JP4210622B2 - 車両用スイッチ装置 - Google Patents

車両用スイッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4210622B2
JP4210622B2 JP2004110056A JP2004110056A JP4210622B2 JP 4210622 B2 JP4210622 B2 JP 4210622B2 JP 2004110056 A JP2004110056 A JP 2004110056A JP 2004110056 A JP2004110056 A JP 2004110056A JP 4210622 B2 JP4210622 B2 JP 4210622B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
roller
case
vehicle
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004110056A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004319475A (ja
Inventor
雅之 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Denso Co Ltd
Original Assignee
Asahi Denso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Denso Co Ltd filed Critical Asahi Denso Co Ltd
Priority to JP2004110056A priority Critical patent/JP4210622B2/ja
Publication of JP2004319475A publication Critical patent/JP2004319475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4210622B2 publication Critical patent/JP4210622B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Description

本発明は、二輪車等の車両のハンドルバーに固定されたスイッチケースに操作スイッチが形成された車両用スイッチ装置に関するものである。
一般に、二輪車には操舵用のハンドルバーが備えられており、該ハンドルバーの両端には運転者が走行中把持可能な把持グリップ及びスロットルグリップがそれぞれ取り付けられている。これら把持グリップ又はスロットルグリップに隣接した位置には、スイッチケースが固定されており、このスイッチケースに二輪車が搭載する各種電装品を操作するための複数の操作スイッチが形成されてスイッチ装置が構成されている。
例えば、ハンドルバーにおける左側先端近傍(左側の把持グリップにおける基端側)には、ターンシグナルスイッチ、ディマースイッチ、ホーンボタンなど種々スイッチが形成されており、二輪車が搭載するウィンカの点滅操作、前照灯の前方照射又は下方照射切り換え操作、ホーンを鳴らす操作などが運転者によって任意に行われ得るようになっている。
ところで、ディマースイッチなど操作スイッチには、運転者による押圧操作によりスイッチケースに対して突出状態と没入状態との間で摺動し得るスイッチノブを有したもの(所謂プッシュロック型スイッチ)があり、例えば当該スイッチノブが突出状態で前照灯を下方照射させる一方、没入状態で前照灯を前方照射させるよう構成されている。即ち、スイッチノブには接点を有したローラが直線状に一体形成されており、スイッチノブの摺動動作により、ローラの接点がスイッチケース側に形成された固定接点と接触又は離間して所定回路が形成されるようになっている。尚、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術情報はない。
しかしながら、上記の如く操作スイッチをスイッチ装置におけるスイッチケースに設けようとした場合、以下のような問題があった。即ち、従来の操作スイッチは、操作ノブを押圧操作することによりスライドさせ、ローラを直線状に摺動させているので、そのスライドのためのスペースに他のスイッチなどの構成要素を配設することができず、スイッチ装置全体におけるレイアウト上の制約が伴ってしまうという問題があった。特に、ハンドルバー先端近傍に固定されたスイッチケースは、その大きさに制約があるとともに、ハンドルバーとの干渉も回避しなくてはならず、操作スイッチのスライドスペースを確保するのが困難となっている。
また、スイッチケースに上記の如き摺動型の操作スイッチを配設しようとした場合、スイッチケースにおける操作スイッチが形成される側の面を膨出させ、ハンドルバーや他のスイッチ機構との干渉を避けることも考え得るが、その場合、スイッチ装置全体が大型化するとともに、把持グリップを握る手から操作スイッチまで延ばす指が届きにくくなる虞があり、操作性が悪化してしまう可能性もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、スイッチケースに操作スイッチを配設するに際し、他の操作スイッチなどの構成要素との干渉を回避でき、レイアウトの自由度を確保することができる車両用スイッチ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、車両のハンドルバー先端近傍に固定されたスイッチケースと、該スイッチケースに配設され、当該車両が搭載する各種電装品を操作するための操作スイッチとを備えた車両用スイッチ装置において、前記操作スイッチは、押圧操作により前記スイッチケースに対して突出状態と没入状態との間で摺動し得る操作部と、該操作部とは別体とされ、当該操作部の摺動動作に応じて所定角度有した方向に摺動するローラと、前記操作部及びローラを収容するケースと、該ケースに取り付けられるとともに、前記ローラに形成された可動接触子が摺動して接触又は離間可能な固定接触子を具備した端子台とを具備し、前記ローラの摺動動作により車両が具備する所定の電装品を操作し得るよう構成され、前記操作部の端部における一側面のみに傾斜面を有したカム溝が形成されると共に、前記ローラの端部における一側面のみに直接突起が形成され、当該突起が前記傾斜面と係合しつつ摺動し得る構成とされ、且つ、前記カム溝に対して突起が嵌合することにより当該操作部とローラとが連結されつつ前記ケースと端子台の間に挟持されて収容されるとともに、前記端子台の固定接触子が形成される面は、前記操作部の押圧操作方向に対して平行な面とされたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、車両のハンドルバー先端近傍に固定されたスイッチケースと、該スイッチケースに配設され、当該車両が搭載する各種電装品を操作するための操作スイッチとを備えた車両用スイッチ装置において、前記操作スイッチは、押圧操作により前記スイッチケースに対して突出状態と没入状態との間で摺動し得る操作部と、該操作部とは別体とされ、当該操作部の摺動動作に応じて所定角度有した方向に摺動するローラとを具備し、前記ローラの摺動動作により車両が具備する所定の電装品を操作し得るとともに、前記操作部及びローラの接続端部には、互いに対応する傾斜面がそれぞれ形成されるとともに、何れか一方の傾斜面には他方の傾斜面に形成された溝部と係合しつつ摺動し得る爪部が形成されたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の車両用スイッチ装置において、前記操作スイッチは、前記スイッチケースの高さ方向に対する略中央に配設されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ローラが操作部とは別体とされ、当該操作部の摺動動作に応じてローラが所定角度有した方向に摺動するので、スイッチケースに操作スイッチを配設するに際し、他の操作スイッチなどの構成要素との干渉を回避でき、レイアウトの自由度を確保することができる。更に、突起が傾斜面と係合しつつ摺動するので、操作部の摺動動作をより確実にローラ側に伝達することができ、スイッチ装置の信頼性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、爪が溝部と係合しつつ摺動するので、操作部の摺動動作をより確実にローラ側に伝達することができ、スイッチ装置の信頼性を向上させることができる。
請求項の発明によれば、操作スイッチがスイッチケースの高さ方向に対する略中央に配設されたので、当該スイッチケースにおける他の操作スイッチや表示部のレイアウトの自由度を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
第1の実施形態に係る車両用スイッチ装置は、二輪車のハンドルバーにおける左側先端近傍に固定された樹脂製或いはアルミダイキャスト製のスイッチケース内に、当該二輪車が搭載する各種電装品を操作するための複数の操作スイッチが形成されたものである。また、本実施形態が適用される二輪車には、電動により揺動可能な可倒式バックミラー、及び自動変速機を手動によってシフトアップ又はシフトダウンさせ得る機構が配設されている。
本車両用スイッチ装置は、図2及び図3で示すように、半割れ形状の第1スイッチケース1a及び第2スイッチケース1bを組み合わせて成るスイッチケース1を有して構成されている。第1スイッチケース1aの第2スイッチケース1bとの合わせ面には、円弧状の孔1aaが形成されるとともに、第2スイッチケース1bにおける孔1aaと対応する部位には、同じく円弧状の孔1baが形成されている。
これにより、ハンドルバーHの外周側面を孔1aaと孔1baとで嵌合させつつ第1スイッチケース1aと第2スイッチケース1bとを嵌め合わせ、ボルトなどで両者を締め上げれば、スイッチケース1がハンドルバーHにおける把持グリップG(図1参照)基端側に固定されることとなる。
第1スイッチケース1aの表面(即ち、スイッチケース1における運転者と対向する側の面)には、図1に示すように、ディマースイッチ2と、ターンシグナルスイッチ3と、ホーンスイッチ4と、マニュアルスイッチ5と、坂道などで大きな駆動力が必要な時に操作して強制的にシフトダウンさせるためのパワースイッチ6と、自動変速機をオートモードに設定可能とするオートスイッチ7とが形成されているとともに、第2スイッチケース1bの上部にはバックミラー用操作スイッチ9が、その裏面(即ち、二輪車の前方を向いた側)にはパッシングスイッチ8が形成されている(図2及び図3参照)。
ここで、バックミラー用操作スイッチ9は、プッシュロック式操作スイッチから成り、二輪車に配設された可倒式バックミラーを揺動操作可能なものである。かかる可倒式バックミラーは、運転者が後方視界を視認し得る通常位置と、二輪車の内側に倒れた格納位置との間を電動にて揺動可能とされたものである。
そして、上方に突出した状態のスイッチノブ10(操作部)を下方(図1中矢印方向)へ押圧操作すると、当該スイッチノブ10がスイッチケース1に対して押し込まれた状態のまま維持されるとともに、可倒式バックミラーを通常位置から格納位置まで揺動させることができる。一方、スイッチケース1に対して押し込まれた状態のスイッチノブ10を再び押圧操作すると、当該スイッチノブ10が元の状態(即ち、上方へ突出した状態)まで戻り、可倒式バックミラーを格納位置から通常位置まで揺動させることができる。
次に、本実施形態に適用されるバックミラー用操作スイッチ9(プッシュロック式操作スイッチ)について説明する。かかるバックミラー用操作スイッチ9は、図4に示すように、全体として略L字状に形成されたもので、第2スイッチケース1bの内側上部に取り付けられ、そのスイッチノブ10(操作部)が当該第2スイッチケース1bの上面より所定寸法突出して形成されている。
より具体的には、図5に示すように、押圧操作により上下にスライドして、スイッチケース1に対して押し込まれた状態又は突出した状態が交互になされるスイッチノブ10と、該スイッチノブ10の押圧操作に伴いスライド可能とされ、可倒式バックミラーを揺動駆動するモータ(不図示)をオン、オフさせるためのローラ12と、これらスイッチノブ10及びローラ12とが略直交した状態としつつ収容するケース11と、該ケース11に取り付けられた端子台13とから主に構成されている。
スイッチノブ10には、図6に示すように、45度の傾斜角を持ったカム溝10aが形成されており、このカム溝10aに対してローラ12の一端側に形成された突起12aが嵌合し、両者が互いに連結されている。また、ローラ12の他端には、スプリング14が配設されており、当該ローラ12を常時スイッチノブ10側(即ち、同図中右側)へ付勢するよう構成されている。
これにより、スイッチノブ10が押圧操作されて下方にスライドすると、カム溝10aに沿って突起12aが移動し、これに伴いローラ12がスプリング14の付勢力に抗して同図中左側へスライドして図7に示した状態とされる。即ち、カム溝10a及び突起12aは、スイッチノブ10とローラ12とを連結させるとともに、当該ローラ12のスライド方向をスイッチノブ10のスライド方向に対して直行する方向に変換するカムとして機能している。
また、図8に示すように、ローラ12における端子台13と対向する面には、複数の可動接触子17が配設されており、該可動接触子17はスプリング19にて端子台13側に常時付勢されている。一方、端子台13における接触子17と対向した面には、複数の固定接触子20が形成されており、ローラ12が図6の状態から図7の状態となったときに、所定の固定接触子20に可動接触子17が接触して可倒式バックミラーを通常位置から格納位置へ揺動させるとともに、ローラ12が図7の状態から図6の状態に戻ったときに、所定の固定接触子20に可動接触子17が接触して可倒式バックミラーを格納位置から通常位置へ揺動させ得るよう構成されている。
更に、図8に示すように、ローラ12は、端子台13が形成された面とは反対の面側にスプリング18にて付勢されつつ突出形成されたガイドピン16を有しており、該ガイドピン16はケース11に固定されたハートカム15の溝(不図示)に摺動自在に嵌合されている。かかるハートカム15は、スイッチノブ10の押圧操作により当該スイッチノブ10をスイッチケース1に対して押し込まれた状態に維持すべくローラ12を図7の状態で係止するとともに、その状態からのスイッチノブ10の押圧操作によりローラ12の係止を解除し、スプリング14の付勢力にてスイッチノブ10を突出した状態に戻すように機能する。
尚、本実施形態においては、ローラ12にガイドピン16を形成してハートカム15に対する係止及びその解除を行うよう構成されているが、それに代えて、スイッチノブ10の一部からガイドピンを突出形成するとともに、該ガイドピンの摺動軌跡にハートカムを配設し、スイッチノブ10がスイッチケース1に対して押し込まれた状態と当該スイッチケース1から突出した状態とを交互になすよう構成してもよい。
上記構成の車両用スイッチ装置によれば、スイッチノブ10のスライド方向に対しローラ12のスライド方向が直交する方向とされているため、従来の車両用スイッチ装置にはなかった電動の可倒式バックミラーを操作するためのプッシュロック式操作スイッチを新設するに際し、既存のレイアウトを維持しながら、当該プッシュロック式操作スイッチと他の操作スイッチなどの構成要素との干渉を回避することができ、車両用スイッチにおける設計の自由度を確保することができる。
即ち、図4に示すように、バックミラー用操作スイッチ9の下方には、パッシングスイッチ8が配設されており、従来の如きプッシュロック式操作スイッチを配設しようとした場合、当該プッシュロック式スイッチのスライドスペースが確保できなかったのに対し、本実施形態においては、ローラ12がスイッチケース1に対して横方向へ配設され、パッシングスイッチ8との干渉を回避しつつ、プッシュロック式スイッチのスライドスペースを確保することができるのである。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばローラ12のスライド方向をスイッチノブ10のスライド方向に対して任意の方向とすることができる。即ち、スイッチノブ10は任意の位置に配設する一方、スイッチケース1における他の操作スイッチなどの構成要素を避けた任意の方向にローラ12のスライド方向を設定することができ、車両用スイッチ装置におけるレイアウトの自由度を確保することができるのである。
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る車両用スイッチ装置は、第1の実施形態と同様、二輪車のハンドルバー左側の先端近傍に固定されるとともに当該二輪車が具備する各種電装品を操作するための操作スイッチが形成されたスイッチケースを有したものであり、図9に示すように、スイッチケース21と、操作スイッチ22〜24を具備したものである。
スイッチケース21は、一対の半割れ形状部品から成り、それぞれに形成された半円形状部21aに二輪車のハンドルバーHの側面を合致させ、ボルト等で互いに締め上げて当該ハンドルバーHに固定されるもので、運転者側を向いた面(即ち、二輪車の後方を向いた面)には、操作スイッチ22〜24が形成されている。また、スイッチケース21の内部には、各操作スイッチの構成部品(ローラ、接点或いは基板等)が収容され、操作スイッチの操作に基づき所望電装品を操作し得るようになっている。
例えば、操作スイッチ22は、二輪車の左右のウィンカを同時に点滅させるハザードスイッチとしての所謂プッシュロック型スイッチ、操作スイッチ23は、左右の何れかのウィンカを点滅させるターンシグナルスイッチとしての所謂スライド型スイッチ、及び操作スイッチ24は、前照灯を前方照射又は下方照射に切り換えるディマースイッチとしての所謂揺動型スイッチを構成している。そして、図示しない把持グリップを握る運転者の手から親指等を延ばして各スイッチ操作が行えるようになっている。
ここで、本実施形態に係る操作スイッチ22は、図10〜図12で示すように、ケース25と、該ケース25の開口25aに挿通されるスイッチノブ26(操作部)と、ケース25内に収容されるローラ27と、該ローラ27に組み付けられる接触子28と、ケース25の底面側に組み付けられる接点板29と、図示しないハートカムが形成されたアクションプレート30と、該アクションプレート30のハートカムに沿って動作するピン31とから主に構成されている。尚、バネ32はピン31をアクションプレート30側に押圧するための付勢手段、バネ33は接触子38を接点板39側に押圧するための付勢手段、バネ34はローラ37をスイッチノブ36側へ押圧するための付勢手段である。
スイッチノブ36は、押圧操作によりスイッチケース31に対して突出状態(図14の状態)と没入状態(図15の状態)との間で摺動し得るもので、図13に示すように、その基端側内壁にローラ27の爪部27aを係合しつつ摺動させ得る溝部26aが形成されている。かかる溝部26a及びローラ27の爪部27aは互い合致する傾斜面を成してカムを構成し、スイッチノブ26の摺動動作を、その角度を変換しつつローラ27側に伝達し摺動させるよう構成されている。
即ち、図11に示すように、スイッチノブ26を押圧操作してa方向へ摺動させると、当該スイッチノブ26とローラ27との接続端部に形成された傾斜面がカムとして機能し、a方向に対して所定角度α有した方向(同図中b方向)へローラ27が摺動し得るようになっている。また、スイッチノブ26の摺動動作に基づきローラ27が摺動する際、ローラ27の爪部27aが溝部26aに係合しつつ摺動するよう構成されている。
また、ローラ27は、ピン31を挿通させる挿通孔27bと、バネ34を連結するための突部27cとが形成されており、当該ローラ27はバネ34の付勢力により常時スイッチノブ26側に押圧されているとともに、ピン31はバネ32の付勢力により常時アクションプレート30のハートカム(不図示)に押し付けられている。従って、突出状態にあるスイッチノブ26を押圧操作すると、ローラ27がバネ34の付勢力に抗して摺動すると共に、接触子28に形成された接点28aが接点板29に形成された固定端子29aと接触して導通させ、所定の電装品をオン(例えばハザードの点滅等)する。
一方、ローラ27の摺動に伴いピン31がハートカムに沿って移動し、スイッチノブ26が没入状態となった時点において当該ピン31を係止することによりローラ27をロックするよう構成されている。これにより、スイッチノブ26の没入状態は維持される。そして、再びスイッチノブ26を押圧操作すると、ハートカムに対するピン31の係止が解除され、ローラ27がバネ34の付勢力により元の位置まで摺動するとともに、該摺動動作に伴いスイッチノブ26が没入状態から突出状態まで摺動し初期状態とされる。
上記の如き本実施形態によれば、ローラ27がスイッチノブ26とは別体とされ、当該スイッチノブ26の摺動動作に応じてローラ27が所定角度α有したb方向に摺動するので、スイッチ装置全体における長手方向(a方向)の寸法を短くすることができ、図14及び図15に示すように、ハンドルバーHとの干渉を回避しつつローラ27の変位寸法を十分に設定することができる。従って、スイッチケース21におけるレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、スイッチ装置とハンドルバーHとの干渉を回避すべく、スイッチケース21における操作スイッチ22が配設される側の面を膨出させる必要がなく、スイッチ装置全体の大型化を抑制しつつ操作スイッチ22の操作性を維持することができる。即ち、スイッチケース21を運転者側(車両後方)に膨出させた構成とすると、把持グリップを握る運転者の手から親指等を延ばしてスイッチ操作する場合、当該指が届きにくくなって操作性が悪化してしまう虞があったのに対し、本実施形態ではかかる不具合が回避できるのである。尚、スイッチノブ26とローラ27との摺動方向が成す角度は、適宜設計することができ、スイッチケース21の形状や寸法に応じた最適なものとすることができる。
更に、スイッチノブ26及びローラ27の接続端部には、それぞれ溝部26a及び爪部27aが形成され、溝部26aに対して爪部27aが係止しつつ摺動するので、スイッチノブ26の摺動動作をより確実にローラ27側に伝達することができ、スイッチ装置の信頼性を向上させることができる。尚、本実施形態においては、スイッチノブ側に溝部が形成され、ローラ側に爪部が形成されているが、これに代えて、スイッチノブ側に爪部、ローラ側に溝部を形成するようにしてもよい。
また更に、本実施形態によれば、従来ハンドルバーHとの干渉を避けるべくスイッチケースの高さ方向に対する略中央に形成できなかったプッシュロック型の操作スイッチ22を当該位置に形成できるので、他の操作スイッチ(例えば操作スイッチ23及び24)や表示部位のレイアウトの自由度を向上させることができる。尚、本実施形態においては、プッシュロック型の操作スイッチに適用されているが、スイッチケースに対して突出状態と没入状態との間で摺動するものであれば、没入状態でロックしないものにも適用することができる。
以上、第1及び第2の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されず、スイッチケースに対して突出状態と没入状態との間で摺動し、車両が具備する電装品を操作し得るものであれば、他のスイッチ(ディマースイッチやターンシグナルスイッチなど)にも適用することができる。また、スイッチケースに形成されるべき他の操作スイッチは、本実施形態に限定されるものではなく、例えば第1の実施形態における自動変速機を手動によってシフトアップ又はシフトダウンさせ得る機構を具備せず、マニュアルスイッチ5やオートスイッチ7などが形成されないスイッチケースに対しても適用することができる。
また更に、第1及び第2の実施形態においては、何れも二輪車のハンドルバーに固定された車両用スイッチ装置に適用されているが、ハンドルバーを有する他の車両(例えば雪上車やATV、バギーなど)の車両用スイッチ装置においても適用することができる。尚、本実施形態に係るスイッチ装置おいては、何れもハンドルバーの左側先端近傍に配設されているが、右側先端近傍に配設されたものにも適用することができる。
ローラが操作部とは別体とされ、当該操作部の摺動動作に応じてローラが所定角度有した方向に摺動する操作スイッチを具備した車両用スイッチ装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたものにも適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る車両用スイッチ装置を示す正面図 同上面図 同左側面図 図3におけるIV−IV線矢視図 本発明の第1の実施形態に係る車両用スイッチ装置における操作スイッチを示す分解斜視図 本発明の第1の実施形態に係る車両用スイッチ装置における操作スイッチの動作を示すための模式図(操作部がスイッチケースから突出した状態) 本発明の第1の実施形態に係る車両用スイッチ装置における操作スイッチの動作を示すための模式図(操作部がスイッチケースに対して押し込まれた状態) 本発明の第1の実施形態に係る車両用スイッチ装置の縦断面図 本発明の第2の実施形態に係る車両用スイッチ装置を示す全体斜視図 同車両用スイッチ装置における操作スイッチを示す側面図 同操作スイッチのスイッチノブ及びローラの位置関係を示す模式図 同車両用スイッチ装置の構成要素を示す分解斜視図 同操作スイッチのスイッチノブ及びローラを示す模式図 同操作スイッチにおけるスイッチノブのスイッチケースに対する突出状態を示す断面図 同操作スイッチにおけるスイッチノブのスイッチケースに対する没入状態を示す断面図
符号の説明
1…スイッチケース
1a…第1スイッチケース
1b…第2スイッチケース
2…ディマースイッチ
3…ターンシグナルスイッチ
4…ホーンスイッチ
5…マニュアルスイッチ
6…パワースイッチ
7…オートスイッチ
8…パッシングスイッチ
9…バックミラー用操作スイッチ(プッシュロック式操作スイッチ)
10…スイッチノブ(操作部)
10a…カム溝(カム)
11…ケース
12…ローラ
12a…突起(カム)
13…端子台
14…スプリング
15…ハートカム
16…ガイドピン
17…可動接触子
18…スプリング
19…スプリング
20…固定接触子
21 スイッチケース
22 操作スイッチ(本発明の適用)
23、24 操作スイッチ
25 ケース
26 スイッチノブ(操作部)
26a 溝部
27 ローラ
27a 爪部
28 接触子
28a 可動接点
29 接点板
29a 固定接点
30 アクションプレート
31 ピン
32〜34 バネ

Claims (3)

  1. 車両のハンドルバー先端近傍に固定されたスイッチケースと、
    該スイッチケースに配設され、当該車両が搭載する各種電装品を操作するための操作スイッチと、
    を備えた車両用スイッチ装置において、
    前記操作スイッチは、
    押圧操作により前記スイッチケースに対して突出状態と没入状態との間で摺動し得る操作部と、
    該操作部とは別体とされ、当該操作部の摺動動作に応じて所定角度有した方向に摺動するローラと、
    前記操作部及びローラを収容するケースと、
    該ケースに取り付けられるとともに、前記ローラに形成された可動接触子が摺動して接触又は離間可能な固定接触子を具備した端子台と、
    を具備し、前記ローラの摺動動作により車両が具備する所定の電装品を操作し得るよう構成され、
    前記操作部の端部における一側面のみに傾斜面を有したカム溝が形成されると共に、前記ローラの端部における一側面のみに直接突起が形成され、当該突起が前記傾斜面と係合しつつ摺動し得る構成とされ、且つ、前記カム溝に対して突起が嵌合することにより当該操作部とローラとが連結されつつ前記ケースと端子台の間に挟持されて収容されるとともに、前記端子台の固定接触子が形成される面は、前記操作部の押圧操作方向に対して平行な面とされたことを特徴とする車両用スイッチ装置。
  2. 車両のハンドルバー先端近傍に固定されたスイッチケースと、
    該スイッチケースに配設され、当該車両が搭載する各種電装品を操作するための操作スイッチと、
    を備えた車両用スイッチ装置において、
    前記操作スイッチは、
    押圧操作により前記スイッチケースに対して突出状態と没入状態との間で摺動し得る操作部と、
    該操作部とは別体とされ、当該操作部の摺動動作に応じて所定角度有した方向に摺動するローラと、
    を具備し、前記ローラの摺動動作により車両が具備する所定の電装品を操作し得るとともに、
    前記操作部及びローラの接続端部には、互いに対応する傾斜面がそれぞれ形成されるとともに、何れか一方の傾斜面には他方の傾斜面に形成された溝部と係合しつつ摺動し得る爪部が形成されたことを特徴とする車両用スイッチ装置。
  3. 前記操作スイッチは、前記スイッチケースの高さ方向に対する略中央に配設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用スイッチ装置。
JP2004110056A 2003-04-03 2004-04-02 車両用スイッチ装置 Expired - Fee Related JP4210622B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004110056A JP4210622B2 (ja) 2003-04-03 2004-04-02 車両用スイッチ装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003100026 2003-04-03
JP2004110056A JP4210622B2 (ja) 2003-04-03 2004-04-02 車両用スイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004319475A JP2004319475A (ja) 2004-11-11
JP4210622B2 true JP4210622B2 (ja) 2009-01-21

Family

ID=33478851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004110056A Expired - Fee Related JP4210622B2 (ja) 2003-04-03 2004-04-02 車両用スイッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4210622B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5152892B2 (ja) * 2007-02-16 2013-02-27 朝日電装株式会社 車両用スイッチ装置
JP2019148764A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 扉開閉検知装置、及び該扉開閉検知装置を備えた画像形成装置。

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004319475A (ja) 2004-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4890074B2 (ja) 車両のハンドルスイッチ装置
JP2012007341A (ja) 車両用開閉体のロック装置
JP4210622B2 (ja) 車両用スイッチ装置
JP4396978B2 (ja) 車両用スイッチ装置
JP2012007342A (ja) 車両用開閉体のロック装置
KR100828199B1 (ko) 레버 스위치 장치
JP6042169B2 (ja) ハンドルバー用スイッチ装置
US7114962B1 (en) Circuit unit device
JP5152892B2 (ja) 車両用スイッチ装置
JP4274879B2 (ja) ステアリングロック装置
KR100797607B1 (ko) 레버 스위치
KR200459979Y1 (ko) 패들 스위치 유니트
JP5311648B2 (ja) 自動二輪車用プッシュ式イグニッションスイッチ
KR100580474B1 (ko) 자동차의 틸트 장치
KR100896416B1 (ko) 차량용 스티어링휠 리모콘
JP4462837B2 (ja) 車両用スイッチ装置
TWI241258B (en) Vehicular switch device
JP5514645B2 (ja) 車両用開閉体のロック装置
JP4426942B2 (ja) 車両用方向指示装置
JP2000357435A (ja) 車両用スイッチ装置
JP5877579B2 (ja) ターンシグナルスイッチ
KR100366215B1 (ko) 자동차용 시그널 스위치 장치
KR100853753B1 (ko) 레버 스위치 장치
JP4919883B2 (ja) 車両用スイッチ装置
JP3739920B2 (ja) 4輪駆動・2輪駆動切換ギヤシフトレバー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees