JP4231979B2 - 洗米炊飯機の操作表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗米炊飯機の操作表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の洗米炊飯機の運転制御用の操作表示装置には液晶表示画面が用いられている。
前記洗米炊飯機の液晶による操作表示装置は、一連の炊飯工程の中のどの工程が進行中であるか、計量、釜準備、洗米、浸し、点火、炊飯、蒸らし、炊き上がり等の炊飯進行状況を逐次表示する炊飯工程表示画面(これを本明細書では「通常表示画面」と呼ぶことがある)と炊飯量、水加減、洗米方法、浸漬、蒸らし、炊飯の態様(モード)等の各種炊飯条件を設定するための表示画面(これを本明細書では「炊飯条件設定表示画面」と呼ぶことがある)を表示して、各炊飯設定条件を入力した後、前記液晶表示画面を炊飯経過時間などを目視できる運転時の操作画面に切り替えて炊飯作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術の洗米炊飯機の液晶表示画面による操作表示装置が、異なる操作のための表示画面を切り替える構成であると、例えば炊飯工程を実施している時に、設定した炊飯条件を確認する必要がある場合には、表示画面の切り替えを行い、それを確認するか、又は設定した炊飯条件を変更する必要がある場合にはその設定条件の変更を行う必要がある。
【0004】
また、従来の操作表示装置では、炊飯工程表示画面と炊飯条件設定画面が同時に表示されないため、予め設定した炊飯条件と進行中の炊飯工程(現在進行中である工程)の二つの表示を同時に見ることができないため、炊飯工程の進行度合いを見ながら、浸漬、蒸らしなどといった炊飯条件の設定時間を短くして炊き上げを早くしようといった調整をするのが非常に難しい。
【0005】
本発明の課題は、前記従来技術の問題点を解決し、使い勝手の良い洗米炊飯機用の操作表示装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記課題は、次の構成により解決される。
請求項1記載の発明は、米の計量、洗米及び浸しからなる炊飯の予備工程と、浸し、点火、炊飯、むらし、炊きあがりからなる炊飯工程の中で現在どの工程かを表示ランプにより表示する工程表示画面(71)と、予定釜数と浸漬時間と蒸らし時間からなる通常の炊飯運転状態を表示する通常運転表示画面(A)または炊飯量、水加減、洗い方、浸し時間、蒸らし時間、点火方法の中のいずれか設定された炊飯条件を表示する炊飯条件設定画面(B)のいずれかの表示をする液晶表示画面(72)とを備え、液晶表示画面(72)の近傍には炊飯条件の設定または点検を行う設定スイッチ(73)と炊飯条件の設定項目または点検項目を切り替えるメニュースイッチ(74)とを設け、前記設定スイッチ(73)と前記メニュースイッチ(74)を見えないように覆う開閉自在の蓋(75)を備え、蓋(75)の開閉を検知する開閉検知装置(76)を有し、蓋(75)を開くと、前記開閉検知装置(76)の蓋(75)の開放の検知により、液晶表示画面(72)が通常運転表示画面(A)から炊飯条件設定画面(B)に切り替わり、炊飯条件設定画面(B)に表示される各炊飯条件に対応する前記設定スイッチ(73)を押すことにより、当該設定された炊飯条件に基づく表示を行い、蓋(75)を閉じると通常運転表示画面(A)を表示する制御を行う制御装置を備えた洗米炊飯機の操作表示装置である
【0007】
【発明の効果】
本発明の構成(1)の発明により、どの炊飯工程の条件設定を行っているかを、工程表示画面で確認しながら設定できるため条件設定の間違いが生じなく、表示している工程の運転状態を詳細に把握できる。また、炊飯条件設定は炊飯条件設定画面と対応しているスイッチを操作すれば良く、順次切り替える必要がないため煩わしさがない。
さらに、通常運転中は必要のないスイッチ類が見えないため、余分な注意力が要請されない。
【0008】
また、蓋75を開くと即座に炊飯条件設定画面Bが表示されるため、項目の選択を行う画面のめくり等、煩雑な操作をする必要がなく、設定スイッチ73により簡単に設定できる。また、設定を終了したり、途中で設定を止める場合は、蓋75を閉じるだけで済むため、煩わしさがない
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
大量の米飯を供給する食堂や給食設備において使用される炊飯装置の正面図を図1、その側面図を図2に、また側面外観図を図3に、一部切り欠き側面断面図を図4に、また排水箱内の弁の駆動機構図を図5に示し、その概略の制御フローを図6に示す。
【0010】
支持部材1に支持された貯米タンク2の下部には洗米タンク3が接続されている。洗米タンク3の下方には、間隔をおいて、炊飯装置本体5が配置され、炊飯装置本体5は炊飯釜6、釜加熱用バーナ7と引き出し式の架台10などから構成されている。
貯米タンク2の下半分はホッパー状になっていて、このホッパー下端部に計量器12(図4)が取付けられている。計量器12は樋状の円筒部材からなり、モータ12a(図1、図2)から図示しない伝動装置を介して駆動され、貯米タンク2から計量器12の樋に搬入される一定量づつの米を計量器12を所定の回転数だけ回転させることで、所定量の米を貯米タンク2から洗米タンク3に供給する。
【0011】
洗米タンク3は、図4に示すように、その天井部に平板状の蓋部材で前記計量器12から供給される米を受け取る断面漏斗状の受け部13を備え、中間部に円筒状の胴部と、下部にホッパー状部を持つ構成であり、洗米タンク3のホッパー状部の下方にジャケット部31を接続し、ホッパー状部とジャケット部31との境界部に米粒を通さない程度の開口を持つフィルター15を設けている。洗米タンク3の中心部に回転軸16を鉛直方向に設け、回転軸16には撹拌羽根17および/または螺旋羽根19を取り付け、回転軸16は支持部材1に取り付けた正逆回転可能な洗米モータ20によりチェーン21を介して回転される。回転軸16は中空軸であり、外側の軸は上記撹拌羽根17と螺旋羽根19を回転し、内側の軸は外側の中空軸16の内部を上下摺動自在に遊嵌し、軸の下端に排米弁22を設け、軸の上端を排米弁駆動用モータ23で駆動するカム24で上下動して排米弁22の開閉制御がなされる構成となっている。
排米弁22が開くと洗米タンク3内の米は下方の炊飯装置本体5の中に落下させることができる。
【0012】
洗米タンク3への水の供給は配水管26(図4)、流量センサー25(図3)、上側給水弁33および洗米タンク3の天井部の上部給水口29を経由するルートと、流量センサー25の下流で配水管26から分岐して下側給水弁35(図3参照)、配水管27、下部給水口30からジャケット部31を経由するルートの2系統で行われ、洗米タンク3の下部側方には排水箱39が設けられ、この排水箱39は排水口40と、上端が洗米タンク3の上部側面に開口するオーバーフロー管41の下端部と、一端部が前記ジャケット部31に連通するジャケット排水管42の他端部とを接続し、ジャケット排水管42の他端部は排水箱39に臨み、ジャケット排水管42からの排水は排水弁44(図4では便宜上、水位弁54と一体的に図示している。)の開閉で行われ、水位弁54で洗米タンク3内の水位を調整する。
【0013】
常時、排水箱39は排水弁44および水位弁54で閉鎖されているが、洗米タンク3内の水を排水する場合には洗米タンク3下部のホッパー状部の下方のフィルター15からジャケット部31、ジャケット排水管42、排水弁44および/または水位弁54、排水箱39および排水口40を経て排水が行われる。
排水弁44および水位弁54は洗米タンク3の天井部に固設した排水弁ソレノイド43および水位弁ソレノイド53(図5参照)から延設したコントロールワイヤ45、55によって開閉する。また、洗米タンク3の内部上部には電気接点付きフロートセンサー32(図3参照)を備えている。
【0014】
上記本発明の炊飯装置の操作は次のように行う。
まず図示しないメモリとCPUを備えた制御用のコンピュータに予約タイム、供給米量、洗米タンク給水量、洗米時間(撹拌羽根17の回転時間)、研米時間(撹拌羽根17の回転時間)、洗米タンク浸漬時間、洗米回数、洗米タンク溢水時間、洗米タンク排水時間及び蒸らし時間など本炊飯装置稼働に必要な炊飯設定条件に応じた数値をあらかじめ後で詳細に説明する操作表示装置に入力する。
【0015】
炊飯設定条件に応じた数値の入力完了後に図6に示す制御のフローにおいてステップ0でスタートスイッチを押すと、ステップ1で貯米タンク2の米を計量器12で計量し、洗米タンク3に設定量の米を供給し、ステップ2で洗米を行う。
【0016】
ステップ2の洗米の工程は米を水中で撹拌して研ぐ狭義の洗米工程と、米を湿潤した状態で撹拌する研米工程とからなり、狭義の洗米工程の一回では、上側給水弁33および下側給水弁35(図3参照)を開いて洗米タンク3に給水しながら、撹拌羽根17を規定時間回転して、この間、とぎ汁は余り水としてオーバーフロー管41から排水箱39、排水口40を経て排水され、規定時間経過後、上側給水弁33および下側給水弁35を閉じ、撹拌羽根17を停止し、排水弁44および水位弁54を開くと洗米タンク3下部のホッパー状部の下方のフィルター15からジャケット部31、ジャケット排水管42、排水弁44および水位弁54、排水箱39、排水口40を経てとぎ汁の排水が行われる。とぎ汁の排水中、米粒はフィルター15により阻止されて洗米タンク3から流失することはない。洗米タンク3の排水完了後に撹拌羽根17を規定時間回転して研米工程を行う。
【0017】
上記のように洗米タンク3において給水、撹拌、排水を行う狭義の洗米工程および研米工程をそれぞれ規定回数行って洗米工程を終了し、ステップ3の水加減処理工程に進む。ステップ3では洗米タンク3内の米の量、米の質、気温、水温などに見合った水量をマイクロコンピュータが計算して流量センサー25で測定制御して下側給水弁35を開閉し、洗米タンク3に給水し、洗米タンク3の満水後、水位弁54を開閉して水加減を行う。
【0018】
ステップ4では洗米タンク3内の洗米済みの米とステップ3で水加減を計量された水が、排米弁22の開放により炊飯釜6に投下される。
ステップ5で炊飯釜6内の米は、規定時間水に浸漬される。
規定時間経過後、ステップ6で点火、ステップ7で炊飯、ステップ8で蒸らしを行い、ステップ9で炊きあがり、所定の米飯が完成する(ステップ10)。
【0019】
図7には操作パネル(操作表示装置)の蓋75を閉じた状態((図7(a)))と開いた状態(図7(b))を示す。
【0020】
操作パネル上方には工程表示画面71と予約スイッチ78、スイッチ群79、スタートスイッチ80及びヘルプスイッチ81が配置され、下方には液晶表示画面72を備えている。工程表示画面71には米の計量、洗米及び浸しからなる炊飯の予備工程と、釜の準備、浸し、点火、炊飯、むらし、炊きあがりからなる炊飯工程をそれぞれ表示し、現在どの工程かを工程表示部の近傍に設けたLED77を点灯して識別できるようにし、正常な運転状態では緑色、異常時では赤色に、2色で発光するようにしている。
【0021】
また、図7(a)に示す蓋75を閉じた状態では、液晶表示画面72は通常運転表示画面Aを表示し、本実施の形態では、累計炊飯回数(これを累計釜数とする)、連続して炊飯する回数(これを予定釜数とする)、一回の炊飯で処理する容量、炊飯予備工程と炊飯工程における合計浸漬時間、および蒸らし時間を表示している。
【0022】
また、図7(b)は蓋75を開いた状態を示し、蓋75にはフォトカプラ76aの光を反射する反射板76bとからなる蓋開閉検知装置76と係止部83を設け、操作表示装置上で前記反射板76bと係止部83に対応する位置にフォトカプラ76aと係止部83’からなる蓋開閉検知装置76を設ける。
【0023】
蓋75を開くと、蓋開閉検知装置76がOFFになり、液晶表示画面72は通常運転表示画面Aから即座に炊飯条件を設定できる画面を表示する。この画面を以下、炊飯条件設定画面Bということがある。炊飯条件設定画面Bは、炊飯量、水加減、洗い方、浸し時間、蒸らし時間、炊飯の仕方(モード)、点火方法の中のいずれかの炊飯条件が設定できる画面であり、炊飯条件設定画面Bの下方にあるメニュースイッチ74で炊飯条件の種類を選択し、選択した各炊飯条件に対応した位置にある設定スイッチ73で、その炊飯条件の程度を決めることができるようになっている。
【0024】
上記本発明の実施の形態の操作パネル構造を採用することにより、どの炊飯工程の条件設定を行っているかを、工程表示画面71で確認しながら設定できるため条件設定の間違いが生じない。また、蓋75を開いた状態で炊飯条件設定画面Bを用いて前記炊飯条件の設定を行う際には、液晶表示画面72の下方に配置されている各炊飯条件に対応している設定スイッチ73を操作すれば良く、順次切り替える必要がないため煩わしさがない。
【0025】
また、蓋75を開くと即座に炊飯条件設定画面Bが表示されるため、炊飯条件設定項目の選択を行う画面のめくり等、煩雑な操作をする必要が無く、設定スイッチ73により簡単に設定できる。
【0026】
また、蓋開閉検知装置76が蓋75が開いたことを検知すると、液晶表示画面72が通常運転表示画面Aから炊飯条件設定画面Bに切り替わり、炊飯条件設定画面Bの各炊飯条件に対応する設定スイッチ73を押すことにより、炊飯条件設定に基づく表示を行い、蓋75を閉じると前記炊飯設定条件を確定することができる。
【0027】
そのため、炊飯条件設定の確定は蓋75の閉動作で行うので、設定した炊飯条件確定用スイッチを炊飯条件設定毎に押す煩わしさがない。また、炊飯条件の設定作業の途中で前記設定作業を中止する場合にも蓋75を閉じるだけで、途中までの設定作業による炊飯条件は確定するので、設定した炊飯条件確定用スイッチを押す煩わしさがない。
【0028】
また、蓋75を開いた場合のみならず、蓋75を閉じた場合でも炊飯工程の運転状態を液晶表示画面72である通常運転表示画面Aとその上方の工程表示画面71により把握できる。
【0029】
また、通常の炊飯工程が進行中は、操作する必要のない設定スイッチ73、メニュースイッチ74が蓋75の陰に隠れて見えないため、デザイン的にすっきりするだけでなく、余分な注意をする必要がなく、操作性が良い。
【0030】
さらに、現在進行中の運転時の炊飯工程を通常運転表示画面Aで確認できるのみならず、それを工程表示画面71の工程表示ランプ(LED)77でも確認できるため、暗い場所でも液晶により表示される画面のバックライトは不要であり、それだけ液晶表示画面72の寿命が長くなる。また炊飯機の異常時には工程表示ランプ(LED)77は赤色に点灯するので、異常状態をより明確に表示することができる。
【0031】
また、設定している炊飯条件は、蓋75を開けることで、いつでも即座に炊飯条件設定画面B上に表示され、またそれを変更したいときは、蓋75を開いた時にだけ操作できる液晶表示画面72下部に設けられている設定スイッチ73により簡単に変更できる。
【0032】
また、蓋75を閉じているときは、液晶表示画面72の通常運転表示画面Aが現れ、該表示画面Aには図7に示すように、累計釜数と予定釜数及び浸漬時間と蒸らし時間等の運転状態を補助的に表示することにより、よりきめ細かい設定内容が分かるようにした。
【0033】
また、通常運転表示画面Aには図8に示すように、現在、洗米炊飯機がどの状態にあり、そのとき、処置が必要な場合は必要な処置を喚起する「米補給」、「停止中」、「運転中」、「異常中」、「水加減」等の文字表示を行う。さらに作業者に注意を喚起させるために前記表示される文字を反転点滅させる(図8(1)〜(5)参照)。
こうして、通常運転中でも運転状態を補助的に表示することにより、よりきめ細かい工程管理ができるようにした。
【0034】
また、本実施の形態の操作パネルは炊飯の現在工程を表示ランプ(LED)77により表示する工程表示画面71と通常状態または炊飯条件の設定状態を表示する液晶表示画面72と炊きあがり時刻を設定する予約スイッチ78と通常運転表示画面A中の設定条件又は予約スイッチ78による予約設定条件を変更するスイッチ群79と該スイッチ群79による設定変更を記憶する制御装置内のメモリ(図示せず)と炊飯機の運転を起動するスタートスイッチ80を備えているので、前記スイッチ群79による設定変更は炊飯が終了しても図示しないメモリに保持され、以降の炊飯運転は再びスイッチ群79の設定変更が無ければ、スタートスイッチ80を押すだけで前回設定した運転条件で炊飯を行うことができる。
そのため、前記設定条件に変更がなければ、炊飯のたびに予約設定を繰り返す必要がなく、スタートスイッチ80を押すだけで前回と同じ炊飯運転が行える。
【0035】
なお、図8の(6)は予約スイッチ78を押し、スイッチ群79による設定表示画面を示し、(7)は炊飯開始時の通常運転常時画面Aを示す。
【0036】
図9には本実施の形態の操作パネルの通常運転の場合の通常運転表示画面Aを示す。
まず、(1)電源スイッチをオンすると、(2)標準画面である通常運転表示画面Aが表示され、予め設定された炊飯条件である累計釜数と予定釜数と運転停止中の表示及び一回炊飯量が5升で、一釜ごとの炊飯であること、浸漬時間及び蒸らし時間が表示される。このときヘルプスイッチ81をオンすると現在時刻、運転開始の方法、予約運転ができることを表示する。次いで、(3)前記画面Aに表示された炊飯条件を変更したいときには蓋75を開き、炊飯条件設定画面Bを表示させて、設定条件を変更できる。例えば、炊飯量を「5升」から「3升」にし、モードを「一釜」ごとから「連続」にすると、通常運転表示画面Aは「3升」、「連続」に切り替わる。次に(4)スイッチ群79で予定釜数を「3釜」から「10釜」にセットすると、予定釜数が「10釜」に表示変更される。
【0037】
次に(5)スタートスイッチ80を押すと、運転が始まり「運転中」の表示がなされる。何回目かの釜の炊飯が終了したとき、例えば米が不足した状態になると、「運転中」の表示が「米補給」の点滅表示に変わる。そして米補給が終わると、自動運転が再開する。このとき、(6)ヘルプスイッチ81を押すと残時間が表示される。
【0038】
自動運転中に、例えば、(7)釜の準備ができていないと、「運転中」の表示が点滅するので、ヘルプスイッチ81をオンさせると、内釜をセットするようにとの指示が表示される。内釜セットの後、(8)点火が手動モードであると点火コールの音声が流れ、同時に「運転中」の表示が点滅して点火の催促をする。点火スイッチを入れて、運転を再開して所定時間が経過すると、(9)炊飯完了の音声が発せられ、同時に「運転中」の表示が点滅するので、ヘルプスイッチ81をオンさせると、炊飯完了の作業をするよう指示が表示される。
【0039】
図9でも一部説明したように、洗米炊飯機の運転中に異常が発生すると、通常運転表示画面Aが図10(a)に示すように異常表示画面84に変わり、「異常中」の文字が反転、点滅表示され、「異常中」であることに注意を促す。このときブザーで異常の発生を知らせても良い。そして炊飯機の運転は自動的に一時停止するようにプログラムされており、オペレターが操作パネルに設けたヘルプスイッチ81を順次押すことにより、図10(b)に示すように異常内容に対する原因、処置方法が順次蓋75を閉じた状態で液晶表示画面72に表示するようプログラムされている。
【0040】
異常処置方法では通常蓋75を開いて指示に従うように促す表示内容が出るので、次に蓋75を開くと、液晶表示画面72に図10(c)に示すメンテナンス表示画面85が表示される。異常原因に基づき、異常処理を行い、該メンテナンス表示画面85の点滅している箇所に対応する設定スイッチ73をオンにすると、当該異常箇所の点滅が点灯にかわり、オペレータは異常原因を解除することができる。異常原因の解除がなされると、図10(d)に示す異常解除表示画面86に変わるので、それを確認した後に蓋75を閉じる。その後スタートスイッチ80をオンすると液晶表示画面72は通常運転表示画面Aに変わり、通常の運転ができるようになる。
【0041】
上記ヘルプスイッチ81をオンする場合の基本的フローを図11に示す。図11のルートRが本発明の特徴である。
【0042】
このように炊飯機が異常であるときには、通常の場合、ヘルプスイッチ81を押すことで文字で大きく分かりやすく説明を加えて液晶表示画面72に異常の内容、その原因、処理の方法を表示できるようにしたので、作業初心者でも即座に対応できるようになった。
【0043】
また異常の場合は、ヘルプスイッチ81の操作と、液晶表示画面72に対応したスイッチで対応できるようにしたが、このままでは、画面をめくる工数が多くなり、ある程度使い慣れているオペレータには、操作性の面で煩わしさがあった。そこで、熟練者が異常処理を簡単に素早く処理できるよう、蓋75の開閉を絡ませることで即座にメンテナンス画面を表示させ、異常処理を簡略化し、操作パネルを扱いやすいものとした。
【0044】
従来は、蓋75の開閉の有無でヘルプスイッチ81の作動内容を変えていなかったので、ヘルプスイッチ81を順次押すことにより、原因、処理方法を確認する必要があり、熟練者にはその操作が煩わしいものであったが、前記ルートRを経由するだけ、すなわち蓋75を開けることだけで異常内容の表示から処置方法がすぐに分かるようになり、ヘルプスイッチ81を順次押すことにより、異常原因とその処理方法を容易に確認でき、異常状態を即座にリセットし、異常原因の解除作業を迅速に行うことができる。
【0045】
蓋75を開いて炊飯条件設定画面Bを表示した後、炊飯条件の設定又は点検を行うスイッチである設定スイッチ73(又はメニュースイッチ74)を所定時間以上押すことにより、通常運転では設定しない条件設定を行え、通常はセンサの作動ではできない運転(拡張モード運転)も行えるようにした。
【0046】
通常運転でない条件設定とは、「水無し運転」(流量センサが故障した場合とか、展示会など、水のない所でデモ運転をする場合に行う運転)又は「米無し運転」(貯米タンク2に米がある場合でも、いちいち米を取り出さなくても運転ができるようにして、各部の点検ができるようにする運転)等を行う場合であり、図12に例を示すが、この場合は、図12(a)に示すように、メニュースイッチ74を5秒間押すとメニュー画面87が液晶表示画面72上に表示され、拡張モード設定と拡張機能ボタンが表示される。
【0047】
ここで拡張モード設定ボタンを選択すると、図12(b)に示すように浸漬時間を考慮しない「すぐ炊き」などの炊飯器モード、デモモード等が設定できるモード設定初期画面88が表示され、また拡張機能ボタンを選択すると、炊飯時間を具体的に数値で表示するためのボタン、洗米タンク洗浄などの機能が選択可能な拡張機能初期画面89が表示され、それぞれ希望の機能を選択して実行することができる。
拡張モード運転が終わると、蓋75を閉じることにより標準の通常運転表示画面Aに戻る。
【0048】
また、蓋75を開いた状態で操作パネルの中に設けた2以上のスイッチ(メニュースイッチ74、スタートスイッチ80、ヘルプスイッチ81など)を同時に押すことにより、前記単一の設定スイッチ73を所定時間以上押す操作をすることなく前記拡張モードに入ることができる。
この操作は、一般のユーザが認識することがないため、誤って設定することがなく、炊飯機のディーラ等がデモンストレーション運転などのために即座に拡張モードに入ることができる。図12に示す例では、即座に図12(b)に示す炊飯器モード、デモモード、イオン水対応、水加減設定などが設定できる。
【0049】
また、炊飯条件設定画面Bでメニュースイッチ74を押すことで図13(a)に示すメニュー画面87’が表示されるが、その中のメンテ(2)を選択することで図13(b)の画面が表示され、流量表示に対応する設定スイッチ73をオンさせると、下側給水弁35(図3)が開き、図13(c)に示すように液晶表示画面に適正流量と実測流量が表示されるので、下側給水弁35の開度を調整して適正給水流量に容易にすることができる(図13(d))。
その後、蓋75を閉じると通常運転表示画面Aに戻る。
【0050】
このように、洗米炊飯機内への給水流量を表示する画面を設け、該表示に対応する設定スイッチ73を押すことにより給水弁35の開閉動作に伴う給水流量を逐次表示することができるようにした。これにより、従来技術(例えば、特開平6−154078号公報記載の発明)では給水スイッチとヘルプスイッチを同時に押している間のみ表示していた給水流量の表示が給水流量を調節している間は常になされるので、給水流量調節の操作性が高まった。また前記従来技術では適正流量の表示がなかっただけでなく、片手で給水弁35の開度調整をし、もう一方の手で給水スイッチをオンしていると、ヘルプスイッチを押すことができなくなり、給水流量表示がされなくなっていた。
【0051】
しかし本発明では、流量スイッチを設けて、ワンプッシュで給水流量表示ができ、また蓋75を閉じると給水流量表示が解除できるので、操作性が向上した。
【0052】
以上の液晶表示画面を用いる操作表示装置の全体作動手順を図14、図15、図16のフローチャートに示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の洗米炊飯機の外形正面図である。
【図2】 図1の洗米炊飯機の外形側面図である。
【図3】 図1の洗米炊飯機の外形側面図である。
【図4】 図1の洗米炊飯機の一部切り欠き側面断面図である。
【図5】 図1の洗米炊飯機の排水弁および水位弁を示す側面図である。
【図6】 図1の洗米炊飯機の全体の制御のフローを示す図である。
【図7】 図1の洗米炊飯機の操作パネル(操作表示装置)の蓋を閉じた状態((図7(a)))と開いた状態(図7(b))を示す図である。
【図8】 図7の操作表示装置の通常運転表示画面の運転状態を補助的に表示する各種画面の例を示す図である。
【図9】 図7の操作表示装置の通常運転の場合の通常運転表示画面を示す。
【図10】 図1の洗米炊飯機運転中に異常発生時の図7の操作表示装置の液晶表示画面を示す図である。
【図11】 図7の操作表示装置のヘルプ処理の流れを示すフロー図である。
【図12】 図7の操作表示装置による拡張モード設定のための液晶表示画面を示す図である。
【図13】 図7の操作表示装置による給水流量調節表示例を示す図である。る。
【図14】 図7の操作表示装置の液晶表示画面の表示と操作手順を示すフローの一部を示す図である。
【図15】 図7の操作表示装置の液晶表示画面の表示と操作手順を示すフローの一部を示す図である。
【図16】 図7の操作表示装置の液晶表示画面の表示と操作手順を示すフローの一部を示す図である。
【符号の説明】
1 支持部材 2 貯米タンク
3 洗米タンク 5 炊飯装置本体
6 炊飯釜 7 釜加熱用バーナ
10 引き出し式の架台 12 計量器
12a モータ 13 漏斗状の受け部
15 フィルター 16 回転軸
17 攪拌羽根 19 螺旋羽根
20 洗米モータ 21 チェーン
22 排米弁 23 排米弁駆動用モータ
24 排米弁駆動カム 25 流量センサー
26 配水管 27 分岐配水管
29 上部給水口 30 下部給水口
31 ジャケット部 32 フロートセンサー
33 上側給水弁 35 下側給水弁
39 排水箱 40 排水口
41 オーバーフロー管 42 ジャケット排水管
43 排水弁ソレノイド 44 排水弁
45、55 コントロールワイヤ 53 水位弁ソレノイド
54 水位弁 71 工程表示画面
72 液晶表示画面 73 設定スイッチ
74 メニュースイッチ 75 開閉自在の蓋
76 蓋開閉検知装置 76a フォトカプラ
76b 反射板 77 表示ランプ
78 予約スイッチ 79 スイッチ群
80 スタートスイッチ 81 ヘルプスイッチ
83 係止部 84 異常表示画面
85 メンテナンス表示画面 86 異常解除表示画面
87、87’ メニュー画面 88 モード設定初期画面
89 拡張機能初期画面
A 通常運転表示画面 B 炊飯条件設定画面

Claims (1)

  1. 米の計量、洗米及び浸しからなる炊飯の予備工程と、浸し、点火、炊飯、むらし、炊きあがりからなる炊飯工程の中で現在どの工程かを表示ランプにより表示する工程表示画面(71)と、
    予定釜数と浸漬時間と蒸らし時間からなる通常の炊飯運転状態を表示する通常運転表示画面(A)または炊飯量、水加減、洗い方、浸し時間、蒸らし時間、点火方法の中のいずれか設定された炊飯条件を表示する炊飯条件設定画面(B)のいずれかの表示をする液晶表示画面(72)とを備え、
    液晶表示画面(72)の近傍には炊飯条件の設定または点検を行う設定スイッチ(73)と炊飯条件の設定項目または点検項目を切り替えるメニュースイッチ(74)とを設け、
    前記設定スイッチ(73)と前記メニュースイッチ(74)を見えないように覆う開閉自在の蓋(75)を備え、
    蓋(75)の開閉を検知する開閉検知装置(76)を有し、蓋(75)を開くと、前記開閉検知装置(76)の蓋(75)の開放の検知により、液晶表示画面(72)が通常運転表示画面(A)から炊飯条件設定画面(B)に切り替わり、炊飯条件設定画面(B)に表示される各炊飯条件に対応する前記設定スイッチ(73)を押すことにより、当該設定された炊飯条件に基づく表示を行い、蓋(75)を閉じると通常運転表示画面(A)を表示する制御を行う制御装置を備えたことを特徴とする洗米炊飯機の操作表示装置。
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