JP4221540B2 - レーザ加工方法およびその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレーザ加工方法およびその装置に関し、より詳しくは、表面を保護シートで覆った被加工物に対するレーザ加工方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、表面に保護シートを貼付した被加工物にレーザ光線を照射して、所要の形状に切断加工する方法は知られている。このような従来のレーザ加工方法においては、切断加工位置にアシストガスを噴射しながらレーザ光線を照射して被加工物を所要の形状に切断するようにしている。そのため、従来のレーザ加工方法において、保護シートが上面となるように被加工物を支持して切断加工を行うと、切断加工中に切断加工位置に吹き付けられるアシストガスによって、既に切断された位置の保護シートがはがれてめくれ上がり、それがタッチセンサに接触して切断不良が生じるという欠点が指摘されていた。
そこで、さらにこのような欠点を解消する様にしたレーザ加工方法が提案されている(例えば、特開平2−295688号公報、特開平7−241688号公報)。
すなわち、上記特開平2−295688号公報の加工方法においては、平坦面と凸面とを有する特殊な集光レンズを介してレーザ光線を被加工物に照射するようにしている。これにより、上記集光レンズの平坦面によって集光されたレーザ光線によって保護シートが溶融して蒸発し、それと同時に集光レンズの凸面によって集光されたレーザ光線によって保護シートが覆っている内方側の母材を切断加工するようにしている。
他方、特開平7−241688号公報の加工方法においては、被加工物にレーザ光線を照射して先ず保護シートを母材の表面に焼き付けて、その後の切断加工時に保護シートが剥離しないようにする。このようにして保護シートを母材の表面に焼き付けてから母材に対して出力の高いレーザ光線を照射して必要な切断加工を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した前者の加工方法(特開平2−295688号公報)においては、特殊な集光レンズを備えた加工ヘッドが必要になるために、レーザ加工に要するコストが高くなるという欠点があった。
他方、上述した後者の加工方法(特開平7−241688号公報)においては、切断加工が終了した後に、当初に母材の表面に焼き付けた保護シートを引き剥す際に保護シートがはがれにくいという欠点があった。
本発明は上述した事情に鑑み、保護シートがめくれ上がることを防止しながらレーザ加工を行なうことができるレーザ加工方法およびその装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1に記載された発明のレーザ加工方法は、内方側に配置されてレーザ光線が通過する内側ノズルと、この内側ノズルを囲繞して設けた外側ノズルと、内側ノズルの内部空間によって形成した第1ガス通路と、内側ノズルの外周部と外側ノズルの内周部との間となる空間部に形成した第2ガス通路と、第1ガス通路および第2ガス通路にガスを供給するガス供給源とを備え、
表面に保護シートを貼付した被加工物を上記保護シートが上面となるように支持して、上記第1ガス通路および第2ガス通路を介して被加工物にガスを噴射しながら被加工物にレーザ光線を照射して、該被加工物を所要の形状に切断加工するようにしたレーザ加工方法であって、
上記第2ガス通路に供給するガスの圧力を、上記第1ガス通路に供給するガスの圧力よりも高圧として、第2ガス通路から噴射されたガスの一部が被加工物の切断溝を介して該被加工物の下方側に抜けるように、上記両ガス通路に供給するガスの圧力を調整し、
さらに上記第2ガス通路に供給したガスが第1ガス通路に逆流するような異常を検出したら、該第2ガス通路へのガスの供給を停止させることを特徴とするものである。
【0005】
また請求項3の発明のレーザ加工装置は、内方側に配置されてレーザ光線が通過する内側ノズルと、この内側ノズルを囲繞して設けた外側ノズルと、内側ノズルの内部空間によって形成した第1ガス通路と、内側ノズルの外周部と外側ノズルの内周部との間となる空間部に形成した第2ガス通路と、この第2ガス通路に供給するガスの圧力を、上記第1ガス通路に供給するガスの圧力よりも高圧として第1ガス通路と第2ガス通路とにガスを供給することが可能なガス供給源と、さらに上記第2ガス通路に供給したガスが第1ガス通路に逆流するような異常を検出したら第2ガス通路へのガスの供給を停止させる異常検出手段とを備えることを特徴とするものである。
【0006】
上述した本発明方法および本発明装置によれば、切断加工中において、第2ガス通路のガスの圧力は、それよりも内方側となる第1ガス通路のガスの圧力よりも高圧となる。そのため、第1ガス通路から噴射されるガスは、レーザ光線によって切断された被加工物の切断溝を通って下方に流れる。他方、第2ガス通路から噴射されるガスは、一部が内方側に流れて上記切断溝を通って下方に流れ、そのほかは外方側にむけて拡散するように流れることになる。そのため、保護シートにおける切断溝の隣接位置となる縁部が第2ガス通路から噴射されるガスによって被加工物の母材の表面に押し付けられることになる。したがって、切断加工時に切断した保護シートの縁部がめくれ上がることを防止することができる。
このように、切断が良好なときはノズルから噴射されるガスは切断溝より被加工物下部へ通過するが、放電不良やプログラムの設定ミスなどによって切断不良が発生した場合には、切断溝が成形されないことがある。この場合には、高圧に設定された第2通路からのガスが被加工物に反射されて低圧に設定された第1通路内に、すなわち内側ノズル内に侵入するようになり、その際、切断部分に発生したスパッタも上記のガスとともに内側ノズル内に侵入してしまうので、該スパッタがレーザ加工装置内の集光レンズに付着し、集光レンズを汚すという問題点が生じる。
しかるに、本発明方法においては、上記第2ガス通路に供給したガスが第1ガス通路に逆流するような異常を検出したら、該第2ガス通路へのガスの供給を停止させるので、スパッタが内側ノズル内に侵入して集光レンズに付着するのを防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1において、レーザ加工装置の加工ヘッド1は図示しない可動フレームに取り付けられており、この加工ヘッド1の内部の上方側にレーザ光線Lを集光する集光レンズFLを設けている。加工ヘッド1は、鉛直下方に向けて支持されるとともに、この加工ヘッド1における下端部にノズル2を取り付けている。
上記加工ヘッド1の下方側に図示しない加工テーブルを設けてあり、この加工テーブル上に板状の被加工物3を水平に載置している。
本実施例の被加工物3は、板状をしたステンレス製の母材4と、この母材4の表面(上面)の全域に貼付したビニール製の保護シート5とから構成している。本実施例では、保護シート5が上方側となるように被加工物3を加工テーブル上に支持して、被加工物3に切断加工を施すようにしている。
レーザ加工装置は図示しないレーザ発振器を備えており、このレーザ発振器から発振されたレーザ光線Lは、図示しない複数の反射鏡によって加工ヘッド1に導かれた後、集光レンズFLによって集光されてからノズル2の下端開口を介して被加工物3に照射されるようになっている。
【0008】
加工ヘッド1を取り付けた図示しない可動フレームは、図示しない昇降機構によって昇降可能となっており、また、この可動フレームと加工テーブルとは水平面において相対移動できるようになっている。
本実施例のノズル2は、内方側に位置する円筒状の内側ノズル2Aと、この内側ノズル2Aを囲繞して設けた円筒状の外側ノズル2Bとから構成している。
上記内側ノズル2Aおよび外側ノズル2Bの下方部分は、下端側が縮径されたテーパ状に形成している。特に、外側ノズル2Bは内方の加工位置近傍を指向するように設置するのがよい。
内側ノズル2Aの内部空間を第1ガス通路6としてあり、この内側ノズル2Aと外側ノズル2Bとの間の環状の空間を第2ガス通路7としている。
また、レーザ加工装置は、アシストガス(窒素)のガス供給源11を備えており、このガス供給源11は第1導管12を介して上記加工ヘッド1の第1ガス通路6に接続している。この第1導管12に第1レギュレータ13Aと第1電磁開閉弁13Bを設けてあり、この第1電磁開閉弁13Bの作動は図示しない制御装置によって制御されるようになっている。
【0009】
また、アシストガスのガス供給源11は、第2導管14を介して上記第2ガス通路7にも接続している。第2導管14に第2レギュレータ15Aと第2電磁開閉弁15Bを設けてあり、この第2電磁開閉弁15Bの作動も図示しない制御装置によって制御されるようになっている。
なお、第1ガス通路6に供給するガスのガス供給源11と第2ガス通路7に供給するガスのガス供給源11とを別々に設けても良く、この場合、両ガス通路6、7に供給するガスの種類を異ならせても良い。
加工ヘッド1から被加工物3にレーザ光線Lを照射して切断加工を行う時には、制御装置が第1電磁開閉弁13Bおよび第2電磁開閉弁15Bを開放させるので、第1導管12および第1ガス通路6を介して内側ノズル2Aの下端開口から被加工物3の切断加工箇所3Aにアシストガスが噴射される。また、これと同時に、第2導管14および第2ガス通路7とその下端開口を介して、被加工物3における加工箇所3Aの隣接位置にアシストガスが供給されるようになっている。なお、第1ガス通路6および第2ガス通路7に供給されるアシストガスの圧力は、上記第1レギュレータ13Aおよび第2レギュレータ15Aによりそれぞれ適宜調整することができる。
【0010】
次に、上記第1レギュレータ13Aの上流側には、上記第2ガス通路7に供給したガスが第1ガス通路6に逆流するような異常な状態が生じたときにそれを検出する異常検出手段16を設けている。本実施例における異常検出手段16として流量計17を用いており、該流量計17は、第1導管12から分岐させた分岐管12’に取り付けてある。この流量計17を取り付けた分岐管12’は、また第1導管12へと合流するようになっている。
なお、上記流量計17からの信号は、上述した図示しない制御装置に入力されるようになっている。また流量計17を設置する場所は、ガス供給源11と内側ノズル2Aの先端との間で流量を測ることができる任意の位置でよく、さらに流量計17の種類によっては流量計17を第1導管12からの分岐管12’ではなく、第1導管12に直接設けてもよい。
【0011】
以上の構成において、上記制御装置は切断加工を行うに際して、第2ガス通路7に供給するアシストガスの圧力を、第1ガス通路6に供給するアシストガスの圧力よりも高圧となるように、両電磁開閉弁13B、15Bを制御する。
既に上述したように、本実施例においては、保護シート5が上方となるように被加工物3を加工テーブル上に支持して所要の形状に切断加工を行うようにしている。
したがって、切断加工中においては、第1ガス通路6から噴射されるアシストガスの圧力よりも第2ガス通路7から噴射されるアシストガスのほうが高圧となっており、レーザ光線Lによる加工箇所(切断溝)3Aの隣接位置となる保護シート5の縁部5A、5Aの近傍に向けて上方側から第2ガス通路7内のアシストガスが噴射されることになる。
ここで、両ガス通路6、7から加工箇所(切断溝)3Aに噴射されるガスの流れを拡大して示したものが図2である。この図2に示すように、内側ノズル2Aから噴射されるガスG1は、レーザ光線Lによって切断された被加工物3の加工箇所3Aを通って下方に流れていく。他方、外側ノズル2Bから噴射されたガスG2は、内側ノズル2Aから噴射されるガスG1よりも高圧なので、その一部が内方側に流れて上記加工箇所3Aを通って下方に流れていき、そのほかは外方側にむけて拡散するように流れていく。
これにより、保護シート5の縁部5A、5Aが母材4にむけて強く押し付けられるので、縁部5A,5Aがめくれ上がることを良好に防止することができる。
【0012】
次に図3に示すように、上述した正常なレーザ加工中に、何らかの原因で加工箇所3Aが完全に成形されない切断不良部3A’が発生した場合には、内側ノズル2Aより噴射されたガスG1および外側ノズル2Bから噴射されたガスG2の一部が上記切断不良部3A’によって反射されるようになる。
このとき、外側ノズル2Bより噴射されるガスG2の圧力のほうが内側ノズル2Aより噴射されるガスG1の圧力に比べて高いので、外側ノズル2BからのガスG2は、ガスG1を押し戻して第1ガス通路6内へと侵入するようになる。
すると、ガスG2が第1ガス通路6内に侵入することにより、第1ガス通路6内および第1導管12内のガスの流量は切断が良好に行われていたときに比べて減少するようになる。図示しない制御装置は、流量計17によって第1導管12内における流量が所定値よりも低下したことを検出したら、第1電磁開閉弁13Bを閉鎖させて第2ガス通路7へのガスの供給を停止させるとともに、レーザ光線Lの照射を停止させる。
次に、所定の時間例えば1秒が経過したら、引き続き第2電磁開閉弁15Bを閉鎖させて第1ガス通路6へのガスの供給を停止させる。このように、第1電磁開閉弁13Bを閉鎖させてから第2電磁開閉弁15Bを閉鎖させるのは、仮に第1電磁開閉弁13Bと第2電磁開閉弁15Bとを同時に閉鎖した場合には、閉鎖後の第2ガス通路7内に残存するガス圧によって、外側ノズル2Bから噴射されるガスが第1ガス通路6内に逆流する虞があるためである。
このように、異常検出手段16は、切断不良部3A’が発生した場合等のように第2ガス通路7に供給したガスが第1ガス通路6に逆流するような異常を検出したら、該第2ガス通路へのガスの供給を停止させるので、その逆流により切断部分に発生したスパッタが逆流するガスとともに内側ノズル2A内に侵入して集光レンズFLを汚してしまうことを防止することができる。
【0013】
なお、上記実施例では、内側ノズル2Aと外側ノズル2Bとの間の空間の全域を第2ガス通路7としていたが、次のような構成であってもよい。つまり、図4に水平断面図で示すように、ノズル2内の下方側の位置に内側ノズル2Aと外側ノズル2Bの間の空間を閉鎖するように板状部材21を設ける。そして、この板状部材21に、内側ノズル2Aを囲繞して複数の貫通孔21aを穿設しても良い。このような実施例においても、第1ガス通路6から噴射されるアシストガスを囲繞して、被加工物3にむけて第2ガス通路7の下端部からアシストガスを噴射することができる。
また、上記実施例では、被加工物3の母材4として板状のステンレスを用いたが、母材4の表面に保護シート5を貼付した被加工物3であれば、本発明を適用して切断加工することができる。そのうえ、被加工物3に保護シート5を用いていない場合は本実施例のような設定をする必要がなく、第2ガス通路7へのガスの供給を停止するか、もしくは第2ガス通路7内のガスの圧力を第1ガス通路6のガスの圧力と同じに設定すればよい。
さらに、上述した実施例は、タッチセンサを備えていないレーザ加工装置によって本発明を実施した場合を説明したが、被加工物3の表面に接触するタッチセンサを備えたレーザ加工装置を用いても良い。
また、上記実施例においては、同一のガス供給源11から両ガス通路6、7内に窒素を供給するようにしていたが、被加工物3の材質に応じて両ガス通路6、7内に供給するガスの種類を異ならせても良い。
【0014】
さらに、異常検出手段16としては流量計17に限定されるものではなく、図1の想像線で示すように、内側ノズル2A内に圧力計18を設けてもよい。この場合には、圧力計18は内側ノズル2Aの先端に近接した位置に設けることが望ましい。
そして圧力計18を用いた異常検出手段16においては、該異常検出手段16は第1ガス通路6内のガス圧力を検出するようになり、そのガス圧力が所定値を越えたら、第2ガス通路6へのガスの供給を停止させるようになる。
【0015】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、切断加工時に切断した保護シートの縁部がめくれ上がることを防止できるとともに、切断不良等の原因で第2ガス通路に供給したガスが第1ガス通路に逆流するような異常な状態が生じたら、異常検出手段によって第2ガス通路へのガスの供給を停止させることができるので、その逆流による集光レンズの汚染を防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分断面正面図。
【図2】上記図1の要部におけるガスの流れを示す拡大断面図。
【図3】切断不良の状態を示す部分断面正面図。
【図4】本発明の他の実施例を示すノズルの水平断面図。
【符号の説明】
1 加工ヘッド 2 ノズル
2A 内側ノズル 2B 外側ノズル
3 被加工物 4 母材
5 保護シート 6 第1ガス通路
7 第2ガス通路 11 ガス供給源
12 第1導管 13B 第1電磁開閉弁
14 第2導管 15B 第2電磁開閉弁
16 異常検出手段 17 流量計
18 圧力計

Claims (6)

  1. 内方側に配置されてレーザ光線が通過する内側ノズルと、この内側ノズルを囲繞して設けた外側ノズルと、内側ノズルの内部空間によって形成した第1ガス通路と、内側ノズルの外周部と外側ノズルの内周部との間となる空間部に形成した第2ガス通路と、第1ガス通路および第2ガス通路にガスを供給するガス供給源とを備え、
    表面に保護シートを貼付した被加工物を上記保護シートが上面となるように支持して、上記第1ガス通路および第2ガス通路を介して被加工物にガスを噴射しながら被加工物にレーザ光線を照射して、該被加工物を所要の形状に切断加工するようにしたレーザ加工方法であって、
    上記第2ガス通路に供給するガスの圧力を、上記第1ガス通路に供給するガスの圧力よりも高圧として、第2ガス通路から噴射されたガスの一部が被加工物の切断溝を介して該被加工物の下方側に抜けるように、上記両ガス通路に供給するガスの圧力を調整し、
    さらに上記第2ガス通路に供給したガスが第1ガス通路に逆流するような異常を検出したら、該第2ガス通路へのガスの供給を停止させることを特徴とするレーザ加工方法。
  2. 上記第2ガス通路へのガスの供給を停止させるのと同時にレーザ光線の照射を停止させ、さらに一定時間経過後に第1ガス通路へのガスの供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工方法。
  3. 内方側に配置されてレーザ光線が通過する内側ノズルと、この内側ノズルを囲繞して設けた外側ノズルと、内側ノズルの内部空間によって形成した第1ガス通路と、内側ノズルの外周部と外側ノズルの内周部との間となる空間部に形成した第2ガス通路と、この第2ガス通路に供給するガスの圧力を、上記第1ガス通路に供給するガスの圧力よりも高圧として第1ガス通路と第2ガス通路とにガスを供給することが可能なガス供給源と、さらに上記第2ガス通路に供給したガスが第1ガス通路に逆流するような異常を検出したら第2ガス通路へのガスの供給を停止させる異常検出手段とを備えることを特徴とするレーザ加工装置。
  4. 上記異常検出手段は上記第1ガス通路内へのガス供給量を検出し、そのガス供給量が所定値よりも低下したら、第2ガス通路へのガスの供給を停止させることを特徴とする請求項3に記載のレーザ加工装置。
  5. 上記異常検出手段は上記第1ガス通路内のガス圧力を検出し、そのガス圧力が所定値を越えたら、第2ガス通路へのガスの供給を停止させることを特徴とする請求項3に記載のレーザ加工装置。
  6. 上記異常検出手段は、上記第2ガス通路へのガスの供給を停止させるのと同時にレーザ光線の照射を停止させ、さらに一定時間経過後に第1ガス通路へのガスの供給を停止させることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のレーザ加工装置。
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