末として備える発着信操作や機能選択をするための入力手段で兼用可能で、かつ事前通報してから緊急通報を可能とした情報端末を提供することにある。
本発明による請求項1記載の情報端末は、発着信操作や機能選択をするための入力手段と、外部機器と信号を送受信するための送受信手段と、各種プログラムや各種データを記憶する記憶手段と、第1の通報指示手段と、を備え、前記第1の通報指示手段から指示された場合に前記記憶手段に記憶されている第1の通報情報を基に前記送受信手段により第1の通報先に事前通報を行なうとともに緊急入力モードに切替えて前記入力手段を第2の通報指示手段にし、前記緊急入力モード中に前記入力手段から指示された場合に前記記憶手段に記憶されている第2の通報情報を基に前記送受信手段により第2の通報先に緊急通報を行なうことを特徴とする。
本発明による請求項2記載の情報端末は、請求項1記載の情報端末において、前記入力手段は複数の入力手段からなり、前記緊急入力モードに切替えた際前記複数の入力手段の全てを前記第2の通報指示手段にし、前記緊急入力モード中に前記複数の入力手段の一つから指示された場合に前記記憶手段に記憶されている第2の通報情報を基に前記送受信手段により第2の通報先に緊急通報を行なうことを特徴とする。
本発明による請求項3記載の情報端末は、請求項1または2に記載の情報端末において、位置測位手段を備え、前記第1の通報先への事前通報のとき及びまたは前記第2の通報先への緊急通報のときに、前記送受信手段は前記位置測位手段で算出された位置情報を送信することを特徴とする。
本発明による請求項4記載の情報端末は、請求項1ないし3のいずれかに記載の情報端末において、音声を電気信号として取り込む送話手段を備え、前記第1の通報指示手段から指示された場合に、前記送話手段で集音した音声を前記送受信手段により通報先に送信及びまたは前記記憶手段に音声を記録することを特徴とする。
本発明による請求項5記載の情報端末は、請求項1ないし4のいずれかに記載の情報端末において、音を発生する鳴動手段を備え、前記第1の通報指示手段から指示された場合には前記鳴動手段から威嚇音を鳴動させず、前記第2の通報指示手段から指示された場合に前記鳴動手段から威嚇音を鳴動させることを特徴とする。
本発明による請求項6記載の情報端末は、請求項1ないし5のいずれかに記載の情報端末において、前記第1の通報指示手段は携帯ストラップを引き抜くことを検出する検出手段を備え、該検出手段が前記携帯ストラップが引き抜かれたことを検出した場合に事前通報を指示することを特徴とする。
本発明によれば、情報端末として備える発着信操作や機能選択をするための入力手段を緊急通報を指示するための通報手段として兼用可能で、かつ事前通報してから緊急通報を可能とした情報端末を得ることができる。
以下、本発明による情報端末に係る携帯電話の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による情報端末に係る携帯電話の構成回路ブロックの一実施形態を示す図である。
図1において、携帯電話10は、発着信操作や機能選択等をするための入力部11、文字や画像情報等を表示する表示部12、携帯電話10が動作するためのプログラムや文字・音声・画像等の各種データや、後述する第1の通報情報131,第2の通報情報132,位置情報133,音声情報134などを記憶する記憶部13を備える。
また、周囲の音声を電気信号として取り込む送話部14や、電気信号から音声を再生する受話部15、電話の着信音や防犯のための威嚇音等を発する鳴動部16、携帯電話用の基地局と電波の送受信を行なう他GPS(Global Position System)衛星から送出される電波を受信するアンテナ17を含む無線部18、無線部18で受信したGPS衛星の電波から携帯電話10の位置情報を算出する位置測位部19を備える。
更に、本携帯電話の各ブロックの制御を行なう制御部20、バッテリー21を内蔵して制御部20を含む各ブロックに電源を供給する電源部22、携帯ストラップ23を取付けるための取付け部23aを携帯電話10に固定するための取付け部ロック機構24、取付け部23aが携帯電話10から外れた時にON状態になり通常時はOFF状態である事前通報スイッチ25、取付け部ロック機構24のロックを解除するためのロック解除ボタン26から構成される。
ここで、位置測位部19で算出された位置情報は、制御部20の指令により、記憶部13の位置情報133の領域に格納される。尚、この位置情報133は定期的に更新されるようになっている。また、制御部20から音声記録が指令された時は、犯罪の証拠保全のために送話部14で集音された音声が13の音声情報134の領域に記録される。さらに、記憶部13の第1の通報情報131の領域と第2の通報情報132の領域には、予め想定する緊急通報の用途に応じてそれぞれ通報先、通報メッセージ等の通報情報が格納される。この記憶部13の第1の通報情報131と第2の通報情報132は、入力部11からの指示で内容を選択や変更できる。
ここで、利用者が危険を予感した場合、ロック解除ボタン26を押し取付け部ロック機構24のロックを解除して携帯ストラップ23の取付け部23aを携帯電話10より引き抜くと、事前通報スイッチ25がON状態となり、事前通報として防犯ブザー等の威嚇音を鳴動させることなく周囲の音声を送話部14より取り込み記憶部13の音声情報134に記録開始しするとともに、記憶部13の第1の通報情報131から読み込んだ事前通報先に記憶されているメッセージと位置情報と周囲の音声を通報し、さらに入力部11を緊急入力モードとして緊急通報の入力を待つ。
その後、利用者が直接身体に危険が及んだと判断した場合、入力部11のキーを押すと音声の通報及び記録を停止しブザー等の威嚇音を鳴動部16より鳴らすとともに、記憶部13の第2の通報情報132から読み込んだ緊急通報先に記憶されているメッセージと位置情報を通報する。
ここで、緊急入力モード時は入力部11の全ボタンが緊急入力モードとなっているので、どのボタンを押しても緊急通報が可能となり、直接身体に危険が及んだ場合迅速に通報することが可能となる。
図2は、本発明による情報端末に係る携帯電話の外観の一部断面による平面の一実施形態を示す図で、携帯ストラップ23をロックするための構造及び事前通報スイッチ25の取付け構造を図2に基づいて説明する。なお、破断線から左上のロック解除ボタン26や取付け部ロック機構24や事前通報スイッチ25の部分については、構成を説明するために内部構造を図示している。
図2において、取付け部23aは逆「レ」字形のバネ部23aaを持つ部品であり、指で下方に押し込むとバネ部が狭くなって、ハッチングで図示した取付け部ロック機構24に徐々に入り、最後は「カチッ」と音がしてバネ部23aaが取付け部ロック機構24内で元の幅に広がってロックされるとともに、事前通報スイッチ25の突出部が押されて引っ込みOFFの状態となる。一度ロックされると、携帯ストラップ23や携帯電話10を不用意に物に引っ掛けた時に掛かる引っ張り力や通常の手の力では抜けないだけの引っ張り強度を持つ。
また、利用者がロック解除ボタン26を押すと、取付け部23aのバネ部が押され幅が狭くなりロックが解除されて、利用者が携帯ストラップ23を手で引っ張ることで、取付け部23aを取付け部ロック機構24から軽い力で引き抜くことができる。
ここで、携帯ストラップ23が引き抜かれると事前通報スイッチ25の突出部が出っ張りON状態となり、事前通報の処理が開始されるとともに入力部11が緊急入力モードとなるので、緊急時には利用者はボタンを選ぶ必要なしにどれかのボタンを押すことにより迅速に緊急通報をすることができる。
次に、利用者が犯罪に遭遇した場合に最適な携帯電話10の動作処理を、図3に示したフローチャートと図5、図6、図7を用いて説明する。
図3のフローチャートにおいて、まず、制御部20は、事前通報スイッチ25がONになるまで待機する(ステップ101)。携帯電話10の利用者が、犯罪に遭遇し自分の身体に危険がおよびそうになることを感じた早い段階でロック解除ボタン26を押して携帯ストラップ23を引き抜くという簡単な操作を行なうことで、事前通報スイッチ25がONになり、制御部20は、送話部14で集音した周囲の音声を音声情報134の領域に記録開始する。このとき鳴動部16で防犯ブザー等の威嚇音を鳴動させない(ステップ102)。
その後、制御部20は、図5に示す記憶部13の第1の通報情報131を読み出し、図5に示す(1)事前通報先である警察の通信司令室の緊急情報受信システム(図示省略)のIPアドレスに対して、図5に示す(2)メッセージと(3)発信者と、図7に示す記憶部13の位置情報133から読み出した位置情報と、送話部14で集音された周囲の音声を通報する(ステップ104)。ここで、図5に示す(1)事前通報先に対して、周囲の音声はリアルタイムで中継される。これが事前通報である。
ここで、位置情報は定期的な算出周期(例えば2分毎)に合わせて繰返し更新されて記憶部13の位置情報133に格納され、この事前通報中は定期的に更新された位置情報が通報されるようになっている。
一方、事前通報を受けた前記緊急情報受信システム(図示省略)は、携帯電話10の利用者から定期的に通報される現在地を当該システムのディスプレイに時々刻々と地図表示し続けると同時に、図5に示す(2)メッセージと(3)発信者を表示し、警官に現場周囲への緊急出動を指令する。また、リアルタイムで中継される現場周囲の音声は、犯罪の証拠として当該システム内に記録されると共に、現場周囲に到着した警官に状況を確認する材料として提供される。
次に、制御部20は、図5に示す前記記憶部13の第1の通報情報131の(4)着信動作の設定を確認する。ここでは「禁止」に設定されているので、制御部20は、その後の携帯電話10での着信を禁止する。
また、制御部20は、携帯電話10を緊急入力モードに切替えて、入力部11のすべてのキーを緊急通報入力部にする(ステップ105)。
次に、入力部11のキーが押されたかどうかを判断し(ステップ106)、押されていない場合はステップ109に処理が移り、押された場合はステップ107に処理が移る。
ここで、自分の身体に危険が及んだ時、あるいは犯人を現行犯逮捕すべき時期と判断した時は、携帯電話10の利用者は、入力部11のいずれかのキーを押すという簡単な操作を行なうだけで良い。入力部11のキーが押されると、制御部20は、音声の通報と記録を停止させ、鳴動部16で威嚇音を鳴らす(ステップ107)。なお、威嚇音は「ブー」という防犯ブザーで馴染みの音や「助けてー!」の音声繰返しなど、周囲の人間の注意を充分に引き付けるとともに犯罪者が犯行を中止する効果のある大音量の音や音声であれば何でも良い。
次に、制御部20は、図6に示す記憶部13の第2の通報情報132を読み出し、図6に示す(1)緊急通報先(ここでは事前通報先と同じ)に対して、図6に示す(2)メッセージと(3)発信者と、最新の情報に更新された位置情報133から読み出した位置情報を通報する(ステップ108)。これが緊急通報である。尚、この緊急通報中においても、事前通報中と同様に新しく更新された位置情報が通報されるようになっている。
ここで、緊急通報を受けた前記緊急情報受信システムは、携帯電話10の利用者から定期的に通報される現在地を当該システムのディスプレイに地図表示すると同時に、図6に示す(2)メッセージと(3)発信者を表示し、警官に現場突入と犯人逮捕を指令する。
次に、制御部20は、携帯ストラップ23が再度挿入され事前通報スイッチ25がOFFになったか判断し(ステップ109)、OFFになっていない場合はステップ106に処理が戻り、OFFになった場合はステップ110に処理が移る。犯人が逮捕されて身体の安全が確保され、携帯電話10の利用者が携帯ストラップ23を取付け部23aで携帯電話10に取付けて事前通報スイッチ25をOFFにすると、制御部20は、威嚇音の鳴動を停止し、前記事前通報先あるいは緊急通報先に対しての位置情報の通報を終了し(ステップ110)、ステップ101に戻る。
本実施形態では携帯ストラップを携帯電話本体から引き抜くことの事前通報を行なわせるための事前通報指示手段として説明したが、別にこれにこだわる必要はなく、特定のボタンやキーを押すことを事前通報指示手段としても良い。
本実施形態によれば、事前通報指示手段から指示された場合に緊急入力モードに切替えて入力部11を緊急通報指示手段にするので、事前通報指示手段から指示されることなくいきなり緊急通報の通信機能が働くことはない。また専用の緊急通報指示手段を備えていないので、通報指示の間違いをおこすおそれがない。
また入力部11の全てのキーが緊急通報指示キーとなるため、容易に緊急通報を行なうことができるとともに、携帯電話10の利用者が緊急通報を行なう前に運悪く犯人に携帯電話10を発見され取り上げられてしまっても、犯人が入力部11のいずれかのキーを何気なく押してしまって緊急通報が行なわれることも期待できる。
続いて、利用者が迷子になって保護を求める場合に最適な携帯電話10の動作処理を、図4に示したフローチャートと図8、図9、図10を用いて説明する。
図4のフローチャートにおいて、まず、制御部20は、事前通報スイッチ25がONになるまで待機する(ステップ201)。携帯電話10の利用者が、道に迷って迷子になったことを感じた早い段階でロック解除ボタン26を押して携帯ストラップ23を引き抜くと、事前通報スイッチ25がONになり、制御部20は、図8に示す記憶部13の第1の通報情報131を読み出し、図8に示す(1)事前通報先である母親の携帯電話(図示省略)のメールアドレスに対して、図8に示す(2)メッセージと(3)発信者と、図10に示す記憶部13の位置情報133から読み出した位置情報を通報する。このとき鳴動部16で防犯ブザー等の威嚇音を鳴動させない(ステップ202)。これが事前通報である。
ここで、図8に示す(1)事前通報先に対して、位置情報は定期的な算出周期(例えば2分毎)に合わせて繰返し更新されて記憶部13の位置情報133に格納され、この事前通報中は定期的に更新された位置情報が通報されるようになっている。
次に、制御部20は、図8に示す記憶部13の第1の通報情報131の(4)着信動作の設定を確認する。ここでは「許可」に設定されているので、制御部20は、その後も携帯電話10での着信を許可する。
また、制御部20は、携帯電話10を緊急入力モードに切替えて、入力部11の全てのキーを緊急通報入力部にする(ステップ203)。
次に、着信時ならびに通話中以外に入力部11のキーが押されたかどうかを判断し(ステップ204)、押されていない場合はステップ206に処理が移り、押された場合はステップ205に処理が移る。
ここで、事前通報を自分の携帯電話(図示省略)に受けた母親は、当該携帯電話のディスプレイに表示された携帯電話10の利用者の現在地を確認した後、利用者の携帯電話10を呼び出してこれから保護に向かうことを伝える。この場合は、携帯電話10の利用者は母親が現地に迎えにくるまで待つ。
しかしながら、事前通報をした後暫く待っても利用者の携帯電話10に何の連絡も入らない場合は、携帯電話10の利用者は、入力部11のいずれかのキーを押す。入力部11のキーが押されると、制御部20は、図9に示す記憶部13の第2の通報情報132を読み出し、第2の通報先である図9に示す(1)緊急通報先である警察の通信司令室の緊急情報受信システム(図示省略)のIPアドレスに対して、図9に示す(2)メッセージと(3)発信者と、最新の情報に更新された位置情報133から読み出した位置情報を通報する(ステップ205)。これが緊急通報である。
緊急通報を受けた前記緊急情報受信システムは、携帯電話10の利用者から定期的に通報される現在地を当該システムのディスプレイに地図表示すると同時に、図9に示す(2)メッセージと(3)発信者を表示し、警官に現場へ急行して携帯電話10の利用者の保護を指令する。
次に、制御部20は、携帯ストラップ23が再度挿入され事前通報スイッチ25がOFFになったか判断し(ステップ206)、OFFになっていない場合はステップ204に処理が戻り、OFFになった場合はステップ207に処理が移る。母親あるいは警官に身柄を保護されて、携帯電話10の利用者が携帯ストラップ23を取付け部23aで携帯電話10に取付けて事前通報スイッチ25をOFFにすると、制御部20は、事前通報先あるいは緊急通報先に対しての位置情報の通報を終了し(ステップ207)、ステップ201に戻る。
このように、本実施の形態によれば、携帯ストラップ23を引き抜くという簡単な操作で身柄の保護をまず母親のような身近な近親者に依頼することができ、それがだめな場合には、入力部11のいずれかのキーを押すという簡単な操作で別の警備会社や警察に依頼することができるので、迷子になった者の身柄を確実に保護することができる。
本発明は、携帯電話に限らず、送受信手段を持った携帯情報端末装置、防犯用の携帯端末等の情報端末でも良い。
本発明による情報端末に係る携帯電話の構成回路ブロックの一実施形態を示す図である。 本発明による情報端末に係る携帯電話の外観の一部断面による平面の一実施形態を示す図である。 本発明による情報端末に係る携帯電話の第1の動作処理を示すフローチャート図である。 本発明による情報端末に係る携帯電話の第2の動作処理を示すフローチャート図である。 本発明による情報端末に係る携帯電話の第1の動作処理における第1の通報情報の一例を示す図である。 本発明による情報端末に係る携帯電話の第1の動作処理における第2の通報情報の一例を示す図である。 本発明による情報端末に係る携帯電話の第1の動作処理における位置情報の一例を示す図である。 本発明による情報端末に係る携帯電話の第2の動作処理における第1の通報情報の一例を示す図である。 本発明による情報端末に係る携帯電話の第2の動作処理における第2の通報情報の一例を示す図である。 本発明による情報端末に係る携帯電話の第2の動作処理における位置情報の一例を示す図である。
符号の説明
10…携帯電話、11…入力部、12…表示部、13…記憶部、14…送話部、15…受話部、16…鳴動部、17…アンテナ、18…無線部、19…位置測位部、20…制御部、21…電源部、22…バッテリー、23…携帯ストラップ、23a…取付け部、24…取付け部ロック機構、25…事前通報スイッチ、26…ロック解除ボタン、131…第1の通報情報、132…第2の通報情報、133…位置情報、134…音声情報。

Claims (6)

  1. 発着信操作や機能選択をするための入力手段と、
    外部機器と信号を送受信するための送受信手段と、
    各種プログラムや各種データを記憶する記憶手段と、
    第1の通報指示手段と、を備え、
    前記第1の通報指示手段から指示された場合に前記記憶手段に記憶されている第1の通報情報を基に前記送受信手段により第1の通報先に事前通報を行なうとともに緊急入力モードに切替えて前記入力手段を第2の通報指示手段にし、
    前記緊急入力モード中に前記入力手段から指示された場合に前記記憶手段に記憶されている第2の通報情報を基に前記送受信手段により第2の通報先に緊急通報を行なうことを特徴とする情報端末。
  2. 請求項1記載の情報端末において、前記入力手段は複数の入力手段からなり、前記緊急入力モードに切替えた際前記複数の入力手段の全てを前記第2の通報指示手段にし、前記緊急入力モード中に前記複数の入力手段の一つから指示された場合に前記記憶手段に記憶されている第2の通報情報を基に前記送受信手段により第2の通報先に緊急通報を行なうことを特徴とする情報端末。
  3. 請求項1または2に記載の情報端末において、位置測位手段を備え、前記第1の通報先への事前通報のとき及びまたは前記第2の通報先への緊急通報のときに、前記送受信手段は前記位置測位手段で算出された位置情報を送信することを特徴とする情報端末。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の情報端末において、音声を電気信号として取り込む送話手段を備え、前記第1の通報指示手段から指示された場合に、前記送話手段で集音した音声を前記送受信手段により通報先に送信及びまたは前記記憶手段に音声を記録することを特徴とする情報端末。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の情報端末において、音を発生する鳴動手段を備え、前記第1の通報指示手段から指示された場合には前記鳴動手段から威嚇音を鳴動させず、前記第2の通報指示手段から指示された場合に前記鳴動手段から威嚇音を鳴動させることを特徴とする情報端末。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の情報端末において、前記第1の通報指示手段は携帯ストラップを引き抜くことを検出する検出手段を備え、該検出手段が前記携帯ストラップが引き抜かれたことを検出した場合に事前通報を指示することを特徴とする情報端末。
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