JP4231259B2 - プレス機のワーククランプ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレス機のワーククランプ装置に関し、特に、途中が屈曲形成された金属配管の端部とフランジ金具とをプレス機でかしめて接続する際に用いられるワーククランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーエアコンの冷媒配管の加工では、途中が屈曲形成された2本のアルミ管の端部をアルミダイキャスト製のフランジ金具に接続する工程がある。アルミ管が直管である場合は、その直管部をクランプしてフランジ金具を挿入し上方からプレス機でかしめて接続することが可能である。しかし、多くの場合はアルミ管が直管でなく2本とも3次元方向に曲げられているため、単純に前後2方向からクランプすることが不可能であり、プレス機でかしめてフランジ金具を接続することができなかった。そのため、従来はアルミ管とフランジ金具をロウ付けで接続する方法が取られており、ロウ付け後の気密試験が必要となりコストが増大するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、途中が屈曲形成された2本のアルミ管の端部をアルミダイキャスト製のフランジ金具に接続する場合に、プレス機でかしめて接続することができるワーククランプ装置を提案することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のプレス機のワーククランプ装置は、金属管の上端部にフランジ金具が結合したワークを、1対のクランプ子を用いて相対する前後2方向からクランプして、上から管端部をパンチ加工するプレス機のワーククランプ装置であって、
下端が前記プレス機の下台に支持固定されるとともに、ワークの前記フランジ金具下面を支持する支持面部分を備えた一方のクランプ子と、下端が前記プレス機の下台に前後方向移動自在に支持されるとともに、ワークの前記フランジ金具下面を支持する支持面部分を備えた他方のクランプ子と、前記ワーククランプ装置の側方に水平に配設された油圧シリンダと、前記ワーククランプ装置の斜め前方にあって前記プレス機の下台に支持固定されたブラケットと、中間の支点部分が前記ブラケットに軸支され、一端が前記油圧シリンダのロッド先端に回動自在に連結され、他端が前記他方のクランプ子の背面に当接されたクランプレバーと、を備えて成り、
ワークをクランプする場合は前記油圧シリンダのロッドを前進させて前記クランプレバーの他端を前記他方のクランプ子の背面に押圧させて前記両クランプ子間にワークをクランプすることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明に係るワーククランプ装置を備えたプレス機の正面図であり、図2は図1のワーククランプ装置を取り出して示した平面図であり、図3は図2の側面図である。図4は図2のアンクランプ状態を示す図である。
図1において、1はプレス機であり上部に駆動用の油圧シリンダ2が設置されている。3はプレス機1のパンチであり、第1パンチ乃至第3パンチが併設されている。パンチ3の下方のプレス機1の下台4に、ワーククランプ装置5が配設されている。このワーククランプ装置5の右側が前方で、左側が後方となり、前方側からワークWの着脱が行われるとともに、ワークWをクランプした状態で、上方からパンチ3が下降して、ワークWをかしめ加工する。
【0006】
図2および図3は、ワークWをクランプした状態のワーククランプ装置5を示す。ワークWは、アルミダイキャスト製のフランジ金具W1とアルミ管W2,W3とからなる。アルミ管W2,W3は、フランジ金具W1に下方から挿入された状態でクランプされ、その状態で上方からパンチ3が下降しアルミ管W2,W3の端部が拡げられることによりフランジ金具W1と一体化される。アルミ管W2,W3とそれが挿入されたフランジ金具W1は、前後方向からクランプ子6,7によりクランプされる。
【0007】
後方のクランプ子6は、プレス機の下台4に一体的に固定されたブラケット8に支持されている。前方のクランプ子7は、プレス機の下台4に前後動自在に支持されたブラケット9に固定されている。すなわち、図4に示すように、ブラケット9を前方に移動させて、クランプ子6,7を離間させた状態で、クランプ子6,7の間に、小判型のフランジ金具W1と屈曲形成されたアルミ管W2,W3の端部を挿入するようにしたものである。なお、ブラケット9は、図示しないが下台4上に形成したレールをスライドするようにして、前後動を可能にしている。
【0008】
また、フランジ金具W1の下面がクランプ子6,7に支持される部分は、クランプ子6の側の支持面が、フランジ金具W1の前後方向の中心位置よりも前方に突出している(図3および図4のA部分)。それに対応して、クランプ子7の側の支持面が、フランジ金具W1の前後方向の中心位置よりも右方向に後退している。
【0009】
また、ブラケット8の後端側面には、ピン11を介して油圧シリンダ12が支持されており、油圧シリンダ12のロッド18の先端の二山クレビス金具13が、クランプレバー14の一端に連結されている。クランプレバー14は、中間の支点部分15がブラケット16に軸支され、図2のように、クランプ時に油圧シリンダ12のロッド18が前進すると、他端17がブラケット9を介してクランプ子7を押圧するように構成されている。なお、ブラケット16は下台4に支持固定されている。
【0010】
すなわち、このワーククランプ装置5は、アンクランプ時に、油圧シリンダ12のロッド18を後退させてクランプレバー14を時計方向に回動し、他端17を後退させ、ブラケット9およびクランプ子7の右方向への移動を可能にする。クランプ子7が右方向に移動して、クランプ子6,7の間が開いた状態で、かしめ加工の済んだフランジ金具W1とアルミ管W2,W3を取り出し、次いで、新たにフランジ金具W1とアルミ管W2,W3をセットしてから、油圧シリンダ12のロッド18を前進させてクランプレバー14を反時計方向に回動し、他端17を左方向に移動させ、クランプ子6,7を閉じてクランプする。次いで、パンチ3を下降させてアルミ管W2,W3のかしめ加工を行う。
【0011】
なおここで、ブラケット9およびクランプ子7をバネ(図示せず)を用いて右方向に付勢しておき、クランプレバー14が時計方向に回動して他端17が右下方向へ移動したとき、ブラケット9およびクランプ子7が右方向へ移動するように構成することも可能である。
【0012】
このように、本発明では、ワークWの前方側をクランプするクランプ子7の背面をブラケット9を介してクランプレバー14で押圧するように構成したことで、ワークWのかしめ加工時に、ワークWからクランプ子7に加えられた荷重は、クランプレバー14の他端17と、支持面Aを介してクランプ子6に支えられることになる。その結果、クランプ子7の下方に位置するブラケット9の部分が、荷重を支える力学的に無効部分となり、任意の形状に切除してアルミ管W2,W3の屈曲部の占有空間とすることが可能となって、途中が屈曲形成された2本のアルミ管W2,W3の端部をアルミダイキャスト製のフランジ金具W1にかしめて接
続することが可能となる。
【0013】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、クランプ子の背面を油圧シリンダによって駆動されるクランプレバーを用いて押圧するようにしたことで、クランプレバーの下方の空間がフリーとなり、その空間を屈曲形成された配管等のワークの占有空間とすることが可能となる。その結果、途中が屈曲形成された2本のアルミ管の端部をアルミダイキャスト製のフランジ金具に接続する場合に、このワーククランプ装置を用いることで、プレス機でかしめて接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーククランプ装置を備えたプレス機の正面図である。
【図2】図1のワーククランプ装置を取り出して示した平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2のアンクランプ状態を示す図である。
【符号の説明】
1 プレス機
2 油圧シリンダ
3 パンチ
4 下台
5 ワーククランプ装置
6,7 クランプ子
8,9 ブラケット
11 ピン
12 油圧シリンダ
13 二山クレビス金具
14 クランプレバー
15 支点部分
16 ブラケット
17 他端
18 ロッド
W ワーク
W1 フランジ金具
W2,W3 アルミ管
Claims (1)
- 金属管の上端部にフランジ金具が結合したワークを、1対のクランプ子を用いて相対する前後2方向からクランプして、上から管端部をパンチ加工するプレス機のワーククランプ装置であって、
下端が前記プレス機の下台に支持固定されるとともに、ワークの前記フランジ金具下面を支持する支持面部分を備えた一方のクランプ子と、
下端がプレス機の前記下台に前後方向移動自在に支持されるとともに、ワークの前記フランジ金具下面を支持する支持面部分を備えた他方のクランプ子と、
前記ワーククランプ装置の側方に水平に配設された油圧シリンダと、
前記ワーククランプ装置の斜め前方にあって前記プレス機の下台に支持固定されたブラケットと、
中間の支点部分が前記ブラケットに軸支され、一端が前記油圧シリンダのロッド先端に回動自在に連結され、他端が前記他方のクランプ子の背面に当接されたクランプレバーと、
を備えて成り、
ワークをクランプする場合は前記油圧シリンダのロッドを前進させて前記クランプレバーの他端を前記他方のクランプ子の背面に押圧させて前記両クランプ子間にワークをクランプすることを特徴とするプレス機のワーククランプ装置。
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JP2002256218A JP4231259B2 (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | プレス機のワーククランプ装置 |
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Publications (2)
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JP2004090058A JP2004090058A (ja) | 2004-03-25 |
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Family
ID=32061504
Family Applications (1)
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2002
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