JP2001146157A - マスタシリンダ - Google Patents

マスタシリンダ

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JP2001146157A
JP2001146157A JP32910799A JP32910799A JP2001146157A JP 2001146157 A JP2001146157 A JP 2001146157A JP 32910799 A JP32910799 A JP 32910799A JP 32910799 A JP32910799 A JP 32910799A JP 2001146157 A JP2001146157 A JP 2001146157A
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pistons
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pressure
cylinder
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Kimio Ishihara
公雄 石原
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Bosch Braking Systems Corp
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Bosch Braking Systems Co Ltd
Bosch Braking Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、シール24、26とリリーフ孔4c、5
cと間の距離は、これに関係する部品の寸法ばらつきや
経時的な寸法変化を考慮し、第1、第2のピストン4、
5が非作動位置に在るときはシール24、26がリリー
フ孔4c、5cを絶対に閉塞することのないよう、余裕
を持った値にせざるを得ず、無効ストロークを短縮する
にあたって、これにより制約を受けていた。また、従
来、関係部品の寸法ばらつきや経時的な寸法変化を考慮
してシール24、26とリリーフ孔4c、5cと間の距
離を設定しても、予期しない異常な変化が部品等に起こ
り、シール24、26がリリーフ孔4c、5cを閉塞し
てしまうことは回避できるものではない。本発明は、シ
ール24、26がリリーフ孔4c、5cにより閉塞され
ても、ブレーキ液圧力の残圧を発生することのないマス
タシリンダを提供することである。 【解決手段】リリーフ孔4c、5cよりも細径のセイフ
ティ孔4e、5eをリリーフ孔4c、5cの後方位置に
設けたことにより、第1、第2の圧力室9、10に、ブ
レーキ液圧力の残圧が発生しないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の各種ブレ
ーキ装置などに使用されるマスタシリンダの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマスタシリンダとして
は、例えば図4に示すタンデムマスタシリンダがあり、
図示しないブレーキ倍力装置の前部に装着されて、該倍
力装置の出力部に連結されて使用される。このマスタシ
リンダのシリンダハウジング1は、一端に開口部を有す
るボデイ本体2と、該ボデイ本体2の開口部に結合される
キャップ3と、内部にシリンダ8aが成形されるととも
に、一端が該ボデイ本体2内に嵌装されたスリーブ8と
によりシリンダハウジング1を構成し、スリーブ8の内
部に成形されたシリンダ8a内に第1、第2のピストン
4、5が直列状に嵌挿され、これらピストン4、5はス
リーブ8の中に摺動可能に配設されている。第1のピス
トン4は、その一端部をブレーキ倍力装置の出力部と当
接係合できるように構成されている。
【0003】前記第1、第2のピストン4、5と前記シ
リンダハウジング1とによって第1の圧力室9が画成さ
れ、前記第2のピストン5と前記シリンダハウジング1
とによって第2の圧力室10が画成されている。これら
第1、第2の圧力室9、10の各々は、シリンダハウジ
ング1に設けられた連通孔1a、1bを介してそれぞれ
のブレーキ装置の配管に接続される。
【0004】また、前記第1、第2のピストン4、5の
外周と前記シリンダハウジング1とにより第1の給液室
21と、第2の給液室22をそれぞれ画成している。こ
れら第1、第2の給液室21、22の各々は、それぞれ
の液リザーバ23に接続される。
【0005】前記第1の給液室21は、前記第1の圧力
室9との間及び前記シリンダハウジング1の外部との間
を、該シリンダハウジング1に設けられて前記第1のピ
ストン4と係合するそれぞれのシール24、25により
密封されている。同様に、前記第2の給液室22は、前
記第2の圧力室10との間及び前記第1の圧力室9との
間を、シ前記リンダハウジング1に設けられて前記第2
のピストン5と係合するそれぞれのシール26、27に
より密封されている。
【0006】前記第1、第2の圧力室9、10に、前記
第1、第2のピストン4、5を後退方向に付勢する戻し
ばね機構11、12がそれぞれ配設されている。特に、
前記第1の圧力室9に配設されるばね機構11は、前記
第2のピストン5の後端面に当接するほぼ円筒状のばね
リテーナ17と、該リテーナ17内に挿通されその頭部
が該リテーナ17に係止するとともに前記第1のピスト
ンの先端側に形成された凹部底面に係着するガイドピン
16と、前記ばねリテーナ17と前記第1のピストン4
との間に縮設される戻しばね15から成っている。
【0007】これらばね機構11、12の各々は、非作
動時、前記第1のピストン4を、ブレーキ倍力装置の出
力部との当接位置により規制される後退限に、前記第2
のピストン5を、前記ばねリテーナ17の位置により規
制される後退限にそれぞれ戻すとともに、これらピスト
ン4、5をこの非作動位置に保持する。
【0008】前記第1、第2のピストン4、5が非作動
位置に在るとき、前記第1、第2の圧力室9、10は、
前記第1、第2のピストン4、5の各々に設けられたリ
リーフ孔4c、5cにより前記第1、第2の給液室2
1、22とそれぞれ連通するように構成されている。こ
れにより、ブレーキ装置のブレーキ液圧力は、前記第
1、第2の圧力室9、10、前記各リリーフ孔4c、5
c及び前記第1、第2の給液室21、22をそれぞれ通
って液リザーバ23に解放され、ブレーキ装置は非作動
状態に維持される。
【0009】前記第1のピストン4がブレーキ倍力装置
の出力部に押圧されて、前進方向にストロークすると
き、第1のピストン4に設けられた前記リリーフ孔4c
が未だ前記第1の給液室21と連通する位置に在る初期
段階においては、該第1のピストン4により押し出され
たブレーキ液は、前記第1の圧力室9から前記第1の給
液室21に流出してしまう。そのため、前記第1の圧力
室9内のブレーキ液圧力は自動車の制動に十分な圧力ま
で上昇することができない。制動開始直後に過渡的に発
生するこのストロークは、ブレーキを操作する上でもブ
レーキの効き遅れとして感じられる無効ストロークで好
ましくない。従って、この無効ストロークを短縮すべ
く、前記リリーフ孔4cは、前記第1の圧力室9と前記
第1の給液室21との間に設けられた前記シール24に
対し、極力近接させて開口される。
【0010】前記第1のピストン4が更にストロークし
て、該リリーフ孔4cが前記第1の圧力室9と前記第1
の給液室21との間に設けられた前記シール24と重な
って閉塞される位置に達すると、前記第1のピストン4
は、前記第1の圧力室9内のブレーキ液をブレーキ配管
に吐出し始める。更なる該第1のピストン4のトローク
により、前記第1の圧力室9内にブレーキ液圧力が発生
し、このブレーキ液圧力を後端面に受けた前記第2のピ
ストン5は、前進方向にストロークする。該第2のピス
トン5のストロークの初期においても、前記第1のピス
トン4の場合と同様な過程で過渡的に無効ストロークが
発生する。従って、無効ストロークを短縮すべく、前記
第2のピストン5に設けられた前記リリーフ孔5cも、
前記第2の圧力室10と前記第2の給液室22との間に
設けられた前記シール26に対し可能な限り近い位置に
開口される。
【0011】一方、前記第1、第2のピストン4、5の
それぞれの後退限と前記シリンダハウジング1に設けら
れた前記シール24、26との相対位置は、これに関係
する多くの構成部品の寸法の累積により定まるので、距
離的に大きなばらつきを持つ。従って、前記ピストン
4、5に設けられた前記リリーフ孔4c、5cと前記シ
リンダハウジング1に設けられた前記シール24、26
との間の距離も、大きなばらつきを持っている。更に、
これら関係構成部品に発生する経時的な寸法変化によっ
ても影響を受ける。そのため、ブレーキの戻し時、予期
せず、前記リリーフ孔4c、5cが前記給液室21、2
2と連通する位置まで戻りきれずに該リリーフ孔4c、
5cの給液室内開口部4d、5dが前記シール24、2
6と重なって閉塞されてしまう可能性がある。結果的に
ブレーキ装置にブレーキ液圧力が解放されないで残って
しまい、この状態を気付かずに自動車が走行されると大
きな事故につながる可能性が高い。これらを考慮する
と、前記ピストン4、5に設けられた前記リリーフ孔4
c、5cと前記シリンダハウジング1に設けられた前記
シール24、26との間の距離は、余裕をもたせた値に
せざるを得ず、また、これらを考慮してしても、部品に
予期しない異常な変化が起こった場合には、上述の不具
合は回避できない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、無効ストロー
ク短縮に対し制約となり、かつ、安全上多くの問題の原
因となり、大きな事故につながる可能性の大きいブレー
キ液圧力の残圧を発生させることのないマスタシリンダ
を提供することが、本発明が解決しようとする課題であ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明のマスタシリンダは、シリンダハウ
ジングの一端にシリンダを開口し、該シリンダ内に嵌挿
されるピストンを摺動可能に設け、該ピストンと前記シ
リンダハウジングとによって圧力室を画成するととも
に、前記ピストンの外周と前記シリンダハウジングの間
には給液室を画成し、また、該圧力室に前記ピストンを
後退方向へ付勢するばね機構を配設し、前記ピストンが
前記ばね機構より戻されて非作動位置に在るとき、前記
圧力室は、前記ピストンに設けられたリリーフ通路によ
り前記給液室と連通するように構成されたマスタシリン
ダにおいて、前記ピストンには、該ピストンに設けられ
た前記リリーフ通路の給液室内開口部のやや後方位置
に、該ピストンを貫通して前記圧力室に達する細径のセ
イフティ孔の開口部を設けて、前記ピストンが前記圧力
室に配設されたばね機構により戻されて非作動位置に在
るとき、前記ピストンに設けられた該セイフティ孔によ
っても、前記圧力室は、前記給液室と連通するように構
成されたことを特徴としている。
【0014】また、請求項2の発明は、シリンダハウジ
ングの一端にシリンダを開口し、該シリンダ内に嵌挿さ
れる第1、第2のピストンを摺動可能に設け、該第1、
第2のピストンと前記シリンダハウジングとによって第
1の圧力室を、前記第2のピストンと前記シリンダハウ
ジングとによって第2の圧力室をそれぞれ画成するとと
もに、前記第1、第2のピストンの外周と前記シリンダ
ハウジングの間には第1、第2の給液室をそれぞれ画成
し、前記第1、第2の圧力室内に前記第1、第2のピス
トンを後退方向へ付勢するばね機構をそれぞれ配設し、
前記第1、第2のピストンが前記ばね機構の各々により
それぞれ戻されて非作動位置に在るとき、前記第1、第
2の圧力室は、前記第1、第2のピストンの各々に設け
られたリリーフ通路により前記第1、第2の給液室とそ
れぞれ連通するように構成されたマスタシリンダにおい
て、すくなくとも前記第1のピストンには、該第1のピ
ストンに設けられた前記リリーフ通路の給液室内開口部
のやや後方位置に、該第1のピストンを貫通して前記第
1の圧力室に達する細径のセイフティ孔の開口部を設け
て、前記第1のピストンが前記第1の圧力室に配設され
たばね機構により戻されて非作動位置に在るとき、前記
第1のピストンに設けられた該セイフティ孔によって
も、前記第1の圧力室は、前記第1の給液室と連通する
ように構成されたことを特徴としている。
【0015】更に、請求項3の発明は、一端に開口部を
有するボデイ本体と、該ボデイ本体の開口部に結合される
キャップと、内部にシリンダが成形されるとともに、一
端が該ボデイ本体内に嵌装されたスリーブとによってシ
リンダハウジングを構成し、前記シリンダ内に嵌挿され
る第1、第2のピストンを摺動可能に設け、該第1、第
2のピストンと前記シリンダハウジングとによって第1
の圧力室を、前記第2のピストンと前記シリンダハウジ
ングとによって第2の圧力室をそれぞれ画成するととも
に、前記第1、第2のピストンの外周と前記シリンダハ
ウジングの間には第1、第2の給液室をそれぞれ画成
し、前記1、第2の圧力室に前記第1、第2のピストン
を後退方向へ付勢するばね機構をそれぞれ配設し、前記
第1、第2のピストンが前記ばね機構の各々によりそれ
ぞれ戻されて非作動位置に在るとき、前記第1、第2の
圧力室は、前記第1、第2のピストンの各々に設けられ
たリリーフ通路により前記第1、第2の給液室とそれぞ
れ連通するように構成されたマスタシリンダにおいて、
前記第1、第2のピストンには、該第1、2のピストン
に設けられた前記リリーフ通路の給液室内開口部のやや
後方位置に、該第1、第2のピストンを貫通して前記第
1、2の圧力室に達するように設けられた細径のセイフ
ティ孔の開口部をそれぞれ設けて、前記第1、第2のピ
ストンが前記ばね機構の各々によりそれぞれ戻されて非
作動位置に在るとき、前記第1、第2のピストンの各々
に設けられた該セイフティ孔によっても、前記第1、第
2の圧力室は前記第1、第2の給液室とそれぞれ連通す
るように構成されたことを特徴としている。
【0016】
【作用】このような構成をしたマスタシリンダにおいて
は、前記ピストンの後退限が変化し、リリーフ通路が前
記給液室と連通する位置まで戻りきれず、リリーフ通路
の給液室内開口部がシールと重なって閉塞されてしまっ
た場合でも、前記ピストンは、その後退限をブレーキ倍
力装置により規制されているので、前記第1の圧力室内
のブレーキ液圧力により押圧されても後退するこはでき
ない。従って、従来の構成においては、圧力室内のブレ
ーキ液圧は残圧となり、この残圧は、前記圧力室内に高
い圧力のまま保持されてしまう。しかし、本発明の構成
によれば、前記ピストンの後退限が変化し、リリーフ通
路が前記給液室と連通する位置まで戻りきれず、リリー
フ通路の給液室内開口部がシールと重なって閉塞されて
しまった場合でも、リリーフ通路より後方に位置するセ
イフティ孔が前記給液室内に在るので、この残圧は該セ
イフティ孔を介して給液室に解放される。
【0017】また、請求項2のマスタシリンダにおいて
も、前記第1のピストンの後退限が変化したためリリー
フ通路が前記第1の給液室に戻りきれず、リリーフ通路
の給液室内開口部がシールと重なって閉塞されてしまっ
た場合、前記第1のピストンは、その後退限をブレーキ
倍力装置により規制されているので、前記第1の圧力室
内のブレーキ液圧力により押圧されても後退するこはで
きない。従って、従来の構成においては、第1の圧力室
内のブレーキ液圧は残圧となり、この残圧は、前記第1
の圧力室内に高い圧力のまま保持されてしまう。しか
し、本発明の構成によれば、前記第1のピストンの後退
限が変化したためリリーフ孔が前記第1の給液室に戻り
きれず、リリーフ通路の給液室内開口部がシールと重な
って閉塞されてしまった場合でも、リリーフ通路より後
方に位置するセイフティ孔は前記第1の給液室内に在る
ので、この残圧は該セイフティ孔を介して第1の給液室
に解放される。
【0018】また、請求項3のマスタシリンダにおいて
も、前記第2のピストンの後退限が変化したためリリー
フ通路が前記第2の給液室に戻りきれず、リリーフ通路
の給液室内開口部がシールと重なって閉塞されてしまっ
た場合、前記第2のピストンは、その後退限を前記戻し
ばねにより付勢された前記ばねリテーナにより規制され
ているので、前記第2の圧力室内のブレーキ液圧力によ
り押圧されて幾分は後退することができる。これによ
り、リリーフ通路の給液室内開口部がシールと重なって
閉塞された状態は解除される。しかし、ブレーキ液圧力
による押圧力が前記戻しばねによる付勢力より小さくな
る程度に前記第2の圧力室内のブレーキ液圧力が低下す
ると、前記第2のピストンは、リリーフ通路の給液室内
開口部がシールと重なって閉塞されてしまう位置に再び
戻ってしまう。従って、従来の構成においては、前記第
2の圧力室内のブレーキ液圧力は残圧となり、この残圧
は、前記第2の圧力室内に低い圧力のまま保持されてし
まう。しかし、本発明の構成によれば、前記第2のピス
トンの後退限が変化したためリリーフ通路が前記第2の
給液室に戻りきれず、リリーフ孔の給液室内開口部がシ
ールと重なって閉塞されてしまった場合でも、リリーフ
孔より後方に位置するセイフティ孔は前記第2の給液室
内に在るので、この残圧は該セイフティ孔を介して第2
の給液室に解放される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。図1は、本
発明のマスタシリンダの実施例を示す縦断面図であり、
図2及び図3は、それぞれ、図1のA部及びB部の拡大
図である。
【0020】図1において、一端に開口部を有するボデ
イ本体2と、該ボデイ本体2の開口部に結合されるキャッ
プ3と、内部にシリンダ8aが成形されるとともに、一
端が該ボデイ本体2内に嵌装されたスリーブ8とにより
シリンダハウジング1を構成し、スリーブ8の内部に成
形されたシリンダ8a内に第1、第2のピストン4、5
が直列状に嵌挿され、これらピストン4、5はスリーブ
8の中に摺動可能に配設されている。第1のピストン4
は、その一端部をシリンダハウジング1の外部に突出さ
せて、該突出端にブレーキ倍力装置の出力部(例えば、
プッシュロッド)と当接係合することができるように球
状凹部4aが設けられている。該第1、第2のピストン
4、5とシリンダハウジング1とによって第1の圧力室
9を、第2のピストン5とシリンダハウジング1とによ
って第2の圧力室10をそれぞれ画成し、これら第1、
第2の圧力室9、10は、シリンダハウジング1に設け
られた連通孔1a、1bを介してブレーキ装置の配管に
それぞれ接続される。また、第1、第2のピストン4、
5のそれぞれの外周とシリンダハウジング1の間には第
1、第2の給液室21、22をそれぞれ画成し、これら
第1、第2の給液室21、22は、シリンダハウジング
1に設けられた連通孔1c、1dを介して液リザーバ2
3にそれぞれ接続される。第1の給液室21は、第1の
圧力室9との間及びシリンダハウジング1の外部との間
を、シリンダハウジング1に設けられたそれぞれのシー
ル24、25により密封されている。同様に、第2の給
液室22は、第2の圧力室10との間及び第1の圧力室
9との間を、シリンダハウジング1に設けられたそれぞ
れのシール26、27により密封されている。第1、第
2の圧力室9、10に、第1、第2のピストン4、5を
後退方向へ付勢するばね機構11、12がそれぞれ配設
され、特に、第1の圧力室9に配設されるばね機構11
は、第2のピストン5の後端面に当接するとともに、該
後端面の突出部5bに案内されるほぼ円筒状のばねリテ
ーナ17と、該リテーナ17内に挿通されその頭部16
aが該リテーナ17に係止するとともに第1のピストン
4の先端側に形成された凹部底面4bに係着するガイド
ピン16と、ばねリテーナ17とガイドピン係着部材1
8との間に縮設される戻しばね15から成っている。こ
れらばね機構11、12の各々は、非作動時、第1のピ
ストン4を、ブレーキ倍力装置の出力部が戻りきったと
きの該出力部の位置により規制される後退限に、第2の
ピストン5を、ばねリテーナ17により規制される後退
限にそれぞれ戻すとともに、これらピストン4、5をこ
の非作動位置に保持する。第1、第2のピストン4、5
が非作動位置に在るとき、第1、第2の圧力室9、10
は、第1、第2のピストン4、5の各々に設けられたリ
リーフ孔4c、5cにより第1、第2の給液室21、2
2とそれぞれ連通するように構成されている。これによ
り、ブレーキ装置のブレーキ液圧は連通孔1a、1b、
第1、第2の圧力室9、10、リリーフ孔4c、5c、
第1、第2の給液室21、22及び連通孔1c、1dを
通って液リザーバ23に開放されて、ブレーキ装置は非
作動状態に維持される。ばねリテーナの周縁部17a
に、半径方向突出部17bを成形し、スリーブ8には、
突出部17bが挿通して係合する軸方向に延びたガイド
溝20と、その後退限を若干超える位置に、該突出部1
7bを当接させる係止部20aとを成形して、第2のピ
ストン5が第2の圧力室10の液圧力によりその後退限
より大きくは後退できないように、また、第1ピストン
4が外部へ容易に抜き出すことができないように構成さ
れている。
【0021】以下、図2において説明すると、第1のピ
ストン4に、リリーフ孔4cの給液室内開口部4dのや
や後方位置に、該第1のピストン4を貫通して第1の圧
力室9に達するように設けられた細径のセイフティ孔4
eが開口されている。ここで、リリーフ孔4cの給液室
内開口部4dとセイフテイ孔4eとの間の距離は、リリ
ーフ孔4cの給液室内開口部4dがシール24と重なっ
てしまう位置に在ってもセイフティ孔4eはまだ第1の
給液室21内に存在できる程度の距離であり、また、リ
リーフ孔4cは第1の圧力室9と第1の給液室21との
間のブレーキ液の移動が瞬間的に行われ得る程度に比較
的大きな通路面積を持つのに対し、該セイフティ孔4e
は、第1の圧力室9と第1の給液室21との間のブレー
キ液の移動が数秒程度時間をかけて行われるように細径
の孔となっている。尚、シール24が圧力により第1の
圧力室側に異常な変形をするのを防止するため、シール
リテーナ28がシール24を背後から支えている。第1
のピストン4がばね機構11によりブレーキ倍力装置の
出力部の位置により規制される後退限に戻されて非作動
位置に在るとき、該セイフティ孔4eは第1の給液室2
1内に位置し、第1の圧力室9は、第1のピストン4に
設けられた該セイフティ孔4eによっても第1の給液室
21と連通するように構成されている。
【0022】以下、図3において説明すると、第2のピ
ストン5に、リリーフ孔5cの給液室内開口部5dのや
や後方位置に、該第2のピストン5を貫通して第2の圧
力室10に達するように設けられた細径のセイフティ孔
5eが開口されている。ここで、リリーフ孔5cの給液
室内開口部5dとセイフティ孔5eとの間の距離は、リ
リーフ孔5cの給液室内開口部5dがシール26と重な
ってしまう位置に在ってもセイフティ孔5eはまだ第2
の給液室22内に存在できる程度の距離であり、また、
リリーフ孔5cは第2の圧力室10と第2の給液室22
との間のブレーキ液の移動が瞬間的に行われ得る程度に
比較的大きな通路面積を持つのに対し、該セイフティ孔
5eは、第2の圧力室10と第2の給液室22との間の
ブレーキ液の移動が数秒程度時間をかけて行われるよう
に細径の孔となっている。尚、シール26が圧力により
第1の圧力室側に異常な変形をするのを防止するため、
シールリテーナ29がシール26を背後から支えてい
る。第2のピストン5がばね機構12により第1の圧力
室9内に配設されたばねリテーナ17により規制される
後退限に戻されて非作動位置に在るとき、該セイフティ
孔5eは第2の給液室22内に位置し、第2の圧力室1
0は、第2のピストン5に設けられた該セイフティ孔5
eによっても第2の給液室22と連通するように構成さ
れている。
【0023】無効ストロークを短縮すべく、初期的に、
リリーフ孔4c、5cをシール24、26に接近させ組
立てた場合、関係部品寸法に予期せず発生した経時変化
がピストン4、5の後退限を前進方向に移動させるもの
であると、ピストン4、5が正規の非作動位置に戻りき
れずにリリーフ孔4c、5cの給液室内開口部4d、5
dがシール24、26と重なって閉塞されことが起こ
る。この場合、従来のマスタシリンダにおいては、圧力
室9、10内のブレーキ液圧力は給液室21、22に流
出できずに残圧となるが、本発明のマスタシリンダにお
いては、セイフティ孔4e、5eをリリーフ孔4c、5
cの後方に位置させて設けてあるので、該セイフテイ孔
4e、5eは給液室9、10内に在る。従って走行中で
もこの残圧は該セイフテイ孔4e、5eを介して給液室
9、10内に解放する。また、該セイフティ孔4e、5
eは、無効ストロークを拡大することにならないよう
に、リリーフ孔4c、5cに比較して通路面積を極端に
少なくすべく細径の孔とした。
【0024】なお、本発明の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果たす他
の態様の手段によってもよく、また、本発明の技術は前
記構成の範囲内において種々の変更、附加が可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】従来、シール24、26とリリーフ孔4
c、5cと間の距離は、これに関係する部品の寸法ばら
つきを考慮して、ピストン4、5が正規の非作動位置に
在るときはシール24、26がリリーフ孔4c、5cを
絶対に閉塞することのない値にすることが必要で、更に
経時的な寸法変化をも配慮すると、これに余裕を附加し
なければならなかった。従って無効ストロークを短縮す
るにあたって限界があった。しかし、本発明によれば、
細径のセイフティ孔4e、5eをリリーフ孔4c、5c
の後方位置に設けたことにより、シール24、26とリ
リーフ孔4c、5cと間の距離に余裕を持たせる必要は
なくなり、その分、無効ストロークの短縮が可能とな
る。また、従来、関係部品の寸法ばらつきや経時的な寸
法変化を考慮してシール24、26とリリーフ孔4c、
5cと間の距離を設定しても、予期しないような異常な
変化が部品等に起こってシール24、26がリリーフ孔
4c、5cを閉塞してしまうことはあり得る。しかし、
本発明によれば、細径のセイフティ孔4e、5eをリリ
ーフ孔4c、5cの後方位置に設けたことにより、圧力
室9、10にブレーキ液圧力が残ることを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマスタシリンダの実施例を示す縦断面
図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】図1のB部の拡大図である。
【図4】従来のマスタシリンダを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダハウジング 2 ボデイ本体 3 キャップ 4 第1のピストン 4b 凹部底面 4c リリーフ孔 4d 給液室内開口部 4e セイフティ孔 5 第2のピストン 5c リリーフ孔 5d 給液室内開口部 5e セイフティ孔 8 スリーブ 8a シリンダ 9 第1の圧力室 10 第2の圧力室 11 ばね機構 12 ばね機構 15 戻しばね 16 ガイドピン 16a 頭部 17 ばねリテーナ 17a 周縁部 17b 半径方向突出部 20 ガイド溝 20a 係止部 21 第1の給液室 22 第2の給液室 24 シール 25 シール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダハウジングの一端にシリンダを
    開口し、該シリンダ内に嵌挿されるピストンを摺動可能
    に設け、該ピストンと前記シリンダハウジングとによっ
    て圧力室を画成するとともに、前記ピストンの外周と前
    記シリンダハウジングの間には給液室を画成し、また、
    該圧力室に前記ピストンを後退方向へ付勢するばね機構
    を配設し、前記ピストンが前記ばね機構より戻されて非
    作動位置に在るとき、前記圧力室は、前記ピストンに設
    けられたリリーフ通路により前記給液室と連通するよう
    に構成されたマスタシリンダにおいて、前記ピストンに
    は、該ピストンに設けられた前記リリーフ通路の給液室
    内開口部のやや後方位置に、該ピストンを貫通して前記
    圧力室に達する細径のセイフティ孔の開口部を設けて、
    前記ピストンが前記圧力室に配設されたばね機構により
    戻されて非作動位置に在るとき、前記ピストンに設けら
    れた該セイフティ孔によっても、前記圧力室は、前記給
    液室と連通するように構成されたことを特徴とするマス
    タシリンダ。
  2. 【請求項2】 シリンダハウジングの一端にシリンダを
    開口し、該シリンダ内に嵌挿される第1、第2のピスト
    ンを摺動可能に設け、該第1、第2のピストンと前記シ
    リンダハウジングとによって第1の圧力室を、前記第2
    のピストンと前記シリンダハウジングとによって第2の
    圧力室をそれぞれ画成するとともに、前記第1、第2の
    ピストンの外周と前記シリンダハウジングの間には第
    1、第2の給液室をそれぞれ画成し、前記第1、第2の
    圧力室内に前記第1、第2のピストンを後退方向へ付勢
    するばね機構をそれぞれ配設し、前記第1、第2のピス
    トンが前記ばね機構の各々によりそれぞれ戻されて非作
    動位置に在るとき、前記第1、第2の圧力室は、前記第
    1、第2のピストンの各々に設けられたリリーフ通路に
    より前記第1、第2の給液室とそれぞれ連通するように
    構成されたマスタシリンダにおいて、すくなくとも前記
    第1のピストンには、該第1のピストンに設けられた前
    記リリーフ通路の給液室内開口部のやや後方位置に、該
    第1のピストンを貫通して前記第1の圧力室に達する細
    径のセイフティ孔の開口部を設けて、前記第1のピスト
    ンが前記第1の圧力室に配設されたばね機構により戻さ
    れて非作動位置に在るとき、前記第1のピストンに設け
    られた該セイフティ孔によっても、前記第1の圧力室
    は、前記第1の給液室と連通するように構成されたこと
    を特徴とするマスタシリンダ。
  3. 【請求項3】 一端に開口部を有するボデイ本体と、該
    ボデイ本体の開口部に結合されるキャップと、内部にシ
    リンダが成形されるとともに、一端が該ボデイ本体内に
    嵌装されたスリーブとによってシリンダハウジングを構
    成し、前記シリンダ内に嵌挿される第1、第2のピスト
    ンを摺動可能に設け、該第1、第2のピストンと前記シ
    リンダハウジングとによって第1の圧力室を、前記第2
    のピストンと前記シリンダハウジングとによって第2の
    圧力室をそれぞれ画成するとともに、前記第1、第2の
    ピストンの外周と前記シリンダハウジングの間には第
    1、第2の給液室をそれぞれ画成し、前記1、第2の圧
    力室に前記第1、第2のピストンを後退方向へ付勢する
    ばね機構をそれぞれ配設し、前記第1、第2のピストン
    が前記ばね機構の各々によりそれぞれ戻されて非作動位
    置に在るとき、前記第1、第2の圧力室は、前記第1、
    第2のピストンの各々に設けられたリリーフ通路により
    前記第1、第2の給液室とそれぞれ連通するように構成
    されたマスタシリンダにおいて、前記第1、第2のピス
    トンには、該第1、2のピストンに設けられた前記リリ
    ーフ通路の給液室内開口部のやや後方位置に、該第1、
    第2のピストンを貫通して前記第1、2の圧力室に達す
    るように設けられた細径のセイフティ孔の開口部をそれ
    ぞれ設けて、前記第1、第2のピストンが前記ばね機構
    の各々によりそれぞれ戻されて非作動位置に在るとき、
    前記第1、第2のピストンの各々に設けられた該セイフ
    ティ孔によっても、前記第1、第2の圧力室は前記第
    1、第2の給液室とそれぞれ連通するように構成された
    ことを特徴とするマスタシリンダ。
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