JP4209682B2 - 密封及び補給シールを備えたマスターシリンダ - Google Patents

密封及び補給シールを備えたマスターシリンダ Download PDF

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Description

本発明は、自動車用ブレーキマスターシリンダに関する。
より厳密には、本発明は、以下の形式の自動車用ブレーキマスターシリンダに関しており、そのマスターシリンダとは、基本的に軸方向に延びる本体を備えており、本体の内孔の中には少なくとも1つの軸方向に動くピストンが滑動可能に取り付けられていて、このピストンは、車両の運転者が操作して、非作動状態である後方位置と制動力を働かせている状態の前方位置との間を移動させることができるようになっており、且つ本体に形成されたストッパに向けて非作動状態である後方位置まで弾性的に戻されるようになっている型式のマスターシリンダであり、前記内孔には、ピストンと内孔の間に挿間されている前方及び後方の2つのシール手段が設けられていて、前方シール手段が、内孔内で、後方供給室と前方圧力室の境界を定めている型式のマスターシリンダであり、前記本体は、作動油の外部リザーバを前記後方供給室に接続し、前記2つのシール手段の間に開口している半径方向供給孔を備えている型式のマスターシリンダであり、前記本体には、前記前方圧力室に開口している制動回路に油圧を供給するための穿孔が設けられている型式のマスターシリンダであり、前方圧力室と後方供給室を連通させるための手段を備えており、前記手段は、前記ピストンが制動位置に向けて軸方向前方に動かされるときには、前記前方圧力室を前記後方供給室から切り離して前方圧力室内に制動圧が立ち上がるようにするために、前記ピストンによって抑止できるようになっている型式のマスターシリンダである。
この型式のブレーキマスターシリンダは、数多くの例が知られている。
この型式の殆どのマスターシリンダでは、2つのシール手段の内の少なくとも1つはピストンに取り付けられている。従って、このシール手段は、繰り返し行われる制動操作の間にブースタ本体の内孔内でこのピストンが往復運動を行うために、相当な摩耗を被る。
この摩擦は、ブースタの供給室と圧力室のシール性を危うくする恐れがあり、大部分の最近のマスターシリンダは、高い制動圧を生成するために、ピストンの断面が大きくなるように設計されているので、重大な結果を引き起こしかねない。
この欠点を改善するために、本発明は、本体の内孔に取り付けられた少なくとも1つのシールを備えている、上記形式のブレーキマスターシリンダを提案している。
このため、本発明は、先に述べた型式のブレーキマスターシリンダを提案しており、このマスターシリンダは、前方シール手段が、本体の溝内に取り付けられている前方シールを備えており、その内周リップは、ピストンと接触するように配置されていて、ピストンがその制動位置から非作動位置まで戻るときにはピストンから離れて持ち上がり、作動油が、内孔とピストンの間を流れ、半径方向供給孔及びリザーバーから前方圧力室に補給されるようになっていることを特徴としている。
本発明の他の特徴によれば、
前記本体は、ピストンを内孔内で案内するために前記前方シールの各側に配置されている一対の前方環状支承面を備えており、前記環状支承面には、作動油が流れる少なくとも1つの流路が設けられており、
前記一対の前方環状支承面は、複数の螺旋状流路を備えており、
前記ピストンは、一体部品、具体的には管状の一体部品で、第1端部が前記前方圧力室に開口し第2端部が前記ピストンの外周部に開口している少なくとも1つの孔を有しており、前記孔は、ピストンが非作動位置に在るときは供給室と連通して連通手段を形成するように、ピストンが作動位置に在るときは前方圧力室と連通して前記連通手段を抑止するように配置されており、
前記シールは、ピストンが孔の第2端部を通過するときに、シールが押し出されないようにするための内側補強リングを備えており、
前記リングは、相当に弾性的な材料で作られていて、円錐台形状の支承面と、その周辺に配置されている軸方向スロットとを備えており、それらは嵌め込み易くするためのものであり、
前記リングは、周辺の内側面に配置されている少なくとも1つの軸方向スロットを備えており、
前記リングは、エラストマー材料で作られており、
前記ピストンは、管状で同じ外径を有する前方部分と後方部分とを備えており、前記前方部分の後部支承面は前記後方部分の内孔内を滑動し、前記前方部分の後面と前記後方部分の内孔の閉じている端部との間に、保持手段と弾性付勢手段が挿間されており、
前記前方部分は、少なくとも1つの孔を備えており、その第1端部は、前記前方圧力室に開口し、その第2端部は、前記前方部分のショルダー後面と前記後方部分のショルダー前面との間で、前記後部支承面の外周部に開口して可動弁を形成していて、前記可動弁は、ピストンが非作動位置に在るときには、供給室に開口して連通手段を形成しており、
前記後方部分のショルダー前面は、環状シールを有しており、
後方シール手段は、前記本体の溝に取り付けられていて内周リップがピストンと接触するように配置されている後方シールから成り、
前記本体は、ピストンを内孔内で案内するために前記後方シールの各側に配置されている一対の後方環状支承面を備えており、
前記ピストンは、ピストンが非作動位置に在るときには、ストッパを形成している前記一対の前方環状支承面の前方の環状支承面の前方ショルダー面と接触することができる外側弾性リングを、端部に備えており、
前記ピストンは、ばねによって、後方の非作動位置まで弾性的に戻され、
前記マスターシリンダは、後方から前方に向かって、2つのピストン、即ちプライマリピストンとセカンダリピストンを備えた「タンデム」型式のマスターシリンダであり、前記2つのピストンは、本体の内孔内に、第1及び第2供給室と、第1及び第2圧力室の境界を定め、前記プライマリピストンは、前記セカンダリピストンの後面と前記プライマリピストンの前面の間のばね支承体によって、その後方の非作動位置まで弾性的に戻されるようになっている。
本発明のこの他の特徴及び利点は、添付図面を参照しながら、以下の詳細な説明を読めば明白になるであろう。
以下の説明において、同一又は同様な機能を有する部品には、同じ参照番号を付している。
「前」及び「後」という用語は、それぞれ慣例に従って、図面で左側、及び右側の要素又は位置を示している。
図1aから8aは、自動車用ブレーキマスターシリンダ10の全体を示している。
本発明の好適な実施形態では、マスターシリンダ10は「タンデム」型のマスターシリンダであって、基本的に軸線Aに沿い軸方向に延びる本体12と、その内孔14の内側に滑動可能に取り付けられている2つの軸方向ピストン16及び18とを備えている。
しかし、この構成は本発明に限定を加えるものではなく、マスターシリンダ10は、滑動ピストンを1つだけ備えた簡単なマスターシリンダであってもよい。
プライマリピストン16と称するピストン16は、車両の第1制動回路(図示せず)内に、油圧を立ち上がらせるためのものであり、セカンダリピストン18と称するピストン18は、車両の第1制動回路とは独立した車両の第2制動回路(図示せず)内に、油圧を立ち上がらせるためのものである。
プライマリピストン16は、車両の運転者が直接作動させることができる。例えば、プライマリピストン16の後端部19は、車両のブレーキペダルに加えられる力を増幅させるブースタ(図示せず)に接続することができる。
セカンダリピストン18は、車両の運転者が間接的に、具体的にはプライマリピストン16によって作動させることができ、それについては以下に詳しく説明する。
従って、プライマリピストン16又はセカンダリピストン18は、それぞれ、図1a及び図5aに示す非作動の後方位置と、図3a及び図7aに示す制動力を掛けている前方位置との間を、後に説明する中間位置を通過して動くことができる。
プライマリピストン16又はセカンダリピストン18は、それぞれ、既知の方法で、本体14内に形成されている後に説明するストッパに向けて非作動の後方位置まで弾性的に戻される。
具体的には、セカンダリピストン18は、内孔14の横断前端面22とセカンダリピストン18を押すばね20によって後方へ戻され、プライマリピストン16は、セカンダリピストン18の横断後面61とプライマリピストン16を押すばね24によって後方へ弾性的に戻される。より厳密には、ばね24については、長い状態のばねを滑動ラム23の周囲に取り付けて、セカンダリピストン18の横断後面61とプライマリピストン16の間に挟む。
内孔14は、それぞれプライマリピストン16と内孔14の間に挿間されている2つの第1シール手段、即ち前方シール28及び後方シール32と、それぞれセカンダリピストン18と内孔14の間に挿間されている2つの第2シール手段、即ち前方シール26と後方シール30とを備えている。
その結果、前方第1シール手段28は、内孔14内に、後方供給室34と前方圧力室36の境界を定める。同様に、前方第2シール手段26は、内孔14内に、後方供給室38と前方圧力室40の境界を定める。
本体12は、作動油の第1外部リザーバ(図示せず)を後方第1供給室34に接続し、2つの第1シール手段28と32の間に開口する第1半径方向供給孔42を有している。
具体的には、第1半径方向孔42は、例えば、中間の長手方向孔44を通してオリフィス46に接続されており、オリフィス46は、本体14の外側に開口して、関係する第1リザーバの出口(図示せず)となるよう作られている。
本体12は、作動油の第2外部リザーバ(図示せず)を第2後方供給室38に接続し、2つの第2シール手段26と30の間に開口する第2半径方向供給孔48を備えている。
本体は、関連する第1及び第2前方圧力室36及び40へと開口している関連する第1及び第2制動回路に作動油を供給するための2つの穿孔、即ち第1穿孔50及び第2穿孔52を有している。
マスターシリンダ10は、既知の方式で、前方第1圧力室36及び前方第2圧力室40を、それぞれ、関連する後方第1供給室34及び後方第2供給室38と連通させるための手段を備えている。これらの連通手段は、プライマリピストン16及びセカンダリピストン18が軸方向前方にその作動位置まで動かされると、関係するプライマリピストン16及びセカンダリピストン18によって抑止され、それぞれ、前方第1圧力室36及び前方第2圧力室40を、関係する後方第1供給室34及び後方第2供給室38から切り離し、前方第1圧力室36及び前方第2圧力室40内に制動圧力を立ち上げることができるようにする。
図1aから図4aまでと、図1bから図4bまでに記載されている本発明の第1実施形態によれば、プライマリピストン16とセカンダリピストン18は、それぞれ管状で、同じ外径「D」を有する関連する前方部分54、56と関連する後方部分58、60を含んでおり、後方部分58、60の内孔66、68内を滑動する前方部分54、56の後部支承面62、64を備えている。
各前方部分54、56の後面70、72と、後方部分58、60の内孔の閉じられている端部74、76との間には、保持手段と弾性付勢手段が挿間されている。
具体的には、各後方部分58、60は、例えば、案内のための円筒形支承面78、80を有しており、円筒形支承面78、80は、関連前方部分の後面と関連する壁を貫通しており、その前端部にはストッパ手段82、84が装着され、保持手段を形成している。
更に、各前方部分54、56の各後面70、72と、後方部分58、60の内孔の閉じている端部74、76との間には、ばね86、88が挿間されている。
図1aから図4aまでと、更に詳細には図1bから4bまでに示されているように、前方圧力室と後方供給室の連通手段を形成するために、各前方部分54、56には少なくとも1つの孔90、92が設けられており、その第1端部は、関連する前方圧力室36、40内に開口し、その第2端部は、後部支承面62、64の外周部の、前方部分のショルダ後面94、96と後方部分58、60のショルダ前面98、100との間に開口して、可動弁を形成しており、この可動弁は、ピストン16、18が非作動位置に在るときには、供給室36、40内に開口して、前方室36、40と後方室34、38の間が連通するようにしている。
各後方部分58、60のショルダ前面98、100は、この弁を密封できるようにする弾性材料で作られた環状領域102、104を備えている。
従って、各後方部分58、60の前方移動によって、関連する弁が閉じられ、関連する前方室36、40が切り離され、作動油の圧力が上昇するようになる。
図5aから8aまでと5bから8bまでに記載されている本発明の第2実施形態によれば、各ピストン16、18は、一体の部品であり、具体的には管状である。
連通手段を形成するために、各ピストン16、18は、少なくとも1つの孔106、108を有しており、その第1端部は前方圧力室36、40内に開口し、その第2端部はピストン16、18の外周部に開口しており、ピストン16、18が非作動位置に在るときは、供給室34、38と連通し、ピストンが作動位置に在るときは、前方圧力室36、40と連通するようになっている。この様に、孔106、108は、各ピストン16、18が非作動位置に在るときには、軸線方向に後方供給室34、38に位置しており、ピストン16、18が図7aに具体的に示されている前進位置に在るときには、軸線方向に前方圧力室に位置しており、つまり、ピストン16、18の非作動位置に対して前方シール手段28、26とは別の側に位置しているので、関連する前方圧力室36、40を切り離して、従って、作動油の圧力を上昇させることができるようになる。
本発明の選択された実施形態には関係なく、本発明によれば、前方シール手段28、26は、本体12の関連する溝110、112内に嵌め込まれている前方シール28、26を備えている。ピストン16、18と接触して配置されている前方シール28、26の内周リップは、ピストン16、18がその作動位置から非作動位置へ戻るときには、ピストン16、18から離れて、作動油を内孔14とピストン16、18との間を流すことによって、半径方向供給孔42、48及びリザーバから、前方圧力室36、40へ作動油を補給できるようになっている。
例として、図1bから8bに、セカンダリピストン18と関連付けられた前方シール26のリップ114を示している。
図11に示すように、各シール26、28は、事前に基本的には「インゲンマメ」形状に巻かれ、プライヤー(図示せず)を使って、その顎部(jaws)25がシール26、28を押しつぶすようにしてこの形に保持される。
次に、プライヤーを、本体10の内孔14内に、シール26、28が軸線方向で溝110、112の領域に達する位置まで挿入し、次いで、顎部25を操作してシール26、28を解放し、シール26、28が、元の形状に戻って、自然に溝110、112の中に配置されるようにする。
図5aから8aと図5bから8bに示す第2実施形態では、各シール26、28は、そのリップの後方に配置されている、内部補強リング27を収容するための凹部を備えている。この内部補強リング27は、後に説明するが、シール26、28が押し出されるのを防ぐためのものである。
リング27は、図10に更に詳しく示している。
好都合なことに、リングは、相当に弾性のある材料で作られており、後に図12から14を参照しながら述べるように、円錐台形状の支承面29と、その周辺部33に配置されている軸方向スロット31とを含んでおり、それらは嵌合し易くするためのものである。
好都合なことに、リングは、その周辺部33の内側面37に軸方向流路が設けられている。
好都合なことに、本発明の好適な実施形態では、リング27はエラストマー材料で作られている。
図1a及び5aを見れば分かるように、各ピストンが非作動位置に在るとき、前方シール26のリップはピストン18の外周と接触し、前方シール28のリップはピストン16の外周と接触している。この状態では、後方供給室34、38は前方室36、40と連通しているので、シールには、その各面に同じ圧力が掛かっている。図1b及び図5bは、ピストン18と接触している前方シール26のリップ114を更に詳細に示している。
本発明の第2実施形態では、図5aを見れば分かるように、シール26の内側後面118はリング27に接触していないので、作動油を流すことができる。
図2a及び図6aは、連通手段が抑止されている状態を示している。
第1実施形態によれば、図2aに示すように、プライマリピストン16が前方に移動すると、環状シール102を、ピストン16の前方部分54のショルダー後面94に押し付けることによって、ピストン16に関連する孔90が閉ざされる。これによって、前方圧力室36内の油圧ブレーキ作動油の圧力が僅かに上昇し、そのことがセカンダリピストン18を押し戻し、環状シール104を、ピストン18の前方部分56のショルダー後面96に強く押し付けることによって、ピストン18と関連する孔92を閉ざすことになる。
このような構成では、シール28、26の前面は、シール28、26を、各ピストン16、18の外周に対して強く押し付ける圧力を受ける。図3bの矢印は、シール26のリップ114の前面116への圧力の作用を示している。
第2実施形態によれば、図6aに示すように、プライマリピストン16が前方に移動すると、ピストン16に関連する孔106は閉ざされ、孔は、前方シール28に対して、以前ピストン16が非作動位置に在ったときに占めていた位置とは反対側の位置まで前進する。
これによって、前方圧力室36内の油圧ブレーキ作動油の圧力が僅かに上昇し、そのことがセカンダリピストン18を押し戻し、ピストン18と関連する孔108を閉ざすことになる。そして、ピストン18に関連する孔108は、前方シール26に対して、以前ピストン18が非作動位置に在ったときに占めていた位置とは反対側の位置まで前進する。このような構成では、シール28、26の前面は、シール28、26を、各ピストン16、18の外周に対して強く押し付ける圧力を受ける。
図6bは、シール26のリップ114の前面116への圧力の作用を、矢印で示している。圧力は、シール26のリップ116をピストン18に対して強く押し付け、シール26の内側後面118をリング27に対して強く押し付けて、密封性を保証する。
図3a及び7aは、ピストン16及び18により制動力が掛けられている場合の位置を示している。
プライマリピストン16及びピストン18が前進すると、第1実施形態では孔90、92が、第2実施形態では孔106、108が閉ざされる。これら各孔は、各前方シール26、28に対して、以前非作動位置に在ったときに占めていた位置とは反対側の位置まで前進する。油圧ブレーキ油には、2つの前方室36及び40内で圧力が働いている。
このような構成では、シール28及び26の前面は、シール28及び26を、各ピストン16及び18の外周に対して強く押し付ける圧力を受ける。図3bの矢印は、第1実施形態に関連するシール26のリップ114の前面116への圧力の作用を示している。図7bは、第2実施形態に関連するシール26のリップ114の前面116への圧力の作用を、矢印で示している。これらの圧力は、シール26のリップ116をピストン18に対して強く押し付け、シール26の内側後面118をリング27に対して強く押しつけて、良好な密封性を保証している。
図4a及び8aは、運転者が、プライマリピストン16の端部19へ掛ける力を緩めたときの、半径方向孔42、48と、関連するリザーバ(図示せず)とによる前方室36、40への再供給の位置を示している。
このような構成では、2つのピストン16及び18は、急速に後退し、第1及び第2前方圧力室36及び40内は減圧される。この減圧によって、シール26及び28のリップは持ち上げられる。
例えば図4b及び図8bに示すように、矢印で示されている減圧力は、シール26のリップ114を持ち上げるように働き、それによって、作動油は、孔48から第2前方圧力室40へ向かって流れるようになり、内孔14とピストン18の外周の間を流れる。
図8bに示す本発明の第2実施形態である特定の場合、減圧力は、リップ116を持ち上げてピストン18から離し、シール26の内側後面118を持ち上げてリング27から離し、更に詳細には、作動油が孔48から第2前方圧力室40へ向かって流れるようにし、シール26の後面118とリング27の間を流れるようにする。
本発明の2つの実施形態では、図1aから9aに示すように、本体12は、ピストン18に関連する前方シール26の各側に1つずつ配置されている一対の前方環状支承面120、122と、ピストン16に関連する前方シール28の各側に1つずつ配置されている一対の前方環状支承面124、126とを備えているのが望ましい。
これらの支承面120、122、124、126によって、ピストン16、18が内孔14内を案内されるようになっている。これらの環状支承面120、122、124、126は、それぞれ、作動油が流れるための少なくとも1つの流路128を備えている。この構造によって、ピストン16、18を正確に案内しながら同時に、半径方向孔42、48に十分な補給ができるようになっている。
リング27は、好都合にも、前方シール28が、少なくとも1つの流路128内に押し出されるのを防ぐことができるようにしている。
図9bに詳しく示すように、環状支承面120、122は、複数の螺旋状流路124を備えているのが望ましい。
更に、図1aから8aに示すように、後方シール手段30、32は、本体12の溝130、132内に取り付けられている後方シール30、32で構成されており、その内周リップは、関連するピストン16、18と接触して配置されている。
更に、図1aから9aに示すように、本体は、ピストン18と関連する後方シール30の各側に1つずつ配置されている一対の後方環状支承面134、136と、ピストン16と関連する後方シール32の各側に1つずつ配置されている一対の後方環状支承面138、140とを備えている。これらの支承面134、136、138、140は、関連するピストン16、18が内孔14内を案内されるようにする。
更に、各実施形態において、ピストン16、18のストッパ手段は、ピストン16、18が非作動位置に在るときに、前記一対の前方環状支承面の一部を形成している前方環状支承面124、120の前方ショルダー面と接触するようになっている外側弾性リング142、144を、各ピストンの端部に備えている。
図12から図14は、第2実施形態のシール26に関連する補強リング27を本体12内へ嵌め込む際の3つの連続する段階を示している。
嵌め込むために、3つの工具150、160及び170を使用する。
工具150は管状であり、内孔14と基本的に同じ直径の前方部分152と、圧縮された状態の補強リング27の内径と基本的に直径が等しい後方部分154とを備えている。工具150は、前方部分152の後端に円錐台形状の面取り部156を有している。前方部分152の長さは、前方部分152の後端が、溝112と軸方向でほぼ一致するように設計されている。
工具160は基本的に管状であり、基本的に、圧縮された状態の補強リング27の平均直径を有する前方部分162を有している。工具160は、前方部分162の前端に円錐台形状の面取り部166を有している。工具160は、更に、保持ノブを形成する後方部分164を備えており、前方部分162よりも直径が大きくなっている。
工具170は基本的に管状であり、内径が、圧縮された状態の補強リング27の外径と基本的に等しい前方部分172を有している。工具170は、更に、保持ノブを形成する後方部分174を備えてしており、前方部分172よりも直径が大きくなっている。
リング27は圧縮され、次いで、工具150の後方部分154上を滑らされる。次に工具160が、工具170の内側で、且つ工具150の上に、軸方向中間位置まで滑り込ませられる。3つの工具150、160、170とリング27の集合体が、本体12の内孔14内に導入される。この時、リング27は、工具160の前方部分162の端部によって軸方向に保持され、工具170の前方部分172によって半径方向に保持されており、図12に示すように、リング27と工具150の前方部分152との間に、軸方向の間隙Jがある。
次に、図13に示すように、工具160を更に前方に押し、間隙Jを低減する。従って、リング27は、前方部分172から抜け出し、工具160の円錐台形状面取り部166を押す形に自然に復旧する。
最後に、図14に示すように、3つの工具150、160、170の集合体を、本体12の内孔14から取り出すが、前方部分152の後端には円錐台形状面取り部156が設けられているので、工具150は、補強リング27を傷つけることなく通過することができる。
従って、本発明により、密封性に関する信頼性の高いマスターシリンダを有することができるようになる。
図1aは、本発明による「タンデム」型マスターシリンダの第1実施形態の軸方向断面図であり、非作動位置にある状態を示す。 図1bは、図1aの、セカンダリピストンと関連付けられた前方シール部分の詳細図である。 図2aは、図1aのマスターシリンダの図であり、2つの連通手段が抑止された位置にある状態を示す。 図2bは、図2aの、セカンダリピストンと関連付けられた前方シール部分の詳細図である。 図3aは、図1aのマスターシリンダの図であり、制動力を掛けている位置にある状態を示す。 図3bは、図3aの、セカンダリピストンと関連付けられた前方シール部分の詳細図である。 図4aは、図1aのマスターシリンダの図であり、リザーバと半径方向供給孔から再供給を受けている位置にある状態を示す。 図4bは、図4aの、セカンダリピストンと関連付けられた前方シール部分の詳細図である。 図5aは、本発明による「タンデム」型マスターシリンダの第2実施形態の軸方向断面図であり、非作動位置にある状態を示す。 図5bは、図5aの、セカンダリピストンと関連付けられた前方シール部分の詳細図である。 図6aは、図5aのマスターシリンダの図であり、2つの連通手段が抑止された位置にある状態を示す。 図6bは、図6aの、セカンダリピストンと関連付けられた前方シール部分の詳細図である。 図7aは、図5aのマスターシリンダの図であり、制動力を掛けている位置にある状態を示す。 図7bは、図7aの、セカンダリピストンと関連付けられた前方シール部分の詳細図である。 図8aは、図5aのマスターシリンダの図であり、リザーバと半径方向供給孔から再供給を受けている位置にある状態を示す。 図8bは、図8aの、セカンダリピストンと関連付けられた前方シール部分の詳細図である。 図9aは、マスターシリンダ本体の斜視半面図である。 図9bは、図1の本体の螺旋状流路の詳細図である。 補強リングの斜視図である。 シール及びシールを嵌め込むのに用いられる工具の、シール嵌込前の端面図である。 マスターシリンダ内孔内での、図2aのシールへの補強リングの嵌込における3つの連続する段階の1つを示す、軸方向断面図である。 マスターシリンダ内孔内での、図2aのシールへの補強リングの嵌込における3つの連続する段階の1つを示す、軸方向断面図である。 マスターシリンダ内孔内での、図2aのシールへの補強リングの嵌込における3つの連続する段階の1つを示す、軸方向断面図である。

Claims (14)

  1. 自動車用ブレーキマスターシリンダ(10)であって、基本的に軸方向に延びる本体(12)を備えた形式であり、前記本体の内孔(14)の中には少なくとも1つの軸方向に動くピストン(16、18)が滑動可能に取り付けられていて、前記ピストンは、車両の運転者が操作して、非作動状態である後方位置と制動力を働かせている前方位置との間を移動させることができるようになっており、且つ本体(12)に形成されているストッパに向けて、前記非作動状態である後方位置まで弾性的に戻されるようになっており、前記内孔(14)には、前記ピストン(16、18)と前記内孔(14)の間に挿間されている前方(26、28)及び後方(30、32)の2つのシール手段が設けられていて、前記前方シール手段(26、28)が、前記内孔(14)内で、後方供給室(34、38)と前方圧力室(36、40)の境界を定めている型式であり、前記本体(12)は、作動油の外部リザーバを前記後方供給室(34、38)に接続し、前記2つのシール手段(26、28、30、32)の間に開口している半径方向供給孔(42、48)を備えている型式であり、前記本体(12)には、前記前方圧力室(36、40)に開口している制動回路に油圧を供給するための穿孔(50、52)が設けられている型式であり、且つ、前記前方圧力室(36、40)と前記後方供給室(34、38)を連通させるための手段を備えており、前記手段は、前記ピストン(16、18)が前記制動位置に向けて軸方向前方に動かされるときには、前記前方圧力室(36、40)を前記後方供給室(34、38)から切り離して、前記前方圧力室(36、40)内に制動圧が立ち上がるようにするために、前記ピストン(16、18)によって抑止できるようになっている型式であるブレーキマスターシリンダ(10)において、
    前記前方シール手段(26、28)は、前記本体(12)の溝(110、112)内に取り付けられている前方シール(26、28)を備えており、その内周リップは、前記ピストン(16、18)と接触するように配置されていて、前記ピストンがその制動位置からその非作動位置まで戻るときにはピストンから離れて持ち上がり、作動油が、前記内孔(14)と前記ピストン(16、18)の間を流れ、前記半径方向供給孔(42、48)及び前記リザーバから前記前方圧力室(36、40)に補給されるようになっており、
    前記本体(12)は、前記ピストン(16、18)を前記内孔(14)内で案内するために前記前方シール(26、28)の各側に配置されている一対の前方環状支承面(120、122、124、126)を備えており、前記環状支承面には、作動油が流れる少なくとも1つの流路が設けられ、
    前記一対の前方環状支承面(120、122、124、126)は、複数の螺旋状流路(128)を備えていることを特徴とするブレーキマスターシリンダ(10)。
  2. 前記ピストン(16、18)は一体部品、具体的には管状の一体部品で、第1端部が前記圧力室(36、40)に開口し第2端部が前記ピストン(16,18)の外周部に開いている少なくとも1つの孔(106、108)を有しており、前記孔は、前記ピストン(16、18)が非作動位置に在るときは前記供給室(34、38)と連通して前記連通手段を形成するように、前記ピストン(16、18)が制動位置に在るときは前記前方圧力室(36、40)と連通して前記連通手段を抑止するように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のマスターシリンダ(10)。
  3. 前記シール(26、28)は、シール(26、28)が押し出されないようにするための内側補強リング(27)を備えていることを特徴とする、請求項に記載のマスターシリンダ(10)。
  4. 前記リング(27)は、相当に弾性的な材料で作られていて、円錐台形状の支承面(29)と、その周辺(33)に配置されている軸方向スロット(31)とを備えており、それらは、嵌め込み易くすためのものであることを特徴とする、請求項に記載のマスターシリンダ(10)。
  5. 前記リング(27)は、その周辺(33)の内側面(37)に設けられている少なくとも1つの軸方向流路を備えていることを特徴とする、請求項に記載のマスターシリンダ(10)。
  6. 前記リング(27)は、エラストマー材料で作られていることを特徴とする、請求項からの何れか一項に記載のマスターシリンダ(10)。
  7. 前記ピストン(16、18)は、管状で同じ外径(D)を有する前方部分(54、56)と後方部分(58、60)を備えており、前記前方部分(54、56)の後部支承面(62、64)は、前記後方部分(58、60)の内孔(66、68)内を滑動し、前記前方部分(54、56)の後面(70、72)と、前記後方部分(58、60)の前記内孔(66、68)の閉じている端部(74、76)との間に、保持手段(78、80、82、84)と弾性付勢手段(86、88)が挿間されていることを特徴とする、請求項に記載のマスターシリンダ(10)。
  8. 前記前方部分(54、56)は、少なくとも1つの孔(90、92)を備えており、その第1端部は前記前方圧力室(36、40)に開口し、その第2端部は、前記前方部分(54、56)のショルダー後面(94,96)と、前記後方部分(58、60)のショルダー前面との間で前記後方支承面(62、64)の外周部に開口して可動弁を形成しており、前記可動弁は、前記ピストン(16、18)が非作動位置に在るときには、前記供給室(34、38)に開口して、連通手段を形成することを特徴とする、請求項に記載のマスターシリンダ(10)。
  9. 前記後方部分の前記ショルダー前面(98、100)は、環状シール(102、104)を有していることを特徴とする、請求項に記載のマスターシリンダ(10)。
  10. 前記後方シール手段(30、32)は、前記本体(12)の溝(130、132)に取り付けられていて内周リップが前記ピストン(16、18)と接触するように配置されている後方シール(30、32)から成ることを特徴とする、請求項1から9の何れか一項に記載のマスターシリンダ(10)。
  11. 前記本体(12)は、前記ピストン(16、18)を前記内孔(14)内で案内するために前記後方シール(30、32)の各側に1つずつ配置されている一対の後方環状支承面(134、136、138、140)を備えていることを特徴とする、請求項10に記載のブレーキマスターシリンダ(10)。
  12. 前記ピストン(16、18)は、前記ピストン(16、18)が非作動位置に在るときには、ストッパを形成している前記一対の前方環状支承面の前方の環状支承面(120、124)の前方ショルダー面と接触することができる外側弾性リング(142、144)を、端部に備えていることを特徴とする、請求項から11の何れか一項に記載のマスターシリンダ(10)。
  13. 前記ピストン(16、18)は、ばね(20、24)によって、前記後方の非作動位置まで弾性的に戻されることを特徴とする、請求項1から12の何れか一項に記載のマスターシリンダ(10)。
  14. 前記マスターシリンダ(10)は、後方から前方に向かって、2つのピストン、即ちプライマリピストン(16)とセカンダリピストン(18)を備えた「タンデム」型式のマスターシリンダーであり、前記2つのピストンは、前記本体の前記内孔内に、第1供給室(34)及び第2供給室(38)と、第1圧力室(36)及び第2圧力室(40)の境界を定め、前記プライマリピストン(16)は、前記セカンダリピストン(18)の後面(61)と前記プライマリピストン(16)の前面との間のばね(24)支承体によって、前記後方の非作動位置まで弾性的に戻されることを特徴とする、請求項1から13の何れか一項に記載のマスターシリンダ(10)。
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