JP4230748B2 - カメラの外装ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器の外装ケースにおいて、形状、機種名、装飾的印刷、塗装等の異なる異品種の製品を容易に形成することのできるようにした電子機器の外装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、異種形状機種の外装構造を製作するときには、キャビネット金型及び衣装、印刷をかえて、異機種の外装構造を製造していた。従って、設計、製造のリードタイムを長く取る必要があった。
【0003】
射出成形機の固定側に設置され溶融樹脂の射出孔を備え成形品の裏面形状を成形する凸型と、射出成形機の移動側に設置され凸型と嵌合して成形品の表面形状を形成する凹型と、凸型と凹型とによって挾持されるシート押さえ金型を用い、凸型とシート押さえ金型との間に加飾シートをインサートした後に型締めし、次いで、溶融樹脂を射出して一体成形した後に冷却し、型開きを行って成形品を取り出し、加飾シートの余剰部分をトリミングして外装構造のシートインサートを成形する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
この成形金型及び成形方法によれば、樹脂成形体の縁部裏面側にまで加飾シートが回り込んで被覆された成形品が得られるため、成形品の周縁の見栄えを向上させることができる。
【0005】
また、成形後に不要シート部分が成形品の裏面側に回り込むため、最終製品形状に合致させて正確にトリミングを行う必要がなく、コスト低減を図ることができる。更に、型締め時にシート押さえ金型によりシートを凸型に押圧することにより、シートの折り重なりを防止することができ、シワの発生を抑制することができる。また、凹型とシート押さえ金型の相互に嵌合可能な段差部を設けることにより、型締めと同時に成形品の周縁形状に沿ってシートの切断を行うことができ、トリミング工程を省略することができ、見栄えの良い成形品を安く得ることができる。
【0006】
さらに、シート押さえ金型は成形品の周縁に沿って環状の中抜け形状をなし、この押さえ金型の内縁を凹型の内縁より内側に突出させた構成とすることにより、成形品縁部の裏面(内縁)にまで確実に加飾シートを回り込ませることができ、最終製品の見栄えを著しく向上させることができる。
【0007】
また、ここで用いられる樹脂は、射出成形が可能な樹脂であれば、種類を問わずに用いることができ、さらにに意匠的な装飾を向上させる加飾シートもインサート成形が可能で、射出成形用樹脂の高温・高圧により延伸できるものであればその種類は問わないものである。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−225960号公報(第3−4頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
電子機器の外装では、全世界の向け先により印刷内容を変えた、納期のかかるキャビネットをそれぞれ製作し、製造ラインでそれぞれ別に作る必要があり、各国の向け先をある程度の在庫をもった形でそれぞれ作る必要があった。
【0010】
本発明は上記のような外装構造のシートインサート技術等を利用して、異なる外装を製造し、共通のキャビネットに、異なる外装を付与することによって異種製品を製造することができるようにしたもので、製造工程を合理化し、個別の無駄な在庫を貯える必要がないようにした技術を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電子機器の外装ケースにおいて、外装化粧前のキャビネットに異形状のシート状の衣装を貼り付けてなることを特徴とする電子機器の外装構造である。本発明は電子機器の外装ケースにおいて、外装のお化粧がなく、また機種名等のない粗キャビネットで本体を形成してベース形状とし、このベース形状に異形状機種の外形を形成したシートを後付けし、絞ったシート状に成形した衣装を製造工程の最終工程で貼り付けることにより簡単に異形状の異機種の外観をつくることのできる外装構造を提供するものである。
【0012】
本発明によれば絞りをいれた衣装、印刷されたシート状の化粧部品を製造ラインの最終工程で、Wフェイス等を用い、ベースキャビネットに後付けすることにより、簡単に異種機種を生産することができる。なお、ベース形状のキャビネットに異種形状を付与するために付加する別のベース形状部材を貼り付け、それに合わせた絞った化粧シートを貼ることにより、外形形状が異なる複数種類の製品を容易に製造することができ、設計、製造のリードタイム、機種の自由性を持つことができ、生産効率向上に寄与する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施例を説明するカメラ10の外装構造を示す分解斜視図である。カメラ10は、フロントキャビネット11とリアキャビネット12とを前後に組み合わせて外装キャビネットを形成している。例えば、フロントキャビネット11は、衣装を施していない粗キャビネットで、ベース形状のキャビネットである。このフロントキャビネット11はレンズ13、ファインダ14、ストロボ15、レンズフード取付け孔16,外装部材24取付け孔18等を形成した非外観面17を前面に露出している。例えば、ある機種のカメラの外形として必要なフロントキャビネット11に付加する別のベース形状部材として、レンズフード21を矢印23で示すようにレンズ13の位置に貼り付け装着し、脚22をフード取付け孔16に挿入して、固定する。同様に、異種形状を付与するために付加する外装部材24も、矢印26で示すように、フロントキャビネット11の前面に貼り付ける。このとき、脚5を取付け孔18に挿入して位置決めする。
【0014】
その後、透明シートからなる衣装31を矢印38で示すように、Wフェイスによりカメラ10のフロントキャビネット11の前面に貼り付ける。衣装31は、レンズフード21を被覆する絞り形状32、ファインダ窓33、ストロボ窓34を備え、また外装部材24を覆おう凸部35を備えている。この衣装31のレンズ部分の縦断面図を図2に例示した。絞り形状32は、レンズフード21の外形に密着するように弾性的に形成されている。さらに、例えば、カメラの型式名36、向け先別機種名37等、個別の印刷や意匠が施されている。これらのカメラの型式名36、向け先別機種名37、又は装飾的印刷や外装塗装等は、透明なシートである衣装31の内面側に施されている。このことにより、これらの印字や塗装等はカメラの表面に施されていないので、カメラの使用中に剥がれたり、変色したり、損傷を受けたりすることはない。また、これらを内面に施した透明な衣装31はカメラの高級感を昂揚する。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、絞りをいれた衣装、印刷されたシート状の化粧部品を製造ラインの最終工程で、Wフェイス等を用いベースキャビネットに後付けすることにより、簡単に異種機種を生産することができる。すなわち、ベース形状のキャビネットに例えば、異種形状にするために付加するベース形状を貼り付け、それに合わせた絞った化粧シートを貼ることにより、異種形状の製品を容易に製造することができ、設計、製造のリードタイムを短縮することができ、機種の自由性を持つことができ、生産効率の向上に寄与する。
【0016】
特に、ある1つの機種をベースにし、キャビネットの金型を変更することなく、形状が変った多数の仕様のスペックダウン、スペックアップした製品を容易に作製することが可能となる。
【0017】
本発明によれば、向け先の異なる全世界用のベース機を大量生産することができるため、段取り変え等が不必要となり、コスト的にも効率化を図ることができる。
【0018】
また後付けするシートは、透明シートを用い、裏面に印刷、塗装を施すため、ユーザの使用時に、印刷や塗装等が剥離することなく、永久に美しい外観を保ち、また、塗装等が透明シートの裏側に施されるため透明被膜が外装面となり、外観的に高級感がでると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する分解斜視図である。
【図2】実施例のシート状の衣装の断面図である。
【符号の説明】
10 カメラ
11 フロントキャビネット
12 リアキャビネット
13 レンズ
14 ファインダ
15 ストロボ
16 フード取付孔
17 非外観面
18 取付孔
21 フード
22 脚
23 矢印
24 外装部材
25 脚
26 矢印
31 衣装(透明シート)
32 絞り形状
33 ファインダ窓
34 ストロボ窓
35 凸部
36 型式名
37 向け先別機種名

Claims (2)

  1. フロントキャビネットとリアキャビネットからなるベースキャビネットと、前記フロントキャビネットの外面に取り付けられた透明シート状の化粧部品とからなるカメラの外装ケースにおいて、
    前記化粧部品が、該化粧部品の内側に印刷もしくは塗装が施されてなるとともに、前記フロントキャビネットに付加されたレンズフードを覆う、該レンズフードの外形に密着するように弾性的に形成された絞り部を備えていることを特徴とするカメラの外装ケース。
  2. 前記化粧部品が、前記フロントキャビネットに付加された外装部材を覆う凸部を備えていることを特徴とする請求項1記載のカメラの外装ケース。
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