JP4226425B2 - ビスカスダンパ装置 - Google Patents

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Description

本発明はビスカスダンパ装置に係り、特にクランク軸に直結された歯車によりダンパを介して発電機等の補機を駆動する伝動装置に使用される前記ダンパとしてのビスカスダンパ装置に関する。
従来の車両における伝動装置としてビスカスダンパを使用したものは良く知られている。そして、その一例として、クランク軸に直結された第1フライホイールの回転駆動力がトーションスプリングとビスカスダンパを介して第2フライホイールに伝達され、該第2フライホイールに伝達された回転駆動力がクラッチ接合を経て出力軸に伝達される構造の伝動装置が知られており、この伝動装置においては、高速回転数域における両フライホイール間の相対振動が比較的安定した小さな振幅である時には主として前記トーションスプリングによるトルク伝達がなされ、前記相対振動が大きな振幅である時には、すなわち、アイドル回転数以下の低回転数域における第1フライホイールと第2フライホイール間の比較的大きな振幅の相対的ねじり振動発生時には、前記ビスカスダンパが作用して、これにより該ねじり振動を減衰・吸収せしめて、前記回転駆動力の円滑な伝達を達成して、結果として低回転数域での車体振動の低減を図るようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3,206,997号公報(第4頁、第1図,第6図)
上記特許文献1に記載の発明に記載されるビスカスダンパを備える伝動装置は、図7(a)(b)に図示されるように、内燃機関のクランク軸01に直接接続される第1フライホイール02に対し、第2フライホイール03が第1のダンパ手段であるトーションスプリング04と第2のダンパ手段であるビスカスカップリング07を介在させて接続され、第2フライホイール02に伝達されたクランク軸01の回転駆動力はクラッチ05の接続作動を介して出力軸06に伝達されるようになされている。
そして、前記ビスカスダンパにおけるトーションスプリング04としてはコイルばね等の弾性体が使用され、また、ビスカスカップリング07としては、粘性流体が充填されたカップリング空間010内に交互に配設された多数枚の駆動側プレート08と、従動側プレート09、さらにはフローティングプレート011からなり、これらのプレートの粘性流体を介在させた相対移動による粘性トルクで、前記回転駆動力による振動エネルギーの減衰・吸収をなすものが使用されている。
この伝動装置におけるビスカスダンパは、高速回転数域における第1フライホイールと第2フライホイールとの両フライホイール間の相対振動が比較的安定した小さい振幅である時には、第1のダンパ手段である前記トーションスプリングを介して両フライホイール間の駆動力伝達がなされ、低速回転数域における第1フライホイールと第2フライホイールとの両フライホイール間の相対振動が比較的大きな振幅の振動である時には、すなわち、アイドル回転数以下の低回転数域における両フライホイール間の振幅の大きなねじり振動発生時には、前記第2のダンパ手段であるビスカスカップリングが作用して、前記ねじり振動が減衰・吸収されるようにして、前記伝動装置における低回転数域における振動の抑制を図り、結果として車体の振動や騒音を減少させるようにしている。
しかしながら、前記伝動装置におけるビスカスダンパは、その第1のダンパ手段としてトーションスプリングのような弾性体が使用され、また第2のダンパ手段として粘性流体が使用された、両ダンパ手段が併用された構造のダンパであり、このような構造のビスカスダンパにおいては、その第1のダンパ手段であるトーションスプリングや弾性体による共振現象の発生が避けられず、この共振現象の発生は、前記ビスカスダンパやそのビスカスダンパ使用の伝動装置における新たな振動および騒音の発生を招ねくことになり、該ビスカスダンパや伝動装置における振動や騒音の充分な抑制が達成できないことになる。そして、このようなビスカスダンパ使用の伝動装置における振動および騒音の発生源の複数存在はそれらが複雑に絡み合うことからその設計における困難性を増大させることになる。
上述したようなことから、クランク軸による補機駆動の伝動装置において、クランク軸から該伝動装置を介して補機に伝動される脈動的な回転トルク変動が効果的に減衰・吸収され、前記補機駆動の円滑性の確保が前提とされて、しかも該伝動装置に単純な構造のビスカスダンパが介在されることで前記伝動装置の単純な構造が維持される中で、前記クランク軸からの回転トルク変動の効果的な減衰・吸収が達成可能な、前記補機駆動のための伝動装置において使用されるビスカスダンパの改良構造の提供が待たれている。
本発明は前記課題を解決するための補機駆動のための伝動装置に使用されるビスカスダンパ装置の改良構造に関し、請求項1に記載の発明は、内燃機関のクランク軸の回転駆動力を補機に伝達するための伝動装置に使用されるビスカスダンパ装置であって、内燃機関のクランクケースの内部に、補機の駆動軸が軸受支持され、前記クランク軸により回転駆動される被動歯車が前記補機の駆動軸に回転自在に支持され、前記被動歯車は、前記補機の駆動軸の周りに設けられたビスカスダンパを介して、前記クランク軸の回転駆動力を前記補機の駆動軸に伝達するようにされ、前記ビスカスダンパは、前記補機の駆動軸の外周に遊嵌合されかつ前記被動歯車に固定されて該被動歯車と一体的に回転駆動されるハブと、該ハブを囲み該ハブとの間にビスカスカップリング手段を形成するハウジングとを備え、前記ハウジングは、前記補機の駆動軸に回転駆動力を伝達可能に該駆動軸に嵌合固定され、前記ビスカスカップリング手段は、前記ハブと前記ハウジングとの間に形成されて粘性流体を収容する環状の空間部と、該空間部内に軸方向に交互に収容されたインナープレートおよびアウタープレートとを有し、前記インナープレートは前記ハブの外周に保持され、前記アウタープレートは前記ハウジングの内周に保持されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のビスカスダンパ装置において、前記ハウジングにはその外周近傍部に、その軸方向において突出する環状突出部であるウエイト部が設けられるとともに、補機に回転駆動力を伝達するための前記ハウジングは、前記補機と共に前記クランク軸と互いに逆方向回転するものであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のビスカスダンパ装置において、前記ハウジングは、ハウジングの主体とハウジング外周リングとを有し、前記ハウジング主体は、前記ハブに形成された軸方向凹状部に嵌合するボス部を備え、前記ハウジング外周リングは、前記環状の空間部を形成するように前記ハウジング主体に嵌合されるとともに前記ハブの外周を覆っていることを特徴とする
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のビスカスダンパ装置において、前記ハブは、前記被動歯車にボルト止めされたボス部と、該ボス部から前記軸方向凹状部を形成するように延びる環状突出部とを有することを特徴とする
請求項1に係る発明によれば、ビスカスダンパからの共振現象の発生がなく、補機駆動の伝動装置における振動や騒音の発生源が減少するので該伝動装置における設計が容易なものとなり、また、ビスカスダンパはトーションスプリング等のバネ部材が省かれるので部品点数が減少し、その構造が単純化され、結果として前記ビスカスダンパ使用の補機駆動のための伝動装置の構造は単純・簡素化される。
さらに、前記ビスカスダンパを構成するビスカスカップリング手段は内燃機関のクランクケース内部に配設されているから、エンジンオイルを利用してビスカスダンパの潤滑を行うことができるので、ビスカスダンパのための潤滑装置を別途設ける必要性がなく、また、エンジンオイルにより該ダンパの冷却がなされしかも内燃機関内部は外気温の影響を受けにくいので、温度によるダンパ性能の変化が抑制される。したがって、前記ビスカスダンパ使用により結果として優れた振動や騒音の減衰・吸収効果が得られる補機駆動の伝動装置の提供が可能となる。
さらに、前記クランク軸とビスカスダンパを構成するビスカスカップリング手段との間に歯車が配設され、前記ビスカスカップリング手段を含むビスカスダンパは、補機に回転駆動力を伝達するためのハウジングと、該ハウジングの内周側に設けられたクランク軸からの回転駆動力を伝達するハブとから構成されるものであるから、補機駆動軸の周りにビスカスダンパがコンパクトに配置されてその構造が単純化され、また、クランク軸とビスカスダンパ間の歯車に働く負荷が抑えられるので、歯車の損傷を防ぐことができ、歯車の噛合い音の低減を図ることができ、結果として前記振動や騒音の減衰・吸収効果に加えて、比較的単純な構造で安定した駆動伝達が可能な補機駆動のための伝動装置が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、クランク軸の回転駆動力によるトルク変動を該補機やハウジングの逆方向回転により相殺して抑制することができ、結果として前記ビスカスダンパの使用により振動や騒音の減衰・吸収効果に優れた補機駆動のための伝動装置が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、ハブとハウジングの組付けが容易かつ確実になる。
請求項4に記載の発明によれば、被動歯車とハブとハウジングの組付けが容易かつ確実になる。
自動二輪車における内燃機関のクランク軸により発電機を駆動するための伝動装置において実施される。
本発明の実施例を図1ないし図6に基づき説明する。
先ず、本発明のビスカスダンパが用いられる補機駆動のための伝動装置が備えられた自動二輪車Aの概要と該自動二輪車Aに搭載される内燃機関Eの概要について説明する。
図1に図示されるように本発明の自動二輪車Aは、ヘッドパイプ50と、該ヘッドパイプ50にその先端部が連結され該ヘッドパイプ50から斜め下方に向かって延伸するメインフレーム51を備え、メインフレーム51の後方部近傍には該部からやや上方に指向しかつ後方へ向けて延伸するシートレール52が取付けられ、さらに、メインフレーム51の後端部には該端部から上方に指向しかつ後方に向けてバックステイ53が延伸し、該バックステイ53の後端部は前記シートレール52の後方部に連結されている。
また、メインフレーム51の後端部には明確には図示されないスイングアーム(リアフォーク)の前端部が枢動可能に支持され、該スイングアームのその後方部には車両の駆動輪である後車輪54が支持されている。
ヘッドパイプ50には、その下方にフロントフォーク55が取付けられ、また上方にはハンドル56に連結されるステアリングシャフト57が取付けられ、フロントフォーク55には前車輪58が回転可能に支持されている。そして、メインフレーム51の下方の空間には明確には図示されないハンガー部材を介して内燃機関Eが搭載され、また、メインフレーム51後方のシートレール52上にはライダーのためのシート部材59が取付けられている。
そして、上述の概要が示されたフレーム構造の自動二輪車Aに搭載される内燃機関Eは、図1,2に図示されるように水平対向型の4サイクル6気筒機関であり、そのクランク軸1の軸方向を車両の前後方向に向けて前記メインフレーム51の下部空間において複数のハンガー部材を介して該車両に吊持されることで搭載されている。
内燃機関Eは、図2に図示されるその水平方向断面視において、その略中央部にクランク軸1が配置された構造を有し、該クランク軸1は4個所のジャーナル軸受部1aを介してクランクケース2に回転可能に支持され、その6つのクランクピン1bにはそれぞれ、コンロッド1cがその大端部1dを介して回動可能に支持され、各コンロッド1cの図示されない小端部にはピストンピンを介してピストンPが取付けられている。
前記ピストンPは、クランク軸1を挟んで水平対向配置(図2における上下の対向配置)構造をもって3つずつ配置され、クランク軸1の6つのクランクピン1bの図2における最も右寄りの1番ピン1b1には図2における下方配置のピストンP1がコンロッド1cを介して取付けられ、次の2番ピン1b2には上方配置のピストンP2がコンロッド1cを介して取付けられ、以下順次3番ピン1b3は下方、4番ピンは・・・という順序配置をもって対向配置される。
クランク軸1を挟んだピストンP1,P2の前記水平対向配置は、図3に図示されるようにクランク軸1を挟んで互いに正反対、すなわち互いに略180°の方向性をもって逆方向に向かうように配置されており、また、このため内燃機関Eはこの水平対向配置のピストンP1,P2受入れ構造として図2において上下対向配置として示される水平対向配置のシリンダブロック3とシリンダヘッド4とを備えている。
そして、水平対向配置の2つのシリンダブロック3A,3Bのそれぞれには、前記ピストンPのための3つのシリンダ孔3a,3bが設けられ、このシリンダ孔3a,3bは、該孔内における前記ピストンP1,P2の往復摺動を許容するため図2,3に図示されるようにクランク軸1を挟んで略180°の方向性を有して配置され、該シリンダ孔3a,3bは、実質的にクランク軸1側の内方開口部3a1,3b1とクランク軸1と反対側の外方開口部3a2,3b2とを備えシリンダブロック3A,3Bを貫通する構造とされている。
2つの水平対向配置とされるシリンダブロック3A,3Bにおける各シリンダ孔3a,3bの前記外方開口部3a2,3b2と、シリンダヘッド4A、4Bの結合当接部である該ヘッド内方部の空間部間には燃焼室5a,5bが形成され、該燃焼室5a,5bには吸排気のための開口が形成され、この開口には該開口開閉のための吸排気バルブ装置4a,4bが配備され、さらに該燃焼室5a,5bには図示されない点火プラグが取付けられている。また、図2、3に図示されるように2つのシリンダヘッド4A,4Bのそれぞれの燃焼室5a,5b形成側とその反対側であるその外方部には吸排気バルブ装置4a,4bの開閉作動のためのカム軸4a1,4b1が回動可能に軸支されている。
そして、2つのカム軸4a1,4b1上のそれぞれの複数のカム4a2,4b2はそれぞれ、前記それぞれのバルブ装置4a,4bのタペット4a3,4b3に当接している。また、図2に図示されるように、これらカム軸4a1,4b1の図示における左方端には該カム軸4a1,4b1駆動用のスプロケット4a4,4b4がそれぞれ取付けられ、これらのスプロケット4a4,4b4の各々は、クランク軸1の図2の図示における左方端の細径軸部に取付けられた2つのスプロケット1e,1fのそれぞれ異なる一方にチエーン4a5,4b5を介して連動連結される。
したがって、スプロケット1e,1fとチエーン4a5,4b5を介したクランク軸1とカム軸4a1,4b1の連動連結は、結果として図2,4に図示される2つのチエーン4a5,4b5がクランク軸1を挟んで互いに水平方向で逆方向に延伸するチエーン4a5,4b5の配置構造を実現する。そして、このチエーン4a5,4b5によるクランク軸1と両カム軸4a1,4b1の連動連結はクランク軸1の回転に同調されたカム軸4a1,4b1の回転駆動を可能なものとし、カム軸4a1,4b1におけるクランク軸1との同調回転はカム4a2,4b2からタペット4a3,4b3を介した吸排気バルブ4a,4bのタイミング調整された開閉作動を可能とするものである。
本発明の自動二輪車Aに搭載される内燃機関Eは概ね上述のようなものであるが、図2,5の参照から理解できるようにそのクランク軸1の後方端、すなわち、図2における右方端(図5においては左方端)にはフランジ部1Aと3段に軸径が変化する軸部1Bが形成され、この各軸径が異なる軸部1Bにはそれぞれ歯車が取付けられ、つまり都合3つの歯車10,11,12が取付けられる。そして、そのフランジ部に連続する軸径の大なる軸部1B1には、フランジ部1Aに当接されて該フランジ部1AにボルトB1により固定される大径の歯車10が取付けられ、また、その軸径の大なる軸部1B1に連続する一段と細くなった軸径の中なる軸部1B2には、その内径部に形成されたスプラインを介して該軸部1B2に結合される小径の歯車11が取付けられている。
そして、さらに一段と細くなった最も軸端寄りの軸径の細い軸部1B3には歯幅が狭く前記小径の歯車11と略同径の外径を備えた歯車12が取付けられ、該歯幅の狭い歯車12は一方向クラッチ12aを介して該細径軸部1B3に間接的に取付けられている。すなわち、前記一方向クラッチ12aの内輪部12bが該歯車により構成され、該一方向クラッチ12aの外輪部12cがその内径部に形成されたスプライン12dを介して前記軸部1B3に結合されることで前記歯幅の狭い歯車12が一方向クラッチ12aを介して該軸部1B3に取付けられている。
前記3つの歯車10ないし12の内、大径の歯車10は後に詳しく説明される発電機40等の補機の駆動用歯車でありセラシ歯車とされている。また、軸径の中なる軸部1B2の小径歯車11は図示されない変速装置のメインシャフト上のドリブンギアに噛合うドライブギアであり、さらに、軸径の細い軸部1B3の歯幅の狭い歯車12は図示されないスタータモータの駆動歯車に噛合う歯車である。なお、セラシ歯車とは、メイン歯車とサブ歯車を重ね、両歯車間にセラシ荷重を与えて位相差を形成する機構をセラシ機構といい、このようなセラシ機構を有するメイン歯車とサブ歯車が組み合わされた歯車をセラシ歯車というものとする。
3つの歯車10ないし12の内、最も大きな径の大径歯車10が既に述べたように補機である発電機40の駆動に供される歯車であり、この大径歯車10は発電機40の実質的なロータ駆動部である駆動軸20に相対回転可能に取付けられた被動歯車21と噛合っている。この被動歯車21が回転可能に支持される駆動軸20は、前記のように実質的に発電機40のロータ42を回転駆動させる軸であり、該軸20はその両端においてボールベアリング20A,20Bを介してクランクケース2の一部に回転自在に支持され、その軸長は比較的短く、その軸心中央部に潤滑油供給孔20aがある中空軸であり、前記被動歯車21は該軸20の右方端に取付けられ、また該軸20の左方端は発電機40のロータ軸41にスプライン20cで嵌合している。
被動歯車21は、前記のように中空軸である駆動軸20にその軸部へ嵌合軸孔21a(軸受)を介して回転自在に支持されて、このために該嵌合軸孔21aへの潤滑油供給のための開口20bが該駆動軸20に設けられ、この開口20bは駆動軸20の潤滑油供給孔20aに連通して該潤滑油供給孔20aを介して潤滑油が前記被動歯車21と駆動軸20の嵌合軸受部に供給されるようになされている。そして、被動歯車21には該駆動軸20に遊嵌合された後に詳しく説明されるビスカスダンパ30のハブ31が複数の締付ボルトB2により一体的に固定されている。
被動歯車21と一体的に固定されたダンパ30のハブ31はビスカスカップリング手段32を介してダンパ30のハウジング33に接続され、該ハウジング33はそのボス部33bの軸孔33cが発電機駆動軸20に圧入嵌合されると同時にそのフランジ33dの背面が該軸部20のフランジ部20dに当接されることで取付け固定され、したがって、該ダンパハウジング33の回転は駆動軸20を一体的に回転せしめる。結局、クランク軸1の補機駆動歯車である大径歯車10と被動歯車21の噛合を介して伝達されたクランク軸1の回転駆動力は、ビスカスダンパ30を介して補機、すなわち発電機40の駆動軸20に伝達され該駆動軸20を経て発電機40のロータ軸41に伝達され、発電機ロータ42を回転させる。
そして、前記クランク軸1の補機駆動歯車である大径歯車10と発電機駆動軸20上の被動歯車21との噛合いから理解できるように、発電機40のロータ42の回転方向はクランク軸1の回転方向とは逆方向となり、この両者の回転方向の相違はクランク軸1における脈動的なトルク変動の反力を生み該トルク変動を相殺吸収するものである。なお、43は発電機40のステータであり、44は発電機40のケーシング部である。
そして、この補機駆動の伝動装置は、前記駆動軸20の軸受支持20A,20Bがクランクケース2の一部によりなされることから理解できるように補機である発電機40を除いて全てクランクケース2内に、すなわち実質的に内燃機関Eの内部に配設されたものである。
ところで、上述の補機駆動の伝動装置におけるビスカスダンパ30は、その構造の詳細が図6に図示されており、基本的には、前記ハブ31と、ハウジング33と、該ハブ31に配設されるインナープレート31aと、該ハウジング33に配設されるアウタープレート33aとを備えるビスカスカップリング手段32とからなるものであり、ハブ31は上記のように前記被動歯車21と締付ボルトB2により一体化されて前記駆動軸20に対し遊嵌合される軸孔31cを備えた軸方向に延びるボス部31bと、該ボス部31bより外径が大きく該ハブ31の軸方向において該ボス部31bと反対側に延出する実質的にその内周が後に述べるダンパ30のハウジング33のボス部33bを摺動回転可能かつ密封状態で受入れるための凹状部31dとされた環状突出部31eとを備えており、この環状突出部31eの外周には後述される手段によりインナープレート31aが保持される。
また、ビスカスダンパ30のハウジング33は、実質的に前記駆動軸20に嵌合固定される軸孔33cを備えた前記ハブ31の環状突出部31eの凹状部31dに摺動回転可能かつ密封状態で受入れられるボス部33bと、該ボス部33bの径方向外方に向かって一段と延びその外周部近傍が発電機40側に向かって軸方向に延出して環状延出部33eとされた幅広の慣性ウエイトに形成されたハウジング主体としての環状フランジ33dと、この環状フランジ33d外周の反発電機側の環状段部33fに嵌合される実質的に該フランジ33dと共にダンパ30の外周部を形成する該フランジ33dよりやや外径の小さなハウジング外周リング部33gとからなる。
ハウジング外周リング部33gは、環状フランジ33d外周の環状段部33fとの嵌合のための環状端部33g1を備え、前記ハブ31の環状突出部31e外周を覆いかつ該環状突出部31e外周に対向する面を形成しつつ軸方向に延長された環状の延長部33g2と、該環状の軸方向延長部33g2から内向きに垂下するように延びてその内周部が前記ハブ31のボス部31b外周に嵌合される孔部33g3として形成される内向きの環状延長部33g4とからなる。したがって、ハウジング33のフランジ33d外周部の環状段部33fにハウジング外周リング部33gが嵌合固定された状態において、該ハウジング33の外周構造部はその断面形状は略コ字状を呈するものとなる。
そして、ハブ31とハウジング33の組立時に、断面形状がコの字状を呈する前記ハウジング33の外周構造部とハブ31の環状突出部31e外周とにより形成される環状の空間部34に、ドーナツ状ディスク板である多数のプレート部材31aと33aが配設され、またシリコンオイル等の粘性流体が充填される。多数のプレート部材31aと33aは、該空間34の内周側と外周側形成部においてそれぞれ保持され、内周側においてはハブ31の環状突出部31eの外周にインナープレート31aが保持され、外周側においてはハウジング外周リング33gの軸方向延長部33g2内周にアウタープレート33aが保持される。
これらプレート31a,33aの保持は、インナープレート31aにおいてはその内周部の歯状凹凸部31a1がハブ31の環状突出部31e外周スプライン31fに結合することでなされ、また、アウタープレート33aにおいてはその外周部の歯状凹凸部33a1がハウジング外周リング33gの軸方向延長部33g2内周スプライン33g5に結合することでなされ、インナープレート31aとアウタープレート33aは互いにスペーサリングRを介して交互に隙間をおいて配設され、いずれのプレート結合も該プレート31a,33aが被結合部である前記環状突出部31eと前記外周リングの軸方向延長部33g2に対しそれぞれ相対回転不能でかつ軸方向移動が許容されるものとされている。
前記ハブ31とハウジング33は互いに密封状態を保持して摺動回転可能な状態で一体化されるが、その組立は、先ず、ハブ31のボス部31b外周にハウジング外周リング部33gの内向き環状延長部33g4内周孔部33g3がOリング等のシール部材25aを介して摺接嵌合され両者が一体保持される。次いでハブ31の環状突出部31e外周とハウジング外周リング部材33gの環状の軸方向延長部33g2内周のそれぞれの対向スプライン31f、33g5にスペーサリングRを介在させてアウタープレート33aとインナープレート31aが交互に嵌め込まれる。
その後、シリコンオイルが充填され、ハブ31の環状突出部31eの凹状部31d環状周面にボス部33bと該ボス部33bと一体のフランジ33dのみからなるハウジング部分の前記ボス部33b外周がOリング等のシール部材25bを介して摺動嵌合され、フランジ33dの側面がハブ31の環状突出部31e先端に摺接され、同時にハウジング33の外周リング部33gの軸方向延長部33g2先端33g1がハウジング33のフランジ33d外周環状段部33fに圧入嵌合され固定される。これにより、ハブ31とハウジング33は両者間にプレート部材31a,33aとシリコンオイルを介在収容させて互いに摺動回転可能でかつ密封状態を保持して一体化される。
ビスカスダンパ30は上記のようなものであり、このビスカスダンパ30が介在されたクランク軸1による上述の発電機40の駆動作用について、図5,6を参照して簡単に説明することにする。
周知の内燃機関Eの運転におけるクランク軸1の回転が、クランク軸1の軸端に取付けられた既述の補機駆動歯車である大径歯車10と発電機駆動軸20に回転自在に支持された被動歯車21の噛合いを介して該被動歯車21に伝達される。
被動歯車21の回転は、該歯車21に一体的に固定されたビスカスダンパ30のハブ31に伝えられ、該ハブ31の回転に伴いハブ31の環状突出部31e外周スプライン31fにその内周の歯状凹凸部31a1が結合された多数のインナープレート31aが回転する。
インナープレート31aの回転は、既述のシリコンオイルが充填されたダンパハブ31とダンパハウジング33に囲まれた環状空間内34においてなされ、このインナープレート31aの回転は、多数のインナープレート31aの各々が交互に配設されるアウタープレート33a、すなわち、ハウジング外周リング33gの軸方向延長部33g2内周のスプライン33g5にその外周の歯状凹凸部33a1が結合されたアウタープレート33aに両側から僅かな隙間をもって挟まれ、かつ隣接アウタープレート33a間にシリコンオイルが介在されてなされる。したがって、インナープレート31aとアウタープレート33aの両プレートの相対回転はシリコンオイルをせん断し、両プレート31a,33a間に粘性摩擦による粘性トルクを発生せしめる。
インナープレート31aとアウタープレート33a間における粘性トルクの発生は、駆動回転されるインナープレート31aに対するアウタープレート33aの連れ回り現象を生じさせ、ダンパハウジング33の回転慣性の増大とともに両プレート31a,33aは同速回転をするようになる。そして、このシリコンオイルである粘性流体のカップリング手段、すなわちビスカスカップリング手段32をもつビスカスダンパ30を介在した回転駆動力の伝達は、歯車10,21の噛合いを介してダンパハブ31に伝達されるクランク軸1の振動や脈動的な変動トルクのエネルギーを効果的に減衰・吸収する。
つまり、クランク軸1からの振動や脈動的な変動トルクのエネルギーは、ビスカスダンパ30のビスカスカップリング手段32を構成するシリコンオイルと前記両プレート31a,33a間の相対移動に伴う粘性抵抗や粘性摩擦により減衰・吸収され、該エネルギーの減衰・吸収がなされた安定した滑らかな回転駆動力がダンパハブ31からダンパハウジング33に伝達されることになる。ダンパハウジング33に伝達された滑らかな回転駆動力は、さらにダンパハウジング33の環状フランジ33dの慣性ウエイトの慣性と相俟って、ダンパハウジング33を固定支持する発電機駆動軸20のスプライン20cの結合部を介して発電機40のロータ軸41に伝達され、該ロータ軸41の滑らかな回転が確保される。
そして、このビスカスダンパ30はトーションスプリング等の併用バネ手段を備えず、実質的にビスカスカップリング手段32のみからなるものであるから、該ダンパ30からの共振現象の発生がなく、結果として該ダンパ30の使用により上述の補機駆動の伝動装置における振動および騒音の発生源が減少され該伝動装置の設計が容易化される。また、トーションスプリング等の併用バネ手段の省略ができるので、ダンパ30および該ダンパ30使用の前記伝動装置における前記部品点数の削減と構造の単純化を図ることができる。
さらに、ビスカスダンパ30は内燃機関Eの内部に配設されるので、ビスカスダンパ30における潤滑はエンジンオイルによりなされ、該ダンパ30の潤滑のための潤滑装置を別途設ける必要性がなく、ダンパ30の冷却もエンジンオイルにより効果的になされ、しかも内燃機関E内部は外気温の影響を受けにくいのでビスカスダンパ30の温度による性能の変化が抑制される。
また、ビスカスダンパ30は、補機である発電機40に回転駆動力を伝達するハウジング33と、該ハウジング33の内周側に配設されるクランク軸1からの回転駆動力を伝達する被動歯車21と一体化されたハブ31とから構成されるので、クランク軸1と直結するダンパ駆動側の軽量化が可能であり、結果として該ダンパ30の使用によりクランク軸1とビスカスダンパ30間に実質的に配設された歯車装置(10,21)に働く負荷を少なくすることができるので、歯車の噛合い音の低減を図ることができる。
そして、ダンパハウジング33に、該ハウジング外周近傍から軸方向に延出した環状延出部33eであるウエイト部が設けられ、しかも該ウエイト部を備えるハウジング33と該ハウジング33に駆動連結された補機である発電機40のロータ42がクランク軸1と互いに逆回転する関係に構成されるので、前記ビスカスダンパの使用によりクランク軸1の回転変動トルクが該発電機40のロータ42の回転により相殺され抑制される。
本発明の発電機駆動のための伝動装置に使用されたビスカスダンパは、発電機以外の他の補機類の駆動において適用可能である。
本発明の補機駆動装置が適用された自動二輪車を示す図である。 本発明の自動二輪車に搭載される内燃機関の水平方向断面図である。 本発明の内燃機関の縦方向断面を示す図であり、図2におけるA-A断面図である。 本発明の内燃機関の縦方向断面を示す図であり、図2におけるB-B断面図である。 本発明のビスカスダンパを用いた補機駆動装置の主要構造部を示す図である。 本発明のビスカスダンパの構造を示す図であり、(a)は縦断面図であり、(b)はその歯車部を側面から見た図である。 従来のビスカスダンパを用いた駆動力の伝動装置を示す図であり、(a)は縦断面図であり、(b)はプレートの配設状態を示す図である。
符号の説明
1・・・クランク軸、1A・・・フランジ部、1B・・・軸部、1B1・・・軸径の大なる部分、1B2・・・軸径の中なる部分、1B3・・・軸径の細い部分、1a・・・ジャーナル軸受部、1b・・・クランクピン、1c・・・コンロッド、1d・・・大端部、1e,1f・・・スプロケット、2・・・クランクケース、3,3A,3B・・・シリンダブロック、3a,3b・・・シリンダ孔、3a1,3b1・・・シリンダ孔の内方開口部、3a2,3b2・・・シリンダ孔の外方開口部、4A,4B・・・シリンダヘッド、4a,4b・・・吸排気バルブ、4a1,4b1・・・カム軸、4a2,4b2・・・カム、4a3,4b3・・・タペット、4a4,4b4・・・スプロケット、4a5,4b5・・・チエーン、10・・・大径歯車、11・・・小径歯車、12・・・歯幅の狭い歯車、12a・・・一方向クラッチ、12b・・・外輪部、12c・・・内輪部、12d・・・スプライン、20・・・駆動軸、20a・・・潤滑油供給孔、20b・・・開口、20c・・・スプライン、21・・・被動歯車、21a・・・供給軸孔、25a,25b・・・シール部材、30・・・ビスカスダンパ、31・・・ダンパハブ、31a・・・インナープレート、31b・・・ボス部、31c・・・軸孔、31d・・・凹状部、31e・・・環状突出部、31f・・・スプライン、32・・・ビスカスカップリング手段、33・・・ハウジング、33a・・・アウタープレート、33b・・・ボス部、33c・・・軸孔、33d・・・環状フランジ、33e・・・環状延出部、33f・・・環状段部、33g・・・ハウジング外周リング部、33g1・・・環状端部、33g2・・・軸方向延長部、33g3・・・内周孔部、33g4・・・内向き環状延長部、33g5・・・スプライン、40・・・発電機、41・・・ロータ軸、42・・・ロータ43・・・ステータ、44・・・ケーシング、50・・・ヘッドパイプ、51・・・メインフレーム、52・・・シートレール、53・・・バックステイ、54・・・後車輪、55・・・フロントフォーク、56・・・ハンドル、57・・・ステアリングシャフト、58・・・前車輪、59・・・シート部材、A・・・自動二輪車、B1,B2・・・締付ボルト、E・・・内燃機関、P,P1,P2・・・ピストン、R・・・スペーサリング。

Claims (4)

  1. 内燃機関のクランク軸の回転駆動力を補機に伝達するための伝動装置に使用されるビスカスダンパ装置であって、
    内燃機関のクランクケースの内部に、補機の駆動軸が軸受支持され、
    前記クランク軸により回転駆動される被動歯車が前記補機の駆動軸に回転自在に支持され、
    前記被動歯車は、前記補機の駆動軸の周りに設けられたビスカスダンパを介して、前記クランク軸の回転駆動力を前記補機の駆動軸に伝達するようにされ、
    前記ビスカスダンパは、前記補機の駆動軸の外周に遊嵌合されかつ前記被動歯車に固定されて該被動歯車と一体的に回転駆動されるハブと、該ハブを囲み該ハブとの間にビスカスカップリング手段を形成するハウジングとを備え、
    前記ハウジングは、前記補機の駆動軸に回転駆動力を伝達可能に該駆動軸に嵌合固定され、
    前記ビスカスカップリング手段は、前記ハブと前記ハウジングとの間に形成されて粘性流体を収容する環状の空間部と、該空間部内に軸方向に交互に収容されたインナープレートおよびアウタープレートとを有し、
    前記インナープレートは前記ハブの外周に保持され、前記アウタープレートは前記ハウジングの内周に保持されていることを特徴とするビスカスダンパ装置
  2. 前記ハウジングにはその外周近傍部に、その軸方向において突出する環状突出部であるウエイト部が設けられるとともに、補機に回転駆動力を伝達するための前記ハウジングは、前記補機と共に前記クランク軸と互いに逆方向回転するものであることを特徴とする請求項1に記載のビスカスダンパ装置。
  3. 前記ハウジングは、ハウジングの主体とハウジング外周リングとを有し、前記ハウジング主体は、前記ハブに形成された軸方向凹状部に嵌合するボス部を備え、前記ハウジング外周リングは、前記環状の空間部を形成するように前記ハウジング主体に嵌合されるとともに前記ハブの外周を覆っていることを特徴とする請求項1または2に記載のビスカスダンパ装置
  4. 前記ハブは、前記被動歯車にボルト止めされたボス部と、該ボス部から前記軸方向凹状部を形成するように延びる環状突出部とを有することを特徴とする請求項3に記載のビスカスダンパ装置
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