JP4231811B2 - 用紙発注管理方法及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置で使用する用紙の発注を管理するための用紙発注管理方法及び画像形成装置に関する。
画像形成装置を使用するためには、用紙が用意されていることが必要不可欠である。このため、印刷等を行う際に用紙がないという事態を防ぐために、ユーザが、在庫を管理して、ある程度の余裕をもって発注を行うことが一般的である。
また、用紙の供給者が、遠隔で用紙の使用量を把握して、ユーザに用紙を供給する方法も一般に用いられている。例えば、画像形成装置の給紙トレイのペーパーエンドによる自動通報や、給紙トレイ内の用紙量に基づく自動通報により、ユーザ側の用紙在庫量を管理し、用紙を供給する方法が一般的である。また、画像形成装置が、使用枚数をカウントして、カウント値を通報する方法も一般的である。さらに、使用枚数のカウント値が基準枚数に達した場合に通報する方法も開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1のシステムでは、画像形成装置側で用紙サイズ毎の使用枚数をカウントし、基準枚数に達した場合に自動的に通報する。
特開2001−83847号公報(第9−11頁)
しかし、ユーザ側では、資源の有効利用のため、片面印刷済の用紙を再利用して裏面に印刷する場合もある。このため、上記のような単純なペーパーエンド管理や使用枚数管理では、的確なタイミングで用紙を供給することができない場合がある。
また、一定使用枚数毎の通報では、通信頻度が高くなり、通信トラフィックの問題や、通信コストの問題が発生する。また、ユーザ側の在庫量をホスト側で計算する場合には、誤差が生じやすいという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザの用紙在庫管理の煩わしさを軽減しつつ、より適切に用紙を供給するための用紙発注管理方法及び画像形成装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像形成装置の給紙トレイにまとめてセットされる用紙群の少なくとも1枚に付された用紙識別情報を記憶した記憶素子と、用紙への作像毎に、前記作像の回数情報をカウントする用紙作像回数計数管理部と、前記給紙トレイ内の記憶素子の情報を読み取る給紙トレイ内読取手段を備えた画像形成装置と、在庫管理手段とを用いて、画像形成装置で使用される用紙の発注を管理する方法であって、前記画像形成装置が、前記給紙トレイ内読取手段により、前記画像形成装置の給紙トレイ内の用紙の記憶素子の用紙識別情報及び用紙群の用紙枚数を読み取って、使用用紙情報記憶手段に記録する段階と、前記画像形成装置が、前記用紙作像回数計数管理部から通知されたデータに基づいて、前記使用用紙情報記憶手段に記録に記録された用紙
枚数をディクリメントさせて更新し、前記画像形成装置が、前記使用用紙情報記憶手段に記録された前記記憶素子の情報を読みとれなくなったことに基づいて、用紙群の使用終了を検知し、前記在庫管理手段に通知する段階と、前記在庫管理手段が、前記用紙群の使用終了の通知に基づいて在庫データ記憶手段の在庫量を更新する段階と、前記在庫管理手段が、前記在庫量が発注基準値以下になった場合に発注処理を行う段階とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、画像形成装置の給紙トレイにまとめてセットされる用紙群中の用紙に付された前記用紙群の使用開始を識別する用紙識別情報を記憶した記憶素子と、前記用紙群の使用終了を識別する用紙識別情報を記憶した記憶素子と、用紙への作像毎に、前記作像の回数情報をカウントする用紙作像回数計数管理部と、用紙搬送経路上で用紙の記憶素子の情報を読み取る経路上読取手段を備えた画像形成装置と、在庫管理手段とを用いて、画像形成装置で使用される用紙の発注を管理する方法であって、前記画像形成装置が、前記経路上読取手段により、前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の用紙識別情報及び用紙群の用紙枚数を読み取って、前記用紙群の使用開始を検知し、前記記憶素子の情報を使用用紙情報記憶手段に記録する段階と、前記画像形成装置が、前記用紙作像回数計数管理部から通知されたデータに基づいて、前記使用用紙情報記憶手段に記録に記録された用紙枚数をディクリメントさせて更新し、前記画像形成装置が、前記経路上読取手段により前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の情報を読み取って、前記使用用紙情報記憶手段に前記記憶素子の情報が記録された用紙群の使用終了を検知し、前記在庫管理手段に通知する段階と、前記在庫管理手段が、前記用紙群の使用終了の通知に基づいて在庫データ記憶手段の在庫量を更新する段階と、前記在庫管理手段が、前記在庫量が発注基準値以下になった場合に発注処理を行う段階とを備えたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、画像形成装置の給紙トレイにまとめてセットされる用紙群中の用紙に付された前記用紙群の使用開始を識別する用紙識別情報を記憶した記憶素子と、前記用紙群の使用終了を識別する用紙識別情報を記憶した記憶素子と、用紙への作像毎に、前記作像の回数情報をカウントする用紙作像回数計数管理部と、前記給紙トレイ内の前記記憶素子の情報を読み取る給紙トレイ内読取手段と用紙搬送経路上で前記記憶素子の情報を読み取る経路上読取手段とを備えた画像形成装置と、在庫管理手段とを用いて、画像形成装置で使用される用紙の発注を管理する方法であって、前記画像形成装置が、前記給紙トレイ内読取手段により、前記画像形成装置の給紙トレイ内の用紙に付された記憶素子の用紙識別情報及び用紙群の用紙枚数を読み取って、使用用紙情報記憶手段に記録する段階と、前記画像形成装置が、前記経路上読取手段により前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の情報を読み取って、前記使用用紙情報記憶手段に前記記憶素子の情報が記録された用紙群の使用開始を検知する段階と、前記画像形成装置が、前記用紙作像回数計数管理部から通知されたデータに基づいて、前記使用用紙情報記憶手段に記録に記録された用紙枚数をディクリメントさせて更新し、前記画像形成装置が、前記経路上読取手段により前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の情報を読
み取って、前記使用用紙情報記憶手段に前記記憶素子の情報が記録された用紙群の使用終了を検知し、前記在庫管理手段に通知する段階と、前記在庫管理手段が、前記用紙群の使用終了の通知に基づいて在庫データ記憶手段の在庫量を更新する段階と、前記在庫管理手段が、前記在庫量が発注基準値以下になった場合に発注処理を行う段階とを備えたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の用紙発注管理方法において、前記用紙群中の任意の位置の用紙に、前記用紙群の用紙識別情報を記録した記憶素子を付し、前記画像形成装置が、前記経路上読取手段により前記用紙群中の任意の位置の用紙の記憶素子の情報を読み取って、その情報に基づいて前記使用用紙情報記憶手段に記憶された情報を更新することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の用紙発注管理方法において、前記使用用紙情報記憶手段は、同一の給紙トレイ内にセットされた複数の用紙群の用紙識別情報をそれぞれ記憶し、前記画像形成装置が、前記使用用紙情報記憶手段に記憶された用紙識別情報のうち、使用された用紙が含まれる用紙群の用紙識別情報を特定する段階をさらに備えたことを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載の用紙発注管理方法において、前記発注基準値は、任意の値で設定可能であることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、用紙への作像毎に、前記作像の回数情報をカウントする用紙作像回数計数管理部と、画像形成装置の給紙トレイ内の記憶素子の情報を読み取る給紙トレイ内読取手段を備えた画像形成装置であって、前記給紙トレイ内読取手段により、前記画像形成装置の給紙トレイ内の用紙の記憶素子の用紙識別情報及び用紙群の用紙枚数を読み取って、使用用紙情報記憶手段に記録する手段と、前記用紙作像回数計数管理部から通知されたデータに基づいて、前記使用用紙情報記憶手段に記録に記録された用紙枚数をディクリメントさせて更新し、前記使用用紙情報記憶手段に記録された前記記憶素子の情報を読みとれなくなったことに基づいて、用紙群の使用終了を検知する手段と、前記用紙群の使用終了が検知されたことに基づいて、発注処理の実行についての判断に用いる在庫量を更新するためのデータを出力する手段とを備えたことを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、用紙への作像毎に、前記作像の回数情報をカウントする用紙作像回数計数管理部と、画像形成装置の用紙搬送経路上で用紙の記憶素子の情報を読み取る経路上読取手段を備えた画像形成装置であって、前記経路上読取手段により、前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の用紙識別情報及び用紙群の用紙枚数を読み取って、前記用紙群の使用開始を検知し、前記記憶素子の情報を使用用紙情報記憶手段に記録する手段と、前記画像形成装置が、前記経路上読取手段により前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の情報を読み取って、前記使用用紙情報記憶手段に前記記憶素子の情報が記録された用紙群の使用終了を検知する手段と、前記用紙作像回数計数管理部から通知されたデータに基づいて、前記使用用紙情報記憶手段に記録に記録された用紙枚数をディクリメントさせて更新し、前記用紙群の使用終了が検知され
たことに基づいて、発注処理の実行についての判断に用いる在庫量を更新するためのデータを出力する手段とを備えたことを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、用紙への作像毎に、前記作像の回数情報をカウントする用紙作像回数計数管理部と、画像形成装置の給紙トレイ内の記憶素子の情報を読み取る給紙トレイ内読取手段と前記画像形成装置の用紙搬送経路上で記憶素子の情報を読み取る経路上読取手段とを備えた画像形成装置であって、前記給紙トレイ内読取手段により、前記画像形成装置の給紙トレイ内の用紙に付された記憶素子の用紙識別情報及び用紙群の用紙枚数を読み取って、使用用紙情報記憶手段に記録する手段と、前記経路上読取手段により前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の情報を読み取って、前記使用用紙情報記憶手段に前記記憶素子の情報が記録された用紙群の使用開始を検知する手段と、前記用紙作像回数計数管理部から通知されたデータに基づいて、前記使用用紙情報記憶手段に記録に記録された用紙枚数をディクリメントさせて更新し、前記経路上読取手段により前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の情報を読み取って、前記使用用紙情報記憶手段に前記記憶素子の情報が記録された用紙群の使用終了を検知する手段と、前記用紙群の使用終了が検知されたことに基づいて、発注処理の実行についての判断に用いる在庫量を更新するためのデータを出力する手段とを備えたことを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の画像形成装置において、前記用紙群中の任意の位置の用紙に、前記用紙群の用紙識別情報を記録した記憶素子を付し、前記経路上読取手段により前記用紙群中の任意の位置の用紙の記憶素子の情報を読み取って、その情報に基づいて前記使用用紙情報記憶手段に記憶された情報を更新することを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、請求項7〜10のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記使用用紙情報記憶手段は、同一の給紙トレイ内にセットされた複数の用紙群の用紙識別情報をそれぞれ記憶し、前記使用用紙情報記憶手段に記憶された用紙識別情報のうち、使用された用紙が含まれる用紙群の用紙識別情報を特定する手段をさらに備えたことを要旨とする。
請求項12に記載の発明は、請求項7〜11のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記発注処理の実行についての判断に用いる在庫量を更新するためのデータに基づいて、在庫データ記憶手段の在庫量を更新する手段と、前記在庫量が発注基準値以下になった場合に発注処理を行う手段とをさらに備えたことを要旨とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の画像形成装置において、前記発注基準値は、任意の値で設定可能であることを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、用紙群が使用される毎に、在庫量を見直して、在庫量が発注基準値以下になった場合に発注を行うことができる。従って、ユーザの用紙在庫管理の煩わしさを軽減しつつ、より適切に用紙を供給することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、給紙トレイにセットされる用紙の上下方向にかかわら
ず、用紙群の用紙の開始と終了とを検知できる。そして、用紙群が使用される毎に、在庫量を見直して、在庫量が発注基準値以下になった場合に発注を行うことができる。従って、ユーザは、給紙トレイに用紙をセットする場合に上下を意識しなくてよいため、利便性がよい。そして、用紙在庫管理の煩わしさを軽減しつつ、より適切に用紙を供給することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、給紙トレイ内にセットされた用紙に関する情報を管理できる。また、給紙トレイにセットされる用紙の方向にかかわらず、用紙群の用紙の開始と終了とを検知できる。そして、用紙群が使用される毎に、在庫量を見直して、在庫量が発注基準値以下になった場合に発注を行うことができる。従って、ユーザは、給紙トレイに用紙をセットする場合に上下を意識しなくてよいため、利便性がよい。そして、用紙在庫管理の煩わしさを軽減しつつ、より適切に用紙を供給することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、用紙群中の任意の位置にある用紙識別情報が記録された記憶素子が付された用紙を使用する場合に、その用紙に付された記憶素子に記録された用紙識別情報に基づいて、使用用紙情報記憶手段に記憶された情報を更新できる。このため、用紙識別情報が記録された記憶素子が付された任意の位置の用紙を使用する場合に、使用用紙情報記憶手段に記録された情報を調整できる。従って、例えば、用紙群の使用開始を認識させる用紙識別情報が付された用紙が使用されなかったことにより用紙群の使用開始が認識されていなかった場合にも、使用用紙情報記憶手段に記録された情報を調整できる。また、用紙群中の任意の位置の用紙に付された記憶素子に、何枚目の用紙であるかを特定する情報を記録しておき、この情報に基づいて、使用された用紙枚数に関する情報を調整すれば、よりきめ細かく在庫情報を管理することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、同一の給紙トレイ内に複数の用紙群がセットされた場合に、各用紙群の用紙識別情報をそれぞれ記憶し、使用される用紙が含まれる用紙群の用紙識別情報を特定できる。このため、同一の給紙トレイ内に複数の用紙群がセットされた場合にも、使用される用紙が含まれる用紙群を特定して管理できる。
請求項6に記載の発明によれば、入力手段から入力された任意の発注基準値を、発注処理の実行の判断において使用するために記録できる。従って、ユーザの要望に応じたタイミングで発注を行うことが可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、用紙群の使用終了を検知できる。このため、用紙群の使用終了に基づいて在庫を管理して発注を行うことが可能となる。従って、ユーザの用紙在庫管理の煩わしさを軽減しつつ、より適切に用紙を供給することが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、給紙トレイにセットされる用紙の上下方向にかかわらず、用紙群の用紙の開始と終了とを検知できる。このため、用紙群の使用終了に基づいて在庫を管理して発注を行うことが可能となる。従って、ユーザの用紙在庫管理の煩わしさを軽減しつつ、より適切に用紙を供給することが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、給紙トレイ内にセットされた用紙に関する情報を管理できる。また、給紙トレイにセットされる用紙の上下の方向にかかわらず、用紙群の用紙の開始と終了とを検知できる。このため、用紙群の使用終了に基づいて在庫を管理して発注を行うことが可能となる。従って、ユーザの用紙在庫管理の煩わしさを軽減しつつ、より適切に用紙を供給することが可能となる。
請求項10に記載の発明によれば、用紙群中の任意の位置にある用紙識別情報が記録された記憶素子が付された用紙を使用する場合に、その用紙に付された記憶素子に記録され
た用紙識別情報に基づいて、使用用紙情報記憶手段に記憶された情報を更新できる。このため、用紙識別情報が記録された記憶素子が付された任意の位置の用紙を使用する場合に、使用用紙情報記憶手段に記録された情報を調整できる。従って、例えば、用紙群の使用開始を認識させる用紙識別情報が付された用紙が使用されなかったことにより用紙群の使用開始が認識されていなかった場合にも、使用用紙情報記憶手段に記録された情報を調整できる。また、用紙群中の任意の位置の用紙に付された記憶素子に、何枚目の用紙であるかを特定する情報を記録しておき、この情報に基づいて、使用された用紙枚数に関する情報を調整すれば、よりきめ細かく在庫情報を管理することが可能となる。
請求項11に記載の発明によれば、同一の給紙トレイ内に複数の用紙群がセットされた場合に、各用紙群の用紙識別情報をそれぞれ記憶し、使用される用紙が含まれる用紙群の用紙識別情報を特定できる。このため、同一の給紙トレイ内に複数の用紙群がセットされた場合にも、使用される用紙が含まれる用紙群を特定して管理できる。
請求項12に記載の発明によれば、用紙群が使用される毎に、在庫量を見直して、在庫量が発注基準値以下になった場合に発注を行うことができる。従って、ユーザの、用紙在庫管理の煩わしさを軽減しつつ、より適切に用紙を供給できる。
請求項13に記載の発明によれば、入力された任意の値で発注基準値を設定できる。従って、ユーザの要望に応じたタイミングで発注を行うことが可能となる。
本発明によれば、ユーザの用紙在庫管理の煩わしさを軽減しつつ、より適切に用紙を供給できる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図8に従って説明する。本実施形態では、画像形成装置で使用される用紙を、より適切に供給するための用紙発注管理方法及び画像形成装置として説明する。
本実施形態において、給紙トレイにセットする用紙については、パック毎に、最下層の1枚に用紙パック識別コードが記録された記憶素子としてのICチップが付されている。ユーザは、給紙トレイ内が空になった状態で、ICチップが付された用紙を最下層にして、パックに入っていたすべての用紙(用紙群)を給紙トレイにセットする。
図1に示すように、画像形成装置20は、画像形成処理部21内に、画像形成処理のメイン制御部22、及び用紙在庫情報制御管理部23を備えている。また、画像形成装置20は、給紙する用紙をセットする給紙トレイ24を備えており、この給紙トレイ24の内部に、給紙トレイ内読取手段としてのICチップリーダ/ライタ25を備えている。また、画像形成装置20は、用紙在庫情報入力・表示管理部26を備えている。
メイン制御部22は、画像形成処理メイン制御部31及び用紙作像回数計数管理部32を備えている。また、用紙在庫情報制御管理部23は、セット用紙情報管理部33、セット用紙情報検知部34、在庫用紙情報管理部35、在庫用紙エンド判定部36、在庫用紙発注通報管理部37、在庫用紙情報管理部動作ロギング部38を備えている。なお、本実施形態では、在庫用紙情報管理部35、在庫用紙エンド判定部36、在庫用紙発注通報管理部37、在庫用紙情報管理部動作ロギング部38が特許請求の範囲記載の在庫管理手段を構成する。
画像形成処理メイン制御部31は、一般的な画像形成装置と同様に、用紙等への媒体に画像形成を行う処理等を制御する。
用紙作像回数計数管理部32は、一般的な画像形成装置に備えられている用紙に作像した回数(ト−タルカウンタ情報)を管理するもので、各サイズの用紙へ作像した回数を管理し、各サイズ毎の用紙への作像毎に、その回数(枚数)情報をカウントする。
セット用紙情報検知部34は、給紙トレイ24内にセットされた用紙に付されたICチップ情報をICチップリーダ/ライタ25が読み取った場合に、このICチップ情報により、給紙トレイ24にセットされた用紙の情報を検知する。
このセット用紙情報管理部33は、各給紙トレイ24に対応して備えられた使用用紙情報記憶手段としての固定メモリ領域330にそれぞれセット用紙情報を記録している。このセット用紙情報は、図5に示すように、トレイ用紙セット時刻(年月日時分秒)、トレイセット用紙使用時刻(年月日時分秒)、用紙パック識別コード(メーカ名、紙種コード、パック製造時刻(年月日時分秒)、製造パック識別子、パック内用紙枚数)を有している。
このセット用紙情報は、後述するように、用紙セット時に、用紙をセットしたトレイに対応する固定メモリ上に書き込まれる。ここで、パック内用紙枚数は、一度セットされてから、用紙作像回数計数管理部32で用紙への作像毎にカウントされた回数毎に、ディクリメントされる。また、トレイ用紙セット用紙使用時刻は、パック内用紙枚数のディクリメント時の時刻(年月日時分秒)により書き換えられる。
また、このセット用紙情報管理部33は、ICチップ付の用紙が使用された時、パック内最終用紙判定フラグをONし、その時点のトレイセット用紙使用時刻と用紙パック識別子コード等を在庫用紙情報管理部35にデータ転送する。
在庫用紙情報管理部35は、ユーザの在庫用紙を用紙サイズ毎に管理する。在庫用紙情報管理部35は、各用紙サイズについて、それぞれ在庫データ記憶手段としての在庫データ記憶領域を備えている。在庫データ記憶領域には、図5に示すように、在庫チェック時刻、用紙毎在庫箱数、及び用紙毎パック数に関するデータを記憶する。また、在庫用紙情報管理部35は、在庫用紙識別データ記憶領域を備えている。在庫用紙識別データ記憶領域には、在庫用紙の用紙パック識別コードを記憶する。納品された用紙に関する情報(用紙サイズ、箱数、箱毎のパック数、パック毎の用紙枚数、用紙パック識別コード)が、用紙在庫情報入力・表示管理部26を用いて入力され、在庫データ及び在庫用紙識別データが更新される。
また、在庫データは、セット用紙情報管理部33から連携されたデータに基づいて更新される。さらにセット用紙情報管理部33から連携されたデータは、在庫用紙情報管理部動作ロギング部38に時系列に記録される。
在庫用紙エンド判定部36は、在庫用紙情報管理部35の在庫データに基づく在庫量が、予め設定された発注基準値としての在庫管理確認通報レベルに達しているかどうかの判定を行う。ここで、在庫管理確認通報レベルに関するデータは、在庫用紙エンド判定部36内の在庫管理確認通報レベルデータ記憶領域に記録されている。在庫管理確認通報レベルは、画像形成装置20の入力手段から入力することにより、任意の値を設定することができる。在庫用紙エンド判定部36は、在庫量が在庫管理確認通報レベルに達している場合に、在庫用紙発注通報管理部37に通知する。在庫用紙発注通報管理部37は、この通知を受けて、ホストへ発注通報を行う。
上記のように構成された画像形成装置20を用いて、用紙の発注管理を行う場合の処理手順を、図2〜図4を用いて説明する。ここでは、セット用紙管理処理(図2)、セット用紙情報管理データ作成処理(図3)、在庫用紙管理処理(図4)に分けて説明する。
前述のように、本実施形態では、パック毎に、パック内の最下層の用紙にICチップが備えられている。なお、本実施形態では、用紙は、所定枚数入りのパックを所定数格納した箱(例えば、1箱=5パック(1パック=500枚)=用紙枚数2500枚)毎に納品される。
画像形成装置20は、コピー、印刷、ファクシミリ受信原稿の印刷等の画像形成命令が入力されると、用紙1枚毎に図2に示すセット用紙管理処理を実行する。
図2に示すように、画像形成命令が入力されると、画像形成装置20は、まず、画像形成管理動作を行う(ステップS1−1)。この画像形成管理動作は、画像形成処理メイン制御部31が行う通常の一般的な画像形成装置が実行する、画像形成処理の動作制御、及び、用紙作像回数計数管理部32による使用枚数カウンタ制御を含む。さらに、本実施形態では、この画像形成管理動作において、給紙トレイ24内にセットされた用紙のICチップ情報(用紙パック識別コード)の読み込み及びセット用紙情報管理データの作成処理を行う。この処理は、画像形成処理の実行前に行われる。この処理を図3を用いて説明する。
図3に示すように、まず、給紙トレイ24内にセットされた用紙について、トレイセット用紙情報の読み込みを行う(ステップS2−1)。具体的には、画像形成命令がされている用紙サイズの用紙がセットされている給紙トレイ24について、ICチップリーダ/ライタ25が、その給紙トレイ24内にセットされた用紙に付された用紙パック識別コードを読み取る。読み取られた用紙パック識別コードは、セット用紙情報検知部34に連携され、これにより、セット用紙情報検知部34は、給紙トレイ24にセットされた用紙の用紙パック識別コードを検知する。この用紙パック識別コードは、セット用紙情報管理部33に転送される。
次に、セット用紙情報管理部33は、セット用紙情報管理部33の固定メモリ領域330に記録されたデータの読み込みを行う(ステップS2−2)。具体的には、給紙トレイ24に対応する用紙サイズについての固定メモリ領域330に記録されたデータを読み込む。そして、セット用紙情報管理部33は、セット用紙情報検知部34から通知された用紙パック識別コードと、固定メモリ領域330から読み込んだデータの用紙パック識別コードとを比較する(ステップS2−3)。なお、この比較は、用紙パック識別コードのパック内用紙枚数以外の部分について行う。ここで、セット用紙情報検知部34から通知された用紙パック識別コードが、選択された固定メモリ領域330に記録されていない場合(ステップS2−3においてNOの場合)、セット用紙情報管理部33は、セット用紙情報管理データを、その固定メモリ領域330に記録する(ステップS2−4)。具体的には、用紙のICチップから読み込まれたメーカ名、紙種コード、パック製造時刻、製造パック識別子、及びパック内用紙枚数に関するデータを固定メモリ領域330に記録する。一方、セット用紙情報検知部34から通知された用紙パック識別コードが、選択された固定メモリ領域330に記録されている場合(ステップS2−3においてYESの場合)、この処理を終了する。
ステップS1−1の画像形成管理動作が終了すると、セット用紙情報管理部33は、用紙作像回数計数管理部32から通知されたデータに基づいて、出力用紙サイズ情報の確認を行う(ステップS1−2)。なお、用紙作像回数計数管理部32からは、使用枚数の計数を行った用紙サイズに関するデータが通知される。さらに、セット用紙情報管理部33は、この出力用紙サイズ情報に基づいて、出力用紙トレイ情報を確認する(ステップS1
−3)。例えば、A4サイズの用紙を出力した場合に、A4サイズがセットされている給紙トレイ24であれば、出力用紙トレイ情報として、そのトレイ1が特定される。そして、セット用紙情報管理部33は、この出力用紙トレイ情報に基づいて、セット用紙情報管理部33内の固定メモリ領域330を選択する(ステップS1−4)。例えば、上記の場合、トレイ1に対応する固定メモリ領域330が選択される。
そして、セット用紙情報管理部33は、選択された固定メモリ領域330のトレイセット用紙使用時刻データを更新する(ステップS1−5)。具体的には、画像形成装置20内の計時手段(図示せず)により取得された現在時刻(年月日時分秒)を、選択された固定メモリ領域330のトレイセット用紙使用時刻データ領域に上書きする。さらに、セット用紙情報管理部33は、この固定メモリ領域330に記録されたパック内用紙枚数を更新する(ステップS1−6)。具体的には、この固定メモリ領域330のパック内用紙枚数をディクリメントさせる。
一方、セット用紙情報検知部34は、画像形成処理の実行後に、使用した用紙を給紙した給紙トレイ24に備えられたICチップリーダ/ライタ25により読み込まれたICチップ情報(用紙パック識別コード)を検知する。この用紙パック識別コードは、セット用紙情報管理部33に転送される。
セット用紙情報管理部33は、セット用紙情報検知部34から通知されたデータに基づいて、出力された用紙がパック内最終用紙かどうかを判別する(ステップS1−7)。具体的には、固定メモリ領域330に記録されている用紙パック識別コードが、ICチップリーダ/ライタ25により読み取られていない場合、パック内最終用紙が出力されたこととなる。パック内最終用紙が出力された場合(ステップS1−7においてYESの場合)、セット用紙情報管理部33は、固定メモリ領域330の最終用紙判定フラグをONにする(ステップS1−8)。
そして、セット用紙情報管理部33は、選択された固定メモリ領域330から、まず、トレイ用紙セット時刻データを読み込む(ステップS1−9)。さらに、セット用紙情報管理部33は、その固定メモリ領域330から、トレイセット用紙使用時刻データを読み込む(ステップS1−10)。さらに、セット用紙情報管理部33は、その固定メモリ領域330から用紙パック識別コードを読み込む(ステップS1−11)。
そして、セット用紙情報管理部33は、これらのデータに基づいて生成したリンクデータを在庫用紙情報管理部35に転送する(ステップS1−12)。ここで在庫用紙情報管理部35に転送されるリンクデータは、通報時刻、トレイ用紙セット時刻、用紙サイズ、トータルカウンタ値、用紙エンドフラグ確認時刻、用紙パック識別コード(パック内用紙枚数以外)、及びパック内用紙カウンタ値に関するデータを含む。通報時刻は、在庫用紙情報管理部へのリンクデータの転送時刻(年月日時分秒)とする。トレイ用紙セット時刻は、給紙した給紙トレイ24に対応する固定メモリ領域330のトレイ用紙セット時刻(年月日時分秒)データ領域から抽出したデータを用いる。用紙サイズは、給紙した用紙の用紙サイズを用いる。トータルカウンタ値は、用紙作像回数計数管理部32から通知された、給紙した用紙サイズについてのトータルカウンタ値を用いる。用紙エンドフラグ確認時刻は、給紙した給紙トレイ24に対応する固定メモリ領域330のトレイセット用紙使用時刻(年月日時分秒)データ領域から抽出したデータを用いる。用紙パック識別コード(パック内用紙枚数以外)及びパック内用紙カウンタ値は、この固定メモリ領域330の用紙パック識別コードデータ領域から抽出したデータを用いる。このため、パック内用紙カウンタ値は、ICチップ情報のパック内用紙枚数ではなく、固定メモリ領域330に記憶されているパック内用紙枚数を用いる。
このリンクデータを受け付けると、在庫用紙情報管理部35は、受け付けたリンクデータを在庫用紙情報管理部動作ロギング部38に記録するとともに、在庫情報管理処理を実行する。この在庫情報管理処理を図4を用いて説明する。
このデータを受け付けた在庫用紙情報管理部35は、通知されたデータに基づいて、在庫用紙の判定を行う(ステップS3−1)。具体的には、まず、在庫用紙情報管理部35において、受け付けたデータの用紙パック識別コードに基づいて在庫用紙識別データを検索する。ここで、該当の在庫用紙識別データがない場合(ステップS3−2においてNOの場合)、在庫用紙情報管理部35は、この在庫情報管理処理を終了する。
該当の在庫用紙識別データがある場合(ステップS3−2においてYESの場合)、在庫用紙情報管理部35は、在庫管理情報をディクリメントする(ステップS3−3)。具体的には、在庫用紙情報管理部35は、まず、リンクデータ中の用紙サイズに基づいて、用紙サイズ毎の在庫用紙管理データを特定する。そして、その在庫用紙管理データについて、在庫パック数が0パックでない場合、在庫パック数を1つディクリメントする。一方、在庫パック数が0パックの場合、在庫箱数を1つディクリメントするとともに、予め設定された1箱に格納されたパック数(例えば、5パック)を在庫パック数に設定する。
次に、在庫用紙情報管理部35は、在庫用紙エンド判定部36を起動する。在庫用紙エンド判定部36は、まず、在庫用紙エンド判定部36内の在庫管理確認通報レベルデータ記憶領域から在庫管理確認通報レベルに関するデータを読み込む(ステップS3−4)。そして、在庫用紙エンド判定部36は、在庫用紙管理データに基づく現在の在庫量が、在庫管理確認通報レベルに達しているかどうかの確認を行う(ステップS3−5)。具体的には、在庫用紙エンド判定部36は、在庫用紙情報管理部35の該当する用紙サイズの在庫用紙管理データを抽出し、この在庫用紙管理データの在庫箱数及び在庫用紙枚数と、通報レベルと比較する。例えば、通報レベルとして、在庫パック数「5パック」が記録されている場合、在庫用紙管理データの在庫パック数が5パックで在庫箱数が0箱となった場合に、在庫管理確認通報レベルに達した(在庫管理確認通報レベル以下となった)こととなる。
通報レベルに達した場合(ステップS3−6においてYESの場合)、在庫用紙エンド判定部36は、在庫用紙発注通報管理部37を起動し、用紙サイズを通知する。在庫用紙発注通報管理部37は、その用紙サイズについて、用紙供給を要請するための通報処理を行い、ホストに自動通報する(ステップS3−7)。さらに、在庫用紙発注通報管理部37は、用紙在庫管理者宛てに、用紙供給の要請の自動通報を行った旨を記載した電子メールを送信する。そして、用紙在庫情報制御管理部23は、この在庫情報管理処理を終了する。一方、通報レベルに達していない場合(ステップS3−6においてNOの場合)、用紙在庫情報制御管理部23は、この在庫用紙情報管理処理を終了する。
次に、図5を用いて、具体例を説明する。図5において、トータルカウンタ状態101は、トータルカウンタの状態遷移を示す。セット用紙情報管理部状態102は、セット用紙情報管理部33の固定メモリ領域330の状態遷移を示す。在庫用紙管理データ状態103は、在庫用紙情報管理部35の在庫用紙管理データの状態遷移を示す。
トータルカウンタ=100の時に、A4サイズ、1パック=500枚の用紙が給紙トレイ24(トレイ1)にセットされたとする。これによりICチップ情報が読み込まれると、セット用紙情報管理部33の固定メモリ領域330に状態(a)に示すように各データがセットされる。画像形成装置20が使用され、トータルカウンタのカウント値が進むと、状態(b),状態(c),状態(d)のように、固定メモリ領域330において、パック内用紙枚数及びトレイ1使用時刻のみが、逐次、書き換えられる。
そして、トレイ内の最終用紙が使用されると、この用紙のICチップ情報が検出されなくなる。このため、最終用紙が使用されたことを検知し、パック内最終用紙判定フラグをONし、リンクデータを在庫用紙情報管理部35に転送する。
このリンクデータを受け取った在庫用紙情報管理部35は、在庫パック数をディクリメントする。ここでは、15パック→14パックへディクリメントする。さらに、在庫用紙情報管理部動作ロギング部38に受け取った情報を時系列に書き込む。
一方、在庫用紙エンド判定部36にて、予め設定されたサイズ毎の在庫管理確認通報レベル(ここでは、5パック)に達しているかを逐次判定する。そして、在庫量が在庫管理確認通報レベルに達していると判定された時点で、在庫用紙発注通報管理部37が、ホストに自動通報する。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、画像形成装置20の給紙トレイ24内の用紙に付された無線ICチップ情報が読みとれなくなったことに基づいて、パック内最終用紙が使用されたことを検知する。そして、パック内最終用紙が使用されたことに基づいて、在庫用紙情報管理部35の在庫量を更新し、在庫量が在庫管理確認通報レベルに達した場合にホストに発注通報を行う。このため、パック内最終用紙が使用される毎に、在庫量を見直して、在庫量が在庫管理確認通報レベルに達した場合に発注を行うことができる。従って、ユーザの用紙在庫管理の煩わしさを軽減しつつ、より適切に用紙を供給することが可能となる。
・ 上記実施形態では、カウントしたパック内用紙枚数を在庫用紙情報管理部動作ロギング部38に時系列で記録するデータに含めた。このため、このパック内用紙枚数により、同一パックの用紙の使用状況を把握することが可能となる。例えば、パック内用紙枚数が0であれば、同一パックの用紙がすべて使用され、裏紙等の他の用紙が使用されなかったこととなる。一方、パック内用紙枚数がプラスの値であれば、使用されなかった用紙があることとなり、また、パック内用紙枚数がマイナスの値であれば、裏紙等の他の用紙が使用されたこととなる。従って、これらの状況を把握することにより、用紙の供給を調整することが可能となる。
(第2の実施形態)
上記の第1の実施形態では、パック内の用紙について、最下層の用紙にのみICチップを付し、このICチップ付用紙が最下層となるようにして給紙トレイ24に用紙の束をセットした。また、第1の実施形態では、給紙トレイ24内にICチップリーダ/ライタ25を備え、給紙トレイ24内のICチップ情報を読み取ることで、ICチップ情報を読み取れなくなったことにより、最終用紙が使用されたことを検知した。
以下に説明する第2の実施形態では、パック内の用紙について、パック内の最上層の用紙と、最下層の用紙とに、無線ICチップをそれぞれ付しておく。このICチップには、上記第1の実施形態における用紙パック識別子コードの情報に加えて、それぞれ、パック内用紙スタートフラグ(スタートフラグ)又はパック内用紙エンドフラグ(エンドフラグ)が記録されている。本実施形態では、ユーザは、給紙トレイ内が空になった状態で、パックから取り出したすべての用紙(用紙群)を給紙トレイにセットする。
また、本実施形態では、給紙トレイ24内にICチップリーダ/ライタ25を備えるとともに、給紙トレイ24からの給紙直後から用紙排紙までの経路上のいずれかの部位に、経路上読取手段としてのICチップリーダ/ライタ46(図6参照)が備えられている。このICチップリーダ/ライタ46は、用紙が搬送された時点で、用紙に付されたICチ
ップの用紙パック識別コードを読み取る。このため、ICチップリーダ/ライタ46が、スタートフラグ又はエンドフラグ以外の部分について同一の用紙パック識別コードを2度目に読み取った場合に、最終用紙が使用されたこととなる。
本実施形態における画像形成装置40の構成、及び処理手順を以下に詳述する。
図6に示すように、本実施形態の画像形成装置40は、給紙トレイ24から給紙される用紙の搬送経路上に、搬送される用紙のICチップ情報を読み取るためのICチップリーダ/ライタ46を備える。また、画像形成装置40に備えられる用紙在庫情報制御管理部43には、給紙用紙情報検知部45が備えられている。給紙用紙情報検知部45は、ICチップリーダ/ライタ46が読み取ったICチップ情報を検知する。また、セット用紙情報管理部33には、各トレイに対応する使用用紙情報記憶手段としての固定メモリ領域331が設けられている。この固定メモリ領域331には、図8に示すように、トレイ用紙セット時刻、トレイセット用紙使用時刻、用紙パック識別コードから構成されるセット用紙情報が記録されている。用紙パック識別コードは、本実施形態では、メーカ名、紙種コード、パック製造時刻、製造パック識別子、パック内用紙枚数、スタートフラグ、エンドフラグにより構成される。この他の構成は、上記第1の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
次に、本実施形態の処理手順を、図7及び図8を用いて説明する。図8において、トータルカウンタ状態111は、トータルカウンタの状態遷移を示す。セット用紙情報管理部状態112は、セット用紙情報管理部33の固定メモリ領域331の状態遷移を示す。在庫用紙管理データ状態113は、在庫用紙情報管理部35の在庫用紙管理データの状態遷移を示す。
本実施形態では、上記の図1のステップS1−1での画像形成管理動作において実行する図2のセット用紙情報管理データ作成処理において、上記第1の実施形態の場合と同様の処理を行う。つまり、ステップS2−4で新規にセット用紙情報管理データを作成する場合に、固定メモリ領域331に上記の第1の実施形態と同様にデータを記録する。具体的には、セット用紙情報管理部33の固定メモリ領域331に、メーカ名、紙種コード、パック製造時刻、製造パック識別子、パック内用紙枚数に関するデータを記録する。さらに、現在時刻を取得して、トレイ用紙セット時刻データ領域に記録する。但し、固定メモリ領域331のエンドフラグ領域と、スタートフラグ領域は空白とする。つまり、この段階では、固定メモリ領域331は、状態(a)においてパック内用しエンドフラグが未だ設定されていない状態となる。
そして、ステップS1−1における画像形成管理動作において、用紙を給紙トレイ24から給紙した場合に、図6に示す供給用紙管理処理を行う。
図6に示すように、画像形成装置40が使用される場合に、用紙の供給を行うと(ステップS4−1)、用紙搬送経路47上に配置されたICチップリーダ/ライタ46が、用紙に付されたICチップ情報を読み取る(ステップS4−2)。このICチップ情報(用紙パック識別コード)は、給紙用紙情報検知部45に転送される。給紙用紙情報検知部45は、このデータに基づいて、供給される用紙がパック内の最初の用紙又は最後の用紙であることを検知する。このICチップ情報(用紙パック識別コード)は、セット用紙情報管理部33に転送される。
次に、セット用紙情報管理部33は、同一の用紙パック識別コードが既に読み取られているかどうかを調べる(ステップS4−3)。具体的には、セット用紙情報管理部33の固定メモリ領域331に記録されている用紙パック識別コードと、受け付けた用紙パック識別コードとを照合する。なお、この照合は、用紙パック識別コード中、パック内用紙枚数、スタートフラグ及びエンドフラグを除いた部分について行う。ここで、一致する用紙
パック識別コードが固定メモリ領域331に記録されていない場合、同一の用紙パック識別コードの読み取りが未だ行われていないこととなる。
同一の用紙パック識別コードの読み取りが行われていない場合(ステップS4−3においてNOの場合)、セット用紙情報管理部33は、読み取られたICチップ情報について、その受け付けたICチップ情報に含まれているフラグがスタートフラグ又はエンドフラグのいずれであるかを調べる(ステップS4−4)。
ここで、受け付けたICチップ情報にスタートフラグが含まれるのは、スタートフラグが記録されたICチップが付された用紙が最初に使用されるようにして、用紙の束が給紙トレイ24にセットされた場合である。この場合、用紙パックの使用開始がスタートフラグによって識別される。なお、この場合、用紙パックの使用終了は、エンドフラグによって識別されることとなる。一方、受け付けたICチップ情報にエンドフラグが含まれるのは、エンドフラグが記録されたICチップが付された用紙が最初に使用されるようにして、用紙の束が給紙トレイ24にセットされた場合である。つまり、エンドフラグが含まれるのは、上下反対に給紙トレイ24にセットされた場合である。この場合、用紙パックの使用開始がエンドフラグによって識別される。なお、この場合、用紙パックの使用終了は、スタートフラグによって識別されることとなる。
受け付けたICチップ情報にスタートフラグが含まれる場合(ステップS4−4においてYESの場合)、セット用紙情報管理部33は、そのスタートフラグを固定メモリ領域331に記録する(ステップS4−5)。そして、この場合、セット用紙情報管理部33は、エンドフラグを最終用紙判定フラグとして用いるようにセットする(ステップS4−6)。
一方、受け付けたICチップ情報にスタートフラグが含まれない場合(ステップS4−4においてNOの場合)、セット用紙情報管理部33は、そのICチップ情報に含まれるエンドフラグを固定メモリ領域331に記録する(ステップS4−7)。そして、この場合、セット用紙情報管理部33は、スタートフラグを最終用紙判定フラグとして用いるようにセットする(ステップS4−8)。
従って、例えば、エンドフラグが含まれるICチップを付した用紙が先に使用される場合、このICチップ情報に基づいて、状態(a)のようにエンドフラグが設定される。
そして、本実施形態の場合も、上記の第1の実施形態の場合と同様に、セット用紙管理処理を、図2のフローに従って実行する。
つまり、複写管理動作(ステップS1−1)に続いて、まず、ステップS1−2〜ステップS1−6の処理を行う。これにより、固定メモリ領域331のトレイセット用紙使用時刻、及びパック内用紙枚数が更新される。
但し、ステップS1−7におけるパック内最終用紙かどうかの判定においては、用紙経路上のICチップリーダ/ライタ46により読み取られたICチップ情報に含まれるスタートフラグ又はエンドフラグに基づいて判定を行う。具体的には、給紙用紙情報検知部45は、読み取られたICチップ情報をセット用紙情報管理部33にデータ連携する。ここで、ICチップ情報にエンドフラグが含まれる場合、このエンドフラグにより、パック内最終用紙であると判断される。一方、ICチップ情報にスタートフラグが含まれる場合、このスタートフラグにより、パック内最終用紙であると判断される。
そして、ステップS1−8において、セット用紙情報管理部33は、パック内最終用紙判定フラグとして、そのICチップ情報に含まれるスタートフラグ又はエンドフラグを固
定メモリ領域331に記録する。これにより、固定メモリ領域331のスタートフラグとエンドフラグの両方のデータ領域にフラグがセットされた状態となる。
そして、セット用紙情報管理部33は、ステップS1−9〜ステップS1−12の処理を上記第1の実施形態の場合と同様に行う。つまり、固定メモリ領域331のスタートフラグとエンドフラグの両方のデータ領域にフラグがセットされた状態となった場合に、パック内最終用紙の使用を通知するリンクデータを在庫用紙情報管理部35に転送する。
つまり、画像形成装置40が使用され、トータルカウンタのカウント値が進むと、状態(b),状態(c),状態(d)のように、固定メモリ領域331において、パック内用紙枚数及びトレイ1使用時刻のみが、逐次、書き換えられる。そして、パック内最終用紙となるスタートフラグが設定されたICチップ情報が読み取られると、固定メモリ領域331にスタートフラグが設定される。従って、状態(d)のように固定メモリ領域331にスタートフラグ及びエンドフラグの両方が設定されると、セット用紙情報管理部33は、パック内最終用紙の使用を通知するリンクデータを在庫用紙情報管理部35に転送する。
このリンクデータに基づいて、上記第1の実施形態と同様に図4に示す在庫用紙管理処理が行われる。
以上、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の奏する効果に加えて以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、給紙トレイ24内の用紙に付された無線ICチップ情報を読み取る。さらに、画像形成装置40の用紙搬送経路47を通過する用紙の無線ICチップ情報を読み取り、その無線ICチップ情報の用紙パック内スタートフラグ又は用紙パック内エンドフラグに基づいて、用紙パックの用紙の使用開始を検知する。また、用紙パック中、最後に使用される用紙の無線ICチップ情報の用紙パック内スタートフラグ又は用紙パック内エンドフラグに基づいて、用紙パックの用紙の使用終了を検知する。そして、パック内最終用紙の用紙の使用が検知された場合に、在庫用紙情報管理部35で管理する在庫量を更新し、在庫量が在庫管理確認通報レベルに達した場合に発注処理を行う。このため、給紙トレイ24内にセットされた用紙に関する情報を管理できる。また、給紙トレイ24にセットされる用紙の方向にかかわらず、同一の用紙パックの用紙の開始と終了とを検知できる。そして、用紙パックの用紙の使用が終了する毎に、在庫量を見直して、在庫量が在庫管理確認通報レベルに達した場合に発注を行うことができる。従って、ユーザは、給紙トレイ24に用紙をセットする場合に上下を意識しなくてよいため、利便性がよい。そして、用紙在庫管理の煩わしさを軽減しつつ、より適切に用紙を供給することが可能となる。
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○ 上記第2の実施形態では、用紙パック中、最上層と最下層の用紙にICチップを付し、用紙経路上に備えられたICチップリーダ/ライタ46により、その両方のICチップ情報がそれぞれ読み取られた場合に、パック内最終用紙が使用されたと判断した。
これに代えて、用紙パック内の最下層と最上層の用紙だけでなく、より多くの用紙に用紙パック識別コードを記録したICチップを付してもよい。例えば、100枚毎に、用紙パック識別コードと枚数フラグ(「100枚フラグ」、「200枚フラグ」、「300枚フラグ」、「400枚フラグ」)とを記録したICチップを付した用紙を用いる。そして、上記第2の実施形態のように、用紙経路上のICチップリーダ/ライタ46により給紙される用紙のICチップ情報を読み取る。
そして、枚数フラグを含むICチップ情報を読み取った時点で、そのICチップ情報の用紙パック識別コードと異なるコードが固定メモリ領域331に記録されている場合、読み取ったICチップ情報により固定メモリ領域331を更新する。そして、枚数フラグに基づいて、パック内用紙枚数を更新する。例えば、ICチップ情報のパック内用紙枚数が「500枚」で、「100枚フラグ」を読み取った場合には、パック内用紙枚数に「400枚」をセットする。さらに、記録されていた固定メモリ領域331について、スタートフラグ及びエンドフラグのいずれも設定されていない場合には、この時点で、パック内最終用紙の使用を通知するデータを在庫用紙情報管理部35に転送する。
これにより、用紙パックの最下層又は最上層の用紙が給紙トレイ24にセットされなかった場合にも、用紙パックの使用状況を管理でき、適切に自動発注を行うことが可能となる。
また、枚数フラグを含むICチップ情報を読み取った場合に、固定メモリ領域331のパック内用紙枚数と、枚数フラグに基づく枚数とを比較し、両者が異なる場合には、固定メモリ領域331のパック内用紙枚数を再設定してもよい。
これにより、例えば、スタートフラグが記録されたICチップが給紙トレイ24にセットされなかった場合にも、枚数フラグに基づいて、固定メモリ領域331のパック内用紙枚数を調整できる。従って、パック内用紙枚数のうち、未使用の用紙枚数の管理を、より的確に行うことができる。
さらに、上記第2の実施形態では、ホストへの自動通報は、在庫用紙のパック単位で行ったが、在庫管理確認通報レベルは、枚数フラグ単位(上記の場合、100枚毎)で設定してもよい。そして、枚数フラグが検知された時点で、セット用紙情報管理部33から在庫用紙情報管理部35にフラグ単位の用紙の使用を通知する。そして、在庫用紙エンド判定部36は、フラグ単位で用紙使用枚数が在庫管理確認通報レベルに達しているかを確認し、在庫用紙発注通報管理部37がホストに自動通報する。
これにより、フラグ単位(上記の場合、100枚毎)で、在庫情報を確認して、自動発注を行うことができる。従って、より詳細な条件で、自動通報を行うことができる。
○ 上記第2の実施形態では、各給紙トレイ24について固定メモリ領域331を用意し、1つの用紙パック情報のみを管理した。これに代えて、複数の用紙パック情報をそれぞれ記録するための用紙パック管理情報記憶部を用意し、複数の用紙パックを同一の給紙トレイ24にセットした場合、その各々のICチップ情報(用紙パック情報)をそれぞれ管理してもよい。この場合、各々の用紙パック情報を、それぞれ用紙パック管理情報記憶部にセットする。この用紙パック管理情報記憶部には、スタートフラグ、エンドフラグ、及びパック内用紙使用枚数管理フラグをもつ。そして、用紙搬送経路47上のICチップリーダ/ライタがICチップ情報を読み取ったときに、その用紙パック識別コードに基づいて、使用されている用紙パックを判定し、その用紙パックに対応するパック内用紙使用枚数管理フラグをONにする。そして、パック内用紙使用枚数管理フラグがONになっている用紙パック管理情報について、パック内用紙枚数及びトレイセット用紙使用時刻の更新を行う。
これにより、複数の用紙パックから同時に給紙トレイ24に用紙がセットされた場合に、どちらの用紙パックの用紙が使用されているかを識別できる。
○ 上記第1,第2の実施形態では、在庫用紙情報管理部35等を画像形成装置20,40内に備えていたが、外部の用紙発注管理サーバが、同様の機能を有する用紙在庫情報制御管理部を備えていてもよい。この場合について、図9を用いて説明する。
図9に示すように、画像形成装置60は、用紙在庫情報制御管理ホスト70に接続されている。そして、画像形成装置60は、画像形成処理部61にメイン制御部62及びセット用紙在庫情報制御管理部63を備える。メイン制御部62は、画像形成処理メイン制御部31及び用紙作像回数計数管理部32を備える。セット用紙在庫情報制御管理部63は、セット用紙情報管理部33、セット用紙情報検知部34及びパック内最終用紙判定・通報部64を備える。一方、用紙在庫情報制御管理ホスト70は、在庫用紙情報管理部35、在庫用紙エンド判定部36、在庫用紙発注通報管理部37及び在庫用紙情報管理部動作ロギング部38を備える。
そして、パック内最終用紙が使用された場合、パック内最終用紙判定・通報部64がパック内最終用紙の使用を用紙在庫情報制御管理ホスト70に通報する。この通報を受けた用紙在庫情報制御管理ホスト70が、発注管理を行い、在庫用紙が通報レベルに達している場合に、ホストに発注の自動通報を行う。
これにより、画像形成装置60には、在庫管理のための機能を持たせなくてよいため、画像形成装置60の構成を簡略化できるとともに、処理負担を軽減できる。
また、この場合、在庫用紙情報管理部35では、複数の画像形成装置60で使用される用紙の在庫を管理してもよい。これにより、複数の画像形成装置60を有するユーザ企業等で、複数の画像形成装置60で使用される用紙の在庫をまとめて管理し、適切なタイミングで発注することが可能となる。
○ 上記第1,第2の実施形態では、パック内用紙枚数をカウントしたが、パック内用紙枚数のカウントは行わなくてもよい。この場合も、パック内最終用紙が使用されたことは確認できるため、パック数単位での自動発注は可能である。
○ 上記第2の実施形態では、給紙トレイ24内と、用紙搬送経路47上とに、それぞれICチップリーダ/ライタ25,46を備えた。これに代えて、用紙搬送経路47上にのみ、ICチップリーダ/ライタ46を備えてもよい。そして、スタートフラグ又はエンドフラグのいずれかを読み取った際に、同一の用紙パック識別コードが固定メモリ領域331に記録されていない場合に、用紙パック識別コード及びトレイ用紙セット時刻についても固定メモリ領域331に記録してもよい。これにより、使用するICチップリーダ/ライタを減らすことができるとともに、処理を簡略化することができる。
○ 上記第1,第2の実施形態では、在庫管理確認通報レベルに達した場合、在庫用紙発注通報管理部37がホストに自動発注を行うとともに、用紙在庫管理者に電子メールにより通知した。これに代えて、自動発注又は電子メール等による用紙在庫管理者への通知のいずれかのみを行ってもよい。なお、用紙在庫管理者への通知のみを行う場合には、用紙在庫管理者の判断により発注を行うこととなる。
○ 上記第1,第2の実施形態では、給紙トレイ24内が空になった状態で、新たに用紙をセットする場合について説明した。これに代えて、給紙トレイ24内に用紙が存在するうちに、さらに、用紙を追加してセットすることがある場合についても、用紙発注管理を行ってもよい。この場合、給紙トレイ24内のICチップ情報をすべて記録しておく必要がある。例えば、固定メモリ領域330,331の他に待避領域を設け、給紙トレイ24にセットされている用紙に加えて、さらに用紙がセットされた場合には、前にセットされていた用紙について、セット用紙情報管理データを待避領域に記録する。そして、加えられた用紙について、パック内最終用紙が使用された場合に、待避領域に待避してあったセット用紙情報管理データを固定メモリ領域330,331に戻してもよい。このとき、より遅くセットされた用紙パックについてのセット用紙情報管理データを固定メモリ領域330,331に戻すようにする。
なお、待避領域を用いず、複数のセット用紙情報管理データを記憶させ、現在使用中の用紙についてのセット用紙情報管理データを、フラグやトレイ用紙セット時刻に基づいて選択するようにしてもよい。
これにより、給紙トレイ24内の用紙が終了する前に、別の用紙パックの用紙が追加された場合についても、追加された用紙パックの用紙の使用と、前からセットされていた用紙の使用とを、それぞれ管理できる。さらに、前からセットされていた用紙について、パック内用紙枚数を保存し、そのパックの用紙の使用が再開されたときにディクリメントを再開するため、使用が中断されていた、前からセットされていた用紙についても、使用状況を把握することが可能となる。
本発明の第1の実施形態の画像形成装置の機能構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態の処理手順の説明図。 本発明の第1の実施形態の処理手順の説明図。 本発明の第1の実施形態の処理手順の説明図。 本発明の第1の実施形態の具体例の説明図。 本発明の第2の実施形態の画像形成装置の機能構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態の処理手順の説明図。 本発明の第2の実施形態の具体例の説明図。 別例のシステムの機能構成を示すブロック図。
符号の説明
20,40,60…画像形成装置、24…給紙トレイ、25…給紙トレイ読取手段としてのICチップリーダ/ライタ、47…用紙搬送経路、46…経路上読取手段としてのICチップリーダ/ライタ、330,331…使用用紙情報記憶手段としての固定メモリ領域。

Claims (13)

  1. 画像形成装置の給紙トレイにまとめてセットされる用紙群の少なくとも1枚に付された用紙識別情報を記憶した記憶素子と、用紙への作像毎に、前記作像の回数情報をカウントする用紙作像回数計数管理部と、前記給紙トレイ内の記憶素子の情報を読み取る給紙トレイ内読取手段を備えた画像形成装置と、在庫管理手段とを用いて、画像形成装置で使用される用紙の発注を管理する方法であって、
    前記画像形成装置が、前記給紙トレイ内読取手段により、前記画像形成装置の給紙トレイ内の用紙の記憶素子の用紙識別情報及び用紙群の用紙枚数を読み取って、使用用紙情報記憶手段に記録する段階と、
    前記画像形成装置が、前記用紙作像回数計数管理部から通知されたデータに基づいて、前記使用用紙情報記憶手段に記録に記録された用紙枚数をディクリメントさせて更新し、
    前記画像形成装置が、前記使用用紙情報記憶手段に記録された前記記憶素子の情報を読みとれなくなったことに基づいて、用紙群の使用終了を検知し、前記在庫管理手段に通知する段階と、
    前記在庫管理手段が、前記用紙群の使用終了の通知に基づいて在庫データ記憶手段の在庫量を更新する段階と、
    前記在庫管理手段が、前記在庫量が発注基準値以下になった場合に発注処理を行う段階と
    を備えたことを特徴とする用紙発注管理方法。
  2. 画像形成装置の給紙トレイにまとめてセットされる用紙群中の用紙に付された前記用紙群の使用開始を識別する用紙識別情報を記憶した記憶素子と、前記用紙群の使用終了を識別する用紙識別情報を記憶した記憶素子と、用紙への作像毎に、前記作像の回数情報をカウントする用紙作像回数計数管理部と、用紙搬送経路上で用紙の記憶素子の情報を読み取る経路上読取手段を備えた画像形成装置と、在庫管理手段とを用いて、画像形成装置で使用される用紙の発注を管理する方法であって、
    前記画像形成装置が、前記経路上読取手段により、前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の用紙識別情報及び用紙群の用紙枚数を読み取って、前記用紙群の使用開始を検知し、前記記憶素子の情報を使用用紙情報記憶手段に記録する段階と、
    前記画像形成装置が、前記用紙作像回数計数管理部から通知されたデータに基づいて、前記使用用紙情報記憶手段に記録に記録された用紙枚数をディクリメントさせて更新し、
    前記画像形成装置が、前記経路上読取手段により前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の情報を読み取って、前記使用用紙情報記憶手段に前記記憶素子の情報が記録された用紙群の使用終了を検知し、前記在庫管理手段に通知する段階と、
    前記在庫管理手段が、前記用紙群の使用終了の通知に基づいて在庫データ記憶手段の在庫量を更新する段階と、
    前記在庫管理手段が、前記在庫量が発注基準値以下になった場合に発注処理を行う段階と
    を備えたことを特徴とする用紙発注管理方法。
  3. 画像形成装置の給紙トレイにまとめてセットされる用紙群中の用紙に付された前記用紙群の使用開始を識別する用紙識別情報を記憶した記憶素子と、前記用紙群の使用終了を識別する用紙識別情報を記憶した記憶素子と、用紙への作像毎に、前記作像の回数情報をカウントする用紙作像回数計数管理部と、前記給紙トレイ内の前記記憶素子の情報を読み取る給紙トレイ内読取手段と用紙搬送経路上で前記記憶素子の情報を読み取る経路上読取手段とを備えた画像形成装置と、在庫管理手段とを用いて、画像形成装置で使用される用紙の発注を管理する方法であって、
    前記画像形成装置が、前記給紙トレイ内読取手段により、前記画像形成装置の給紙トレイ内の用紙に付された記憶素子の用紙識別情報及び用紙群の用紙枚数を読み取って、使用用紙情報記憶手段に記録する段階と、
    前記画像形成装置が、前記経路上読取手段により前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の情報を読み取って、前記使用用紙情報記憶手段に前記記憶素子の情報が記録された用紙群の使用開始を検知する段階と、
    前記画像形成装置が、前記用紙作像回数計数管理部から通知されたデータに基づいて、前記使用用紙情報記憶手段に記録に記録された用紙枚数をディクリメントさせて更新し、
    前記画像形成装置が、前記経路上読取手段により前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の情報を読み取って、前記使用用紙情報記憶手段に前記記憶素子の情報が記録された用紙群の使用終了を検知し、前記在庫管理手段に通知する段階と、
    前記在庫管理手段が、前記用紙群の使用終了の通知に基づいて在庫データ記憶手段の在庫量を更新する段階と、
    前記在庫管理手段が、前記在庫量が発注基準値以下になった場合に発注処理を行う段階と
    を備えたことを特徴とする用紙発注管理方法。
  4. 前記用紙群中の任意の位置の用紙に、前記用紙群の用紙識別情報を記録した記憶素子を付し、
    前記画像形成装置が、前記経路上読取手段により前記用紙群中の任意の位置の用紙の記憶素子の情報を読み取って、その情報に基づいて前記使用用紙情報記憶手段に記憶された情報を更新することを特徴とする請求項2又は3に記載の用紙発注管理方法。
  5. 前記使用用紙情報記憶手段は、同一の給紙トレイ内にセットされた複数の用紙群の用紙識別情報をそれぞれ記憶し、
    前記画像形成装置が、前記使用用紙情報記憶手段に記憶された用紙識別情報のうち、使用された用紙が含まれる用紙群の用紙識別情報を特定する段階をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の用紙発注管理方法。
  6. 前記発注基準値は、任意の値で設定可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の用紙発注管理方法。
  7. 用紙への作像毎に、前記作像の回数情報をカウントする用紙作像回数計数管理部と、画像形成装置の給紙トレイ内の記憶素子の情報を読み取る給紙トレイ内読取手段を備えた画像形成装置であって、
    前記給紙トレイ内読取手段により、前記画像形成装置の給紙トレイ内の用紙の記憶素子の用紙識別情報及び用紙群の用紙枚数を読み取って、使用用紙情報記憶手段に記録する手段と、
    前記用紙作像回数計数管理部から通知されたデータに基づいて、前記使用用紙情報記憶手段に記録に記録された用紙枚数をディクリメントさせて更新し、
    前記使用用紙情報記憶手段に記録された前記記憶素子の情報を読みとれなくなったことに基づいて、用紙群の使用終了を検知する手段と、
    前記用紙群の使用終了が検知されたことに基づいて、発注処理の実行についての判断に用いる在庫量を更新するためのデータを出力する手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 用紙への作像毎に、前記作像の回数情報をカウントする用紙作像回数計数管理部と、画像形成装置の用紙搬送経路上で用紙の記憶素子の情報を読み取る経路上読取手段を備えた画像形成装置であって、
    前記経路上読取手段により、前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の用紙識別情報及び用紙群の用紙枚数を読み取って、前記用紙群の使用開始を検知し、前記記憶素子の情報を使用用紙情報記憶手段に記録する手段と、
    前記画像形成装置が、前記経路上読取手段により前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の情報を読み取って、前記使用用紙情報記憶手段に前記記憶素子の情報が記録された用紙群の使用終了を検知する手段と、
    前記用紙作像回数計数管理部から通知されたデータに基づいて、前記使用用紙情報記憶手段に記録に記録された用紙枚数をディクリメントさせて更新し、
    前記用紙群の使用終了が検知されたことに基づいて、発注処理の実行についての判断に用いる在庫量を更新するためのデータを出力する手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 用紙への作像毎に、前記作像の回数情報をカウントする用紙作像回数計数管理部と、画像形成装置の給紙トレイ内の記憶素子の情報を読み取る給紙トレイ内読取手段と前記画像形成装置の用紙搬送経路上で記憶素子の情報を読み取る経路上読取手段とを備えた画像形成装置であって、
    前記給紙トレイ内読取手段により、前記画像形成装置の給紙トレイ内の用紙に付された記憶素子の用紙識別情報及び用紙群の用紙枚数を読み取って、使用用紙情報記憶手段に記録する手段と、
    前記経路上読取手段により前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の情報を読み取って、前記使用用紙情報記憶手段に前記記憶素子の情報が記録された用紙群の使用開始を検知する手段と、
    前記用紙作像回数計数管理部から通知されたデータに基づいて、前記使用用紙情報記憶手段に記録に記録された用紙枚数をディクリメントさせて更新し、
    記経路上読取手段により前記画像形成装置の用紙搬送経路を通過する用紙の記憶素子の情報を読み取って、前記使用用紙情報記憶手段に前記記憶素子の情報が記録された用紙群の使用終了を検知する手段と、
    前記用紙群の使用終了が検知されたことに基づいて、発注処理の実行についての判断に用いる在庫量を更新するためのデータを出力する手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記用紙群中の任意の位置の用紙に、前記用紙群の用紙識別情報を記録した記憶素子を付し、
    前記経路上読取手段により前記用紙群中の任意の位置の用紙の記憶素子の情報を読み取って、その情報に基づいて前記使用用紙情報記憶手段に記憶された情報を更新することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記使用用紙情報記憶手段は、同一の給紙トレイ内にセットされた複数の用紙群の用紙識別情報をそれぞれ記憶し、
    前記使用用紙情報記憶手段に記憶された用紙識別情報のうち、使用された用紙が含まれる用紙群の用紙識別情報を特定する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7〜10のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  12. 前記発注処理の実行についての判断に用いる在庫量を更新するためのデータに基づいて、在庫データ記憶手段の在庫量を更新する手段と、
    前記在庫量が発注基準値以下になった場合に発注処理を行う手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項7〜11のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  13. 前記発注基準値は、任意の値で設定可能であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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