JP4206927B2 - シートベルトデバイス - Google Patents

シートベルトデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP4206927B2
JP4206927B2 JP2004009050A JP2004009050A JP4206927B2 JP 4206927 B2 JP4206927 B2 JP 4206927B2 JP 2004009050 A JP2004009050 A JP 2004009050A JP 2004009050 A JP2004009050 A JP 2004009050A JP 4206927 B2 JP4206927 B2 JP 4206927B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat belt
occupant
seat
lumbar
belt device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004009050A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005199900A (ja
Inventor
達哉 駒村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2004009050A priority Critical patent/JP4206927B2/ja
Publication of JP2005199900A publication Critical patent/JP2005199900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4206927B2 publication Critical patent/JP4206927B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

本発明はシートベルトデバイスに係り、特に、自動車等の車両のシートベルトに装着され車両衝突時に妊婦を保護するシートベルトデバイスに関する。
従来、自動車等の車両のシートに装着され車両衝突時に乗員を保護するシートベルトデバイスにおいては、シートベルトにおける乗員の腹部を拘束する部位に、シートベルトデバイスをテープで着脱自在に取付けた構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平4−183655号公報
しかしながら、特許文献1では、シートベルトデバイスが正面視において乗員の腹部を直線状に横切っている。この結果、車体が急減速した場合には、シートベルトデバイスを介して、シートに着座した妊婦の子宮に衝撃荷重が作用する。また、通常使用時においても腰部シートベルトにより子宮が圧迫される。また、肥満体質の人が装着すると、腹部の圧迫感が生じる。
本発明は上記事実を考慮し、車体が急減速した場合に、シートに着座した妊婦の子宮に作用する衝撃荷重を低減でき、通常使用時においても腰部シートベルトによる子宮の圧迫を緩和できると共に、肥満体質の人が装着しても腹部の圧迫感を緩和できるシートベルトデバイスを得ることが目的である。
請求項1記載の本発明は、シートに着座した乗員の腰部を拘束する腰部シートベルトに装着されるシートベルトデバイスであって、
前記腰部シートベルトへの装着状態を正面視で見た場合にV字形状に湾曲された衝撃吸収部材と、
前記腰部シートベルトの腹部拘束部と前記衝撃吸収部材とを包み込むことで前記腰部シートベルトの腹部拘束部に前記衝撃吸収部材を装着するための表皮と、
を有し、
前記腰部シートベルトにおける前記乗員の腹部を拘束する部位の正面視形状を、V字形状に撓ませることを特徴とする。
従って、腰部シートベルトへの装着状態を正面視で見た場合にV字形状に湾曲された衝撃吸収部材と、腰部シートベルトの腹部拘束部とを表皮で包み込み、腰部シートベルトの腹部拘束部に衝撃吸収部材を装着することによって、腰部シートベルトにおける乗員の腹部を拘束する部位シートに着座した妊婦の子宮を避けたV字形状に撓ませることができる。この結果、車体が急減速した場合には、シートベルトデバイスを介して、シートに着座した妊婦の子宮を避けた部位に衝撃荷重が作用する。このため、車体が急減速した場合に、シートに着座した妊婦の子宮に作用する衝撃荷重を低減できる。また、通常使用時にも子宮の圧迫を緩和できる。更に、肥満体質の人が装着しても腹部の圧迫感を緩和できる。また、乗員の受ける面圧が小さくなると共に、乗車毎にシートベルトデバイスを腰部シートベルトに装着する手間がない。
請求項1記載の本発明は、シートに着座した乗員の腰部を拘束する腰部シートベルトに装着されるシートベルトデバイスであって、腰部シートベルトへの装着状態を正面視で見た場合にV字形状に湾曲された衝撃吸収部材と、腰部シートベルトの腹部拘束部と衝撃吸収部材とを包み込むことで腰部シートベルトの腹部拘束部に衝撃吸収部材を装着するための表皮と、を有し、腰部シートベルトにおける乗員の腹部を拘束する部位の正面視形状を、V字形状に撓ませるため、車体が急減速した場合に、シートに着座した妊婦の子宮に作用する衝撃荷重を低減でき、通常使用時にも子宮の圧迫を緩和できると共に、肥満体質の人が装着しても腹部の圧迫感を緩和できるという優れた効果を有する。また、乗員の受ける面圧が小さくなると共に、乗車毎にシートベルトデバイスを腰部シートベルトに装着する手間がないという優れた効果を有する。
本発明におけるシートベルトデバイスの一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
なお、図中矢印UPは車体上方方向を示し、図中矢印FRは車体前方方向を示し、図中矢印INは車幅内側方向を示している。
図1に示される如く、本実施形態では、フロントシート10に着座した乗員12をシートベルトとしてのシートベルトウエビング14によって拘束できるようになっている。
シートベルトウエビング14はセンタピラー16の下部に配設されたシートベルトリトラクタ18に巻き取られており、シートベルトウエビング14の先端部14Aは、ラップアウタアンカ20によって、フロア22の車幅方向外側部22Aに固定されたブラケット24に連結されている。また、シートベルトバックル26は、シートクッションラップインナアンカ28によって、フロア22の車幅方向内側部22Bに固定されたブラケット30に連結されている。
シートベルトウエビング14には、タングプレート34が配設されており、タングプレート34をシートベルトバックル26に挿入することで、シートベルトウエビング14にテンションが加わり、シートベルトウエビング14に折り返し部14Bが形成されると共に、シートベルトウエビング14によりフロントシート10に着座した乗員12を拘束できるようになっている。
なお、シートベルトウエビング14における先端部14Aから折り返し部14Bまでの部位は、乗員12の腰部を拘束する腰部シートベルト40となっている。また、腰部シートベルト40における、乗員12の太もも12A、12Bと当接する部位40A、40Bの間の部位は、乗員12の腹部を拘束する腹部拘束部40Cとなっている。
図2に示される如く、腰部シートベルト40の腹部拘束部40Cには、シートベルトデバイス44が装着されている。
図1に示される如く、腰部シートベルト40の腹部拘束部40Cは、シートベルトデバイス44が装着されることによって、正面視形状がフロントシート10に着座した乗員(妊婦)12の子宮12Cを避けたV字形状になるようになっている。
図2に示される如く、シートベルトデバイス44は、腰部シートベルト40における腹部拘束部40Cの乗員12の腹部側に配設される軟質ウレタンからなる衝撃吸収部材50と、腰部シートベルト40における腹部拘束部40Cと衝撃吸収部材50とを包み込む表皮52と、表皮52における長手方向に沿った端末52A、52Bを接合するための面ファスナー54と、で構成されている。
図1に示される如く、シートベルトデバイス44における衝撃吸収部材50は、腰部シートベルトへの装着状態を正面視で見た場合にV字形状に湾曲しており、図3に示される如く、衝撃吸収部材50と面ファスナー54は、表皮52に予め固定されている。また、表皮52を展開した状態(図3の状態)で、腰部シートベルト40における腹部拘束部40Cを衝撃吸収部材50に沿ってセットし、その後、表皮52の長手方向に沿った端末52A、52Bに配設した面ファスナー54を接合することで、腰部シートベルト40における腹部拘束部40Cにシートベルトデバイス44を装着できるようになっている。
図1に示される如く、シートベルトデバイス44は腰部シートベルト40における腹部拘束部40Cを、シート10に着座した乗員(妊婦)12の子宮12Cを避けたV字形状に撓ませるようになっており、シートベルトデバイス44におけるV字形状の下端頂部44Aが乗員12の恥骨に対向する部位に位置するようになっている。
次に本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、シートベルトデバイス44を腰部シートベルト40における腹部拘束部40Cに装着することによって、腰部シートベルト40における腹部拘束部40Cの正面視形状を、シート10に着座した乗員(妊婦)12の子宮12Cを避けたV字形状に撓ませることができる。この結果、図4に示される如く、通常の装着状態ではシートベルトデバイス44は自重により、乗員12の太もも12A、12B上に位置し、シート10に着座した乗員(妊婦)12の子宮12Cを避けた位置にある。この結果、腰部シートベルト40の腹部拘束部40Cによる、通常使用時の子宮12Cの圧迫を緩和することができる。
また、車体が急減速した場合には、図5に示される如く、乗員12の子宮12C方向にずり上がることなく、乗員12の子宮12Cを避けた下方の位置に保持されるので、シートベルトデバイス44のずり上がり及びよじれを防止できる。
このため、本実施形態では、シートベルトデバイス44を介して、シート10に着座した乗員(妊婦)12の子宮12Cを避けた部位、例えば、乗員12の恥骨等に対応した部位を含むに広い部位に衝撃荷重が作用し、面圧が小さくなる。このため、車体が急減速した場合に、シート10に着座した乗員(妊婦)12の子宮12Cに作用する衝撃荷重を低減できる。
また、本実施形態では、面ファスナー54によりシートベルトデバイス44を一旦、腰部シートベルト40に装着すれば、図6に示される如く、腰部シートベルト40を使用しない場合にも、シートベルトデバイス44が腰部シートベルト40と一体になる。この結果、使用時には、シートベルトウエビング14のタングプレート34をシートベルトバックル26に挿入するだけでシートベルトデバイス44を使用できる。このため、乗車毎にシートベルトデバイス44を腰部シートベルト40に装着する手間がない。また、降車する際に、シートベルトデバイス44を腰部シートベルト40から外す手間もない。
また、本実施形態では、シートベルトデバイス44の面ファスナー54を剥がすことで、シートベルトデバイス44を腰部シートベルト40から容易に外すことができる。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、フロントシート10に着座した乗員12が妊婦の場合について記載したが、フロントシート10に着座した乗員12が肥満体質である場合には、シートベルトデバイス44を使用することによって、腹部の圧迫感を緩和できる。
また、上記実施形態では、シートベルトデバイス44の衝撃吸収部材50を軟質ウレタンで構成したが、シートベルトデバイス44の衝撃吸収部材50は軟質ウレタンに限定されず、他の部材で構成しても良い。また、シートベルトデバイス44の表皮52の材質も限定されない。
また、上記実施形態では、シートベルトデバイス44の衝撃吸収部材50を、腰部シートベルト40における腹部拘束部40Cの乗員12の腹部側に配設したが、これに代えて、シートベルトデバイス44の衝撃吸収部材50を、腰部シートベルト40における腹部拘束部40Cの全周に配設した構成としても良い。
本発明の一実施形態に係るシートベルトデバイスが装着されたシートベルトウエビングを示す正面図である。 図1の2−2線に沿った概略断面図である。 本発明の一実施形態に係るシートベルトデバイスを示す展開図である。 本発明の一実施形態に係るシートベルトデバイスの通常使用状態を示す車体斜め前方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシートベルトデバイスの車体急減速状態を示す車体斜め前方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシートベルトデバイスを装着したシートベルトウエビングを使用していない状態を示す車体斜め前方から見た斜視図である。
符号の説明
10 フロントシート
12 乗員
12C 乗員(妊婦)の子宮
14 シートベルトウエビング(シートベルト)
26 シートベルトバックル
34 タングプレート
40 腰部シートベルト
40C 腰部シートベルトの腹部拘束部
44 シートベルトデバイス
50 衝撃吸収部材
52 表皮
54 面ファスナー

Claims (1)

  1. シートに着座した乗員の腰部を拘束する腰部シートベルトに装着されるシートベルトデバイスであって、
    前記腰部シートベルトへの装着状態を正面視で見た場合にV字形状に湾曲された衝撃吸収部材と、
    前記腰部シートベルトの腹部拘束部と前記衝撃吸収部材とを包み込むことで前記腰部シートベルトの腹部拘束部に前記衝撃吸収部材を装着するための表皮と、
    を有し、
    前記腰部シートベルトにおける前記乗員の腹部を拘束する部位の正面視形状を、V字形状に撓ませることを特徴とするシートベルトデバイス。
JP2004009050A 2004-01-16 2004-01-16 シートベルトデバイス Expired - Fee Related JP4206927B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004009050A JP4206927B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 シートベルトデバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004009050A JP4206927B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 シートベルトデバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005199900A JP2005199900A (ja) 2005-07-28
JP4206927B2 true JP4206927B2 (ja) 2009-01-14

Family

ID=34822201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004009050A Expired - Fee Related JP4206927B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 シートベルトデバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4206927B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005199900A (ja) 2005-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1968819B1 (en) A seatbelt restraint
EP2047764A2 (en) Buckle-Tongue Arrangement for Seat Belt System
JP3754015B2 (ja) 自動車用シートベルト装置
JP4458387B2 (ja) インフレータブルシートベルト装置
US5624136A (en) Safety system attached to seat belt in a motor vehicle
US7270347B1 (en) Seatbelt attachment for use by pregnant women
JP2010105544A (ja) 乗員拘束装置
KR101438201B1 (ko) 시트 일체형 안전벨트 및 이를 이용한 안전벨트 체결방법
JP4206927B2 (ja) シートベルトデバイス
KR20230011848A (ko) 차량의 안전벨트에 의한 압박을 완화하는 임산부용 완충 프로텍터
KR101330231B1 (ko) 시트벨트
JP4096882B2 (ja) シートベルト補助具
WO2002022406A1 (en) Safety belt system
KR101741813B1 (ko) 임산부를 위한 시트벨트의 보조체결장치
JP4702007B2 (ja) シートベルト装置
KR101242100B1 (ko) 높이 조절이 가능한 보호대가 결합된 안전벨트
KR102249205B1 (ko) 아동용 안전시트
JP2009269550A (ja) 車両用シートベルト装置
JP2007216872A (ja) 車両用エアベルト装置
JP2009274642A (ja) 車両用シートベルト装置
JP2023038734A (ja) シートベルト装置
JP2006273163A (ja) シートベルト装置
JP2022142268A (ja) 車両用乗員保護装置
KR200151611Y1 (ko) 자동차용 안전벨트의 설치구조
KR101114580B1 (ko) 차량용 시트벨트

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080924

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081007

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees