JP5172421B2 - エンジンのバランサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンのバランサ装置に関する。
シリンダ(気筒)内でピストンが往復動作するエンジンでは、ピストンの往復動作に伴い1次慣性力が発生し、この1次慣性力がエンジン振動の原因となる。この種のエンジンには、シリンダがV型に配置されたいわゆるV型エンジンがあり、V型エンジンは、シリンダの挟み角度が90度であれば、各シリンダのピストンの往復動作に伴って発生する1次慣性力が互いに打ち消し合ってエンジン振動が少なくなる。
一方、シリンダの挟み角度が90度よりも小さいか、或いは、大きい場合には、1次慣性力がそのまま残ってしまう。これを回避するため、1次慣性力をキャンセルするための1次バランサを備えた自動二輪車用エンジンが提供されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2005−16511号公報 特公平2−49422号公報
ところで、1次バランサを採用した場合でも、ピストンシリンダー軸のオフセット並びにエンジンの重心がセンターに設定することが困難なため発生するモーメント力が残り、このモーメント力を原因としたエンジン振動などが残ってしまう。これをキャンセルするために、カップリングバランサ用ウエイトを備えたバランサシャフトを設けることが考えられる。
しかし、バランサシャフトを追加すると、その分、部品点数の増加及びエンジンの大型化を招いてしまい、自動車用エンジンに比して軽量化かつコンパクト化がより要求される自動二輪車用エンジンには望ましくない。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、部品点数の増加及びエンジンの大型化を回避可能なエンジンのバランサ装置を提供することを目的としている。
上述課題を解決するため、本発明は、エンジン(17)のクランクシャフト(105)に同期して回転するバランサウエイトを設け、このバランサウエイトによりエンジン(17)の往復重量による振動を防止するように成した慣性力バランサを備えたエンジン(17)のバランサ装置において、前記エンジン(17)は前後方向に所定角度を隔てて設けたシリンダをV型に配置してエンジン(17)後方に変速装置(196)を一体に設けた自動二輪車用エンジンであり、前記バランサウエイトは、前記クランクシャフト(105)の前後方向に、前記クランクシャフト(105)と同速でかつ逆方向に回転させられる1次バランサを振り分け配置した2軸1次バランサと、前記エンジン(17)の往復重量によって生ずるモーメント力を抑制するカップリングバランサとを有し、前記クランクシャフト(105)の回転を、後方に設けた前記1次バランサに伝達する被動歯車(177)が設けられるとともに、前記被動歯車(177)が設けられるバランサシャフト(121)には、当該シャフト(121)の回転を前記エンジン(17)のメインシャフト(123)に伝達する駆動歯車(182)が設けられ、前記カップリングバランサは、前記被動歯車(177)に一体に設けられるとともに、前記駆動歯車(182)に一体に設けられ、後方に設けた前記1次バランサとして機能するバランサウエイト(201)が、前記バランサシャフト(121)の両端よりも内側部分に配置され、前記被動歯車(177)および前記駆動歯車(182)が、同じ側で前記バランサウエイト(201)から間隔を設けて前記バランサシャフト(121)の一端側に設けられ、前記被動歯車(177)および前記駆動歯車(182)に一体に設けた前記カップリングバランサと前記バランサウエイト(201)により、前記エンジン(17)に発生したモーメント力による振動を打ち消し合うことを特徴とする。
この発明によれば、バランサウエイトは、クランクシャフトと同速でかつ逆方向に回転させられる1次バランサと、エンジンの往復重量によって生ずるモーメント力を抑制するカップリングバランサとを有し、カップリングバランサは、クランクシャフトの回転を1次バランサに伝達する被動歯車に一体に設けたことにより、1次バランサとカップリングバランサのバランサシャフトを兼用でき、部品点数の増加及びエンジンの大型化を回避することができる。また、上記カップリングバランサによってピストンシリンダー軸のオフセット並びにエンジンの重心がセンターに設定することが困難なため発生するモーメント力を低減することができる。
た、カップリングバランサは、後方に設けた1次バランサの被動歯車に設けられるので、エンジンの重心に近い位置にモーメントバランサとして機能するカップリングバランサを配置でき、車体の取り回しを容易にすることができる。
た、バランサシャフトに設けられる被動歯車と駆動歯車とにバランサウエイトが設けられるので、エンジン各部のレイアウトの自由度が増す。
また、本発明は、エンジン(17)のクランクシャフト(105)に同期して回転するバランサウエイトを設け、このバランサウエイトによりエンジン(17)の往復重量による振動を防止するように成した慣性力バランサを備えたエンジン(17)のバランサ装置において、前記バランサウエイトは、前記クランクシャフト(105)の前後方向に、前記クランクシャフト(105)と同速でかつ逆方向に回転させられる1次バランサを振り分け配置した2軸1次バランサと、前記エンジン(17)の往復重量によって生ずるモーメント力を抑制するカップリングバランサとを有し、後方に設けた前記1次バランサとして機能するバランサウエイト(201)が、前記クランクシャフト(105)の回転をメインシャフト(123)に伝達する中間シャフト(121)の両端よりも内側部分に配置され、前記中間シャフト(121)には、前記クランクシャフト(105)の回転を、後方に設けた前記1次バランサに伝達する被動歯車(177)が設けられるとともに、当該シャフト(121)の回転を前記エンジン(17)のメインシャフト(123)に伝達する駆動歯車(182)が設けられ、前記カップリングバランサは、前記被動歯車(177)に一体に設けられるとともに、前記駆動歯車(182)に一体に設けられ、前記被動歯車(177)および前記駆動歯車(182)が、同じ側で前記バランサウエイト(201)から間隔を設けて前記中間シャフト(121)の一端側に設けられ、前記被動歯車(177)および前記駆動歯車(182)に一体に設けた前記カップリングバランサと前記バランサウエイト(201)により、前記エンジン(17)に発生したモーメント力による振動を打ち消し合うことを特徴とする。
また、上記構成において、前記被動歯車(177)は、当該歯車(177)の外周歯車部(177B)よりも内周側を部分的に幅狭にすることによって、その重心位置を当該歯車(177)の回転中心から偏心したバランス構造に形成されるようにしても良い。
また、前記クランクシャフト(105)は、このクランクシャフト(105)にトルクダンパ(176)を介して連結されるクランク軸駆動歯車(175)を備え、前記カップリングバランサが設けられる前記被動歯車(177)は、前記クランク軸駆動歯車(175)の回転を前記中間シャフト(121)に伝達する歯車であっても良い。
本発明では、バランサウエイトは、クランクシャフトと同速でかつ逆方向に回転させられる1次バランサと、エンジンの往復重量によって生ずるモーメント力を抑制するカップリングバランサとを有し、カップリングバランサは、クランクシャフトの回転を1次バランサに伝達する被動歯車に一体に設けられるので、部品点数の増加及びエンジンの大型化を回避することができる。
また、カップリングバランサは、後方に設けた1次バランサの被動歯車に設けられるので、エンジンの重心に近い位置にモーメントバランサとして機能するカップリングバランサを配置でき、車体の取り回しを容易にすることができる。
また、バランサシャフトに設けられる被動歯車と駆動歯車とにカップリングバランサが設けられるので、エンジン各部のレイアウトの自由度が増す。
また、1次バランサは、クランクシャフトの回転をメインシャフトに伝達する中間シャフト上に形成され、カップリングバランサは、中間シャフトの回転をメインシャフトに伝達する駆動歯車に一体に設けられるので、部品点数の増加及びエンジンの大型化を回避することができる。
以下、本発明の一実施形態を添付した図面を参照して説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、車体に対してのものとする。
図1は本発明の実施形態に係るクルーザタイプの自動二輪車の側面図である。
この自動二輪車10は、車体フレーム11と、車体フレーム11の前端部に取り付けられたヘッドパイプ12に回動自在に支持された左右一対のフロントフォーク13と、フロントフォーク13の上端部を支持するトップブリッジ14に取り付けられた操舵用のハンドル15と、フロントフォーク13に回転自在に支持された前輪16と、車体フレーム11に支持されたエンジン17と、エンジン17に排気管18A、18Bを介して連結された排気マフラー19A、19Bと、車体フレーム11の後下部のピボット20に上下に揺動自在に支持されたリアスイングアーム21と、このリアスイングアーム21の後端部に回転自在に支持された後輪22とを備え、リアスイングアーム21と車体フレーム11との間にリアクッション23が配設される。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12から後下がりに延びるメインフレーム25と、メインフレーム25の後部に連結される左右一対のピボットプレート(センターフレームとも言う)26と、ヘッドパイプ12から下方に延びた後に屈曲して延びてピボットプレート26に連結されるダウンチューブ27とを備えている。このメインフレーム25を跨ぐように燃料タンク28が支持され、メインフレーム25後方が後輪22上方まで延びてリアフェンダ29が支持され、このリアフェンダ29上方から燃料タンク28までの間にシート30が支持される。なお、図1中、符号31はダウンチューブ27に支持されたラジエータ、符号32はフロントフェンダ、符号33はサイドカバー、符号34はヘッドライト、符号35はテールライト、符号36は乗員用ステップである。
このメインフレーム25、ピボットプレート26及びダウンチューブ27によって囲まれる空間にはエンジン17が支持される。このエンジン17は、シリンダ(気筒)がV字状に前後にバンクした前後V型の2気筒水冷式4サイクルエンジンである。このエンジン17は、車体に対してクランクシャフト105が左右水平方向に指向するように複数のエンジンブラケット37(図1では一部のみを図示)を介して車体フレーム11に支持される。このエンジン17の動力は後輪22左側に配設されたドライブシャフト(不図示)を介して後輪22に伝達される。
このエンジン17は、シリンダを各々構成する前バンク110Aと後バンク110Bとの挟み角度(バンク角度とも言う)が90度より小さい角度(例えば、52度)で形成されている。この前バンク110Aと後バンク110Bによって形成されるV字状の空間には、エンジン吸気系を構成するエアクリーナ41とスロットルボディ42が配設される。スロットルボディ42には、燃料タンク28内の燃料を噴射するインジェクタが取り付けられ、エアクリーナ41で浄化された空気に燃料を混合して前バンク110A及び後バンク110Bに供給する。また、各バンク110A、110Bには、エンジン排気系を構成する排気管18A、18Bが接続され、各排気管18A、18Bが車体右側を通ってその後端に排気マフラー19A、19Bが各々接続され、これら排気管18A、18B及び排気マフラー19A、19Bを介して排気ガスが排出される。
図2はエンジン17の内部構造を側方から見た図であり、図3はエンジン17の内部構造を後方から見た断面図である。このエンジン17の前バンク110A及び後バンク110Bは同構造であり、図2中、前バンク110Aはピストン周辺を示し、後バンク110Bはカムチェーン周辺を示している。また、図2において、符号121は中間シャフト(後側バランサシャフト)を示し、符号123はメインシャフトを示し、符号125はカウンタシャフトを示している。
クランクシャフト105を含むこれらシャフト121、123、125は、車体前後方向及び上下方向にずらして互いに平行に配置され、これらシャフトを支持するクランクケース17C内には、クランクシャフト105の回転を、中間シャフト121、メインシャフト123及びカウンタシャフト125の順に伝達する歯車伝達機構が構成されている。なお、図3は、前バンク110A、クランクシャフト105、中間シャフト121、メインシャフト123及びカウンタシャフト125を各々直線で結ぶ横断面で切断した断面図に対応している。
図2に示すように、このエンジン17のクランクケース17C上面には、前側シリンダブロック131A及び後側シリンダブロック131Bが車体前後に所定の挟み角度をなすように配置され、これらシリンダブロック131A、131Bの上面に前側シリンダヘッド132A、後側シリンダヘッド132Bが各々結合され、さらに各シリンダヘッド132A、132Bの上面にはヘッドカバー133A、133Bが各々装着されて前バンク110A及び後バンク110Bが構成される。
各シリンダブロック131A、131Bには、シリンダボア135が各々形成され、各シリンダボア135にはそれぞれピストン136が摺動自在に挿入され、各ピストン136は、コンロッド137を介してクランクシャフト105のクランクピン(図3参照)105Aに連結される。図3に示すように、このクランクピン105Aは、クランクシャフト105に一体に設けられた左右一対のクランクウェブ105B、105Bに対し、クランクシャフト105の軸中心から偏心した位置に設けられる。このため、ピストン136が移動する際に、その移動力がコンロッド137を介してクランクピン105Aに作用してクランクシャフト105を回転させる。
また、各シリンダヘッド132A、132Bの下面には、ピストン136上方に形成される燃焼室の天面を構成する燃焼凹部141が形成され、各燃焼凹部141には、2つの点火プラグ142、143がその先端を臨ませて配置される。また、各燃焼凹部141には、図2に示すように、シリンダヘッド132A、132Bに形成された吸気ポート145及び排気ポート146を燃焼室内に連通するための開口部145A、145Bが各々設けられる。
このシリンダヘッド132A、132Bには、吸気ポート145の開口部145Aを開閉する吸気弁147と、排気ポート146の開口部146Aを開閉する排気弁148とが配置される。吸気弁147及び排気弁148は、弁ばね149、149で各ポートを閉じる方向に各々付勢されている。各弁体147、148を駆動する動弁機構150は、吸気弁147及び排気弁148の間に回転自在に支持されたカムシャフト151と、このカムシャフト151に設けられたカムで各々揺動される吸気側と排気側のロッカアーム156、157とを備える。各ロッカアーム156、157の一端は吸気弁147及び排気弁148の上部に当接し、各ロッカアーム156、157の揺動によって吸気弁147及び排気弁148が押動される。
図3に示すように、カムシャフト151の一端側には被動スプロケット158が固定されると共に、クランクシャフト105の一端側には駆動スプロケット159が固定される。これらスプロケット158、159間にはカムチェーン160が巻回され、上記スプロケット158、159及びカムチェーン160が、各バンク110A、110Bの一端側に形成されたカムチェーン室161に収容される。
この駆動スプロケット159から被動スプロケット158への減速比は1/2に設定され、クランクシャフト105が回転すると、クランクシャフト105と一体に駆動スプロケット159が回転し、カムチェーン160を介して被動スプロケット158がクランクシャフト105の半分の回転速度で回転して、被動スプロケット158と一体に回転するカムシャフト151のカムプロフィールに従って吸気弁147及び排気弁148が吸気ポート145及び排気ポート146を各々開閉させる。
図3に示すように、クランクシャフト105の左端部には発電機163が設けられる。発電機163は、クランクシャフト105に固定されるロータ165と、ロータ165内に固定配置されるステータ166とで構成され、発電機カバー167の内側の発電機収容室168に収容される。ステータ166は発電機カバー167に固定される。ロータ165には、1方向クラッチ169が連結され、1方向クラッチ169には、始動モータの駆動歯車170が連結される。
クランクシャフト105の右端部には、上記駆動スプロケット159の外側(車体右側)に駆動歯車(以下、クランク側駆動歯車という)175が固定される。このクランク側駆動歯車175は、皿ばね式のトルクダンパ176を介してクランクシャフト105に連結され、中間シャフト121に設けられた被動歯車(以下、中間側被動歯車という)177と噛み合い、クランクシャフト105の回転を等速で中間シャフト121に伝達し、クランクシャフト105と同速かつ逆向きで中間シャフト121を回転させる。
図2に示すように、中間シャフト121は、クランクシャフト105の後側下方かつメインシャフト123の前側下方に左右一対の軸受122、122を介して支持されている。図3に示すように、この中間シャフト121の右端部は、右側の軸受122よりも突出してクランクケース17Cの右側壁近傍まで延出する。この右端部には、オイルポンプ用駆動スプロケット181と、上記中間側被動歯車177と、この被動歯車177より小径の駆動歯車(以下、中間側駆動歯車という)182とが順に取り付けられている。
オイルポンプ用駆動スプロケット181は、図2に示すように、中間シャフト121の後側であって、メインシャフト123下方に配置されたオイルポンプ184の駆動軸185に固定された被動スプロケット186に伝動チェーン187を介して該中間シャフト121の回転力を伝達し、オイルポンプ184を駆動させる。
また、中間側駆動歯車182は、メインシャフト123に相対回転自在に設けられた被動歯車(以下、メイン側被動歯車という)191に噛み合い、中間シャフト121の回転を減速してクラッチ機構193を介してメインシャフト123に伝達する。すなわち、中間側駆動歯車182及びメイン側被動歯車191の減速比によって、クランクシャフト105からメインシャフト123までの減速比、つまり、エンジン17の1次減速比が設定される。
メインシャフト123は、クランクシャフト105の後側上方に左右一対の軸受124、124を介して支持され、このメインシャフト123の貫通孔123Aをクラッチ作動軸193Aが貫通する。このクラッチ作動軸193Aの右端にはクラッチ機構193を構成する多板クラッチ193Bが設けられ、この多板クラッチ193Bのクラッチハウジング193Cがメイン側被動歯車191に噛み合い、この多板クラッチ193Bの係合を介して中間シャフト121の回転がメインシャフト123に伝達される。
メインシャフト123の略後方には、カウンタシャフト125が左右一対の軸受126、126を介して支持される。メインシャフト123とカウンタシャフト125には、変速歯車群195が跨って配置され、これらによって変速装置196が構成される。詳述すると、メインシャフト123には、6速分の駆動歯車195Aが設けられ、カウンタシャフト125には6速分の被動歯車195Bが設けられ、各駆動歯車195A及び被動歯車195Bは、対応する変速段同士で互いに噛み合い、それぞれ各変速段に対応する変速歯車対を構成する。なお、各変速歯車対は、1速から6速の順に減速比が小さくなる(高速ギヤとなる)。
カウンタシャフト125の左端部には駆動傘歯車125Aが一体的に設けられ、この駆動傘歯車125Aは、車体の前後方向に延びるドライブシャフト128の前端に一体に設けられた被動傘歯車128Aに噛み合う。これによって、カウンタシャフト125の回転がドライブシャフト128に伝達される。
次に上記エンジン17のバランサ構造を説明する。
このエンジン17は、クランクシャフト105の前後に1次バランサを振り分け配置した2軸1次バランサを備えている。詳述すると、図2に示すように、クランクシャフト105後方に平行配置される中間シャフト121に1次バランサとして機能する後側バランサウエイト201が設けられる。つまり、中間シャフト121は、クランクシャフト105の回転をメインシャフト123に伝達する伝達シャフトとして機能するだけでなく、2軸1次バランサの後側バランサシャフトとしても機能する。
また、クランクシャフト105前方には、クランクシャフト105と平行に前側バランサシャフト205が配置される。ここで、図4(A)(B)は前側バランサシャフト205を示している。これら図に示すように、この前側バランサシャフト205についても、中間シャフト121と同様に、1次バランサとして機能するバランサウエイト206が設けられると共に、クランクシャフト105に噛み合う被動歯車207が設けられ、クランクシャフト105と同速かつ逆向きで回転可能に構成される。
このバランサウエイト206は、図4(A)に示すように、前側バランサシャフト205にスプライン嵌合して前側バランサシャフト205に設けた拡径部205Aに当接して位置決めされ、その状態で前側バランサシャフト205に金属製の筒部材208を圧入することによって固定される。なお、このウエイト取付構造は、中間シャフト(後側バランサシャフト)121も同じである。
また、このエンジン17では、中間シャフト121に設けられるバランサウエイト201と、前側バランサシャフト205に設けられるバランサウエイト206とが略異なる重さであり、図2に示すように、中間シャフト121に設けられるバランサウエイト201の方が小さく、軽く形成されており、これは以下の理由による。
このエンジン17では、中間シャフト121に設けられる比較的大径の中間側被動歯車177、つまり、クランクシャフト105の回転を1次バランサ(バランサウエイト201)に伝達する被動歯車177が、その重心位置を歯車177の回転中心から偏心したバランサ構造に形成されると共に、中間シャフト121に設けられる比較的小径の中間側駆動歯車182、つまり、中間シャフト121の回転をメインシャフト123に伝達する駆動歯車182についても、その重心位置を歯車182の回転中心から偏心したバランサ構造に形成される。具体的には、中間側被動歯車177は、エンジン17の重心X(図2参照)に対して生じるモーメント力を抑制するカップリングバランサとして機能するバランサ構造とされ、中間側駆動歯車182は、上記カップリングバランサ或いは他のバランサとして機能するバランサ構造とされる。
より具体的に説明すると、図5(A)(B)に示すように、中間側被動歯車177には、中間シャフト121に挿通される挿通部177Aと外周歯車部177Bとの間の中間部分に、肉厚が薄い(幅狭の)肉抜き部177Xが部分的に設けられる。この肉抜き部177Xは、該歯車177の回転中心LAを中心とした半径方向に沿って略180度の範囲に設けられ、図6に図5(A)のVI−VI断面を示すように、残りの領域が、肉抜き部177Xに比して肉厚の基準肉厚部177Yとされている。このため、この中間側被動歯車177は、図5(A)中、矢印α方向に重心位置が偏心する。
また、図7(A)(B)に示すように、中間側駆動歯車182についても、中間シャフト121に挿通される挿通部182Aと外周歯車部182Bとの間の中間部分に、肉厚が薄い(幅狭の)肉抜き部182Xが部分的に設けられる。この肉抜き部182Xについても、上記と同様に、該歯車182の回転中心LBを中心とした半径方向に沿って略180度の範囲に設けられ、図8に図7(B)のVIII−VIII断面を示すように、残りの領域が、肉抜き部182Xに比して肉厚の基準肉厚部182Yとされている。このため、この中間側駆動歯車182は、図6(B)中、矢印β方向に重心位置が偏心する。これら肉抜き部177X及び182Xは、歯車成型時に一体的に設けてもよいし、切削加工で設けてもよい。
エンジン17の振動源は、ピストン136が往復することで発生する慣性力と燃焼からくる振動があり、かかる振動成分には、エンジンの重心X周りのモーメント力として作用するものがある。そこで、このエンジン17では、エンジン17の往復重量によって生じる重心X周りのモーメント力を主として抑制するように、中間側被動歯車177及び中間側駆動歯車182の各肉抜き部177X及び182Xの位相角度及び距離(回転中心LA、LBからの距離)が設定される。より具体的には、ピストンシリンダー軸のオフセット並びにエンジン17の重心がセンターに設定することが困難なため発生するモーメント力を低減するように、各肉抜き部177X及び182Xの位相角度及び距離が設定される。この場合、本実施形態では、図2に示すように、各肉抜き部177X、182Xの位相を同位相にしたレイアウトとされている。
このようにして中間側被動歯車177及び中間側駆動歯車182に、カップリングバランサとして機能する肉抜き部177X、182Xを一体に設けた場合、上記中間側被動歯車177及び中間側駆動歯車182によって1次バランサへの寄与分が生じる。
このため、本実施形態では、上記寄与分を考慮して中間シャフト121に設けるバランサウエイト201を形成しており、具体的には、必要とされる1次ウエイト(バランサウエイト206と同じウエイト)に対し、上記寄与分を減らしたバランサウエイト201とされる。すなわち、中間シャフト121のバランサウエイト201と中間側被動歯車177と中間側駆動歯車182とによって、適切な1次バランサを確保しつつ、カップリングバランサが構成されるようにしている。
なお、カップリングバランサの必要量などによっては、中間側駆動歯車182には肉抜き部182Xを設けずに中間側被動歯車177だけに肉抜き部177Xを設けて、中間側被動歯車177だけをバランサ構造としてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、クランクシャフト105と同速でかつ逆方向に回転させられる2軸1次バランサを備えるので、シリンダの挟み角度が90度でないエンジン17の1次慣性力を低減してエンジン17の1次振動を低減することができる。
しかも、本実施形態では、クランクシャフト105の回転を1次バランサに伝達する中間側被動歯車177に、エンジン17の往復重量によって生じるモーメント力を抑制するカップリングバランサを一体に設けたので、1次振動に加えて、カップリング振動についても低減することができ、ピストンシリンダー軸のオフセット並びにエンジン17の重心がセンターに設定することが困難なため発生するモーメント力を低減することが可能になる。
この場合、中間シャフト121を1次バランサ及びカップリングバランサのバランサシャフトとして兼用するので、カップリングバランサ専用のバランサ及びバランサシャフトを設ける場合に比して、部品点数の低減が可能であり、このため、エンジン17の小型化及び軽量化が可能になる。また、中間シャフトに専用のカップリングバランサを設ける場合に比して、中間シャフト121に作用する荷重ストレスが軽減される。
さらに、本実施形態では、中間シャフト121に設けられた中間側駆動歯車182、つまり、中間シャフト121の回転をエンジン17のメインシャフト123に伝達する駆動歯車182もバランサ構造としたので、中間側被動歯車177のバランサ構造と合わせて目的のエンジン振動をより精度良く低減することができると共に、エンジン各部のレイアウトの自由度が向上する。
また、中間側被動歯車177及び中間側駆動歯車182をバランサ構造としたので、従来の2軸1次バランサ付きエンジンから小変更でカップリング振動を低減したエンジンを得ることができ、また、エンジン17の重心Xに近い位置にモーメントバランサとして機能するカップリングバランサを配置でき、車体の取り回しを容易にすることができる。
本実施形態のバランサ構造によって、エンジン振動に含まれる様々な振動のうち個別の振動に振動対策を行うことが可能である。例えば、通常エンジン17の慣性力に埋もれてしまう燃焼からくる小エネルギー振動より大きい振動を低減して燃焼感が感じられるエンジンキャラクタに調整し、又は、乗員に伝わりやすい振動要素、若しくは、振動強度が比較的高い振動要素への大幅な個別対策削減が可能である。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、種々の設計変形を行うことができる。例えば、上記実施形態では、V型2気筒エンジンのバランサ構造に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らない。例えば、単気筒1軸1次バランサ構造においては、エンジン重心、クランクセンタ及び1次バランサの作用点ずれがカップリング振動として複雑に作用する場合があるが、このカップリング振動を低減する場合にも本発明を適用可能である。また、3気筒エンジンのカップリングバランサ構造などにも本発明を適用可能である。
また、上述の実施形態では、体感振動で比較的問題となる1次振動成分に対するバランサを設ける場合について説明したが、これに限らず、2次振動成分等に対するバランサ構造にも本発明を適用可能である。この場合、クランクシャフト105の2倍の回転速度で回転する歯車に2次振動キャンセル用のバランサを一体的に設ける構造などを適用すればよい。
また、上述の実施形態では、自動二輪車用エンジンのバランサ装置に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両等の他の車両用エンジンのバランサ装置にも適用することができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 エンジンの内部構造を側方から見た図である。 エンジンの内部構造を略後方から見た断面図である。 (A)は前側バランサシャフトを周辺構成と共に示す図であり、(B)は前側バランサシャフトと周辺構成を側方から見た図である。 (A)は中間側被動歯車の平面図であり、(B)はその側面図である。 図5(A)のVI−VI断面を示す図である。 (A)は中間側駆動歯車の側面図であり、(B)はその平面図である。 図7(B)のVIII−VIII断面を示す図である。
符号の説明
10 自動二輪車
17 エンジン
105 クランクシャフト
110A 前バンク(シリンダ)
110B 後バンク(シリンダ)
121 中間シャフト(バランサシャフト)
123 メインシャフト
125 カウンタシャフト
128 ドライブシャフト
136 ピストン
175 クランク側駆動歯車
177 中間側被動歯車(被動歯車)
177X、182X 肉抜き部
181 オイルポンプ用駆動スプロケット
182 中間側駆動歯車(駆動歯車)
191 メイン側被動歯車
193 クラッチ機構
196 変速装置
201、206 バランサウエイト(1次バランサ)
207 被動歯車

Claims (4)

  1. エンジン(17)のクランクシャフト(105)に同期して回転するバランサウエイトを設け、このバランサウエイトによりエンジン(17)の往復重量による振動を防止するように成した慣性力バランサを備えたエンジン(17)のバランサ装置において、
    前記エンジン(17)は前後方向に所定角度を隔てて設けたシリンダをV型に配置してエンジン(17)後方に変速装置(196)を一体に設けた自動二輪車用エンジンであり、前記バランサウエイトは、前記クランクシャフト(105)の前後方向に、前記クランクシャフト(105)と同速でかつ逆方向に回転させられる1次バランサを振り分け配置した2軸1次バランサと、前記エンジン(17)の往復重量によって生ずるモーメント力を抑制するカップリングバランサとを有し
    前記クランクシャフト(105)の回転を、後方に設けた前記1次バランサに伝達する被動歯車(177)が設けられるとともに、前記被動歯車(177)が設けられるバランサシャフト(121)には、当該シャフト(121)の回転を前記エンジン(17)のメインシャフト(123)に伝達する駆動歯車(182)が設けられ、
    前記カップリングバランサは、前記被動歯車(177)に一体に設けられるとともに、前記駆動歯車(182)に一体に設けられ、
    後方に設けた前記1次バランサとして機能するバランサウエイト(201)が、前記バランサシャフト(121)の両端よりも内側部分に配置され、
    前記被動歯車(177)および前記駆動歯車(182)が、同じ側で前記バランサウエイト(201)から間隔を設けて前記バランサシャフト(121)の一端側に設けられ、
    前記被動歯車(177)および前記駆動歯車(182)に一体に設けた前記カップリングバランサと前記バランサウエイト(201)により、前記エンジン(17)に発生したモーメント力による振動を打ち消し合うことを特徴とするエンジンのバランサ装置。
  2. エンジン(17)のクランクシャフト(105)に同期して回転するバランサウエイトを設け、このバランサウエイトによりエンジン(17)の往復重量による振動を防止するように成した慣性力バランサを備えたエンジン(17)のバランサ装置において、
    前記バランサウエイトは、前記クランクシャフト(105)の前後方向に、前記クランクシャフト(105)と同速でかつ逆方向に回転させられる1次バランサを振り分け配置した2軸1次バランサと、前記エンジン(17)の往復重量によって生ずるモーメント力を抑制するカップリングバランサとを有し、
    後方に設けた前記1次バランサとして機能するバランサウエイト(201)が、前記クランクシャフト(105)の回転をメインシャフト(123)に伝達する中間シャフト(121)の両端よりも内側部分に配置され、
    前記中間シャフト(121)には、前記クランクシャフト(105)の回転を、後方に設けた前記1次バランサに伝達する被動歯車(177)が設けられるとともに、当該シャフト(121)の回転を前記エンジン(17)のメインシャフト(123)に伝達する駆動歯車(182)が設けられ、
    前記カップリングバランサは、前記被動歯車(177)に一体に設けられるとともに、前記駆動歯車(182)に一体に設けられ、
    前記被動歯車(177)および前記駆動歯車(182)が、同じ側で前記バランサウエイト(201)から間隔を設けて前記中間シャフト(121)の一端側に設けられ、
    前記被動歯車(177)および前記駆動歯車(182)に一体に設けた前記カップリングバランサと前記バランサウエイト(201)により、前記エンジン(17)に発生したモーメント力による振動を打ち消し合うことを特徴とするエンジンのバランサ装置。
  3. 前記被動歯車(177)は、当該歯車(177)の外周歯車部(177B)よりも内周側を部分的に幅狭にすることによって、その重心位置を当該歯車(177)の回転中心から偏心したバランス構造に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンのバランサ装置。
  4. 前記クランクシャフト(105)は、このクランクシャフト(105)にトルクダンパ(176)を介して連結されるクランク軸駆動歯車(175)を備え、
    前記カップリングバランサが設けられる前記被動歯車(177)は、前記クランク軸駆動歯車(175)の回転を前記中間シャフト(121)に伝達する歯車であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエンジンのバランサ装置。
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