JP4220027B2 - 包装体 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄切りハムなどの内容物を収容する容器本体が剛性のない柔らかい材質からなる、いわゆるソフトブリスターパックと呼ばれる包装体に関し、さらに詳しくは、該包装体に収容された内容物を該包装体から取り出す際に該包装体を開封するきっかけを容易に形成することができる包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、薄切りハムなどの内容物を収容するソフトブリスターパックと呼ばれる包装体においては、該包装体に収納された内容物を取り出し易くするために、包装体とした時に、包装体の角部等に蓋体と容器本体とを熱接着せずに未接着な状態のままにして、前記蓋体と前記容器本体とを容易に手指等で掴むことができるようにした開封開始端となる部分が通常形成されている。
【0003】
しかし、この蓋体と容器本体とを熱接着せずに未接着な状態にして前記蓋体と前記容器本体とを容易に手指等で掴むことができるように構成した開封開始端となる部分は、未接着な状態であるにもかかわらず密着していたり、あるいは、前記蓋体と前記容器本体とに用いられている熱接着材同士の摩擦抵抗が大きいために、本来意図した開封開始端とはならずに、前記蓋体と前記容器本体とを分離するのが結構煩わしいものであった。
【0004】
この一つの理由としては、前記蓋体と前記容器本体とを熱接着するために前記蓋体と前記容器本体とにそれぞれ用いられる熱接着材は、包装体としたときに購買意欲をそそる美しい外観を有するように一般的に低温シール性のものが用いられると共に、ブリスターパックと呼ばれる包装体は、一般に深絞真空包装機といわれる機械で製造され、この機械は、通常多面付けで製造できるように構成され、容器本体の加熱成形、内容物の供給、真空、蓋体と前記容器本体との熱接着、個々の包装体にトリミングするなどの作業が一連の作業として行えるようになっており、この結果、個々の包装体にトリミングした際に前記未接着部において、前記蓋体と前記容器本体との切断面が密着した状態になっているためである。
【0005】
この問題を解決する方法として、前記開封開始端となる部分に、剥離剤を印刷して前記開封開始端となる部分の前記蓋体と前記容器本体とを容易に分離できるようにした包装体が出回っている。また、前記開封開始端となる部分は、包装体のデッドスペースを活用することができると共に、前記蓋体と前記容器本体とを最も手指等で掴み易いということから、包装体のコーナー部に設けられているのが一般的であるが、いずれにしても、包装体はその一つ一つが美麗な絵柄印刷を施したものであり、この美麗な絵柄印刷と前記開封開始端となる部分は、その位置関係が当然のことながら決まる。それ故に、この開封開始端となる部分に設ける剥離剤は、前記蓋体の熱接着材面に設けることになり、絵柄印刷と同時に印刷見当を合わせて熱接着材面に剥離剤を印刷する必要があり、絵柄印刷を施す基材と熱接着材とを事前に貼合した積層体を用いる必要があり、基材のみを用いて絵柄印刷のみをおこなう場合とでは、印刷時の歩留りを考えると、コスト高にならざるを得ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的は、開封開始端となる蓋体と容器本体との未接着部が部分的に密着しないようにすると共に、前記未接着部において密着した前記蓋体と前記容器本体とを手指等で容易に分離することができ、包装体を開封するきっかけを容易に形成することができる包装体を安価に提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の包装体は、蓋体と剛性のない柔らかい材質からなる容器本体とをその周縁部の端部が揃った状態で内容物収納部の外周部を熱接着部で密封したブリスターパックにおいて、該ブリスターパックの周縁部の前記熱接着部に該ブリスターパックの開封開始端となる未接着部が少なくとも1箇所設けられ、該未接着部の前記容器本体に前記内容物収納部の突き出たのと同じ側に突出する凸部を少なくとも一つ形成することにより、前記凸部に対応する前記容器本体の前記蓋体と当接する部分は凹部となり、手指等で擦った際に手指等に容器本体が引っ掛かるように当該凸部は構成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、未接着部の蓋体と容器本体とが少なくとも凸部においては密着することを防止することができると共に、前記未接着部の前記蓋体と前記容器本体とを手指等でずらす操作をしたときに前記凸部が手指等に引っ掛かることにより、前記蓋体と前記容器本体とを容易に分離することができ、包装体を開封するきっかけを容易に形成することができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の包装体において、前記周縁部が略矩形状からなり、前記未接着部が前記周縁部の角部に形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、デッドスペースを活用することができると共に、蓋体と容器本体とを最も手指等で掴みやすくすることができる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2記載の包装体において、前記凸部が線状凸部からなり、前記線状凸部が前記角部を形成する2辺の夾角の略2等分線に対して垂直に形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、手指等の引っ掛かり部分を増大することができると共に、人間工学的に最良な方向の凸部とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について、以下に詳述する。
まず、本発明の包装体に用いる蓋体は、通常、美麗な印刷が施されると共に、深絞真空包装機で使用されることから、機械的強度が強く寸法安定性に優れると共に、物理的、化学的等においても優れた基材と、容器本体と熱接着して密封した包装体とするための熱接着材とを少なくとも備えた構成からなっている。前記基材としては、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、ポリアセタール系等の樹脂をフィルム化したシート、あるいは、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等をフィルム化したシート等を用いることができる。このシートは、未延伸であってもよいが、1軸方向ないし2軸方向に延伸したものが好適である。また、その他の基材としてはセロハン、合成紙等も用いることができる。基材の厚さとしては蓋体の基材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよく、概ね12〜30μm程度が適当であるが、内容物の保護や意匠性等その他の要求品質によっては、前記シートやセロハンにポリ塩化ビニリデン層ないしアルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着層を形成することによりバリアー性を有する構成としても構わないし、また、これらのものを適宜組み合わせて積層したものを基材として用いてもよい。
【0011】
また、前記熱接着材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリイソプレン等のポリオレフィンの1種ないしエチレン、プロピレン、ブテン、ブタジエン、イソプレン等のオレフィンの2種以上からなる共重合体、あるいは、アイオノマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等の1種ないし2種以上の混合物を用いることができるし、また、これらの樹脂をフィルム化したシートを用いることができる。
【0012】
また、本発明においては、前記基材と前記熱接着材の間に必要に応じて中間材を設けてもよく、前記中間材は、通常、前記基材と前記熱接着材だけでは包装体の蓋体としての要求品質を十分に果たすことができない場合等に設けられる。前記要求品質としては、気体遮断性、機械的強靱性、耐屈曲性、耐突刺性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐薬品性など色々あるが、これらの要求品質を中間材を設けることにより達成するものである。この中間材としては、たとえば、アルミニウム、鉄、銅、錫等の金属箔、あるいは、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等のフィルム、あるいは、これらにポリ塩化ビニリデン層ないしアルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着層を設けたもの、あるいは、ポリ塩化ビニリデン等のフィルムを挙げることができる。また、前記中間材の1種ないしそれ以上を組み合わせて用いても構わない。
【0013】
また、本発明の包装体に用いる蓋体は前記基材、前記熱接着材、あるいは、必要に応じて前記中間材を周知のドライラミネーション法、Tダイ押し出し法等を適宜用いて貼り合わせることにより得ることができる。また、前記Tダイ押し出し法を用いる場合にあっては、必要に応じてアンカーコート剤を予め被押し出し側のシート等に塗工して接着性を向上させることもできる。
【0014】
次に、本発明の包装体に用いる容器本体は、通常、深絞真空包装機で加熱成形されるため成形適性が要求され、加熱成形可能なシートが用いられる。このシートとしては、一般的には無延伸なシートが適当である。また、このシートは、蓋体と熱接着して密封した包装体とするための熱接着材を少なくとも備える必要があると共に、内容物を保護するための耐内容物性に代表される各種要求品質、たとえば、気体遮断性、機械的強靱性、耐屈曲性、耐突刺性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐薬品性などを満たす内容物保護材とから、通常構成されている。
【0015】
この容器本体に用いる熱接着材としては、蓋体で説明した熱接着材と同じものを用いることができるので説明は省略するが、本発明の包装体において前記蓋体と前記容器本体との熱接着部を易剥離性を有する構成とするのが最も好ましい。このように構成することにより、開封開始端となる部分の蓋体と容器本体とを容易に手指等で掴むことができると共に、手指等で掴んだ前記蓋体と前記容器本体とを相反する方向に引っ張ることにより、前記蓋体と前記容器本体とを剥離することができ、内容物を取り出すことができる。
【0016】
この易剥離性を有する熱接着部は、前記蓋体に用いる熱接着材と前記容器本体に用いる熱接着材との組み合わせを考慮することにより得ることができ、たとえば、ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体ないしアイオノマー、あるいは、ポリエチレンとエチレン−プロピレン共重合体、あるいは、ポリプロピレンとエチレン−プロピレン共重合体等の組み合わせを挙げることができるし、また、蓋体に用いる熱接着材(または、容器に用いる熱接着材)が他の樹脂と一緒に共押出した共押出品の一つの層である場合には、容器本体(または、蓋体)に用いる熱接着材を前記共押出品の熱接着材と同一のものを用い、前記共押出品の熱接着材層と他の樹脂層との層間で剥離するようにした易剥離性を有する熱接着部であっても構わない。
【0017】
また、前記容器本体に用いる前記内容物保護材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリビニルアルコール、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等のフィルム、あるいは、これらにポリ塩化ビニリデン層ないしアルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着層を設けたもの、あるいは、ポリ塩化ビニリデン等のフィルムを挙げることができる。また、これらの1種ないしそれ以上を組み合わせたものであっても構わない。
【0018】
また、前記容器本体に用いる前記熱接着材、あるいは、前記内容物保護材の厚みは、前記容器本体に求められる要求品質や絞り比等を考慮して適宜決めればよい。また、前記容器本体は前記内容物保護材や前記熱接着材を周知のドライラミネーション法やTダイ押し出し法等を適宜用いて貼り合わせることにより得ることができるし、また、周知の共押出法により得ることもできる。
【0019】
次に、図面に示す実施例を用いてさらに詳しく説明する。
図1は本発明にかかる包装体の第1の実施形態の容器本体側から見た概略斜視図、図2は図1の開封開始端を示す要部拡大斜視図、図3は本発明にかかる包装体の第2の実施形態の開封開始端を示す要部拡大斜視図であり、図中の1,11は包装体、2は蓋体、3は容器本体、4は開封開始端、5は成形部、6は熱接着部、7は切欠、8は円柱状凸部、88は棒状凸部をそれぞれ示す。
【0020】
図1は本発明の包装体の第1の実施形態の容器本体側から見た概略斜視図であって、図1に示すように本発明の包装体1は、蓋体2と容器本体3とからなり、前記容器本体3の略中央部に浅い絞り成形部5が形成され、この成形部5に内容物、たとえば、薄切りハム等が収容され、この成形部5と包装体1の一つの角部に設けられた開封開始端4を除く全部分が蓋体2と熱接着されている(斜線で示す部分6)と共に、展示販売時に吊り下げ可能なように円形状の切欠7が設けられている。
【0021】
図2は図1の開封開始端を示す要部拡大斜視図であって、開封開始端4の容器本体3に成形部5側に突出した円柱状の凸部8が3個形成されている。図2では本発明をより良く理解してもらうために、前記開封開始端4の前記蓋体2と前記容器本体3とを分離させて図示したが、通常は前記開封開始端4の前記蓋体2と前記容器本体3とは密着しており、このように開封開始端4の容器本体3に成形部5側に突出する凸部8を形成することにより、前記開封開始端4に部分的に密着しない部分を設けることができると共に、前記開封開始端4の前記蓋体2と前記容器本体3とを手指で擦ることにより、前記容器本体3に形成した前記凸部8が滑り止めとなって手指等に引っ掛かり、密着した前記蓋体2と前記容器本体3とを容易に分離することができるために、包装体1を開封するきっかけを容易に形成することができる開封開始端4とすることができる。
【0022】
なお、第1の実施形態では、前記開封開始端4の前記容器本体3に円柱状の凸部8を3個形成したものを示したが、これは本発明の包装体1の代表的な一実施例を示したに過ぎず、要するに前記開封開始端4の密着した前記蓋体2と前記容器本体3とに部分的に密着しない部分を設けると共に、手指等で擦った際に手指等に容器本体3が引っ掛かるように構成された凸部8であればよく、凸部8の大きさ、形状、個数については、前記開封開始端4の大きさを考慮して、適宜決めればよい。
【0023】
図3は本発明にかかる包装体の第2の実施形態の開封開始端を示す要部拡大斜視図であって、本発明の包装体11は、開封開始端4の容器本体3に成形部5(図示せず)側に突出する棒状の凸部88が3個形成されている。この凸部88は、前記開封開始端4のある包装体の角部を形成する2辺の夾角の略2等分線に対して垂直に形成され、内容物が収容されている側に位置する前記凸部88ほど長く、かつ、高さが高い棒状の凸部となるように構成されている。図3においても、図2同様に本発明をより良く理解してもらうために、前記開封開始端4の前記蓋体2と前記容器本体3とを分離させて図示したが、通常は前記開封開始端4の前記蓋体2と前記容器本体3とは密着しており、このように開封開始端4の容器本体3に凸部88を形成することにより、前記開封開始端4に部分的に密着しない部分を設けることができると共に、前記開封開始端4の前記蓋体2と前記容器本体3とを手指で擦ることにより、前記容器本体3に形成した前記凸部88が滑り止めとなって手指等に引っ掛かり、密着した前記蓋体2と前記容器本体3とを容易に分離することができ、図2で説明したように、包装体11を開封するきっかけを容易に形成することができる開封開始端4とすることができる。
【0024】
図3においては、前記凸部88を内容物が収容されている側に位置する前記凸部88ほど長く、かつ、高さが高い棒状の凸部としたが、全て同じ長さの棒状凸部、あるいは、高さが同じ高さの棒状凸部であっても構わない。また、第1の実施形態で説明したと同様に、棒状の凸部88は3個にこだわることはなく、要するに前記開封開始端4の密着した前記蓋体2と前記容器本体3とを手指等で擦った際に手指等に容器本体3が引っ掛かるように構成された棒状の凸部88であればよく、棒状の凸部88の大きさ、長手方向に垂直な断面形状、個数については、前記開封開始端4の大きさを考慮して、適宜決めればよい。
【0025】
また、前記凸部は、上記した凸部8、あるいは、凸部88など種々の形状の凸部をとることができるが、これら凸部の形成は、深絞真空包装機の内容物を収納する収納部を成形するために用いる成形金型に所望の形状の凹部を形成しておくことにより、内容物を収納するために収納部を成形するときに同時に形成することができるために、従来のように蓋体に剥離剤を印刷する場合の包装体に比較して包装体のコストを安価にすることができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明の包装体は、縷々説明してきたように、開封開始端となる容器本体に成形部側に突出する凸部を設けることにより、開封開始端の蓋体と容器本体とが部分的に密着しない未接着部を設けることができると共に、前記開封開始端の前記蓋体と前記容器本体とを手指等で擦ることにより、前記凸部が滑り止めとなって手指等に引っ掛かり、前記開封開始端の前記蓋体と前記容器本体とを容易に分離することができ、包装体を開封するきっかけを容易に形成することができるという効果を奏するものである。また、本発明の包装体は、従来のように開封開始端となる部分に剥離剤を印刷する方法で製造した包装体に比べて、安価に製造することができるという効果をも奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる包装体の第1の実施形態の容器本体側から見た概略斜視図である。
【図2】 図1の開封開始端を示す要部拡大斜視図である。
【図3】 本発明にかかる包装体の第2の実施形態の開封開始端を示す要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1,11 包装体
2 蓋体
3 容器本体
4 開封開始端
5 成形部
6 熱接着部
7 切欠
8 円柱状凸部
88 棒状凸部

Claims (3)

  1. 蓋体と剛性のない柔らかい材質からなる容器本体とをその周縁部の端部が揃った状態で内容物収納部の外周部を熱接着部で密封したブリスターパックにおいて、該ブリスターパックの周縁部の前記熱接着部に該ブリスターパックの開封開始端となる未接着部が少なくとも1箇所設けられると共に、該未接着部の前記容器本体に前記内容物収納部の突き出たのと同じ側に突出する凸部を少なくとも一つ形成することにより、前記凸部に対応する前記容器本体の前記蓋体と当接する部分は凹部となり、手指等で擦った際に手指等に容器本体が引っ掛かるように当該凸部は構成されていることを特徴とする包装体。
  2. 前記周縁部が略矩形状からなり、前記未接着部が前記周縁部の角部に形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装体。
  3. 前記凸部が線状凸部からなり、前記線状凸部が前記角部を形成する2辺の夾角の略2等分線に対して垂直に形成されていることを特徴とする請求項2記載の包装体。
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