JP4222981B2 - 記録装置並びにプログラム - Google Patents
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Description
このような編集装置を用いることで、カット映像の編集作業に不慣れな者であっても映像データの編集作業が容易に行えるようにしているが、この作業が特に重要であるにもかかわらず、大変難しいものであり、また煩わしいものであったので、使いやすさの点において問題があった。
この変化点を用いた場合には、変化点が頻繁に発生するとカットする映像が小さくなりすぎて、結局編集作業が難しくなってしまうという問題がある。
このビデオテープを編集するときには、ビデオテープを再生しながらマークを検索し、このマークが付与されたフレームにキューアップし、編集オペレータが、キューアップしたフレームの前後の映像を見て、任意の編集開始点および編集終了点を決定する。この操作を各マークに対して行うことによって、従来の編集装置に比較して、非常に簡便な方法で粗編集をすることができる。
編集装置では、このリストのタイムコードに対応する静止画を取得して、リストとともに表示し、編集オペレータはこの静止画に対応する映像を表示させながら編集開始点と編集終了点を決定するようにしている。これにより、マークを利用して、良好なシーンが特定しやすくなり、編集作業が効率的に行える。
キーフレームを中心としたコンテンツを複数連続再生する際に、各コンテンツの開始点を保持しておき、前に再生しているコンテンツの任意の場所から次のコンテンツの開始点にジャンプできるようにしたため、再生しながら早送りをしたり、途中を飛ばして再生させたとき、どの部分から再生を始めたらよいのかを判断することがなくなり、重要な部分を見落としてしまう可能性もなくなる。
この操作を使用すると、コンテンツ中の重要な部分を見せながら、適度な時間に収まるように、再生時に編集できる。
図1は、本実施形態を構成するブロック図であり、記録装置10と編集装置20とからなっている。
この記録装置10は、動画や静止画の撮影、音や音声を録音できる装置のいずれかまたは統合した機能をもつ装置であり、例えば、動画や静止画を撮影できるデジタルカメラやデジタルビデオカメラ、ネットワーク(Web)カメラ、さらには、音や音声を録音できる録音機やマイクロフォンのいずれかである。
編集装置20は、記録装置10で記録されたデータを編集する装置であり、例えば、コンピュータである。
以下、本実施形態では、記録装置10として、動画、静止画の撮影と音や音声を録音できるモードを備えたデジタルカメラを用い、編集装置20としてコンピュータを用いて説明するが、他の記録装置や編集装置であっても同様に適用することができる。
また、マーカ記録操作は、撮影中にプレゼンテーション等で使用したい重要な場面を特定するための目印となるキーフレームのタイムスタンプをメタ情報データとして記録する操作のことである。
このマーカ記録操作は、次の2種類の方法によって記録される。
図3のフローチャートを用いて、第1の場合のマーカ記録操作の動作を説明する。
次いで、シャッタボタンなどの撮影開始ボタンを押すことで、撮影手段11により被写体の撮影を開始し、撮影した映像を映像データ記録手段13によって記録媒体15に記録する(ステップS2)。
このマーカ記録操作は、記録装置10の入力手段12のうちファンクションボタンなどのデジタルカメラに付随するボタンに割り当てられたマーカ記録ボタンを押すことによって実行される。また、マーカ記録操作は、必ずしも記録装置10に備えられたマーカ記録ボタンを操作する必要はなく、1以上のリモコンなどにより離れた場所からマーカ記録操作を行うことも可能である。このリモコンには、マーク信号を記録装置10に送信する送信手段とインタフェースを有している。
撮影が終了すると(ステップS4のYES)、映像データ記録手段13による映像の記録が終了する。
また、各映像には、マーカ記録ボタンが押されるたびにマーカデータM1,M2,・・・Mmが記憶される。このように1回の撮影で何もマーカ記録操作が行われない場合や複数回のマーカ記録操作が行われることもある。
記録装置10は動画撮影モードに設定されると、撮影手段11により被写体の撮影を開始し、撮影した映像を映像データ記録手段13によって記録媒体15に記録していく(ステップS12)。撮影者がマーカ記録操作を行わずに、映像の記録が続けられ記録媒体15の容量がいっぱいになると、最近の所定時間(適宜変更可能である)以降の映像記録だけを残し、古いものから順に削除して順次新しい映像を記録していく。
撮影が終了すると(ステップS14のYES)、映像データ記録手段13による映像の記録が終了する。
まず、編集対象となる動画/静止画/音/音声のディジタルデータおよびマーカデータを編集装置20へ取り込まなければならない。
この編集対象となるデータは、記録装置10の記録媒体15に記録されたデータや既に編集装置20へ格納されているデータが対象となる。
前述したように、記録装置10に記録されたものに対しては、記録装置10と編集装置20とを有線、赤外線や無線にて接続して、編集装置20へ転送する。また、ネットワークカメラのような記録装置10では、撮影した映像または採取された音・音声やマーカデータはすでに編集装置20へ直接転送されている。
図7は、本実施形態に係る編集装置20の機能構成を示すブロック図であり、同図において編集装置20は、コンテンツファイル群71、データリスト作成手段72、データリスト記憶手段73、編集操作手段74、範囲調整手段75、データ再生手段76を含んでなっている。
コンテンツファイル群71には、先に取り込まれたディジタルデータ(動画、静止画、音、音声等)およびマーカデータ(動画や音・音声に重要な場面として印が付けられたマーカ)をそれぞれ1つずつのファイルとして記憶されている。
このデータリスト記憶手段73は、1つのディジタルデータに対して次のようなデータを記録している(図8参照)。
・種類:このファイルのデータの種類(例えば、動画、静止画、音・音声の区別)。
・キーフレーム情報:データの種類が動画あるいは音・音声の場合には、重要な場面としてマーカを付けた時点でのフレーム(キーフレームという)のタイムスタンプ。データの種類が静止画の場合には、このデータの作成された日。
・開始点:キーフレームからの距離(時:分:秒:フレームで表す)。
・終了点:キーフレームからの距離(時:分:秒:フレームで表す)。
データ一覧表示領域81は、図10に示したように、データが静止画の場合には画像そのもののサムネイル、データが動画の場合には重要な場面であるとマーカが付けられたキーフレームが表す画像のサムネイル、また、データが音・音声の場合には適宜割り当てられているサムネイルによる一覧が表示される。各サムネイルの下には、データの種類84とファイル名85と作成日86(あるいは、キーフレームのタイムスタンプ)が表示される。また、データの種類が動画あるいは音・音声の場合には、範囲調整を行わせるためのアイコン87(または文字列)が表示される。
この図10の例では、3つの静止画のデータ、5つの動画のデータ、1つの音・音声のデータによるデータリストが表示されている。
図11において、半円の左端94は一つのデータの収録開始位置を示し、右端98は収録終了位置を示している。この半円には、キーフレームのタイムスタンプ位置を黒三角96で示し、また、キーフレームを含む重要な場面の開始点と終了点をそれぞれ開始点95と終了点97とで示している。
また、ダイアル90を回転することによって、重要な場面の開始点95を調整することができる。ダイアル93を回転することによって、重要な場面の終了点97を調整することができる。
この範囲の調整は、フィールド91および92へ直接距離を入力することによっても行える。
ダイアルによる調整やフィールドへの数値入力による範囲が調整されると、開始点95および終了点97も連動して変更され、キーフレーム位置の前後の範囲が直感的に理解できる。
例えば、図13に示したように、映像データ100に対して、キーフレームKey1の範囲を(−1から+1)とし、キーフレームKey2の範囲を(−2から+1)とした場合、PPTのスライド101に張り付けられる映像102は、映像データ100とメタ情報データ(Key1のタイムスタンプ、Key1からの開始点および終了点の距離)である。また、PPTのスライド103に張り付けられる映像104は、映像データ100とメタ情報データ(Key2のタイムスタンプ、Key2からの開始点および終了点の距離)である。
さらに、ワープロソフトやプレゼンテーション作成ソフトやアルバム作成ソフトに張り付け後、張り付けたデータを起動することで、範囲調整画面が表示され、範囲を再調整することができる。
次に、ドキュメントやアルバム等に張り付けられたコンテンツを再生する再生装置について説明する。以下の説明では、プレゼンテーション用のドキュメントに張り付けられたコンテンツを例にして説明するが、他のドキュメントやアルバムであっても同様に扱うことができる。
図14は、上述のようにして作成されたプレゼンテーション用のドキュメント、例えば、複数枚のスライドを用いてプレゼンテーションを実行するときの再生装置の構成を示すブロック図である。
1つのスライドが終了して、マウスのクリックあるいはキーボードの打鍵によって「次へ」の操作を行うと、次のスライドが起動されて、張り付けられた最初の映像あるいは音・音声の再生が始まる。このようにスライドを次々と起動させることによってプレゼンテーションが実行される。
例えば、6フレームからなる映像クリップ1を再生中に5フレーム目で「次へ」の操作を行うと、映像クリップ1の5および6のフレームをスキップして、次の映像クリップ2の先頭フレームから再生を始める。
したがって、映像を長く見せたいときには「次へ」の操作を行わず、映像を短く見せたいときには「次へ」の操作を頻繁に行えば、プレゼンテーション時に映像の長さを調整することができる。
このように、本発明の機能をプログラムして、記録媒体に記録し頒布することによって、コスト、可搬性、汎用性を向上させることができる。
Claims (2)
- 採取開始から終了まで常時採取動作を行って、時間軸を有するコンテンツとして採取するコンテンツ採取手段と、前記採取動作中に、マーク記録操作が行われた時間位置を記録するマーク記録手段とを備え、前記マーク記録手段は、初めてマーカ記録操作が行われたときには、当該操作が行われた時間位置から所定の時間分だけ採取したコンテンツを残して、それ以前のデータを破棄することを特徴とする記録装置。
- コンピュータを、採取開始から終了まで常時採取動作を行って、時間軸を有するコンテンツとして採取するコンテンツ採取手段と、前記採取動作中に、マーク記録操作が行われた時間位置を記録するマーク記録手段として機能させるプログラムであって、前記マーク記録手段が、初めてマーカ記録操作が行われたときには、当該操作が行われた時間位置から所定の時間分だけ採取したコンテンツを残して、それ以前のデータを破棄するように前記コンピュータを機能させるプログラム。
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