JP4229149B2 - ビデオ信号処理装置およびビデオ信号処理方法、ビデオ信号符号化装置およびビデオ信号符号化方法、並びにプログラム - Google Patents

ビデオ信号処理装置およびビデオ信号処理方法、ビデオ信号符号化装置およびビデオ信号符号化方法、並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4229149B2
JP4229149B2 JP2006193126A JP2006193126A JP4229149B2 JP 4229149 B2 JP4229149 B2 JP 4229149B2 JP 2006193126 A JP2006193126 A JP 2006193126A JP 2006193126 A JP2006193126 A JP 2006193126A JP 4229149 B2 JP4229149 B2 JP 4229149B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
epb
encoded video
encoding
editing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006193126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008022361A (ja
Inventor
浩司 鹿島
智 隈
公志 江島
卓也 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006193126A priority Critical patent/JP4229149B2/ja
Priority to US12/307,666 priority patent/US8320744B2/en
Priority to PCT/JP2007/063947 priority patent/WO2008007756A1/ja
Priority to CN200780025668XA priority patent/CN101485200B/zh
Priority to KR20097000553A priority patent/KR20090039710A/ko
Priority to CN2010101678697A priority patent/CN101841716B/zh
Publication of JP2008022361A publication Critical patent/JP2008022361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4229149B2 publication Critical patent/JP4229149B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/40Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using video transcoding, i.e. partial or full decoding of a coded input stream followed by re-encoding of the decoded output stream
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/02Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
    • G11B27/034Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on discs
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/103Selection of coding mode or of prediction mode
    • H04N19/114Adapting the group of pictures [GOP] structure, e.g. number of B-frames between two anchor frames
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/70Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by syntax aspects related to video coding, e.g. related to compression standards
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/78Television signal recording using magnetic recording
    • H04N5/781Television signal recording using magnetic recording on disks or drums
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/84Television signal recording using optical recording
    • H04N5/85Television signal recording using optical recording on discs or drums

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

本発明は、ビデオ信号処理装置およびビデオ信号処理方法、ビデオ信号符号化装置およびビデオ信号符号化方法、並びにプログラムに関し、特に、符号化ビデオ信号を完全に復号することなくフレーム単位で編集できるようにするビデオ信号処理装置およびビデオ信号処理方法、ビデオ信号符号化装置およびビデオ信号符号化方法、並びにプログラムに関する。
例えばMPEG2方式などによって圧縮符号化されているビデオ信号(以下、符号化ビデオ信号と称する)から所定の区間を抽出するような編集を行う場合、GOP(Group of Pictures)単位で抽出するときには、符号化ビデオ信号を復号することなく比較的少ない演算量で当該編集を行うことができる。
これに対して、GOP単位よりも細かくフレーム単位で抽出するときには、各ピクチャ間で参照関係があるので復号処理は必須である。最も容易な方法は、符号化データを全て復号した後に所定の区間を抽出することである。
しかしながら、符号化データを全て復号しても、抽出後に再び符号化する必要があるので、無駄な演算を行っていることがあり、一連の処理を終えるのに時間を要してしまう。
そこで、符号化ビデオ信号からフレーム単位の所定の区間を抽出するような編集をできる限り速やかに実行する方法として、スマートレンダリング編集と称する技法が存在する(例えば、特許文献1参照)。
スマートレンダリング編集においては、例えば図1Aに示すような連続した符号化ビデオ信号から任意の区間を抽出する編集を行う場合、抽出区間のうち、先端と終端をそれぞれ含むGOPだけをそれぞれ復号して所望のフレームを抽出し、再度符号化する。
また抽出区間のうち、先端のGOPと終端のGOP以外の中間部分については、符号化ビデオ信号そのままで復号することなく抽出する。
したがって、スマートレンダリング編集後の抽出区間の符号化ビデオ信号は、図1Bに示すように、再符号化された部分(再符号化部分)と、再符号化部分に挟まれた再符号化されていない部分(中間部分)が存在することになる。なお、再符号化部分および中間部分の双方において符号化ビデオ信号内の所定のパラメータの書き換えが生じている。
ところで、現状においては、ビデオ信号の圧縮符号化方式としてMPEG2方式が標準的に使用されるが、今後においては、MPEG2方式よりも画質を劣化させることなくより高い圧縮率を実現できるH.264/AVC方式の普及が見込まれている。
H.264/AVC方式では、ビデオ信号を符号化した符号化列中に、図2Aに示すような所定のデータ配列(0x00,0x00,0xXX(XXは00,01,02または03))が含まれている場合、H.264/AVC方式で規定されているスタートコード(0x00,0x00,0x01)が擬似的に出現してしまうことを抑止するため、図2Bに示すように、0x00,0x00と0xXXの間に、EPB(Emulation Prevention Byte)と称する0x03を挿入する規定がある。したがって、H.264/AVC方式の符号化ビデオ信号においては、所定のデータ配列に対してEPBが挿入されている。
特開2004−104361号公報
上述したように、符号化ビデオ信号をスマートレンダリング編集すると、パラメータの書き換えが生じる。したがって、H.264/AVC方式の符号化ビデオ信号をスマートレンダリング編集した場合にもパラメータの書き換えが生じ、このパラメータの書き換えによって所定のデータ配列が変更されて、挿入されていたEPBが不要になって消滅したり、反対に所定のデータ配列が出現してEPBが挿入されたりすることが発生し得る。このように、スマートレンダリング編集によって、EPBが消滅したりEPBが挿入されたりすることを、以下、EPB問題と称する。
EPB問題が生じた場合、符号化ビデオ信号のデータ長が変化するので、スマートレンダリング編集後の符号化ビデオ信号が、予め定められた規格に違反してしまい、仮想参照デコーダ(HRD;Hypothetical Reference Decoder)の条件を満たさない可能性がある。
したがって、符号化ビデオ信号をスマートレンダリング編集した際にEPB問題を生じさせない方法、発生したEPB問題の解決方法の出現が望まれている。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、符号化ビデオ信号をスマートレンダリング編集した際、EPB問題を生じさせない、あるいは発生したEPB問題の解決するようにするものである。
本発明の第1の側面であるビデオ信号処理装置は、符号化ビデオ信号のフレーム単位で指定された区間をスマートレンダリング編集するビデオ信号処理装置において、入力された前記符号化ビデオ信号に対してEPB問題発生防止対策が施されているか否かを、前記符号化ビデオ信号に含まれる、前記EPB問題発生防止対策が施されているか否かを示す情報に基づいて判定する判定手段と、入力された前記符号化ビデオ信号のフレーム単位で指定された区間の先端部分および終端部分をデコードして再エンコードし、前記区間のうちの前記先端部分および前記終端部分に含まれない中間部分をデコードすることなくそのまま出力するスマートレンダリング編集手段と、前記再エンコードに伴う前記符号化ビデオ信号中の所定のパラメータの書き換えによって編集後の符号化ビデオ信号に、EPBが新たに挿入される第1の事象、または編集前に存在していたEPBが消滅する第2の事象を指すEPB問題の発生を検出し、前記第1の事象が発生したときには、前記符号化ビデオ信号に予め挿入されているフィラーまたは所定のデータを挿入されたEPBの分だけ削除し、前記第2の事象が発生したときには、消滅したEPBの分だけ前記符号化ビデオ信号にフィラーを挿入するEPB問題対応手段とを含み、前記判定手段によって、入力された前記符号化ビデオ信号にEPB問題発生防止対策が施されていると判定された場合、前記EPB問題対応手段の処理は省略される。
本発明の第1の側面であるビデオ信号処理方法は、符号化ビデオ信号のフレーム単位で指定された区間をスマートレンダリング編集するビデオ信号処理装置のビデオ信号処理方法において、入力された前記符号化ビデオ信号に対してEPB問題発生防止対策が施されているか否かを、前記符号化ビデオ信号に含まれる、前記EPB問題発生防止対策が施されているか否かを示す情報に基づいて判定し、前記EPB問題発生防止対策が施されているか否かに拘わらず、入力された前記符号化ビデオ信号のフレーム単位で指定された区間の先端部分および終端部分をデコードして再エンコードし、前記区間のうちの前記先端部分および前記終端部分に含まれない中間部分をデコードすることなくそのまま出力するスマートレンダリング編集を行い、前記EPB問題発生防止対策が施されていないと判定された場合のみ、前記再エンコードに伴う前記符号化ビデオ信号中の所定のパラメータの書き換えによって編集後の符号化ビデオ信号に、EPBが新たに挿入される第1の事象、または編集前に存在していたEPBが消滅する第2の事象を指すEPB問題の発生を検出し、前記第1の事象が発生したときには、前記符号化ビデオ信号に予め挿入されているフィラーまたは所定のデータを挿入されたEPBの分だけ削除し、前記第2の事象が発生したときには、消滅したEPBの分だけ前記符号化ビデオ信号にフィラーを挿入するEPB問題対応処理を実行する。
本発明の第1の側面であるプログラムは、符号化ビデオ信号のフレーム単位で指定された区間をスマートレンダリング編集するビデオ信号処理装置の制御用のプログラムであって、入力された前記符号化ビデオ信号に対してEPB問題発生防止対策が施されているか否かを、前記符号化ビデオ信号に含まれる、前記EPB問題発生防止対策が施されているか否かを示す情報に基づいて判定し、前記EPB問題発生防止対策が施されているか否かに拘わらず、入力された前記符号化ビデオ信号のフレーム単位で指定された区間の先端部分および終端部分をデコードして再エンコードし、前記区間のうちの前記先端部分および前記終端部分に含まれない中間部分をデコードすることなくそのまま出力するスマートレンダリング編集を行い、前記EPB問題発生防止対策が施されていないと判定された場合のみ、前記再エンコードに伴う前記符号化ビデオ信号中の所定のパラメータの書き換えによって編集後の符号化ビデオ信号に、EPBが新たに挿入される第1の事象、または編集前に存在していたEPBが消滅する第2の事象を指すEPB問題の発生を検出し、前記第1の事象が発生したときには、前記符号化ビデオ信号に予め挿入されているフィラーまたは所定のデータを挿入されたEPBの分だけ削除し、前記第2の事象が発生したときには、消滅したEPBの分だけ前記符号化ビデオ信号にフィラーを挿入するEPB問題対応処理を実行するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第1の側面においては、入力された符号化ビデオ信号に対してEPB問題発生防止対策が施されているか否が、符号化ビデオ信号に含まれる、EPB問題発生防止対策が施されているか否かを示す情報に基づいて判定され、EPB問題発生防止対策が施されていないと判定された場合のみ、再エンコードに伴う符号化ビデオ信号中の所定のパラメータの書き換えによって編集後の符号化ビデオ信号に、EPBが新たに挿入される第1の事象、または編集前に存在していたEPBが消滅する第2の事象を指すEPB問題の発生が検出され、第1の事象が発生したときには、符号化ビデオ信号に予め挿入されているフィラーまたは所定のデータが挿入されたEPBの分だけ削除される。また、第2の事象が発生したときには、消滅したEPBの分だけ符号化ビデオ信号にフィラーが挿入されるEPB問題対応処理が実行される。
本発明の第2の側面であるビデオ信号符号化装置は、所定の符号化方式に従ってビデオ信号を符号化するビデオ信号符号化装置において、スマートレンダリング編集におけるEPB問題発生防止対策として、符号化結果の符号化ビデオ信号に含まれる所定のパラメータのビット長を、前記所定の符号化方式で許容されているビット長の範囲よりも狭く制限する決定手段と、決定結果に従って前記ビデオ信号を符号化し、その結果得られる前記符号化ビデオ信号に前記所定のパラメータのビット長が制限されていることを示す情報を含める符号化手段とを含む。
前記決定手段は、符号化ビデオ信号中における前記所定のパラメータの直前のデータ配列をシミュレートし、前記所定のパラメータがいかなる値になってもEPBを挿入すべきデータ配列が発生しないように、前記所定のパラメータのビット長を決定するようにすることができる。
本発明の第2の側面であるビデオ信号符号化方法は、所定の符号化方式に従ってビデオ信号を符号化するビデオ信号符号化装置のビデオ信号符号化方法において、スマートレンダリング編集におけるEPB問題発生防止対策として、符号化結果の符号化ビデオ信号に含まれる所定のパラメータのビット長を、前記所定の符号化方式で許容されているビット長の範囲よりも狭く制限し、決定結果に従って前記ビデオ信号を符号化し、その結果得られる前記符号化ビデオ信号に前記所定のパラメータのビット長が制限されていることを示す情報を含めるステップを含む。
本発明の第2の側面であるプログラムは、所定の符号化方式に従ってビデオ信号を符号化するビデオ信号符号化装置の制御用のプログラムであって、スマートレンダリング編集におけるEPB問題発生防止対策として、符号化結果の符号化ビデオ信号に含まれる所定のパラメータのビット長を、前記所定の符号化方式で許容されているビット長の範囲よりも狭く制限し、決定結果に従って前記ビデオ信号を符号化し、その結果得られる前記符号化ビデオ信号に前記所定のパラメータのビット長が制限されていることを示す情報を含めるステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第2の側面においては、スマートレンダリング編集におけるEPB問題発生防止対策として、符号化結果の符号化ビデオ信号に含まれる所定のパラメータのビット長が、所定の符号化方式で許容されているビット長の範囲よりも狭く制限され、決定結果に従ってビデオ信号が符号化され、その結果得られる符号化ビデオ信号に所定のパラメータのビット長が制限されていることを示す情報が含められる。
本発明の第1の側面によれば、符号化ビデオ信号をスマートレンダリング編集した際に発生したEPB問題を解決することができる。
本発明の第2の側面によれば、スマートレンダリング編集した際にEPB問題が生じないように、ビデオ信号を符号化することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、本発明の一実施の形態である編集装置の構成例を示している。この編集装置10は、前段から入力されるH.264/AVC方式で符号化されている符号化ビデオ信号(H.264/AVCストリームとも記述する)から、フレーム単位で指定された任意の区間を、スマートレンダリング編集によって抽出するものである。
編集装置10は、抽出区間を指定するユーザの操作を入力する操作入力部11、編集装置10の各部を制御する制御部12、H.264/AVCストリームのうち、抽出区間の先端のフレームを含むGOPと、抽出区間の終端のフレームを含むGOPをリレンダリングパスに出力し、抽出区間のうちの再符号化しない中間部分をスマートレンダリングパスに出力する切換部13、リレンダリングパスを介して入力されるH.264/AVCストリームを復号するデコーダ14、復号結果のビデオ信号のうち、抽出区間に含まれるピクチャを再び符号化するエンコーダ15、および、スマートレンダリング編集に伴って再符号化部分および中間部分の所定のパラメータを書き換えて後段に出力する書換部16から構成される。
なお、編集装置10に対する入力は、スマートレンダリング編集を実行した際にEPB問題が生じないための対策(以下、EPB問題発生防止対策と称し、詳細は後述する)が講じられているH.264/AVCストリームと、EPB問題発生防止対策が講じられていないH.264/AVCストリームを想定する。EPB問題発生防止対策が講じられているH.264/AVCストリームには、その旨を示すスマートレンダリングインジケータが埋め込まれているものとする。
書換部16において書き換えの必要があるパラメータとしては、少なくとも以下の3つが挙げられる。
cpb_removal_delay @ Picture timing SEI(以下、パラメータP1と称する)
frame_num @ Slice header (以下、パラメータP2と称する)
pic_order_cnt_lsb @ Slice header (以下、パラメータP3と称する)
上述したパラメータP1乃至P3それぞれのビット長は、それぞれ以下のパラメータP1'乃至P3'によって規定される。
パラメータP1':cpb_removal_delay_length_minus1 @ HRD parameters
パラメータP2':log2_max_frame_num_minus4 @ Sequence parameter set
パラメータP3':log2_max_pic_order_cnt_lsb_minus4 @ Sequence parameter set
そこで、EPB問題発生防止対策としては、パラメータP1乃至P3がいかなる値に書き換えられた場合においてもEPB問題が発生し得ないように、パラメータP1乃至P3それぞれのビット長を、H.264/AVC方式において許容されているビット長の範囲よりも狭く制限するようになされている。
なお、EPB問題発生防止対策として、上述したパラメータP1乃至P3のビット長を制限する加えて、以下の1乃至3を追加するようにしてもよい。
1 LP、SP、HQなどの各モードで、書き換え無しでスマートレンダリング編集が可能になるように、CpbSize、TraceBitRateを統一する。
2 SEIを入れる。
Buffering Period SEI /毎GOP
Recovery Point SEI /毎GOP
Picture Timing SEI / 毎Picture
3 HRD parameterを入れる。
なお、パラメータP1乃至P3それぞれに対して制限されるビット長の決定方法については図5および図6を参照して後述する。
次に、編集装置10による、H.264/AVCストリームからフレーム単位で指定された任意の区間を抽出する処理(以下、単に抽出処理と称する)について、図4のフローチャートを参照して説明する。
なお、この処理の前提として、すでにユーザが操作入力部11を用いて一連のH.264/AVCストリームから抽出する区間を指定しており、この操作情報が制御部12に通知されているものとする。
ステップS1において、切換部13は、制御部12の制御に従い、前段から入力されたH.264/AVCストリームに埋め込まれたスマートレンダリングインジケータを検出し、EPB問題発生防止対策が講じられているか否かを判定する。EPB問題発生防止対策が講じられていると判定された場合、処理はステップS2に進められて、スマートレンダリング編集が行われ、ステップS3において、編集終了と判定されるまでスマートレンダリング編集が続けられる。
具体的には、切換部13により、前段から入力されているH.264/AVCストリームのうち、抽出区間の先端のフレームを含むGOPがリレンダリングパスを介してデコーダ14に出力され、デコーダ14により復号されてその結果得られたビデオ信号がエンコーダ15に出力され、エンコーダ15により、復号結果のビデオ信号のうち、抽出区間に含まれるピクチャが抽出されて再び符号化され、書換部16に出力され、書換部16により、所定のパラメータが書き換えられて後段に出力される。なお、書き換えられるパラメータのビット長は、EPB問題発生防止対策により制限されているので、EPB問題は発生し得ない。
そして、前段から入力されているH.264/AVCストリームのうち、リレンダリングパスに出力したGOPの後の中間部分についてはスマートレンダリングパスを介して書換部16に出力される。書換部16では、再符号化部分と同様に所定のパラメータの書換が行われるが、書き換えられるパラメータのビット長は、EPB問題発生防止対策により制限されているので、EPB問題は発生し得ない。
これに次いで、スマートレンダリングパスを介して出力された中間部分の後のGOPがリレンダリングパスを介してデコーダ14に出力され、デコーダ14により復号されてその結果得られたビデオ信号がエンコーダ15に出力され、エンコーダ15により、復号結果のビデオ信号のうち、抽出区間に含まれるフレームが抽出されて再び符号化され、書換部16に出力され、書換部16により、所定のパラメータが書き換えられる。なお、書き換えられるパラメータのビット長は、EPB問題発生防止対策により制限されているので、EPB問題は発生し得ない。以上のようにしてEPB問題が発生することなくスマートレンダリング編集が行われる。
反対に、ステップS1において、前段から入力されたH.264/AVCストリームにEPB問題発生防止対策が講じられていないと判定された場合、処理はステップS4に進められる。EPB問題発生防止対策が講じられていなくてもEPB問題が発生しないことが起こり得るので、ステップS4において、スマートレンダリング編集が行われる。そして、ステップS5において、スマートレンダリング編集終了と判定されるまで、処理はステップS6に進められる。
ステップS6において、書換部16は、スマートレンダリング編集の過程におけるパラメータの書き換えによってEPB問題が発生したか否かを判定し、EPB問題が発生していないと判定した場合、ステップS4に戻ってそれ以降の処理を繰り返す。ステップS6において、EPB問題が発生したと判定された場合、処理はステップS7に進められる。
ステップS7において、書換部16は、発生したEPB問題はEPBの挿入であるのか、削減であるのかを判定する。EPBの挿入であると判定された場合、処理はステップS8に進められる。ステップS8において、書換部16は、少なくとも挿入されたEPBの分だけH.264/AVCストリーム中に削除可能なフィラーが存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、ステップS9に進み、H.264/AVCストリームから、挿入されたEPBの分だけフィラーを削除する。以上のようにして、EPBの挿入発生というEPB問題が解決され、スマートレンダリング編集が終了される。
一方、ステップS7において、発生したEPB問題はEPBの削除であると判定された場合、処理はステップS10に進められる。ステップS10において、書換部16は、削除されたEPBの分だけH.264/AVCストリーム中にフィラーを挿入できるか否か判定し、挿入できると判定した場合、ステップS11に進み、H.264/AVCストリームに、削除されたEPBの分だけフィラーを挿入する。以上のようにして、EPBの消滅というEPB問題が解決され、スマートレンダリング編集が終了される。
なお、ステップS8において、少なくとも挿入されたEPBの分だけH.264/AVCストリーム中に削除可能なフィラーが存在しないと判定された場合、あるいは、ステップS10において、削除されたEPBの分だけH.264/AVCストリーム中にフィラーを挿入できないと判定された場合、発生したEPB問題を解決することができないので、現在実行中のスマートレンダリング編集が断念され、処理はステップS12に進められる。ステップS12において、現在実行中のスマートレンダリング編集が中止され、切換部13から全抽出区間がリレンダリングパスに出力され、全抽出区間に対して復号と再符号化が行われる。以上のようにして、リレンダリング編集が終了される。
ただし、ステップS8において、少なくとも挿入されたEPBの分だけH.264/AVCストリーム中に削除可能なフィラーが存在しないと判定された場合においても、規格違反にならない範囲で、冗長なパラメータなどを挿入されたEPBの分だけ削除して、スマートレンダリング編集を実現するようにしてもよい。
ここで、削除する冗長なパラメータとしては、例えば、そのパラメータの存在を示すフラグ情報があるものを挙げることができる。そのパラメータの存在を示すフラグ情報を1(存在する)から0(存在しない)に変更すれば、そのパラメータは存在しないことになり、そのパラメータのビット長分はフィラーと同様に削除することが可能となる。
また例えば、そのパラメータのビット長を示すビット長情報があるものを挙げることができる。あるパラメータのビット長情報を短い値に変更すれば、変更されたビット長の差分だけフィラーと同様に削除することが可能となる。
以上説明したように、編集装置10の挿入処理によれば、符号化ビデオ信号をスマートレンダリング編集した際に発生したEPB問題を解決することができ、解決できないときにはリレンダリング編集に切り換えることができる。
次に、EPB問題発生防止対策として制限される、パラメータP1乃至P3のビット長を決定する処理について図5および図6を参照して説明する。
パラメータP1乃至P3のビット長を決定する処理は、例えば図5に示すように構成される汎用パーソナルコンピュータがプログラムを実行することによって実現される。
このパーソナルコンピュータ50は、CPU(Central Processing Unit)51を内蔵している。CPU51にはバス54を介して、入出力インタフェース55が接続されている。バス54には、ROM(Read Only Memory)52およびRAM(Random Access Memory)53が接続されている。
入出力インタフェース55には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウス等の入力デバイスよりなる入力部56、操作画面などを表示するCRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイよりなる出力部57、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部58、およびモデム、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなりインタネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部59が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどの記録媒体61に対してデータを読み書きするドライブ60が接続されている。
このパーソナルコンピュータ50にパラメータP1乃至P3のビット長の決定する処理を実行させるプログラムは、記録媒体61に格納された状態でパーソナルコンピュータ50に供給され、ドライブ60によって読み出されて記憶部58に内蔵されるハードディスクドライブにインストールされている。記憶部58にインストールされているプログラムは、入力部56に入力されるユーザからのコマンドに対応するCPU51の指令によって、記憶部58からRAM53にロードされて実行される。
なお、パーソナルコンピュータ50は、パラメータP1乃至P3のビット長の決定する処理を実行する他、ビデオ信号をH.264/AVC方式に従って符号化することも可能である。
次に、パーソナルコンピュータ50が当該プログラムを実行することによって動作する、パラメータP1乃至P3のビット長の決定する処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、当該処理は、スマートレンダリング編集において書き換えの必要があるパラメータP1乃至P3それぞれに対して実行される。また、スマートレンダリング編集において書き換えの必要があるパラメータは、上述したパラメータP1乃至P3に限定されるものではない。以下、パラメータP1(cpb_removal_delay @ Picture timing SEI)を例にして説明する。
ステップS21において、CPU51によって実行された当該プログラムは、H.264/AVC方式の符号化ビデオ信号のデータ列におけるパラメータP1に着目し、パラメータP1の直前のバイトアラインが確定している箇所を特定する。
ステップS22において、当該プログラムは、H.264/AVC方式の符号化ビデオ信号のデータ列における特定されたバイトアラインの箇所の直前で、0x00が連続して並ぶパターンを生成し、考慮すべきパターンとして挙げる。また、H.264/AVC方式の符号化ビデオ信号のデータ列における特定されたバイトアラインの箇所の直前で、EPBが挿入されるパターンを生成し、考慮すべきパターンとして挙げる。
ステップS23において、当該プログラムは、H.264/AVC方式の符号化ビデオ信号のデータ列における特定されたバイトアラインの箇所の直後であって、着目しているパラメータP1の直前までで、0x00が連続して並ぶパターンを生成し、考慮すべきパターンとして挙げる。また、H.264/AVC方式の符号化ビデオ信号のデータ列における特定されたバイトアラインの箇所の直後であって、着目しているパラメータP1の直前までで、EPBが挿入されるパターンを生成し、考慮すべきパターンとして挙げる。
ステップS24において、当該プログラムは、ステップS22の処理で挙げられたパターンと、ステップS23の処理で挙げられたパターンとの全組み合わせのそれぞれについて、H.264/AVC方式で許容されているビット長の範囲でパラメータP1の値を順次変化させ、所定のデータ配列(0x00,0x00,0xXX)が出現してしまい、それに対応してEPBが挿入されることがあるか否かを確認する。なお、パラメータP1を変化させるビット長の範囲は、最短ビット長やパラメータP1の値のラップアラウンドの可否も考慮して、H.264/AVC方式の規定よりも制限するようにしてもよい。
ステップS25において、当該プログラムは、ステップ24の処理に基づき、ステップS22の処理で挙げられたパターンと、ステップS23の処理で挙げられたパターンとのいかなる組み合わせに対しても、所定のデータ配列の出現に対応するEPBの挿入が発生しないパラメータP1のビット長が存在するか否かを判定する。EPBの挿入が発生しないパラメータP1のビット長が存在すると判定された場合、処理はステップS26に進められ、当該ビット長が、EPB問題発生防止対策としてのパラメータP1のビット長に決定される。そして、符号化のとき、パラメータP1のビット長を示すパラメータP1'に反映される。
なお、ステップS25において、EPBの挿入が発生しないパラメータP1のビット長が存在しないと判定された場合、ステップS26はスキップされ、EPB問題発生防止対策としてのパラメータP1のビット長は決定されずに、当該処理は終了される。
この後、上述した説明と同様にして、パラメータP2,P3のビット長が決定される(決定できないこともある)。
そして、パラメータP1乃至P3のビット長が全て決定された場合、決定されたビット長が符号化ビデオ信号中のパラメータP1'乃至P3'に反映され、さらに、符号化ビデオ信号に、EPB問題発生防止対策が講じられていることを示すスマートレンダリングインジケータが埋め込まれる。
なお、パラメータP1乃至P3それぞれのビット長を示すパラメータP1'乃至P3'は、例えば以下の値となる。
パラメータP1':cpb_removal_deley_length_minus1 = 15
:dpb_output_delay_length_minus1 = 5
パラメータP2':log2_max_frame_num_minus4 = 0
パラメータP3':log2_max_pic_order_cnt_lsb_minus4 = 0
上述したパラメータP1'の具体例については、cpb_removal_deley_length_minus1の直後に続くdpb_output_delay_length_minus1に書かれた値を加算した値が、20以下である必要があるため、それぞれ15と5という2つの制限になっている。
以上説明したように、パラメータのビット長決定処理によれば、いかなる値に変化してもEPB問題が発生し得ない、パラメータP1乃至P3のビット長を決定することができる。
なお、パラメータP1乃至P3のビット長の決定する処理は、上述述したようにパーソナルコンピュータ50がプログラムを実行することによって実現する他、H.264/AVC方式のエンコーダを内蔵したデジタルビデオカメラ、ビデオレコーダなどによりハードウェアまたはソフトウェアとして実行するようにしてもよい。
本明細書において、プログラムに基づいて実行されるステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
スマートレンダリング編集について説明するための図である。 EPB問題を説明するための図である。 本発明を適用した編集装置の構成例を示すブロック図である。 編集装置による抽出処理を説明するフローチャートである。 汎用パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。 EPB問題発生防止対策としてのパラメータのビット長決定処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 編集装置, 11 操作入力部, 12 制御部, 13 切換部, 14 デコーダ, 15 エンコーダ, 16 書換部, 50 パーソナルコンピュータ, 51 CPU

Claims (7)

  1. 符号化ビデオ信号のフレーム単位で指定された区間をスマートレンダリング編集するビデオ信号処理装置において、
    入力された前記符号化ビデオ信号に対してEPB(Emulation Prevention Byte)問題発生防止対策が施されているか否かを、前記符号化ビデオ信号に含まれる、前記EPB問題発生防止対策が施されているか否かを示す情報に基づいて判定する判定手段と、
    入力された前記符号化ビデオ信号のフレーム単位で指定された区間の先端部分および終端部分をデコードして再エンコードし、前記区間のうちの前記先端部分および前記終端部分に含まれない中間部分をデコードすることなくそのまま出力するスマートレンダリング編集手段と、
    前記再エンコードに伴う前記符号化ビデオ信号中の所定のパラメータの書き換えによって編集後の符号化ビデオ信号に、EPBが新たに挿入される第1の事象、または編集前に存在していたEPBが消滅する第2の事象を指すEPB問題の発生を検出し、前記第1の事象が発生したときには、前記符号化ビデオ信号に予め挿入されているフィラーまたは所定のデータを挿入されたEPBの分だけ削除し、前記第2の事象が発生したときには、消滅したEPBの分だけ前記符号化ビデオ信号にフィラーを挿入するEPB問題対応手段とを含み、
    前記判定手段によって、入力された前記符号化ビデオ信号にEPB問題発生防止対策が施されていると判定された場合、前記EPB問題対応手段の処理は省略される
    ビデオ信号処理装置。
  2. 符号化ビデオ信号のフレーム単位で指定された区間をスマートレンダリング編集するビデオ信号処理装置のビデオ信号処理方法において、
    入力された前記符号化ビデオ信号に対してEPB(Emulation Prevention Byte)問題発生防止対策が施されているか否かを、前記符号化ビデオ信号に含まれる、前記EPB問題発生防止対策が施されているか否かを示す情報に基づいて判定し、
    前記EPB問題発生防止対策が施されているか否かに拘わらず、入力された前記符号化ビデオ信号のフレーム単位で指定された区間の先端部分および終端部分をデコードして再エンコードし、前記区間のうちの前記先端部分および前記終端部分に含まれない中間部分をデコードすることなくそのまま出力するスマートレンダリング編集を行い、
    前記EPB問題発生防止対策が施されていないと判定された場合のみ、前記再エンコードに伴う前記符号化ビデオ信号中の所定のパラメータの書き換えによって編集後の符号化ビデオ信号に、EPBが新たに挿入される第1の事象、または編集前に存在していたEPBが消滅する第2の事象を指すEPB問題の発生を検出し、前記第1の事象が発生したときには、前記符号化ビデオ信号に予め挿入されているフィラーまたは所定のデータを挿入されたEPBの分だけ削除し、前記第2の事象が発生したときには、消滅したEPBの分だけ前記符号化ビデオ信号にフィラーを挿入するEPB問題対応処理を実行する
    ステップを含むビデオ信号処理方法。
  3. 符号化ビデオ信号のフレーム単位で指定された区間をスマートレンダリング編集するビデオ信号処理装置の制御用のプログラムであって、
    入力された前記符号化ビデオ信号に対してEPB(Emulation Prevention Byte)問題発生防止対策が施されているか否かを、前記符号化ビデオ信号に含まれる、前記EPB問題発生防止対策が施されているか否かを示す情報に基づいて判定し、
    前記EPB問題発生防止対策が施されているか否かに拘わらず、入力された前記符号化ビデオ信号のフレーム単位で指定された区間の先端部分および終端部分をデコードして再エンコードし、前記区間のうちの前記先端部分および前記終端部分に含まれない中間部分をデコードすることなくそのまま出力するスマートレンダリング編集を行い、
    前記EPB問題発生防止対策が施されていないと判定された場合のみ、前記再エンコードに伴う前記符号化ビデオ信号中の所定のパラメータの書き換えによって編集後の符号化ビデオ信号に、EPBが新たに挿入される第1の事象、または編集前に存在していたEPBが消滅する第2の事象を指すEPB問題の発生を検出し、前記第1の事象が発生したときには、前記符号化ビデオ信号に予め挿入されているフィラーまたは所定のデータを挿入されたEPBの分だけ削除し、前記第2の事象が発生したときには、消滅したEPBの分だけ前記符号化ビデオ信号にフィラーを挿入するEPB問題対応処理を実行する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  4. 所定の符号化方式に従ってビデオ信号を符号化するビデオ信号符号化装置において、
    スマートレンダリング編集におけるEPB(Emulation Prevention Byte)問題発生防止対策として、符号化結果の符号化ビデオ信号に含まれる所定のパラメータのビット長を、前記所定の符号化方式で許容されているビット長の範囲よりも狭く制限する決定手段と、
    決定結果に従って前記ビデオ信号を符号化し、その結果得られる前記符号化ビデオ信号に前記所定のパラメータのビット長が制限されていることを示す情報を含める符号化手段と
    を含むビデオ信号符号化装置。
  5. 前記決定手段は、符号化ビデオ信号中における前記所定のパラメータの直前のデータ配列をシミュレートし、前記所定のパラメータがいかなる値になってもEPBを挿入すべきデータ配列が発生しないように、前記所定のパラメータのビット長を決定する
    請求項に記載のビデオ信号符号化装置。
  6. 所定の符号化方式に従ってビデオ信号を符号化するビデオ信号符号化装置のビデオ信号符号化方法において、
    スマートレンダリング編集におけるEPB(Emulation Prevention Byte)問題発生防止対策として、符号化結果の符号化ビデオ信号に含まれる所定のパラメータのビット長を、前記所定の符号化方式で許容されているビット長の範囲よりも狭く制限し、
    決定結果に従って前記ビデオ信号を符号化し、その結果得られる前記符号化ビデオ信号に前記所定のパラメータのビット長が制限されていることを示す情報を含める
    ステップを含むビデオ信号符号化方法。
  7. 所定の符号化方式に従ってビデオ信号を符号化するビデオ信号符号化装置の制御用のプログラムであって、
    スマートレンダリング編集におけるEPB(Emulation Prevention Byte)問題発生防止対策として、符号化結果の符号化ビデオ信号に含まれる所定のパラメータのビット長を、前記所定の符号化方式で許容されているビット長の範囲よりも狭く制限し、
    決定結果に従って前記ビデオ信号を符号化し、その結果得られる前記符号化ビデオ信号に前記所定のパラメータのビット長が制限されていることを示す情報を含める
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
JP2006193126A 2006-07-13 2006-07-13 ビデオ信号処理装置およびビデオ信号処理方法、ビデオ信号符号化装置およびビデオ信号符号化方法、並びにプログラム Expired - Fee Related JP4229149B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006193126A JP4229149B2 (ja) 2006-07-13 2006-07-13 ビデオ信号処理装置およびビデオ信号処理方法、ビデオ信号符号化装置およびビデオ信号符号化方法、並びにプログラム
US12/307,666 US8320744B2 (en) 2006-07-13 2007-07-13 Video signal processing device, video signal processing method, video signal encoding device, video signal encoding method, and program
PCT/JP2007/063947 WO2008007756A1 (en) 2006-07-13 2007-07-13 Video signal processing device, video signal processing method, video signal encoding device, video signal encoding method, and program
CN200780025668XA CN101485200B (zh) 2006-07-13 2007-07-13 视频信号处理设备和视频信号处理方法
KR20097000553A KR20090039710A (ko) 2006-07-13 2007-07-13 비디오 신호 처리 장치 및 비디오 신호 처리 방법, 비디오 신호 부호화 장치 및 비디오 신호 부호화 방법, 및 프로그램
CN2010101678697A CN101841716B (zh) 2006-07-13 2007-07-13 视频信号处理设备和视频信号处理方法、视频信号编码设备和视频信号编码方法、及程序

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006193126A JP4229149B2 (ja) 2006-07-13 2006-07-13 ビデオ信号処理装置およびビデオ信号処理方法、ビデオ信号符号化装置およびビデオ信号符号化方法、並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008022361A JP2008022361A (ja) 2008-01-31
JP4229149B2 true JP4229149B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=38923312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006193126A Expired - Fee Related JP4229149B2 (ja) 2006-07-13 2006-07-13 ビデオ信号処理装置およびビデオ信号処理方法、ビデオ信号符号化装置およびビデオ信号符号化方法、並びにプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8320744B2 (ja)
JP (1) JP4229149B2 (ja)
KR (1) KR20090039710A (ja)
CN (2) CN101841716B (ja)
WO (1) WO2008007756A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5139187B2 (ja) * 2008-07-18 2013-02-06 株式会社日立国際電気 画像圧縮装置
KR102307283B1 (ko) 2014-03-07 2021-09-30 소니그룹주식회사 화상 부호화 장치 및 방법과 화상 처리 장치 및 방법
US9911460B2 (en) * 2014-03-24 2018-03-06 Microsoft Technology Licensing, Llc Fast and smart video trimming at frame accuracy on generic platform
US9854261B2 (en) 2015-01-06 2017-12-26 Microsoft Technology Licensing, Llc. Detecting markers in an encoded video signal
US20160381320A1 (en) * 2015-06-25 2016-12-29 Nokia Technologies Oy Method, apparatus, and computer program product for predictive customizations in self and neighborhood videos

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69841897D1 (de) 1997-07-25 2010-10-28 Sony Corp Bearbeitungsanlage, bearbeitungsverfahren, spleissungsanlage, spleissungsverfahren, kodieranlage und kodierverfahren
JP3709721B2 (ja) 1997-10-03 2005-10-26 ソニー株式会社 符号化ストリームスプライシング装置及び符号化ストリームスプライシング方法、符号化ストリーム生成装置及び符号化ストリーム生成方法、並びに情報処理装置及び方法
JP2000032393A (ja) * 1998-07-09 2000-01-28 Sony Corp 画像情報処理装置および方法、並びに提供媒体
JP4482811B2 (ja) 1999-02-09 2010-06-16 ソニー株式会社 記録装置及び方法
JP2001157161A (ja) 1999-11-25 2001-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像編集装置、画像編集方法及びプログラム記録媒体
JP3586235B2 (ja) 2001-11-09 2004-11-10 株式会社東芝 Mpegストリームデータ記録装置、mpegストリームデータ記録方法、及びmpegストリームデータ編集方法
JP4148679B2 (ja) 2001-12-27 2008-09-10 株式会社東芝 画像編集装置および方法
JP4703114B2 (ja) 2002-01-22 2011-06-15 マイクロソフト コーポレーション 開始符号エミュレーションの防止およびデータ充填のための方法およびシステム
TWI310137B (en) * 2002-04-19 2009-05-21 Microsoft Corp Methods and systems for preventing start code emulation at locations that include non-byte aligned and/or bit-shifted positions
JP4029699B2 (ja) 2002-09-06 2008-01-09 ソニー株式会社 データ編集装置、データ編集方法、及びプログラム
US7436328B2 (en) * 2003-07-09 2008-10-14 Texas Instruments Incorporated Video coding with start code emulation prevention
KR101103867B1 (ko) * 2003-09-07 2012-01-12 마이크로소프트 코포레이션 이미지 또는 비디오를 코딩/디코딩하는 방법 및 매체
US8625680B2 (en) * 2003-09-07 2014-01-07 Microsoft Corporation Bitstream-controlled post-processing filtering
JP4174728B2 (ja) 2004-08-25 2008-11-05 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラム
JP4221667B2 (ja) 2004-08-25 2009-02-12 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラム
EP1786212A4 (en) 2004-08-25 2011-08-17 Sony Corp INFORMATION PROCESSING DEVICE, INFORMATION PROCESSING METHOD, RECORDING MEDIUM AND PROGRAM
JP4492484B2 (ja) 2005-08-22 2010-06-30 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラム
JP4207072B2 (ja) 2006-04-07 2009-01-14 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラム
JP4221676B2 (ja) 2006-09-05 2009-02-12 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008022361A (ja) 2008-01-31
CN101841716A (zh) 2010-09-22
CN101485200A (zh) 2009-07-15
CN101485200B (zh) 2010-11-17
KR20090039710A (ko) 2009-04-22
CN101841716B (zh) 2012-11-21
WO2008007756A1 (en) 2008-01-17
US20090202219A1 (en) 2009-08-13
US8320744B2 (en) 2012-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101878537B1 (ko) 동화상 부호화 장치, 동화상 복호 장치, 동화상 부호화 방법 및 동화상 복호 방법
US7965921B2 (en) Storage medium including text-based caption information, reproducing apparatus and reproducing method thereof
JP5131101B2 (ja) 動画像編集装置および動画像編集プログラム
JP4229149B2 (ja) ビデオ信号処理装置およびビデオ信号処理方法、ビデオ信号符号化装置およびビデオ信号符号化方法、並びにプログラム
US7539347B2 (en) Information processing apparatus and information processing method, recording medium, and program
CA2910488C (en) Video encoding apparatus, video decoding apparatus, video encoding method, and video decoding method
US8798162B2 (en) Encoding method, decoding method, encoder, and decoder
KR19980033398A (ko) 복호화 방법 및 그 장치
JP4262139B2 (ja) 信号処理装置
JP2007067842A (ja) 動画像符号化データ編集装置および動画像符号化データ編集方法
JP4148679B2 (ja) 画像編集装置および方法
JP2003125401A (ja) 映像データ再生方法
JP4333522B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びに、プログラム
JP2005295143A (ja) 画像符号化装置及びその制御方法、プログラム
JP2004228679A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2008182364A (ja) 動画像記録再生装置及びその制御方法、並びに、コンピュータプログラム
JP2006345098A (ja) 受信装置及びその制御方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体
JP2006129300A (ja) コンテンツデータの特殊再生方法およびコンテンツデータの再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees