JP4220069B2 - マガジン挿入口開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDチェンジャ等のマガジン式のチェンジャ装置に設けられたマガジン挿入口を開閉するためのマガジン挿入口開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディスクを内蔵するマガジン式のオートチェンジャ装置においては、マガジンを挿入・排出させるためのマガジン挿入口が設けられており、このマガジン挿入口を覆うように扉が設けられている。この場合、車載用の装置等においては、扉の動作スペースが限られることなどから、スライドドアが採用されることが多い。このようなスライドドアの開閉は、従来、スライドドアの表面に設けられたツマミなどを利用して手動でなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにマガジン挿入口に手動式のスライドドアを設けた場合には、マガジンの挿入・排出時に開放されたスライドドアがそのまま開放状態で放置される可能性がある。このようにスライドドアを開放状態で放置した場合には、開放されたマガジン挿入口から、塵埃などの微小なものから紙片やコインなどの比較的大型のものまで、各種の異物がチェンジャ装置内部に入り込み、装置の動作に支障を及ぼす可能性がある。また、スライドドアを閉塞方向にスライドさせたとしても、完全な閉塞位置までスライドさせない場合には、マガジン挿入口の一部が開放されてしまい、結果的に異物が侵入する可能性がある。
【0004】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、開放したスライドドアを自動的に閉塞することが可能なマガジン挿入口開閉装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、マガジン式のチェンジャ装置に設けられたマガジン挿入口を開閉するためのマガジン挿入口開閉装置において、付勢手段によってスライドドアを自動的に閉塞できるようにしたものである。
【0006】
請求項1の発明は、マガジン式のチェンジャ装置に設けられたマガジン挿入口を開閉するためのマガジン挿入口開閉装置であって、前記チェンジャ装置本体に摺動自在に支持されて前記マガジン挿入口を開閉するスライドドアと、前記スライドドアを閉塞方向に付勢するドア用付勢手段と、前記スライドドアを開放状態にロックするロック機構と、前記ロック機構のロックを解除するロック解除機構と、前記ロック機構のロックを前記ロック解除機構とは別に手動で解除可能とするための手動ロック解除手段と、を備えたことを特徴とするマガジン挿入口開閉装置において、前記ロック機構は、前記スライドドアをロックするロック部材とこのロック部材をロック方向に付勢するロック用付勢手段を含み、前記ロック部材は、スライドドアの開放方向への移動に伴い一旦解除方向に押し戻された後、スライドドアのさらなる移動によって再びロック方向に移動してスライドドアをロックするように構成され、前記ロック解除機構は、前記ロック部材を解除方向に駆動する解除部材とこの解除部材に駆動力を与える駆動力供給手段を含み、この駆動力供給手段は、前記チェンジャ装置本体の内部にマガジンが挿入されて所定の収納位置でロックされた場合に、電気的な制御に基づいて解除部材に駆動力を与えることによりこの解除部材によって前記ロック機構のロックを解除させるように構成され、前記手動ロック解除手段は、一定以上の外力が加わった場合に、前記ロック部材を解除方向に押し戻す力を生じるように構成されたことを特徴とする。
【0007】
この構成により、マガジンの挿入・排出を行う場合には、スライドドアを開放した後、ロック機構によってスライドドアを開放状態にロックすることができる。そして、マガジンの挿入・排出を終了あるいは中止した時点でロック解除機構を起動するかまたは手動により、ロック機構のロックを確実に解除することができる。さらに、ロック解除後は、ドア用付勢手段の付勢力によってスライドドアを自動的に確実に閉塞することができる。
【0009】
また、スライドドアの開放動作時には、スライドドアの開放方向への移動を機械的に利用して、スライドドアを所定の開放位置に確実にロックすることができる。そして、所定の解放位置にロックされた状態にあるスライドドアを閉塞させる際には、各種の検出信号を利用する等、電気的な制御に基づいてロック解除機構を起動させることにより、あるいは、手動で手動ロック解除手段を動作させることにより、ロック機構のロックを確実に解除することができる。この場合、ロック解除されたスライドドアは、ドア用付勢手段によって自動的に確実に閉塞することができる。
【0017】
さらに、マガジンの挿入完了時にスライドドアを自動的に閉塞することができる。このような動作は、一般的には、マガジンが所定の収納位置でロックされたことを検出するマガジンロック検出スイッチ等を利用してロック解除機構を起動することにより、容易に実現することができる。
【0018】
請求項2の発明は、マガジン式のチェンジャ装置に設けられたマガジン挿入口を開閉するためのマガジン挿入口開閉装置であって、前記チェンジャ装置本体に摺動自在に支持されて前記マガジン挿入口を開閉するスライドドアと、前記スライドドアを閉塞方向に付勢するドア用付勢手段と、前記スライドドアを開放状態にロックするロック機構と、前記ロック機構のロックを解除するロック解除機構と、前記ロック機構のロックを前記ロック解除機構とは別に手動で解除可能とするための手動ロック解除手段と、を備えたことを特徴とするマガジン挿入口開閉装置において、前記ロック機構は、前記スライドドアをロックするロック部材とこのロック部材をロック方向に付勢するロック用付勢手段を含み、前記ロック部材は、スライドドアの開放方向への移動に伴い一旦解除方向に押し戻された後、スライドドアのさらなる移動によって再びロック方向に移動してスライドドアをロックするように構成され、前記ロック解除機構は、前記ロック部材を解除方向に駆動する解除部材とこの解除部材に駆動力を与える駆動力供給手段を含み、この駆動力供給手段は、前記スライドドアが開放された後、前記チェンジャ装置本体の内部にマガジンが挿入されない状態で予め設定された一定時間が経過した場合に、電気的な制御に基づいて解除部材に駆動力を与えることによりこの解除部材によって前記ロック機構のロックを解除させるように構成され、前記手動ロック解除手段は、一定以上の外力が加わった場合に、前記ロック部材を解除方向に押し戻す力を生じるように構成されたことを特徴とする。
【0019】
この構成によれば、マガジンの挿入のためにスライドドアを開放した状態でユーザが操作を中止する等の理由によって、スライドドアが不用意に開放状態で放置されたような場合に、このような開放状態のまま長時間経過する前にスライドドアを自動的に閉塞することができる。このような動作は、一般的には、前述したマガジンロック検出スイッチやスライドドアの開放を検出する開放検出スイッチ等をタイマと共に利用してロック解除機構を起動することにより、容易に実現することができる。
【0020】
請求項3の発明は、マガジン式のチェンジャ装置に設けられたマガジン挿入口を開閉するためのマガジン挿入口開閉装置であって、前記チェンジャ装置本体に摺動自在に支持されて前記マガジン挿入口を開閉するスライドドアと、前記スライドドアを閉塞方向に付勢するドア用付勢手段と、前記スライドドアを開放状態にロックするロック機構と、前記ロック機構のロックを解除するロック解除機構と、前記ロック機構のロックを前記ロック解除機構とは別に手動で解除可能とするための手動ロック解除手段と、を備えたことを特徴とするマガジン挿入口開閉装置において、前記ロック機構は、前記スライドドアをロックするロック部材とこのロック部材をロック方向に付勢するロック用付勢手段を含み、前記ロック部材は、スライドドアの開放方向への移動に伴い一旦解除方向に押し戻された後、スライドドアのさらなる移動によって再びロック方向に移動してスライドドアをロックするように構成され、前記ロック解除機構は、前記ロック部材を解除方向に駆動する解除部材とこの解除部材に駆動力を与える駆動力供給手段を含み、この駆動力供給手段は、前記チェンジャ装置本体の内部からマガジンが排出され、このマガジンが前記マガジン挿入口から外部に抜き取られた場合に、電気的な制御に基づいて解除部材に駆動力を与えることによりこの解除部材によって前記ロック機構のロックを解除させるように構成され、前記手動ロック解除手段は、一定以上の外力が加わった場合に、前記ロック部材を解除方向に押し戻す力を生じるように構成されたことを特徴とする。
【0021】
この構成によれば、マガジンの排出時にマガジンが完全に外部に取り出された場合に、スライドドアを自動的に閉塞することができる。このような動作は、一般的には、マガジンがマガジン挿入口内部に挿入されたか否かを検出するマガジンIN/OUT検出スイッチ等を利用してロック解除機構を起動することにより、容易に実現することができる。
【0022】
請求項9に記載のマガジン挿入口開閉装置は、請求項1〜8のいずれか1項に記載のマガジン挿入口開閉装置において、スライドドアが、スライド方向に分割されて内外の経路を個々にスライドするように構成された複数のスライドドアであり、隣接するスライドドアの間には、一方の動作により予め設定された比率で他方を連動させる連動手段が設けられたことを特徴としている。
【0023】
この構成によれば、個々のスライドドアの寸法を小さくできると共に、スライドドア間の移動ストロークの比率を適切に設定することにより、開放時には、スライドドアを重ねるように構成することができる。したがって、スライドドア全体の動作スペースをできる限り縮小でき、開放したスライドドアが不都合に突出することがない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下には、本発明を適用したマガジン挿入口開閉装置の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0025】
(A)第1の実施の形態
[1.構成]
図1は、第1の実施の形態に係るマガジン挿入口開閉装置を含むオートチェンジャ装置の全体を示す分解斜視図である。この図1に示すように、オートチェンジャ機構部Aは、アッパーケース1、ロワーケース2、および正面の化粧板3で覆われている。化粧板3には、マガジンの挿入・排出用のマガジン挿入口3aが設けられており、このマガジン挿入口3aの開口面は、外部ドア4および内部ドア5によって覆われている。外部ドア4の表面には、円弧状に突出するツマミ4aが設けられている。
【0026】
なお、図中P11〜P14は、オートチェンジャ機構部Aのアッパーケース取り付け部を示しており、P21〜P24は、オートチェンジャ機構部Aのロワーケース取り付け部を示している。
【0027】
図2は、第1の実施の形態に係るマガジン挿入口開閉装置における化粧板3と外部ドア4および内部ドア5を示す縦断面図であり、図3は、ドア4,5の閉塞状態と開放状態を示す正面図である。このうち、図2に示すように、外部ドア4は、化粧板3の上下に設けられたレール溝3bに摺動自在に取り付けられており、内部ドア5は、化粧板3の上下におけるレール溝3bの外側に設けられた別のレール溝3cに摺動自在に取り付けられている。そして、これらのドア4,5は、図3の(a)(b)に示すように、左右に並んで化粧板3のマガジン挿入口3aを閉塞する位置(a)と、内外に重なってマガジン挿入口3aを開放する位置(b)との間で動作可能になっている。
【0028】
図4は、第1の実施の形態に係るマガジン挿入口開閉装置を背面側から見た分解斜視図である。外部ドア4には水平方向に伸びる第1ドアプレート6が取り付けられ、内部ドア5には第1ドアプレート6よりも小型の垂直方向に伸びる第2ドアプレート7が取り付けられている。なお、図中P31,P32は、内部ドア5のドアプレート取り付け部を示している。また、第2ドアプレート7における第1ドアプレート6の下方には、ギアダンパ8が取り付けられており、化粧板3におけるギアダンパ8の下方には、水平方向に伸びるラックプレート9が取り付けられている。
【0029】
ここで、ラックプレート9にはその上面にラック部9aが設けられており、第1ドアプレート6の下面には、ラックプレート9のラック部9aと対向するラック部6aが設けられている。そして、これらのラック部6a,9aが、ギアダンパ8の上下にそれぞれ噛み合っている。また、第1ドアプレート6の上部には、水平方向に伸びる長孔6bが設けられ、ここに、第2ドアプレート7上に取り付けられたピン10が挿入されるようになっている。さらに、第1ドアプレート6の上面には、被ロック用の突部(係合部)6cが設けられている。
【0030】
図5は、これらのドア4,5、ドアプレート6,7、ギアダンパ8、およびラックプレート9の関係を示す側面図である。この図5に示すように、第2ドアプレート7のピン10の先端には、溝部10aが設けられており、ピン10は、この溝部10aにおいて第1ドアプレート6の長孔6bに嵌合し、長孔6bに対して摺動可能になっている。図4および図5に示すような、第1、第2のドアプレート6,7、ギアダンパ8、およびラックプレート9を用いたドア4,5間の連結構造により、外部ドア4と内部ドア5の一方を移動させた場合には、他方が連動して同じ方向に移動するようになっている。この場合、図3の(b)に示すように、内部ドア5の移動ストロークL2 が、外部ドア4の移動ストロークL1 の1/2となるように設定されている。
【0031】
図6〜図8は、第1の実施の形態に係るマガジン挿入口開閉装置を示す背面図であり、図6は閉塞状態、図7は開放動作途中状態、図8は開放状態を示している。この図6〜図8に示すように、第2ドアプレート7は、ドアスプリング(ドア用付勢手段)11により図中X2 方向に付勢されている。その結果、第2ドアプレート7に取り付けられた内部ドア5がX2 方向に付勢されると共に、第2ドアプレート7とギアダンパ8を介して連結された第1ドアプレート6、およびこの第1ドアプレート6に取り付けられた外部ドア4も同様にX2 方向に付勢されている。すなわち、ドア4,5は、ドアスプリング11により化粧板3のマガジン挿入口3aを閉塞する方向に付勢されている。
【0032】
また、ドア4,5を開放状態にロックするためのロック機構は、図4および図6に示すように、ロックリンク(ロック部材)12、ロックスプリング(ロック用付勢手段)13、およびストッパ14等から構成されている。すなわち、化粧板3には第1ドアプレート6をロックするロックリンク12が回動自在に取り付けられており、このロックリンク12は、ロックスプリング13によりロック方向である図中時計回りの方向に付勢され、ストッパ14により位置規制されている。ここで、ロックリンク12には、被押圧部12aと、第1ドアプレート6の突部6cに係合する曲げ部12bが設けられている。なお、図4中のP41は、ストッパ14のロックスプリング取り付け部を示している。
【0033】
そして、ロック機構のロックリンク12と第1ドアプレート6の突部6cとの配置関係の詳細は、次の通りである。すなわち、第1ドアプレート6の突部6cは、図6に示すように、その両側に傾斜部を有している。この形状により、閉塞位置にある第1ドアプレート6が開放方向である図中左側に移動する際には、突部6cは、図中左側のガイド側傾斜部6dによってロックリンク12を解除方向である図中反時計回りの方向に押し戻すようになっている。また、開放位置にある第1ドアプレート6に閉塞方向である図中右側への外力が加わった際には、突部6cは、図中右側のロック側傾斜部6eによってロックリンク12を同様に解除方向である図中反時計回りの方向に押し戻すようになっている。この場合、突部6cの図中右側のロック側傾斜部6eがロックリンク12と係合した際には、ドアスプリング11の付勢力によりロックリンク12を解除方向に押し戻す力が生じるが、ロックスプリング13の付勢力は、そのようなロックリンク12を押し戻す力よりも十分に大きくなるように設定されている。
【0034】
一方、このようなロック機構を解除するためのロック解除機構は、図4および図6に示すように、モータ(駆動力供給手段)15とそのウォームギア16、ギア17,18、カムギア(解除部材)19等から構成されている。すなわち、モータ15のウォームギア16には、ギア17,18、およびカムギア19が順次連結されており、モータ15は、カムギア19が図中時計回りの方向に回転する方向にのみ回転するようになっている。カムギア19は、ロックリンク12の前面に配置されている。このカムギア19の背面には、突起19aが形成されており、カムギア19の回転時には、この突起19aによって、ロックリンク12の被押圧部12aを押圧し、ロックを解除するようになっている。また、カムギア19の前面には回転検出スイッチ20が配置されており、カムギア19の前面に形成されたカム19bの動作によりカムギア19の回転を検出するようになっている。
【0035】
さらに、図4および図6に示すように、化粧板3におけるロック機構やロック解除機構の下方には、ドア4,5の開放を検出する開放検出スイッチ21が設けられている。なお、図4中のP51,P52は、開放検出スイッチ基板取り付け部を示している。この開放検出スイッチ21は、ドア4,5の開放時には、図7および図8に示すように、第2ドアプレート7の曲げ部7aによって押圧され、ドア4,5が開放されたことを検出するようになっている。
【0036】
[2.作用]
以上のような構成を有する本実施の形態のマガジン挿入口開閉装置の作用は次の通りである。
【0037】
[2−1.開放動作]
まず、マガジンの挿入・排出に先立って化粧板3のマガジン挿入口3aを開放する際には、図6に示すような閉塞状態から外部ドア4をX1 方向に移動させる。これに伴い、第1ドアプレート6もX1 方向に移動し、ラック部6aを介してギアダンパ8が図中反時計回りの方向に回転する。ギアダンパ8は、ラックプレート9にも噛み合っているため、このギアダンパ8が図中反時計回りの方向に回転することにより、第2ドアプレート7を介して内部ドア5もX1 方向に移動し、マガジン挿入口3aが開放される。
【0038】
そして、このような外部ドア4のX1 方向への移動により、図7に示すように、第1ドアプレート6が、X1 方向の移動限界近傍まで達すると、第1ドアプレート6の突部6cのガイド側傾斜部6dがロックリンク12の曲げ部12bに係合してこれを上方に押し上げ、ロックリンク12が図中反時計回りの方向に回転する。この状態から外部ドア4をさらにX1 方向に移動させると、ロックリンク12の曲げ部12bは、突部6cを乗り越えて再び下降可能となり、ロックスプリング13とストッパ14の作用により、元の位置に戻される(図8)。
【0039】
この状態では、第1ドアプレート6の突部6cのロック側傾斜部6eがロックリンク12の曲げ部12bに係合している。そのため、外部ドア4をX1 方向に移動させる力を解除した際に、第1ドアプレート6の突部6cのロック側傾斜部6eには、ドアスプリング11の付勢力により、ロックリンク12を上方に押し上げようとするロックリンク押し上げ力(ロックリンク12を解除方向に押し戻す力)が生じる。しかしながら、ロックスプリング13の付勢力は、この付勢力によってロックリンク12を所定のロック位置に保持するロックリンク保持力が、ドアスプリング11の付勢力によるロックリンク押し上げ力よりも十分に大きくなるように設定されているため、図8に示すような状態で、荷重のバランスを保つことができ、安定したロック状態を確保できる。
【0040】
すなわち、図8に示すように、ドアスプリング11の付勢力に逆らって、第1ドアプレート6がロックリンク12によって保持されるため、外部ドア4と内部ドア5は、マガジン挿入口3aを開放する所定の開放位置にロックされることになる。
【0041】
また、図8に示すように、このようなロック状態においては、化粧板3に設けられた開放検出スイッチ21が第2ドアプレート7の曲げ部7aに押圧されており、ドア4,5が所定の開放位置に達したことを検出する。オートチェンジャ装置内にマガジンが挿入されている場合には、この開放検出信号は、マガジンの排出開始に利用することができる。
【0042】
なお、前述したように、内部ドア5の移動ストロークは、外部ドア4の移動ストロークの1/2となっているため、図3の(b)に示すように、外部ドア4を所定の開放位置まで移動させた場合には、内部ドア5は外部ドア4の内側に完全に重なった状態となる。
【0043】
[2−2.手動ロック解除による閉塞動作]
上記のような開放動作によって化粧板3のマガジン挿入口3aを開放した後、化粧板3のマガジン挿入口3aを閉塞する際には、手動で外部ドア4をX2 方向に若干移動させるだけで、容易にドア4,5のロックを解除することができる。
【0044】
すなわち、ドア4,5を所定の開放位置にロックした状態においては、前述したように、第1ドアプレート6の突部6cのロック側傾斜部6eには、ドアスプリング11の付勢力によるロックリンク押し上げ力が加わっているが、このロックリンク押し上げ力よりもロックスプリング13の付勢力によるロックリンク保持力が十分に大きいため、荷重のバランスが保たれている。この状態で、外部ドア4に、X2 方向への移動力を与えることにより、この移動力によってもロックリンク押し上げ力が生じるため、ドアスプリング11の付勢力とX2 方向への移動力の両方によるロックリンク押し上げ力が、ロックスプリング13の付勢力によるロックリンク保持力を越えた時点で、ロックリンク12は、図8中、反時計回りの方向に回動して、第1ドアプレート6のロックが解除される。
【0045】
このような手動ロック解除の結果、ロックリンク12から解放された外部ドア4と内部ドア5は、ドアスプリング11の付勢力により、X2 方向に移動して、マガジン挿入口3aを閉塞する。すなわち、図3の(a)に示すように、外部ドア4と内部ドア5がスライド方向に広がってマガジン挿入口3aを完全に覆う状態となる。
【0046】
[2−3.マガジン挿入時における自動ロック解除による閉塞動作]
また、上記のような開放動作によって化粧板3のマガジン挿入口3aを開放した後、マガジンをオートチェンジャ装置内に挿入すると、マガジンが所定の収納位置でロックされ、オートチェンジャ装置内に通常設けられているマガジンロック検出スイッチ(図示せず)がマガジンロックを検出する。この検出信号を利用して、図8の状態からモータ15を回転させることにより、カムギア19が図中時計回り方向に回転する。そして、このカムギア19の突起19aがロックリンク12の被押圧部12aを押圧することにより、ロックリンク12が図中反時計回り方向に回動して、第1ドアプレート6のロックを解除する。
【0047】
このような自動ロック解除の結果、ロックリンク12から解放された外部ドア4と内部ドア5は、ドアスプリング11の付勢力により、X2 方向に移動して、マガジン挿入口3aを閉塞する。すなわち、図3の(a)に示すように、外部ドア4と内部ドア5がスライド方向に広がってマガジン挿入口3aを完全に覆う状態となる。
【0048】
[2−4.マガジン非挿入時における自動ロック解除による閉塞動作]
一方、化粧板3のマガジン挿入口3aを開放した後、オートチェンジャ装置内にマガジンが挿入されない場合や手動ロック解除による閉塞動作が行われない場合には、開放検出スイッチ21がドアの開放を検出する一方で、オートチェンジャ装置内の前述したマガジンロック検出スイッチ(図示せず)がマガジンロックを検出しない状態となる。この場合には、これらのスイッチとタイマを組み合わせて、一定の時間が経過した時点でモータ15を回転させるように制御することにより、マガジン挿入時の閉塞動作と同様に、ドア4,5を自動的に閉塞することができる。
【0049】
[2−5.マガジン排出時における自動ロック解除による閉塞動作]
オートチェンジャ装置内にマガジンが収納された状態で外部ドア4を開放し、図3の(b)および図8に示すような所定の開放位置まで移動させると、開放検出スイッチ21がドアの開放を検出し、マガジンが排出され、マガジン挿入口3aから突出する取り出し位置まで達する。この状態から図9に示すように、マガジンMを外部に抜き取ると、オートチェンジャ装置内に通常設けられているマガジンIN/OUT検出スイッチ22がマガジンIN(a)からマガジンOUT(b)に切り替わる。この検出信号を利用して、図8の状態からモータ15を回転させることにより、マガジン挿入時の閉塞動作と同様に、ドア4,5を自動的に閉塞することができる。
【0050】
[3.効果]
以上のように、本実施の形態によれば、マガジンの挿入・排出を行う場合には、ドア4,5を開放した後、ロックリンク12等からなるロック機構によってドア4,5を所定の開放位置にロックすることができるため、マガジンの挿入・排出動作を良好に行うことができる。そして、マガジンの挿入・排出を終了した時点、およびドア開放後にマガジンが挿入されない場合等には、各種の検出スイッチの検出信号を利用してモータ15を回転させることにより、ドア4,5のロックを解除し、ドアスプリング11の付勢力によってドア4,5を自動的に確実に閉塞することができる。また、ドア4,5を開放した後に、外部ドア4を若干移動させるという極めて単純な操作だけで、ドア4,5のロックを手動でも容易に解除することができ、この場合にも、ドアスプリング11の付勢力によってドア4,5を自動的に確実に閉塞することができる。
【0051】
すなわち、ドアスプリング11による付勢方向により、ドア4,5の標準状態が閉塞状態となっているため、たとえロック機構が故障した場合でも、ドアスプリング11の付勢力によってドア4,5を自動的に確実に閉塞することができる。したがって、ドア4,5が開放状態で不都合に放置されることを確実に防止できるため、装置内への不都合な異物の混入を有効に防止できる。特に、本実施の形態においては、ドア4,5の手動ロック解除による閉塞動作も可能であるため、ドア4,5を開放した後、直ちに閉塞する等の、柔軟な操作が可能である。例えば、ドア4,5を開放した後、マガジンの挿入・排出を中止する場合等には、手動ロック解除によって直ちにドア4,5を閉塞することにより、ドア4,5が開放状態で放置される時間をできる限り短縮することができる。一方、閉塞状態において、何らかの衝撃が加わった場合でも、ドアスプリング11の付勢力によってドア4,5を所定の閉塞位置に保持することができるため、ドア4,5が不都合に開放してしまう恐れはない。
【0052】
また、スライドドアを外部ドア4と内部ドア5から構成しており、これらのドア4,5をギアダンパ8を介して連動させ、内部ドア5の移動ストロークを、外部ドア4の移動ストロークの1/2に設定しているため、閉塞時には、ドア4,5をコンパクトに重ねて収納することができる。したがって、スライドドアを単体で構成した場合に比べて、スライドドア全体の動作スペースをできる限り縮小でき、開放したスライドドアが化粧板3から不都合に突出することがない。このことは、省スペースに有効であるばかりでなく、スライドドアの突出による破損を防止できるという点で、信頼性の向上にも有効である。
【0053】
(B)第2の実施の形態
[1.構成]
図10は、第2の実施の形態に係るマガジン挿入口開閉装置における化粧板3と外部ドア4および内部ドア5を示す正面図であり、図11は、マガジン挿入口開閉装置を背面側から見た分解斜視図である。また、図12〜図14は、マガジン挿入口開閉装置を示す背面図であり、図12は閉塞状態、図13は開放動作途中状態、図14は開放状態を示している。なお、本実施の形態に係る装置の大半部分は、前記第1の実施の形態に係る装置と同様であるため、以下には、主として、第1の実施の形態と異なる本実施の形態の特徴について説明し、第1の実施の形態と同一部分についての説明は省略する。
【0054】
まず、図10に示すように、本実施の形態において、化粧板3´の一端には、ドア4,5が内外に重なってマガジン挿入口3´aを開放した場合に、これらのドア4,5に覆われずに露出する位置に、孔3´dが設けられている。
【0055】
次に、図12〜図14に示すように、本実施の形態において、化粧板3´に回動自在に取り付けられたロックリンク12´は、前記第1の実施の形態におけるロックリンク12の一端を延設した大型の部材となっており、その延設端には、解除用のピン23が設けられている。このロックリンク12の延設端と重なるようにして、リリースリンク(手動解除部材)24が配置され、化粧板3´に回動自在に取り付けられており、このリリースリンク24の一端(係合端)に設けられた長孔24aに、ロックリンク12´上のピン23が嵌め込まれている。ここで、ロックリンク12´は、ロックスプリング13´によりロック方向である図中時計回りの方向に付勢され、ストッパ14により位置規制されているので、ロックリンク12´上のピン23を介してリリースリンク24も、図8に示す状態で位置規制されている。なお、図11中のP61は、化粧板3´のリリースリンク取り付け部を示しており、P71は、ロックリンク12´のリリースリンク取り付け部(ピン23)を示している。
【0056】
また、リリースリンク24の他端(操作端)には、外部操作用のリリースブロック25が取り付けられている。このリリースブロック25の先端25aは、図10に示すように、化粧板3´の孔3´dを通して化粧板3´の表面から突出しており、図中上方である矢印方向に移動可能となっている。
【0057】
一方、本実施の形態において、第1ドアプレート6´の突部6´cは、図12に示すように、その片側にのみ傾斜部を有している。すなわち、閉塞位置にある第1ドアプレート6´が開放方向である図中左側に移動する際には、突部6´cは、前記第1の実施の形態と同様に、図中左側のガイド側傾斜部6´dによってロックリンク12´を解除方向である図中反時計回りの方向に押し戻すようになっている。これに対して、第1ドアプレート6が開放位置に達した状態では、突部6´cは、図中右側のロック側端面6´fによってロックリンク12´の曲げ部12´bの端面12´cと係合するため、ドアスプリング11の付勢力は、ロックリンク12´を解除方向に押し戻す力ではなく、端面6´f,12´c間を突き合わせてロック状態を保持する力を生じるようになっている。したがって、本実施の形態のロックスプリング13´の付勢力は、第1の実施の形態のロックスプリング13よりも小さく設定されている。
【0058】
[2.作用]
以上のような構成を有する本実施の形態のマガジン挿入口開閉装置の作用のうち、マガジン挿入時や非挿入時、排出時における自動ロック解除による閉塞動作については、前記第1の実施の形態と全く同様であるため、説明を省略し、以下には、開放動作と手動ロック解除による閉塞動作についてのみ説明する。
【0059】
[2−1.開放動作]
まず、化粧板3´のマガジン挿入口3´aを開放する際には、図12に示すような閉塞状態から外部ドア4をX1 方向に移動させる。このような外部ドア4のX1 方向への移動により、図13に示すように、第1ドアプレート6´が、X1 方向の移動限界近傍まで達すると、第1ドアプレート6´の突部6´cのガイド側傾斜部6´dがロックリンク12´の曲げ部12´bに係合してこれを上方に押し上げ、ロックリンク12´が図中反時計回りの方向に回転する。この状態から外部ドア4をさらにX1 方向に移動させると、ロックリンク12´の曲げ部12´bは、突部6´cを乗り越えて再び下降可能となり、ロックスプリング13とストッパ14の作用により、元の位置に戻される(図14)。
【0060】
この状態では、外部ドア4をX1 方向に移動させる力を解除しても、外部ドア4と内部ドア5は、ロックリンク12´によってロックされるため、ドアスプリング11の付勢力に逆らってマガジン挿入口3´aを開放する所定の開放位置に保持されることになる。すなわち、図14に示すように、第1ドアプレート6´の突部6´cのロック側端面6´fが、ロックリンク12´の曲げ部12´bの端面12´cと係合しており、ドアスプリング11の付勢力は、これらの端面6´f,12´c間を突き合わせるように作用する。
【0061】
[2−2.手動ロック解除による閉塞動作]
上記のような開放動作によって化粧板3´のマガジン挿入口3´aを開放した後、化粧板3´のマガジン挿入口3´aを閉塞する際には、図10の(b)に示すように、手動でリリースブロック25の先端25aを矢印方向に若干移動させるだけで、容易にドア4,5のロックを解除することができる。
【0062】
すなわち、リリースブロック25の先端25aを矢印方向(図10)に若干移動させると、図13に示すように、リリースリンク24は図中時計回りの方向に回動する。この回動により、リリースリンク24の長孔24aの端面がロックリンク12´上のピン23を押圧するので、ロックリンク12´は、図中反時計回りの方向に回動して、第1ドアプレート6´のロックが解除される。
【0063】
このような手動ロック解除の結果、ロックリンク12から解放された外部ドア4と内部ドア5は、ドアスプリング11の付勢力により、X2 方向に移動して、マガジン挿入口3aを閉塞する。すなわち、図10の(a)に示すように、外部ドア4と内部ドア5がスライド方向に広がってマガジン挿入口3aを完全に覆う状態となる。
【0064】
[3.効果]
以上のように、本実施の形態によれば、マガジンの挿入・排出を行う場合には、前記第1の実施の形態と同様に、ドア4,5を開放した後、ロックリンク12等からなるロック機構によってドア4,5を所定の開放位置にロックすることができるため、マガジンの挿入・排出動作を良好に行うことができる。そして、マガジンの挿入・排出を終了した時点、およびドア開放後にマガジンが挿入されない場合等にも、前記第1の実施の形態と同様に、各種の検出スイッチの検出信号を利用してモータ15を回転させることにより、ドア4,5のロックを解除し、ドアスプリング11の付勢力によってドア4,5を自動的に確実に閉塞することができる。また、ドア4,5を開放した後に、リリースリンク24を若干移動させるという極めて単純な操作だけで、ドア4,5のロックを手動でも容易に解除することができ、この場合にも、ドアスプリング11の付勢力によってドア4,5を自動的に確実に閉塞することができる。
したがって、本実施の形態においても、前記第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0065】
(C)他の実施の形態
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、他の多種多様な実施の形態を包含するものであり、スライドドア、付勢手段、ロック機構、ロック解除機構、手動ロック解除手段等の各部の具体的な構成は適宜変更可能である。例えば、スライドドアとロック部材との間に設ける係合部として、前記第1の実施の形態では、スライドドア側にガイド側傾斜部とロック側傾斜部を含む突部を設け、この突部にロック部材側に設けた曲げ部を係合させたが、逆に、ロック部材側にガイド側傾斜部とロック側傾斜部を含む突部や凹部を設ける構成も可能である。また、手動解除部材の具体的な構成や配置等も適宜選択可能である。
【0066】
一方、スライドドアを、スライド方向に3分割以上に分割する構成も可能であり、逆に、分割しない単体のスライドドアを使用する構成も可能である。また、開放検出スイッチ等の各種の検出手段の具体的な構成やそれを含む制御回路の具体的な構成等も適宜選択可能である。
【0067】
さらに、本発明は、マガジン挿入口を開閉するための装置構成に関するものであるため、対象となるオートチェンジャの具体的な方式や構成は何等限定されない。すなわち、本発明は、マガジンの挿入・排出を行うためのマガジン挿入口を有するマガジン式のオートチェンジャである限り、各種のオートチェンジャに適用可能であり、いずれの場合にも、前述したような優れた効果が得られるものである。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のマガジン挿入口開閉装置によれば、スライドドアを閉塞方向に付勢するドア用付勢手段と、スライドドアを開放状態にロックするロック機構と、このロック機構のロックを解除するためのロック解除機構および手動ロック解除手段を設けることにより、マガジンの挿入・排出時には、スライドドアを開放状態にロックして良好にマガジンの挿入・排出を行うことができ、マガジンの挿入・排出を終了した時点でスライドドアを自動的に確実に閉塞することができる。
【0069】
すなわち、必要な場合にスライドドアを開放状態にロックできる一方で、開放したスライドドアの閉塞動作の信頼性が高く、閉塞状態の安定性にも優れている。したがって、スライドドアが開放状態で放置されることがなく、オートチェンジャ装置内に異物が混入する可能性を極めて低くすることができる。特に、本発明では、スライドドアの手動ロック解除による閉塞動作も可能であるため、ドアの開閉操作をより柔軟に行うことができると共に、ドアが開放状態で放置される時間をさらに短縮可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態に係るマガジン挿入口開閉装置を含むオートチェンジャ装置の全体を示す分解斜視図である。
【図2】図1のマガジン挿入口開閉装置における化粧板3と外部ドア4および内部ドア5を示す縦断面図である。
【図3】図1のマガジン挿入口開閉装置における化粧板3と外部ドア4および内部ドア5を示す正面図であり、(a)は閉塞状態、(b)は開放状態である。
【図4】図1のマガジン挿入口開閉装置を背面側から見た分解斜視図である。
【図5】図4のドア4,5、ドアプレート6,7、ギアダンパ8、およびラックプレート9の関係を示す側面図である。
【図6】図1のマガジン挿入口開閉装置の閉塞状態を示す背面図である。
【図7】図1のマガジン挿入口開閉装置の開放動作途中状態を示す背面図である。
【図8】図1のマガジン挿入口開閉装置の開放状態を示す背面図である。
【図9】図1のマガジン挿入口開閉装置に利用するマガジンIN/OUT検出スイッチ22の動作を説明する断面図であり、(a)はマガジンIN状態、(b)はマガジンOUT状態である。
【図10】本発明による第2の実施の形態に係る化粧板3と外部ドア4および内部ドア5を示す正面図であり、(a)は閉塞状態、(b)は開放状態である。
【図11】図10のマガジン挿入口開閉装置を背面側から見た分解斜視図である。
【図12】図10のマガジン挿入口開閉装置の閉塞状態を示す背面図である。
【図13】図10のマガジン挿入口開閉装置の開放動作途中状態を示す背面図である。
【図14】図10のマガジン挿入口開閉装置の開放状態を示す背面図である。
【符号の説明】
A…オートチェンジャ機構部
M…マガジン
1…アッパーケース
2…ロワーケース
3,3´…化粧板、3a,3´a…マガジン挿入口、3b,3c…レール溝、3´d…孔
4…外部ドア、4a…ツマミ
5…内部ドア
6,6´…第1ドアプレート、6a…ラック部、6b…長孔、6c…突部、6d,6´d…ガイド側傾斜部、6e…ロック側傾斜部、6´f…ロック側端面
7…第2ドアプレート、7a…曲げ部
8…ギアダンパ
9…ラックプレート、9a…ラック部
10…ピン、10a…溝部
11…ドアスプリング
12,12´…ロックリンク、12a,12´a…被押圧部、12b,12´b…曲げ部、12c,12´c…端面
13,13´…ロックスプリング
14…ストッパ
15…モータ
16…ウォームギア
17,18…ギア
19…カムギア、19a…突起、19b…カム
20…回転検出スイッチ
21…開放検出スイッチ
22…マガジンIN/OUT検出スイッチ
23…ピン
24…リリースリンク、24a…長孔
25…リリースブロック、25a…先端

Claims (3)

  1. マガジン式のチェンジャ装置に設けられたマガジン挿入口を開閉するためのマガジン挿入口開閉装置であって、前記チェンジャ装置本体に摺動自在に支持されて前記マガジン挿入口を開閉するスライドドアと、前記スライドドアを閉塞方向に付勢するドア用付勢手段と、前記スライドドアを開放状態にロックするロック機構と、前記ロック機構のロックを解除するロック解除機構と、前記ロック機構のロックを前記ロック解除機構とは別に手動で解除可能とするための手動ロック解除手段と、を備えたことを特徴とするマガジン挿入口開閉装置において、
    前記ロック機構は、前記スライドドアをロックするロック部材とこのロック部材をロック方向に付勢するロック用付勢手段を含み、
    前記ロック部材は、スライドドアの開放方向への移動に伴い一旦解除方向に押し戻された後、スライドドアのさらなる移動によって再びロック方向に移動してスライドドアをロックするように構成され、
    前記ロック解除機構は、前記ロック部材を解除方向に駆動する解除部材とこの解除部材に駆動力を与える駆動力供給手段を含み、
    この駆動力供給手段は、前記チェンジャ装置本体の内部にマガジンが挿入されて所定の収納位置でロックされた場合に、電気的な制御に基づいて解除部材に駆動力を与えることによりこの解除部材によって前記ロック機構のロックを解除させるように構成され、
    前記手動ロック解除手段は、一定以上の外力が加わった場合に、前記ロック部材を解除方向に押し戻す力を生じるように構成されたことを特徴とするマガジン挿入口開閉装置。
  2. マガジン式のチェンジャ装置に設けられたマガジン挿入口を開閉するためのマガジン挿入口開閉装置であって、前記チェンジャ装置本体に摺動自在に支持されて前記マガジン挿入口を開閉するスライドドアと、前記スライドドアを閉塞方向に付勢するドア用付勢手段と、前記スライドドアを開放状態にロックするロック機構と、前記ロック機構のロックを解除するロック解除機構と、前記ロック機構のロックを前記ロック解除機構とは別に手動で解除可能とするための手動ロック解除手段と、を備えたことを特徴とするマガジン挿入口開閉装置において、
    前記ロック機構は、前記スライドドアをロックするロック部材とこのロック部材をロック方向に付勢するロック用付勢手段を含み、
    前記ロック部材は、スライドドアの開放方向への移動に伴い一旦解除方向に押し戻された後、スライドドアのさらなる移動によって再びロック方向に移動してスライドドアをロックするように構成され、
    前記ロック解除機構は、前記ロック部材を解除方向に駆動する解除部材とこの解除部材に駆動力を与える駆動力供給手段を含み、
    この駆動力供給手段は、前記スライドドアが開放された後、前記チェンジャ装置本体の内部にマガジンが挿入されない状態で予め設定された一定時間が経過した場合に、電気的な制御に基づいて解除部材に駆動力を与えることによりこの解除部材によって前記ロック機構のロックを解除させるように構成され、
    前記手動ロック解除手段は、一定以上の外力が加わった場合に、前記ロック部材を解除方向に押し戻す力を生じるように構成されたことを特徴とするマガジン挿入口開閉装置。
  3. マガジン式のチェンジャ装置に設けられたマガジン挿入口を開閉するためのマガジン挿入口開閉装置であって、前記チェンジャ装置本体に摺動自在に支持されて前記マガジン挿入口を開閉するスライドドアと、前記スライドドアを閉塞方向に付勢するドア用付勢手段と、前記スライドドアを開放状態にロックするロック機構と、前記ロック機構のロックを解除するロック解除機構と、前記ロック機構のロックを前記ロック解除機構とは別に手動で解除可能とするための手動ロック解除手段と、を備えたことを特徴とするマガジン挿入口開閉装置において、
    前記ロック機構は、前記スライドドアをロックするロック部材とこのロック部材をロック方向に付勢するロック用付勢手段を含み、
    前記ロック部材は、スライドドアの開放方向への移動に伴い一旦解除方向に押し戻され た後、スライドドアのさらなる移動によって再びロック方向に移動してスライドドアをロックするように構成され、
    前記ロック解除機構は、前記ロック部材を解除方向に駆動する解除部材とこの解除部材に駆動力を与える駆動力供給手段を含み、
    この駆動力供給手段は、前記チェンジャ装置本体の内部からマガジンが排出され、このマガジンが前記マガジン挿入口から外部に抜き取られた場合に、電気的な制御に基づいて解除部材に駆動力を与えることによりこの解除部材によって前記ロック機構のロックを解除させるように構成され、
    前記手動ロック解除手段は、一定以上の外力が加わった場合に、前記ロック部材を解除方向に押し戻す力を生じるように構成されたことを特徴とするマガジン挿入口開閉装置。
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