JP4220006B2 - 商品券管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、商品券やギフト券の管理システムに関し、商品券やギフト券の在庫、発行、回収のデータを登録し、それらの履歴をパソコンで簡易的に管理するシステムに関する。具体的には、商品券やギフト券を取り扱うにあたり、それらの発行済券や未回収券の枚数や各店舗の在庫枚数を管理することと、それらのデータを集計し内部管理や、公的機関への届け出に必要な集計データ等を作成するシステムに関する。
【0002】
【従来技術】
商品券やギフト券は、発行された時点で現金と同等な価値が与えられるため、印刷済の商品券を受け入れた時点から、それが発行され回収されるまでの間において、各部署において台帳管理などの在庫管理が必要となる。
【0003】
商品券等は券の状態により通常、以下のように仕分けすることができる。
▲1▼在庫券 各店舗の倉庫等に保管されている商品券をいう。
▲2▼未回収券 各店舗で販売され且つ、使用されていない商品券をいう。
▲3▼回収済券 各店舗で使用された商品券をいう。
▲4▼廃券 各店舗で、汚損・紛失により未使用状態となった商品券をいう。
▲5▼雑入券 雑入計上日を越えた未回収券をいう。雑入計上日を一定の基準で定め、当該基準日を越えたもの全てを雑入券とする。
▲6▼雑損券 雑入計上日を越えた回収済券をいう。
上記のように、商品券は各種の状態があるので、各区分毎に枚数、金額を正確に把握しておかないと経理上不明確となる。
また、これらの証票は前払式証票に該当し、前記のようにその発行金額や回収金額、未回収枚数を集計して年度末に大蔵省に届け出る義務が生じる(前払式証票の規制等に関する法律)。
なお、以降および特許請求の範囲では、商品券、ギフト券、プレミアム付き商品券等の前払式証票であって公的機関への届け出が必要なものを総称して「商品券」と言うが、ギフト券等を除外するものではない。
【0004】
商品券は通常、印刷会社等の納品会社から発行会社(経理部)に納品された際、受入処理がされ、次いで各支店へ出庫するための出入庫処理がされ、各支店において発行処理され、回収の際には回収処理がされるが、支店間の出入庫も伴い、その実際の在庫量、発行量の把握が複雑となり、多数の専任管理者が必要となることもあった。従来、これらの管理を的確に行うシステムが存在しなかったため、在庫数あるいは発行金額や回収金額が正確に把握されず、管理が不適切となる問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は商品券の発行・回収管理を人手を要せず、簡易かつ確実に行うためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明による第1の態様は、少なくとも1種類の券種から構成される商品券を管理するコンピュータシステムであって、納入された商品券の情報を記録する在庫券テーブルと、在庫券テーブルから移動した商品券の情報に有効期限情報を付加した情報を記録する未回収券テーブルと、締日が有効期限を越えた商品券の情報を記録する雑入券テーブルと、回収した商品券の情報を記録する回収済み券テーブルと、回収日が有効期限を越えている商品券の情報を記録する雑損券テーブルと、履歴テーブルと廃店舗在庫券の情報を記録する廃券テーブルを記憶する記憶手段と、発行入力を受け付けて、受け付けた発行入力を有する商品券の情報を在庫券テーブルから未回収券テーブルに移動して、移動した商品券の情報に有効期限情報を付加して、登録する発行管理手段と、未回収券テーブルの商品券の情報が有する有効期限が締日を越えていれば、この有効期限が締日を越えている商品券の情報を、雑入券テーブルに移動する雑入券テーブル維持管理手段と、回収入力を受け付けて、受け付けた回収入力を有する商品券の情報を未回収券テーブルから回収済み券テーブルに移動する商品券回収管理手段と、回収した商品券の有効期限が締日を越えていれば、有効期限が締日を越えている商品券の情報を、雑入券テーブルから雑損券テーブルに移動する雑損券管理手段と、廃券入力を受け付けて、在庫券テーブルから廃券テーブルに、受け付けた廃券入力を有する商品券情報を移動する廃券管理手段と、前各管理手段が行った処理の記録情報を作成して履歴テーブルに登録する履歴登録手段と、を備えることを特徴とする商品券管理システムである。
本発明による第2の態様は、発行処理および回収処理状況を帳票に出力することを特徴とする請求項1記載の商品券管理システムである。
本発明による第3の態様は、商品券には券種一枚毎に一連の重複しない券管理番号が付されていることを特徴とする請求項1記載の商品券管理システムである。
本発明による第4の態様は、券種一枚毎に一連の重複しない券管理番号が付されている商品券を管理するコンピュータシステムであって、納入された商品券の情報を記録する在庫券テーブルと、在庫券テーブルから移動した商品券の情報に有効期限情報を付加した情報を記録する未回収券テーブルと、締日が有効期限を越えた商品券の情報を記録する雑入券テーブルと、回収した商品券の情報を記録する回収済み券テーブルと、回収日が有効期限を越えている商品券の情報を記録する雑損券テーブルと、履歴テーブルと廃店舗在庫券の情報を記録する廃券テーブルを記憶する記憶手段と、開始券管理番号〜終了券管理番号までの発行入力を受け付けて、受け付けた券管理号を有する商品券の情報を在庫券テーブルから未回収券テーブルに移動して、移動した商品券の情報に有効期限情報を付加して、登録する発行管理手段と、未回収券テーブルの商品券の情報が有する有効期限が締日を越えていれば、この有効期限が締日を越えている商品券の情報を雑入券テーブルに移動する雑入券テーブル維持管理手段と、開始券管理番号〜終了券管理番号までの回収入力を受け付けて、受け付けた券管理番号を有する商品券の情報を未回収券テーブルから回収済み券テーブルに移動する商品券回収管理手段と、回収した商品券の有効期限が締日を越えていれば、有効期限が締日を越えている商品券の情報を雑入券テーブルから雑損券テーブルに移動する雑損券管理手段と、開始券管理番号〜終了券管理番号までの廃券入力を受け付けて、在庫券テーブルから廃券テーブルに、受け付けた券管理番号を含む商品券情報を移動する廃券管理手段と、前各管理手段が行った処理の記録情報を作成して履歴テーブルに登録する履歴登録手段と、を備えることを特徴とする商品券管理システムである。
本発明による第5の態様は、商品券を特定する券管理番号が付されている商品券を管理するコンピュータシステムであって、納入された商品券の情報を記録する在庫券テーブルと、在庫券テーブルから移動した商品券の情報に有効期限情報を付加した情報を記録する未回収券テーブルと、締日が有効期限を越えた商品券の情報を記録する雑入券テーブルと、回収した商品券の情報を記録する回収済み券テーブルと、回収日が有効期限を越えている商品券の情報を記録する雑損券テーブルと、履歴テーブルと廃店舗在庫券の情報を記録する廃券テーブルを記憶する記憶手段と、開始券管理番号〜終了券管理番号までの発行入力を受け付けて、受け付けた券管理号を有する商品券の情報を在庫券テーブルから未回収券テーブルに移動して、移動した商品券の情報に有効期限情報を付加して、登録する発行管理手段と、未回収券テーブルの商品券の情報が有する有効期限が締日を越えていれば、この有効期限が締日を越えている商品券の情報を雑入券テーブルに移動する雑入券テーブル維持管理手段と、開始券管理番号〜終了券管理番号までの回収入力を受け付けて、受け付けた券管理番号を有する商品券の情報を未回収券テーブルから回収済み券テーブルに移動する商品券回収管理手段と、回収した商品券の有効期限が締日を越えていれば、有効期限が締日を越えている商品券の情報を雑入券テーブルから雑損券テーブルに移動する雑損券管理手段と、開始券管理番号〜終了券管理番号までの廃券入力を受け付けて、在庫券テーブルから廃券テーブルに、受け付けた券管理番号を含む商品券情報を移動する廃券管理手段と、前各管理手段が行った処理の記録情報を作成して履歴テーブルに登録する履歴登録手段とを備えることを特徴とする商品券管理システムである。
本発明による第6の態様は、前記記憶手段は、記録された商品券の券管理番号は削除できない受入履歴テーブルを記憶して、券管理番号を含む商品券の受入情報の入力を受け付けて、在庫券テーブルと受入履歴テーブルに記録する商品券受入管理手段、を備えることを特徴とする請求項4または請求項5記載の商品券管理システムである。
【0009】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の管理システムの概要を図面を参照して説明することとする。
図1は、本発明の管理システムの商品券受入処理状況を示す図である。本発明システムで使用する装置は基本的には、パーソナルコンピュータ11と、プリンタ12、バーコード用のハンドスキャナ13、バーコード/OCRリーダ14、図示されない外部記憶装置等から構成することができる。パーソナルコンピュータ11は、制御部、演算部、記憶部を備え、入力された商品券の券管理番号、券種、金額、各処理日等を記憶部に蓄積し、外部記憶装置内の各ファイルに書き換え記録する。各種リスト、報告書出力の際は、発行額、回収額の累計額等を演算してプリンタ12から出力する。ハンドスキャナ13は、商品券に記録されたバーコードによる券管理番号等を読み取る装置、バーコード/OCRリーダ14はバーコードまたはOCRによる券管理番号を読み取る場合の装置である。
本発明システムで使用する各装置は、本発明システムで使用するソフトウェアである”商品券管理システム”により動作する。
図1においては、商品券納品会社から各会社の受入れ部門(一般には経理部)に納品された商品券21を検品した後に入庫処理している状況が図示されている。入庫処理後、本発明の商品券管理システムにより在庫管理表等が出力されている。入庫処理した商品券は次に各店舗に出庫される
【0010】
図2は、本発明の管理システムの商品券発行処理状況を示す図である。各店舗に出庫された商品券は、利用客に販売されて金券としての効力が発効する。各店舗A,B,・,Zで販売された商品券の販売伝票は日次締めで集計表31にまとめられて経理部に送られ、商品券管理システムに入力して、発行リスト、日報等の管理帳票が出力されている。
図3は、本発明の管理システムの商品券回収処理状況を示す図である。利用客に販売された商品券は、利用客が店舗で販売する商品と引換えることにより店舗に回収される。回収された際、店舗では商品券21に捺印するかコーナー部を切り取り商品と引換え済みであることを明らかにする。各店舗では日次締めで集計して券種毎の枚数を記録して送付書32を作成し、回収された商品券21の現物とともに経理部に送付する。送付書32のデータが管理システムに入力されるとともに、商品券21の券管理番号もバーコード/OCRリーダ14で読み取られて管理システムに直接入力される。入力後、回収券一覧表、日報等の管理帳票が出力される。
【0011】
図4は、本発明の管理システムで各種管理帳票を出力している状況を示す図である。
図4のように、未回収券一覧、日報、月報、期報等の管理帳票が出力されている状況が示されている。その他、販売、回収された商品券の残高管理表、店舗別在庫表等の出力をすることもできる。
【0012】
図5は、本発明の管理システムで扱う商品券の一例を示す図である。
図5のように、商品券21には券種一枚毎に重複しない一連の券管理番号22が付されていることが必要である。この券管理番号は、バーコードナンバーやOCRコードナンバー等とすることができる。券の表裏面いずれかには発行の際、有効期限23が表示される場合もある。また、商品券は店舗で回収された際に、未回収商品券との区別を明確にするために捺印欄24または隅部の切り取り線25が設けられるのが通常である。
【0013】
以下、本発明の商品券管理システムについて、さらに具体的に説明することとする。
”商品券管理システム”は、以下のフォルダから構成されている。
▲1▼Default 商品券管理システムで利用されるデータファイルの空データファイルが格納されているフォルダ、をいう。
▲2▼Ken 商品券一枚ごとの履歴ファイルが格納されているフォルダであり、さらに金券区分・券種毎に階層化されている。
▲3▼Rireki 各処理の履歴ファイルが格納されているフォルダ、をいう。
▲4▼System システム登録で登録された内容が格納されるフォルダ。
▲5▼Shori 日報・月報・累計表など処理を行った結果のデータが格納されるフォルダ、をいう。
▲6▼Work 一時ファイルが格納されているフォルダ、をいう。
【0014】
以下、上記の各フォルダについて詳しく説明する。
▲1▼Defaultフォルダ
商品券管理システムで使用される空のデータファイルが格納されているフォルダである。各処理で必要なファイルを取得するために用意されており、システム稼働するためには必ず必要となる。
【0015】
▲2▼Kenフォルダ
在庫券・未回収券・回収済券・廃券・雑入券・雑損券の商品券一枚ごとの履歴ファイルが格納されているフォルダであり、当該フォルダの下に、更に1金券区分、1券種毎にフォルダが階層化されている。金券区分・券種毎の階層フォルダ名は、金券区分コードと券種コードを繋げた文字列になっており、新規に券種を登録した場合にこのフォルダが作成される。また、金券区分・券種削除時は、このフォルダごと削除する為、商品券一枚ごとの履歴データが無くなると同時にその商品券を扱うことができなくなる。
例えば、金券区分コードが「1」で、券種コードが「0003」の場合は、
「0010003」のようにコードが付されて、未回収、回収、廃券、雑損券等の区分がなされてファイルされる。
【0016】
▲3▼Rirekiフォルダ
各処理の履歴ファイルが格納されているフォルダであり、受入履歴、出入庫履歴、発行履歴、回収履歴、廃券履歴の出力処理はこのフォルダのファイルを利用して出力する。受入履歴ファイル以外は、月別のファイルに分かれている。
受入処理の履歴ファイルでは、受入処理された券管理番号を連続的に記録する。納品される商品券には、重複しない一連の券管理番号が付されているため、受入処理時にはその開始券管理番号〜終了券管理番号までの商品券を過去に受け入れていないかのチェックを行う。従って、このファイルに記録された券管理番号を削除すると誤った受入れをする可能性が生じるため、ファイルからの削除は原則としてできないようになっている。
【0017】
▲4▼Systemフォルダ
システム登録処理で登録した内容を保管するデータファイルを格納するフォルダである。これらには、例えば、金券区分データファイル、券種データファイル、店舗・店舗別データファイル、廃券区分データファイル、利用者データファイル、月次更新処理した月を格納したデータファイル、金券登録画面で登録した金券区分が格納されるファイル、券種登録画面で登録した券種が格納されるファイル、店舗登録画面で登録した店舗及びその店舗の清算金額が格納されるファイル、廃券区分登録画面において登録した廃券区分が格納されるファイル、利用者登録画面において登録した利用者が格納されるファイル等が含まれる。
【0018】
▲5▼Shoriフォルダ
日次、月次報告書・累計表及び各簡易帳票を出力するのに必要なデータファイルが格納されているフォルダをいう。
例えば、現在の在庫券、未回収券、雑入券、雑損券枚数と金額が格納されたファイルは、在庫券、未回収券、雑入券、雑損券一覧表出力処理の簡易帳票を出力する際に、このファイルを元に作成され、累計表を出力する際にもこのファイルを元に作成される。他に月次報告書が格納されるファイル、日次報告書が格納されるファイル、累積表の元となるデータを格納するデータファイル等を設けることができる。
【0019】
▲6▼Workフォルダ
月次更新処理や回収受領処理で利用される一時ファイルが格納されているフォルダをいう。
例えば、回収受領処理においてまだ受領されていない(受領予定・受領予定外)商品券の券管理番号とそのバッチ情報が格納されるファイル、月次更新処理と回収受領処理で読み込んだ回収券管理番号を一時的に格納するのに使用するファイルで、月次更新処理において日報の集計、雑入券、雑損券計上枚数の集計に使用するファイルを設けることができる。
【0020】
図6は、本システムで処理する場合に表示されるメニューの種類を示す。
”商品券管理システム”はログインにより、図6のメニューが表示され、表示の各処理を選択して行うことができる。以下、主な処理について説明する。
(1)受入処理
印刷会社等より納品された商品券の券管理番号を入力する処理をいい、入力した商品券はすべて(経理)本部の在庫券となる。通常、納品する商品券のシリアルに付けられた券管理番号を予め記録されたデータが印刷会社等から納入する会社に提出される。受入れ会社では、このシリアルな券管理番号と商品券に付された実際の券管理番号の一致を確認することが原則である。前記のように、一度、入力した券管理番号は削除できないことが好ましい。
【0021】
図7は、受入登録時の処理フローを説明する図である。受入登録時の処理では、次の処理がなされる。
▲1▼過去の受入履歴と照合し、受入開始券管理番号〜終了券管理番号までが、既に受入れされたものか否かを確認する。既に受入れされた券管理番号の場合は受入れが排除される。
▲2▼既に受入れされた券管理番号の券でない場合は、納入券管理番号テキストファイルを作成し、在庫券テーブルに格納する。
▲3▼納入券管理番号のテキストファイルの内容を全て在庫券テーブルに格納し、納入テキストファイルを削除する。
▲4▼受入れた内容を受入履歴テーブルに保管する。
▲5▼出入庫履歴を登録する。備考欄に”受入”と記載し、受入処理で発生した入庫であることを明示する。
▲6▼日別店舗取扱枚数テーブルに、受入日、金券区分、券種、受入店舗についての受入れ枚数と金額を格納する。
【0022】
図8は、受入登録削除時の処理フローを説明する図である。受入履歴より選択し削除ボタンを押した場合、次のように受入削除が実行される。
▲1▼入力された受入開始券管理番号〜終了券管理番号までが、削除する受入店舗の在庫券として在庫券テーブルに登録されているか否かをチェックする。
▲2▼登録されている場合は、在庫券テーブルより受入開始券管理番号〜終了券管理番号までを削除する。
▲3▼受入履歴より選択された受入履歴を削除する。
▲4▼出入庫履歴より選択された受入履歴を削除する。
▲5▼日別取扱枚数テーブル、在庫券枚数テーブルより削除した枚数を減算する。
▲6▼在庫券枚数テーブルより削除した枚数を減算する。
【0023】
(2)出入庫処理
本部から各店舗へ仕分けした商品券の入力をする処理をいう。本部−店舗相互間の移管だけではなく、店舗相互間の移管の入力も可能とされている。仕分けして入力された商品券は各店舗の在庫券として格納される。
【0024】
図9は、出入庫登録時の処理フローを説明する図である。出入庫登録時の処理では、次の処理がなされる。
▲1▼開始券管理番号〜終了券管理番号までが出庫店舗在庫券として在庫券テーブルにあるか否かをチェックする。
▲2▼在庫券テーブルに入庫店舗情報を上書きする。
▲3▼出入庫履歴テーブルに、出庫店舗から出庫した情報(金額・枚数をマイナス)と、入庫店舗に入庫した情報(金額・枚数をプラス)を記録する。
▲4▼日別取扱枚数テーブルに出庫店舗から出庫した情報(金額・枚数をマイナス)と、入庫店舗に入庫した情報(金額・枚数をプラス)を記録する。
▲5▼在庫券枚数テーブルに出庫店舗から出庫した情報(金額・枚数をマイナス)と、入庫店舗に入庫した情報(金額・枚数をプラス)を記録する。
【0025】
図10は、出入庫登録取消時の処理フローを説明する図である。出入庫取消の場合は、以下の処理がされる。
▲1▼開始券管理番号〜終了券管理番号までが入庫店舗在庫券として在庫券テーブルにあるか否かをチェックする。
▲2▼在庫券テーブルに入庫店舗情報を上書きする。
▲3▼出入庫履歴テーブルに、入庫店舗から出庫した情報(金額・枚数をマイナス)と、出庫店舗に入庫した情報(金額・枚数をプラス)を記録する。
▲4▼日別取扱枚数テーブルに入庫店舗から出庫した情報(金額・枚数をマイナス)と、出庫店舗に入庫した情報(金額・枚数をプラス)を記録する。
▲5▼在庫枚数テーブルに入庫店舗から出庫した情報(金額・枚数をマイナス)と、出庫店舗に入庫した情報(金額・枚数をプラス)を記録する。
【0026】
(3)発行処理
各店舗で販売された(発行)された商品券の入力を行う処理をいう。法律上では、この時点で金券としての効力が発生することになる。顧客から代金を受け取った時点におけるその都度の発行処理ではなく、現実には当日の販売を一括して本部で発行処理されることが多い。発行登録された券は未回収券となり、発行時点で有効期限が決定される。有効期限は雑収入計上日とすることができる。
【0027】
図11は、発行登録時の処理フローを説明する図である。発行登録時の処理では、次の処理がなされる。
▲1▼開始券管理番号〜終了券管理番号までが発行店舗在庫券として在庫券テーブルにあるか否かをチェックする。
▲2▼開始券管理番号〜終了券管理番号までを在庫券テーブルから未回収券テーブルに移動する。移動する際には、発行履歴と有効期限を付加する。
▲3▼発行履歴テーブルに発行履歴を記録する。
▲4▼日別取扱枚数テーブルに発行枚数と金額を記録する。
▲5▼在庫券枚数テーブルに発行枚数分をマイナス記録する。
▲6▼未回収枚数テーブルに発行枚数分をプラス記録する。
【0028】
図12は、発行登録取消時の処理フローを説明する図である。発行取消の場合は、以下の処理がされる。
▲1▼開始券管理番号〜終了券管理番号までが発行店舗未回収券として未回収券テーブルにあるか否かをチェックする。
▲2▼開始券管理番号〜終了券管理番号までを未回収券テーブルから在庫券テーブルに移動する。移動する際には、発行履歴部と有効期限を削除する。
▲3▼発行履歴テーブルに取り消した商品券の金額・枚数をマイナスで記録する。
▲4▼日別取扱枚数テーブルに発行枚数・金額を減算する。
▲5▼在庫券枚数テーブルに発行取り消した分の枚数を加算記録する。
▲6▼未回収枚数テーブルに発行取り消した分の枚数を減算記録する。
【0029】
(4)回収処理
各店舗で回収されてきた商品券を入力する処理をいい、回収券の券管理番号の読み取りを行う。券管理番号の読み取りは、ハンドスキャナ13やバーコード/OCRリーダ14で行う(図1)。
図13は、回収処理時の処理フローを説明する図である。他の処理と異なり、実際の商品券を読取装置を使って読み取って入力することにより行う。回収読取処理では回収券読取装置を操作する制御ソフトを起動することにより行う。読取処理で読み取った読取データを所定のテキスト形式でテキストファイルに格納する。
回収受領処理により回収済み券データと回収履歴データが作成され、回収された券は回収済み券となる。
【0030】
図14は、回収券受領処理時のフローを説明する図である。回収読取処理で読み取ったファイルを解析し、エラーの検出を行う。これは読み取った券管理番号が受領予定(または受領予定外)一覧に登録されたものであるか否かをチェックすることにより行い、エラーのあるものは受領できずに残ることになる。エラーがなく受領が選択された場合には回収済券となる。
【0031】
エラーの検出は例えば、以下のような項目で行うことができる。
▲1▼回収日エラー 回収日が日付として認識することができるか。
▲2▼店舗エラー 回収可能店舗コードが正しく入力されているか。
▲3▼金券区分エラー 金券区分コードが正しく入力されているか。
▲4▼券種エラー 券種コードが正しく入力されているか。
▲5▼管理番号エラー 券管理番号のチェックデジット及び桁数は正しいか。
▲6▼未発行エラー その券が未回収券テーブルに格納されているか。未回収券テーブルにない場合は、雑入券テーブルに格納されていないか。
▲7▼回収枚数エラー 入力された回収枚数と実際の読取枚数と合致するか。
▲8▼読取重複エラー 同じ券を2回以上読み取っていないか。
上記のようなエラー検出を行った後、エラーがあるバッチがあった場合には「受領予定外一覧」画面に、全てのバッチにおいてエラーが検出されなかった場合には「受領予定一覧」画面を表示する。
エラーが検出された回収券であっても、上記と同様な項目のチェックを後日行い、エラーがなくなっている場合は再受領し、次の受領時の処理がされる。
【0032】
図15は、受領処理時のフローを説明する図である。受領時の処理は、以下のとおりである。なお、再受領とは、エラー検出項目と同様の内容についてチェックを行い、エラーが無くなっているものについて受領する処理をいうものであって、次の処理がなされる。
(1)ワーク回収情報テーブルの内容を回収履歴テーブルに移動する。
(2)上記で移動したバッチ番号を持つ券管理番号をワーク回収券より探し出し、その券管理番号と同じものを未回収券テーブル(ない場合には、雑入券テーブル)より探し出し、その券の履歴と回収履歴部を付加して回収済みテーブルに移動する。
(3)日別取扱枚数テーブルに回収枚数と回収金額を記録する。
(4)その券が未回収券テーブルにあった場合には、未回収券枚数テーブルからその券枚数分減算する。
(5)その券が雑入券テーブルにあった場合には、雑入券テーブルからその券枚数分を減算する。
【0033】
回収済み登録の取消登録を行うこともでき、その際は、以下の処理がされる。
▲1▼開始券管理番号〜終了券管理番号までが回収済み券として回収済みテーブルに登録されているかをチェックする。
▲2▼回収履歴テーブルに回収取り消した枚数と金額をマイナス登録する。
▲3▼開始券管理番号〜終了券管理番号までを回収済み券テーブルから未回収券テーブルに移動する。
▲4▼日別取扱枚数テーブルより回収枚数を減算する。
▲5▼未回収枚数テーブルを加算する。
【0034】
(5)廃券処理
各店舗在庫券を廃券にする処理をいう。廃券は店舗毎に管理される。
【0035】
図16は、廃券登録時の処理フローを説明する図である。廃券登録時に行われる登録内容は、以下のとおりである。
▲1▼開始券管理番号〜終了券管理番号までが廃券店舗在庫券として在庫券テーブルにあるかをチェックする。
▲2▼開始券管理番号〜終了券管理番号までを在庫券テーブルから廃券テーブルに移動する。移動する際には、廃券履歴部を付加して行う。
▲3▼廃券履歴テーブルに廃券履歴を記録する。
▲4▼日別取扱枚数テーブルに廃券枚数と金額を記録する。
▲5▼在庫券枚数テーブルに廃券枚数分を減算する。
【0036】
図17は、廃券登録取消時の処理フローを説明する図である。廃券登録取消時に行われる登録内容は、以下のとおりである。
▲1▼開始券管理番号〜終了券管理番号までが廃券店舗廃券として廃券テーブルにあるかをチェックする。
▲2▼開始券管理番号〜終了券管理番号までを廃券テーブルから在庫券テーブルに移動する。移動する際には、廃券履歴部を削除して行う。
▲3▼廃券履歴テーブルに取り消した商品券の金額・枚数をマイナスで記録する。
▲4▼日別取扱枚数テーブルに廃券取消枚数と金額をマイナスで記録する。
▲5▼在庫券枚数テーブルに廃券取り消した分の枚数を加算する。
【0037】
(6)履歴出力処理
上記の処理の各履歴を帳票出力する処理をいう。券管理番号を含めた「詳細帳票出力」と枚数管理をするのに必要な券種ごとの枚数のみを出力した「簡易帳票出力」が行える。また、券種、店舗を指定して出力することもできる。
出力される履歴リストには、▲1▼受入履歴、▲2▼出入庫履歴、▲3▼発行履歴、▲4▼回収履歴、▲5▼廃券履歴等のリストがある。
【0038】
(7)店舗在庫一覧出力
各店舗の在庫券の閲覧をするためのもので、「簡易店舗在庫一覧」、「詳細店舗在庫一覧」の出力ができる。一覧には金券区分、券種、店舗別を入力してそれぞれ出力することができる。
【0039】
(8)券履歴参照処理
取扱商品券の履歴を参照する処理をいい、券の状態(在庫券、未回収券、回収済み券など)、金券区分、券種、券面券管理番号、取扱店舗を入力し、商品券の履歴を閲覧することができる。出力する範囲としては、「券の状態」、「日付」、「金券区分」、「券種」、「店舗」、「券面券管理番号」を選択することができる。
【0040】
(9)日次報告書出力
指定日の日次報告書を出力する処理で、指定した日付における店舗別の、出入庫枚数、発行枚数、回収枚数、廃券枚数、在庫枚数等を帳票上に出力することができる。
【0041】
(10)月次処理
月次処理は、月末に行う月締め処理で以下のような処理がある。
▲1▼月次更新処理 指定月の更新処理を行う。月次更新処理では雑入券の計上処理(未回収券→雑入券)、雑損計上処理(回収済み券→雑損券)、月次報告書の作成を行う。
▲2▼月次報告書出力処理 月毎の取扱い枚数一覧を出力する処理をいい、各店舗別に前月繰越在庫枚数、出入庫枚数、発行枚数、回収枚数、廃券・在庫枚数、雑入券計上枚数、雑損計上枚数の一覧を出力することができる。
▲3▼その他 累積一覧処理、未回収券一覧出力処理、雑入券一覧出力処理、雑損券一覧出力処理等を行うことができる。
【0042】
図18は、月次更新処理のフローを説明する図である。月次更新処理では、以下の処理を行う。
▲1▼月報の作成及び雑入・雑損券の計上を行う。
▲2▼雑入券の計上は、未回収券テーブルより締日が有効期限を越えてしまった商品券について雑入券テーブルに移動する。移動する際に雑入券計上日を付加する。
▲3▼雑損券の計上は、締め処理月の回収済券テーブルより、回収日が有効期限を越えているものを雑損券テーブルに移動する。移動する際に雑損券計上日を付加する。
▲4▼月報の作成には、日別取扱い枚数テーブルを店舗別、金券区分別、券種別にグループ集計を行う。上記で計上された枚数を取り込み、月報を完成させる。
▲5▼移動した雑入券枚数と雑損券枚数を未回収券枚数テーブル、雑入券枚数テーブル、雑損券枚数テーブルに移動する。
【0043】
(11)システム登録
本発明のシステムを運用するのに必要な情報を登録する処理をいい、▲1▼店舗名等を登録を行う店舗登録、▲2▼取扱い商品券の金券区分と券種の登録を行う金券区分・券種登録、▲3▼システムを運営するユーザーコードを登録する利用者登録、▲5▼廃券処理を行う際に、その区分(汚損、紛失、破損)の登録を行う廃券区分登録等がある。
【0044】
【実施例】
(実施例)
以下、本発明の管理システムの処理の実施例をディスプレイ画面等を参照して説明することとする。
図19は、受入処理時の入力画面である。受入処理時には商品券を納品する印刷会社等から入庫日、金券区分、券種、券管理番号、合計枚数、商品券の合計金額等が入力されて製品の商品券と同時に当該データファイルが提供される。
例えば、図19の受入処理時入力画面では、1997年7月18日に1000円単価の商品券が1000枚納品されたことが表示されており、券管理番号の欄には、000101から000106までの券管理番号(1000枚の一部)が表示されている。なお、券管理番号の末尾の数字はチェックデジットである。この券管理番号と実際の商品券の管理番号とを対比して間違いがなければ矢印のボタン191をクリックすることになる。これにより受入処理が確定する。
【0045】
図20は、出入庫処理時の入力画面である。出入庫処理では、各店舗で必要とする券種(券面単価等)と枚数を入力すると、本社(経理部)を含めた店舗間の出入庫処理がされる。図20では、本店から東京店舗に1000枚の1000円券が出庫されることが表示されているが、この処理で問題なければ、下向きの矢印ボタン201をクリックすることになる。出入庫処理は逆向きの処理も可能で、例えば、東京店舗から本店への出庫も可能である。この場合には、上向きの矢印ボタン202をクリックすることになる。
これらの処理は勿論、管理原簿上の問題で、実際の現物券はこの処理に基づいて店舗間で移動されることになる。
【0046】
図21は、発行処理時の入力画面である。前記のように、各店舗に出庫された商品券は、利用客に販売されて金券としての効力が発効する。各店舗で販売された商品券の販売伝票は日次締めで集計表31にまとめられて経理部に送られ、商品券管理システムに入力する。図21の画面のように、東京店舗の1000円単価商品券の発行枚数が500枚であれば、当該数字となるように入力した後、下向きの矢印ボタン211をクリックすることになる。この操作により、当日発行した商品券の有効期限(2002年3月31日)も同時に入力され、未回収商品券枚数の数字も1500枚から2000枚に変更されることになる。
なお、上向きの矢印ボタン212は、発行処理を取り消す際のためのものである。
回収処理以降の入力画面等については実施例の説明を省略するが、入出庫処理、発行処理と同様に行うことができる。
【0047】
次に、本発明の管理システムで出力される管理リスト、報告書の例について説明する。
図22は、在庫券リスト(簡易)を示す図、図23は、在庫券リスト(詳細)を示す図である。簡易リストでは、各店舗の券種毎の枚数が表示され、詳細リストでは券種毎に在庫する商品券の管理番号が表示されている。
図24は、未回収券リスト(簡易)を示す図、図25は、未回収券リスト(詳細)を示す図である。同様に、簡易リストでは、各店舗の券種毎の枚数が表示され、詳細リストでは券種毎に在庫する商品券の管理番号が表示されている。
図26は、月次報告書の一例を示す図である。本部における商品券、ギフト券の前月繰越在庫数、出入庫数(当月)、発行券、回収券、廃券、当月在庫券、雑入券、雑損券の種別で、それぞれ枚数と金額が表示されている。
【0048】
本発明の管理システムでは、上記例のリスト、報告書に限らず、商品券の管理上必要とされるその他の各種リスト、公的機関届け出に必要とする報告書等の出力が可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明の商品券管理システムは、券種一枚毎の重複しない商品券管理番号に基づいて管理されて、在庫の商品券が発行されると、有効期限管理されるので、有効期限内に回収された商品券、有効期限切れで回収された商品券、有効期限切れの未回収商品券、などの発行回収状況を示す商品券の状態を正確に管理することが可能となる。あるいは、在庫の未発行商品券が廃止されると、廃券管理されるので、在庫状況を適正に管理することが可能となる。従って、本発明の商品券管理システムは、管理に必要な各種リスト、報告書、公的機関届け出書を容易に出力することがでるので、事務作業を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の管理システムの商品券受入処理状況を示す図である。
【図2】 本発明の管理システムの商品券発行処理状況を示す図である。
【図3】 本発明の管理システムの商品券発行処理状況を示す図である。
【図4】 本発明の管理システムで各種管理帳票を出力している状況を示す図である。
【図5】 本発明の管理システムで扱う商品券の一例を示す図である。
【図6】 本システムで処理する場合に表示されるメニューの種類を示す。
【図7】 受入登録時の処理フローを説明する図である。
【図8】 受入登録削除時の処理フローを説明する図である。
【図9】 出入庫登録時の処理フローを説明する図である。
【図10】 出入庫登録取消時の処理フローを説明する図である。
【図11】 発行登録時の処理フローを説明する図である。
【図12】 発行登録取消時の処理フローを説明する図である。
【図13】 回収処理時の処理フローを説明する図である。
【図14】 回収券受領処理時のフローを説明する図である。
【図15】 受領処理時のフローを説明する図である。
【図16】 廃券登録時の処理フローを説明する図である。
【図17】 廃券登録取消時の処理フローを説明する図である。
【図18】 月次更新処理のフローを説明する図である。
【図19】 受入処理時の入力画面である。
【図20】 出入庫処理時の入力画面である。
【図21】 発行処理時の入力画面である。
【図22】 在庫券リスト(簡易)を示す図である。
【図23】 在庫券リスト(詳細)を示す図である。
【図24】 未回収券リスト(簡易)を示す図である。
【図25】 未回収券リスト(詳細)を示す図である。
【図26】 月次報告書の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 パーソナルコンピュータ
12 プリンタ
13 ハンドスキャナ
14 バーコード/OCRリーダ
21 商品券
22 券管理番号
23 有効期限
24 捺印欄
25 切り取り線
31 集計表
32 送付書
191,201,202,211,212 クリックボタン
Claims (6)
- 少なくとも1種類の券種から構成される商品券を管理するコンピュータシステムであって、
納入された商品券の情報を記録する在庫券テーブルと、
在庫券テーブルから移動した商品券の情報に有効期限情報を付加した情報を記録する未回収券テーブルと、
締日が有効期限を越えた商品券の情報を記録する雑入券テーブルと、
回収した商品券の情報を記録する回収済み券テーブルと、
回収日が有効期限を越えている商品券の情報を記録する雑損券テーブルと、
履歴テーブルと
廃店舗在庫券の情報を記録する廃券テーブル
を記憶する記憶手段と、
発行入力を受け付けて、受け付けた発行入力を有する商品券の情報を在庫券テーブルから未回収券テーブルに移動して、移動した商品券の情報に有効期限情報を付加して、登録する発行管理手段と、
未回収券テーブルの商品券の情報が有する有効期限が締日を越えていれば、この有効期限が締日を越えている商品券の情報を、雑入券テーブルに移動する雑入券テーブル維持管理手段と、
回収入力を受け付けて、受け付けた回収入力を有する商品券の情報を未回収券テーブルから回収済み券テーブルに移動する商品券回収管理手段と、
回収した商品券の有効期限が締日を越えていれば、有効期限が締日を越えている商品券の情報を、雑入券テーブルから雑損券テーブルに移動する雑損券管理手段と、
廃券入力を受け付けて、在庫券テーブルから廃券テーブルに、受け付けた廃券入力を有する商品券情報を移動する廃券管理手段と、
前各管理手段が行った処理の記録情報を作成して履歴テーブルに登録する履歴登録手段と、
を備えることを特徴とする商品券管理システム。 - 発行処理および回収処理状況を帳票に出力することを特徴とする請求項1記載の商品券管理システム。
- 商品券には券種一枚毎に一連の重複しない券管理番号が付されていることを特徴とする請求項1記載の商品券管理システム。
- 券種一枚毎に一連の重複しない券管理番号が付されている商品券を管理するコンピュータシステムであって、
納入された商品券の情報を記録する在庫券テーブルと、
在庫券テーブルから移動した商品券の情報に有効期限情報を付加した情報を記録する未回収券テーブルと、
締日が有効期限を越えた商品券の情報を記録する雑入券テーブルと、
回収した商品券の情報を記録する回収済み券テーブルと、
回収日が有効期限を越えている商品券の情報を記録する雑損券テーブルと、
履歴テーブルと
廃店舗在庫券の情報を記録する廃券テーブル
を記憶する記憶手段と、
開始券管理番号〜終了券管理番号までの発行入力を受け付けて、受け付けた券管理号を有する商品券の情報を在庫券テーブルから未回収券テーブルに移動して、移動した商品券の情報に有効期限情報を付加して、登録する発行管理手段と、
未回収券テーブルの商品券の情報が有する有効期限が締日を越えていれば、この有効期限 が締日を越えている商品券の情報を雑入券テーブルに移動する雑入券テーブル維持管理手段と、
開始券管理番号〜終了券管理番号までの回収入力を受け付けて、受け付けた券管理番号を有する商品券の情報を未回収券テーブルから回収済み券テーブルに移動する商品券回収管理手段と、
回収した商品券の有効期限が締日を越えていれば、有効期限が締日を越えている商品券の情報を雑入券テーブルから雑損券テーブルに移動する雑損券管理手段と、
開始券管理番号〜終了券管理番号までの廃券入力を受け付けて、在庫券テーブルから廃券テーブルに、受け付けた券管理番号を含む商品券情報を移動する廃券管理手段と、
前各管理手段が行った処理の記録情報を作成して履歴テーブルに登録する履歴登録手段と、
を備えることを特徴とする商品券管理システム。 - 商品券を特定する券管理番号が付されている商品券を管理するコンピュータシステムであって、
納入された商品券の情報を記録する在庫券テーブルと、
在庫券テーブルから移動した商品券の情報に有効期限情報を付加した情報を記録する未回収券テーブルと、
締日が有効期限を越えた商品券の情報を記録する雑入券テーブルと、
回収した商品券の情報を記録する回収済み券テーブルと、
回収日が有効期限を越えている商品券の情報を記録する雑損券テーブルと、
履歴テーブルと
廃店舗在庫券の情報を記録する廃券テーブル
を記憶する記憶手段と、
開始券管理番号〜終了券管理番号までの発行入力を受け付けて、受け付けた券管理号を有する商品券の情報を在庫券テーブルから未回収券テーブルに移動して、移動した商品券の情報に有効期限情報を付加して、登録する発行管理手段と、
未回収券テーブルの商品券の情報が有する有効期限が締日を越えていれば、この有効期限が締日を越えている商品券の情報を雑入券テーブルに移動する雑入券テーブル維持管理手段と、
開始券管理番号〜終了券管理番号までの回収入力を受け付けて、受け付けた券管理番号を有する商品券の情報を未回収券テーブルから回収済み券テーブルに移動する商品券回収管理手段と、
回収した商品券の有効期限が締日を越えていれば、有効期限が締日を越えている商品券の情報を雑入券テーブルから雑損券テーブルに移動する雑損券管理手段と、
開始券管理番号〜終了券管理番号までの廃券入力を受け付けて、在庫券テーブルから廃券テーブルに、受け付けた券管理番号を含む商品券情報を移動する廃券管理手段と、
前各管理手段が行った処理の記録情報を作成して履歴テーブルに登録する履歴登録手段と
を備えることを特徴とする商品券管理システム。 - 前記記憶手段は、記録された商品券の券管理番号は削除できない受入履歴テーブルを記憶して、
券管理番号を含む商品券の受入情報の入力を受け付けて、在庫券テーブルと受入履歴テーブルに記録する商品券受入管理手段、
を備えることを特徴とする請求項4または請求項5記載の商品券管理システム。
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