JP4224977B2 - 自動二輪車の車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車の車体構造に関し、特に、前記エンジン、着座シート及びリアフェンダにより囲まれた車体中央部空間に、物品や補器を収納するようにした自動二輪車の車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図8に示すように、着座シート16下方に、エンジン(図示省略)やリアクッションユニット41、リアフェンダ17等により囲まれた空間を有する自動二輪車100において、その空間を利用して電源用バッテリ42等を搭載するものが良く知られている。符号42aはバッテリホルダである。
【0003】
バッテリ42を搭載する場合、従来のように縦向きに配置すると空間を占有するスペース効率が悪くなり、ツールやマニュアル等を収納するスペースが不足するという問題点がある。そこで、図8に示すように、ツールやマニュアル等を収納するためのラゲッジボックス143を車体外部に別体で取付ける必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ラゲッジボックス143を追加すると部品点数が増大し、車体への取付け箇所が多くなるため、組付け作業が煩雑となるとともにコストが増大するという問題点がある。
さらに、物品を収納すべくラゲッジボックス143が外部より確認が容易なため、防犯上に問題があり、また、外観上の見栄えが悪いという問題点がある。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で車体構造の内部空間に物品やマニュアル等の収納を可能にし、外観を損なうことなく、しかも防犯効果の高い自動二輪車の車体構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自動二輪車の車体構造に係り、自動二輪車の前後輪間の車体中央部にエンジンを搭載し、前記エンジンの上方で後方に向かい着座シートを延設し、且つ、前記エンジンの後方に後輪の前方および上方を覆うリアフェンダを配設した自動二輪車の車体構造において、
前記エンジン、着座シート及びリアフェンダにより囲まれた車体中央部空間に、後輪を軸支するリアスイングアームを上下方向に揺動可能に支持するリアクッションユニットと、前記エンジンに混合気を供給する吸気装置のエアクリーナと、一端側が前記エンジンの排気ポートに接続され、他端側が後方に延出して車体後部に配設された排気消音器へ連結する排気管と、直方体形状を呈する電源用バッテリとを配設するものであって、
前記リアクッションユニットを、その軸線方向を前傾斜させた状態で上下方向に延在して配設し、
前記エアクリーナを、前記リアクッションユニットの前方および車体幅方向一方側の空間に平面視で略L字形状に配設し、
前記排気管を、前記エアクリーナと反対側の車体幅方向他方側の下部で前後方向に延設配置し、
前記排気管の上方で、且つ前記着座シートの下方で、前記リアクッションユニットの車体幅方向他方側と前記リアフェンダとの間に形成された空間に、前記バッテリを直方体形状の長辺を略水平方向に配設するとともに、前記バッテリの下方に小物収納室を配設する一方、車体が車体幅方向一方側に傾斜するようにサイドスタンドを設けると共に、前記小物収納室の車体幅方向他方側の側面に開口部を形成し、かつ、前記開口部を覆うためのフレームカバーを車体フレームに着脱可能に配設し
前記小物収納室は前記開口部を塞ぐ内蓋を備え、前記内蓋には車体幅方向側方の外側に向かい突出した摘み部を備えるとともに、前記摘み部は、前記フレームカバー装着時に該フレームカバーの内側面に当接するように形成したことを特徴とする自動二輪車の車体構造である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図7は発明を実施する形態の一例であって、図1は本発明に係る本実施形態の自動二輪車の車体構造を採用した自動二輪車の全体の構成を示す側面図、図2は前記自動二輪車の車体の構成を示す平面図、図3は前記自動二輪車の車体構造の構成を示す部分側面図、図4は図3のX−X断面矢視図、図5は前記自動二輪車の中央部空間内部のバッテリと小物収納室のレイアウトを示す側面図、図6は本実施形態の小物収納室とサイドカバーの構成を示す部分平面図、図7は前記小物収納室の構成を示す分解説明図である。図中、符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図に示す従来のものと同様である。
【0010】
本実施形態は、本発明に係る自動二輪車の車体構造が採用された自動二輪車1であって、図1、図2に示すように、車体フレーム2の略中央部にはエンジン3が懸架され、前頭部には前輪4を回転自在に軸支するフロントフォーク5がハンドルバー6によって左右回動自在に設けられ、前記車体フレーム2の中央部後方に架設されたピボット軸7にはエンジン3の後部が懸架されるとともに、後方に延びて後輪8を軸支する後輪懸架装置9を構成するリアスイングアーム10が上下方向に揺動自在に支持され、チェーン11を介して後輪8に駆動伝達を行うチェーンドライブ方式の自動二輪車1である。
【0011】
前記車体フレーム2は、図1、図2に示すように、前輪4を回転自在に軸支するフロントフォーク5を左右回動自在に操舵可能に支持するヘッドパイプ21と、該ヘッドパイプ21からエンジン3の前方を下方に垂下して下端部にクランクケース33の前部を支持する懸架ブラケット22を設けたダウンチューブ23と、前記ヘッドパイプ21からエンジン3後方に向かい斜め下方に延設されて、エンジン3の上方に配置される燃料タンク15を支持するタンクレール部25aとクランクケース33後方へ垂下するとともに車体幅方向左右一対に配置されるサイドフレーム部25bを有するメインチューブ25と、前記タンクレール部25aの略後端部より後方に向かい延設された着座シート16を支持するためのシートレール26と、前記サイドフレーム部25bのピボット軸7近傍と前記シートレール26の略中央部を連結して該シートレール26を補強するクロスフレーム27とを有している。
【0012】
前記左右のサイドフレーム部25bは、エンジン3の後方で前記タンクレール部25aの後端部を中心として、その後端部より下方に向かい正面視で逆U字状に下側を開放して構成され、その下側端部をブリッジパイプ(図示省略)で車体幅方向に連結されるとともに、その左右の下側端部に車体幅方向外側に向かいフートレスト28が略水平に突設されている。
車体幅方向左側の前記サイドフレーム部25b下端部には、サイドスタンド29が設けられ、車体が左側に傾斜するようにされている。
【0013】
前記エンジン3は、上部にシリンダヘッド31が配置され、該シリンダヘッド31の後方にはキャブレタ12が配置され、該キャブレタ12の後方にはエアクリーナ13が配置されて、各々を接続して吸気通路が構成されている。
前記キャブレタ12とエアクリーナ13の下方であって、エンジン3の下部に配置されるクランクケース33上方には、二次エアスイッチバルブ14が配置されている。
【0014】
前記エンジン3の上方にはメインチューブ25のタンクレール部を跨いで燃料タンク15が設置されている。前記燃料タンク15の後方には、着座シート16がその前端側の一部を該燃料タンク15の後端部の上側に重ね合わせ、車体フレーム2に沿って後方に長く延びてシートレール26上に設けられている。
【0015】
前記着座シート16の下側にはリアフェンダ17が形成されている。前記リアフェンダ17は、後輪8の前側から上方に亘り形成されるとともに、該着座シート16の後部からさらに後方へ向かい延設されている。
【0016】
前記エンジン3の前側から後方に向かい排気管18が延設されている。前記排気管18は、該シリンダヘッド31の下側に配置されるシリンダ32の前側から車両右側(車両進行方向に向かって右側)に沿って後方に向かい延設され、さらに、前記シリンダの下側に配置されるクランクケース33の側部上方に沿って、サイドフレーム部25bの内側を通って車体後方に延設されて、後輪8の側方で車体フレーム2に取付けられた排気消音器(マフラー)19に接続されている。
【0017】
前記前輪4は、車体前側に設けられる一対のフロントフォーク5に回転自在に軸支されており、その左右側部に一対のブレーキキャリパ4aを有するブレーキ装置4bが配置されている。また、前記前輪4の上方には、該前輪4を上方より覆うフロントフェンダ4cが配置されている。
前記フロントフェンダ4cは、前輪4が軸支されるフロントフォーク5に該前輪4とともに上下方向に動作可能に取付けられている。
【0018】
前記フロントフォーク5は、インナーチューブ5aを上方に配置し、アウターチューブ5bを下方に配置した状態で、前記インナーチューブ5aの上端部にアッパーブラケット5cとアンダーブラケット5dとを上下方向に配置して取付けられている。符号5eはヘッドランプである。
【0019】
前記エンジン3、着座シート16及びリアフェンダ17により囲まれた車体中央部空間、詳しくは、図3〜図5に示すように、側面視でサイドフレーム部25bとシートレール26とクロスフレーム27に囲まれた略逆三角形状の空間には、前記リアスイングアーム10を上下方向に揺動可能に支持するリアクッションユニット41と、前記エアクリーナ13と、前記排気管18と、直方体形状を呈する電源用バッテリ42とが配設されている。
【0020】
前記リアクッションユニット41は、図5に示すように、その軸線方向を前傾斜させた状態で上下方向に延在して配設されている。
前記エアクリーナ13は、図2に示すように、前記リアクッションユニット41の前方および車両左側(車両進行方向に向かって左側)の空間に平面視で略L字形状に配設されている。該エアクリーナ13の車両左側外側部にはクリーナキャップ13aが取付けられている。
前記排気管18は、図4に示すように、正面視で前記エアクリーナ13と反対側の車両右側の下部で前後方向に延設配置されている。
【0021】
前記バッテリ42は、図5に示すように、前記排気管18の上方で、且つ前記着座シート16の底板16aの下方で、前記リアクッションユニット41の車両左側とリアフェンダ17との間に形成された空間に、直方体形状の長辺を略水平方向に配設されている。前記バッテリ42の下方には、小物収納室43が配設されている。
【0022】
前記小物収納室43は、側面視で略逆三角形状の車体中央部空間の後部寄りに配設され、該小物収納室43の車体幅方向右側の側面には、図6に示すように、前記バッテリ42や小物収納室43を側方から覆うようにフレームカバー44が設けられている。前記フレームカバー44は、図3に示すように、略逆台形状を呈し、車体フレーム2に対して側方より着脱可能に配設されている。
【0023】
また、前記小物収納室43は、図7に示すように、上部にバッテリ42を保持するためのバッテリホルダ43aを備え、また、前記バッテリホルダ43aの下側には収納部43bが形成されている。
【0024】
前記バッテリホルダ43aは、上部を開口した箱形状を呈し、その車両左右両側端縁には取付け穴43cが各々1箇所(合わせて2箇所)に形成されている。また、その開口上部にはバッテリカバー43dが別体で設けられている。前記バッテリカバー43dの一側端縁には爪部43eが側方に突出形成され、該爪部43eを前記バッテリホルダ43aの開口部の端部に嵌め込むことで着脱自在に取付けられている。
【0025】
前記収納部43bは、側面視で下方に向かい先細り形状を呈し、その車両右側には開口部43fが形成されるとともに、側方より前記開口部43fを塞ぐ内蓋43gが別体で設けられている。前記内蓋43gには車体幅方向側方の外側に向かい突出した摘み部43hが形成されている。
【0026】
前記摘み部43hは、図6に示すように、前記フレームカバー44が車体フレーム2へ装着された状態で、該フレームカバー44の内壁44aに当接するか、または非常に接近した状態となるように突設されている。
【0027】
前記バッテリホルダ43aの車両左側壁部には、図7に示すように、別体で形成された電気部品ホルダ43jがリベットで取付けられている。
また、前記バッテリホルダ43aの下部中央には、係止部43kが外側に向かい突出形成され、車体フレーム2に溶接された取付けブラケット30に位置決め保持される。
【0028】
前記小物収納室43の車体への取付けは、バッテリホルダ43aの上部の形成された2箇所の取付け穴43cを用いて2本の取付けボルト(図示省略)により車体フレームに締結するとともに、前記係止部43kで位置決め固定するようにされている。
【0029】
次に、本実施形態の小物収納室43への物品の収納について説明する。
まず、バッテリ42の収納は、図5に示すように、着座シート16を外した状態で、小物収納室43の上方より該小物収納室43の上部のバッテリホルダ43a内に略水平で横置き状態(高さ方向を低く)に配置する。そして、前記バッテリ42の上部をバッテリカバー43dで押え付けてバッテリホルダ43a内に保持する。
【0030】
工具や小物等の収納は、サイドスタンド29を立てて車体を車両左側に傾倒させた状態で行う。この時、車体の車両右側は斜め上方に向いている。この状態で、フレームカバー44を取外し、小物収納室43の収納部43bを露出させる。
【0031】
次に、前記収納部43bに装着された内蓋43gを取外し、開口部43fを開放して工具や小物等の収納を行う。収納作業が終了したら開口部43fに内蓋43gを装着して、その外側よりフレームカバー44を覆うように装着して収納作業は終了する。
【0032】
以上のように構成したので、本実施形態によれば、小物収納室43の構成を、バッテリホルダ43aと収納部43bとを有し、前記バッテリホルダ43aを箱形状として、前記バッテリホルダ43aの下側に収納部43bを下側に向かい先細り形状の構成としたので、該小物収納室43を車体中央部空間の後部の逆三角形状の空間に収納可能にして、外部に露出することなく省スペースな物品収納が可能となる。
【0033】
また、本実施形態によれば、内蓋43gを収納部43bと別体に構成したので、小物収納室43を複雑な形状にすること無く形成することができる。
また、本実施形態によれば、内蓋43gに摘み部43hを形成して、該摘み部43hをフレームカバー44で覆うとともに、該フレームカバー44の内壁44aで摘み部43hを押えるようにしたので、内蓋43gのがたつきを防止するとともに、不意に外れることを防止し、収納部43b内の物品の脱落を防止することができる。
【0034】
また、本実施形態によれば、収納部43bの下側に係止部43kを形成し、該係止部43kを車体フレーム2に溶接したブラケット30に嵌め合せて位置決め固定するとともに、バッテリホルダ43aを2箇所で取付けボルトにより締結するようにしたので、バッテリホルダ43a、収納部43b、バッテリカバー43dおよび電気部品ホルダ43jをユニット化して一体で取付けることができ、小物収納室43の取付けを簡単にして作業性の向上を図ることができる。
また、車体が車体幅方向左側に傾斜するようにサイドスタンド29を設けることで、車体の車体幅方向右側を上方に傾け、前記小物収納室43の車体幅方向右側の側面に開口部43fを形成することで、収納作業を容易に、且つ確実にすることができ、前記開口部43fを覆うためのフレームカバー44を車体フレーム2に着脱可能に配設したことで、開口部43fからの物品の脱落を防止するとともに、外部より小物収納室43を覆うことで、防犯効果を高めることができる。
【0035】
尚、本実施形態では、内蓋43gを収納部43bと別体で構成しているが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、収納部と内蓋とを部分的に連結して構成するようにしたものであっても良い。この構成によると、物品収納時に内蓋を取外した際に、内蓋を閉め忘れや紛失することが無いという利点がある。
【0036】
尚、本発明の自動二輪車の車体構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明自動二輪車の車体構造によれば、簡単な構成で車体構造の内部空間に物品やマニュアル等の収納を可能にし、外観を損なうことなく、しかも防犯効果の高い自動二輪車の車体構造を提供することができるという優れた効果を奏し得る。
【0038】
詳しくは、本発明によれば、エンジン、着座シート及びリアフェンダにより囲まれた車体中央部空間に、リアクッションユニットと、前記エンジンの吸気装置を構成するエアクリーナと、一端側が前記エンジンの排気ポートに接続され、他端側が後方に延出して車体後部に配設された排気消音器へ連結する排気管と、直方体形状を呈する電源用バッテリとを配設し、前記リアクッションユニットを、その軸線方向を前傾斜させた状態で上下方向に延在して配設し、前記エアクリーナを、前記リアクッションユニットの前方および車体幅方向一方側の空間に平面視で略L字形状に配設し、前記排気管を、前記エアクリーナと反対側の車体幅方向他方側の下部で前後方向に延設配置した自動二輪車の車体構造であって、前記排気管の上方で、且つ前記着座シートの下方で、前記リアクッションユニットの車体幅方向他方側と前記リアフェンダとの間に形成された空間に、前記バッテリを直方体形状の長辺を略水平方向に配設することで、高さ方向に少ないスペースで収納可能として、その省スペース化により得られるバッテリ下方のスペースに小物収納室を配設することで、車体外部にラゲッジボックス等を別体に追加することなく、車体内部にツールやマニュアル等の物品を収納することができる。
【0040】
また、本発明によれば、前記小物収納室は、前記開口部を塞ぐ内蓋を備えることで物品の脱落を防止し、前記内蓋に車体幅方向側方の外側に向かい突出した摘み部を備えることで、内蓋の開閉作業を容易にして作業性の効率を図ることができる。また、前記摘み部を、フレームカバー装着時に該フレームカバーの内側面に当接するように形成することで、前記摘み部押えることができ、内蓋のがたつきを防止するとともに、不意に外れることを防止し、収納部内の物品の脱落を防止することができる。
以上のような優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る本実施形態の自動二輪車の車体構造を採用した自動二輪車の全体の構成を示す側面図である。
【図2】前記自動二輪車の車体の構成を示す平面図である。
【図3】前記自動二輪車の車体構造の構成を示す部分側面図である。
【図4】図3のX−X断面矢視図である。
【図5】前記自動二輪車の中央部空間内部のバッテリと小物収納室のレイアウトを示す側面図である。
【図6】本実施形態の小物収納室とサイドカバーの構成を示す部分平面図である。
【図7】前記小物収納室の構成を示す分解説明図である。
【図8】従来の自動二輪車の車体構造の構成を示す部分側面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車
2 車体フレーム
3 エンジン
13 エアクリーナ
15 燃料タンク
16 着座シート
17 リアフェンダ
18 排気管
29 サイドスタンド
41 リアクッションユニット
42 バッテリ
42a バッテリホルダ
43 小物収納室
43a バッテリホルダ
43b 収納部
43c 取付け穴
43d バッテリカバー
43e 爪部
43f 開口部
43g 内蓋
43h 摘み部
43j 電気部品ホルダ
43k 係止部
44 フレームカバー
44a 内壁

Claims (1)

  1. 自動二輪車の前後輪間の車体中央部にエンジンを搭載し、前記エンジンの上方で後方に向かい着座シートを延設し、且つ、前記エンジンの後方に後輪の前方および上方を覆うリアフェンダを配設した自動二輪車の車体構造において、
    前記エンジン、着座シート及びリアフェンダにより囲まれた車体中央部空間に、後輪を軸支するリアスイングアームを上下方向に揺動可能に支持するリアクッションユニットと、前記エンジンに混合気を供給する吸気装置のエアクリーナと、一端側が前記エンジンの排気ポートに接続され、他端側が後方に延出して車体後部に配設された排気消音器へ連結する排気管と、直方体形状を呈する電源用バッテリとを配設するものであって、
    前記リアクッションユニットを、その軸線方向を前傾斜させた状態で上下方向に延在して配設し、
    前記エアクリーナを、前記リアクッションユニットの前方および車体幅方向一方側の空間に平面視で略L字形状に配設し、
    前記排気管を、前記エアクリーナと反対側の車体幅方向他方側の下部で前後方向に延設配置し、
    前記排気管の上方で、且つ前記着座シートの下方で、前記リアクッションユニットの車体幅方向他方側と前記リアフェンダとの間に形成された空間に、前記バッテリを直方体形状の長辺を略水平方向に配設するとともに、前記バッテリの下方に小物収納室を配設する一方、車体が車体幅方向一方側に傾斜するようにサイドスタンドを設けると共に、前記小物収納室の車体幅方向他方側の側面に開口部を形成し、かつ、前記開口部を覆うためのフレームカバーを車体フレームに着脱可能に配設し
    前記小物収納室は前記開口部を塞ぐ内蓋を備え、前記内蓋には車体幅方向側方の外側に向かい突出した摘み部を備えるとともに、前記摘み部は、前記フレームカバー装着時に該フレームカバーの内側面に当接するように形成したことを特徴とする自動二輪車の車体構造。
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