JP4225225B2 - 撮影装置、撮影装置の画像処理方法及びプログラム - Google Patents

撮影装置、撮影装置の画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮影装置、撮影装置の画像処理方法及びプログラムに関するものである。
紙の書類やOHP用紙などを読み取って投影をおこなうOHPでは、デジタルカメラの発達に伴い、従来のラインスキャナで読み取る方式から、デジタルカメラを用いた書画カメラと呼ばれる方式の撮影装置(書画カメラ)が開発されつつある。
この撮影装置は、ユーザが書画台に載置した原稿をカメラで撮影して、カメラで撮影した原稿の画像データをコンピュータの記憶装置に記憶して画像処理を行い、プロジェクタを用いてスクリーン上に原稿の画像を拡大して投影するものである(例えば、特許文献1参照)。
このような撮影装置は、従来のOHPでは、できなかった3次元の撮影対象を撮影して、この画像を投影することができるので、従来のOHPにとって変わりつつある。
特開2002−354331号公報(第2−3頁、図1)
このような撮影装置において、原稿を差し替える場合、書画台に原稿が載置されていなければ、画像処理を行う必要はない。従って、書画台に原稿が載置されているか否かを判定する必要がある。
その判定方法としては、例えば撮影対象物の画像に含まれるエッジの量などに着目し、書画台のエッジ部の画像をマスクして、予め取得しておいた書画台の画像におけるエッジの量と比較する等して原稿の有無を判別することが考えられる。しかし、マスクする領域外に書画台に傷が付いているような場合、書画台に原稿が載置されていない場合でも、原稿が載置されていると誤判定されてしまう可能性がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、書画台に原稿が載置されているか否かの判定を正しく行うことが可能な撮影装置、撮影装置の画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る撮影装置は、
書画台に載置された原稿を、前記書画台とともに撮影する撮影部と、
前記撮影部の撮影によって得られた撮影画像に、前記原稿によるエッジ部を判別するための原稿エッジ部判別領域と前記原稿エッジ部判別領域外の画像をマスクするマスク領域とを予め設定し、前記マスク領域の画像を覆って前記撮影画像に前記原稿の画像が含まれているか否かを判定する原稿判定部と、
前記撮影画像に前記原稿の画像が含まれていると前記原稿判定部が判定した場合、前記撮影画像から前記原稿の画像を切り取って画像処理を行う画像処理部と、を備え、
前記原稿判定部は、前記撮影画像に前記原稿の画像が含まれているか否かを判定するときに、前記マスク領域の画像とともに、前記原稿によるエッジ部の判別に対象外の画像として前記原稿エッジ部判別領域内に存在する判別対象外画像を覆うことを特徴とする。
前記撮影部は、前記書画台のみを予め撮影するとともに、
前記撮影部が撮影することによって得られた書画台画像に基づいて、前記判別対象外画像を判別する判別対象外画像判別部と、
前記判別対象外画像判別部が判定した前記判別対象外画像に基づいて、前記原稿判定部が前記判別対象外画像を覆うのに用いるマスクを生成するマスク生成部と、を備えるのが好ましい。
前記判別対象外画像判別部は、予め前記判別対象外画像の登録を行うための書画台のみの画像に基づいて前記判別対象外画像を判定するのが好ましい。
前記原稿の画像が前記撮影画像に含まれていると前記原稿判定部が判定した場合、前記撮影画像が前記書画台のみの場合よりも前記撮影部の解像度が高くなるように制御する撮影制御部を備えるのが好ましい。
前記原稿判定部は、前記撮影画像の画素の画素値を取得して、隣接した画素の画素値の差分と予め設定された第1の閾値とを比較し、前記第1の閾値を超える差分を前記撮影画像に含まれるエッジ部と判別し、判別したエッジ部の数を計数して、計数したエッジ部の数と予め設定された第2の閾値とを比較して、前記エッジ部の数が第2の閾値を越えた場合に前記原稿が前記書画台に載置されていると判定するのが好ましい。
前記撮影部は、前記撮影対象を拡大又は縮小して撮影する機能を有し、
前記マスク生成部は、前記撮影対象を拡大又は縮小して撮影したときの撮影倍率を前記撮影部から取得し、取得した撮影倍率に対応させて、生成したマスクを拡大又は縮小し、
前記原稿判定部は、前記撮影部の撮影倍率を取得して、取得した撮影倍率に対応するように前記マスク生成部が拡大又は縮小した前記マスクで前記判別対象外画像を覆い、前記判定を行うのが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る撮影装置の画像処理方法は、
差し替えされる原稿を、前記原稿載置用の書画台とともに撮影するステップと、
前記撮影によって得られた撮影画像に、前記原稿によるエッジ部を判別するための原稿エッジ部判別領域と前記原稿エッジ部判別領域外の画像をマスクするマスク領域とを予め設定するステップと、
前記マスク領域の画像とともに、前記原稿によるエッジ部の判別に対象外の画像として前記原稿エッジ部判別領域内に存在する判別対象外画像を覆うステップと、
前記撮影画像に前記原稿の画像が含まれているか否かを判定するステップと、
前記原稿の画像が含まれていると判定した場合、前記撮影画像から前記原稿の画像を切り取って画像処理を行うステップと、を備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
差し替えされる原稿を、前記原稿載置用の書画台とともに撮影する手順、
前記撮影によって得られた撮影画像に、前記原稿によるエッジ部を判別するための原稿エッジ部判別領域と前記原稿エッジ部判別領域外の画像をマスクするマスク領域とを予め設定する手順、
前記マスク領域の画像とともに、前記原稿によるエッジ部の判別に対象外の画像として前記原稿エッジ部判別領域内に存在する判別対象外画像を覆う手順、
前記撮影画像に前記原稿の画像が含まれているか否かを判定する手順、
前記原稿の画像が含まれていると判定した場合、前記撮影画像から前記原稿の画像を切り取って画像処理を行う手順、
を実行させるためのものである。
本発明によれば、書画台に原稿が載置されているか否かの判定を正しく行うことができる。
以下、本発明の実施の形態に係る撮影装置を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る撮影装置の構成を図1に示す。
撮影装置は、書画カメラ1と、プロジェクタ2と、から構成される。
書画カメラ1は、投影対象の原稿4を撮影するためのカメラシステムであり、カメラ部11と、支柱12と、台座(書画台)13と、操作台14と、を備える。カメラ部11は、原稿4を撮影するためのものである。カメラ部11には、デジタルカメラが用いられる。支柱12は、カメラ部11を取り付けるためのものである。台座13は、支柱12を支えるためのものであり、原稿4を載置するためのものである。尚、この原稿4は、ユーザによって差し替えられる。従って、台座13には、原稿4が載置されている場合と、原稿4が載置されていない場合がある。また、カメラ部11は、台座13も含めて原稿4を撮影する。従って、カメラ部11が撮影することによって得られた撮影画像には、原稿4の画像が含まれている場合と含まれていない場合とがある。
書画カメラ1は、図2に示すように、画像データ生成部21と、データ処理部22と、からなる。画像データ生成部21は、原稿4を撮影して原稿4の画像データを取り込むためのものである。
データ処理部22は、画像データ生成部21から、取り込んだ原稿4の画像データを取得して画像処理を行い、画像処理を施した画像データをプロジェクタ2に出力するものである。
尚、画像データ生成部21とデータ処理部22とは、図1に示すカメラ部11に備えられてもよいし、画像データ生成部21,データ処理部22が、それぞれ、カメラ部11、操作台14に備えられてもよい。
画像データ生成部21は、光学レンズ装置101と、イメージセンサ102と、から構成される。
光学レンズ装置101は、原稿4を撮影するために、光を集光するレンズなどで構成されたものである。
イメージセンサ102は、光学レンズ装置101が光を集光することによって結像した画像を、デジタル化した画像データとして取り込むためのものであり、CCD等によって構成される。
データ処理部22は、メモリ201と、表示装置202と、画像処理装置203と、操作部204と、プログラムコード記憶装置205と、CPU206と、から構成される。
メモリ201は、イメージセンサ102からの画像、表示装置202に送り出すための画像データ等を一時記憶するためのものである。
表示装置202は、プロジェクタ2に送り出す画像を表示するためのものである。
画像処理装置203は、メモリ201に一時記憶された画像データに対して、画像の歪み補正や画像効果などの画像補正処理を行うためのものである。
画像処理装置203は、図3(a)に示すようにカメラ部11の撮影面に対して斜めの状態、あるいは回転した状態で撮影した原稿4の画像から、歪み補正(台形補正)を行うことによって、図3(b)に示すような正面から撮影した原稿4の画像を生成する。具体的には、画像処理装置203は、歪み補正を行うため、歪んだ原稿4の画像から四角形を切り取り、切り取った四角形に原稿4の画像を射影変換して逆変換する。
操作部204は、書画投影の機能を制御するためのスイッチ、キーを備えたものである。操作部204は、ユーザが、これらのキー、スイッチを操作したときの操作情報をCPU206に出力する。
操作部204は、図4に示すように、画像調整キーとして、上拡大キー211と、下拡大キー212と、左拡大キー213と、右拡大キー214と、右回転キー215と、左回転キー216と、拡大キー217と、縮小キー218と、撮影/解除キー219と、を備える。
上拡大キー211、下拡大キー212、左拡大キー213、右拡大キー214は、射影変換を行うときに操作する射影変換キーである。
右回転キー215、左回転キー216は、それぞれ、画像の回転を調整するための回転補正キーであり、右回転キー215は、画像の右回転を行なうときに操作するキーであり、左回転キー216は、画像の左回転を行なうときに操作するキーである。
拡大キー217、縮小キー218は、それぞれ、画像の拡大、縮小などの画像変換を行うときに操作するキーである。
撮影/解除キー219は、原稿4を撮影するときに操作するキーである。
プログラムコード記憶装置205は、CPU206が実行するプログラムを記憶するためのものであり、ROM等によって構成される。
CPU206は、プログラムコード記憶装置205に格納されているプログラムに従って、各部を制御する。尚、メモリ201は、CPU206の作業メモリとしても用いられる。
また、CPU206は、後述するフローチャートに従って、撮影対象物である原稿4の画像に動きがあるか否かを判定し、判定結果に従って、撮影モードを切り替える。
撮影モードは、動画モードと静止画モードの2つとする。動画モードは、ユーザが台座13に投影したい原稿4等を載置しようとする場合に設定されるモードであって、カメラ部11で映し出している画像をそのままプロジェクタ2に投影するモードである。
動画モードでは、CPU206は、例えば、画像解像度がVGA(640×480ドット)程度の画像を30fps(フレーム/秒)の速さで動画投影を行なうように、各部を制御するものとする。このように、動画モードは、解像度は低いものの、リアルタイム性を重視したモードである。
静止画モードは、ユーザが原稿4を置いた後に設定されるモードであって、カメラ部11で高解像度の画像撮影を行い、高解像度の静止画像の投影を行うモードである。カメラ部11が撮影解像度300万画素のカメラである場合、切り出した投影画像はXGA(1024×768)の静止画像になる。
CPU206は、撮影モードの切り替えを行うため、原稿4の画像に動きがあるか否かを判定する。CPU206は、このような判定を行うため、前回撮影した画像との画像変化量MDを求める。画像変化量MDは撮影している画像が前回の画像と比較してどれぐらい変化したかを表す量である。この量を計算する方法はいくつか考えられる。一例として、CPU206は、前回撮影した画像のデータから、各画素の差分の絶対値の総和を画像変化量MDとして求める。
即ち、前回の画素データをPn-1(x,y)、今回の画素データをPn(x,y),1≦x≦640 1≦y≦480とすると、画像変化量MDは、次の数1によって表される。

但し、全画素の総和を求めるには、計算量が多いので、画像変化量MDを求める方法としては、いくつかの画素を抜き出して実現する方法もある。
また、この画像変化量MDと比較して動きの有無を判定するための閾値として、閾値Thresh1と閾値Thresh2とが予め設定される。閾値Thresh1は、動きがないか否かを判定するための閾値であり、CPU206は、画像変化量MDが閾値Thresh1未満であれば、動きがないと判定する。
閾値Thresh2は、静止画モードにおいて、例えば、影が動いた場合、ペン等を置いた場合のように、動きはあっても、その動きが動画モードに切り替える必要のない程度の僅かな動きであるか否かを判定するための閾値である。
CPU206は、画像変化量MDが閾値Thresh2未満であれば、動画モードに切り替える必要のない程度の僅かな動きであると判定する。尚、閾値Thresh2は、閾値Thresh1よりも高く設定される(Thresh1<Thresh2)。メモリ201は、この閾値Thresh1と閾値Thresh2とを予め記憶する。
また、CPU206は、動画モードから静止画モードに切り替える場合、画像に動きがないと判定し、所定の時間が経過してから、撮影モードを静止画モードに切り替える。このため、CPU206は、画像に動きがないと判定してから、静止時間Ptimeを計測し、メモリ201は、この静止時間Ptimeと比較するために予め設定された所定時間HoldTimeを記憶する。
また、CPU206は、カメラ部11が撮影することによって得られた撮影画像に基づいて、台座13に原稿4が載置されているか否かを判定し、台座13に原稿4が載置されてると判定した場合、解像度を高く設定する。
このため、CPU206は、図5に示すように、撮影画像に原稿エッジ部判別領域とマスク領域とを設定する。原稿エッジ部判別領域は、原稿4によるエッジ部を判別するための領域であり、マスク領域は、原稿エッジ部判別領域外の台座13によるエッジ部を含むエッジ部を判別するための判別領域であり、原稿エッジ部判別領域に存在するエッジ部を判別するときにマスクされる領域である。
CPU206は、台座13の傷による傷画像を判別する。傷は、台座13のひっかき傷のようなものであり、このような傷が台座13についていると、その傷画像によって原稿画像との判別がつきにくくなる。尚、この傷は、単なる傷である場合に限られるものではなく、例えば、台座13の模様、台座13に貼付されたシールのようなものも含むものである。
CPU206が台座13の傷を判別するのは、台座13に原稿4が載置されていなくても、原稿4が載置されていると誤判定することを防ぐためである。いわば、この傷画像は、原稿エッジ部の判定に対象外の画像である。CPU206が、このような誤判定を行うと、画像処理装置203は、台座13に原稿4が載置されていなくても、無駄な画像補正処理を行ってしまう。
CPU206は、台座13の傷を判別するため、例えば、予め設定された傷判別用の画像として傷が全くない台座13の画像と、イメージセンサ102が取得した台座13のみの撮影画像と、を比較する。CPU206は、比較の結果、2つの画像に差異があると、台座13に傷があると判別する。CPU206が台座13の傷を判別すると、画像処理装置203にこの傷による傷画像をマスクするマスクデータを生成させる。
画像処理装置203は、CPU206に制御されて、この傷画像に基づいて傷画像を覆うマスクを生成する。この際、画像処理装置203は、台座13のたわみなどにより、傷の登録時と台座13認識時のカメラ部11の向きが異なったとしても、傷画像をすべて覆うことができるように、その傷の周りも含めてマスク領域を設定してマスクを生成する。即ち、画像処理装置203は、図6に示すように、画像中に1ドットの傷があったとすると、その傷の周りのnドットの領域をマスク領域として設定する。マスク領域は、正方形である必要はなく、画像処理装置203は、台座13のたわみ、その他の特性によって傷を検出した位置に基づいてマスク領域を設定する。画像処理装置203は、このようにマスク領域を設定してマスクデータを生成し、生成したマスクデータをメモリ201に記憶する。
そして、CPU206は、画像処理装置203が生成したマスクをメモリ201から読み出して傷画像を覆い、撮影画像に原稿画像が含まれているか否かを判定する。
CPU206は、この判定を行うため、まず、撮影画像に含まれているエッジ部を検出する。このエッジ部は、台座13の輪郭、原稿4の輪郭等を表すものである。
CPU206は、エッジ部を検出するため、隣り合う画素の画素値の差分値と予め設定された所定値PSとを比較することにより、カメラ部11が撮影することによって得られた画像の中のエッジ部を検出する。この所定値PSは、このエッジ部を検出するために予め設定されたものである。
図7に示すように、隣り合う画素を、それぞれ、point1,point2として、それぞれの画素値をP1,P2とする。CPU206は、画素point1の画素値(P1)と画素point2の画素値(P2)との差分値をこの所定値PSと比較し、この差分値がこの所定値PSよりも大きい場合、CPU206は、エッジ部が存在すると判定する。
次に、CPU206は、このエッジ部の数と予め設定された閾値ESとを比較することにより、撮影対象に原稿4が含まれているか否かを判定する。原稿4が台座13に載置されていれば、台座13に載置されていない場合と比較してエッジ部の数を多くなる。閾値ESは、原稿4が台座13に載置されるか否かを判定するために、予め設定された値である。CPU206は、エッジ部の数が閾値ES以下と判定した場合は、撮影対象に原稿画像は含まれず、台座13のみの画像であると判定する。メモリ201は、この予め設定された所定値PSと閾値ESとを記憶する。
そして、CPU206は、撮影画像に原稿4の画像が含まれていると判定した場合にのみ、撮影画像から原稿4の画像を取り出して、画像処理装置203に画像補正等の画像処理を行わせる。
プロジェクタ2は、スクリーン3に投影光を照射して原稿4の画像を結像させるものである。書画カメラ1とプロジェクタ2とは、RGB等のケーブル15を介して接続される。書画カメラ1は、カメラ部11が撮影した原稿4の画像データを、ケーブル15を介してプロジェクタ2に出力する。
次に、本実施形態に係る撮影装置の動作を説明する。
ユーザが撮影装置の電源をONにすると、書画カメラ1のCPU206は、プログラムコード記憶装置205からプログラムコードを読み出す。ユーザが撮影ボタンを押下すると、操作部204は、この操作情報をCPU206に送信する。CPU206はこの操作情報を受信し、CPU206、画像処理装置203等は、基本撮影処理を実行する。
この基本撮影処理の内容を図8に示すフローチャートに従って説明する。
まず、CPU206は、書画カメラ1のカメラ部11の焦点、露出、ホワイトバランスなどのカメラ設定パラメータの初期化を行う(ステップS11)。
CPU206は、撮影モードを動画モードに初期化する(ステップS12)。CPU206は、撮影モードを動画モードに初期化するため、メモリ201上の指定した領域に動画モード(Motion)をセットする。さらに、CPU206は、カメラ部11のイメージセンサ102から読み出された画像データを、VGAによる画像データになるように設定する。
これにより、カメラ部11が捉えているシーンが、光学レンズ装置101を経由してイメージセンサ102に集光され、イメージセンサ102は集光された画像から動画撮影用の解像度の低いデジタル画像を作成する。そして、イメージセンサ102は、作成したデジタル画像を定期的に、例えば、秒30枚で、メモリ201に送り出す。
次に、CPU206は、台座13の傷を検出して、マスク領域を設定する(ステップS13)。
この処理を、図9のフローチャートに従って説明する。
CPU206は、カメラ部11を制御して、傷の登録を行うための台座13のみの画像を動画モードで撮影させる(ステップS41)。撮影された台座13のデジタル画像は、イメージセンサ102を介してメモリ201に供給される。
画像処理装置203は、メモリ201から、記憶されている台座13の画像を読み出し、その画像からエッジ部を検出する(ステップS42)。
画像処理装置203は、画像上でエッジ部を検出したポイントに基づいて判別した台座13の傷の周りの領域をマスク領域として設定し、マスクを生成する(ステップS43)。
次に、CPU206は、静止時間Ptimeのリセットを行う(図8のステップS14)。
次に、CPU206は、イメージセンサ102から低解像度の画像データをメモリ201に送信するように、イメージセンサ102とメモリ201とを制御する(ステップS15)。尚、ここでは、イメージセンサ102の画像データがメモリ201に送信されるだけで、表示装置202は、画像を表示しない。表示装置202が画像を表示しないのは、表示装置202の表示を行なう画像データがメモリ201上の異なるアドレスで示される領域に記憶されているからである。
次に、CPU206は、前回撮影した画像との画像変化量MDを、数1に従って求める(ステップS16)。
CPU206は、撮影モードが動画モードか静止画モードかを判定する(ステップS17)。
初期状態では撮影モードに動画モードが設定されている。CPU206は、このため、初期状態では、動画モードと判定し、撮影した動画を投影するために、メモリ201内にある動画の画像データをメモリ201の所定領域にコピーする(ステップS18)。これにより、表示装置202は、撮影された画像データをメモリ201から読み出し、RGB信号をプロジェクタ2に出力する。プロジェクタ2は、この信号に基づいて、画像を投影する。
CPU206は、予め設定された前述の閾値Thresh1とステップS16において求めた画像変化量MDとを比較し、比較結果に基づいて画像に動きがあるか否かを判定する(ステップS19)。
このとき、ユーザが、まだ、用紙を置くなどの動作を続けている場合、画像変化量MDは閾値Thresh1以上になる。この場合、CPU206は、画像に動きがあると判定し(ステップS19においてYes)、静止時間Ptimeをリセットして低解像度の画像データの読み込みを行い、画像変化量MDを求め、画像のメモリ201の投影画像領域への書き込みを行う(ステップS14〜S18)。これによりユーザが動作を行なっている間、撮影装置は、動画モードの状態を維持し続け、低解像度の動画画像がスクリーン3に投影される。
その後、ユーザが用紙のセットを終えて画像に動きがなくなると、画像変化量MDは閾値未満になる。この場合、CPU206は、画像に動きがないと判定し(ステップS19においてNo)、静止時間Ptimeに1を加算する(ステップS20)。
そして、CPU206は、静止時間Ptimeが所定時間HoldTimeに達したか否かを判定する(ステップS21)。
静止時間Ptimeが所定時間HoldTimeに達していないと判定した場合(ステップS23においてNo)、CPU206は、画像に動きがないと判定するまで、再び低解像度の画像データを読み込んで、画像変化量MDを求め、動きがなければ、静止時間Ptimeに1を加算する(ステップS15〜S20)。この場合、静止時間Ptimeがリセットされないため、静止時間Ptimeは、CPU206によって、動画を読み込むごとにカウントアップされる。
静止時間Ptimeが所定時間HoldTimeに達したと判定した場合(ステップS21においてYes)、
CPU206は、画像処理装置203が生成したマスクデータをメモリ201から読み出して、台座13の傷画像をマスクする(ステップS22)。
CPU206は、撮影画像に原稿画像が含まれているか否かを判定する(ステップS23)。
CPU206は、撮影画像に原稿画像が含まれているか否かを判定するため、まず、隣り合う画素の画素値の差分値と予め設定された所定値PSとを比較することにより、エッジ部を検出する。
即ち、CPU206は、前述したエッジ部の検出処理を各ラインに沿って行い、隣り合う全てのラインで検出されたエッジ部の数を加算する。そして、画像中のエッジ部の数を所定の閾値ESと比較する。
エッジ部の数が閾値ES以下であれば、CPU206は、撮影画像には、台座13の画像のみが含まれ、原稿画像は含まれていないと判定する(ステップS23においてYes)。
この場合、CPU206は、画像処理装置203が画像補正等の処理(ステップS24〜S29の処理)を行わないように制御する。
一方、エッジ部の数が閾値ESより多い場合、CPU206は、撮影画像に原稿画像が含まれていると判定する(ステップS23においてNo)。
この場合、CPU206は、撮影モードを静止画モードに設定する(ステップS24)。
CPU206は、高解像度の静止画像を撮影するようにイメージセンサ102を制御する(ステップS25)。
画像処理装置203は、図10に示すフローチャートに従って、撮影を行った画像に画像補正処理を行う(ステップS26)。
即ち、画像処理装置203は、読み込まれた高解像度の静止画像に対して、斜め補正を行うための射影パラメータの抽出を行う(ステップS51)。この射影パラメータは、原稿4の画像の形状と実際の原稿4の形状との関係を示すものである。
画像処理装置203は、さらにその抽出された射影パラメータに従って、撮影対象の切抜きと、正面画像への射影変換を行う(ステップS52)。
画像処理装置203は、作成された補正画像から、コントラスト補正などの鮮明、識別しやすい画像へ変換するため、画像効果補正用パラメータの抽出を行う(ステップS53)。
画像処理装置203は、抽出された画像効果補正用パラメータを用いて、画像効果処理を行う(ステップS54)。
CPU206は、画像効果処理を行った画像データの投影を行うために、動画画像のときと同じように、メモリ201内の所定領域に補正画像データの書き込みを行う。そして、CPU206は、表示装置202から、画像データをRGB信号でプロジェクタ2に出力する(ステップS55)。
画像処理装置203がこのような画像補正処理を行うと、CPU206は、画像処理装置203が画像補正処理を行った静止画像を、メモリ201に書き込み、保存する(ステップS27)。表示装置202は高解像度画像を投影する。
CPU206は、カメラ部11の解像度を再び低解像度の読み込み状態に戻し、低解像度画像を取得させる(ステップS28)。
CPU206は、取得した低解像度画像に動きがあるか否かを判定する(ステップS29)。
画像に動きがないと判定した場合(ステップS29においてNo)、CPU206は、再度、低解像度画像を取得させる(ステップS28)。
一方、画像に動きがあると判定した場合(ステップS29においてYes)、CPU206は、再び静止時間Ptimeをリセットして、低解像度の画像を読み込み、画像変化量MDを求める(ステップS14〜S16)。
ここで、撮影モードが静止画モードと判定した場合(ステップS17においてNo)、CPU206は、求めた画像変化量MDともう一つの所定閾値Thresh2(Thresh1<Thresh2)との比較を行い、画像に動きがあるか否かを判定する(ステップS30)。
CPU206は、画像変化量MDが閾値Thresh2以下であれば、画像に動きがないと判定する(ステップS30においてNo)。この場合、CPU206は、引き続き、画像変化量MDと閾値Thresh1との比較を行い、画像に動きがあるか否かを判定する(ステップS31)。
そして、画像変化量MDが閾値Thresh2を越えていれば、CPU206は、画像に動きがあると判定し(ステップS30においてYes)、撮影モードを動画モードに設定する(ステップS32)。そして、CPU206は、静止時間Ptimeをリセットする(ステップS14)。
一方、画像変化量MDが閾値Thresh2以下であっても、閾値Thresh1を越えていれば、CPU206は、画像に動きがあると判定する(ステップS31においてYes)。この場合、CPU206は、画像変化量MDが閾値Thresh1と閾値Thresh2との間であるため、撮影モードを動画モードに切り替えないようにする(ステップS22〜S28)。
また、画像変化量MDが閾値Thresh2未満であり、かつ、閾値Thresh1未満であれば、CPU206は、静止状態が継続しているものと判定する(ステップS31においてNo)。この場合、CPU206は、ステップ14に戻る。
このようにして、CPU206は、動画モードと静止画モードとの切り替えを行いながら投影制御を行う。これにより、ユーザが操作を行なっている間は、フレーム周波数優先の画像の投影が行われ、画像が静止すれば、撮影対象の原稿4の切り抜き及び画像効果処理を行って高解像度画像の投影が行われる。
以上説明したように、本実施形態によれば、マスクを生成して台座13の傷画像をマスクして、撮影画像に原稿画像が含まれているか否かを判定するようにした。
従って、台座13に傷や汚れが付いているような場合でも、原稿の載置されていない台座13に原稿が載置されているといった誤判定を防ぐことができる。
また、このような誤判定を防止することができれば、台座13の傷に影響を受けずに、解像度を正しく設定することができ、原稿4が台座13に載置されていないときに画像補整処理等を行うような無駄な処理を防止することができる。
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、書画カメラ1は撮影対象を拡大又は縮小して撮影する機能を有するものであってもよい。この場合、画像処理装置は、撮影対象を拡大又は縮小して撮影したときの撮影倍率をカメラ部11から取得し、生成したマスクを、取得した撮影倍率に対応させて、拡大又は縮小する。
この場合、画像処理装置203は、図11に示すように、Zoomなし(等倍)の場合のマスク領域から、中心部分を同じくする1/Zoom倍の領域を切り出し、切り出した領域をZoom倍に拡大する。
例えば、図12に示すように、カメラ部11の倍率が2倍、2.5倍とすると、画像処理装置203は、画像データから、それぞれ、1/2倍、1/2.5倍の領域を切り出す。そして、画像処理装置203は、切り出したそれぞれ1/2倍、1/2.5倍の領域を2倍、2.5倍に拡大して、この領域を2倍、2.5倍Zoom用のマスク領域として設定する。このようにして画像処理装置203は、所定の倍率(Zoom倍)におけるマスク領域を設定する。
そして、カメラ部11の倍率が2倍、2.5倍になったとき、CPU206は、カメラ部11から、この倍率を取得して、画像処理装置203が設定した2倍、2.5倍Zoom用のマスク領域を用いて傷画像をマスクする。
次に、Zoomの場合の基本撮影処理を、図13に示すフローチャートに基づいて説明する。
画像処理装置203は、Zoomなし(等倍)のマスク領域を設定した後(ステップS13)、Zoom用マスクを作成する(ステップS61)。
このZoom用マスクエリア作成処理を図14に示すフローチャートに基づいて説明する。
画像処理装置203は、Zoomなし(等倍)の場合のマスク領域から、中心部分を同じくする1/Zoom倍の領域を切り出す(ステップS71)。
画像処理装置203は、切り出した領域をZoom倍に拡大して、Zoom倍のマスクを作成する(ステップS72)。このようにして、画像処理装置203は、Zoomの場合のマスクを生成し、拡大したマスクをメモリ201に記憶する。
そして、CPU206は、静止時間をリセットして動きの有無を判定し(図13のステップS14〜S21、ステップS30〜S33)、動きがないと判定した場合(ステップS21においてYes、ステップS31においてYes)、カメラ部11のZoom値(撮影倍率)を取得する(ステップS62)。
CPU206は、取得したZoom値に対応するように画像処理装置203が拡大したマスクで傷画像をマスクする(ステップS63)。
そして、CPU206は、画像が台座13のみが映っているものか否かを判定する(ステップS23)。
このように、カメラ部11がズーム機能を有している場合でも、原稿の載置されていない台座13に原稿が載置されているといった誤判定を防ぐことができる。
上記実施形態では、傷画像の判定に、予め設定された傷判別用の画像として傷が全くない台座13の画像を用いるようにした。しかし、傷画像の判定はこのような方法に限られるものではなく、例えば、撮影画像の左上から画素を走査してエッジ部の検出し、検出したエッジ部から台座13の輪郭を判別し、台座13の輪郭とは判別されなかったエッジ部を傷画像と判定するようにしてもよい。
上記実施形態では画像中のエッジ部を検出して台座13か否かの判定を行った。しかし、エッジ部ではなく画像の輝度の分布が一定の範囲内にあるか否かによって、判定を行う構成とすることも可能である。
尚、上記実施形態では、プログラムが、それぞれメモリ等に予め記憶されているものとして説明した。しかし、コンピュータを、装置の全部又は一部として動作させ、あるいは、上述の処理を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
本発明の実施形態に係る撮影装置の構成を示す説明図である。 図1に示す書画カメラの構成図である。 図2に示す画像処理装置の機能の説明図である。 図2に示す操作部が備える各キーの説明図である。 図3に示すCPUが設定する原稿エッジ部判別領域とマスク領域とを説明するための説明図である。 マスク領域登録処理の際の傷の検出とマスク領域の設定を説明する図である。 マスク領域登録処理の際のエッジ部の検出方法の説明図である。 図1に示す撮影装置が実行する基本撮影処理の内容を示すフローチャートである。 図1に示す撮影装置が実行するマスク領域登録処理の内容を示すフローチャートである。 図2に示す画像処理装置が実行する画像補正処理の内容を示すフローチャートである。 Zoom用のマスク領域の設定方法を説明する図である。 Zoom用のマスク領域について説明する図である。 Zoomの場合の基本撮影処理の内容を示すフローチャートである。 Zoom用のマスク領域を作成する処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・書画カメラ、2・・・プロジェクタ、3・・・スクリーン、4・・・原稿、11・・・カメラ部、201・・・メモリ、202・・・表示装置、203・・・画像処理装置、204・・・操作部、206・・・CPU

Claims (8)

  1. 書画台に載置された原稿を、前記書画台とともに撮影する撮影部と、
    前記撮影部の撮影によって得られた撮影画像に、前記原稿によるエッジ部を判別するための原稿エッジ部判別領域と前記原稿エッジ部判別領域外の画像をマスクするマスク領域とを予め設定し、前記マスク領域の画像を覆って前記撮影画像に前記原稿の画像が含まれているか否かを判定する原稿判定部と、
    前記撮影画像に前記原稿の画像が含まれていると前記原稿判定部が判定した場合、前記撮影画像から前記原稿の画像を切り取って画像処理を行う画像処理部と、を備え、
    前記原稿判定部は、前記撮影画像に前記原稿の画像が含まれているか否かを判定するときに、前記マスク領域の画像とともに、前記原稿によるエッジ部の判別に対象外の画像として前記原稿エッジ部判別領域内に存在する判別対象外画像を覆う、
    ことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記撮影部は、前記書画台のみを予め撮影するとともに、
    前記撮影部が撮影することによって得られた書画台画像に基づいて、前記判別対象外画像を判別する判別対象外画像判別部と、
    前記判別対象外画像判別部が判定した前記判別対象外画像に基づいて、前記原稿判定部が前記判別対象外画像を覆うのに用いるマスクを生成するマスク生成部と、を備えた、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記判別対象外画像判別部は、予め前記判別対象外画像の登録を行うための書画台のみの画像に基づいて前記判別対象外画像を判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  4. 前記原稿の画像が前記撮影画像に含まれていると前記原稿判定部が判定した場合、前記撮影画像が前記書画台のみの場合よりも前記撮影部の解像度が高くなるように制御する撮影制御部を備えた、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮影装置。
  5. 前記原稿判定部は、前記撮影画像の画素の画素値を取得して、隣接した画素の画素値の差分と予め設定された第1の閾値とを比較し、前記第1の閾値を超える差分を前記撮影画像に含まれるエッジ部と判別し、判別したエッジ部の数を計数して、計数したエッジ部の数と予め設定された第2の閾値とを比較して、前記エッジ部の数が第2の閾値を越えた場合に前記原稿が前記書画台に載置されていると判定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮影装置。
  6. 前記撮影部は、前記撮影対象を拡大又は縮小して撮影する機能を有し、
    前記マスク生成部は、前記撮影対象を拡大又は縮小して撮影したときの撮影倍率を前記撮影部から取得し、取得した撮影倍率に対応させて、生成したマスクを拡大又は縮小し、
    前記原稿判定部は、前記撮影部の撮影倍率を取得して、取得した撮影倍率に対応するように前記マスク生成部が拡大又は縮小した前記マスクで前記判別対象外画像を覆い、前記判定を行う、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮影装置。
  7. 差し替えされる原稿を、前記原稿載置用の書画台とともに撮影するステップと、
    前記撮影によって得られた撮影画像に、前記原稿によるエッジ部を判別するための原稿エッジ部判別領域と前記原稿エッジ部判別領域外の画像をマスクするマスク領域とを予め設定するステップと、
    前記マスク領域の画像とともに、前記原稿によるエッジ部の判別に対象外の画像として前記原稿エッジ部判別領域内に存在する判別対象外画像を覆うステップと、
    前記撮影画像に前記原稿の画像が含まれているか否かを判定するステップと、
    前記原稿の画像が含まれていると判定した場合、前記撮影画像から前記原稿の画像を切り取って画像処理を行うステップと、を備えた、
    ことを特徴とする撮影装置の画像処理方法。
  8. コンピュータに、
    差し替えされる原稿を、前記原稿載置用の書画台とともに撮影する手順、
    前記撮影によって得られた撮影画像に、前記原稿によるエッジ部を判別するための原稿エッジ部判別領域と前記原稿エッジ部判別領域外の画像をマスクするマスク領域とを予め設定する手順、
    前記マスク領域の画像とともに、前記原稿によるエッジ部の判別に対象外の画像として前記原稿エッジ部判別領域内に存在する判別対象外画像を覆う手順、
    前記撮影画像に前記原稿の画像が含まれているか否かを判定する手順、
    前記原稿の画像が含まれていると判定した場合、前記撮影画像から前記原稿の画像を切り取って画像処理を行う手順、
    を実行させるためのプログラム。
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