JP4227852B2 - インクジェットヘッド駆動波形の生成装置及び同生成方法 - Google Patents

インクジェットヘッド駆動波形の生成装置及び同生成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットヘッド駆動波形の生成装置及び同生成方法に関し、さらに詳述すると、本発明は、インクを満たした圧力室へ圧力発生手段により圧力変化を発生させてノズルからインク滴を吐出させて、用紙に文字や画像を記録するインクジェットヘッド駆動波形の生成装置及び同生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェットヘッド駆動波形の生成装置及び同生成方法では、インクジェットヘッドから吐出されるインク滴のサイズは、吐出時のノズルにおけるインクメニスカスの状態により決定されている。基本的なインク吐出のメカニズムを、図を用いて説明する。図9は、ピエゾ素子を用いたヘッドの断面図を示すものである。本図9のヘッドは、ピエゾ素子の変位によりインク室の下の振動板が変位し、インク室に発生する圧力波を利用してインクをノズルから吐出させるものである。
【0003】
図10〜図12は、図9に示したヘッドの、基本的なインク吐出の動作の一例を示すものである。図10は、ピエゾ素子の駆動電極に入力される駆動波形を表す。図11は、図10の駆動波形が入力された場合の、吐出時のインクメニスカスの状態を示すものであり、図9のヘッドにおいて、インク液室と反対側インクが吐出する方向にメニスカス変位の正の向きを取っている。
【0004】
図12は、時刻(a)、(b)、(c)におけるヘッドの状態を示すものである。図10〜図12を用いてインク吐出動作を説明する。図10に示す駆動波形は、立ち下がり部(a−bの区間)と立ち上がり部(b−cの区間)より構成されている。まず、区間a−b駆動波形が入力されると、ピエゾ素子は収縮し、インク液室は減圧状態となり、一度メニスカスは後退する。インク液室には特定周期の圧力波が発生しており、その周期に従ってメニスカスは振動する。この特定周期は、固有周期(Tc)と呼ばれる。
【0005】
ここで駆動波形の区間a−bの長さは、意図的に固有周期Tcの半分の長さに設定してある。固有周期に従いメニスカスが前進を始めるタイミングで、今度は逆位相で立ち上がり部(b−c)が入力されるため、圧力振動の振幅はさらに大きくなり、インク滴が吐出する。以上は、基本的な引き打ち吐出の場合であるが、どのようなインク滴であれ、固有周期と駆動波形の関係により、出力インク滴の大きさは決定される。
【0006】
ここでヘッドの固有周期がTcのヘッドにおいて、図13ような駆動波形に対する吐出滴体積Mjの関係を、駆動波形の形状を決めているT1をパラメータとして示すと、図14ようになる。図14は、ヘッドの吐出体積はパラメータT1が0.5×Tcと一致する場合に、最もインクサイズが大きく、パラメータT1が0.5×Tcからずれるに従い、サイズは小さくなることを示している。
【0007】
ところで、近年のインクジェットプリンタは、高画質化が進んでおり画像のなめらかな階調性の実現の要求が高くなっている。そこで、ドットサイズが一定のインク滴を一定面積にどれだけ打ち込むかによる面積階調による方法から、ノズルから吐出するインク滴そのものに階調性を持たせるように、多種類の異なるインク滴を吐出させる技術が求められている。サイズを異ならせるためには、それぞれの滴サイズ毎に駆動波形が必要となる。
【0008】
例えば、大、中、小3種類のドットの滴サイズが必要な場合には、それぞれの滴サイズ毎に3種類の駆動波形が必要とされる。また実際のプリンタでは、ヘッドのばらつきと、インク温度による補正が必要である。駆動波形としては、さらに多くの種類を用意しておかなければいけない。上記のように、多種類の駆動波形を生成する方式として、駆動波形を形成するデータ群をプログラマブルに活用する方法が、提案されている(参照;特許文献1)。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−334941号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高画質化の要求、ヘッドばらつきを補正して精度を向上させる要求は、増加の一途を示しており、駆動波形データとして用意するべきデータは、増加するばかりである。従来の方式において駆動波形を増やすには、データを格納しておくメモリを増加すればよいが、それはコストアップを招いてしまうという課題点がある。
【0011】
本発明は、必要とする駆動波形データを増加させずに簡単な設定のみで様々な駆動波形を生成する、インクジェットヘッド駆動波形の生成装置及び同生成方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明のインクジェットヘッド駆動波形の生成装置は、インクジェットヘッド駆動波形のデジタルデータを、入力されるサンプリングクロックに対応してデジタル/アナログ変換するDAコンバータと、DAコンバータのアナログ出力信号を増幅する増幅回路とを備え、サンプリングクロックを変えることによりDAコンバータのアナログ出力信号の出力タイミングを可変としたことを特徴としている。
【0013】
また、上記サンプリングクロックの出力タイミングは、インクジェットヘッドのインク液室の固有周期により、またはインク温度により補正され、吐出滴のサイズに合わせて制御し、DAコンバータへ入力されるサンプリングクロックは、カウンタ回路により生成するとよい。
【0014】
請求項6記載の発明のインクジェットヘッド駆動波形の生成方法は、DAコンバータによりインクジェットヘッド駆動波形のデジタルデータをデジタル/アナログ変換するデジタル/アナログ変換ステップと、増幅回路によりアナログ出力信号を増幅するアナログ出力信号増幅ステップと、DAコンバータのサンプリングクロックを変えるサンプリングクロック変更ステップとを有し、前記アナログ出力信号の出力タイミングを可変としたことを特徴としている。
【0015】
また、上記サンプリングクロックの出力タイミングは、インクジェットヘッドのインク液室の固有周期により補正され、またはインク温度に基づき補正され、吐出滴のサイズに合わせて制御され、DAコンバータへ入力されるサンプリングクロックは、カウンタ回路により生成されるとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明による、インクジェットヘッド駆動波形の生成装置及び同生成方法の実施の形態を、詳細に説明する。図1から図8を参照すると、本発明のインクジェットヘッド駆動波形の生成装置及び同生成方法の一実施形態が示されている。
【0017】
本発明の第1の実施例を、図を用いて説明する。図1は、本発明のプリンタ全体構成例を表す図である。プリンタ1は、コンピュータ2から画像印刷の指示、またそれに伴う画像データを受信して印字を行うものであり、IF部11はケーブル等を介してコンピュータ2とつながっている。プリンタ1は、コンピュータ2からの指示に従いプリンタ全体を制御するコントローラ回路10と、紙送り用の副走査モータ21と、キャリッジを移動させる主走査モータ20と、インクを吐出させるヘッド22を備えている。
【0018】
コントローラ回路10は、コンピュータ1からの印刷指示や画像信号を受け取るインタフェース11と、各種データの記憶を行うRAM12と、各種処理のためのプログラムやデバイスの設定を記憶したROM13と、プログラムに従い演算処理を行うCPU14と、駆動波形生成回路15と、モータ、ヘッド等のプリンタ上のデバイスとのインタフェース部16を備えている。
【0019】
RAM12は、コンピュータ2からの画像データを蓄え、蓄えられたデータはROM13内のプログラムに従いCPU14により演算されてヘッド駆動用のラスターデータとなり、再びRAM12に蓄えられる。ラスターデータは、インタフェース16を介してヘッド22に送られる。
【0020】
ROM13には、駆動波形生成回路を制御するための駆動波形データ、サンプリングクロック信号の補正データなども格納されている。
図2は、ヘッド駆動の電気的な構成に関わる部分を示すものである。本実施例におけるヘッドは複数のノズルを持っており、各々のチャンネルのインク吐出に関わる物理的な構成は、図9に示すものと同一である。
図2において、ヘッドドライバー221はIC化されて、ヘッドの近傍に実装されている。ドライバーICのシフトレジスタは、記録周期ごとに本体CPU側から送信される記録データを記憶する。記憶されたデータは、ラッチパルスによりラッチへと転送される。ここでプリンタが多階調のインク滴を打ち分けるものであれば、印字データは各チャンネル毎に、それに対応したbit数のデータが送信される。
【0021】
デコーダは、ラッチにストアされたデータ及び制御信号を入力として、その出力をレベルシフタに入力する。レベルシフタは、デコーダ部出力のロジックレベル電圧信号をスイッチが動作可能なレベルへとレベル変換を行い、スイッチの開閉動作を行う。スイッチは、その入力端が各ピエゾ素子222とも共通となっており、駆動信波形生成回路から駆動波形信号が入力されている。各々のスイッチの出力側は、各ノズル毎のピエゾの駆動電極に接続される。
【0022】
図3に、本実施例の駆動波形生成部15の構成例を示す。本図3において、DA150は、入力デジタルデータをサンプリングクロックに従い所定のレベルのアナログ信号に変換するDAコンバータである。クロック制御回路151は、CPU14から指示された値に従い所定の周期でクロック信号を発生する回路である。AMPは、DAコンバータからのアナログ出力を所定の増幅率でインク吐出可能なレベルに変換する増幅回路である。この増幅回路出力は、IF部16を介して図2に於けるヘッドドライバーIC22のスイッチ部へと入力される。
【0023】
図4は、クロック制御部151の機能を示す概念的な回路構成図である。クロック制御部151は、カウンタ回路からなり、CPU14のクロックに応じてカウント動作を行う。CPU14のクロックは、駆動波形生成のクロックに比べて充分高速であり、例えば200MHzとする、駆動波形生成の標準のサンプリングクロックを4MHzとすると、標準値を出力する場合には、dataとして50が設定される。
【0024】
上記カウンタは、設定されたカウント値50に従ってCPUクロック50パルス毎に、規則的な信号をデコーダに出力する。デコーダでは、想定される駆動波形のサンプリングクロック周期とDAコンバータが認識できるパルス信号にカウント出力をデコードし、DA150のクロック信号とする。このことにより、4MHzのサンプルレートで駆動波形生成が可能となる。
【0025】
図5は、図3に示される駆動波形生成回路15の信号動作例を表すタイムチャートである。なお、図5の駆動波形は、図10に示した場合と同じねらいのもので、標準的なヘッドの固有周期をTcとして最適化したものを出力する場合を想定している。図5を用いて、図3の駆動波形生成回路の信号動作を説明する。CPU14には、装着されたヘッドの固有周期が予め標準値であることが解っており、製造過程においてその設定がROM13に書き込まれる。
【0026】
CPU14は、クロック制御回路151に周期Tsck(=250nsec) にてサンプリングクロックが出力されるように設定を行う。設定により、クロック制御回路151は、周期Tsckのパルス信号をDA150及びCPU14に出力する。CPU14は、出力されたDA用クロック信号のタイミングに従って、ROM13に対して駆動波形データが格納されたアドレスを順次出力する。ROM13は、CPU14より出力されるアドレスに従って、順次駆動波形データをDA150に入力する。結果として、DA150からは駆動波形に対応したアナログ信号が送出される。
【0027】
DA150から出力されたアナログ信号は、増幅回路(AMP)によって増幅される。このとき、増幅回路は入出力特性に周波数特性を持っており、ヘッドのピエゾ素子が応答しない周波数成分に関しては、信号が減衰するような特性としてあり、DA出力の高周波成分がカットされた状態の出力が得られる。
【0028】
増幅回路(AMP)の出力は、ヘッド駆動信号波形としてコントロール回路10のIF部16を介してヘッド22に入力される。ここで、ヘッド22の持つ固有周期が製造のばらつきにより10%長くなっていた場合の補正と、その動作例を図6を用いて説明する。
ヘッド固有周期が10%長い場合には、カウンタ設定としてCPU14は“55”を設定する。その結果、周期Tsckは、標準値の1.1倍の周期(=275nsec)サンプリングクロックとなる。その結果、増幅回路の出力の固有周期は、Tc×1.1のヘッドに最適化された駆動波形として生成されることになる(請求項1、2、5に対応した実施例)。
【0029】
上記のような構成において、ヘッドのインク温度により変動する吐出滴の特性を、サンプリングクロックを可変して吐出体積を一定にすることも可能である。図7は、固有周期が標準値Tc(=250nsec)のヘッドに図10の駆動波形を入力した場合の、波形パラメータT1、温度、吐出体積の関係を示すものである。プリンタに固有周期として標準値をもつものが装着されているとして、吐出体積をMj1を一定値に保つ場合で説明する。ここで、CPU14はインク温度を検出可能であり、例えば25℃の時にはサンプリングクロックが周期Tsckとなるよう、クロック制御部151のカウント設定に標準値50を出力する。
【0030】
このとき、図7において、T1の値は0.5×Tcとなり、吐出体積はMj1である。インク温度が30℃に上昇すると、CPU14はそれを知って、カウント設定を40とする。このとき、駆動波形のサンプルレートは早くなり、結果としてT1=0.4×Tcの駆動波形が生成される。このとき、図7からの吐出体積は、Mj1に保たれることがわかる(請求項3に対応した実施例)。
【0031】
さらに、ヘッドに対してサンプリングクロックを意図的にずらしてドットサイズをコントロールすることも考えられる。プリンタ1には、固有周期として標準値のものが装着されており、インク温度は一定の場合で説明する。
【0032】
図8は、固有周期が標準値Tc(=250nsec)のヘッドにおいて、図10の駆動波形を入力した場合の波形パラメータT1と、吐出体積との関係を示すものである。プリンタがMj1、及びMj2の2種類の吐出体積を出力する場合、サンプリングクロック設定として周期Tsck=50にすればMj1の吐出体積が得られ、周期Tsck=40とすれば吐出体積Mj2の出力が得られることになる(請求項4に対応した実施例)。
【0033】
(実施例の構成の要点)
本実施例のインクジェットヘッド駆動波形の生成装置及び同制御方法では、駆動波形を表すデジタルデータをDAコンバータがサンプリングクロックに従ってアナログ信号に変換し、このDAコンバータからの出力を増幅回路(AMP)により所定レベルの信号に増幅する。本構成において、サンプリングクロックを可変設定可能とする。このような構成にすると、出力駆動波形の形状は、元データが一つでもサンプリングクロックにより様々な駆動波形を提供可能となる。
【0034】
また、駆動波形生成装置のサンプリングクロックをヘッドのインク液室固有周期に対応させて設定し、駆動波形を生成する。前述したように、駆動波形の電圧遷移のタイミングは、固有周期の値との関係で設計されている。よって、固有周期がヘッド毎に異なれば、当然ヘッドに対する波形の最適形状も変わるはずであり、サンプリングクロックの補正値を固有周期に対応させて補正すれば、標準値で設計された波形のみで、さまざまな固有周期を持ったヘッドが装着されても、最適な駆動波形データを生成することが可能となる。
【0035】
さらに、サンプリングクロックをインク温度により補正する。ヘッドから吐出されるインク滴は、駆動波形が同じ場合にその温度により変動してしまうが、サンプリングクロックを可変とすることにより、インク滴の吐出体積を一定に保つようにすることが可能になる。これに加えて、サンプリングクロックを吐出滴のサイズにあわせて制御することも効果的である。すなわち、一つの駆動波形データによって、滴サイズの異なるインク滴を吐出させることが可能となる。
【0036】
なお、サンプリングクロックの生成回路としてカウンタ回路を用いるとよい。このカウンタ回路によりサンプリングクロックを生成することにより、簡単な構成で上記実施例を実現することが可能になる。
【0037】
(実施例の第1の効果)
インクジェットヘッド駆動波形の生成装置において、駆動波形のデジタルデータをデジタルアナログ変換するDAコンバータと、DAコンバータのアナログ出力を増幅する増幅回路を備え、DAコンバータの出力タイミングを決定するタイミンググクロックを可変とするので、少ない駆動波形データで様々な駆動波形データを提供できる。
【0038】
(実施例の第2の効果)
サンプリングクロックをヘッドのインク液室の固有周期により補正しているので、少ない駆動波形データでヘッドのばらつきに対応した駆動波形を生成することができる。
【0039】
(実施例の第3の効果)
サンプリングクロックをインク温度によって制御しているので、駆動波形データを増やすことなく、インク温度変動による補正がなされた駆動波形を生成することができる。
【0040】
(実施例の第4の効果)
サンプリングクロックを吐出滴のサイズに合わせて制御しているので、駆動波形データを増やすことなく、ドットサイズの異なる駆動波形を生成することができる。
【0041】
(実施例の第5の効果)
DAコンバータへのサンプリングクロック生成にカウンタ回路を用いているので、簡単な回路でサンプリングクロックの変更が可能となる。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明のインクジェットヘッド駆動波形の生成装置及び同生成方法は、DAコンバータによりインクジェットヘッド駆動波形のデジタルデータをデジタル/アナログ変換し、増幅回路によりアナログ出力信号を増幅してDAコンバータのサンプリングクロックを変化している。これにより、アナログ出力信号の出力タイミングが可変となる。本構成により、ヘッドに最適化された駆動波形の波形生成が容易に可能となり、ヘッドのインク温度により変動する吐出滴の吐出体積を一定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットヘッド駆動波形の生成装置及び同生成方法の実施形態に適用される、プリンタ全体の構成部を表すブロック図である。
【図2】ヘッド駆動の電気的な構成に関わる部分を示すブロック図である。
【図3】駆動波形生成部の構成例を示す。
【図4】クロック制御部の機能例を示す概念的な回路構成図である。
【図5】駆動波形生成回路の信号動作例を表すタイムチャートである。
【図6】ヘッドの持つ固有周期が製造のばらつきにより10%長くなっていた場合の補正と、その動作を説明するための図である。
【図7】ヘッドにおける波形パラメータT1と温度と吐出体積との関係例を示す。
【図8】ヘッドにおける、波形パラメータT1と、吐出体積との関係例を示す。
【図9】ピエゾ素子を用いたヘッドの断面構成図を示す。
【図10】ピエゾ素子の駆動電極に入力される駆動波形例を表す。
【図11】吐出時のインクメニスカスの状態例を示す。
【図12】時刻(a)、(b)、(c)におけるヘッドの状態例を示す。
【図13】駆動波形に対する吐出滴体積Mjの関係例を示す。
【図14】駆動波形の形状を決めているT1をパラメータとして示した図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 コンピュータ
10 コントローラ回路
11 IF部
12 RAM
13 ROM
14 CPU
15 駆動波形生成回路
16 インタフェース部
20 主走査モータ
21 紙送り用の副走査モータ
22 ヘッド
150 DAコンバータ
151 クロック制御回路
221 ヘッドドライバー
222 ピエゾ素子

Claims (10)

  1. インクジェットヘッド駆動波形のデジタルデータを、入力されるサンプリングクロックに対応してデジタル/アナログ変換するDAコンバータと、
    前記DAコンバータのアナログ出力信号を増幅する増幅回路とを備え、
    前記サンプリングクロックを変えることによりDAコンバータのアナログ出力信号の出力タイミングを可変としたことを特徴とするインクジェットヘッド駆動波形の生成装置。
  2. 前記サンプリングクロックの出力タイミングは、インクジェットヘッドのインク液室の固有周期により補正可能とした、ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド駆動波形の生成装置。
  3. 前記サンプリングクロックの出力タイミングは、インク温度により補正される、ことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットヘッド駆動波形の生成装置。
  4. 前記サンプングクロックの出力タイミングは、吐出滴のサイズに合わせて制御される、ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のインクジェットヘッド駆動波形の生成装置。
  5. 前記DAコンバータへ入力されるサンプリングクロックは、カウンタ回路により生成される、ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のインクジェットヘッド駆動波形の生成装置。
  6. DAコンバータによりインクジェットヘッド駆動波形のデジタルデータを、デジタル/アナログ変換するデジタル/アナログ変換ステップと、
    増幅回路により前記アナログ出力信号を増幅するアナログ出力信号増幅ステップと、
    前記DAコンバータのサンプリングクロックを変えるサンプリングクロック変更ステップとを有し、
    前記アナログ出力信号の出力タイミングを可変としたことを特徴とするインクジェットヘッド駆動波形の生成方法。
  7. 前記サンプリングクロックの出力タイミングは、インクジェットヘッドのインク液室の固有周期により補正される、ことを特徴とする請求項6に記載のインクジェットヘッド駆動波形の生成方法。
  8. 前記サンプリングクロックの出力タイミングは、インク温度に基づき補正される、ことを特徴とする請求項6に記載のインクジェットヘッド駆動波形の生成方法。
  9. 前記サンプングクロックの出力タイミングは、吐出滴のサイズに合わせて制御される、ことを特徴とする請求項6に記載のインクジェットヘッド駆動波形の生成方法。
  10. 前記DAコンバータへ入力されるサンプリングクロックは、カウンタ回路により生成される、ことを特徴とする請求項6に記載のインクジェットヘッド駆動波形の生成方法。
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