JP4553054B2 - 編集装置、記録再生装置、編集方法、及び記録媒体 - Google Patents
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Description
そして、このような編集の1つとして、既に記録媒体に対して記録を行った画像に対して、この再生時間に同期させるようにして新たにナレーションや楽曲などの音声情報を追加的に録音するという、いわゆるアフターレコーディング(以降、単に「アフレコ」ともいう)といわれるものが知られている。これは、いわゆる電子アルバムといわれるもののための編集でしばしば用いられている。
先ず、編集を行うユーザは、予めアフレコ用の音声素材となるオーディオデータを記録しておくようにされる。そして、ユーザは、既にビデオカメラにより録画してある編集元としての画像データについて再生を行いながら、アフレコ用のオーディオデータの再生を行う。このときには、再生される画像を見ながら、再生音として聞こえるアフレコ用のオーディオデータが所望のタイミングで挿入されるように調整を行うようにされる。そして、このようにして再生を行った画像データとオーディオデータを、いわゆるダビングの手法を用いて合成し、新たな1つのトラック(ファイル)として作成する。この新たなトラックが、アフレコ編集されたトラックとなる。
つまり、コピー元の素材からコピーした画像及び音声データにより編集トラックを作成しているものである。
従って、新規に編集されたトラックとしては、コピー元の素材からコピーした画像及び音声データに対応したデータサイズを有していることになるため、それだけ、記録媒体の記録容量を圧迫することになる。このような問題は、例えば記録媒体の記録容量にさほどの余裕がないような場合に特に問題となる。
つまり、これまでよりも簡単、かつ、正確にアフレコ編集等をはじめとする編集作業が行えるようにする。特に本発明にあっては、アフレコ編集に限ることなく、各種の編集作業を行うのにあたっても、その編集のための操作性が向上されることを配慮するようにされる。
また、アフレコ編集等の編集により新規なトラックを作成するのにあたっても、できるだけ記録媒体の記録容量を有効に使用できるようにすることを目的とする。
この構成では、先にサムネイル画像が特定されるので、次の編集項目に対する指定操作のためのGUIとしては、この指定された編集項目に適合したものとすることができ、それだけ、ユーザにとってのGUIの操作性が向上されるという効果を有している。
また、このような手順の段階数を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能とする表示(段階マーク)を行うようにすれば、ユーザは、この表示を見て、現在までの編集の進行状況を容易に把握することができる。
このような構成であれば、例えば新規編集ファイルは、既に記憶媒体に記憶されていた元データに加え、追加データと、これらを同期再生するための再生制御情報とにより構成されることになるため、記憶媒体に新たに記憶されるのは、実質、再生制御情報と追加データのみとなる。従って、従来のように新規編集データとして、コピーした元データと追加データからなるデータを改めて作成する場合よりも、新規編集ファイルの作成に応じて増加するデータ容量は著しく少なくすることができる。つまり、記憶媒体の記憶容量を大幅に節約することが可能になるものである。
このように本発明としては、総合的には、編集が行われるのにあたって、ユーザにとってより利便性や有用性が与えられるようにしているものである。
本実施の形態の編集装置、記録再生装置としては、カメラ装置部と画像(静止画又は動画)及び音声等の記録再生が可能な記録再生装置部とが一体化された可搬型のビデオカメラに搭載されている場合を例にあげる。また、本実施の形態のビデオカメラに搭載される記録再生装置部は、光磁気ディスクの一種として知られている、いわゆるミニディスク(MD:Mini Disc)に対応してデータを記録再生する構成を採るものとされる。
説明は次の順序で行う。
1.ディスクフォーマット
2.ビデオカメラの外観構成
3.ビデオカメラの内部構成
4.メディアドライブ部の構成
5.本実施の形態に対応するディスク構造例
6.サムネイル画像生成処理
7.スクリプト
8.操作画面表示
9.アフレコ編集
9−1.操作手順
9−2.プログラム構成
9−3.処理動作
1.ディスクフォーマット
本例のビデオカメラに搭載される記録再生装置部は、ミニディスク(光磁気ディスク)に対応してデータの記録/再生を行う、MDデータといわれるフォーマットに対応しているものとされる。このMDデータフォーマットとしては、MD−DATA1とMD−DATA2といわれる2種類のフォーマットが開発されているが、本例のビデオカメラは、MD−DATA1よりも高密度記録が可能とされるMD−DATA2のフォーマットに対応して記録再生を行うものとされている。そこで、先ずMD−DATA2のディスクフォーマットについて説明する。
これらの図に示すように、ディスク面に対してはウォブル(蛇行)が与えられたウォブルドグルーブWGと、ウォブルが与えられていないノンウォブルドグルーブNWGとの2種類のグルーブ(溝)が予め形成される。そして、これらウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWGは、その間にランドLdを形成するようにしてディスク上において2重のスパイラル状に存在する。
トラックTr・Aは、ディスク外周側にウォブルドグルーブWGが位置し、ディスク内周側にノンウォブルドグルーブNWGが位置するトラックとなる。
これに対してトラックTr・Bは、ディスク内周側にウォブルドグルーブWGが位置し、ディスク外周側にノンウォブルドグルーブNWGが位置するトラックとなる。
つまり、トラックTr・Aに対してはディスク外周側の片側のみにウォブルが形成され、トラックTr・Bとしてはディスク内周側の片側のみにウォブルが形成されるようにしたものとみることができる。
この場合、トラックピッチは、互いに隣接するトラックTr・AとトラックTr・Bの各センター間の距離となり、図2(b)に示すようにトラックピッチは0.95μmとされている。
また、ウォブルドグルーブWGとしてのアドレス情報は、トラックTr・A,Tr・Bに対して共通に有効なものとされる。つまり、ウォブルドグルーブWGを挟んで内周に位置するトラックTr・Aと、外周に位置するトラックTr・Bは、そのウォブルドグルーブWGに与えられたウォブリングによるアドレス情報を共有するようにされる。
なお、このようなアドレッシング方式はインターレースアドレッシング方式ともいわれる。このインターレースアドレッシング方式を採用することで、例えば、隣接するウォブル間のクロストークを抑制した上でトラックピッチを小さくすることが可能となるものである。また、グルーブに対してウォブルを形成することでアドレスを記録する方式については、ADIP(Adress In Pregroove) 方式ともいう。
例えば3ビーム方式を応用し、メインビームがトラック(ランドLd)をトレースしている状態では、残る2つのサイドビームは、上記メインビームがトレースしているトラックの両サイドに位置するグルーブをトレースしているようにすることが考えられる。
これに対して、図示しないが、メインビームスポットSPmがトラックTr・Bをトレースしている状態であれば、サイドビームスポットSPs1がウォブルドグルーブWGをトレースし、サイドビームスポットSPs2がノンウォブルドグルーブNWGをトレースすることになる。
このように、メインビームスポットSPmが、トラックTr・Aをトレースする場合とトラックTr・Bをトレースする場合とでは、サイドビームスポットSPs1,SPs2がトレースすべきグルーブとしては、必然的にウォブルドグルーブWGとノンウォブルドグルーブNWGとで入れ替わることになる。
先ず、MD−DATA1フォーマットとしては、トラックピッチは1.6μm、ピット長は0.59μm/bitとなる。また、レーザ波長λ=780nmとされ、光学ヘッドの開口率NA=0.45とされる。
記録方式としては、グルーブ記録方式を採っている。つまり、グルーブをトラックとして記録再生に用いるようにしている。
アドレス方式としては、シングルスパイラルによるグルーブ(トラック)を形成したうえで、このグルーブの両側に対してアドレス情報としてのウォブルを形成したウォブルドグルーブを利用する方式を採るようにされている。
そして、記録再生時の標準のデータレートとしては、133kB/sとされ、記録容量としては、140MBとなる。
例えば、MD−DATA2フォーマットにより動画像の記録を行うとして、動画像データについてMPEG2による圧縮符号化を施した場合には、符号化データのビットレートにも依るが、時間にして15分〜17分の動画を記録することが可能とされる。また、音声信号データのみを記録するとして、音声データについてATRAC(Adaptve Transform Acoustic Coding) 2による圧縮処理を施した場合には、時間にして10時間程度の記録を行うことができる。
2.ビデオカメラの外観構成
次に本例のビデオカメラの外観例について説明しておく。
図6(a)(b)、図7(a)(b)は、それぞれ、本例のビデオカメラの平面図、側面図、正面図、背面図である。
これらの図に示すように、本例のビデオカメラの本体200の正面部には、撮影を行うための撮像レンズや絞りなどを備えたカメラレンズ201が表出するようにして設けられる。また、同じ本体200の背面部下側には、撮影時において外部の音声を収音するためのマイクロフォン202が設けられている。つまり、このビデオカメラでは、カメラレンズ201により撮影した画像の録画と、マイクロフォン202により収音したステレオ音声の録音を行うことが可能とされている。また、ここでは、マイクロフォン202と同じ位置に再生音声を出力するためのスピーカ205も備えられているものとしている。また、スピーカ205からはビープ音等による所要のメッセージ音も出力される。
また、後述するメインダイヤル300、レリーズキー301、削除キー302が設けられた部位は電池蓋部206として開閉可能となっており、この電池蓋部206を開くことで、バッテリ(充電池)を装脱することが可能となっている。
また、表示パネル67は、例えば液晶ディスプレイの表示面の背面側に対して、押圧操作を関知してこれを操作情報として出力するタッチパネルが設けられている。つまり、本実施の形態にあっては、表示パネル67に表示された画像に対して押圧操作を行う、いわゆるGUI(Graphical User Interface)としての操作が可能とされる。
ここで、表示パネル67に対する操作としては、タッチパネルに対して押圧力が加わった位置を座標位置情報として検知する構成とされていることから、指などによって操作されてもよいのものとされる。しかし、表示パネル67の表示面積に制限があって、そのポインティングの操作も指では困難な場合があることを考慮して、図6(b)に示すように、スティック形状のペン320が添え付けされる。ユーザは、指の代わりにこのペン320を使用して表示パネル67に対するポインティング(タッチ)操作を行うことができる。
メインダイヤル300は、図7(b)に示されるようにして本体200の背面側に設けられ、ビデオカメラのオン/オフ、記録動作、再生動作を設定する操作子とされる。この場合には、回転操作が行えるものとなっている。
メインダイヤル300が電源オフ位置PS2にある場合には電源がオフの状態にある。そして、例えばこの状態からメインダイヤル300を再生/編集位置PS1に回転操作すれば、電源オンの状態となって、録画ファイルの再生や、各種編集操作が可能なモード状態となる。また、カメラモード位置PS2に回転操作を行えば、電源オンの状態で、動画、又は静止画としての録画ファイルを記録可能なモード(カメラモード)となる。更に、カメラモード位置PS2とすれば、インタビューモードとなる。
インタビューモードとは、ここでは詳しい説明は省略するが、記録動作としては、音声主体で記録を行って、任意の時点で、後述するレリーズキー301又はフォトキー304を押圧操作すれば、その時点で撮影されている画像を静止画として記録するモードである。そして、インタビューモードの再生では、このインタビューモードによって記録された録画ファイルを再生するものである。このときには、例えば音声を再生しながら記録時のタイミングで、静止画を切り換えるようにして表示させていく。
このレリーズキー301は、カメラモード又はインタビューモードにある状態で記録開始/終了のための操作子として機能するものである。
また、この場合のジョグダイヤル311は、図7(b)の左方向に対して押圧操作が行えるようにもなっている。
フォトキー304は、例えばカメラモードの状態で押圧操作することで静止画の録画ファイルを記録するためのシャッターとして機能する操作子である。
フォーカスキー306は、レンズ光学系のフォーカス状態(例えばノーマル/無限など)を切り換えるための操作子である。
逆光補正キー307は、逆光補正機能をオン/オフするための操作子である。
また、図6(a)に示すように、本体200の上面部には、画面表示のための画面表示キー314と、スピーカからの出力音声の音量調節のための音量キー315,316が設けられる。
可動パネル部203の動きとしては、先ず、図6(b)に示した位置状態から図8(a)に示すようにして矢印YJ1の方向に沿って引き起こすようにしてその位置状態を変えることができるようになっている。
この場合、表示画面(表示パネル67)は撮影者(ビューファインダ204)側に向くようにされ、撮像画像を捉えるカメラレンズ201とはほぼ対向する方向を向くことになる。この表示パネルの位置状態では、例えばビデオカメラを所持する撮影者が表示パネル67に表示された撮像画像をモニタしながら撮影(録画)を行うことができる。
この状態では、被写体側にいるユーザが撮像画像を見ることができることになる。
ディスク装脱部205に対してディスクの挿入を行ったり、ディスクの取り出しを行ったりする場合には、この図8(a)(b)に示すようにして、本体200から可動パネル部203を起こした状態で行うようにされる。
3.ビデオカメラの内部構成
図4は、本例のビデオカメラの内部構成例を示すブロック図である。
この図に示すレンズブロック1においては、例えば実際には撮像レンズや絞りなどを備えて構成される光学系11が備えられている。上記図6に示したカメラレンズ201は、この光学系11に含まれる。また、このレンズブロック1には、光学系11に対してオートフォーカス動作を行わせるためのフォーカスモータや、上記ズームキー304の操作に基づくズームレンズの移動を行うためのズームモータなどが、モータ部12として備えられる。
このカメラブロック2のCCD(Charge Coupled Device) 21に対しては、光学系11を透過した被写体の光画像が与えられる。CCD21においては上記光画像について光電変換を行うことで撮像信号を生成し、サンプルホールド/AGC(Automatic Gain Control)回路22に供給する。サンプルホールド/AGC回路22では、CCD21から出力された撮像信号についてゲイン調整を行うと共に、サンプルホールド処理を施すことによって波形整形を行う。サンプルホールド/AGC回路2の出力は、ビデオA/Dコンバータ23に供給されることで、デジタルとしての画像信号データに変換される。
カメラコントローラ25は、カメラブロック2内に備えられる上記各機能回路部が適正に動作するように所要の制御を実行すると共に、レンズブロック1に対してオートフォーカス、自動露出調整、絞り調整、ズームなどのための制御を行うものとされる。
例えばオートフォーカス制御であれば、カメラコントローラ25は、所定のオートフォーカス制御方式に従って得られるフォーカス制御情報に基づいて、フォーカスモータの回転角を制御する。これにより、撮像レンズはジャストピント状態となるように駆動されることになる。
また、再生時においては、メディアドライブ部4から供給されるユーザ再生データ(ディスク51からの読み出しデータ)、つまり圧縮処理された画像信号データ及び音声信号データについて復調処理を施し、これらを再生画像信号、再生音声信号として出力する。
また、データ処理/システムコントロール回路31を含むビデオ信号処理部3全体についての制御処理は、ビデオコントローラ38が実行するようにされる。このビデオコントローラ38は、例えばマイクロコンピュータ等を備えて構成され、カメラブロック2のカメラコントローラ25、及び後述するメディアドライブ部4のドライバコントローラ46と、例えば図示しないバスライン等を介して相互通信可能とされている。
MPEG2ビデオ信号処理回路33により圧縮符号化された画像信号データ(圧縮画像データ)は、例えば、バッファメモリ32に対して所定の転送レートにより書き込まれて一時保持される。
なおMPEG2のフォーマットにおいては、周知のようにいわゆる符号化ビットレート(データレート)として、一定速度(CBR;Constant Bit Rate)と、可変速度(VBR;Variable Bit Rate)の両者がサポートされており、ビデオ信号処理部3ではこれらに対応できるものとしている。
MPEG2ビデオ信号処理回路33では、圧縮符号化後の画像データをある所要のデータレートとするように、上記動きベクトル情報をはじめとする所要の情報を利用しながら、マクロブロックごとの量子化係数を決定していくようにされる。
音声圧縮エンコーダ/デコーダ37では、前述のようにATRAC2のフォーマットに従って入力された音声信号データに対する圧縮処理を施す。この圧縮音声信号データもまた、データ処理/システムコントロール回路31によってバッファメモリ32に対して所定の転送レートによる書き込みが行われ、ここで一時保持される。
バッファメモリ32に蓄積された圧縮画像データ及び圧縮音声信号データは、記録時であれば、順次所定タイミングで読み出しが行われて、メディアドライブ部4のMD−DATA2エンコーダ/デコーダ41に伝送される。ただし、例えば再生時においてバッファメモリ32に蓄積されたデータの読み出しと、この読み出したデータをメディアドライブ部4からデッキ部5を介してディスク51に記録するまでの動作は、間欠的に行われても構わない。
このようなバッファメモリ32に対するデータの書き込み及び読み出し制御は、例えば、データ処理/システムコントロール回路31によって実行される。
再生時には、ディスク51から読み出され、MD−DATA2エンコーダ/デコーダ41(メディアドライブ部4内)の処理によりMD−DATA2フォーマットに従ってデコードされた圧縮画像データ、圧縮音声信号データ(ユーザ再生データ)が、データ処理/システムコントロール回路31に伝送されてくる。
データ処理/システムコントロール回路31では、例えば入力した圧縮画像データ及び圧縮音声信号データを、一旦バッファメモリ32に蓄積させる。そして、例えば再生時間軸の整合が得られるようにされた所要のタイミング及び転送レートで、バッファメモリ32から圧縮画像データ及び圧縮音声信号データの読み出しを行い、圧縮画像データについてはMPEG2ビデオ信号処理回路33に供給し、圧縮音声信号データについては音声圧縮エンコーダ/デコーダ37に供給する。
音声圧縮エンコーダ/デコーダ37では、入力された圧縮音声信号データについて伸張処理を施して、D/Aコンバータ65(表示/画像/音声入出力部6内)に供給する。
表示コントローラ62では、入力された画像信号に基づいて表示部6Aを駆動する。これにより、表示部6Aにおいて再生画像の表示が行われる。また、表示部6Aにおいては、ディスク51から再生して得られる画像の表示だけでなく、当然のこととして、レンズブロック1及びカメラブロック2からなるカメラ部位により撮影して得られた撮像画像も、ほぼリアルタイムで表示出力させることが可能である。
また、再生画像及び撮像画像の他、前述のように、機器の動作に応じて所要のメッセージをユーザに知らせるための文字やキャラクタ等によるメッセージ表示も行われるものとされる。このようなメッセージ表示は、例えばビデオコントローラ38の制御によって、所要の文字やキャラクタ等が所定の位置に表示されるように、データ処理/システムコントロール回路31からビデオD/Aコンバータ61に出力すべき画像信号データに対して、所要の文字やキャラクタ等の画像信号データを合成する処理を実行するようにすればよい。
タッチパネル6Bでは、表示部6A上に対して行われた押圧操作の位置情報を検知し、これを操作情報としてビデオコントローラ38に対して出力する。
なお、この際においても、必要があれば再生データを一旦バッファメモリ42に蓄積し、ここから所要のタイミングで読み出したデータをデータ処理/システムコントロール回路31に伝送出力するようにされる。このような、バッファメモリ42に対する書き込み/読み出し制御はドライバコントローラ46が実行するものとされる。
なお、例えばディスク51の再生時において、外乱等によってサーボ等が外れて、ディスクからの信号の読み出しが不可となったような場合でも、バッファメモリ42に対して読み出しデータが蓄積されている期間内にディスクに対する再生動作を復帰させるようにすれば、再生データとしての時系列的連続性を維持することが可能となる。
また、生成された各種サーボ制御信号はサーボ回路45に供給される。サーボ回路45では、入力したサーボ制御信号に基づいて、デッキ部5における所要のサーボ制御を実行する。
ドライバコントローラ46は、メディアドライブ部4を総括的に制御するための機能回路部とされる。
光学ヘッド53は、記録時には記録トラックをキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出力を行ない、また再生時には磁気カー効果により反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力を行なう。このため、光学ヘッド53には、ここでは詳しい図示は省略するがレーザ出力手段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。光学ヘッド53に備えられる対物レンズとしては、例えば2軸機構によってディスク半径方向及びディスクに接離する方向に変位可能に保持されている。
また、図示しないが、デッキ部5においては、スレッドモータ55により駆動されるスレッド機構が備えられている。このスレッド機構が駆動されることにより、上記光学ヘッド53全体及び磁気ヘッド54はディスク半径方向に移動可能とされている。
ビデオコントローラ38は、先に述べたタッチパネル6B、及び上記操作部7から出力される操作情報に応じた必要な動作が各部において実行されるようにするための制御情報をカメラコントローラ25、ドライバコントローラ46に対して供給する。
例えば、外部のデジタル画像機器と本例のビデオカメラをI/F端子T3を介して接続した場合、ビデオカメラで撮影した画像(音声)を外部デジタル画像機器に録画したりすることが可能となる。また、外部デジタル画像機器にて再生した画像(音声)データ等を、外部インターフェイス8を介して取り込むことにより、MD−DATA2(或いはMD−DATA1)フォーマットに従ってディスク51に記録するといったことも可能となる。更には、例えばキャプションの挿入などに利用する文字情報としてのファイルも取り込んで記録することが可能となる。
また記録動作中はビデオコントローラ38はインジケータ206の発光動作を実行させる。
4.メディアドライブ部の構成
続いて、図4に示したメディアドライブ部4の構成として、MD−DATA2に対応する機能回路部を抽出した詳細な構成について、図5のブロック図を参照して説明する。なお、図5においては、メディアドライブ部4と共にデッキ部5を示しているが、デッキ部5の内部構成については図4により説明したため、ここでは、図4と同一符号を付して説明を省略する。また、図5に示すメディアドライブ部4において図4のブロックに相当する範囲に同一符号を付している。
RFアンプ101では入力された検出情報から、再生信号としての再生RF信号を生成し、二値化回路43に供給する。二値化回路43は、入力された再生RF信号について二値化を行うことにより、デジタル信号化された再生RF信号(二値化RF信号)を得る。
この二値化RF信号はMD−DATA2エンコーダ/デコーダ41に供給され、まずAGC/クランプ回路103を介してゲイン調整、クランプ処理等が行われた後、イコライザ/PLL回路104に入力される。
イコライザ/PLL回路104では、入力された二値化RF信号についてイコライジング処理を施してビタビデコーダ105に出力する。また、イコライジング処理後の二値化RF信号をPLL回路に入力することにより、二値化RF信号(RLL(1,7)符号列)に同期したクロックCLKを抽出する。
この再生データはRLL(1,7)復調回路106に入力され、ここでRLL(1,7)復調が施されたデータストリームとされる。
このようにしてバッファメモリ42上に展開されたデータストリームに対しては、先ず、ECC処理回路116により、RS−PC方式に従って誤り訂正ブロック単位によるエラー訂正処理が施され、更に、デスクランブル/EDCデコード回路117により、デスクランブル処理と、EDCデコード処理(エラー検出処理)が施される。
これまでの処理が施されたデータが再生データDATApとされる。この再生データDATApは、転送クロック発生回路121にて発生された転送クロックに従った転送レートで、例えばデスクランブル/EDCデコード回路117からビデオ信号処理部3のデータ処理/システムコントロール回路31に対して伝送されることになる。
また、当該ビデオカメラの動作状態に応じて、メディアドライブ部4及びビデオ信号処理部3の各機能回路部に供給すべき所要の周波数のクロックを発生する。
マトリクスアンプ107では、入力された検出情報について所要の演算処理を施すことにより、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FE、グルーブ情報(ディスク51にウォブルドグルーブWGとして記録されている絶対アドレス情報)GFM等を抽出しサーボ回路45に供給する。即ち抽出されたトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEはサーボプロセッサ112に供給され、グルーブ情報GFMはADIPバンドパスフィルタ108に供給される。
A/Bトラック検出回路109では、例えば図2(b)にて説明した方式などに基づいて、入力されたグルーブ情報GFMから、現在トレースしているトラックがトラックTR・A,TR・Bの何れとされているのかについて判別を行い、このトラック判別情報をドライバコントローラ46に出力する。また、ADIPデコーダ110では、入力されたグルーブ情報GFMをデコードしてディスク上の絶対アドレス情報であるADIP信号を抽出し、ドライバコントローラ46に出力する。ドライバコントローラ46では、上記トラック判別情報及びADIP信号に基づいて、所要の制御処理を実行する。
サーボドライバ113では、サーボプロセッサ112から供給されたサーボ制御信号に基づいて所要のサーボドライブ信号を生成する。ここでのサーボドライブ信号としては、二軸機構を駆動する二軸ドライブ信号(フォーカス方向、トラッキング方向の2種)、スレッド機構を駆動するスレッドモータ駆動信号、スピンドルモータ52を駆動するスピンドルモータ駆動信号となる。
このようなサーボドライブ信号がデッキ部5に対して供給されることで、ディスク51に対するフォーカス制御、トラッキング制御、及びスピンドルモータ52に対するCLV制御が行われることになる。
ここまでの処理が施された記録データDATArは、バッファメモリ42から読み出されて、データバス114を介してRLL(1,7)変調回路118に供給される。
このようなレーザストローブ磁界変調方式では、ディスクに記録されるピットエッジの形成過程が磁界の反転速度等の過渡特性に依存せず、レーザパルスの照射タイミングによって決定される。
このため、例えば単純磁界変調方式(レーザ光をディスクに対して定常的に照射すると共に記録データにより変調した磁界をディスク記録面に印加するようにした方式)と比較して、レーザストローブ磁界変調方式では、記録ピットのジッタをきわめて小さくすることが容易に可能とされる。つまり、レーザストローブ磁界変調方式は、高密度記録化に有利な記録方式とされるものである。
5.本実施の形態に対応するディスク構造例
次に、本実施の形態に対応するディスク51のデータ構造例について説明する。
先ず、MD−DATA2のフォーマットとしてセクタ、クラスタといわれるデータ単位について述べておく。
セクタは、ディスクからの物理的なデータ読み出しの最小単位であり、各セクタには、PSA(Physical Sector Address)が割り当てられる。
また、クラスタは、ディスクへの物理的なデータ書き込みの最小単位とされ、PSAが0h〜Fhまでの連続する16のセクタの集合により形成される。各クラスタには、PCA(Physical Cluster Address)が割り当てられる。そして、後述するリードインエリア(プリマスタード・エリア)に在るセクターは、PCAによって一意に特定することができる。また、レコーダブルエリアにあるクラスタは同一のPCAを有するクラスタがトラックTr・A,Tr・Bとで1つずつ存在することになる。
ディスク51においては、例えば、管理情報としてPTOC、及びRTOCが設定される。PTOCは、ピット形態により所要の管理情報が記録される。このPTOCの内容は書き換えが不可とされている。
RTOCは、例えばディスクに記録されたデータを管理するのに必要な基本的な情報が記録される。
例えば本例の場合であれば、ディスクに記録されたデータとして、トラック(ファイルと同義の場合有り)、及びフォルダ(トラックをグループ化して管理するための構造)を記録再生時において管理するための情報が格納される。
なお、RTOCの内容は、例えば、これまでのディスクに対するデータの記録結果や、トラック(ファイル)、フォルダの削除等の編集処理結果に従って逐次書き換えが行われるものとされる。
このボリュームインデックストラックは、例えば上記PTOC、RTOCが主的管理情報とすれば、いわば副管理情報が記録される領域として規定されるもので、トラック(ファイル)、フォルダ、及び補助データ(Auxiliary Data)に関すプロパティ、タイトル、及びトラックを形成するパケットデータを管理するための情報が記録されるテーブルを有する。
本実施の形態においては、ディスクに記録された各ファイルごとに対応付けして、所定解像度による1枚の静止画像をサムネイル画像として有することが可能とされている。サムネイル画像は、ファイルを視覚的に認識可能とするための代表画像として扱われる。
サムネイルトラックには、ディスクに記録されているファイル(トラック)との対応付けと、サムネイル画像の格納位置とが示されるインデックス情報と共に記録される。サムネイルトラックのデータ長は、格納されるサムネイル画像数等に応じて任意に拡張可能とされる。
図9では、或る1ファイルが1トラックとして表現された上で、このトラックが或る1つのフォルダ内に格納されている状態が示されている。フォルダは、上述のように、トラック又はフォルダを1グループにまとめて管理するための構造である。
従ってボリュームフォルダ以下の構造においては、ボリュームフォルダ内に格納可能な最大件数と、フォルダの階層構造の最大段数により規定される範囲内で、任意の数のトラック又はフォルダが格納されることになる。
補助データトラックに格納されるべき情報としては、例えば、実際に適用されるアプリケーションによって任意とされる。
本実施の形態においては、再生制御情報としてのスクリプトの情報が格納されることになる。また、ここでの詳しい説明は省略するが、トラック(録画ファイル)に対する「落書き編集」によって作成された画像データ(Image)も格納される。
この図に示すリードインエリアは、ディスク最内周におけるピットエリアであり、ここにPTOCの情報が記録される。
そして、ボリュームインデックストラックに続けては、サムネイルトラックをオプションとして配置することができることになっている。このRTOCエリア内のサムネイルトラックとしては、少なくとも最初の1クラスタが位置するものと規定されている。そして、例えばファイル数の増加に応じてサムネイル画像データ数が多くなり、RTOCエリア内のサムネイルトラックの容量を超えたときには、後述するレコーダブルデータエリアに対して追加的に記録していくことができる。また、このときのレコーダブルデータエリア上のサムネイルトラックは、ボリュームインデックストラック(又はRTOC)によって管理される。
また、これらスクリプトとイメージデータについても、RTOCエリア内にて記録可能な容量を超えたときには、ボリュームインデックストラック(又はRTOC)により管理される形態で、レコーダブルデータエリアに対して追加的に記録していくことができる。
6.サムネイル画像生成処理
上記図9及び図10に示したサムネイルトラックに格納されるサムネイル画像は、本実施の形態のビデオカメラにより生成することが可能とされるが、ここで、サムネイル画像の生成処理について説明しておく。なお、ここでは既にディスクに記録された画像ファイルについてのサムネイル画像を生成する場合について説明する。
この画像データは、順次メディアドライブ部4からビデオ信号処理部3に伝送され、データ処理/システムコントロール回路31に供給される。
なお、管理情報によりサムネイル画像の生成元として規定される画像データは、特段の指定が無ければ、例えばファイル中における先頭のフレーム(又はフィールド)画像データが指定されているものとされる
そこで、上記フィールド画像単位によるフルサイズの画像データが得られた後は、このフルサイズの画像データについて縮小処理を行って、実際に必要とされるサムネイル画像のサイズが得られるように処理を行うことになる。
このような画像サイズの縮小のためには、例えば元のフルサイズの画像データに対して、適切なタイミングで画素データに対するサンプリングを行い、このサンプリングした画素データによって画像データを再構成するように信号処理を実行すればよい。
このようにして、ファイルごとに対応したサムネイル画像データが得られ、ディスクに記録される。
7.スクリプト
また、本実施の形態においては、当該ビデオカメラにより記録したファイル(主として録画ファイル)についての、再生順指定や再生時に所要の特殊効果を与えるなどの編集処理を行うことができる。
上記のような編集を行うのにあたり、本実施の形態では、録画ファイルについて所要の再生出力態様を与えることのできる再生制御情報としてのスクリプトを用意し、ビデオカメラにおいては、例えばビデオコントローラ38がこのスクリプトを解釈することで、編集結果に応じた再生出力態様(例えば再生順)を得るようにするものである。また、編集段階においては、スクリプトの内容の更新を行うことで編集処理を実行するように構成されるものである。なお、ここでいう「スクリプト」とは、動画像データ、静止画像データ、音声データ、更には文書データ等を同時タイミングで再生出力するために、所定のプログラム言語により記述された手続き書き構造をいうものとされる。
SMILとは、例えばインターネット上でのテレビ番組放送、プレゼンテーション等を実現するために、W3C(インターネットの標準化団体)で標準化が行われている言語であり、XML(HTMLのスーパーセット)の文法に基づき、時系列的なプレゼンテーション等を実現しようとするものである。
<seq>は、seqential、つまり直列を意味し、このタグで囲まれた情報は時間順に再生されることになる。
<par>は、parallel、つまり並列を意味し、このタグで囲まれた情報は同期して再生されることになる。
<seq>
<video src=”video1”>
<video src=”video2”>
<video src=”video3”>
</seq>
或いは
<seq>
<play video1>
<play video2>
<play video3>
</seq>
のようにして記述が行われる。
<seq>
<par>
<video src=”video1”>
<audio src=”audio1”>
</par>
<video src=”video2”>
<video src=”video3”>
</seq>
のようにして記述が行われることになる。
例えば、video1の画像ファイルが表示(再生)されてから5秒後にキャプション(例えば文字情報としての画像)を表示させるような場合には、
<par>
<video src=”video1”>
<image src=”scratch1”begin=”5s”>
</par>
のようにして記述が行われることになる。
<image src=”picture1” dur = ”5s”>
のようにして記述される。
<video src=”video1”range=”smpte:10:07:00−10:07:33”>
のようにして記述することができる。
<video src = ”video1”repeat = ”10”>
のようにして記述する。
このため、例えば本実施の形態のビデオカメラシステムにおいては、このSMILに対応した解釈、及びスクリプトの記述(生成)が行えるように、XMLのサブセットが用意されることになる。これは、例えばビデオコントローラ38が実行すべきプログラムとして、ビデオコントローラ38内のROM等に予め格納したり、或いはディスクのアプリケーションレイヤーに対して記録して、読み出しが行えるようにしておけばよい。
そして、このようにしてバッファメモリ32に保持されたスクリプトを、所定の機会、又はタイミングでもってディスクに記録するようにされる。このスクリプトのデータは、図9及び図10にて説明した補助データトラック(Auxiliary Data Track)に対して、スクリプトファイルとして格納されることになる。このようにしてディスクにスクリプトが記録されることで、次にこのディスクを新たに装填したときには、このディスクに記録されたスクリプトを読み出し、例えば、バッファメモリ32に対して保持させてこれを参照することで、以前の編集により得られた再生順等に従って編集再生等を行うことが可能となるものである。
8.操作画面表示
本実施の形態のビデオカメラでは、ディスクに記録されたファイルの検索、また各種編集、設定処理を行うのにあたり、表示パネル67に対して、操作画面の表示を行う。
この操作画面としては、現在装填されているディスク、及びこのディスクに記録されたファイル等についての各種情報を提示するようにしている。そして、この操作画面に対する押圧操作(以降はポインティング操作という)と、各種操作子に対する操作の併用によって、或る目的に従った各種操作が実現されるようにしている。
ここで、本実施の形態の操作画面としては、現在装填されているディスクに記録されたファイルごとに対応するサムネイル画像(小画像)を提示する、いわゆるサムネイル表示を行うようにもされている。つまり、ユーザは、この操作画面に表示されるサムネイル画像を見ることで、ディスクに記録されたファイル(トラック)の内容を視覚的に確認できる。また、このサムネイル画像に対する操作によって、ファイルの検索や再生等を行うことができる。
この操作画面は、例えばディスクが装填された状態で再生/編集モードとされると初期画面として表示されるようになっている。
また、ここでは詳しい説明は省略するが、本実施の形態のビデオカメラでは、再生モードとして、例えばコマ送り再生などが行われてユーザが撮影した被写体等の運動の動きを確認可能なスポーツモードを設定可能とされている。そして、スポーツモード表示エリアA1−2では、スポーツモードが設定されていると、例えば図のように「SPORT」という文字によって現在スポーツモードが設定されていることを通知する。
再生モード表示エリアA1−3では、例えばシャッフル再生、リピート再生、A−B間再生など、各種特殊再生モードを文字、シンボル等によって提示する。
記録残り時間表示エリアA1−4は、ディスクの記録可能な残り容量を時間によって示している。
ディスクアイコンA1−5は、例えばディスクが装填されていると表示され、このディスクアイコンA1−5に対してポインティング操作を行うと、この図に示す操作画面から、現在装填されているディスクに関する各種情報が表示される、ディスク情報画面の表示に切り換えることが可能となっている。
これらアイコンとして、先ず動画アイコンi1は、このアイコンが重畳表示されているサムネイル画像が対応するファイルが動画を記録したファイルであることを示している。図11の場合であれば、サムネイル画像(A,B,C,D,E)が動画ファイルであることが認識される。
サムネイル画像(H)に表示されているのはインタビューファイルアイコンi3であり、前述したインタビューモードによって記録されたインタビューファイルであることが示される。
また、サムネイル画像(I)に表示されているのはグループアイコンi4である。本実施の形態のビデオカメラでは、サムネイル表示上での管理として、再生順的に連続する複数のファイルを1纏めにしてグループ化し、このようにしてグループ化した複数ファイルを1つのサムネイル画像として表示することができる。グループアイコンi4は、このようにしてグループ化に対応したサムネイル画像に対して重畳表示される。
落書きアイコンi6は、この落書き機能によって落書きされたファイルであることを示す。
また、サムネイル画像(A,E)の下側には、エフェクトアイコンi9が表示されている。本実施の形態では、例えば各種シーンチェンジや、モザイクなどの特殊再生効果をファイルに与えることが可能とされているが、エフェクトアイコンi9はこのような特殊効果が与えられたファイルであることを示している。
ここで、例えばユーザが再生/ポーズキー308を操作したとすると、このポインタアイコンi10が配置されて選択されているトラックから再生が開始されるようになっている。
このメニューキーエリアA3においては、上から順に、再生メニューキーA3−1、編集メニューキーA3−2、落書き・効果メニューキーA3−3、スタジオメニューキーA3−4、設定メニューキーA3−5、アドバンストメニューキーA3−6が配置表示される。
編集メニューキーA3−2は、記録されたファイル単位での編集に関連する各種項目が提示され、例えば、トラック(ファイル)の移動、コピー、削除、トラック分割、ファイルのグループ化、静止画取りだし(例えばサムネイル画像として表示させる静止画の選択である)が行える。また、トラック情報を提示すると共にトラック情報ごとに関する各種設定が行えるトラック情報画面への移行のための操作もここで行える。
また、本実施の形態のビデオカメラでは、ユーザがGUIに従って録画及び操作を行っていくことで、簡易に映像作品を作成できる機能を有している。スタジオメニューキーA3−4は、このような簡易映像作品作成機能に対応したメニューが提示される。
アドバンストメニューキーA3−6は例えばパーソナルコンピュータとの接続機能やデモモード等に関してのメニューを提示する。
ここでは、先ずトラックナンバ表示エリアA5−1においてトラックナンバが示され、続いて、日時/タイトル表示エリアA5−2において、記録日時とそのトラックに対して付されているタイトルが所定時間(例えば数秒)ごとに交互に表示される。時間表示エリアA5−3には、そのトラックの総時間が表示される。
また、ショートカットアイコンA5−4は、選択されているサムネイル画像が対応するファイルの種別、グループ化設定の有無等に対応して、先に述べた各種アイコン(例えば、動画アイコンi1、静止画アイコンi2、インタビューファイルアイコンi3、グループアイコンi4、メモファイルアイコンi5)の何れかが表示される。そして、このショートカットアイコンA5−4に対してポインティング操作を行うと、トラック情報画面に移行することができるようになっている。
前述もしたように、サムネイル表示エリアA2内において、A〜Iのアルファベット順による各サムネイル画像SNの配列順は、再生順(時系列順)に従っているものであるが、上記のようにして順序指示標識アイコンi11が表示されることで、サムネイル表示エリアA2上で、その順序がより視覚的に把握できるようにされるものである。
例えば図12に示すようにして、再生メニューキーA3−1に対して例えばペン320などによりポインティング操作を行ったとすると、第1ポップアップメニューが表示される。第1ポップアップメニューには、この場合、「←戻る」、「スポーツ分析モード」「プレイモード」「ソート」のメニュー項目が表示されている。この第1ポップアップメニューが表示されている状態で、例えばジョグダイヤル303を回転操作(或いはペン等による画面に対するドラッグ操作などとしてもよい)すると、その回転方向に応じて、選択される項目が移動していくようにされる。そして、例えば図のようにして、「プレイモード」を選択して、ジョグダイヤル303を押圧操作する(或いはペンによる一定時間以上のポインティング操作などとしてもよい)と第2ポップアップメニューが表示される。
9.アフレコ編集
9−1.操作手順
続いて、本実施の形態のアフレコ編集について説明する。ここでいうアフレコ編集とは、既にディスクに記録されている画像データに対応づけて、この画像データの再生時間に同期させるようにして後からオーディオデータを付加(録音)するという編集をいうものである。一般にアフレコ編集で付加されるオーディオデータである音声としては、例えばナレーションやいわゆるBGM等である。
再生/編集モードとした場合には、図13(a)に示すようにして初期画面が示される。この画面は、例えば先に図11及び図12に示したのと同様の画面とされる。なお、以降の説明においては、この初期画面については「インデックス画面」ということにして、この後の操作に応じて表示される他の種類の画面と区別する。
このようなペン320によるポインティング操作、つまり押圧操作が行われた場合には、表示パネル67に備えられるタッチパネル6Aがその押圧位置を検出し、例えばデータ処理/システムコントロール回路31が現在表示中の画像と、検出された押圧位置との対応を識別することで、ペン320によるポインティング操作に対応する指示がどのようなものであるのかを判別するようにされる。例えば上記の場合であれば、落書き・効果メニューキーA3−3からメニューを提示するための操作が行われたのであることを判別することになる。
また、上記した操作を含め、以降説明していく操作は、そのすべてについてジョグダイヤル303によっても行うことが可能とされているが、これについては、後述する。
この場合のポップアップメニューPUM1には、編集項目としてアフレコ編集を示す「アフレコ」が含まれていることから、ユーザは、例えばポインティング操作などによってこの「アフレコ」の編集項目を選択指定する。
これにより、表示パネル67には、アフレコ編集のための初期設定画面である図14(a)の画面に移行する。図14(a)については後述する。
本実施の形態のアフレコ編集にあっては、後述するようにして、アフレコ編集対象である画像データの範囲を指定するために、その起点となるファイルのサムネイル画像と終点となるファイルのサムネイル画像とを指定することが必要とされている。
図14(a)においては、トラック情報表示エリアA5に対して「起点を選んで下さい」ともあるように、アフレコ範囲として起点となる録画ファイルを指定するための操作画面となる。
このアフレコ編集の場合の操作段階表示600としては、図示するように、例えば○印による3つの段階マーク601,602,603が横方向に配列表示される。ここで、段階マーク数は、その編集についてのおおまかな手順数を示している。つまり、アフレコ編集に関すれば、段階マークが3つ在ることで、全部で3段階の手順を要することを示している。そして、段階マークが複数表示されている場合においては、左から右への方向に従って、その段階順が示されることになる。
また、これらの段階マーク(601,602,603)は、非強調表示と強調表示との2とおりの表示態様で切り換え可能とされており、強調表示されている場合には、既にその手順を終了しているか、若しくは現在その段階の手順にあることを示している。アフレコ編集に関しては、最初の手順はアフレコ範囲の設定となり、図14(a)は、アフレコ範囲の設定のための画面であることから、図14(a)においては、段階マーク(601,602,603)のうち、最初の手順に対応する最も左の段階マーク601が強調表示(図では黒塗りにより示す)されており、残る段階マーク602,603については、非強調表示となっているものである。なお、以降説明する図14(b)(c)についても、アフレコ範囲の設定のための画面であることは、図14(a)と同様なので、操作段階表示600における段階マーク601,602,603の強調/非協調表示のパターンについては同様となっている。
ここで、ユーザは、アフレコ範囲の起点として、録画ファイルAを選びたいと思ったとする。この場合、ユーザは、録画ファイルAのサムネイル画像SNに対してポインティング操作を行うようにされる。すると、画面は図14(b)に示す表示に切り換わることとなる。
図14(b)においては、録画ファイルAが起点ファイルとして指定されていることを示す表示が行われている。つまり、録画ファイルAのサムネイル画像SNの周囲を選択表示枠701により強調表示することで、録画ファイルAが、指定されたアフレコ範囲内にあることを示すようにされる。そしてまた、例えば図示するように、その録画ファイルが起点であることを示す起点マーク702が付加されて表示される。なお、このようにして録画ファイルAを起点として選択した場合には、その実際の起点は、録画ファイルAの再生開始位置となるものである。
なお、先にも述べたように、図13(a)→図13(c)による操作手順であった場合には、図13(c)に示す操作段階で、起点とする録画ファイルAの指定も行われていることから、直接、この図14(b)の画面に移行することになる。
ここでユーザは、アフレコ範囲の終点として、録画ファイルEを選択しようと思ったとする。この場合、ユーザは、アフレコ範囲全体としては、録画ファイルAから始まり、録画ファイルB→録画ファイルC→録画ファイルDと続き、最後に録画ファイルEの再生終了位置までを指定しようと意図していることになる。
そこで、この場合には、ユーザは、録画ファイルEのサムネイル画像SNに対してポインティング操作を行うことで、録画ファイルEを終点として指定する。
すると、表示画面は、図14(c)に示すものに切り換わることになる。
つまり、録画ファイルA,B,C,D,Eがアフレコ範囲とされることに対応して、図示するように、録画ファイルA,B,C,D,Eの各々に対して選択表示枠701が付加表示される。そして、終点のファイルである録画ファイルEに対応するサムネイル画像SNに対しては、終点ファイルであることを示す終点マーク703が付加表示される。
このような表示が行われることで、ユーザは、自身が指定したアフレコ範囲を視覚的に確認することができ、また、上記のような選択表示枠701、起点マーク702、終点マーク703等の表示を伴うことで、その視覚的確認は、とても分かりやすいものとなっている。
また、このようにしてアフレコ範囲が指定されたことに伴って、トラック情報表示エリアA5では、アフレコ範囲全体の再生時間の合計を、「合計時間」として示すようにされている。ここでは具体例として、録画ファイルA,B,C,D,Eの合計時間として「12:04(12分4秒)」であることが示されている。
なお、ここで中止ボタンBT1に対して操作を行えば、例えば前述もしたように図13(a)に示すインデックス画面に戻るようにされ、先に述べた手順によって、これまでの編集操作をやり直すことも可能とされる。
これに対して、本実施の形態のような操作手順であれば、先ず編集項目の指定が行われるために、次に表示すべきGUI画像としては、指定された編集項目に適した編集対象等の指定操作に限定したものとすることが可能となる。例えば、図14に示したようにして、メッセージ表示などを伴いながら、ユーザにはアフレコ範囲を指定する操作をわかりやすく促すことができる。つまり、操作性が向上されるものである。
また、図15(a)(b)(c)に対応する録音のための操作手順は、図14(a)(b)(c)に示したアフレコ範囲設定に続く2番目の段階となる。このため、操作段階表示600としては、段階マーク601,602,603のうち、左から2つの段階マーク601,602についてまで強調表示が進むこととなる。
そして、ユーザは、アフレコ音声を録音する準備を整えるようにされる。本実施の形態の場合、アフレコ音声を録音するための準備としては、2つの態様が考えられる。
1つは、例えば外部からの音声若しくはオーディオデータを取り込んで取得するための準備をすることである。ここで、外部からの音声若しくはオーディオデータを取得する方法としては、例えばビデオカメラのマイクロフォン202により音声を入力する方法がある。また、外部インターフェイス8を介して、オーディオデータを出力可能な他の機器からオーディオデータを転送させることで取得するようにする方法もある。
また、もう1つの態様としては、例えば既にディスク51に記録してあるオーディオデータファイルをアフレコ音声として指定することである。これまでの操作手順には示していないが、本実施の形態においては、ディスク51に記録されたオーディオデータをアフレコ編集により、画像データに対して付加すべき音声として指定することができるようになっている。
これにより、図15(a)から図15(b)に示す表示に切り換わり、アフレコ録音が開始される。
更にまた、進度表示エリア607には、やはりアフレコ録音の時間経過に応じて、進度バー608が左から右方向へ延びるようにして表示されていくようにされる。
また、トラック情報表示エリアA5に対しては、「録音中です」というコメントが表示され、現在録音中であることを示すようにしている。
つまり、例えば画像表示エリア605においては、アフレコ範囲における最後の録画ファイルEの最終フレーム画像が表示される。また、時間情報表示エリア606における記録時間は、ちょうど、アフレコ範囲の合計再生時間と一致する時間が表示され、逆に、残り時間は、0分0秒が表示されることになる。
なお、このときには、トラック情報表示エリアA5に対しては、「録音完了しました」というコメントが表示される。
そして、この段階では、今回の録音結果に従って、アフレコ範囲の画像データの再生時間に対する、アフレコ音声としてのオーディオデータの同期再生のための設定が内部で完了していることになる。
なお、録音途中において上記した停止ボタンBT4(図15(b))に対する操作が行われた場合には、その操作時点において表示されていた画像表示エリア605、時間情報表示エリア606、及び進度表示エリア607の状態を保った上で、図15(c)に対応する録音終了画面が表示される。
特に本実施の形態の場合には、進度表示エリア607に対して進度バー608が表示されることで、現在までの時間進行を、アフレコ範囲としての総再生時間に対する割合として表示させることが可能となっている。
そして、このプレビュー画面では、図15により説明したようにして行ったアフレコ録音の結果が出力される。つまり、表示パネル67には、アフレコ範囲の録画ファイルA〜Eが例えば通常の再生時間によって、ほぼフルサイズで表示されていく。そしてこれに伴い、録音されたアフレコ音声が、先の録音結果に応じたタイミングで、例えばスピーカ205から出力される。
ユーザは、このプレビュー画面に表示されるアフレコ範囲の画像の進行状況と、同時にスピーカ205から出力されるアフレコ音声を聞くことで、アフレコ音声の録音結果について、自分の意図するとおりに編集を行うことができているかどうかについて確認することが可能である。そして、これまでの操作手順からも分かるように、プレビュー画面の呼び出すのにあたっては、特に複雑な操作や作業を要せず、非常に簡便な操作となっている。
ここで、例えばプレビューにより確認したアフレコ録音の結果が失敗したとして、もう一度アフレコ録音をやり直したい場合には、「戻る」ボタンBT5に対する操作を行えばよい。この「戻る」ボタンBT5を操作すれば、図15(a)に示した初期の録音画面に戻るようになっており、再度、アフレコ録音を行うことができる。
これに対して、プレビューにより確認したアフレコ録音の結果が成功しており、現在のプレビュー結果をアフレコファイルとして保存したい場合には、実行ボタンBT6を操作する。
なお、中止ボタンBT1を操作すれば、アフレコ編集はキャンセルされて、インデックス画面(図13(a))に戻るようにされる。
そして、表示画面としては、図16(a)に示すプレビュー画面から、図16(b)に示すインデックス画面に移行する。
このときのインデックス画面には、図示するように、今回のアフレコ編集に対応する新規のアフレコファイルIに対応するサムネイル画像SNが表示される。なお、ここでは、新規に得られたアフレコファイルIは、再生順的には最後のファイルとして扱うようにしており、従って、図のように、アフレコ編集前においては最後のファイルであった録画ファイルHに対応するサムネイル画像SNに対して、その次となる位置に配置表示される。
例えば図14に示したアフレコ画面に対する操作であれば、ジョグダイヤル303を回転操作することで、1クリックごとに、サムネイル表示エリア内のサムネイル画像と、トラック情報表示エリアA5内の各ボタンキーとの間で、カーソル(ポインタアイコンi10)を移動させることができる。そして、所望のサムネイル画像SNやボタンキーに対してカーソルを配置させて選択を行った上で、決定操作に対応するジョグダイヤル303に対する押圧操作を行えば、例えばファイルの指定、及びボタンキーに対するクリック操作が行われたことになるものである。
このようにしてジョグダイヤル303により編集操作が行えるようにすれば、ジョグダイヤル303を効率的に使用することができ、また、ユーザにとっても、ジョグダイヤル303という1つの操作子に対する操作のみで、ペン320などによる操作と同等のGUIに対しての操作を行えるために利便性が向上される。また、ペン320が手元になかったり、また、片手がふさがっているなどのために、ペン320などを持って操作できないような場合にも、ジョグダイヤル303を使用すれば同等の操作が可能であり、また、例えば本実施であれば形態のビデオカメラを持った片手のみで操作できるという利点も有している。
9−2.プログラム構成
以降、これまで説明してきたアフレコ編集を実現するためにビデオカメラ内部において実行される処理動作等について説明していくこととし、先ず、上記図13〜図16により説明したアフレコ編集を実現するためのプログラム構成について説明しておく。
図17は、本実施の形態に適用できるGUIプログラムの構造を概念的に示している。
一般的に、GUIプログラムは、周知のように、コンパイラーとリンカにより予め実行可能なオブジェクトランゲージに変換されて、記憶媒体に格納されている。例えばコンピュータ装置であれば、ハードディスクなどをはじめとする記憶媒体に格納される。なお、以降の説明において、単に「プログラム」と記す場合は実行形式のプログラムをいうものとする。
そして、GUIプログラムの実行時には、そのデータを記憶媒体から読み出し、RAMなどの高速処理可能なメモリに書き込んで格納し、CPU(Central Processing Unit)がこれを参照して情報処理、各種制御等を実行することで、表示装置にいわゆるGUI画像を表示する。
この図に示すようにして、GUIプログラム400は、機能的には、アプリケーション401,表示演算ブロック402,対話マネージャ403,デバイスハンドラ404,及びグラフィックデバイスインターフェイス(GDI)405の各機能ブロックにより構成されるものと見ることができる。
また、物理デバイス406は、例えば実際にはメモリとされ、表示装置に表示すべきアプリケーションに従った画像(アプリケーション画像)としての画像データを生成するための作業領域とされる。
ここで、論理デバイスは、上記したアプリケーション画像を生成するに必要な、例えば、ボタン画像、スクロールバー、窓枠、及びビデオカメラ等から入力された画像などのいわゆる画像コンポーネントを表示装置上で生成して表示するのに必要なプログラムである。
また、上記論理デバイスは、メモリ領域との対応付けとして、例えばマウス等をはじめとするコンピュータ装置を構成する実際のデバイスと対応つけられることもあるが、例えばボタン画像が画面上に表示されているだけで、実際のボタンは存在しないという場合もある。このような場合の論理デバイスは仮想デバイスと呼ばれる。
例えばボタンなどの表示装置に表示されている論理デバイスの画像をマウスでクリックすることなどを行えば、イベントが発生することになる。ここで、ビデオメモリ上のアドレスと、表示装置の画面上の座標位置とは対応付けられていることから、どのようなボタンがクリックされたのかがGDI405を介して検知することができる。
このような検知はデバイスハンドラ404が実行する、つまり、デバイスハンドラ404は、外部操作子407によって如何なる論理デバイスが指定されたかを検知し、該当する論理デバイスを獲得するものである。デバイスハンドラ404は論理デバイスを獲得すると、対話マネージャ404と通信を開始する。
ここで、アプリケーション401は、当該GUIプログラムの使用目的に従って作成されたものであり、表示装置に表示されるアプリケーション画像と、外部操作子407からの入力イベントとに対して実行すべき手順が詳細に決められているものである。
アプリケーション401と対話マネージャ403により、入力イベントに対する応答アプリケーション画像の構成が決定されると、アプリケーション401は表示演算プログラム402にその結果を伝える。
以上GUIプログラムについて概略説明したが、上述したGUIプログラムを構成する要素は一括してオブジェクトといわれ、それぞれの識別子を所有している。ソフトウェア記述言語で書かれたクラスに相当するものがこのオブジェクト(インスタンスともいう)に対応している。
CPU38aは、ROM38bに格納されている各種のプログラムに基づいて、適宜所要の制御処理を実行する。ROM38bは、例えばフラッシュメモリ等をはじめとする不揮発性のメモリ素子などによるものとされ、上記CPU38aが実行すべき各種プログラムを格納している。なお、そのプログラム内容については以降において順次必要に応じて述べていく。ワークRAM38cは、CPU38aの作業領域として利用され、適宜所要のデータが保持される。
さらに、本実施の形態のビデオカメラにおけるGUIの基本的機能を達成するためのGUIプログラム503が格納されている。
そしてCPU38aは、ページ画像生成タスク511を参照することで、例えば、上記のようにしてディスクに記録されているファイルの元画像データから一定間隔ごとにフレーム画像を抜き出すようにして、これらのフレーム画像を纏めて1ファイル分のページ画像データを生成する。そして、このようにして生成された、例えば複数のページ画像データを、ページ画像データベースとしてバッファメモリ32における空きの記憶領域に格納する。
また、CPU38aは、アフレコ編集時において、ページ画像選択/マーカ表示タスク513を参照することで、図14(b)(c)に示されるような、選択表示枠701及び起点マーク702、終点マーク703を表示させる。
この場合において、アフレコ用のオーディオデータをバッファメモリ32に取り込んでアフレコ音声データベースを形成しておいてもよい。これと同時に、CPU38aはアフレコ録音の進度を示すために、アフレコ用オーディオデータについての読み出し量の進度が、進度バー608(図13参照)として表示されるための制御も実行する。
なお、画像表示のためには、例えばバッファメモリ32の所定領域をビデオメモリとして利用して、このビデオメモリとしての領域に対して表示パネル67に表示すべき画像のビットマップデータを形成する。
つまり、アフレコ範囲として指定された画像データに対応するページ画像を、バッファメモリ32から読み出し、これが、原画像データの再現速度と等しい速度となるようにして、画像表示エリア605としての表示が行われるようにする。
すなわち、操作段階標識の点燈、中止、次へ、戻るなどのボタンがクリックされたときの表示画面及び処理動作モードの切り換えを実行する。特に、例えばアフレコがOKである場合に、図16(a)に示す実行ボタンBT6に対するクリック操作が行われた場合には、アフレコトラックを新規に作成するための処理を実行する。
9−3.処理動作
続いて、これまでの説明を前提として、本実施の形態のアフレコ編集処理を含む編集操作に応じての処理動作について、図19〜図22を参照して説明する。なお、これらの図に示す処理は、例えばビデオコントローラ38がマスターコントローラとして機能したうえで、必要に応じて、データ処理/システムコントロール回路31等が制御処理を実行することにより実現される。また、以降説明する処理の流れにあっては、必要に応じて、図18に示したROM38bに格納される所要のプログラムが適宜参照されることになる。
ステップS102では、指定の編集項目に応じてのGUI画面の表示が表示パネル67にて行われるように表示制御を実行する。ここで、例えば図13にて説明したようにして編集項目としてアフレコ編集を指定した操作が行われたとされる場合には、図14(a)若しくは図14(b)に示すアフレコ範囲設定画面が表示される。
先にも述べたように、本実施の形態では、先に編集項目の指定操作を行わせ、この後に編集対象の指定を行う手順としていることで、編集項目指定後のGUI画面としては、その指定された編集項目に応じての編集対象の選択が適切に行われるようにされたものが表示される。上記ステップS101→S102の処理は、このための制御処理となる。
そして、ステップS103では、上記のような編集対象の指定操作が行われるのを待機し、このような操作が行われたのであればステップS104に進むようにされる。
例えば編集項目によっては、その編集対象の指定は編集項目には適していなかったり、また、意味のないものであったりすることが生じ得る場合がある。例えば、アフレコ編集であれば、終点ファイルとして、先に指定した起点ファイルよりも前のファイルを選択したような場合である。
このような操作が行われた場合には、ステップS105に進んで、その操作は無効であり、例えばやり直しを促すような警告表示を実行する。そして、再度、ステップS103の処理に戻るようにする。これによって、ユーザは編集対象の指定操作をやり直すことが可能となる。
これに対して、ユーザが行った編集対象が適切であるのならば、ステップS106に進む。
ここでは、先ずステップS201において、GUI画面として、図15に示した録音画面の表示を実行する。このときには、画像表示エリア605におけるアフレコ範囲として指定されたファイルの再生表示が行われる。
この際、前述もしたようにして、画像表示エリア605内で再生出力すべき画像データとして、図18に示したページ画像生成タスク511により作成されたページ画像を利用する場合には、アフレコ範囲として指定された画像データについて作成したページ画像をバッファメモリ32に保持しておき、このバッファメモリ32から読み出したページ画像が、画像表示エリア605にて元画像データと同じ再生時間軸に従って再生されるように表示画像データを生成することになる。
また、進度表示エリア607における進度バー608についても、アフレコ音声であるオーディオデータの読み込みの進度に応じて変化させるように表示を行うようにされ、更に、時間情報表示エリア606における時間表示も、時間経過に応じて変化させながら表示を行うようにされる。
上記ステップS201→S202の処理は、ステップS203において、録音の完了又は停止となることが判別されるまで継続される。この処理が継続される間においては、例えば時間経過に応じて図15(b)により説明したようにして録音画面の表示が行われることになる。そして、例えば図15(c)に示す表示状態となって録音時間が完了したことが判別される、または、停止ボタンBT4が操作されて停止すべきであることが判別されると、ステップS204に移行する。
そして、このようにして作成したスクリプトを次のステップS205においてはバッファメモリ32に対して書き込んで保持させる。
このようにして、ステップS108の処理として、アフレコ録音に対応する処理が実行された場合、このステップS108の処理の終了時においては、少なくともアフレコ録音の実行に伴って入力されたオーディオデータと、上記のようにして作成されたスクリプトがバッファメモリ32に保持されていることになる。 また、画像表示エリア605内の画像データ再生に、前述のページ画像を利用している場合には、このページ画像もバッファメモリ32に保持しておくようにされる。
本実施の形態では、アフレコ編集のプレビューにあたっては、上記のようにしてバッファメモリ32に一時的に保持したデータを読み出して再生出力するようにしている。例えばバッファメモリ32に対するデータの読み出しは、ディスクに対して読み出しを行う場合よりも高速であることから、処理負担等をより軽いものとすることができる。
そして、この編集確定処理の例として、本実施の形態のアフレコ編集に対応する処理は、図22に示すものとなる。
図22においては、例えば先ず、ステップS301において、今回のアフレコ編集結果に対応して作成されたスクリプトをバッファメモリ32から読み出し、これを、ディスクの補助データトラック(Auxiliary Data Track:図9及び図10参照)に記録する。そして、続くステップS302において、同じくバッファメモリ32に保持させていたアフレコ音声としてのオーディオデータの読出を行い、これを例えば、1つのファイルとして記録する。つまり、ここでは、編集確定処理として、バッファメモリ32に保持されていた、アフレコ編集のための素材となるデータ(スクリプト、オーディオデータ)をディスクに記録して保存させるための処理となるものである。
ステップS116においては、例えば上記ステップS114による編集確定処理によってディスクに記録されたデータが、ディスク上で適正に管理されるように、ディスクに記録される管理情報(RTOC及びVIT(Volume Index Track))についての更新を行う。
例えばアフレコ編集の場合であれば、編集確定処理の結果、ディスクには、スクリプトが記録され、また、録音時においてオーディオデータを入力していた場合にはこのオーディオデータも新規に記録されることになる。そこで、これらのスクリプトとオーディオデータと、既に記録されていた編集対象としての録画ファイルとを対応づけることで、新規なアフレコファイルが形成されるものであるとして管理されるように、管理情報を更新するようにされる。この際には、今回新規に記録されたスクリプト等のディスク上の記録位置などの情報も管理情報に書き込むようにされる。
例えば、アフレコ編集の場合であれば、今回のアフレコ編集によって作成したとされる新規のアフレコトラックに対応するサムネイル画像SNを生成して、先に図16(b)に示したインデックス画面のようにして表示させるものである。
このような場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にインストールされる。
プログラムは、コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスク705やROM703に予め記録しておくことができる。
そしてCPU702は、その処理結果を、必要に応じて、例えば入出力インタフェース710を介して、LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成される出力部706から出力、あるいは通信部708から送信、さらにはハードディスク705に記録等させる。
例えば本発明は、実施の形態として示したビデオカメラ装置以外にも適用が可能である。また、画像音声が記録再生される記録媒体としてもディスクには限定されず、例えばフラッシュメモリなどのメモリ素子による記録媒体等、特にランダムアクセスが可能とされる記録媒体であれば良いものとされる。
Claims (5)
- 記憶媒体に記憶されるデータに基づいて得られる小画面を表示部に表示出力可能とされると共に、上記記憶媒体に記憶されるデータについての複数のデータに対する編集項目を表示出力させることのできる表示出力手段と、
表示出力された上記小画面に対して行われた指示を検出する第1の検出手段と、
表示出力された上記編集項目に対して行われた指示を検出する第2の検出手段と、
上記第1の検出手段により小画面に対する指示が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第2の検出手段による上記新たに表示された編集項目に対する指示に応じて、上記第1の検出手段により検出された上記小画面に対応する上記記憶媒体に記憶されるデータについて所要の編集処理を実行可能にするとともに、上記第2の検出手段による編集項目に対する指示が複数のデータに対する編集項目であった場合に、上記選択されたデータを上記編集対象となるデータ範囲の起点とする編集制御手段と、
を備え、
上記表示部には、タッチ操作手段が設けられ、上記第1の検出手段により上記表示部上での小画面に対する所定のタッチ操作が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、
上記第1の検出手段は、上記所定のタッチ操作が、ポインティング操作である場合は、該当する小画面が選択され、長押し操作である場合は、複数のデータに対する編集項目を表示し、
上記編集制御手段は、上記第2の検出手段により検出された編集項目に対する指示に応じて実行すべき編集処理に含まれるとされる、処理手順の段階数を所定の表示態様により示す段階数画像を表示出力させるための上記表示出力手段に対する制御を実行し、上記段階数画像を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能なように上記表示出力手段に対する制御を実行し、
上記表示出力手段は、上記第2の検出手段が検出すべき編集項目の指示のための操作が行われる際において、必要とされる複数の編集項目を表示出力可能とされると共に、指示された編集項目ごとの頻度に応じて、上記複数の編集項目についての優先順位を変更して表示出力するとともに、複数の上記小画面を表示出力させる際に、これら小画面に対応するデータの時系列的な順序を示し得る標識を表示し、
記編集制御手段は、上記編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を行うものである場合に、上記データの入力時において、上記時間幅における時間経過が視覚的に認識可能とするための時間進行表示が行われるように、上記表示出力手段を制御可能とされている
編集装置。 - 上記第1の検出手段及び上記第2の検出手段のうち少なくとも1つは、回動操作が可能な回動操作子に対する操作に応じた検出が可能とされている請求項1に記載の編集装置。
- 撮像画像又は収音音声をデータに変換する変換手段と、
上記変換手段により変換されたデータを記憶媒体に対して記憶可能な記憶制御手段と、
上記記憶媒体に記憶されるデータに基づいて得られる小画面を表示部に表示出力可能とされると共に、上記記憶媒体に記憶されるデータについての複数のデータに対する編集項目を表示出力させることのできる表示出力手段と、
表示出力された上記小画面に対して行われた指示を検出する第1の検出手段と、
表示出力された上記編集項目に対して行われた指示を検出する第2の検出手段と、
上記第1の検出手段により小画面に対する指示が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第2の検出手段による上記新たに表示された編集項目に対する指示に応じて、上記第1の検出手段により検出された上記小画面に対応する上記記憶媒体に記憶されるデータについて所要の編集処理を実行可能にするとともに、上記第2の検出手段による編集項目に対する指示が複数のデータに対する編集項目であった場合に、上記選択されたデータを上記編集対象となるデータ範囲の起点とする編集制御手段と、
を備え、
上記表示部には、タッチ操作手段が設けられ、上記第1の検出手段により上記表示部上での小画面に対する所定のタッチ操作が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、
上記第1の検出手段は、上記所定のタッチ操作が、ポインティング操作である場合は、該当する小画面が選択され、長押し操作である場合は、複数のデータに対する編集項目を表示し、
上記編集制御手段は、上記第2の検出手段により検出された編集項目に対する指示に応じて実行すべき編集処理に含まれるとされる、処理手順の段階数を所定の表示態様により示す段階数画像を表示出力させるための上記表示出力手段に対する制御を実行し、上記段階数画像を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能なように上記表示出力手段に対する制御を実行し、
上記表示出力手段は、上記第2の検出手段が検出すべき編集項目の指示のための操作が行われる際において、必要とされる複数の編集項目を表示出力可能とされると共に、指示された編集項目ごとの頻度に応じて、上記複数の編集項目についての優先順位を変更して表示出力するとともに、複数の上記小画面を表示出力させる際に、これら小画面に対応するデータの時系列的な順序を示し得る標識を表示し、
記編集制御手段は、上記編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を行うものである場合に、上記データの入力時において、上記時間幅における時間経過が視覚的に認識可能とするための時間進行表示が行われるように、上記表示出力手段を制御可能とされている
記録再生装置。 - 記憶媒体に記憶されるデータに基づいて得られる小画面を表示部に表示出力可能とされると共に、上記記憶媒体に記憶されるデータについての複数のデータに対する編集項目を表示出力させる表示出力処理と、
表示出力された上記小画面に対して行われた指示を検出する第1の検出処理と、
表示出力された上記編集項目に対して行われた指示を検出する第2の検出処理と、
上記第1の検出処理により小画面に対する指示が検出されると、上記表示出力処理により小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第2の検出処理による上記新たに表示された編集項目に対する指示に応じて、上記第1の検出処理により検出された上記小画面に対応する上記記憶媒体に記憶されるデータについて所要の編集処理を実行可能にするとともに、上記第2の検出処理による編集項目に対する指示が複数のデータに対する編集項目であった場合に、上記選択されたデータを上記編集対象となるデータ範囲の起点とする編集制御処理と、
を実行可能とされ、
上記表示出力処理においては、上記表示部には、タッチ操作手段が設けられ、上記第1の検出手段により上記表示部上での小画面に対する所定のタッチ操作が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示させ、
上記第1の検出処理においては、上記所定のタッチ操作が、ポインティング操作である場合は、該当する小画面が選択され、長押し操作である場合は、複数のデータに対する編集項目を表示させ、
上記編集制御処理においては、上記第2の検出処理において検出された編集項目に対する指示に応じて実行すべき編集処理に含まれるとされる、処理手順の段階数を所定の表示態様により示す段階数画像を表示出力させるための上記表示出力処理における制御を実行し、上記段階数画像を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能なように上記表示出力手段に対する制御を実行し、
上記表示出力処理においては、上記第2の検出手段が検出すべき編集項目の指示のための操作が行われる際において、必要とされる複数の編集項目を表示出力可能とされると共に、指示された編集項目ごとの頻度に応じて、上記複数の編集項目についての優先順位を変更して表示出力するとともに、複数の上記小画面を表示出力させる際に、これら小画面に対応するデータの時系列的な順序を示し得る標識を表示させ、
記編集制御処理においては、上記編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を行うものである場合に、上記データの入力時において、上記時間幅における時間経過が視覚的に認識可能とするための時間進行表示が行われるように、上記表示出力処理を制御する
ことを実行可能とされている編集方法。 - 記憶媒体に記憶されるデータに基づいて得られる小画面を表示部に表示出力可能とされると共に、上記記憶媒体に記憶されるデータについての複数のデータに対する編集項目を表示出力させる表示出力処理と、
表示出力された上記小画面に対して行われた指示を検出する第1の検出処理と、
表示出力された上記編集項目に対して行われた指示を検出する第2の検出処理と、
上記第1の検出処理により小画面に対する指示が検出されると、上記表示出力処理により小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示し、上記第2の検出処理による上記新たに表示された編集項目に対する指示に応じて、上記第1の検出処理により検出された上記小画面に対応する上記記憶媒体に記憶されるデータについて所要の編集処理を実行可能にするとともに、上記第2の検出処理による編集項目に対する指示が複数のデータに対する編集項目であった場合に、上記選択されたデータを上記編集対象となるデータ範囲の起点とする編集制御処理と、
を実行可能とし、
上記表示出力処理においては、上記表示部には、タッチ操作手段が設けられ、上記第1の検出手段により上記表示部上での小画面に対する所定のタッチ操作が検出されると、上記表示出力手段は小画面に対する複数のデータに対する編集項目を表示させ、
上記第1の検出処理においては、上記所定のタッチ操作が、ポインティング操作である場合は、該当する小画面が選択され、長押し操作である場合は、複数のデータに対する編集項目を表示させ、
上記編集制御処理においては、上記第2の検出処理において検出された編集項目に対する指示に応じて実行すべき編集処理に含まれるとされる、処理手順の段階数を所定の表示態様により示す段階数画像を表示出力させるための上記表示出力処理における制御を実行し、上記段階数画像を表示出力させるのに際して、手順の段階の進行状況が視覚的に認識可能なように上記表示出力手段に対する制御を実行し、
上記表示出力処理においては、上記第2の検出手段が検出すべき編集項目の指示のための操作が行われる際において、必要とされる複数の編集項目を表示出力可能とされると共に、指示された編集項目ごとの頻度に応じて、上記複数の編集項目についての優先順位を変更して表示出力するとともに、複数の上記小画面を表示出力させる際に、これら小画面に対応するデータの時系列的な順序を示し得る標識を表示させ、
記編集制御処理においては、上記編集処理が、或る制限された時間内においてデータの入力を行うものである場合に、上記データの入力時において、上記時間幅における時間経過が視覚的に認識可能とするための時間進行表示が行われるように、上記表示出力処理を制御する
ことを実行可能とするためのプログラムが記憶されている記憶媒体。
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